JP5330136B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばNAND型フラッシュメモリに係わり、多値データを記憶することが可能な半導体記憶装置に関する。
NAND型フラッシュメモリは、ロウ方向に並んだ複数のセルの全て、又は半数のセルがそれぞれビット線を介して書き込み、及び読み出し用のラッチ回路に接続される。このロウ方向に並んだ全てのセル、又は半数のセル(例えば2〜8kBのセル)に対して一括して書き込み、又は読み出し動作が行なわれる。メモリセルは、消去動作により電子が引き抜かれて閾値電圧が負とされ、書き込み動作によりメモリセル内に電子が導入されて閾値電圧が正に設定される。
NAND型フラッシュメモリの記憶容量を増大するため、1セルに2ビット以上を記憶する多値メモリが開発されている。例えば1セルに2ビットを記憶するためには、4つの閾値電圧を設定する必要があり、1セルに1ビットを記憶するメモリに比べて、1つ当たりの閾値電圧の分布を狭くする必要がある。このため、書き込み速度が遅くなると問題がある。
また、メモリセルの微細化により隣接セル間のカップリングにより、隣のセルが書き込まれると、先に書き込まれたセルの閾値電圧が変動してしまう。このため、例えば第1のメモリセルに先ず、ラフに書き込み、次いで、第1のメモリセルに隣接する第2のメモリセルにラフに書き込み、この後、第1のメモリセルの閾値電圧が本来の閾値電圧に書き込まれる。あるいは、第1のメモリセルに、先ずラフに書き込み、次いで、第1のメモリセルに隣接する第2のメモリセルにラフに書き込み、この後、第2のメモリセルに隣接する第3のメモリセル(第1のメモリセルから2つ離れたセル)にラフに書き込んだ後、第1のメモリセルに本来の閾値電圧を書き込むなどの方法が行われている。このような書き込み方法により、隣接するセル間のカップリングを抑え、1つのメモリセルに複数の閾値電圧を設定し、複数ビットの記憶が可能とされている。
しかし、上記書き込み方法は、1つのメモリセルに何度も繰り返し書き込みを行う必要があるとともに、書き込みスピードが遅いという問題がある。また、書き込み回数の増大は、メモリセルの寿命に短くする。
そこで、2ビット以上を記憶する多値メモリセルを含む多値領域(MLB)と、多値メモリより少ないビット、例えば1ビットを記憶するメモリセルの2値領域(SLB)を設ける書き込み方法が開発されている(例えば特許文献1参照)。
この書き込み方法において、外部から供給されたデータは、一旦SLBに記憶され、SLBのデータは、後に、MLBに転送されて多値データとして記憶される。SLBは高速な書き込みが可能であるため、書き込み速度の高速化が可能である。
ところで、SLBのメモリセルは頻繁に書き込まれるが、MLBのメモリセルはSLBのメモリセルに比べて書き込み回数が少ない。このため、SLBのメモリセルはMLBのメモリセルに比べて速く劣化する。メモリセルの劣化はNAND型フラッシュメモリの性能劣化を招く。したがって、NAND型フラッシュメモリの性能劣化を抑制して、高速な書き込みを実現するため、MLBの記憶容量に対するSLBの記憶容量が考慮されている。具体的には、MLBのメモリセルが1セルに2ビットを記憶し、SLBのメモリセルが1セルに1ビットを記憶し、MLBのメモリセルの書き換え回数を、例えば1k回(k=1000)。SLBのメモリセルの書き換え回数を、例えば100k回とすると、SLBのメモリセルは、MLBのメモリセルの100倍の書き換え回数があるため、SLBは、MLBの2%のブロック数であればよい。
しかし、MLBのメモリセルの書き換え回数を、1k回、SLBのメモリセルの書き換え回数を、50k回とすると、SLBは、MLBの4%必要となる。さらに、MLBのメモリセルの書き換え回数を、1k回、SLBのメモリセルの書き換え回数を、10k回とすると、SLBは、MLBの20%必要となる。このように、SLBの書き換え回数が、MLBの書き換え回数に近くなると、予め非常に大きくなSLBを必要とするという問題がある。
特開2007−305210号公報
本発明は、2ビット以上を記憶する多値メモリセルを含む多値領域と、多値メモリセルより少ないビットを記憶するメモリセルを含む領域を設けた装置において、多値メモリセルより少ないビットを記憶するメモリセルの領域の記憶容量を増大することなく、高速な書き込みが可能であるとともに、製品の寿命を延ばすことが可能な半導体記憶装置を提供しようとするものである。
本発明半導体記憶装置の第1の態様は、1セルにnビット(nは2以上の自然数)のデータを記憶する複数のメモリセルと、複数の前記メモリセルを含み複数のブロックとを有する半導体記憶装置であって、前記ブロックは、前記データ消去単位であり、前記複数のメモリセルの内、第1ブロックのメモリセルには、h(h<=n)ビットのデータが記憶され、第2ブロックのメモリセルには、i(i<h)ビットのデータが記憶され、前記第2ブロックのメモリセルの書き換え回数が規定値に達した場合、前記第2ブロックのメモリセルに書き込まず、第1ブロックのメモリセルに、iビットのデータを記憶することを特徴とする。
本発明半導体記憶装置の第2の態様は、1セルにnビット(nは2以上の自然数)のデータを記憶する複数のメモリセルと、複数の前記メモリセルを含み複数のブロックとを有する半導体記憶装置であって、前記ブロックは、前記データ消去単位であり、前記複数のメモリセルの内、第1ブロックのメモリセルには、h(h<=n)ビットのデータが記憶され、第2ブロックのメモリセルには、i(i<h)ビットのデータが記憶され、前記第2ブロックのメモリセルの書き換え回数が規定値に達した場合、前記第2ブロックのメモリセルに書き込まず、前記第1ブロックの一部のメモリセルを新たな第2ブロックとしての第3ブロックに設定し、前記第3ブロックにiビットのデータを記憶することを特徴とする。
本発明半導体記憶装置の第3の態様は、1セルにnビット(nは2以上の自然数)のデータを記憶する複数のメモリセルと、複数の前記メモリセルを含み複数のブロックとを有する半導体記憶装置であって、前記ブロックは、前記データ消去単位であり、前記複数のメモリセルの内、第1ブロックのメモリセルには、h(h<=n)ビットのデータを記憶し、第2ブロックのメモリセルには、i(i<h)ビットのデータを記憶し、前記第1ブロックは第2ブロックに書き換え毎に交換され、書き込み回数が規定値に達した場合、書き込まれないことを特徴とする。
本発明半導体記憶装置の第4の態様は、1セルにnビット(nは2以上の自然数)のデータを記憶する複数のメモリセルと、複数の前記メモリセルを含む複数のブロックから構成される第1及び第2のメモリセルアレイを有する半導体記憶装置であって、前記ブロックは、前記データ消去単位であり、前記第1又は第2のメモリセルアレイの前記複数メモリセルの内、第1ブロックのメモリセルには、h(h<=n)ビットのデータが記憶され、前記第1及び第2のメモリセルアレイの前記複数メモリセルの内、第2ブロックのメモリセルには、前記hビットのデータを記憶するためのi(i<h)ビットのデータが分けて記憶されることを特徴とする。
本発明は、2ビット以上を記憶する多値メモリセルを含む多値領域と、多値メモリセルより少ないビットを記憶するメモリセルを含む領域を設けた装置において、多値メモリセルより少ないビットを記憶するメモリセルの領域の記憶容量を増大することなく、高速な書き込みが可能であるとともに、製品の寿命を延ばすことが可能な半導体記憶装置を提供できる。
