JP2005214233A - 歯車機構およびそれを用いる画像形成装置 - Google Patents

歯車機構およびそれを用いる画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 2つの歯車を噛合わせる際に打痕・傷等が発生することを防止する。
【解決手段】 自身の回転中心となる第1回転軸46bに対して着脱可能に設けられた被駆動歯車35を、第1回転軸46bの軸線に沿う方向である装着方向に移動して第1回転軸46bに装着することにより、被駆動歯車35と、位置決めされた駆動歯車34とを噛合わせる歯車機構において、被駆動歯車35を上記装着方向に移動することにより被駆動歯車35と駆動歯車34との噛合わせが開始される際に、被駆動歯車35と第1回転軸46bとが上記装着方向に離間するように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置およびそれに用いられる歯車機構に関するものである。
従来から、電子写真方式の画像形成装置では、像担持体上に形成された潜像画像を現像しトナー画像を形成し、さらにそのトナー画像を搬送手段にて搬送される記録紙に転写し、そして定着することにより、記録紙上に画像を形成している。この像担持体としては、外周面に感光塗膜が形成された円筒状の感光体ドラムが一般的に使用されている。
そして、感光体ドラムは良好な画像形成を行うため定期的に交換する必要があるので、画像形成装置本体との着脱が容易なユニット構造になっている。そのため、感光体ドラムは、画像形成装置本体の回転駆動部より回転駆動力を受けることにより自身を回転させるための駆動力伝達手段を有している。
この駆動力伝達手段として、歯車、または、駆動部と被駆動部とを凹部形状と凸部形状に構成してそれぞれを係合するカップリング(継手)手段等が一般的に使用されている。
上記の駆動力伝達手段のうち歯車を用いた場合に、感光体ドラムで良好な画像を形成するためには、歯車同士の良好な噛合わせによって感光体ドラムにムラのない回転を与えることが必要であるので、たとえば特許文献1や特許文献2に記載された方法が提案されている。
しかしながら、駆動歯車と被駆動歯車とが噛合い回転するときにそれぞれの歯車の歯面が磨耗し、初期には隙間なくあるいは適正な隙間を持って噛合っていた歯車同士の噛合いにガタが生じることで、感光体ドラムに回転ムラが発生し画像品質が低下してしまう場合がある。そのため、被駆動歯車および駆動歯車のそれぞれについての回転軸同士の間隔を狭めることにより、回転軸の弾性を利用して、歯面に多少の磨耗が生じても噛合い隙間を少なく保つ方法がある。
つまり、図11に示すように、感光体ドラム100の内周に被駆動歯車110が圧入されており、該被駆動歯車110は回転軸120を中心として回転しているとする。また、被駆動歯車110は、該歯車と噛合い回転軸210を中心として回転する駆動歯車200により回転されているとする。なお、感光体ドラム100は、感光体ドラム100の表面に残留したトナーを掻き取るクリーニングブレード300により回転軸120の方へ付勢されている。
図11に示すように感光体ドラム100およびその周辺の部材が構成されている場合において、駆動歯車200および被駆動歯車110のそれぞれについての回転軸120・210同士の間隔を狭めるためには、たとえば、図12に示すように回転軸210を回転軸120の方へ傾ける構成を採用することができる。なお、図12においては、理解を容易にするため、感光体ドラム100等の記載は省略している。
特開2000−147948号公報(2000年5月26日公開) 特開平2−262668号公報(1990年10月25日公開)
しかしながら、上述のように一方の歯車の回転軸を、他方の歯車の回転軸の方へ傾けた場合に、不注意に感光体ドラムを画像形成装置本体に装着すると、駆動歯車に被駆動歯車を激しく衝突させてしまうことがある。このような衝突が発生すると、歯面に打痕・傷が傷付いたり、歯面が変形したりして、歯車同士の噛合わせ状態が悪化し余計に感光体ドラムの回転ムラが助長されてしまうという問題が発生する。
つまり、図13に示すように、感光体ドラム100および被駆動歯車110が未だ画像形成装置本体に装着されていない状態から、図14に示すように、同図中矢印Aで示す方向へ感光体ドラム100を移動して、徐々に被駆動歯車110を回転軸120に装着していくとする。
この場合において、上述したように、回転軸210は回転軸120の方へ傾くように設けられている。つまり、図12に示すように、これら2つの回転軸は、根元付近の鉛直方向の距離(a)に比べて、先端付近の鉛直方向の距離(b)が小さくなるように設定されている(b<a)。したがって、図14に示すように、被駆動歯車110が、該歯車と駆動歯車200との噛合わせが開始される位置付近にある場合に、これら2つの歯車110・200は、図15に示すような正常な状態で噛合わず、図16に示すように互いの歯先がぶつかってしまう可能性が高い。このように両歯車の歯先同士がぶつかってしまうことにより、上述したように、歯面に打痕・傷が傷付いたり、歯面が変形したりするのである。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、2つの歯車を噛合わせる際に打痕・傷等が発生することが防止されている歯車機構およびそれを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の歯車機構は、上記従来の課題を解決するために、自身の回転中心となる第1回転軸に対して着脱可能に設けられた第1歯車を、該第1回転軸の軸線に沿う方向である装着方向に移動して該第1回転軸に装着することにより、該第1歯車と、位置決めされた第2歯車とを噛合わせる歯車機構において、上記第1歯車を上記装着方向に移動することにより上記第1歯車と上記第2歯車との噛合わせが開始される際に、上記第1歯車と上記第1回転軸とが上記装着方向に離間するように設定されていることを特徴としている。
