JP3877964B2 - 連結装置、回転装置、およびこれらを用いた画像形成装置 - Google Patents

連結装置、回転装置、およびこれらを用いた画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転する2つの回転体を連結する連結装置、この連結装置を含む回転装置、およびこれらを含む画像形成装置に関するものであり、例えば回転装置としては画像形成装置における感光体ドラム等の回転体を含むものであり、連結装置としてはこの感光体ドラム等と画像形成装置本体とを連結するためのものである。
【0002】
【従来の技術】
回転動作を行う装置においては、回転駆動する駆動部と回転自在な従動部とを着脱自在に連結する連結装置(駆動連結装置)が必要とされる場合がある。このような連結装置としては、例えば電子写真方式の複写機やプリンタ等の装置における感光体ドラムと、装置本体側に設けられた駆動軸とを連結するドラム連結装置(ドラム駆動連結装置)がある。この場合、感光体ドラムのメンテナンスや交換等を容易にするために、上記ドラム連結装置によって駆動軸と感光体ドラムとが着脱自在に連結されている。なお、感光体ドラムを着脱自在に連結する技術に関しては、例えば特公平7−50373号公報や特開2000−227736号公報等に開示されている。
【0003】
このように感光体ドラムを駆動軸から着脱自在にするためには、図10に示すような駆動軸100にカップリング102を備えたドラム連結装置が一般的に用いられている。図10は、従来のドラム連結装置の構成を示す部分断面図である。従来のドラム連結装置は、駆動軸100に対して、この駆動軸100と一体的に回転し、かつ、駆動軸100の軸方向に摺動自在なカップリング102が設けられている。そして、このカップリング102の外周または先端(図10では先端)に形成された凸部(歯部)102aが、感光体ドラム104が取り付けられているフランジ106に形成された凹部106aに噛み込むことによって駆動軸100の駆動力をフランジ106に伝達し、感光体ドラム104を回転させることができるようになっている。
【0004】
この構成において、凸部102aと凹部106aとの噛み合いを確実にするために、カップリング102は、上記のように軸方向に摺動自在になっており、さらに、圧縮コイルバネ108によってフランジ106側に付勢されるようになっている。この圧縮コイルバネ108は、一方の端がカップリング102に当接し、他方の端が駆動軸100に嵌め込まれた軸受け110に対してEリング112を介して支持されて設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成のドラム連結装置において、カップリング102が駆動軸100と一体的に回転し、かつ、駆動軸100の軸方向に摺動自在となるようにするために、軸方向に延びた小判状の長穴102bがカップリング102に形成され、駆動軸100に設けられた円柱状の回り止め部材114がこの長穴102bに嵌まり込むようになっている。
【0006】
ところが、この構成では、カップリング102が軸方向にスムーズに摺動するためには、長穴102bと回り止め部材114との間に僅かな隙間が必要となる。駆動軸100を回転させて感光体ドラム104を回転させる際には、上記の隙間が駆動軸100とカップリング102との間のガタとなるため、感光体ドラム104の回転にムラや振動を発生させることがある。感光体ドラム104の回転ムラや振動は、感光体ドラム104上に形成される画像のジッタ等の原因となるため、形成する画像の品位を低下させることになってしまう。
【0007】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、回転する2つの回転体を、この2つの回転体間のガタを極力抑えて着脱可能に連結する連結装置、およびこの連結装置を用いることにより回転ムラや振動が少ない回転装置を提供することにある。また、これらを用いて感光体ドラムの回転ムラ等を極力抑えることにより、高品位の画像を形成することができる画像形成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る連結装置は、回転する第1回転部と第2回転部とを着脱可能に連結する連結装置であって、上記の課題を解決するために、上記第1回転部に設けられた回転軸と、上記回転軸とともに回転でき、かつ、上記回転軸に沿って摺動できるように取り付けられたカップリングと、上記回転軸に設けられ、上記カップリングと当接することにより上記カップリングの上記回転軸に対する回りを止める回り止め部とを含み、上記カップリングが、上記第1回転部と第2回転部とが連結される際に上記第2回転部と当接し、上記回転軸の軸方向に移動されることにより上記第2回転部に対して上記回転軸の軸方向に付勢されて上記第1回転部と上記第2回転部との間で回転が伝達可能となるとともに、上記カップリングが、上記回り止め部に対しても付勢されていることを特徴としている。
【0009】
上記の構成では、カップリングが回転軸に沿って摺動して移動でき、第1回転部と第2回転部とが連結される際に回転軸の軸方向に移動されることにより第2回転部に対して付勢される。これにより、カップリングと第2回転部との間にガタが発生することを抑制することができる。なお、カップリングと第2回転部との間の連結は、例えばカップリングを第2回転部に歯合させるようにすればよい。
【0010】
また、カップリングは回転軸とともに回転でき、第1回転部の回転軸に設けられた回り止め部に対しても付勢されている。これにより、カップリングと回転軸との間にガタが発生することを抑制することができる。
【0011】
その結果、第1回転部と第2回転部とを連結した際に、第1回転部と第2回転部との間にガタが発生することを抑制することができ、第1回転部および第2回転部の何れか一方からの回転を他方へ正確に伝達することができる。
【0012】
本発明に係る連結装置は、上記の連結装置において、さらに、上記回り止め部が、上記カップリングと当接する部分において第1部材および第2部材を含む二重構造になっており、上記第1部材は上記回転軸に固定されており、上記第2部材は上記カップリングと当接するように設けられており、上記第2部材が上記第1部材に対して回転可能であることが好ましい。
【0013】
上記の構成では、カップリングが移動する際における回り止め部との接触状態の一部を転がり接触とすることができる。これにより、カップリングと回り止め部との間の摩擦が低減され、カップリングの移動を滑らかにすることができる。
【0014】
本発明に係る連結装置は、上記の連結装置において、さらに、上記第2部材が、自己潤滑性を有する部材からなることが好ましい。
【0015】