本発明の実施形態に適用される半導体記憶装置としてのNAND型フラッシュメモリを示す構成図。 図1に示すメモリセルアレイ及びビット線制御回路の構成の一例を示す回路図。 図1に示すメモリセルアレイ及びビット線制御回路の構成の他の例を示す回路図。 図4(a)はメモリセルの断面図、図4(b)は選択ゲートの断面図。 半導体記憶装置の断面図。 図5の消去、プログラム、リード時における各部の電圧を示す図。 図2、図3に示すデータ記憶回路の一部を示すものであり、センスアンプユニットを示す回路図。 図2、図3に示すデータ記憶回路の一部を示すものであり、データ制御ユニットを示す回路図。 メモリセルアレイの記憶領域を概略的に示す構成図。 図10(a)は、図9に示す2値領域SLBの閾値分布の例を示し、図10(b)は、図9に示す多値領域MLBの閾値分布の例を示す図。 図9に示す多値領域MLBの書き込み動作を示す図。 メモリセルの書き込み順序の例を示す図。 1ページの構成を示す図。 第1の実施形態の動作を説明するために示すフローチャート。 図15(a)(b)(c)は、第1の実施形態の動作を説明するために示す図。 図16(a)(b)(c)は、第2の実施形態の動作を説明するために示す図。 第3の実施形態を示す構成図。 図17の一部を取り出して示す回路図。 各実施形態に係る半導体記憶装置が適用されるアプリケーションを示す構成図。 他のアプリケーションの例を示す構成図。 他のアプリケーションの例を示す構成図。 他のアプリケーションの例を示す構成図。 他のアプリケーションの例を示す構成図。 他のアプリケーションの例を示す構成図。 他のアプリケーションの例を示す構成図。 他のアプリケーションの例を示す構成図。 他のアプリケーションの例を示す構成図。 他のアプリケーションの例を示す構成図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、メモリセルに2値(1ビット)、又は4値(2ビット)を記憶する半導体記憶装置としてのNAND型フラッシュメモリの構成を示している。
メモリセルアレイ1は、複数のビット線と複数のワード線と共通ソース線を含み、例えばEEPROMセルからなる電気的にデータを書き換え可能なメモリセルがマトリクス状に配置されている。このメモリセルアレイ1には、ビット線を制御するためのビット制御回路(ページバッファ(S/A)とも言う)2とワード線制御回路6が接続されている。
ビット線制御回路2は、ビット線を介してメモリセルアレイ1中のメモリセルのデータを読み出したり、ビット線を介してメモリセルアレイ1中のメモリセルの状態を検出したり、ビット線を介してメモリセルアレイ1中のメモリセルに書き込み制御電圧を印加してメモリセルに書き込みを行なう。ビット線制御回路2には、カラムデコーダ3、データ入出力バッファ4が接続されている。ビット線制御回路2内のデータ記憶回路はカラムデコーダ3によって選択される。データ記憶回路に読み出されたメモリセルのデータは、前記データ入出力バッファ4を介してデータ入出力端子5から外部へ出力される。データ入出力端子5は、制御部9に接続される。この制御部9は例えばマイクロコンピュータにより構成され、前記データ入出力端子5から出力されたデータを受ける。さらに、制御部9は、NAND型フラッシュメモリの動作を制御する各種コマンドCMD、アドレスADD、及びデータDTを出力する。制御部9からデータ入出力端子5に入力された書き込みデータは、データ入出力バッファ4を介して、カラムデコーダ3によって選択されたデータ記憶回路に供給され、コマンド及びアドレスは制御信号及び制御電圧発生回路7に供給される。また、制御部9は、後述するように、データ消去時に消去回数をカウントし、カウントした消去回数のデータを対応するSLBに書き込む。
ワード線制御回路6は、メモリセルアレイ1に接続されている。このワード線制御回路6は、メモリセルアレイ1中のワード線を選択し、選択されたワード線に読み出し、書き込みあるいは消去に必要な電圧を印加する。
メモリセルアレイ1、ビット線制御回路2、カラムデコーダ3、データ入出力バッファ4、及びワード線制御回路6は、制御信号及び制御電圧発生回路7に接続され、この制御信号及び制御電圧発生回路7によって制御される。制御信号及び制御電圧発生回路7は、制御信号入力端子8に接続され、制御部9から制御信号入力端子8を介して入力される制御信号ALE(アドレス・ラッチ・イネーブル)、CLE(コマンド・ラッチ・イネーブル)、WE(ライト・イネーブル)によって制御される。この制御信号及び制御電圧発生回路7は、データの書き込み時にワード線やビット線の電圧を発生するとともに、後述するように、ウェルに供給される電圧を発生する。制御信号及び制御電圧発生回路7は、例えばチャージポンプ回路のような昇圧回路を含み、プログラム電圧及びその他高電圧を生成可能とされている。
前記ビット線制御回路2、カラムデコーダ3、ワード線制御回路6、制御信号及び制御電圧発生回路7は書き込み回路、及び読み出し回路を構成している。
図2は、図1に示すメモリセルアレイ1及びビット線制御回路2の構成の一例を示している。メモリセルアレイ1には複数のNANDユニットが配置されている。1つのNANDユニットは、例えば直列接続された例えば64個のEEPROMからなるメモリセルMCと、選択ゲートS1、S2とにより構成されている。選択ゲートS2はビット線BL0eに接続され、選択ゲートS1はソース線SRCに接続されている。各ロウに配置されたメモリセルMCの制御ゲートはワード線WL0〜WL63に共通接続されている。また、選択ゲートS2はセレクト線SGDに共通接続され、選択ゲートS1はセレクト線SGSに共通接続されている。
ビット線制御回路2は複数のデータ記憶回路10を有している。各データ記憶回路10には、一対のビット線(BL0e、BL0o)、(BL1e、BL1o)…(BLie、BLio)、(BLne、BLno)が接続されている。
メモリセルアレイ1は、破線で示すように、複数のブロックを含んでいる。各ブロックは、複数のNANDユニットにより構成され、例えばこのブロック単位でデータが消去される。また、消去動作は、データ記憶回路10に接続されている2本のビット線について同時に行なわれる。
また、ビット線の1つおきに配置され、1つのワード線に接続された複数のメモリセル(破線で囲まれた範囲のメモリセル)は、1セクタを構成する。このセクタ毎にデータが書き込まれ、読み出される。すなわち、ロウ方向に配置された複数のメモリセルのうち半数のメモリセルが対応するビット線に接続される。このため、ロウ方向に配置された複数のメモリセルの半数ずつに対して書き込み又は読み出し動作が実行される。
リード動作、プログラムベリファイ動作及びプログラム動作時において、データ記憶回路10に接続されている2本のビット線(BLie、BLio)のうち外部より供給されるアドレス信号(YA0、YA1…YAi…YAn)に応じて1本のビット線が選択される。さらに、外部アドレスに応じて、1本のワード線が選択され、破線で示す、2ページが選択される。この2ページの切り替えはアドレスによって行われる。
1セルに2ビット記憶する場合は2ページであるが、1セルに1ビット記憶する場合は1ページ、1セルに3ビット記憶する場合は3ページ、1セルに4ビット記憶する場合は4ページとなる。
