JP2002235763A - 連結装置、回転装置、およびこれらを用いた画像形成装置 - Google Patents

連結装置、回転装置、およびこれらを用いた画像形成装置

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JP2002235763A JP2001030198A JP2001030198A JP2002235763A JP 2002235763 A JP2002235763 A JP 2002235763A JP 2001030198 A JP2001030198 A JP 2001030198A JP 2001030198 A JP2001030198 A JP 2001030198A JP 2002235763 A JP2002235763 A JP 2002235763A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転する2つの回転体を、この2つの回転体
間のガタを極力抑えて着脱可能に連結する連結装置を提
供する。 【解決手段】 本連結装置は、第1回転部に設けられた
駆動軸2と、駆動軸2とともに回転でき、かつ、駆動軸
2に沿って摺動できるように取り付けられたカップリン
グ8と、駆動軸2に設けられ、カップリング8と当接す
ることによりカップリング8の駆動軸2に対する回りを
止める回り止め部材10とを備える。カップリング8
が、第1回転部と第2回転部とが連結される際に第2回
転部と当接し、駆動軸2の軸方向に移動されることによ
り第2回転部に対して駆動軸2の軸方向に付勢されると
ともに、回り止め部材10に対しても付勢されている。
これにより、駆動軸2とカップリング8との間、カップ
リング8と第2回転部との間のガタを抑制することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転する2つの回
転体を連結する連結装置、この連結装置を含む回転装
置、およびこれらを含む画像形成装置に関するものであ
り、例えば回転装置としては画像形成装置における感光
体ドラム等の回転体を含むものであり、連結装置として
はこの感光体ドラム等と画像形成装置本体とを連結する
ためのものである。
【0002】
【従来の技術】回転動作を行う装置においては、回転駆
動する駆動部と回転自在な従動部とを着脱自在に連結す
る連結装置(駆動連結装置)が必要とされる場合があ
る。このような連結装置としては、例えば電子写真方式
の複写機やプリンタ等の装置における感光体ドラムと、
装置本体側に設けられた駆動軸とを連結するドラム連結
装置(ドラム駆動連結装置)がある。この場合、感光体
ドラムのメンテナンスや交換等を容易にするために、上
記ドラム連結装置によって駆動軸と感光体ドラムとが着
脱自在に連結されている。なお、感光体ドラムを着脱自
在に連結する技術に関しては、例えば特公平7−503
73号公報や特開2000−227736号公報等に開
示されている。
【0003】このように感光体ドラムを駆動軸から着脱
自在にするためには、図10に示すような駆動軸100
にカップリング102を備えたドラム連結装置が一般的
に用いられている。図10は、従来のドラム連結装置の
構成を示す部分断面図である。従来のドラム連結装置
は、駆動軸100に対して、この駆動軸100と一体的
に回転し、かつ、駆動軸100の軸方向に摺動自在なカ
ップリング102が設けられている。そして、このカッ
プリング102の外周または先端(図10では先端)に
形成された凸部(歯部)102aが、感光体ドラム10
4が取り付けられているフランジ106に形成された凹
部106aに噛み込むことによって駆動軸100の駆動
力をフランジ106に伝達し、感光体ドラム104を回
転させることができるようになっている。
【0004】この構成において、凸部102aと凹部1
06aとの噛み合いを確実にするために、カップリング
102は、上記のように軸方向に摺動自在になってお
り、さらに、圧縮コイルバネ108によってフランジ1
06側に付勢されるようになっている。この圧縮コイル
バネ108は、一方の端がカップリング102に当接
し、他方の端が駆動軸100に嵌め込まれた軸受け11
0に対してEリング112を介して支持されて設けられ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のドラム連結
装置において、カップリング102が駆動軸100と一
体的に回転し、かつ、駆動軸100の軸方向に摺動自在
となるようにするために、軸方向に延びた小判状の長穴
102bがカップリング102に形成され、駆動軸10
0に設けられた円柱状の回り止め部材114がこの長穴
102bに嵌まり込むようになっている。
【0006】ところが、この構成では、カップリング1
02が軸方向にスムーズに摺動するためには、長穴10
2bと回り止め部材114との間に僅かな隙間が必要と
なる。駆動軸100を回転させて感光体ドラム104を
回転させる際には、上記の隙間が駆動軸100とカップ
リング102との間のガタとなるため、感光体ドラム1
04の回転にムラや振動を発生させることがある。感光
体ドラム104の回転ムラや振動は、感光体ドラム10
4上に形成される画像のジッタ等の原因となるため、形
成する画像の品位を低下させることになってしまう。
【0007】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
のであり、回転する2つの回転体を、この2つの回転体
間のガタを極力抑えて着脱可能に連結する連結装置、お
よびこの連結装置を用いることにより回転ムラや振動が
少ない回転装置を提供することにある。また、これらを
用いて感光体ドラムの回転ムラ等を極力抑えることによ
り、高品位の画像を形成することができる画像形成装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る連結装置
は、回転する第1回転部と第2回転部とを着脱可能に連
結する連結装置であって、上記の課題を解決するため
に、上記第1回転部に設けられた回転軸と、上記回転軸
とともに回転でき、かつ、上記回転軸に沿って摺動でき
るように取り付けられたカップリングと、上記回転軸に
設けられ、上記カップリングと当接することにより上記
カップリングの上記回転軸に対する回りを止める回り止