上記構成によれば、第1回転軸に第1歯車を装着すべく第1歯車を装着方向に移動し、第1歯車と第2歯車との噛合わせが開始する際、第1歯車と第1回転軸とが装着方向に離間するように設定されているので、第1歯車は自身の第1回転軸に完全に装着されていない。したがって、第1歯車と第2歯車との噛合わせが開始された後に、第1歯車が第1回転軸に完全に装着され該歯車の位置決めが完了する。
これにより、これら2つの歯車の噛合わせが開始してから、第1歯車を装着方向に移動し第1歯車が第1回転軸に完全に位置決めされるまでの過程において、第2歯車の歯先に沿って第1歯車の歯先が移動していくので、第1歯車が自然に回転してスムーズにこれら2つの歯車を噛合わせることができる。
つまり、このように第1歯車と第2歯車とをスムーズに噛合わせることができる結果、これら2つの歯車のそれぞれの歯先が互いに激しく衝突し合うことを防止することができる。その結果、これら2つの歯車の歯先に打痕・傷が付いたり、該歯先が変形したりすることを防止できるという効果が奏される。
さらに、上記構成の歯車機構は、本体装置および該本体装置に対して着脱可能に設けられたユニットに用いられるものであり、上記第1歯車が、上記ユニットに設けられており、上記第2歯車が、上記本体装置に設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、第1歯車と第2歯車とが噛合った状態において本体装置側の第2歯車を回転させることにより、ユニット側の第1歯車を回転させ、ユニットの各部品を動作させることができる。ここで、ユニットを本体装置に装着する際、第1歯車と第2歯車とが激しく衝突し合うと、上述のように、これら2つの歯車に歯先に打痕が付いたりする。このように歯先に打痕が付くと、第1歯車が回転不良を起こし、第1歯車により動作されるユニット部品の動作不良を招来する可能性がある。
しかしながら、本発明では、第1歯車と第2歯車との噛合わせが開始される際に、第1歯車と第1回転軸とが装着方向に離間するように設定されていることにより、2つの歯車の噛合わせが開始してから、第1歯車が第1回転軸に完全に装着されるまでの過程において、第1歯車が自然に回転してスムーズにこれら2つの歯車を噛合わせることができる。したがって、上述した歯車同士の衝突により、歯先に打痕等が付着することを防止することができる。よって、第1歯車の回転不良およびユニット部品の動作不良を未然に防止することができるというさらなる効果が奏される。
さらに、上記構成の歯車機構においては、上記第1回転軸における上記第1歯車を装着する側の端部が、テーパ加工されていることが好ましい。上記構成によれば、第1回転軸がテーパ加工されているので、第1歯車をスムーズに回転軸に装着することができる。これにより、第1歯車と第2歯車との衝突をより効果的に防止することができ、これら2つの歯車の歯先に打痕等が付着することをより効果的に防止することができるというさらなる効果が奏される。
さらに、上記構成の歯車機構においては、上記第2歯車の回転中心となる第2回転軸と上記第1回転軸との距離は、上記第1歯車を装着する手前側の距離が、上記第1歯車を装着する奥側の距離よりも狭くなるように設定されていることが好ましい。
上記構成によれば、第1回転軸と第2回転軸との距離を狭くすることで、第1歯車と第2歯車とを噛合わせたときの噛合い隙間をなくし、これら2つの歯車を互いに噛合わせる方向へ初期応力を発生させることができる。したがって、両歯車に動力が伝達された時に発生する圧力により、両歯車の回転軸同士の間隔が広くなることを防止し、バックラッシュが0の状態で両歯車を互いに噛合せ、長期間に亘って両歯車の回転ムラを低減することができるというさらなる効果が奏される。
さらに、上記構成の歯車機構においては、上記第1回転軸および上記第2回転軸のいずれか一方が、他方の回転軸に向かって倒れるように設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、一方の回転軸を他方の回転軸に向かって倒すという簡易な構成により、両方の歯車の回転軸同士の距離を狭くすることができる。したがって、簡易な構成により両歯車の噛合い隙間をなくすことができ、長期間に亘って両歯車をムラなく回転させることができるというさらなる効果が奏される。
さらに、上記構成の歯車機構においては、上記第1歯車と上記第2歯車との噛合わせが開始される際に、上記第1歯車の中心軸線と上記第2歯車の中心軸線との距離が、これら2つの歯車のそれぞれについての歯先円の半径を合計した値以下に設定されていることが好ましい。