図3は、図1に示すメモリセルアレイ1及びビット線制御回路2の構成の他の例を示している。図2に示す構成の場合、データ記憶回路10に2本のビット線(BLie、BLio)が接続されていた。これに対して、図3に示す構成の場合、各ビット線にデータ記憶回路10が接続され、ロウ方向に配置された複数のメモリセルは、全て対応するビット線に接続される。このため、ロウ方向に配置された全てのメモリセルに対して書き込み又は読み出し動作を行うことができる。
尚、以下の説明は、図2に示す構成、及び図3に示す構成のいずれも適用することが可能であるが、図3を使用する場合について説明する。
図4(a)(b)はメモリセル及び選択トランジスタの断面図を示している。図4(a)はメモリセルを示している。基板51(後述するP型ウェル領域55)にはメモリセルのソース、ドレインとしてのn型拡散層42が形成されている。P型ウェル領域55の上にはゲート絶縁膜43を介して浮遊ゲート(FG)44が形成され、この浮遊ゲート44の上には絶縁膜45を介して制御ゲート(CG)46が形成されている。図4(b)は選択ゲートを示している。P型ウェル領域55にはソース、ドレインとしてのn型拡散層47が形成されている。P型ウェル領域55の上にはゲート絶縁膜48を介して制御ゲート49が形成されている。
図5は、NAND型フラッシュメモリの断面図を示している。例えばP型半導体基板51内には、N型ウェル領域52、53、54、P型ウェル領域56が形成されている。N型ウェル領域52内にはP型ウェル領域55が形成され、このP型ウェル領域55内にメモリセルアレイ1を構成する低電圧NチャネルトランジスタLVNTrが形成されている。さらに、前記N型ウェル領域53、P型ウェル領域56内に、データ記憶回路10を構成する低電圧PチャネルトランジスタLVPTr、低電圧NチャネルトランジスタLVNTrが形成されている。前記基板51内には、ビット線とデータ記憶回路10を接続する高電圧NチャネルトランジスタHVNTrが形成されている。また、前記N型ウェル領域54内には例えばワード線駆動回路等を構成する高電圧PチャネルトランジスタHVPTrが形成されている。図5に示すように、高電圧トランジスタHVNTr、HVPTrは、低電圧トランジスタLVNTr、LVPTrに比べて例えば厚いゲート絶縁膜を有している。
図6は、図5に示す各領域に供給される電圧の例を示している。消去、プログラム、リードにおいて、各領域に図6に示すような電圧が供給される。ここで、Veraは、データの消去時に基板に印加される電圧、Vssは接地電圧、Vddは電源電圧である。VpgmHはデータの書き込み時に、ローデコーダ内のNチャネルMOSトランジスタのゲートに印加される電圧であり、NチャネルMOSトランジスタの閾値電圧分低下せずに、ワード線の書き込み電圧Vpgmを通すための電位である。つまり、ワード線に供給される電圧Vpgm+Vth(Vth:NチャネルMOSトランジスタの閾値電圧)である。VreadHは読み出し時に、ローデコーダ内のNチャネルMOSトランジスタのゲートに印加される電圧であり、NチャネルMOSトランジスタの閾値電圧分低下せずに、Vreadを通すための電位である。つまり、ワード線に供給される電圧であり、読み出し時にVread+Vth(Vth:NチャネルMOSトランジスタの閾値電圧)である。
その他、データの書き込み時、非選択セルのワード線の供給される電圧としてVpass、データの読み出し時に非選択ワード線に供給される電圧としてVreadがある。
図7、図8は、図3に示すデータ記憶回路10の一例を示している。データ記憶回路10は、図7に示すセンスアンプユニット(SAU)10aと、図8に示すデータ制御ユニット(DCU)10bと、により構成されている。
図7において、センスアンプユニット10aは、複数のNチャネルMOSトランジスタ(以下、NMOSと称す)21〜27と、複数のPチャネルMOSトランジスタ(以下、PMOSと称す)28、29と、トランスファーゲート30、31、ラッチ回路32、及びキャパシタ33とにより構成されている。ラッチ回路32は例えばクロックドインバータ回路32a、32bにより構成されている。
NMOS21の電流通路の一端は、電源Vddが供給されるノードに接続され、他端はトランスファーゲート30、NMOS24、トランスファーゲート31を介して接地されている。NMOS24とトランスファーゲート31の接続ノードにはNMOS25の電流通路の一端が接続されている。このNMOS25の他端は、メモリセルアレイに配置されたビット線BLに接続されている。NMOS21には、NMOS22、23の直列回路が並列接続されている。
また、PMOS28の電流通路の一端は、電源Vddが供給されるノードに接続され、他端はPMOS29を介してラッチ回路32を構成するインバータ回路32aの入力端に接続されるとともに、NMOS26を介して接地されている。このインバータ回路32aと交差接続されたクロックドインバータ回路32bの入力端は、NMOS27を介してデータ制御ユニット(DCU)10bに接続されている。また、PMOS29のゲートは、NMOS22,23の接続ノードに接続され、この接続ノードにキャパシタ33の一端が接続されている。このキャパシタ33の他端にはクロック信号CLKが供給されている。
NMOS21のゲートには信号BLXが供給されている。トランスファーゲート30を構成するNMOSのゲートにはラッチ回路32を構成するインバータ回路32aの出力端の信号LATが供給され、PMOSトランジスタのゲートには、インバータ回路32aの入力端の信号INVが供給されている。NMOS24のゲートには、信号BLCが供給され、NMOS25のゲートには信号BLSが供給されている。
NMOS22のゲートには信号HLLが供給され、NMOS23のゲートには、信号XXLが供給されている。
PMOS28のゲートには信号STBが供給され、NMOS26のゲートにはリセット信号RSTが供給されている。NMOS27のゲートには信号NCOが供給されている。
上記センスアンプユニットの動作について概略的に説明する。
(書き込み動作)
メモリセルにデータを書き込む場合、先ず、信号STBがハイレベル(以下、Hレベルと記す)、リセット信号RSTが一旦Hレベルとされ、ラッチ回路32がリセットされてLATがHレベル、信号INVがローレベル(以下、Lレベルと記す)とされる。
この後、信号NCOがHレベルとされ、データ制御ユニット10bからデータが取り込まれる。このデータが書き込みを示すLレベル(“0”)である場合、信号LATがLレベル,信号INVがHレベルとなる。また、データが非書き込みを示すHレベル(“1”)である場合、ラッチ回路32のデータは変わらず、LATがHレベル、信号INVがLレベルに保持される。
次いで、信号BLX、BLC、BLSをHレベルとすると、ラッチ回路の信号LATがLレベル、信号INVがHレベル(書き込み)の場合、トランスファーゲート30がオフ、トランスファーゲート31がオンしてビット線BLはVssとなる。この状態において、ワード線がプログラム電圧Vpgmとなると、メモリセルにデータが書き込まれる。
一方、ラッチ回路32において、信号LATがHレベル、信号INVがLレベル(非書き込み)の場合、トランスファーゲート30がオン、トランスファーゲート31がオフであるため、ビット線BLはVddに充電される。このため、ワード線がVpgmとなった場合、セルのチャネルが高い電位にブーストされるため、メモリセルにデータが書き込まれない。
(読み出し動作、プログラムベリファイ読み出し動作)