め部とを含み、上記カップリングが、上記第1回転部と
第2回転部とが連結される際に上記第2回転部と当接
し、上記回転軸の軸方向に移動されることにより上記第
2回転部に対して上記回転軸の軸方向に付勢されて上記
第1回転部と上記第2回転部との間で回転が伝達可能と
なるとともに、上記カップリングが、上記回り止め部に
対しても付勢されていることを特徴としている。
【0009】上記の構成では、カップリングが回転軸に
沿って摺動して移動でき、第1回転部と第2回転部とが
連結される際に回転軸の軸方向に移動されることにより
第2回転部に対して付勢される。これにより、カップリ
ングと第2回転部との間にガタが発生することを抑制す
ることができる。なお、カップリングと第2回転部との
間の連結は、例えばカップリングを第2回転部に歯合さ
せるようにすればよい。
【0010】また、カップリングは回転軸とともに回転
でき、第1回転部の回転軸に設けられた回り止め部に対
しても付勢されている。これにより、カップリングと回
転軸との間にガタが発生することを抑制することができ
る。
【0011】その結果、第1回転部と第2回転部とを連
結した際に、第1回転部と第2回転部との間にガタが発
生することを抑制することができ、第1回転部および第
2回転部の何れか一方からの回転を他方へ正確に伝達す
ることができる。
【0012】本発明に係る連結装置は、上記の連結装置
において、さらに、上記回り止め部が、上記カップリン
グと当接する部分において第1部材および第2部材を含
む二重構造になっており、上記第1部材は上記回転軸に
固定されており、上記第2部材は上記カップリングと当
接するように設けられており、上記第2部材が上記第1
部材に対して回転可能であることが好ましい。
【0013】上記の構成では、カップリングが移動する
際における回り止め部との接触状態の一部を転がり接触
とすることができる。これにより、カップリングと回り
止め部との間の摩擦が低減され、カップリングの移動を
滑らかにすることができる。
【0014】本発明に係る連結装置は、上記の連結装置
において、さらに、上記第2部材が、自己潤滑性を有す
る部材からなることが好ましい。
【0015】上記の構成では、第2部材を自己潤滑性を
有する部材とすることにより、第2部材と第1部材との
間、および第2部材とカップリングとの間のすべり摩擦
が低減され、カップリングの移動をさらに滑らかにする
ことができる。
【0016】本発明に係る連結装置は、上記何れかの連
結装置において、さらに、上記カップリングを、上記第
2回転部に対して上記回転軸の軸方向に付勢するととも
に、上記回り止め部に対しても付勢するねじり圧縮コイ
ルバネが上記回転軸に取り付けられていることが好まし
い。
【0017】上記の構成では、ねじり圧縮コイルバネの
圧縮により生じる力により、カップリングを第2回転部
に対して付勢することができる。また、ねじり圧縮コイ
ルバネのねじりにより生じる力により、カップリングを
回り止め部に対して付勢することができる。したがっ
て、カップリングに対して作用させるべき2つの力を1
つの部品で発生させることができることになり、部品点
数の削減を図ることが可能になる。
【0018】本発明に係る連結装置は、上記の連結装置
において、さらに、上記回転軸が、その外周面から突出
して設けられた締結部を有し、上記ねじり圧縮コイルバ
ネは、その一端が上記締結部に懸架されて上記回転軸に
取り付けられていることが好ましい。
【0019】上記の構成では、ねじり圧縮コイルバネの
一端を回転軸に取り付ける締結部が回転軸の外周面から
突出しており、その突出した部分にねじり圧縮コイルバ
ネの一端を懸架して取り付けることができる。これによ
り、ねじり圧縮コイルバネを回転軸に取り付ける際に、
回転軸に傷等が付く危険性を低減し、ねじり圧縮コイル
バネの取り付けを容易にすることができる。
【0020】本発明に係る連結装置は、上記の連結装置
において、さらに、上記回転軸が、上記ねじり圧縮コイ
ルバネが取り付けられた部分より外径が大きくなってい
る段差部を有し、上記段差部には上記ねじり圧縮コイル
バネの一端が嵌合される嵌合部が形成されており、上記
ねじり圧縮コイルバネは、その一端が上記嵌合部に嵌合
されて上記回転軸に取り付けられていることが好まし
い。
【0021】上記の構成では、ねじり圧縮コイルバネの
一端を回転軸に取り付けるための嵌合部が、回転軸のね
じり圧縮コイルバネが取り付けられた部分より外径が大
きくなっている段差部に設けられている。このため、ね
じり圧縮コイルバネを回転軸に取り付ける際に回転軸に
傷等が付く危険性を低減することができる。また、ねじ
り圧縮コイルバネの一端を嵌合部に嵌合することにより
取り付けることができるため、ねじり圧縮コイルバネの
取り付けを容易にすることができる。なお、嵌合部とし
ては、例えば溝や穴が考えられる。
【0022】本発明に係る回転装置は、上記何れかの連
結装置と、上記第2回転部に設けられた中空形状の筒状
体と、上記筒状体の内側に取り付けられた支持体とを含
み、上記第1回転部と第2回転部とが連結される際に上
記回転軸が上記支持体に挿入されることにより上記第2
回転部が上記回転軸に支持されることを特徴としてい
る。
【0023】上記の構成では、第2回転部が中空形状の
筒状体であり、第1回転部の回転軸に支持されて回転す
るものである場合に、上述の連結装置による効果を得る
ことができる。
【0024】本発明に係る回転装置は、上記の回転装置
において、さらに、上記第1回転部と第2回転部とが連
結された状態において、上記カップリングの少なくとも
一部が上記筒状体の内側に位置した状態で、上記カップ
リングが上記支持体に付勢されて上記第1回転部と上記
第2回転部との間で回転が伝達可能となることが好まし
い。
【0025】上記の構成では、カップリングの少なくと
も一部が筒状体の内側に位置することになるため、回転
装置における特に回転軸の軸方向において連結部分によ
る余分なスペースの占有を抑えて装置を小さく構成する
ことができる。また、カップリングが第2回転部の筒状
体の内側に取り付けられた支持体に付勢されて連結され
るため、連結部分が筒状体に覆われた状態となる。これ
により、連結部にゴミ等(本回転装置周辺に他の駆動部
分等がある場合に、その部分から発生する削れ粉等)が
付着して連結時に介在することによる連結不良の発生を