上記の構成では、第2部材を自己潤滑性を有する部材とすることにより、第2部材と第1部材との間、および第2部材とカップリングとの間のすべり摩擦が低減され、カップリングの移動をさらに滑らかにすることができる。
【0016】
本発明に係る連結装置は、上記何れかの連結装置において、さらに、上記カップリングを、上記第2回転部に対して上記回転軸の軸方向に付勢するとともに、上記回り止め部に対しても付勢するねじり圧縮コイルバネが上記回転軸に取り付けられていることが好ましい。
【0017】
上記の構成では、ねじり圧縮コイルバネの圧縮により生じる力により、カップリングを第2回転部に対して付勢することができる。また、ねじり圧縮コイルバネのねじりにより生じる力により、カップリングを回り止め部に対して付勢することができる。したがって、カップリングに対して作用させるべき2つの力を1つの部品で発生させることができることになり、部品点数の削減を図ることが可能になる。
【0018】
本発明に係る連結装置は、上記の連結装置において、さらに、上記回転軸が、その外周面から突出して設けられた締結部を有し、上記ねじり圧縮コイルバネは、その一端が上記締結部に懸架されて上記回転軸に取り付けられていることが好ましい。
【0019】
上記の構成では、ねじり圧縮コイルバネの一端を回転軸に取り付ける締結部が回転軸の外周面から突出しており、その突出した部分にねじり圧縮コイルバネの一端を懸架して取り付けることができる。これにより、ねじり圧縮コイルバネを回転軸に取り付ける際に、回転軸に傷等が付く危険性を低減し、ねじり圧縮コイルバネの取り付けを容易にすることができる。
【0020】
本発明に係る連結装置は、上記の連結装置において、さらに、上記回転軸が、上記ねじり圧縮コイルバネが取り付けられた部分より外径が大きくなっている段差部を有し、上記段差部には上記ねじり圧縮コイルバネの一端が嵌合される嵌合部が形成されており、上記ねじり圧縮コイルバネは、その一端が上記嵌合部に嵌合されて上記回転軸に取り付けられていることが好ましい。
【0021】
上記の構成では、ねじり圧縮コイルバネの一端を回転軸に取り付けるための嵌合部が、回転軸のねじり圧縮コイルバネが取り付けられた部分より外径が大きくなっている段差部に設けられている。このため、ねじり圧縮コイルバネを回転軸に取り付ける際に回転軸に傷等が付く危険性を低減することができる。また、ねじり圧縮コイルバネの一端を嵌合部に嵌合することにより取り付けることができるため、ねじり圧縮コイルバネの取り付けを容易にすることができる。なお、嵌合部としては、例えば溝や穴が考えられる。
【0022】
本発明に係る回転装置は、上記何れかの連結装置と、上記第2回転部に設けられた中空形状の筒状体と、上記筒状体の内側に取り付けられた支持体とを含み、上記第1回転部と第2回転部とが連結される際に上記回転軸が上記支持体に挿入されることにより上記第2回転部が上記回転軸に支持されることを特徴としている。
【0023】
上記の構成では、第2回転部が中空形状の筒状体であり、第1回転部の回転軸に支持されて回転するものである場合に、上述の連結装置による効果を得ることができる。
【0024】
本発明に係る回転装置は、上記の回転装置において、さらに、上記第1回転部と第2回転部とが連結された状態において、上記カップリングの少なくとも一部が上記筒状体の内側に位置した状態で、上記カップリングが上記支持体に付勢されて上記第1回転部と上記第2回転部との間で回転が伝達可能となることが好ましい。
【0025】
上記の構成では、カップリングの少なくとも一部が筒状体の内側に位置することになるため、回転装置における特に回転軸の軸方向において連結部分による余分なスペースの占有を抑えて装置を小さく構成することができる。また、カップリングが第2回転部の筒状体の内側に取り付けられた支持体に付勢されて連結されるため、連結部分が筒状体に覆われた状態となる。これにより、連結部にゴミ等(本回転装置周辺に他の駆動部分等がある場合に、その部分から発生する削れ粉等)が付着して連結時に介在することによる連結不良の発生を抑制することができる。さらに、第2回転部の連結部分が筒状体に覆われているため、特に第2回転部が取り外されて放置された状態や第2回転部の搬送時等において、第2回転部の連結部分に外部から衝撃が加わりこの連結部分が破損する可能性を低減することができる。
【0026】
あるいは本発明に係る回転装置は、上記の回転装置において、さらに、上記支持体が、上記筒状体の両端側にそれぞれ取り付けられており、上記第1回転部と第2回転部とが連結された状態において、上記第1回転部と第2回転部とが連結される際に上記回転軸が後に挿入される支持体に上記カップリングが付勢されて上記第1回転部と上記第2回転部との間で回転が伝達可能となることが好ましい。
【0027】
上記の構成では、カップリングとの連結部分が、第2回転部の筒状体の両端側に設けられた支持体のうち、第1回転部と第2回転部とが連結される際に回転軸が後に挿入される方の支持体に位置することになる。したがって、この場合も連結部分が第2回転部の筒状体に覆われた状態となり、上述した効果を得ることができる。
【0028】
本発明に係る画像形成装置は、上記何れかの連結装置を含む画像形成装置であって、上記第1回転部が、上記画像形成装置本体に設けられており、上記第2回転部が、回転に伴って表面に画像が形成される感光体ドラムを含むことを特徴としている。
【0029】
上記の構成では、上記連結装置を例えば複写機等の画像形成装置において、装置本体と感光体ドラムとを連結する連結装置として用いる。これにより、感光体ドラムの回転ムラや振動を抑制し、感光体ドラム上に形成される画像(静電潜像、トナー像等)のジッタ等を抑えて、形成する画像の品位を向上させることが可能になる。
【0030】
本発明に係る画像形成装置は、上記何れかの回転装置を含む画像形成装置であって、上記第1回転部が、上記画像形成装置本体に設けられており、上記筒状体が回転に伴って表面に画像が形成される感光体ドラムであり、上記支持体が上記感光体ドラムの内側に取り付けられたフランジであることを特徴としている。
【0031】
上記の構成では、上記回転装置を例えば複写機等の画像形成装置の感光体ドラムの構成に用いる。これにより、感光体ドラムの回転ムラや振動を抑制し、感光体ドラム上に形成される画像(静電潜像、トナー像等)のジッタ等を抑えて、形成する画像の品位を向上させることが可能になるとともに、画像形成装置の小型化を図ることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について図1から図9に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0033】
まず、図2に基づいて本実施形態に係る連結装置(駆動連結装置)が用いられるデジタル複写機(画像形成装置)50について説明する。図2は、本実施形態に係る連結装置が用いられるデジタル複写機50の概略構成図である。