上記構成によれば、第1歯車と第2歯車との噛合わせが開始される際に、これら2つの歯車のそれぞれの歯先を互いにわずかに接触させることができる。したがって、両歯車同士の激しい衝突をより効果的に防止し、これら2つの歯車の歯先に打痕・傷が付いたり、該歯先が変形したりすることをより効果的に防止できるというさらなる効果が奏される。
さらに、上記第1歯車および上記第2歯車のいずれか一方の歯先は、他方の歯車と向き合う側の端面が面取り加工されていることが好ましい。
上記構成によれば、第1歯車を第1回転軸に装着しようとして第1歯車と第2歯車との歯先が衝突した場合、面取りされた端面に沿って両歯車が自然に回転し、2つの歯車を自然に噛合わせることができる。したがって、これら2つの歯車の歯先に打痕等が付くことをより効果的に防止することができるというさらなる効果が奏される。
また、本発明の画像形成装置は、本発明の歯車機構を用いるとともに電子写真方式を採用するものであり、上記ユニットが、上記画像形成装置に用いられる像担持体を含むものであり、上記第1歯車が、上記像担持体を回転させるものであることを特徴としている。
上記構成によれば、第1歯車と第2歯車とをスムーズに噛合わせることができる歯車機構を用いているので、画像形成装置に対してユニットを装着する際、これら2つの歯車同士が衝突し合うことにより、歯先に打痕等が付着することを防止することができる。
したがって、第1歯車の回転不良を未然に防止し像担持体をムラなく回転させることができ、良好な画質にて画像形成を行い得る画像形成装置を提供することができるという効果が奏される。
さらに、上記ユニットは、上記像担持体の表面に残留したトナーを掻き取るクリーニングブレードを、上記像担持体に対して上記第2歯車が配置されている側と同じ側に備えていることが好ましい。
上記構成によれば、クリーニングブレードおよび第2歯車が上記像担持体に対して同じ側に設けられているので、クリーニングブレードは、第1歯車と第2歯車とを離間させる方向に像担持体を付勢する。これにより、第1歯車の歯先と第2歯車の歯先とを互いにわずかに接触させることができるので、これら2つの歯車の激しい衝突をより効果的に防止できる。したがって、良好な画質にて画像形成を行い得る画像形成装置をより確実に提供することができるというさらなる効果が奏される。
本発明の歯車機構は、以上のように、第1歯車を装着方向に移動することにより第1歯車と第2歯車との噛合わせが開始される際に、第1歯車と第1回転軸とが装着方向に離間するように設定されているので、第1歯車と第2歯車との噛合わせが開始された後に、第1歯車を第1回転軸に完全に装着して該歯車の位置決めを完了させることができる。
これにより、第1歯車と第2歯車とをスムーズに噛合わせることができ、これら2つの歯車のそれぞれの歯先が互いに激しく衝突し合うことを防止することができる。したがって、これら2つの歯車の歯先に打痕・傷が付いたり、該歯先が変形したりすることを防止できるという効果を奏する。
図2に本発明の一実施形態に係るデジタル複写機(本体装置、画像形成装置)1の概略構成を示す。図2に示すように、デジタル複写機1の上面に設けられ、透明ガラスからなる原稿台2の上には、自動原稿搬送装置3が備えられている。なお、自動原稿搬送装置3は、原稿セットトレイ上にセットされた複数枚の記録紙を1枚ずつ自動的に原稿台2へ搬送する装置である。
原稿読取り部4は、原稿台2の下部に配置され、原稿台2上に載置された原稿の画像を走査して読取るものであり、第1の走査ユニット5と、第2の走査ユニット6と、光学レンズ7と、光電変換素子であるCCDラインセンサ8とを有している。
第1の走査ユニット5は、原稿面上を露光する露光ランプユニット9と、原稿からの反射光像を所定の方向に反射させる第1ミラー10とから構成されている。第2の走査ユニット6は、第1ミラー10から反射されてくる原稿からの反射光を、光電変換素子であるCCDラインセンサ8に導く第2ミラー11と第3ミラー12とから構成されている。光学レンズ7は、原稿からの反射光をCCDラインセンサ8上に結像させるものである。
また、原稿読取り部4は、自動原稿搬送装置3との関連した動作により、自動原稿搬送装置3にて自動搬送される原稿の画像を、所定の露光位置にて読取るようになっている。この原稿読取り部4にて読取られた原稿画像は、画像データとして図示しない画像データ入力部へと送られる。画像データ入力部へと送られた画像データは、所定の画像処理が施された後、画像処理部のメモリに一旦記憶され、出力指示に応じてメモリ内から読出されて画像形成部13における光書込み装置であるレーザ書込みユニット14に転送される。
レーザ書込みユニット14は、メモリから読出した画像データ、または外部の装置から転送されてきた画像データに応じて、レーザ光を出射する半導体レーザ光源と、該レーザ光を等角速度にて偏向するポリゴンミラーと、偏向されたレーザ光が感光体ドラム(像担持体)15上において等角速度で偏向されるように補正するf−θレンズとから構成されている。なお、本実施形態では、書込み装置としてレーザ書込みユニット14を用いているが、LED(Light Emitting Diode)やEL(electroluminescence)等の発光素子アレイを用いた固体走査型の光書込みヘッドユニットを用いてもよい。