抑制することができる。さらに、第2回転部の連結部分
が筒状体に覆われているため、特に第2回転部が取り外
されて放置された状態や第2回転部の搬送時等におい
て、第2回転部の連結部分に外部から衝撃が加わりこの
連結部分が破損する可能性を低減することができる。
【0026】あるいは本発明に係る回転装置は、上記の
回転装置において、さらに、上記支持体が、上記筒状体
の両端側にそれぞれ取り付けられており、上記第1回転
部と第2回転部とが連結された状態において、上記第1
回転部と第2回転部とが連結される際に上記回転軸が後
に挿入される支持体に上記カップリングが付勢されて上
記第1回転部と上記第2回転部との間で回転が伝達可能
となることが好ましい。
【0027】上記の構成では、カップリングとの連結部
分が、第2回転部の筒状体の両端側に設けられた支持体
のうち、第1回転部と第2回転部とが連結される際に回
転軸が後に挿入される方の支持体に位置することにな
る。したがって、この場合も連結部分が第2回転部の筒
状体に覆われた状態となり、上述した効果を得ることが
できる。
【0028】本発明に係る画像形成装置は、上記何れか
の連結装置を含む画像形成装置であって、上記第1回転
部が、上記画像形成装置本体に設けられており、上記第
2回転部が、回転に伴って表面に画像が形成される感光
体ドラムを含むことを特徴としている。
【0029】上記の構成では、上記連結装置を例えば複
写機等の画像形成装置において、装置本体と感光体ドラ
ムとを連結する連結装置として用いる。これにより、感
光体ドラムの回転ムラや振動を抑制し、感光体ドラム上
に形成される画像(静電潜像、トナー像等)のジッタ等
を抑えて、形成する画像の品位を向上させることが可能
になる。
【0030】本発明に係る画像形成装置は、上記何れか
の回転装置を含む画像形成装置であって、上記第1回転
部が、上記画像形成装置本体に設けられており、上記筒
状体が回転に伴って表面に画像が形成される感光体ドラ
ムであり、上記支持体が上記感光体ドラムの内側に取り
付けられたフランジであることを特徴としている。
【0031】上記の構成では、上記回転装置を例えば複
写機等の画像形成装置の感光体ドラムの構成に用いる。
これにより、感光体ドラムの回転ムラや振動を抑制し、
感光体ドラム上に形成される画像(静電潜像、トナー像
等)のジッタ等を抑えて、形成する画像の品位を向上さ
せることが可能になるとともに、画像形成装置の小型化
を図ることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1から図9に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0033】まず、図2に基づいて本実施形態に係る連
結装置(駆動連結装置)が用いられるデジタル複写機
(画像形成装置)50について説明する。図2は、本実
施形態に係る連結装置が用いられるデジタル複写機50
の概略構成図である。
【0034】デジタル複写機50の上面に設けられた透
明ガラスからなる原稿台52上には、自動原稿搬送装置
54が備えられている。自動原稿搬送装置54は、原稿
セットトレイ54a上にセットされた複数枚の原稿を1
枚ずつ自動的に原稿台52上へ給送する装置である。
【0035】原稿読取り部56は、原稿台52の下方に
配置され、原稿台52上に載置された原稿の画像を走査
して読み取るものである。この原稿読取り部56は、第
1の走査ユニット58a、第2の走査ユニット58b、
光学レンズ60、および光電変換素子であるCCDライ
ンセンサ62を有している。第1の走査ユニット58a
は、原稿台52に載置された原稿の原稿面を露光する露
光ランプユニットや、原稿面からの反射光像を所定の方
向に反射させる第1ミラー等から構成されている。第2
の走査ユニット58bは、第1の走査ユニット58aの
第1ミラーから反射されてくる原稿面からの反射光像
を、CCDラインセンサ62に導く第2ミラーや第3ミ
ラー等から構成されている。光学レンズ60は、原稿面
からの反射光像をCCDラインセンサ62上に結像させ
るものである。
【0036】また、原稿読取り部56は、自動原稿搬送
装置54と連動した動作により、自動原稿搬送装置54
にて自動搬送される原稿の画像を、所定の位置にて読み
取るようにもなっている。
【0037】この原稿読取り部56にて読み取られた画
像は、画像データとして画像データ入力部(図示せず)
へと送られる。そして、この画像データ入力部から画像
処理部(図示せず)へ送られ、画像処理部にて画像デー
タに対して所定の画像処理が施された後、画像処理部内
のメモリに一旦記憶される。そして、出力指示に応じて
メモリ内の画像データが読み出され、読み出された画像
データは画像形成部64のレーザ書込みユニット66へ
転送される。
【0038】レーザ書込みユニット66は、上記メモリ
から転送されてきた画像データ、または外部の装置から
転送されてきた画像データに応じてレーザ光を出射する
半導体レーザ光源、レーザ光を等角速度偏向するポリゴ
ンミラー、等角速度で偏向されたレーザ光が感光体ドラ
ム68上において等速度で走査されるように補正するf
−θレンズ等から構成されている。なお、レーザ書込み
ユニット66の代わりに、LEDヘッド等の光書込みユ
ニットを用いてもよい。
【0039】レーザ書込みユニット66からのレーザ光
が照射される感光体ドラム68の周囲には、感光体ドラ
ム68を所定の電位に帯電させる帯電器70、現像ロー
ラ72aを有しレーザ光の照射により感光体ドラム68
上に形成された静電潜像にトナーを供給して顕像化する
現像器72、感光体ドラム68表面に形成されたトナー
像を記録用紙に転写する転写器74、記録用紙への転写
後の余分なトナーを回収するクリーニング器76、感光
体ドラム68を除電する除電器78等が配置されてい
る。
【0040】記録用紙を給紙する給紙部80は、画像形
成部64の下方に配設されており、手差トレイ82、用
紙カセット84a・84b・84c・84dを備えた多
段給紙トレイ部84、多段給紙トレイ部84から給紙さ
れた記録用紙を画像形成部64における感光体ドラム6
8と転写器74との間である転写位置へと搬送する搬送
手段86等から構成されている。
【0041】この給紙部80により搬送された記録用紙
には、画像形成部64にて画像が転写される。その後、