【0034】
デジタル複写機50の上面に設けられた透明ガラスからなる原稿台52上には、自動原稿搬送装置54が備えられている。自動原稿搬送装置54は、原稿セットトレイ54a上にセットされた複数枚の原稿を1枚ずつ自動的に原稿台52上へ給送する装置である。
【0035】
原稿読取り部56は、原稿台52の下方に配置され、原稿台52上に載置された原稿の画像を走査して読み取るものである。この原稿読取り部56は、第1の走査ユニット58a、第2の走査ユニット58b、光学レンズ60、および光電変換素子であるCCDラインセンサ62を有している。第1の走査ユニット58aは、原稿台52に載置された原稿の原稿面を露光する露光ランプユニットや、原稿面からの反射光像を所定の方向に反射させる第1ミラー等から構成されている。第2の走査ユニット58bは、第1の走査ユニット58aの第1ミラーから反射されてくる原稿面からの反射光像を、CCDラインセンサ62に導く第2ミラーや第3ミラー等から構成されている。光学レンズ60は、原稿面からの反射光像をCCDラインセンサ62上に結像させるものである。
【0036】
また、原稿読取り部56は、自動原稿搬送装置54と連動した動作により、自動原稿搬送装置54にて自動搬送される原稿の画像を、所定の位置にて読み取るようにもなっている。
【0037】
この原稿読取り部56にて読み取られた画像は、画像データとして画像データ入力部(図示せず)へと送られる。そして、この画像データ入力部から画像処理部(図示せず)へ送られ、画像処理部にて画像データに対して所定の画像処理が施された後、画像処理部内のメモリに一旦記憶される。そして、出力指示に応じてメモリ内の画像データが読み出され、読み出された画像データは画像形成部64のレーザ書込みユニット66へ転送される。
【0038】
レーザ書込みユニット66は、上記メモリから転送されてきた画像データ、または外部の装置から転送されてきた画像データに応じてレーザ光を出射する半導体レーザ光源、レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、等角速度で偏向されたレーザ光が感光体ドラム68上において等速度で走査されるように補正するf−θレンズ等から構成されている。なお、レーザ書込みユニット66の代わりに、LEDヘッド等の光書込みユニットを用いてもよい。
【0039】
レーザ書込みユニット66からのレーザ光が照射される感光体ドラム68の周囲には、感光体ドラム68を所定の電位に帯電させる帯電器70、現像ローラ72aを有しレーザ光の照射により感光体ドラム68上に形成された静電潜像にトナーを供給して顕像化する現像器72、感光体ドラム68表面に形成されたトナー像を記録用紙に転写する転写器74、記録用紙への転写後の余分なトナーを回収するクリーニング器76、感光体ドラム68を除電する除電器78等が配置されている。
【0040】
記録用紙を給紙する給紙部80は、画像形成部64の下方に配設されており、手差トレイ82、用紙カセット84a・84b・84c・84dを備えた多段給紙トレイ部84、多段給紙トレイ部84から給紙された記録用紙を画像形成部64における感光体ドラム68と転写器74との間である転写位置へと搬送する搬送手段86等から構成されている。
【0041】
この給紙部80により搬送された記録用紙には、画像形成部64にて画像が転写される。その後、記録用紙は定着ユニット88に送られ、転写された画像が記録用紙に定着される。定着ユニット88にて画像が定着された記録用紙は、排紙ローラ90にて用紙積載トレイ92に排出される。
【0042】
このデジタル複写機50において、感光体ドラム68等の回転体はデジタル複写機50の背面側に設けられた駆動軸によって回転されるようになっている。ここで、本デジタル複写機50の背面側とは図2において紙面奥側を指し、正面側とは紙面手前側を指すものとする。したがって、デジタル複写機50の正面側−背面側方向は、デジタル複写機50において記録用紙が搬送される方向に直交する方向である。
【0043】
また、感光体ドラム68等は、メンテナンスや交換等のためにデジタル複写機50本体から取り出す必要が生じる場合がある。このような場合には、デジタル複写機50の正面側に設けられた扉を開き、感光体ドラム68を正面側へ引き出すことによって感光体ドラム68を取り出すようになっている。感光体ドラム68を取り出す際には、感光体ドラム68をデジタル複写機50本体の駆動軸と切り離す必要がある。
【0044】
そこで、本デジタル複写機50には、以下に説明する連結装置が設けられている。なお、以下では感光体ドラム68とデジタル複写機50本体の駆動軸とを連結する連結装置について説明するが、この連結装置はこれに限らず、回転する2つの回転体を着脱可能に連結する他の部分にも用いることができる。
【0045】
図1(a)は、本実施形態に係る連結装置およびその周辺を示す部分断面図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A線矢視断面図である。なお、図1(a)では、連結装置が連結される前の状態を示している。また、図1(a)および図1(b)において矢印Fはデジタル複写機50の正面側を指し、矢印Rは背面側を指している。他の図においても矢印Fおよび矢印Rが、それぞれ正面側および背面側を指すものとする。さらに、以下において単に軸方向および回転方向と称した場合は、それぞれ駆動軸2に対する軸方向および回転方向(実際に駆動軸2が回転する向き、およびその逆向きを含む。)を指すものとする。
【0046】
本連結装置は、駆動部(第1回転部)および従動部(第2回転部)を連結するものである。駆動部は、駆動軸(回転軸)2、カップリング8、ねじり圧縮コイルバネ12、回り止め部材(回り止め部)10、ビス(締結部)14、デジタル複写機50に設けられた駆動モータ等の駆動源(図示せず)等を有している。駆動軸2には、駆動源から回転駆動力が伝達されるようになっている。駆動軸2には、軸受け4が挿入して取り付けられている。この軸受け4がデジタル複写機50本体側に取り付けられることにより、駆動軸2がデジタル複写機50に支持される。また、駆動軸2には、軸受け4に対して正面側に隣接してEリング6が取り付けられている。Eリング6は、本連結装置の連結時や連結後に駆動軸2に対して背面側にかかる軸方向の力を、軸受け4にて受けるためのものである。また、カップリング8は、ほぼ円筒状の形状を有しており、その円筒が駆動軸2の外周と同心となる状態で駆動軸2に摺動自在に嵌め込まれるようになっている。つまり、カップリング8が駆動軸2の外側に摺動自在に嵌め込まれている。そして、カップリング8は駆動軸2とともに回転できるようになっている。
【0047】