メモリセルからデータを読み出す場合、先ず、セット信号RSTが一旦Hレベルとされ、ラッチ回路32がリセットされ、信号LATがHレベル、信号INVがLレベルとされる。この後、信号BLS、BLC、BLX、HLL、XXLが所定の電圧とされ、ビット線BLが充電される。これとともに、キャパシタ33のNodeがVddに充電される。ここで、メモリセルの閾値電圧が読み出しレベルより高い場合、メモリセルはオフ状態であり、ビット線はHレベルに保持される。つまり、NodeはHレベルに保持される。また、メモリセルの閾値電圧が読み出しレベルより低い場合、メモリセルはオン状態となり、ビット線BLの電荷が放電される。このため、ビット線BLはLレベルとなる。このため、NodeはLレベルとなる。
次いで、信号STBがLレベルされると、メモリセルがオンしている場合、NodeはLレベルであるため、PMOS29がオンし、ラッチ回路32の信号INVがHレベル、信号LATがLレベルとなる。一方、メモリセルがオフしている場合、ラッチ回路32の信号INVがLレベル、信号LATがHレベルに保持される。
この後、信号NCOがHレベルとされると、NMOS27がオンし、ラッチ回路32のデータがデータ制御ユニット10bへ転送される。
書き込み動作後、メモリセルの閾値電圧を検証するプログラムベリファイ動作は、上記読み出し動作とほぼ同様である。
図8は、データ制御ユニット(DCU)10bの一例を示している。
図8に示すデータ制御ユニット10bは、演算回路40と複数のデータラッチ回路ADL、BDL、XDL、及びNMOS41により構成されている。
演算回路40は、バス(以下、IBUSと記す)と、IBUSの両端に接続され、相補的に動作するトランスファーゲート42、43と、IBUSのデータをラッチするラッチ回路44、このラッチ回路44のデータに応じてデータラッチ回路ADL、BDL、XDLのレベルを設定する設定回路45とにより構成されている。
トランスファーゲート42は、相補的な信号CONDと信号CONSにより動作し、センスアンプユニットSAU10aのバス(SBUSと記す)とIBUSを接続する。トランスファーゲート43は、相補的な信号CONSと信号CONDにより動作し、IBUSとデータラッチ回路ADL、BDL、XDLが接続されたバス(以下、DBUSと記す)とを接続する。トランスファーゲート42がオンのとき、トランスファーゲート43はオフであり、トランスファーゲート42のオフのとき、トランスファーゲート43がオンである。
ラッチ回路44は、複数のPMOS46〜49と、複数のNMOS50〜56及びインバータ回路68により構成されている。PMOS46とNMOS50のゲートにはセット信号SETが供給され、PMOS48のゲートにはリセット信号RESTが供給されている。NMOS53のゲートには信号IFHが供給され、NMOS55のゲートには信号IFLが供給されている。NMOS54のゲートはインバータ回路68を介してIBUSに接続され、NMOS56のゲートはIBUSに接続されている。
設定回路45は、PMOS57〜60と、NMOS61〜64により構成されている。PMOS57のゲート及びNMOS61のゲートには、信号FAILが供給されている。この信号FAILは、ラッチ回路44の一方の出力端としてのPMOS47とNMOS51の接続ノードの信号である。PMOS59とNMOS63のゲートには、信号MTCHが供給されている。この信号MTCHは、ラッチ回路44の他方の出力端としてのPMOS49とNMOS52の接続ノードの信号である。さらに、PMOS58のゲートには信号M2HBが供給され、PMOS60のゲートには信号F2HBが供給されている。NMOS62のゲートにはF2Lが供給され、NMOS64のゲートには信号M2Lが供給されている。
データラッチ回路ADL、BDL、XDLは、同一の構成であり、ラッチ回路66と、このラッチ回路66をDBUSに接続するトランスファーゲート65と、により構成されている。各トランスファーゲート65は、信号BLCA、BLCB、BLCXにより制御されている。データラッチ回路XDLは、NMOS41を介して入出力端IOに接続される。NMOS41のゲートには信号CSLが供給されている。
データ制御ユニット10bは、前述したように、書き込みデータを保持するとともに読み出し時に、メモリセルから読み出されたデータを保持する。
データ入出力バッファ6から供給された2ビットの書き込みデータは、データラッチ回路XDLを介して、例えばデータラッチ回路ADL、BDLに1ビットずつラッチされる。
図8に示す演算回路40は、データラッチ回路ADL、BDLのデータに対してANDやOR、排他的NOR等の演算を実行することが可能である。例えばANDの場合、データラッチ回路ADL、BDLに保持されたデータがDBUS及びIBUSに出力される。この場合、データラッチ回路ADL、BDLに保持されたデータが共に“1”である場合のみ、IBUSがHレベルとなり、その他の場合、Lレベルとなる。すなわち、非書き込み時だけIBUSが“1”となり、書き込み時、IBUSが“0”となる。このデータを、SBUSを介し、図7に示すセンスアンプユニット10aに転送することで、書き込みが行われる。
図8に示す演算回路40は、複数の図7に示すセンスアンプユニット(SAU)10a及び、複数の図8に示すデータ制御ユニット(DCU)10bに対し、1つの割合で配置することも可能である。これにより、回路面積を削減することが出来る。
演算回路40の動作は種々変形可能であり、例えば1つの論理演算も種々の制御方法が適用可能であり、必要に応じて制御方法を変えることが可能である。
本NAND型フラッシュメモリは、多値メモリであるため、1セルに2ビットのデータを記憶することができる。この2ビットの切り替えはアドレス(第1ページ、第2ページ)によって行なわれる。1セルに2ビット記憶する場合、2ページであるが、1セルに3ビットを記憶する場合は、アドレス(第1ページ、第2ページ、第3ページ)によって各ビットが切り替えられる。さらに、1セルに4ビットを記憶する場合は、アドレス(第1ページ、第2ページ、第3ページ、第4ページ)によってビットが切り替えられる。
図9は、メモリセルアレイの記憶領域の構成を概略的に示している。メモリセルアレイ1は、前述したように複数のブロックを有している。本実施形態において、これらブロックは、多値ブロックMLBと、2値ブロックSLBとに定義される。MLBは、1つのメモリセルにnビット(nは2以上の自然数)を記憶する多値レベルセル(MLC)により構成され、SLBは、1つのメモリセルにkビット(k<n)を記憶する2値レベルセルにより構成される。本実施形態では、簡単のために、例えばn=2、k=1とし、MLBは4値データ(2ビット)を記憶し、SLBは、2値データ(1ビット)を記憶すると仮定する。MLB及びSLBのメモリセルアレイ1内における位置は任意である。MLB及びSLBのアドレスは、例えば図1に示すホストコントローラとしての制御部9により制御される。
また。本実施形態は、図3に示すように、ロウ方向に並んだ全てのセルを一括して書き込み読み出す場合について説明する。
図10(a)は、2値領域でのメモリセルの閾値電圧と読み出しレベルを示している。消去動作によりメモリセルのデータは、“1”の閾値電圧となり、“0”データが書き込まれることにより、“0”の閾値電圧となる。