記録用紙は定着ユニット88に送られ、転写された画像
が記録用紙に定着される。定着ユニット88にて画像が
定着された記録用紙は、排紙ローラ90にて用紙積載ト
レイ92に排出される。
【0042】このデジタル複写機50において、感光体
ドラム68等の回転体はデジタル複写機50の背面側に
設けられた駆動軸によって回転されるようになってい
る。ここで、本デジタル複写機50の背面側とは図2に
おいて紙面奥側を指し、正面側とは紙面手前側を指すも
のとする。したがって、デジタル複写機50の正面側−
背面側方向は、デジタル複写機50において記録用紙が
搬送される方向に直交する方向である。
【0043】また、感光体ドラム68等は、メンテナン
スや交換等のためにデジタル複写機50本体から取り出
す必要が生じる場合がある。このような場合には、デジ
タル複写機50の正面側に設けられた扉を開き、感光体
ドラム68を正面側へ引き出すことによって感光体ドラ
ム68を取り出すようになっている。感光体ドラム68
を取り出す際には、感光体ドラム68をデジタル複写機
50本体の駆動軸と切り離す必要がある。
【0044】そこで、本デジタル複写機50には、以下
に説明する連結装置が設けられている。なお、以下では
感光体ドラム68とデジタル複写機50本体の駆動軸と
を連結する連結装置について説明するが、この連結装置
はこれに限らず、回転する2つの回転体を着脱可能に連
結する他の部分にも用いることができる。
【0045】図1(a)は、本実施形態に係る連結装置
およびその周辺を示す部分断面図であり、図1(b)
は、図1(a)のA−A線矢視断面図である。なお、図
1(a)では、連結装置が連結される前の状態を示して
いる。また、図1(a)および図1(b)において矢印
Fはデジタル複写機50の正面側を指し、矢印Rは背面
側を指している。他の図においても矢印Fおよび矢印R
が、それぞれ正面側および背面側を指すものとする。さ
らに、以下において単に軸方向および回転方向と称した
場合は、それぞれ駆動軸2に対する軸方向および回転方
向(実際に駆動軸2が回転する向き、およびその逆向き
を含む。)を指すものとする。
【0046】本連結装置は、駆動部(第1回転部)およ
び従動部(第2回転部)を連結するものである。駆動部
は、駆動軸(回転軸)2、カップリング8、ねじり圧縮
コイルバネ12、回り止め部材(回り止め部)10、ビ
ス(締結部)14、デジタル複写機50に設けられた駆
動モータ等の駆動源(図示せず)等を有している。駆動
軸2には、駆動源から回転駆動力が伝達されるようにな
っている。駆動軸2には、軸受け4が挿入して取り付け
られている。この軸受け4がデジタル複写機50本体側
に取り付けられることにより、駆動軸2がデジタル複写
機50に支持される。また、駆動軸2には、軸受け4に
対して正面側に隣接してEリング6が取り付けられてい
る。Eリング6は、本連結装置の連結時や連結後に駆動
軸2に対して背面側にかかる軸方向の力を、軸受け4に
て受けるためのものである。また、カップリング8は、
ほぼ円筒状の形状を有しており、その円筒が駆動軸2の
外周と同心となる状態で駆動軸2に摺動自在に嵌め込ま
れるようになっている。つまり、カップリング8が駆動
軸2の外側に摺動自在に嵌め込まれている。そして、カ
ップリング8は駆動軸2とともに回転できるようになっ
ている。
【0047】また、従動部は、フランジ(支持体)1
6、およびフランジ16に取り付けられた感光体ドラム
(筒状体)68等を有している。フランジ16は、感光
体ドラム68におけるデジタル複写機50背面側の端、
つまり円筒状の感光体ドラム68の一底面側に嵌め込ま
れるようにして取り付けられている。フランジ16の中
心には、駆動軸2が挿入されるべき軸穴16bが形成さ
れており、駆動部と従動部とが連結される際には、軸穴
16bに駆動軸2が挿入されて感光体ドラム68が背面
側に押し込まれる。
【0048】なお、本連結装置は、駆動部における駆動
軸2、カップリング8、ねじり圧縮コイルバネ12、回
り止め部材10、およびビス14と、従動部におけるフ
ランジ16とからなる。また、本連結装置と従動部にお
ける感光体ドラム68を含めた構成を回転装置と称す
る。
【0049】駆動部のカップリング8から従動部への駆
動力の伝達は、カップリング8に形成された凸部(歯
部)8aとフランジ16に形成された凹部16aとの噛
み合わせ(歯合)によってなされている。ここで、カッ
プリング8の凸部8aおよびフランジ16の凹部16a
の具体的形状について、図3(a)から図3(d)に基
づいて説明する。図3(a)はカップリング8を正面側
から軸方向に見た場合の平面図、図3(b)は図3
(a)における矢印B方向から見た側面図、図3(c)
は後述する図3(d)におけるC−C線矢視断面図、図
3(d)はフランジ16を背面側から軸方向に見た場合
の平面図である。なお、凸部8aおよび凹部16aは、
駆動軸2に対して軸対称となるようにそれぞれ2箇所に
形成されている。ただし、凸部8aおよび凹部16aの
数および位置はこれに限られるものではない。
【0050】カップリング8の凸部8aは、カップリン
グ8における円筒部分の一部が軸方向正面側に突出して
形成されている。そして、凸部8aは、回転方向の幅が
先端(正面側)になるほど単調に狭くなるような形状、
つまり、テーパ面8a1を有する形状である。図3
(a)では、テーパ面8a1に斜線を付している。
【0051】フランジ16の凹部16aは、カップリン
グ8の凸部8aが嵌まり込むような形状になっている。
したがって、凹部16aもテーパ面16a1を有する形
状である。図3(d)でも、テーパ面16a1に斜線を
付している。
【0052】そして、本連結装置が連結され、後述する
ようにカップリング8がフランジ16に対して付勢され
た状態では、凸部8aが凹部16aに押し込まれ、凸部
8aおよび凹部16aそれぞれのテーパ面8a1・16
a1同士が密着するようになっている。この状態を図4
に示す。図4は、本連結装置が連結され、カップリング
8の凸部8aがフランジ16の凹部16aに嵌まり込ん
だ状態を示す部分断面図である。この状態では、カップ
リング8とフランジ16との間に回転方向のガタが生じ
ることはほとんどなく、確実な連結を得ることができ
る。
【0053】なお、ここに示した凸部8aおよび凹部1
6aは一例であり、本連結装置におけるカップリング8