また、従動部は、フランジ(支持体)16、およびフランジ16に取り付けられた感光体ドラム(筒状体)68等を有している。フランジ16は、感光体ドラム68におけるデジタル複写機50背面側の端、つまり円筒状の感光体ドラム68の一底面側に嵌め込まれるようにして取り付けられている。フランジ16の中心には、駆動軸2が挿入されるべき軸穴16bが形成されており、駆動部と従動部とが連結される際には、軸穴16bに駆動軸2が挿入されて感光体ドラム68が背面側に押し込まれる。
【0048】
なお、本連結装置は、駆動部における駆動軸2、カップリング8、ねじり圧縮コイルバネ12、回り止め部材10、およびビス14と、従動部におけるフランジ16とからなる。また、本連結装置と従動部における感光体ドラム68を含めた構成を回転装置と称する。
【0049】
駆動部のカップリング8から従動部への駆動力の伝達は、カップリング8に形成された凸部(歯部)8aとフランジ16に形成された凹部16aとの噛み合わせ(歯合)によってなされている。ここで、カップリング8の凸部8aおよびフランジ16の凹部16aの具体的形状について、図3(a)から図3(d)に基づいて説明する。図3(a)はカップリング8を正面側から軸方向に見た場合の平面図、図3(b)は図3(a)における矢印B方向から見た側面図、図3(c)は後述する図3(d)におけるC−C線矢視断面図、図3(d)はフランジ16を背面側から軸方向に見た場合の平面図である。なお、凸部8aおよび凹部16aは、駆動軸2に対して軸対称となるようにそれぞれ2箇所に形成されている。ただし、凸部8aおよび凹部16aの数および位置はこれに限られるものではない。
【0050】
カップリング8の凸部8aは、カップリング8における円筒部分の一部が軸方向正面側に突出して形成されている。そして、凸部8aは、回転方向の幅が先端(正面側)になるほど単調に狭くなるような形状、つまり、テーパ面8a1を有する形状である。図3(a)では、テーパ面8a1に斜線を付している。
【0051】
フランジ16の凹部16aは、カップリング8の凸部8aが嵌まり込むような形状になっている。したがって、凹部16aもテーパ面16a1を有する形状である。図3(d)でも、テーパ面16a1に斜線を付している。
【0052】
そして、本連結装置が連結され、後述するようにカップリング8がフランジ16に対して付勢された状態では、凸部8aが凹部16aに押し込まれ、凸部8aおよび凹部16aそれぞれのテーパ面8a1・16a1同士が密着するようになっている。この状態を図4に示す。図4は、本連結装置が連結され、カップリング8の凸部8aがフランジ16の凹部16aに嵌まり込んだ状態を示す部分断面図である。この状態では、カップリング8とフランジ16との間に回転方向のガタが生じることはほとんどなく、確実な連結を得ることができる。
【0053】
なお、ここに示した凸部8aおよび凹部16aは一例であり、本連結装置におけるカップリング8およびフランジ16の連結部分の形状は、カップリング8がフランジ16側に付勢されることにより、カップリング8とフランジ16とが、ガタなく連結される形状であればよい。
【0054】
次に、カップリング8の駆動軸2への取り付けについて図1に戻って説明する。駆動軸2にはカップリング8が摺動自在となるように嵌め込まれている。カップリング8の摺動方向は、駆動軸2によりその軸方向に案内され、さらに、カップリング8に形成された長穴8bと、駆動軸2に取り付けられた回り止め部材10とによりカップリング8が駆動軸2に対して回転することが制限されている。カップリング8に形成された長穴8bは、軸方向、つまりカップリング8が摺動すべき方向に延びるように形成された小判状の穴である。回り止め部材10は、駆動軸2に対して軸方向に直交する方向に打ち込まれ、駆動軸2の側面から一部が突出するように設けられた円柱状の部材である。そして、回り止め部材10が長穴8bに嵌まり込むことによって、カップリング8が駆動軸2に対して、回転方向へはほとんど摺動せず、軸方向へは摺動できるようになっている。
【0055】
このようにカップリング8が摺動自在に取り付けられることで、後述するねじり圧縮コイルバネ12の作用によりカップリング8がフランジ16に付勢されるようになっている。なお、長穴8bおよび回り止め部材10の突出部分は、駆動軸2に対して軸対称となるようにそれぞれ2箇所に形成されている。ただし、長穴8bおよび回り止め部材10の突出部分の数および位置はこれに限られるものではなく、例えば駆動軸2に対して一方にのみ設けられていてもよい。
【0056】
ここで、円柱状の回り止め部材10の直径と、長穴8bの幅(長手方向と直交する方向の幅をいう。以下においても同じ。)とが等しい場合には、駆動軸2とカップリング8との間に回転方向のガタが生じることはない。しかし、この場合では、回り止め部材10と長穴8bとの間に働く摩擦が大きくなり、カップリング8の軸方向への摺動が阻害されることになる。また、カップリング8および回り止め部材10の製造上も、回り止め部材10の直径と長穴8bの幅とを等しくすることは困難である。
【0057】
そこで、本連結装置では、回り止め部材10の直径より長穴8bの幅を僅かに大きくするとともに、予めカップリング8に回転方向の力を加わえ、カップリング8の長穴8bにおける軸方向に延びる内壁(回転方向に直交する内壁)の一方が回り止め部材10に付勢されるようになっている。つまり、カップリング8が回り止め部材10に対して回転方向に付勢されるようになっている。この回転方向の力をねじり力と称する。これにより、カップリング8の軸方向への摺動が自在となるとともに、駆動軸2とカップリング8との間の回転方向のガタの発生を抑えることができる。そして、駆動軸2からカップリング8へ回転駆動力が確実に伝達され、駆動軸2の回転がカップリング8に正確に伝達されることになる。
【0058】
なお、カップリング8の摺動をより滑らかにするために、図5(a)および図5(b)に示すような構成としてもよい。図5(a)は、図1(a)における駆動部の一変形例を示す平面図であり、図5(b)は、図5(a)におけるD−D線矢視断面図である。この構成では、回り止め部材(回り止め部)20が、支柱(第1部材)20a、カラー(第2部材)20bおよび固定ピン20cにより構成されている。支柱20aは、図1(a)の回り止め部材10と同様に駆動軸2に打ち込まれている。そして、支柱20aの駆動軸2の側面から突出している部分の外側に円筒状のカラー20bが、支柱20aに対して回転可能に嵌め込まれている。つまり、カップリング8を軸方向に案内し、かつ、カップリング8の駆動軸2に対する回転止めとなる回り止め部材20が、カップリング8と当接する部分において、支柱20aおよびカラー20bからなる2重構造になっている。このカラー20bの抜けを防止するように固定ピン20cが支柱20aの両端に取り付けられている。この構成では、カラー20bの直径が図1(a)の回り止め部材10の直径に相当している。
【0059】