画像形成部13は、その他、感光体ドラム15を所定の電位に帯電させる帯電器16と、感光体ドラム15上に形成された静電潜像にトナーを供給して顕像化する現像器17と、感光体ドラム15の表面に形成されたトナー像を記録紙に転写する転写器18と、余分なトナーを回収するクリーニング器19と、除電器20とを、感光体ドラム15の周囲に備えている。画像形成部13で画像が転写された記録紙は、その後、定着ユニット21に送られ画像が定着される。
画像形成部13の排出側には、定着ユニット21の他に、記録紙の裏面に再度画像を形成するために記録紙の前後を反転させるスイッチバック路22と、画像が形成された記録紙に対してステープル処理等を行うとともに昇降トレイ23を有する後処理装置24とを備えている。定着ユニット21にてトナー像が定着された記録紙は、必要に応じてスイッチバック路22を経て排紙ローラ25にて後処理装置24へと導かれ、ここで所定の後処理が施された後に排出される。
給紙部26は、画像形成部13の下方に配設されており、本体に備えられた手差トレイ27と、両面印刷ユニット28と、記録紙トレイ29と、多段給紙部30に備えられた記録紙トレイ31・32とから構成されている。また、給紙部26は、これらのトレイ27・29・31・32から転写器18が配置された転写位置へと記録紙を搬送する搬送手段33を備えている。
また、両面印刷ユニット28は、記録紙を反転させるスイッチバック路22に通じており、記録紙の両面に画像形成を行う時に用いられる。なお、両面印刷ユニット28は通常の記録紙カセットと交換可能な構成となっており、両面印刷ユニット28を通常の記録紙カセットに置き換えた構成とすることも可能となっている。
上記構成のデジタル複写機1において、感光体ドラム15は、該感光体ドラム15に設けられる被駆動歯車(図示せず)と噛合う駆動歯車(第2歯車)34により回転される。本実施の形態のデジタル複写機1は、この駆動歯車34および被駆動歯車に係る構成に特徴があるので、以下にこの特徴的な構成をより具体的に説明する。
図3に示すように、感光体ドラム15を回転するための構成として、フランジ36と、第1ドラム回転部材37と、第2ドラム回転部材38とが、感光体ドラム15の周辺に設けられている。
フランジ36は、駆動歯車34と噛合う被駆動歯車(第1歯車)35がその外周に形成されているとともに、アルミニューム製の感光体ドラム15の内周に圧入される圧入部39が、その端部に形成されている。さらに、フランジ36には、被駆動歯車35を回転軸に取り付けるための取付孔51が穿設されている。そして、駆動歯車34の回転に対応してフランジ36における被駆動歯車35が回転することにより、感光体ドラム15が回転するようになっている。なお、フランジ36は、PC(ポリカーボネート樹脂)により形成されている。
また、第1ドラム回転部材37は、POM(ポリアセタール樹脂)製のものであり、感光体ドラム15側の外周に駆動歯車34が形成されているとともに、感光体ドラム15と反対側の外周に歯車40が形成されている。さらに、第1ドラム回転部材37は、SUS製の第2回転軸41を中心として回転される。なお、第2回転軸41には、段差部42および位置決めプレート43が形成されており、第1ドラム回転部材37は、段差部42と位置決めプレート43との間に挟持されることにより、第2回転軸41の軸方向へ移動しないように位置決めされている。
また、第2ドラム回転部材38は、第1ドラム回転部材37の歯車40と噛合う歯車44が感光体ドラム15側の外周に形成されているとともに、感光体ドラム15と反対側の外周に歯車45が形成されている。歯車45は、デジタル複写機1に設けられる図示しないモータ等の駆動装置によって回転されるものである。
また、フランジ36および第2ドラム回転部材38は、SUS製の第4回転軸46を中心として回転される。すなわち、第4回転軸46は、第2ドラム回転部材38の回転軸となる第3回転軸46aと、フランジ36の回転軸となる第1回転軸46bとが、中心軸が共通化されるように一体成型されたものである。なお、第3回転軸46aと第1回転軸46bとは必ずしも一体成型されている必要は無く、別個に形成されていてもよい。
さらに、第1回転軸46bの先端側、すなわち該軸と第3回転軸46aとが接する側と反対側には、被駆動歯車35を第1回転軸46bにスムーズに挿入するための位置決めガイド46cが形成されている。この位置決めガイド46cの構成については後述する。
また、第2回転軸41と第4回転軸46とは、従来技術の欄において説明した図12のように構成されていてもよい。つまり、第2回転軸41および第4回転軸46に関し、根元付近の鉛直方向の距離に比べて、先端付近の鉛直方向の距離が小さくなるように設定することにより、第2回転軸41が第4回転軸46の方へ傾くように構成してもよい。これにより、被駆動歯車35および駆動歯車34のそれぞれについての回転軸同士の間隔を狭めることができるので、これら2つの回転軸の弾性を利用して、これら2つの歯車の歯面に多少の磨耗が生じても、両歯車の噛合い隙間を少なく保つことが可能となる。
なお、「根元付近の鉛直方向の距離」とは、フレーム48に対する取付位置における第2回転軸41の中心と、フレーム48に対する取付位置における第4回転軸46の中心との間に形成される鉛直方向の距離である。また、「先端付近の鉛直方向の距離」とは、第2回転軸41の先端位置における第2回転軸41の中心と、第4回転軸46の先端位置における第4回転軸46の中心との間に形成される鉛直方向の距離である。