およびフランジ16の連結部分の形状は、カップリング
8がフランジ16側に付勢されることにより、カップリ
ング8とフランジ16とが、ガタなく連結される形状で
あればよい。
【0054】次に、カップリング8の駆動軸2への取り
付けについて図1に戻って説明する。駆動軸2にはカッ
プリング8が摺動自在となるように嵌め込まれている。
カップリング8の摺動方向は、駆動軸2によりその軸方
向に案内され、さらに、カップリング8に形成された長
穴8bと、駆動軸2に取り付けられた回り止め部材10
とによりカップリング8が駆動軸2に対して回転するこ
とが制限されている。カップリング8に形成された長穴
8bは、軸方向、つまりカップリング8が摺動すべき方
向に延びるように形成された小判状の穴である。回り止
め部材10は、駆動軸2に対して軸方向に直交する方向
に打ち込まれ、駆動軸2の側面から一部が突出するよう
に設けられた円柱状の部材である。そして、回り止め部
材10が長穴8bに嵌まり込むことによって、カップリ
ング8が駆動軸2に対して、回転方向へはほとんど摺動
せず、軸方向へは摺動できるようになっている。
【0055】このようにカップリング8が摺動自在に取
り付けられることで、後述するねじり圧縮コイルバネ1
2の作用によりカップリング8がフランジ16に付勢さ
れるようになっている。なお、長穴8bおよび回り止め
部材10の突出部分は、駆動軸2に対して軸対称となる
ようにそれぞれ2箇所に形成されている。ただし、長穴
8bおよび回り止め部材10の突出部分の数および位置
はこれに限られるものではなく、例えば駆動軸2に対し
て一方にのみ設けられていてもよい。
【0056】ここで、円柱状の回り止め部材10の直径
と、長穴8bの幅(長手方向と直交する方向の幅をい
う。以下においても同じ。)とが等しい場合には、駆動
軸2とカップリング8との間に回転方向のガタが生じる
ことはない。しかし、この場合では、回り止め部材10
と長穴8bとの間に働く摩擦が大きくなり、カップリン
グ8の軸方向への摺動が阻害されることになる。また、
カップリング8および回り止め部材10の製造上も、回
り止め部材10の直径と長穴8bの幅とを等しくするこ
とは困難である。
【0057】そこで、本連結装置では、回り止め部材1
0の直径より長穴8bの幅を僅かに大きくするととも
に、予めカップリング8に回転方向の力を加わえ、カッ
プリング8の長穴8bにおける軸方向に延びる内壁(回
転方向に直交する内壁)の一方が回り止め部材10に付
勢されるようになっている。つまり、カップリング8が
回り止め部材10に対して回転方向に付勢されるように
なっている。この回転方向の力をねじり力と称する。こ
れにより、カップリング8の軸方向への摺動が自在とな
るとともに、駆動軸2とカップリング8との間の回転方
向のガタの発生を抑えることができる。そして、駆動軸
2からカップリング8へ回転駆動力が確実に伝達され、
駆動軸2の回転がカップリング8に正確に伝達されるこ
とになる。
【0058】なお、カップリング8の摺動をより滑らか
にするために、図5(a)および図5(b)に示すよう
な構成としてもよい。図5(a)は、図1(a)におけ
る駆動部の一変形例を示す平面図であり、図5(b)
は、図5(a)におけるD−D線矢視断面図である。こ
の構成では、回り止め部材(回り止め部)20が、支柱
(第1部材)20a、カラー(第2部材)20bおよび
固定ピン20cにより構成されている。支柱20aは、
図1(a)の回り止め部材10と同様に駆動軸2に打ち
込まれている。そして、支柱20aの駆動軸2の側面か
ら突出している部分の外側に円筒状のカラー20bが、
支柱20aに対して回転可能に嵌め込まれている。つま
り、カップリング8を軸方向に案内し、かつ、カップリ
ング8の駆動軸2に対する回転止めとなる回り止め部材
20が、カップリング8と当接する部分において、支柱
20aおよびカラー20bからなる2重構造になってい
る。このカラー20bの抜けを防止するように固定ピン
20cが支柱20aの両端に取り付けられている。この
構成では、カラー20bの直径が図1(a)の回り止め
部材10の直径に相当している。
【0059】この構成では、カップリング8が軸方向に
移動する際にカップリング8と支柱20aとの間にカラ
ー20bが介在することになる。これにより、カップリ
ング8が移動する際の接触状態の一部が転がり接触とな
り、図1(a)の構成のようにカラー20bを介さない
場合と比較して、摺動による摩擦が低減され、カップリ
ング8の移動が滑らかになるため好ましい。特に、カラ
ー20bを自己潤滑性を有する部材、例えばPOM(ポ
リアセタール樹脂)、PPS(ポリフェニレンスルフィ
ド樹脂)等の自己潤滑性の優れたエンジニアリングプラ
スチックや、銅系の焼結部材により形成することで、カ
ップリング8や支柱20aとのすべり摩擦が低減され、
すべり性がよくなるため好ましい。また、カラー20b
の代わりにラジアルベアリング等を用いてもよい。
【0060】上記ねじり力を加えるためには、従来の構
成(図10参照)に対して新たにねじりコイルバネ等を
設けることが考えられる。この構成でもよいが、この構
成では部品点数が増加することになる。そこで、図1
(a)等に示すように、本連結装置では、カップリング
8に対して軸方向の力を加えるためのバネをねじり圧縮
コイルバネ12とすることにより、1つのバネにてカッ
プリング8に対し軸方向の力および回転方向の力の両方
の力を加えることができるようになっている。
【0061】このねじり圧縮コイルバネ12は、図1
(a)に示すように駆動軸2に巻き付けられた状態にお
いて、軸方向に圧縮されることにより圧縮された向きと
は逆向きの力を生じる。また、回転方向にねじられるこ
とによりねじられた向きとは逆向きの力を生じる。
【0062】このねじり圧縮コイルバネ12は、一端が
駆動軸2に取り付けられ、他端がカップリング8に取り
付けられている。ねじり圧縮コイルバネ12の駆動軸2
に取り付けられた端を第1端、カップリング8に取り付
けられた端を第2端と称する。ねじり圧縮コイルバネ1
2の第1端は、駆動軸2の側面に先端が突出して取り付
けられたビス(締結部材)14に巻き付けることにより
駆動軸2に固定されている。ビス14の代わりにピン等
を駆動軸2に打ち込んで用いてもよい。また、ねじり圧
縮コイルバネ12の第2端は、カップリング8の外周面