この構成では、カップリング8が軸方向に移動する際にカップリング8と支柱20aとの間にカラー20bが介在することになる。これにより、カップリング8が移動する際の接触状態の一部が転がり接触となり、図1(a)の構成のようにカラー20bを介さない場合と比較して、摺動による摩擦が低減され、カップリング8の移動が滑らかになるため好ましい。特に、カラー20bを自己潤滑性を有する部材、例えばPOM(ポリアセタール樹脂)、PPS(ポリフェニレンスルフィド樹脂)等の自己潤滑性の優れたエンジニアリングプラスチックや、銅系の焼結部材により形成することで、カップリング8や支柱20aとのすべり摩擦が低減され、すべり性がよくなるため好ましい。また、カラー20bの代わりにラジアルベアリング等を用いてもよい。
【0060】
上記ねじり力を加えるためには、従来の構成(図10参照)に対して新たにねじりコイルバネ等を設けることが考えられる。この構成でもよいが、この構成では部品点数が増加することになる。そこで、図1(a)等に示すように、本連結装置では、カップリング8に対して軸方向の力を加えるためのバネをねじり圧縮コイルバネ12とすることにより、1つのバネにてカップリング8に対し軸方向の力および回転方向の力の両方の力を加えることができるようになっている。
【0061】
このねじり圧縮コイルバネ12は、図1(a)に示すように駆動軸2に巻き付けられた状態において、軸方向に圧縮されることにより圧縮された向きとは逆向きの力を生じる。また、回転方向にねじられることによりねじられた向きとは逆向きの力を生じる。
【0062】
このねじり圧縮コイルバネ12は、一端が駆動軸2に取り付けられ、他端がカップリング8に取り付けられている。ねじり圧縮コイルバネ12の駆動軸2に取り付けられた端を第1端、カップリング8に取り付けられた端を第2端と称する。ねじり圧縮コイルバネ12の第1端は、駆動軸2の側面に先端が突出して取り付けられたビス(締結部材)14に巻き付けることにより駆動軸2に固定されている。ビス14の代わりにピン等を駆動軸2に打ち込んで用いてもよい。また、ねじり圧縮コイルバネ12の第2端は、カップリング8の外周面の端に例えば軸方向に延びるように形成された溝8cに嵌め込めれることによりカップリング8に固定されている。そして、ねじり圧縮コイルバネ12の第1端および第2端が取り付けられる際には、ねじり圧縮コイルバネ12がねじられた状態で取り付けられる。これにより、カップリング8に対して上記ねじり力を生じさせることができる。
【0063】
なお、ねじり圧縮コイルバネ12の第1端の取り付けは、駆動軸2の外周に例えば軸方向と直交する方向に穴を形成しておき、その穴に第1端を挿入するようにしてもよい。ただし、この場合ではねじり圧縮コイルバネ12を駆動軸2に取り付ける際に、第1端によって駆動軸2の表面を傷つけないように注意する必要がある。上記のようにビス14による取り付けでは、駆動軸2を傷つける可能性が低く好ましい。
【0064】
また、ねじり圧縮コイルバネ12の第1端を取り付ける他の構成としては、図6に示すようなものであってもよい。図6は、図1(a)における駆動部の一変形例を示す部分断面図である。この構成では、駆動軸2’の外径が変化し、段差部2’bが形成されており、駆動軸2’におけるカップリング8が摺動する部分およびねじり圧縮コイルバネ12が巻き付けられている部分の外径に対して、ねじり圧縮コイルバネ12の第1端が取り付けられる部分の外径が大きくなっている。そして、この外径が大きくなっている部分に例えば軸方向に延びる溝(嵌合部)2’aが形成されており、この溝2’aにねじり圧縮コイルバネ12の第1端が嵌め込まれている。この構成では、駆動軸2’を傷つける可能性が低いとともに、ビス14が不要となり部品点数を削減できるため好ましい。
【0065】
なお、ここでは溝2’aや溝8cにねじり圧縮コイルバネ12の第1端や第2端を挿入する構成について説明したが、溝2’aや溝8cの代わりに穴(嵌合部)を形成してもよい。この穴は、カップリング8における軸方向と直交する面(背面側)や、駆動軸2’の段差部2’bにおける軸方向と直交する面に例えば軸方向に延びるように形成すればよい。ねじり圧縮コイルバネ12の第1端や第2端が外れにくくなる点では穴により固定した方が好ましく、組立てが容易である点では溝2’aや溝8cにより固定した方が好ましい。
【0066】
以上のようにしてねじり圧縮コイルバネ12を駆動軸2に取り付けておくこと、駆動部と従動部とを連結する際に、感光体ドラム68が背面側に押し込まれてカップリング8がフランジ16に当接し、カップリング8が軸方向背面側に移動することによって、ねじり圧縮コイルバネ12の作用により上述したようにカップリング8がフランジ16に付勢されることになる。また、カップリング8は回り止め部材10(回り止め部材)にも付勢されることになる。なお、カップリング8は、少なくとも駆動部と従動部が完全に連結された状態で上記のように付勢されておればよい。
【0067】
上記の各構成におけるねじり圧縮コイルバネ12の巻方向としては何れの方向でもよい。用いるねじり圧縮コイルバネ12としては、次の点を考慮する必要がある。すなわち、本連結装置が連結されておらず、ねじり圧縮コイルバネ12が延びた状態(図1(a)の状態)、および本連結装置が連結され、ねじり圧縮コイルバネ12が縮んだ状態(図4の状態)の各状態において、ねじり圧縮コイルバネ12の内径が駆動軸2の外径より小さくならないようにする。また、ねじり圧縮コイルバネ12の第1端や第2端を溝2’aや溝8cに挿入している場合には、上記各状態においてねじり圧縮コイルバネ12の径が大きくなることにより第1端や第2端が溝2’aや溝8cから外れることがないようにする。
【0068】
次に、ねじり圧縮コイルバネ12によりカップリング8に加えるねじり力の向きについて図7、図8(a)および図8(b)に基づいて説明する。図7は、現像ローラ72aが感光体ドラム68に接触しながら回転している状態を示す概念図である。図8(a)および図8(b)は、本連結装置においてカップリング8に対してそれぞれ互いに異なる向きにねじり力を加える状態を示す概念図である。なお、ここでは回り止め部材10について説明しているが、回り止め部材20についても同様である。
【0069】
図2に示した現像器72の現像方式が接触現像方式の場合、図7に示すように感光体ドラム68に現像ローラ72aが接触しながら回転することになる。現像ローラ72aが感光体ドラム68を先送りするような周速差を有している場合、つまり、現像ローラ72aの外周の速度が感光体ドラム68の外周の速度より大きい場合を考える。このとき、現像ローラ72aとの摩擦により感光体ドラム68を先送りしようとする力による感光体軸上トルクをT1とし、感光体ドラム68を所定の回転速度で回転させるために必要な最小限のトルク(感光体駆動トルク)をT2とする。また、圧縮コイルバネのねじり力によるトルクをT0とする。