読み出しは、データ“1”と“0”の閾値電圧の間のレベルSLC_Rが用いられる。書き込み時のベリファイレベルは、データリテンションマージンを持たせるため、読み出し時のレベルSLC_Rより若干高いレベルSLC_Vが用いられる。
図10(b)は、4値領域でのメモリセルの閾値電圧と読み出しレベルを示している。消去動作によりメモリセルのデータは“11”の閾値電圧となり、ロアーページとアッパーページの2ページのデータが書き込まれることにより、データ“01”、“00”、“10”の閾値電圧となる。読み出しは、それぞれの閾値電圧の間に対応するリードレベル“A_R”、“B_R”、“C_R”が用いられる。書き込み時のベリファイレベルは、データリテンションマージンを持たせるため、読み出し時のレベルより例えば若干高いレベルA_V、B_V、C_Vが用いられる。
図11は、4値の書き込みによるメモリセルの閾値電圧の遷移を示している。
(プログラム)
(高速書き込み領域書き込み)
外部より書き込まれるデータは、先ず、図9に示すSLB(高速書き込み領域)に2値データとして書き込まれる。すなわち、本実施形態において、1つのMLCに書き込まれるデータは、2つのSLCに2値データとして書き込まれる。SLBを構成するセルSLCは、1セルに1ビットを記憶し、MLBを構成するセルMLCは、1セルに2ビットを記憶する。このため、1つのMLCにデータを書き込むために2倍の数のSLCが必要となる。本実施形態において、SLBの数とMLBの数は、ユーザ側の必要に応じて可変できる。
図10(a)に示すように、消去状態のSLCに対して、外部からのデータが”0”の場合、書込みが行われ、外部からのデータが”1”の場合、書込みが行われず消去状態が保持される。
このようにして、書き込みデータがSLBのSLCに順次書き込まれる。SLCの書き込みは2値データの書き込みであるため、高速な書き込みが可能である。このようにSLCにデータが書き込まれた後、SLCのデータがMLBを構成するMLCに転送され、MLCに多値データとして記憶される。
(4値書き込み)
MLCでは、例えば、図11(a)(b)(c)(d)(e)に示すように、3ステップの書き込みが行われ、SLCから読み出されたデータがMLCに多値データとして書き込まれる。この例では、3ステップで書き込んでいるが、2ステップ、4ステップ等で書き込むことも可能である。例えば図12に示すセル(Cell1)が、図11(a)に示すように、消去状態から、データ“Rough”にラフに書き込まれる。この後、セル(Cell1)に隣接するセル(Cell2)にデータが書き込まれる。この隣接セル(Cell2)の書き込みに伴い、先に書き込んだCell1の閾値電圧は、図11(b)に示すように、閾値電圧が高くなるように若干広がる。この後、図11(c)に示すように、データ“a”“b”“c”にラフに書き込まれる。
この後、Cell1から2つ離れたセル(Cell3)( Cell2に燐接するセル)、及びCell1に隣接するCell2にデータが書き込まれる。このCell3及びCell2の書き込みに伴い、先に書き込んだCell1の閾値電圧は、図11(d)に示すように、閾値電圧が高くなるように若干広がる。この後、Cell1に対して、図11(e)に示すように、書き込みベリファイレベル“A_V”“B_V”“C_V”に従って、ファイン書き込みが行われ、各データ“a”“b”“c”の閾値電圧が精密に書き込まれる。このような動作が繰り返され、MLBの各セルに多値データが書き込まれる。
尚、MLBの書き込みにおいて、SLBから読み出された1ページ又は2ページ分の2値データは、図8に示すデータラッチ回路ADL、BDL、XDLのうちの1乃至2つに一旦記憶され、この後、MLBに書き込まれる。
図13は、SLB及びMLB内のページの構成の一例を示している。このページは、データとエラー訂正符号(ECC)を記憶する領域P1、及び、SLB又はMLBの書き込み/読み出し(W/E)回数を、例えば消去回数として記憶する領域P2により構成されている。この領域P2は、例えば1つのSLB又はMLBに対して1つ設定されている。この領域P2に記憶されたW/E回数は、例えば制御部9により管理されている。
図14は、制御部9によるSLBの消去動作を示している。制御部9は、SLBの消去時に、先ず、領域P2からW/E回数Nを読み出す(S1)。この読み出したW/E回数Nが規定値以下かどうかを判別する(S2)。W/E回数Nが規定値以下である場合、W/E回数をインクリメントする(S3)。この後、SLBのデータを消去する(S4)。次いで、インクリメントされたW/E回数Nを消去したSLBの領域P2に書き込む(S5)。
一方、ステップS2において、W/E回数Nが規定値に達しているものと判断された場合、そのSLBを使用禁止とし(S6)、消去状態のMLBをSLBに設定する(S7)。この後、SLBにW/E回数Nの初期値、例えば“0”が設定される(S8)。又は、MLBとして使用して使用されていた、W/E回数が分かっていた場合、この回数を引き続き使用する。このように、MLBをSLBに設定した場合において、各SLBのW/E回数Nが均等になるように、周知のレベリング動作が行われる。
上記構成において、多値領域MLBのメモリセルMLCは、1セルに2ビットを記憶し、2値領域SLBのメモリセルSLCは、1セルに1ビットを記憶し、MLBのメモリセルMLCの書き込み/読み出し(W/E)回数Nを1k(k=1000)回とし、SLBのメモリセルSLCのW/E回数Nを50k回とし、SLBの記憶容量をMLBの記憶容量の2%とした場合を仮定する。この場合、SLBのメモリセルSLCは、W/E回数Nが50k回に達すると、使用禁止とされる。この時点において、MLBは、レベリングが行われているとすると、各MLBは、500回書き換えが行われている。この後、MLBのメモリセルMLCがSLCとして使用される。MLBは、1セルの多値データの書き込みに対して、2セル分の2値データの書き込みが必要である。このため、多値データの書き込み回数は1/3になってしまう。したがって、多値データの書き換え回数は、500+500/3=667回となる。
尚、上記第1の実施形態のように、専用の2値領域SLBを設けず、初めから、多値領域MLBのメモリセルMLCをレベリングして、MLBをSLBとして使用することも可能である。この場合も、MLBの1セルに多値データを書き込む場合、SLBの2セルに2値データを書き込む必要がある。このため、多値データの書き込み回数は1/3となり、多値データの書き換え回数は、1000/3=333回となる。
上記のように、予め設定された複数個のSLBが全て使用禁止となるまで、SLBのW/E回数が規定値に達する毎にMLBがSLBに置換される。
図15(a)(b)(c)は、第1の実施形態に係る多値領域MLBと2値領域SLBの使用状態を示している。図15(a)に示すように、複数のMLBに対して、複数のSLBが設定されている。この状態において、図15(b)に示すように、SLBのW/E回数が規定値に達した場合、このSLBは無効として使用が禁止され、MLBの一部がSLBに置換される。図15(c)は、予め設定された全てのSLBが無効とされ、それに対応してMLBがSLBに置換された場合を示している。
(読出し)
多値領域MLBのメモリセルMLCに記憶されたデータは、図10(b)に示すリードレベル“A_R”、“B_R”、“C_R”を用いて読み出され、2ビットのデータとして外部に出力される。