の端に例えば軸方向に延びるように形成された溝8cに
嵌め込めれることによりカップリング8に固定されてい
る。そして、ねじり圧縮コイルバネ12の第1端および
第2端が取り付けられる際には、ねじり圧縮コイルバネ
12がねじられた状態で取り付けられる。これにより、
カップリング8に対して上記ねじり力を生じさせること
ができる。
【0063】なお、ねじり圧縮コイルバネ12の第1端
の取り付けは、駆動軸2の外周に例えば軸方向と直交す
る方向に穴を形成しておき、その穴に第1端を挿入する
ようにしてもよい。ただし、この場合ではねじり圧縮コ
イルバネ12を駆動軸2に取り付ける際に、第1端によ
って駆動軸2の表面を傷つけないように注意する必要が
ある。上記のようにビス14による取り付けでは、駆動
軸2を傷つける可能性が低く好ましい。
【0064】また、ねじり圧縮コイルバネ12の第1端
を取り付ける他の構成としては、図6に示すようなもの
であってもよい。図6は、図1(a)における駆動部の
一変形例を示す部分断面図である。この構成では、駆動
軸2’の外径が変化し、段差部2’bが形成されてお
り、駆動軸2’におけるカップリング8が摺動する部分
およびねじり圧縮コイルバネ12が巻き付けられている
部分の外径に対して、ねじり圧縮コイルバネ12の第1
端が取り付けられる部分の外径が大きくなっている。そ
して、この外径が大きくなっている部分に例えば軸方向
に延びる溝(嵌合部)2’aが形成されており、この溝
2’aにねじり圧縮コイルバネ12の第1端が嵌め込ま
れている。この構成では、駆動軸2’を傷つける可能性
が低いとともに、ビス14が不要となり部品点数を削減
できるため好ましい。
【0065】なお、ここでは溝2’aや溝8cにねじり
圧縮コイルバネ12の第1端や第2端を挿入する構成に
ついて説明したが、溝2’aや溝8cの代わりに穴(嵌
合部)を形成してもよい。この穴は、カップリング8に
おける軸方向と直交する面(背面側)や、駆動軸2’の
段差部2’bにおける軸方向と直交する面に例えば軸方
向に延びるように形成すればよい。ねじり圧縮コイルバ
ネ12の第1端や第2端が外れにくくなる点では穴によ
り固定した方が好ましく、組立てが容易である点では溝
2’aや溝8cにより固定した方が好ましい。
【0066】以上のようにしてねじり圧縮コイルバネ1
2を駆動軸2に取り付けておくこと、駆動部と従動部と
を連結する際に、感光体ドラム68が背面側に押し込ま
れてカップリング8がフランジ16に当接し、カップリ
ング8が軸方向背面側に移動することによって、ねじり
圧縮コイルバネ12の作用により上述したようにカップ
リング8がフランジ16に付勢されることになる。ま
た、カップリング8は回り止め部材10(回り止め部
材)にも付勢されることになる。なお、カップリング8
は、少なくとも駆動部と従動部が完全に連結された状態
で上記のように付勢されておればよい。
【0067】上記の各構成におけるねじり圧縮コイルバ
ネ12の巻方向としては何れの方向でもよい。用いるね
じり圧縮コイルバネ12としては、次の点を考慮する必
要がある。すなわち、本連結装置が連結されておらず、
ねじり圧縮コイルバネ12が延びた状態(図1(a)の
状態)、および本連結装置が連結され、ねじり圧縮コイ
ルバネ12が縮んだ状態(図4の状態)の各状態におい
て、ねじり圧縮コイルバネ12の内径が駆動軸2の外径
より小さくならないようにする。また、ねじり圧縮コイ
ルバネ12の第1端や第2端を溝2’aや溝8cに挿入
している場合には、上記各状態においてねじり圧縮コイ
ルバネ12の径が大きくなることにより第1端や第2端
が溝2’aや溝8cから外れることがないようにする。
【0068】次に、ねじり圧縮コイルバネ12によりカ
ップリング8に加えるねじり力の向きについて図7、図
8(a)および図8(b)に基づいて説明する。図7
は、現像ローラ72aが感光体ドラム68に接触しなが
ら回転している状態を示す概念図である。図8(a)お
よび図8(b)は、本連結装置においてカップリング8
に対してそれぞれ互いに異なる向きにねじり力を加える
状態を示す概念図である。なお、ここでは回り止め部材
10について説明しているが、回り止め部材20につい
ても同様である。
【0069】図2に示した現像器72の現像方式が接触
現像方式の場合、図7に示すように感光体ドラム68に
現像ローラ72aが接触しながら回転することになる。
現像ローラ72aが感光体ドラム68を先送りするよう
な周速差を有している場合、つまり、現像ローラ72a
の外周の速度が感光体ドラム68の外周の速度より大き
い場合を考える。このとき、現像ローラ72aとの摩擦
により感光体ドラム68を先送りしようとする力による
感光体軸上トルクをT1とし、感光体ドラム68を所定
の回転速度で回転させるために必要な最小限のトルク
(感光体駆動トルク)をT2とする。また、圧縮コイル
バネのねじり力によるトルクをT0とする。
【0070】ここで、トルクT0は、トルクT1とトル
クT2との大小関係によって感光体ドラム68の回転の
向きと同じ向きに働く場合と、逆向きに働く場合とがあ
る。
【0071】具体的に、トルクT1<トルクT2の場合
には、回り止め部材10を、カップリング8の長穴8b
において駆動軸2の回転の向きに対する下流側(回転の
向きと同じ側)の壁に当接させる向きにトルクT0を作
用させる方が安定する。したがって、図8(a)に示す
ように、ねじり圧縮コイルバネ12によりカップリング
8に対して予め加えられるねじり力によるトルクT0が
駆動軸2の回転の向きと逆向き(矢印Tw1が指す向
き)になるようにねじり圧縮コイルバネ12を取り付け
る。
【0072】一方、トルクT1>トルクT2の場合に
は、回り止め部材10を、カップリング8の長穴8bに
おいて駆動軸2の回転の向きに対する上流側(回転の向
きと逆側)の壁に当接させる向きにトルクT0を作用さ
せる方が安定する。したがって、図8(b)に示すよう
に、ねじり圧縮コイルバネ12によりカップリング8に
対して予め加えられるねじり力によるトルクT0が駆動
軸2の回転の向きと同じ向き(矢印Tw2が指す向き)
になるようにねじり圧縮コイルバネ12を取り付ける。
【0073】本デジタル複写機50では、感光体ドラム
68の直径をφ0.03m(30mm)、T1=7.8
4×10-2N・m(0.8kgf・cm)、T2=1.