さらに、感光体ドラム15の外径が約30mmで歯車のモジュールが0.7である場合には、上記根元付近の鉛直方向の距離a(図12参照)と、先端付近の鉛直方向の距離b(図12参照)との差(a−b)が、約0.4mmに設定されていることが好ましいが、必ずしもこの値に限定されるものではない。
また、フランジ36および感光体ドラム15を保護するためのハウジング47の取付孔47aが、第3回転軸46aの外周に圧入されている。さらに、感光体ドラム15は、クリーニング器19に設けられるクリーニングブレード19aにより第1回転軸46bの方へ付勢されている。
さらに、第2回転軸41および第4回転軸46は、デジタル複写機1のフレーム48に支持されている。なお、これらの回転軸41・46は、必ずしもフレーム48により支持されている必要は無い。すなわち、第4回転軸46における第1回転軸46bを第3回転軸46aと別個に構成するとともに、デジタル複写機1に対して着脱自在に設けられる感光体ドラムユニット(図示せず)に第1回転軸46bを設けてもよい。そして、感光体ドラムユニットに設けられた第1回転軸46bが、デジタル複写機1の所定位置に挿入されるように構成してもよい。なお、感光体ドラムユニットとは、感光体ドラムおよび感光体ドラムの周辺部品をユニットとして構成することにより、デジタル複写機1に対して感光体ドラムを交換可能とするためのものである。
このような構成によれば、歯車45の回転に伴い、第2ドラム回転部材38も回転する。そして、第2ドラム回転部材38の回転が歯車40・44を介して第1ドラム回転部材37に伝達され、第1ドラム回転部材37の回転が歯車34・35を介してフランジ36に伝達される結果、感光体ドラム15が回転される。
そして、本実施の形態のデジタル複写機1に関して特徴的であるのは、駆動歯車34と被駆動歯車35との噛合いが開始された後に、被駆動歯車35の位置決めが完了する点である。つまり、図1に示すように、駆動歯車34との噛合わせが開始する位置に被駆動歯車35がある場合に、第1回転軸46bの先端部の周縁50と、フランジ36に形成された取付孔51の挿入側の周縁51aとが、第1回転軸46bの軸線方向に離間するように設けられている点に特徴がある。
なお、「第1回転軸46bの先端部の周縁」とは、第1回転軸46bに対して被駆動歯車35を装着する側にある第1回転軸46bの端部の周縁を意味している。また、「第1回転軸46bの先端部の周縁」は、第1回転軸46bと位置決めガイド46cとの継ぎ目により形成される縁ということもできる。さらに、「取付孔51の挿入側の周縁」とは、取付孔51において第1回転軸46bを挿入する側にある端部の周縁を意味している。
上記のように構成することにより、以下の利点が得られる。すなわち、図4に示すように感光体ドラム15、フランジ36、およびハウジング47が未だデジタル複写機1に装着されていない状態から、感光体ドラム15等を同図中矢印Bで示す方向に移動させることにより、図1に示すように、駆動歯車34と被駆動歯車35との噛合いが開始する。なお、感光体ドラム15、フランジ36、およびハウジング47を矢印Bで示す方向に移動することは、これらの部材が含まれた感光体ドラムユニットをガイドレール52(図2参照)に沿ってスライドさせることにより実現されている。
そして、駆動歯車34と被駆動歯車35との噛合わせが開始する際、これら2つの歯車の歯先は相互に接触しあう(図5参照)。そして、さらに感光体ドラムユニットを図中矢印Bの方向へ移動させていくと、駆動歯車34の歯先に沿って被駆動歯車35の歯先が移動していくので、図3に示すように被駆動歯車35の位置決めが完了するまでの間、被駆動歯車35が自然に回転してスムーズにこれら2つの歯車を噛合わせることができる。
つまり、このように駆動歯車34と被駆動歯車35とをスムーズに噛合わせることができる結果、これら2つの歯車のそれぞれの歯先が互いに激しく衝突し合うことを防止することができる。その結果、本実施形態のデジタル複写機1は、これら2つの歯車の歯先に打痕・傷が付いたり、該歯先が変形したりすることにより感光体ドラム15の回転にムラが発生することが防止されているという利点がある。
さらに、駆動歯車34の歯先と被駆動歯車35の歯先との激しい衝突をより効果的に防止するためには、これら2つの歯車の噛合わせが開始する際、両歯車の歯先同士がわずかに接触していることが好ましい。このためには、たとえば、駆動歯車34および被駆動歯車35のそれぞれについての歯先円の半径を合計した値をD、被駆動歯車35の回転中心となる軸線と第2回転軸41の軸線との距離をL、第1回転軸46bの軸線と第2回転軸41の軸線との距離をaとした場合、D≧L>aが満たされていることが好ましい。なお、値Lは、被駆動歯車35が駆動歯車34との噛合わせが開始される位置にある場合に算出されるものであり、値aは、第2回転軸41および第4回転軸46のそれぞれとフレーム48との取付位置において算出される値である。