上記第1の実施形態によれば、多値領域MLBのメモリセルMLCに多値データを書き込むために、2値領域SLBを有し、SLBのW/E回数が規定値に達した場合、そのSLBを使用禁止とし、MLBをレベリングしながらSLBとして使用している。したがって、予め設定するSLBの数を多くする必要がなく、予め設定したSLBが無くなった場合においても、MLBをSLBに置換することにより、書き込み速度の低下を防止して、半導体記憶装置の寿命を延ばすことができる。
(第2の実施形態)
図16(a)(b)(c)は、第2の実施形態に係る多値領域MLBと2値領域SLBの使用状態を示している。
第1の実施形態において、予め設定されたSLBのW/E回数が規定値に達した場合、このSLBに対して書き込みは行わず、MLBの一部をSLBとして使用し、MLBをレベリングしながらSLBとして使用している。このため、MLBをSLBとして使用するため、MLCの書き換え回数が少なくなってしまう。
これに対して、第2の実施形態は、予め設定された全てのSLBがMLBに置換された場合においても、MLCの書き換え回数が少なくならない。
すなわち、図16(a)に示すように、SLBW/E回数が順次規定値に達し、MLBがSLBに置換される。図16(b)は、元々SLBとして使用していた全てのSLBのW/E回数が順次規定値に達し、MLBがSLBに置換されていることを表している。また、図16(c)は、MLBから置換されたSLBのW/E回数が規定値に達した場合、さらに、残りのMLBの中の1つがSLBに置換される。このように、W/E回数の増加に従って、メモリ容量が減少していくが、MLCの書き換え回数は少なくならない。
また、ユーザにとっては、メモリ容量の減少に従って、メモリセルの劣化が進でいることを知ることができる。
ここで、例えば多値領域MLBのメモリセルMLCが1セルに2ビットを記憶し、2値領域SLBのメモリセルSLCが1セルに1ビットを記憶し、MLBのメモリセルMLCの書き換え回数が1k回、SLBのメモリセルSLCの書き換え回数が50k回とし、SLBの記憶容量がMLBの記憶容量の2%である場合、SLBのメモリセルSLCのW/E回数Nが50k回に達すると、このSLBは無効とされる。この時点において、MLBは、レベリングが行われているとすると、500回書き換えが行われている。ここで、MLBの一部がSLBとして使用される。多値データの書き換え回数は1k回であるが、多値データの書き換え回数は、500回以降、記憶容量が2%減少してしまう。
一方、例えば多値領域MLBのメモリセルMLCが1セルに2ビットを記憶し、2値領域SLBのメモリセルSLCが1セルに1ビットを記憶し、MLBのメモリセルMLCの書き換え回数が1k回、SLBのメモリセルSLCの書き換え回数が10k回とし、SLBの記憶容量がMLBの記憶容量の2%である場合、SLBのメモリセルSLCのW/E回数Nが10k回に達すると、このSLBは無効とされる。この時点で、MLBは、レベリングが行われているとすると、MLBは100回書き換えが行われている。ここで、MLBの一部がSLBに置換される。このため、記憶容量がさらに、2%減少してしまう。この後、さらにSLBの書き込み回数が10k回に達した場合において、MLBは、レベリングが行われているとすると、MLBは200回書き換えが行われている。ここで、MLBの一部がSLBに置換される。このため、記憶容量が4%減少してしまう。このようにして、SLBの書込み回数が、SLCの書き換え可能な回数に達する毎に、新たなMLBの一部をSLBとして使用すると、MLBは、本来の多値データが書き換え可能な回数まで、使用することが出来る。すなわち、この例では、MLCの書き換え回数が1k回まで使用できるため、半導体記憶装置の寿命を長くすることができる。
上記第2の実施形態によれば、予め設定されたSLBが無効とされた後において、SLBに置換されたMLBの書き込み回数を判断し、このSLBの書き込み回数が規定値に達した場合、このSLBを無効とし、残りのMLBの一部をさらにSLBに置換している。このため、記憶容量は減少するものの、書き込み速度の高速化を保持した状態で、半導体記憶装置の寿命を延ばすことが可能である。
尚、第1、第2の実施形態において、SLBの位置は固定する必要はない。SLB、MLBの位置をメモリセルアレイ1内の任意の位置に設定することが可能である。
(第3の実施形態)
図17は、第3の実施形態を示すものであり、図7、図8に示すページバッファとしてのデータ記憶回路10と、2値領域SLB、多値領域MLBとの関係を示している。例えば1つのセルに2ビットを記憶する複数のMLBの1ブロックに書き込むとき、例えば1つのセルに1ビットを記憶するSLBには、2ブロック分書き込まなくてはならない。SLBは1ブロック毎内の1ページ毎に書き込まなくてはならないため、SLBとMLBが同じメモリセルアレイ内にある場合、SLBへの書き込み時間が問題となる。そこで、SLBへの書き込みを高速化するため、例えば2ブロックのSLBを2つのメモリセルアレイの複数のSLBの1ブロックの内の1ページずつに書き込むことが考えられる。すなわち、第1のメモリセルアレイの複数のSLBの1ブロックにデータが書き込まれるとともに、第2のメモリセルアレイの複数のSLBの1ブロックにデータが同時に書き込まれる。次いで、第1のメモリセルアレイのSLBのデータと第2のメモリセルアレイのSLBのデータのデータが、第1のメモリセルアレイ又は、第2のメモリセルアレイ内の1つのMLBに転送される。このようにすることにより、SLBの書き込みの高速化を図ることが可能である。
しかし、第1又は、第2メモリセルアレイから読み出され、ページバッファに保持された1つのSLBのデータは、他方のメモリセルアレイのページバッファに転送する必要がある。このため、データの移動に長時間を要する。
そこで、第3の実施形態は、図17に示すように、第1のメモリセルアレイ1−1のSLBから読み出したデータを、複数ビット同時に、第2のメモリセルアレイ1−2に転送可能とする。このため、第1のメモリセルアレイ1−1のページバッファ(S/A)2−1と、第2のメモリセルアレイ1−2のページバッファ(S/A)2−2との間に、1乃至複数のデータ記憶回路毎に接続回路71を設けている。
図18は、接続回路71の一例を示している。図18において、図8と同一部分には同一符号を付している。第1のメモリセルアレイ1−1側に配置されたページバッファ(S/A)2−1は、複数のデータ記憶回路10を含み、各データ記憶回路10のDCUを構成するトランジスタ41は配線71−1に接続されている。また、第2のメモリセルアレイ1−2側に配置されたページバッファ(S/A)2−2は、複数のデータ記憶回路10を含み、各データ記憶回路10のDCUを構成するトランジスタ41は配線71−2に接続されている。
配線71−1、71−2は、説明の便宜上、それぞれ1つの配線で示し、トランジスタ71−3も、1つのトランジスタで示している。しかし、具体的には、配線71−1は、ページバッファ(S/A)2−1に含まれるトランジスタ41の数が、例えば8k個である場合、1k本の配線により構成され、各トランジスタ41は、8個おきに対応する配線に接続されている。配線71−2も、配線71−1と同様に構成され、ページバッファ(S/A)2−2に含まれるトランジスタ41の数が、例えば8k個である場合、1k本の配線により構成され、各トランジスタ41は、8個おきに対応する配線に接続されている。配線71−1と配線71−2の一端部はトランジスタ71−3を介して入出力端IOに接続されている。トランジスタ71−3も配線71−1、71−2と同数のトランジスタにより構成されている。具体的には1k個のトランジスタにより構成されている。