47×10-1N・m(1.5kgf・cm)としてい
る。
【0074】現像器72の現像方式が非接触現像方式の
場合や、現像ローラ72aの外周の速度が感光体ドラム
68の外周の速度より小さい場合では、上記トルクT1
<トルクT2の場合と同様になる。
【0075】以上のように、本連結装置は、例えば、駆
動モータ等の駆動源に接続された駆動軸2と、この駆動
軸2により駆動すべき従動部とを着脱可能に連結し、駆
動源からの回転を従動部に伝達するための連結装置であ
る。
【0076】なお、ここではカップリング8やねじり圧
縮コイルバネ12等が駆動部に設けられた場合について
説明したが、これに限らず、連結部分における駆動部の
構成と従動部の構成とが逆になっていてもよい。
【0077】つまり、本連結装置は、回転する第1回転
部と第2回転部とを着脱可能に連結する連結装置であっ
て、上記第1回転部に設けられた駆動軸2と、駆動軸2
とともに回転でき、かつ、駆動軸2に沿って摺動できる
ように取り付けられたカップリング8と、駆動軸2に設
けられ、カップリング8と当接することによりカップリ
ング8の駆動軸2に対する回りを止める回り止め部材1
0(回り止め部材20)とを備えている。そして、カッ
プリング8は、第1回転部と第2回転部とが連結される
際に第2回転部と当接し、駆動軸2の軸方向に移動され
ることにより第2回転部に対して駆動軸2の軸方向に付
勢される。また、カップリング8は、回り止め部材10
(回り止め部材20)に対しても付勢されている。
【0078】この構成では、カップリング8と第2回転
部との間にガタが発生することを抑制することができる
とともに、カップリング8と駆動軸2との間にガタが発
生することをも抑制することができる。その結果、第1
回転部と第2回転部とを連結した際に、第1回転部と第
2回転部との間にガタが発生することを抑制することが
でき、第1回転部および第2回転部の何れか一方からの
回転を他方へ正確に伝達することができる。
【0079】(変形例)次に、本実施形態における一変
形例について図9に基づいて説明する。
【0080】上述した連結装置は、感光体ドラム68の
外部において感光体ドラム68とデジタル複写機50本
体の駆動軸2とを連結するものであった(図4参照)。
この構成では、感光体ドラム68の外部において、連結
装置を設けるためのスペースを確保する必要がある。つ
まり、感光体ドラム68の外部において、カップリング
8を軸方向に摺動自在に取り付けるため長さを駆動軸2
上で確保しておく必要がある。
【0081】これに対して、本変形例の構成は、上記ス
ペースを削減することによってデジタル複写機50の小
型化を図り、その結果デジタル複写機50の重量軽減、
部品コスト削減、輸送コスト削減等を可能とする構成で
ある。
【0082】具体的には、図9に示すように連結装置を
中空状の感光体ドラム68の内部に設けるようにしてい
る。図9は、本変形例に係る連結装置(下段)と、上述
の連結装置(上段)とを比較して図示した部分断面図で
ある。なお、図9では、上述の構成要素と同等の機能を
有する構成要素に対しては同一の符号を付記し、以下で
はその説明を省略する。
【0083】連結装置を感光体ドラム68の内部に設け
る構成では、カップリング8の凸部8aが嵌まり込む凹
部17aが、感光体ドラム68の他端(デジタル複写機
50正面側の端、フランジ16側とは反対の端)に設け
られたフランジ(支持体)17に形成されている。つま
り、凹部17aは、感光体ドラム68を取り付ける際に
感光体ドラム68をスライド移動させる方向に対して上
流側のフランジ17(感光体ドラム68を取り付ける際
に駆動軸2が後で挿入されるフランジ17)に形成され
ている。そして、凹部17aはフランジ17の内側に形
成されており、これにより連結装置が感光体ドラム68
の内部に位置することになる。なお、このフランジ17
も上記従動部に含まれる。そして、本連結装置は、駆動
部における駆動軸2、カップリング8、ねじり圧縮コイ
ルバネ12、回り止め部材10、およびビス14と、従
動部におけるフランジ17とからなる。
【0084】このように連結装置を感光体ドラム68内
部に設けるためには、上記フランジ16に相当するフラ
ンジ16’がカップリング8やビス14等を通過させる
ような構造にしておく必要がある。そのために、フラン
ジ16’には内径が、軸穴16bの内径やカップリング
8の外径より大きい貫通穴16’bが形成されている。
一方で、フランジ16’は駆動軸2に支持される必要が
あるので、駆動軸2には、感光体ドラム68を取り付け
た状態で貫通穴16’に対応する位置において、駆動軸
2の外周と貫通穴16’の内周との間を埋めるスペーサ
18が設けられている。このスペーサ18は、軸方向両
端のEリング20・20によって駆動軸2に対して位置
決めされている。なお、スペーサ18の外周をデジタル
複写機50の正面側から背面側に向けて外径が広がるテ
ーパとし、貫通穴16’の内周も同様のテーパとてもよ
い。この場合、感光体ドラム68を取り付ける際に、感
光体ドラム68の軸方向の位置を上記テーパによって位
置決めすることが可能になる。
【0085】この連結装置を感光体ドラム68の内部に
設ける構成では、外部に設ける構成と比較して図9中L
に相当する軸方向の長さが短縮されることになり、これ
によりデジタル複写機50の正面側−背面側方向の厚み