さらに、上述したように、感光体ドラム15は、クリーニングブレード19aにより第1回転軸46bの方へ付勢されている。このようにクリーニングブレード19aが感光体ドラム15を付勢する方向は、駆動歯車34と被駆動歯車35とを離間させる方向に一致している。したがって、感光体ドラム15をクリーニングブレード19aにより付勢することにより、被駆動歯車35と駆動歯車34との噛合わせが開始される際に、これら2つの歯車のそれぞれの歯先が互いにわずかに接触するように構成されているともいえる。
さらに、被駆動歯車35をスムーズに第1回転軸46bに装着することによっても、歯車34・35同士の激しい衝突を効果的に防止することができる。上記記載において詳述しなかった位置決めガイド46cは、被駆動歯車35をスムーズに第1回転軸46bに装着するために設けられるものである。
つまり、位置決めガイド46cは、第1回転軸46bの中心軸に沿って第1回転軸46bに近づくにつれて、その半径が第1回転軸46bのものと一致するようなテーパ形状に形成されている。これにより、被駆動歯車35を第1回転軸46bに装着する際には、位置決めガイド46cの側壁に沿って被駆動歯車35が移動するので、被駆動歯車35をスムーズに第1回転軸46bに装着することができる。
なお、位置決めガイド46cは、図3に示したようなテーパ形状に限定されるものではない。すなわち、図6に示すように、位置決めガイド46cを、傾斜部46dと、延長部46eと、案内部46fとを備えている構成としてもよい。
ここで、傾斜部46dは、第1回転軸46bの中心軸に沿って第1回転軸46bに近づくにつれてその半径が第1回転軸46bのものと一致するように形成される。また、延長部46eは、円柱状の部材であり、その円柱の半径は、傾斜部46dと第1回転軸46bとが接する側と反対側における傾斜部46dの端面と同一の半径にて形成される。また、案内部46fは、テーパ形状の部材であり、その底面の半径が延長部46eの半径と同一となるように形成される。
図6に示すように、位置決めガイド46cを傾斜部46d、延長部46e、および案内部46fとからなるように構成することにより、以下の利点が得られる。すなわち、図7に示すように、被駆動歯車35と駆動歯車34との噛合わせが開始されていない状態から、図8に示すように両歯車の噛合わせが開始される状態まで被駆動歯車35を移動させる過程において、案内部46f、延長部46e、および傾斜部46dの側面に沿わせて滑らかに被駆動歯車35を移動させることができる。これにより、被駆動歯車35をよりスムーズに第1回転軸46bに装着することが可能となる。
また、本実施の形態のデジタル複写機1では、ガイドレール52(図2参照)に沿って感光体ドラムユニットをスライドして感光体ドラム15や被駆動歯車35を移動するというように、移動精度の観点から見るとラフに感光体ドラム15を移動する構成を採用している。したがって、ユーザが不注意に感光体ドラムユニットを移動することにより、図9に示すように被駆動歯車35の歯先が駆動歯車34の歯先に衝突する可能性が全く無い訳ではない。
そこで、図10に示すように、駆動歯車34および被駆動歯車35の歯先の端面には、面取り加工34a(35a)が施されている。なお、このように面取り加工を施す端面は、被駆動歯車35を第1回転軸46bに装着しようとする際に、駆動歯車34および被駆動歯車35が他方の歯車と向き合う側の端面である。このように駆動歯車34および被駆動歯車35に面取り加工を施すことにより、両歯車の歯先同士が互いに衝突した場合においても、面取りされた端面に沿って両歯車が自然に回転するので、2つの歯車を自然に噛合わせることができる。なお、駆動歯車34および被駆動歯車35の両方に上述のような面取り加工を施す必要はなく、いずれか一方の歯車にだけ面取り加工を施してもよい。
本実施の形態のデジタル複写機1では、以上のように、自身の回転中心となる第1回転軸46bに対して着脱可能に設けられた被駆動歯車35を、第1回転軸46bの軸線に沿う方向である装着方向に移動して第1回転軸46bに装着することにより、被駆動歯車35と、位置決めされた駆動歯車34とを噛合わせる歯車機構を用いており、被駆動歯車35を上記装着方向に移動することにより被駆動歯車35と駆動歯車34との噛合わせが開始される際に、被駆動歯車35と第1回転軸46bとが上記装着方向に離間するように設定されている。
上記構成によれば、第1回転軸46bに被駆動歯車35を装着すべく被駆動歯車35を装着方向に移動し、被駆動歯車35と駆動歯車34との噛合わせが開始する際、被駆動歯車35と第1回転軸46bとが装着方向に離間するように設定されているので、被駆動歯車35は第1回転軸46bに完全に装着されていない。したがって、被駆動歯車35と駆動歯車34との噛合わせが開始された後に、被駆動歯車35が第1回転軸46bに完全に装着され該歯車の位置決めが完了する。
これにより、これら2つの歯車の噛合わせが開始してから、被駆動歯車35が第1回転軸46bに完全に装着されるまでの過程において、駆動歯車34の歯先に沿って被駆動歯車35の歯先が移動していくので、被駆動歯車35が自然に回転してスムーズにこれら2つの歯車を噛合わせることができる。
つまり、このように駆動歯車34と被駆動歯車35とをスムーズに噛合わせることができる結果、これら2つの歯車のそれぞれの歯先が互いに激しく衝突し合うことを防止することができる。その結果、これら2つの歯車の歯先に打痕・傷が付いたり、該歯先が変形したりすることを防止できる。さらに、被駆動歯車35の回転不良を未然に防止し感光体ドラム15をムラなく回転させることができ、良好な画質にて画像形成を行うことができる。