トランジスタ71−3のゲート電極には、信号T1が供給されている。他のメモリセルアレイの相互間にも接続回路72、73…が配置され、これら接続回路72、73…は、入出力端IOに接続されている。
上記構成において、第1のメモリセルアレイ1−1のMLBにデータを書き込む場合について説明する。この場合、先ず、例えば第1のメモリセルアレイ1−1側のSLBに、1ブロック分のデータが書き込まれ、第2のメモリセルアレイ1−2側のSLBに残りの1ブロック分のデータが書き込まれる。すなわち、信号T1がハイレベルとされ、トランジスタ71−3がオンされる。この状態において、例えば第1のメモリセルアレイ1−1側のページバッファ(S/A)2−1を構成する複数のトランジスタ41に供給される信号CSLがハイレベルとされる。このため、入出力端IOに入力された1ブロック分のデータは、第1のメモリセルアレイ1−1側のデータ記憶回路(ページバッファ(S/A)2−1)に転送される。この状態において、ページバッファ(S/A)2−1側の信号CSLがローレベルとされ、第2のメモリセルアレイ1−2側のページバッファ(S/A)2−2を構成する複数のトランジスタ41に供給される信号CSLがハイレベルとされる。このため、入出力端IOに入力された残りのデータは、第2のメモリセルアレイ1−2側のデータ記憶回路(ページバッファ(S/A)2−2)に転送される。
この後、第1のメモリセルアレイ1−1側のデータ記憶回路及び、第2のメモリセルアレイ1−2側のデータ記憶回路に転送されたデータは、第1のメモリセルアレイ1−1のSLB及び第2のメモリセルアレイ1−2のSLBに同時に書き込まれる。
このようにして、第1のメモリセルアレイ1−1のSLBに1ブロックと、第2のメモリセルアレイ1−2のSLBに1ブロック分のデータが書き込まれた後、第1のメモリセルアレイ1−1のSLBの1ページ分のデータと、第2のメモリセルアレイ1−2のSLBの1ページ分のデータが読み出され、対応する各データ記憶回路(ページバッファ(S/A)2−1と2−2)に保持される。
この後、信号T1がローレベルとされると、第1のメモリアレイ1−1のページバッファ(S/A)2−1に読み出されたデータ、又は、第2のメモリアレイ1−2のデータ記憶回路(ページバッファ(S/A)2−2)に読み出されたデータが、他方のメモリセルアレイのデータ記憶回路(ページバッファ(S/A))に転送される。
この後、第1のメモリセルアレイ1−1、又は、第2のメモリセルアレイ1−2のデータ記憶回路(ページバッファのデータ)に保持された2ページ分のSLBのデータが、第1のメモリセルアレイ1−1、又は、第2のメモリセルアレイ1−2のMLBに書き込まれる。第1、第2の実施形態に適用される構成例の場合、8k回の転送動作が必要であるが、第3の実施形態の場合、8回の転送動作で済む。また、第3の実施形態において、ページバッファ(S/A)2−1、2−2に含まれるトランジスタ41の数が、例えば8k個である場合、各トランジスタ41は、8個ずつ対応する配線に接続されるため、トランジスタ71−3の数は1k個である。しかし、例えばトランジスタ41が、80個ずつ対応する配線に接続されるとすると、トランジスタ71−3の数は100個となり、転送動作は80回となる。
上記第3の実施形態によれば、第1のメモリセルアレイ1−1と第2のメモリセルアレイ1−2の間に、第1のメモリセルアレイ1−1のページバッファ(S/A)2−1と第2のメモリセルアレイのページバッファ(S/A)2−2を接続する接続回路71を設け、この接続回路71により、SLBに書き込む2ブロック分のデータを第1のメモリセルアレイ1−1のSLB、及び第2のメモリセルアレイ1−2のSLBに1ブロック分ずつ書き込んでいる。このため、SLBの2ブロック分のデータの書き込む際、1ブロック分の書き込み完了を待たずに残りの1ブロック分の書き込みを行うことが可能である。した
がって、SLBの書き込みに要する時間を短縮することが可能である。
また、第1のメモリセルアレイ1−1のSLBに書き込まれた1ページのデータと、第2のメモリセルアレイ1−2のSLBに書き込まれた1ページのデータを同時に読み出し、接続回路71を介して、第1のメモリセルアレイ1−1のデータ記憶回路(ページバッファ(S/A))2−1又は、第2のメモリセルアレイ1−2のデータ記憶回路(ページバッファ(S/A))2−2に転送することで、片方のメモリセルアレイのメモリセルのデータ記憶回路(ページバッファ(S/A))に第1メモリセルアレイ1−1のSLBに書き込まれた1ページのデータと、第2のメモリセルアレイ1−2のSLBに書き込まれた1ページのデータを保持させ、MLBに書き込み可能としている。したがって、2つのメモリセルアレイのSLBに2ブロック分データを同時に記憶することで、SLB書込み時間を高速化することが可能である。
尚、第3の実施形態において、第1、第2のメモリセルアレイ1−1,1−2のSLBのW/E回数が規定値に達した場合、第1又は第2の実施形態と同様に、MLBがSLBに置換される。
(アプリケーションの例)
次に、上記半導体記憶装置が適用されるアプリケーションについて説明する。
図19は、半導体記憶装置が適用されるメモリカードの例を示している。図19において、メモリカード900は、上記実施形態で説明したNAND型フラッシュメモリを含む半導体記憶装置901を有している。半導体記憶装置901は、図示せぬ外部装置から所定の制御信号及びデータを受け取る。また、図示せぬ外部装置へ所定の制御信号及びデータを出力する。
すなわち、メモリカード900に搭載された半導体記憶装置901には、データ、アドレス、若しくは、コマンドを転送する信号線(DAT)、信号線DATにコマンドが転送されている事を示すコマンドラインイネーブル信号線(CLE)、信号線DATにアドレスが転送されている事を示すアドレスラインイネーブル信号線(ALE)、及び、フラッシュメモリが動作可能か否かを示すレディービジー信号線(R/B)が接続される。
図20は、別のメモリカードの例を示している。このメモリカードは、図19に示したメモリカードと異なり、フラッシュメモリ901を制御し、図示せぬ外部装置と信号を授受するコントローラ910を有している。
コントローラ910は、例えば図示せぬ外部装置から信号を入力し、若しくは、外部装置へ信号を出力するインターフェース部(I/F)911と、NAND型フラッシュメモリを含む半導体記憶装置901と信号を授受するインターフェース部912と、外部装置から入力された論理アドレスを物理アドレスに変換するなどの計算を行うマイクロプロセッサ(MPU)913と、データを一時的に記憶するバッファとしてのRAM914と、誤り訂正符合を生成する誤り訂正部(ECC)915を有している。また、メモリカード900のインターフェース部911には、コマンド信号線(CMD)、クロック信号線(CLK)、信号線(DAT)が接続されている。
尚、上記メモリカードにおいて、各種信号線の数、信号線のビット幅、及びコントローラの構成は変形可能である。また、この構成を適用してハードディスクに変わるSSD(Solid State Drive)を構成することも可能である。
図21は、別のアプリケーションを示している。図21に示すように、前述したメモリカード900は、カードホルダー920に挿入され、図示せぬ電子機器に接続される。カードホルダー920は、コントローラ910の機能の一部を有していても良い。