【0070】
ここで、トルクT0は、トルクT1とトルクT2との大小関係によって感光体ドラム68の回転の向きと同じ向きに働く場合と、逆向きに働く場合とがある。
【0071】
具体的に、トルクT1<トルクT2の場合には、回り止め部材10を、カップリング8の長穴8bにおいて駆動軸2の回転の向きに対する下流側(回転の向きと同じ側)の壁に当接させる向きにトルクT0を作用させる方が安定する。したがって、図8(a)に示すように、ねじり圧縮コイルバネ12によりカップリング8に対して予め加えられるねじり力によるトルクT0が駆動軸2の回転の向きと逆向き(矢印Tw1が指す向き)になるようにねじり圧縮コイルバネ12を取り付ける。
【0072】
一方、トルクT1>トルクT2の場合には、回り止め部材10を、カップリング8の長穴8bにおいて駆動軸2の回転の向きに対する上流側(回転の向きと逆側)の壁に当接させる向きにトルクT0を作用させる方が安定する。したがって、図8(b)に示すように、ねじり圧縮コイルバネ12によりカップリング8に対して予め加えられるねじり力によるトルクT0が駆動軸2の回転の向きと同じ向き(矢印Tw2が指す向き)になるようにねじり圧縮コイルバネ12を取り付ける。
【0073】
本デジタル複写機50では、感光体ドラム68の直径をφ0.03m(30mm)、T1=7.84×10-2N・m(0.8kgf・cm)、T2=1.47×10-1N・m(1.5kgf・cm)としている。
【0074】
現像器72の現像方式が非接触現像方式の場合や、現像ローラ72aの外周の速度が感光体ドラム68の外周の速度より小さい場合では、上記トルクT1<トルクT2の場合と同様になる。
【0075】
以上のように、本連結装置は、例えば、駆動モータ等の駆動源に接続された駆動軸2と、この駆動軸2により駆動すべき従動部とを着脱可能に連結し、駆動源からの回転を従動部に伝達するための連結装置である。
【0076】
なお、ここではカップリング8やねじり圧縮コイルバネ12等が駆動部に設けられた場合について説明したが、これに限らず、連結部分における駆動部の構成と従動部の構成とが逆になっていてもよい。
【0077】
つまり、本連結装置は、回転する第1回転部と第2回転部とを着脱可能に連結する連結装置であって、上記第1回転部に設けられた駆動軸2と、駆動軸2とともに回転でき、かつ、駆動軸2に沿って摺動できるように取り付けられたカップリング8と、駆動軸2に設けられ、カップリング8と当接することによりカップリング8の駆動軸2に対する回りを止める回り止め部材10(回り止め部材20)とを備えている。そして、カップリング8は、第1回転部と第2回転部とが連結される際に第2回転部と当接し、駆動軸2の軸方向に移動されることにより第2回転部に対して駆動軸2の軸方向に付勢される。また、カップリング8は、回り止め部材10(回り止め部材20)に対しても付勢されている。
【0078】
この構成では、カップリング8と第2回転部との間にガタが発生することを抑制することができるとともに、カップリング8と駆動軸2との間にガタが発生することをも抑制することができる。その結果、第1回転部と第2回転部とを連結した際に、第1回転部と第2回転部との間にガタが発生することを抑制することができ、第1回転部および第2回転部の何れか一方からの回転を他方へ正確に伝達することができる。
【0079】
(変形例)
次に、本実施形態における一変形例について図9に基づいて説明する。
【0080】
上述した連結装置は、感光体ドラム68の外部において感光体ドラム68とデジタル複写機50本体の駆動軸2とを連結するものであった(図4参照)。この構成では、感光体ドラム68の外部において、連結装置を設けるためのスペースを確保する必要がある。つまり、感光体ドラム68の外部において、カップリング8を軸方向に摺動自在に取り付けるため長さを駆動軸2上で確保しておく必要がある。
【0081】
これに対して、本変形例の構成は、上記スペースを削減することによってデジタル複写機50の小型化を図り、その結果デジタル複写機50の重量軽減、部品コスト削減、輸送コスト削減等を可能とする構成である。
【0082】
具体的には、図9に示すように連結装置を中空状の感光体ドラム68の内部に設けるようにしている。図9は、本変形例に係る連結装置(下段)と、上述の連結装置(上段)とを比較して図示した部分断面図である。なお、図9では、上述の構成要素と同等の機能を有する構成要素に対しては同一の符号を付記し、以下ではその説明を省略する。
【0083】
連結装置を感光体ドラム68の内部に設ける構成では、カップリング8の凸部8aが嵌まり込む凹部17aが、感光体ドラム68の他端(デジタル複写機50正面側の端、フランジ16側とは反対の端)に設けられたフランジ(支持体)17に形成されている。つまり、凹部17aは、感光体ドラム68を取り付ける際に感光体ドラム68をスライド移動させる方向に対して上流側のフランジ17(感光体ドラム68を取り付ける際に駆動軸2が後で挿入されるフランジ17)に形成されている。そして、凹部17aはフランジ17の内側に形成されており、これにより連結装置が感光体ドラム68の内部に位置することになる。なお、このフランジ17も上記従動部に含まれる。そして、本連結装置は、駆動部における駆動軸2、カップリング8、ねじり圧縮コイルバネ12、回り止め部材10、およびビス14と、従動部におけるフランジ17とからなる。
【0084】
このように連結装置を感光体ドラム68内部に設けるためには、上記フランジ16に相当するフランジ16’がカップリング8やビス14等を通過させるような構造にしておく必要がある。そのために、フランジ16’には内径が、軸穴16bの内径やカップリング8の外径より大きい貫通穴16’bが形成されている。一方で、フランジ16’は駆動軸2に支持される必要があるので、駆動軸2には、感光体ドラム68を取り付けた状態で貫通穴16’に対応する位置において、駆動軸2の外周と貫通穴16’の内周との間を埋めるスペーサ18が設けられている。このスペーサ18は、軸方向両端のEリング20・20によって駆動軸2に対して位置決めされている。なお、スペーサ18の外周をデジタル複写機50の正面側から背面側に向けて外径が広がるテーパとし、貫通穴16’の内周も同様のテーパとてもよい。この場合、感光体ドラム68を取り付ける際に、感光体ドラム68の軸方向の位置を上記テーパによって位置決めすることが可能になる。
【0085】
この連結装置を感光体ドラム68の内部に設ける構成では、外部に設ける構成と比較して図9中Lに相当する軸方向の長さが短縮されることになり、これによりデジタル複写機50の正面側−背面側方向の厚みを薄くすることが可能になる。なお、Lの具体的な数値はカップリング8の長さやねじり圧縮コイルバネ12の長さ等によって異なるが20mm〜45mm程度である。実際に本変形例のデジタル複写機50ではLとして約35mmの短縮が実現できた。