さらに、上記構成の歯車機構は、デジタル複写機1に対して着脱可能に設けられた感光体ドラムユニットに用いられるものであり、被駆動歯車35が、感光体ドラムユニットに設けられており、駆動歯車34が、デジタル複写機1に設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、被駆動歯車35と駆動歯車34とが噛合った状態において駆動歯車34を回転させることにより、被駆動歯車35を回転させ、ユニットの各部品を動作させることができる。ここで、ユニットをデジタル複写機1に装着する際、駆動歯車34と被駆動歯車35とが激しく衝突し合うと、これら2つの歯車に歯先に打痕が付いたりする。このように歯先に打痕が付くと、被駆動歯車35が回転不良を起こし、被駆動歯車35により動作されるユニット部品の動作不良を招来する可能性がある。
しかしながら、本実施形態では、被駆動歯車35と駆動歯車34との噛合わせが開始される際に、被駆動歯車35と第1回転軸46bとが装着方向に離間するように設定されていることにより、2つの歯車の噛合わせが開始してから、被駆動歯車35が第1回転軸46bに完全に装着されるまでの過程において、被駆動歯車35が自然に回転してスムーズにこれら2つの歯車を噛合わせることができる。したがって、上述した歯車同士の衝突により、歯先に打痕等が付着することを防止することができる。よって、被駆動歯車35の回転不良およびユニット部品の動作不良を未然に防止することができる。
さらに、上記構成の歯車機構においては、第1回転軸46bにおける被駆動歯車35を装着する側の端部が、テーパ加工されていることが好ましい。上記構成によれば、第1回転軸46bがテーパ加工されているので、被駆動歯車35をスムーズに第1回転軸46bに装着することができる。これにより、被駆動歯車35と駆動歯車34との衝突をより効果的に防止することができ、これら2つの歯車の歯先に打痕等が付着することをより効果的に防止することができる。
さらに、上記構成の歯車機構においては、駆動歯車34の回転中心となる第2回転軸41と第1回転軸46bとの距離は、被駆動歯車35を装着する手前側の距離が、被駆動歯車35を装着する奥側の距離よりも狭くなるように設定されていることが好ましい。
上記構成によれば、第1回転軸46bと第2回転軸41との距離を狭くすることで、被駆動歯車35と駆動歯車34とを噛合わせたときの噛合い隙間をなくし、これら2つの歯車を互いに噛合わせる方向へ初期応力を発生させることができる。したがって、両歯車に動力が伝達された時に発生する圧力により、両歯車の回転軸同士の間隔が広くなることを防止し、バックラッシュが0の状態で両歯車を互いに噛合せ、長期間に亘って両歯車の回転ムラを低減することができる。
さらに、上記構成の歯車機構においては、第1回転軸46bおよび第2回転軸41のいずれか一方が、他方の回転軸に向かって倒れるように設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、一方の回転軸を他方の回転軸に向かって倒すという簡易な構成により、両方の歯車の回転軸同士の距離を狭くすることができる。したがって、簡易な構成により両歯車の噛合い隙間をなくすことができ、長期間に亘って両歯車をムラなく回転させることができる。
さらに、上記構成の歯車機構においては、被駆動歯車35と駆動歯車34との噛合わせが開始される際に、被駆動歯車35の中心軸線と駆動歯車34の中心軸線との距離が、これら2つの歯車のそれぞれについての歯先円の半径を合計した値以下に設定されていることが好ましい。
上記構成によれば、被駆動歯車35と駆動歯車34との噛合わせが開始される際に、これら2つの歯車のそれぞれの歯先を互いにわずかに接触させることができる。したがって、両歯車同士の激しい衝突をより効果的に防止し、これら2つの歯車の歯先に打痕・傷が付いたり、該歯先が変形したりすることをより効果的に防止できる。
さらに、被駆動歯車35および駆動歯車34のいずれか一方の歯先は、他方の歯車と向き合う側の端面が面取り加工されていることが好ましい。
上記構成によれば、被駆動歯車35を第1回転軸46bに装着しようとして被駆動歯車35と駆動歯車34との歯先が衝突した場合、面取りされた端面に沿って両歯車が自然に回転し、2つの歯車を自然に噛合わせることができる。したがって、これら2つの歯車の歯先に打痕等が付くことをより効果的に防止することができる。
さらに、感光体ドラム15の表面に残留したトナーを掻き取るクリーニングブレード19aを、感光体ドラム15に対して駆動歯車34が配置されている側と同じ側に備えていることが好ましい。
上記構成によれば、クリーニングブレード19aおよび駆動歯車34が感光体ドラム15に対して同じ側に設けられているので、クリーニングブレード19aは、被駆動歯車35と駆動歯車34とを離間させる方向に感光体ドラム15を付勢する。これにより、被駆動歯車35の歯先と駆動歯車34の歯先とを互いにわずかに接触させることができるので、これら2つの歯車の激しい衝突をより効果的に防止できる。したがって、良好な画質にて画像形成を行い得るデジタル複写機1をより確実に提供することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。