図22は、別のアプリケーションを示している。メモリカード900、若しくは、メモリカード900が挿入されたカードホルダー920は、接続装置1000に挿入される。接続装置1000は接続配線1100、及びインターフェース回路1200を介してボード1300に接続される。ボード1300にはCPU1400やバス1500が搭載される。
図23は、別のアプリケーションを示している。メモリカード900、若しくは、メモリカード900が挿入されたカードホルダー920が接続装置1000に挿入される。接続装置1000は接続配線1100を介して、パーソナルコンピュータ2000に接続されている。
図24、図25は、別のアプリケーションを示している。図24、図25に示すように、ICカード2100は、MCU2200を搭載している。MCU2200は、上記実施形態に従ったNAND型フラッシュメモリを含む半導体記憶装置901と、例えばROM2300、RAM2400、及びCPU2500を備えている。ICカード2100は、図24に示すように、その一表面に露出されたプレーンターミナル(plane terminal)2600を有し、プレーンターミナル2600はMCU2200に接続されている。CPU2500は、演算部2510と、半導体記憶装置901、ROM2300及びRAM2400に接続された制御部2520を備えている。
図26は、他のアプリケーションを示すものであり、例えば携帯音楽記録再生装置3000の例を示している。この携帯音楽記録再生装置3000は、例えば本体内に上記実施形態に従ったNAND型フラッシュメモリを含む半導体記憶装置901を内蔵している。さらに、上記NAND型フラッシュメモリを含むメモリカード900が装着可能とされている。
図27は、他のアプリケーションを示すものであり、例えば携帯電話等の携帯端末装置4000を示している。携帯端末装置4000は、例えば本体内に上記実施形態に従ったNAND型フラッシュメモリを含む半導体記憶装置901を内蔵している。さらに、上記NAND型フラッシュメモリを含むメモリカード900が装着可能とされている。
図28は、他のアプリケーションを示すものであり、例えばUSBメモリ5000を示している。USBメモリ5000は、例えば本体内に上記実施形態に従ったNAND型フラッシュメモリを含む半導体記憶装置901を内蔵している。
その他、本発明の要旨を変えない範囲において、種々変形実施可能なことは勿論である。
1、1−1、1−2…メモリセルアレイ、9…制御部、10…データ記憶回路、10−1、10−2…ページバッファ、SLB…2値領域、MLB…多値領域、71…接続回路。

Claims (9)

  1. 1セルにnビット(nは2以上の自然数)のデータを記憶する複数のメモリセルと、複数の前記メモリセルを含み複数のブロックとを有する半導体記憶装置であって、
    前記ブロックは、前記データ消去単位であり、
    前記複数のメモリセルの内、第1ブロックのメモリセルには、h(h<=n)ビットのデータが記憶され、第2ブロックのメモリセルには、i(i<h)ビットのデータが記憶され、前記第2ブロックのメモリセルの書き換え回数が規定値に達した場合、前記第2ブロックのメモリセルに書き込まず、第1ブロックのメモリセルに、iビットのデータを記憶することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記第1ブロックのメモリセルに、iビットのデータを記憶する領域は、前記第1ブロックの内、hビットのデータを記憶する領域が第2ブロックに置換されることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 1セルにnビット(nは2以上の自然数)のデータを記憶する複数のメモリセルと、複数の前記メモリセルを含み複数のブロックとを有する半導体記憶装置であって、
    前記ブロックは、前記データ消去単位であり、
    前記複数のメモリセルの内、第1ブロックのメモリセルには、h(h<=n)ビットのデータが記憶され、第2ブロックのメモリセルには、i(i<h)ビットのデータが記憶され、前記第2ブロックのメモリセルの書き換え回数が規定値に達した場合、前記第2ブロックのメモリセルに書き込まず、前記第1ブロックの一部のメモリセルを新たな第2ブロックとしての第3ブロックに設定し、前記第3ブロックにiビットのデータを記憶することを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 前記第1ブロックの一部に設けられた前記第3ブロックのメモリセルの書き換え回数が規定値に達した場合、前記第3ブロックのメモリセルに書き込まず、前記第3ブロックとは異なる前記第1ブロックの一部に新たな第2ブロックとしての第4ブロックを設定し、前記第4ブロックにiビットのデータを記憶することを特徴とする請求項3記載の半導体記憶装置。
  5. 1セルにnビット(nは2以上の自然数)のデータを記憶する複数のメモリセルと、複数の前記メモリセルを含み複数のブロックとを有する半導体記憶装置であって、
    前記ブロックは、前記データ消去単位であり、
    前記複数のメモリセルの内、第1ブロックのメモリセルには、h(h<=n)ビットのデータを記憶し、第ブロック内にi(i<h)ビットのデータを記憶する第2ブロックとして使用し、前記第1ブロックの1つのメモリセルに前記hビットのデータを書き込む場合、前記第2ブロックの2つのメモリセルに前記iビットのデータを書き込むことを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 1セルにnビット(nは2以上の自然数)のデータを記憶する複数のメモリセルと、複数の前記メモリセルを含む複数のブロックから構成される第1及び第2のメモリセルアレイを有する半導体記憶装置であって、
    前記ブロックは、前記データ消去単位であり、
    前記第1又は第2のメモリセルアレイの前記複数メモリセルの内、第1ブロックのメモリセルには、h(h<=n)ビットのデータが記憶され、前記第1及び第2のメモリセルアレイの前記複数メモリセルの内、第2ブロックのメモリセルには、前記hビットのデータを記憶するためのi(i<h)ビットのデータが分けて記憶されることを特徴とする半導体記憶装置。
  7. 前記第1のメモリセルアレイと第2のメモリセルアレイの間に設けられ、前記第1のメモリセルアレイのデータを第2のメモリセルアレイに転送し、又は、前記第2のメモリセルアレイのデータを第1のメモリセルアレイに転送する転送回路をさらに具備することを特徴とする請求項6記載の半導体記憶装置。
  8. 前記第1、第2のメモリセルアレイの第2ブロックは書き込み回数が規定値に達した場合、書き込まれないことを特徴とする請求項6記載の半導体記憶装置。
  9. 前記第1のメモリセルアレイの第2ブロックのメモリセルに記憶されたデータiビットのデータと、前記第2のメモリセルアレイの第2ブロックのメモリセルに記憶されたデータiビットのデータは、読み出された後、前記第1のメモリセルアレイ又は、第2のメモリセアレイの第1ブロックのメモリセルにhビットのデータとして記憶されることを特徴とする請求項6記載の半導体記憶装置。
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