【0086】
なお、連結装置を感光体ドラム68の内部に設ける場合であっても、外部に設ける場合であっても、駆動軸2がフランジ17の軸穴17bに嵌め込まれている。これにより、感光体ドラム68におけるデジタル複写機50の正面側の端が駆動軸2に支持されている。さらに、駆動軸2の先端は、デジタル複写機50の正面側のフレーム(プロセスフレーム)50aに設けられた軸受け5に挿入されて回転可能に支持されるようになっている。
【0087】
なお、図9では連結装置全体が感光体ドラム68の内部に位置する場合を示しているが、連結装置全体が感光体ドラム68の内部に位置するようになっていても、上記の効果は得られる。
【0088】
つまり、本連結装置は、駆動部と従動部が連結された状態において、カップリング8の少なくとも一部が感光体ドラム68の内側に位置した状態で駆動部と従動部とを連結するものである。
【0089】
この構成では、駆動軸2の軸方向において連結部分による余分なスペースの占有を抑えて装置を小さく構成することができる。
【0090】
また、上記の構成では、カップリング8が感光体ドラム68に覆われた状態となる。これにより、凸部8aが凹部17aに嵌まり込む部分におけるゴミ等の付着による連結不良の発生を抑制することができる。なお、ゴミとしては、本デジタル複写機50内部の他の駆動部分から発生する削れ粉等が考えられる。さらに、上記の構成では、凹部17aが感光体ドラム68に覆われているため、感光体ドラム68が取り外されて放置された状態や感光体ドラム68の搬送時等において、凹部17aに外部から衝撃が加わる可能性を低減し、凹部17aの破損を防止することができる。その結果、駆動部と従動部との確実な連結が実現され、感光体ドラム68の正確な回転が可能になる。
【0091】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る連結装置は、回転する第1回転部と第2回転部とを着脱可能に連結する連結装置であって、第1回転部に設けられた回転軸と、回転軸とともに回転でき、かつ、回転軸に沿って摺動できるカップリングと、回転軸に設けられ、カップリングと当接する回り止め部とを備え、カップリングが、第1回転部と第2回転部とが連結される際に第2回転部に対して軸方向に付勢されるとともに、回り止め部に対しても付勢されている構成である。
【0092】
上記の構成では、第1回転部と第2回転部とを連結した際に、第1回転部と第2回転部との間にガタが発生することを抑制することができ、第1回転部および第2回転部の何れか一方からの回転を他方へ正確に伝達することができる。
【0093】
本発明に係る連結装置は、上記の連結装置において、さらに、回り止め部が第1部材および第2部材を含む二重構造になっており、第1部材は上記回転軸に固定されており、第2部材は上記カップリングと当接するように設けられており、第2部材が第1部材に対して回転可能であることが好ましい。
【0094】
上記の構成では、カップリングの移動を滑らかにすることができる。
【0095】
本発明に係る連結装置は、上記の連結装置において、さらに、第2部材が、自己潤滑性を有する部材からなることが好ましい。
【0096】
上記の構成では、第2部材と第1部材との間、および第2部材とカップリングとの間のすべり摩擦が低減され、カップリングの移動をさらに滑らかにすることができる。
【0097】
本発明に係る連結装置は、上記何れかの連結装置において、さらに、カップリングを、第2回転部に対して付勢するとともに、回り止め部に対しても付勢するねじり圧縮コイルバネが回転軸に取り付けられていることが好ましい。
【0098】
上記の構成では、カップリングに対して作用させるべき2つの力を1つの部品で発生させることができることになり、部品点数の削減を図ることが可能になる。
【0099】
本発明に係る連結装置は、上記の連結装置において、さらに、回転軸が、締結部を有し、ねじり圧縮コイルバネの一端が締結部に懸架されて回転軸に取り付けられていることが好ましい。
【0100】
上記の構成では、ねじり圧縮コイルバネを回転軸に取り付ける際に、回転軸に傷等が付く危険性を低減し、ねじり圧縮コイルバネの取り付けを容易にすることができる。
【0101】
本発明に係る連結装置は、上記の連結装置において、さらに、回転軸が段差部を有し、段差部には嵌合部が形成されており、ねじり圧縮コイルバネの一端が嵌合部に嵌合されて回転軸に取り付けられていることが好ましい。
【0102】
上記の構成では、ねじり圧縮コイルバネを回転軸に取り付ける際に回転軸に傷等が付く危険性を低減することができるとともに、ねじり圧縮コイルバネの取り付けを容易にすることができる。
【0103】
本発明に係る回転装置は、上記何れかの連結装置と、第2回転部に設けられた中空形状の筒状体と、筒状体の内側に取り付けられた支持体とを含み、回転軸が支持体に挿入されることにより第2回転部が回転軸に支持される構成である。
【0104】
上記の構成では、第2回転部が中空形状の筒状体であり、第1回転部の回転軸に支持されて回転するものである場合に、上述の連結装置による効果を得ることができる。
【0105】
本発明に係る回転装置は、上記の回転装置において、さらに、カップリングの少なくとも一部が筒状体の内側に位置した状態で、カップリングが支持体に付勢されて第1回転部と第2回転部との間で回転が伝達可能となることが好ましい。
【0106】
上記の構成では、回転装置における特に回転軸の軸方向において連結部分による余分なスペースの占有を抑えて装置を小さく構成することができる。また、連結部分が筒状体に覆われた状態となり、連結部へのゴミ等の付着による連結不良の発生を抑制することができる。さらに、第2回転部の連結部分が筒状体に覆われているため、連結部分に外部から衝撃が加わり連結部が破損する可能性を低減することができる。
【0107】
あるいは本発明に係る回転装置は、上記の回転装置において、さらに、支持体が筒状体の両端側にそれぞれ取り付けられており、第1回転部と第2回転部とが連結される際に回転軸が後に挿入される支持体にカップリングが付勢されて第1回転部と第2回転部との間で回転が伝達可能となることが好ましい。
【0108】
上記の構成でも連結部分が第2回転部の筒状体に覆われた状態となり、上述した効果を得ることができる。
【0109】
本発明に係る画像形成装置は、上記何れかの連結装置を含む画像形成装置であって、第1回転部が画像形成装置本体に設けられており、第2回転部が感光体ドラムを含む構成である。
【0110】
上記の構成では、感光体ドラムの回転ムラや振動を抑制し、感光体ドラム上に形成される画像のジッタ等を抑えて、形成する画像の品位を向上させることが可能になる。
【0111】