本発明の歯車機構によれば、位置決めされた第2歯車に対して第1歯車を噛合わせる際、第1歯車と第2歯車とを激しく衝突させることなくスムーズに噛合わせることができる。したがって、感光体ドラムユニットが自身に対して着脱可能に構成されているデジタル複写機において、第1歯車を用いて該ユニットに含まれる感光体ドラムを回転する場合、第1歯車または第2歯車の歯先に打痕等が付着することを防止し、感光体ドラムが回転不良を起こすことを防止できる。したがって、本発明は、良好な画像形成を行い得る複写機、プリンタ、ファクシミリを提供するのに適している。
本発明の歯車機構の一実施形態に係る構成を示す断面図である。 図1の歯車機構を用いるデジタル複写機の構成を示す断面図である。 図1の歯車機構を、駆動歯車と被駆動歯車とが完全に噛合った状態で示す断面図である。 図1の歯車機構を、被駆動歯車が回転軸に装着されていない状態で示す断面図である。 駆動歯車と被駆動歯車との噛合わせが開始する際に、これら2つの歯車の歯先が相互に接触する状態を示す断面図である。 図1の歯車機構における位置決めガイドの別の構成例を示す断面図である。 図6の歯車機構を、被駆動歯車が回転軸に装着されていない状態で示す断面図である。 図6の歯車機構を、駆動歯車と被駆動歯車との噛合わせが開始された状態で示す断面図である。 被駆動歯車の歯先が駆動歯車の歯先に衝突する状態を示す断面図である。 面取り加工が施された駆動歯車または被駆動歯車の歯先の端面を示す斜視図である。 従来のデジタル複写機の感光体ドラムを回転するために用いられる駆動歯車および被駆動歯車の構成を示す断面図である。 駆動歯車の回転軸が被駆動歯車の回転軸の方へ向かって倒れている状態を示す断面図である。 図11の歯車機構を、被駆動歯車が回転軸に装着されていない状態で示す断面図である。 図11の歯車機構の被駆動歯車を回転軸に取り付けるべく移動する状態を示す断面図である。 図11の歯車機構の駆動歯車と被駆動歯車とが正常な状態で噛合う状態を示す断面図である。 図11の歯車機構の被駆動歯車が駆動歯車にぶつかる状態を示す断面図である。
符号の説明
1 デジタル複写機(本体装置、画像形成装置)
15 感光体ドラム(像担持体)
19a クリーニングブレード
34 駆動歯車(第2歯車)
35 被駆動歯車(第1歯車)
41 第2回転軸
46b 第1回転軸

Claims (9)

  1. 自身の回転中心となる第1回転軸に対して着脱可能に設けられた第1歯車を、該第1回転軸の軸線に沿う方向である装着方向に移動して該第1回転軸に装着することにより、該第1歯車と、位置決めされた第2歯車とを噛合わせる歯車機構において、
    上記第1歯車を上記装着方向に移動することにより上記第1歯車と上記第2歯車との噛合わせが開始される際に、上記第1歯車と上記第1回転軸とが上記装着方向に離間するように設定されていることを特徴とする歯車機構。
  2. 上記歯車機構は、本体装置および該本体装置に対して着脱可能に設けられたユニットに用いられるものであり、
    上記第1歯車は、上記ユニットに設けられており、
    上記第2歯車は、上記本体装置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の歯車機構。
  3. 上記第1回転軸における上記第1歯車を装着する側の端部が、テーパ加工されていることを特徴とする請求項1または2に記載の歯車機構。
  4. 上記第2歯車の回転中心となる第2回転軸と上記第1回転軸との距離は、上記第1歯車を装着する手前側の距離が、上記第1歯車を装着する奥側の距離よりも狭くなるように設定されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の歯車機構。
  5. 上記第1回転軸および上記第2回転軸のいずれか一方は、他方の回転軸に向かって倒れるように設けられていることを特徴とする請求項4に記載の歯車機構。
  6. 上記第1歯車と上記第2歯車との噛合わせが開始される際に、上記第1歯車の中心軸線と上記第2歯車の中心軸線との距離は、これら2つの歯車のそれぞれについての歯先円の半径を合計した値以下に設定されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の歯車機構。
  7. 上記第1歯車および上記第2歯車のいずれか一方の歯先は、他方の歯車と向き合う側の端面が面取り加工されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の歯車機構。
  8. 請求項2に記載の歯車機構を用いる上記本体装置としての電子写真方式の画像形成装置であって、
    上記ユニットは、上記画像形成装置に用いられる像担持体を含むものであり、
    上記第1歯車は、上記像担持体を回転させるものであることを特徴とする画像形成装置。
  9. 上記ユニットは、上記像担持体の表面に残留したトナーを掻き取るクリーニングブレードを、上記像担持体に対して上記第2歯車が配置されている側と同じ側に備えていることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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