本発明に係る画像形成装置は、上記何れかの回転装置を含む画像形成装置であって、第1回転部が画像形成装置本体に設けられており、筒状体が回転に伴って表面に画像が形成される感光体ドラムであり、支持体が感光体ドラムの内側に取り付けられたフランジである構成である。
【0112】
上記の構成では、上記回転装置を例えば複写機等の画像形成装置の感光体ドラムの構成に用いる。これにより、感光体ドラムの回転ムラや振動を抑制し、感光体ドラム上に形成される画像のジッタ等を抑えて、形成する画像の品位を向上させることが可能になるとともに、画像形成装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施の一形態に係る連結装置およびその周辺を示す部分断面図であり、(b)は(a)のA−A線矢視断面図である。
【図2】本発明の実施の一形態に係る連結装置が用いられるデジタル複写機の概略構成図である。
【図3】(a)は本発明の実施の一形態に係る連結装置におけるカップリングを正面側から軸方向に見た場合の平面図、(b)は(a)における矢印B方向から見た側面図、(c)は後述する(d)におけるC−C線矢視断面図、(d)は上記連結装置におけるフランジを背面側から軸方向に見た場合の平面図である。
【図4】本発明の実施の一形態に係る連結装置が連結され、カップリングの凸部がフランジの凹部に嵌まり込んだ状態を示す部分断面図である。
【図5】(a)は、図1(a)における駆動部の一変形例を示す平面図であり、(b)は、(a)におけるD−D線矢視断面図である。
【図6】図1(a)における駆動部の一変形例を示す部分断面図である。
【図7】現像ローラが感光体ドラムに接触しながら回転している状態を示す概念図である。
【図8】(a)および(b)は、本発明の実施の一形態に係る連結装置においてカップリングに対してそれぞれ互いに異なる向きにねじり力を加える状態を示す概念図である。
【図9】図4の連結装置(上段)と、図4の一変形例としての連結装置(下段)とを比較して図示した部分断面図である。
【図10】従来のドラム連結装置の構成を示す部分断面図である。
【符号の説明】
2 駆動軸(回転軸)
2’a 溝(嵌合部)
2’b 段差部
4 軸受け
6 Eリング
8 カップリング
12 ねじり圧縮コイルバネ
14 ビス(締結部)
16 フランジ
16’ フランジ
17 フランジ
20 回り止め部材(回り止め部)
20a 支柱(第1部材)
20b カラー(第2部材)
20c 固定ピン
50 デジタル複写機(画像形成装置)
68 感光体ドラム
72a 現像ローラ

Claims (10)

  1. 回転する第1回転部と第2回転部とを着脱可能に連結する連結装置において、
    上記第1回転部に設けられた回転軸と、
    上記回転軸とともに回転でき、かつ、上記回転軸に沿って摺動できるように取り付けられたカップリングと、
    上記回転軸に設けられ、上記カップリングと当接することにより上記カップリングの上記回転軸に対する回りを止める回り止め部とを含み、
    上記カップリングが、上記第1回転部と第2回転部とが連結される際に上記第2回転部と当接し、上記回転軸の軸方向に移動されることにより上記第2回転部に対して上記回転軸の軸方向に付勢されて上記第1回転部と上記第2回転部との間で回転が伝達可能となるとともに、
    上記カップリングを上記第2回転部に対して上記回転軸の軸方向に付勢するとともに、上記カップリングを上記回り止め部に対してねじりにより生じる力により上記回転軸の回転の向きとは逆向きに付勢するねじり圧縮コイルバネが上記回転軸に取り付けられていることを特徴とする連結装置。
  2. 請求項1に記載の連結装置において、
    上記回り止め部が、上記カップリングと当接する部分において第1部材および第2部材を含む二重構造になっており、
    上記第1部材は上記回転軸に固定されており、上記第2部材は上記カップリングと当接するように設けられており、上記第2部材が上記第1部材に対して回転可能であることを特徴とする連結装置。
  3. 請求項2に記載の連結装置において、
    上記第2部材が、自己潤滑性を有する部材からなることを特徴とする連結装置。
  4. 請求項1から3の何れか1項に記載の連結装置において、
    上記回転軸が、その外周面から突出して設けられた締結部を有し、
    上記ねじり圧縮コイルバネは、その一端が上記締結部に懸架されて上記回転軸に取り付けられていることを特徴とする連結装置。
  5. 請求項1から3の何れか1項に記載の連結装置において、
    上記回転軸が、上記ねじり圧縮コイルバネが取り付けられた部分より外径が大きくなっている段差部を有し、上記段差部には上記ねじり圧縮コイルバネの一端が嵌合される嵌合部が形成されており、
    上記ねじり圧縮コイルバネは、その一端が上記嵌合部に嵌合されて上記回転軸に取り付けられていることを特徴とする連結装置。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載の連結装置と、
    上記第2回転部に設けられた中空形状の筒状体と、上記筒状体の内側に取り付けられた支持体とを含み、
    上記第1回転部と第2回転部とが連結される際に上記回転軸が上記支持体に挿入されることにより上記第2回転部が上記回転軸に支持されることを特徴とする回転装置。
  7. 請求項6に記載の回転装置において、
    上記第1回転部と第2回転部とが連結された状態において、上記カップリングの少なくとも一部が上記筒状体の内側に位置した状態で、上記カップリングが上記支持体に付勢されて上記第1回転部と上記第2回転部との間で回転が伝達可能となることを特徴とする回転装置。
  8. 請求項6に記載の回転装置において、
    上記支持体が、上記筒状体の両端側にそれぞれ取り付けられており、
    上記第1回転部と第2回転部とが連結された状態において、上記第1回転部が上記支持体の一方を突き抜けて他方に達することにより、この他方の支持体に上記カップリングが付勢されて上記第1回転部と上記第2回転部との間で回転が伝達可能となることを特徴とする回転装置。
  9. 請求項1から5の何れか1項に記載の連結装置を含む画像形成装置において、
    上記第1回転部が、上記画像形成装置本体に設けられており、
    上記第2回転部が、回転に伴って表面に画像が形成される感光体ドラムを含むことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項6から8の何れか1項に記載の回転装置を含む画像形成装置において、
    上記第1回転部が、上記画像形成装置本体に設けられており、
    上記筒状体が回転に伴って表面に画像が形成される感光体ドラムであり、上記支持体が上記感光体ドラムの内側に取り付けられたフランジであることを特徴とする画像形成装置。
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