を薄くすることが可能になる。なお、Lの具体的な数値
はカップリング8の長さやねじり圧縮コイルバネ12の
長さ等によって異なるが20mm〜45mm程度であ
る。実際に本変形例のデジタル複写機50ではLとして
約35mmの短縮が実現できた。
【0086】なお、連結装置を感光体ドラム68の内部
に設ける場合であっても、外部に設ける場合であって
も、駆動軸2がフランジ17の軸穴17bに嵌め込まれ
ている。これにより、感光体ドラム68におけるデジタ
ル複写機50の正面側の端が駆動軸2に支持されてい
る。さらに、駆動軸2の先端は、デジタル複写機50の
正面側のフレーム(プロセスフレーム)50aに設けら
れた軸受け5に挿入されて回転可能に支持されるように
なっている。
【0087】なお、図9では連結装置全体が感光体ドラ
ム68の内部に位置する場合を示しているが、連結装置
全体が感光体ドラム68の内部に位置するようになって
いても、上記の効果は得られる。
【0088】つまり、本連結装置は、駆動部と従動部が
連結された状態において、カップリング8の少なくとも
一部が感光体ドラム68の内側に位置した状態で駆動部
と従動部とを連結するものである。
【0089】この構成では、駆動軸2の軸方向において
連結部分による余分なスペースの占有を抑えて装置を小
さく構成することができる。
【0090】また、上記の構成では、カップリング8が
感光体ドラム68に覆われた状態となる。これにより、
凸部8aが凹部17aに嵌まり込む部分におけるゴミ等
の付着による連結不良の発生を抑制することができる。
なお、ゴミとしては、本デジタル複写機50内部の他の
駆動部分から発生する削れ粉等が考えられる。さらに、
上記の構成では、凹部17aが感光体ドラム68に覆わ
れているため、感光体ドラム68が取り外されて放置さ
れた状態や感光体ドラム68の搬送時等において、凹部
17aに外部から衝撃が加わる可能性を低減し、凹部1
7aの破損を防止することができる。その結果、駆動部
と従動部との確実な連結が実現され、感光体ドラム68
の正確な回転が可能になる。
【0091】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る連結装置
は、回転する第1回転部と第2回転部とを着脱可能に連
結する連結装置であって、第1回転部に設けられた回転
軸と、回転軸とともに回転でき、かつ、回転軸に沿って
摺動できるカップリングと、回転軸に設けられ、カップ
リングと当接する回り止め部とを備え、カップリング
が、第1回転部と第2回転部とが連結される際に第2回
転部に対して軸方向に付勢されるとともに、回り止め部
に対しても付勢されている構成である。
【0092】上記の構成では、第1回転部と第2回転部
とを連結した際に、第1回転部と第2回転部との間にガ
タが発生することを抑制することができ、第1回転部お
よび第2回転部の何れか一方からの回転を他方へ正確に
伝達することができる。
【0093】本発明に係る連結装置は、上記の連結装置
において、さらに、回り止め部が第1部材および第2部
材を含む二重構造になっており、第1部材は上記回転軸
に固定されており、第2部材は上記カップリングと当接
するように設けられており、第2部材が第1部材に対し
て回転可能であることが好ましい。
【0094】上記の構成では、カップリングの移動を滑
らかにすることができる。
【0095】本発明に係る連結装置は、上記の連結装置
において、さらに、第2部材が、自己潤滑性を有する部
材からなることが好ましい。
【0096】上記の構成では、第2部材と第1部材との
間、および第2部材とカップリングとの間のすべり摩擦
が低減され、カップリングの移動をさらに滑らかにする
ことができる。
【0097】本発明に係る連結装置は、上記何れかの連
結装置において、さらに、カップリングを、第2回転部
に対して付勢するとともに、回り止め部に対しても付勢
するねじり圧縮コイルバネが回転軸に取り付けられてい
ることが好ましい。
【0098】上記の構成では、カップリングに対して作
用させるべき2つの力を1つの部品で発生させることが
できることになり、部品点数の削減を図ることが可能に
なる。
【0099】本発明に係る連結装置は、上記の連結装置
において、さらに、回転軸が、締結部を有し、ねじり圧
縮コイルバネの一端が締結部に懸架されて回転軸に取り
付けられていることが好ましい。
【0100】上記の構成では、ねじり圧縮コイルバネを
回転軸に取り付ける際に、回転軸に傷等が付く危険性を
低減し、ねじり圧縮コイルバネの取り付けを容易にする
ことができる。
【0101】本発明に係る連結装置は、上記の連結装置
において、さらに、回転軸が段差部を有し、段差部には
嵌合部が形成されており、ねじり圧縮コイルバネの一端
が嵌合部に嵌合されて回転軸に取り付けられていること
が好ましい。
【0102】上記の構成では、ねじり圧縮コイルバネを
回転軸に取り付ける際に回転軸に傷等が付く危険性を低
減することができるとともに、ねじり圧縮コイルバネの
取り付けを容易にすることができる。
【0103】本発明に係る回転装置は、上記何れかの連
結装置と、第2回転部に設けられた中空形状の筒状体
と、筒状体の内側に取り付けられた支持体とを含み、回
転軸が支持体に挿入されることにより第2回転部が回転
軸に支持される構成である。
【0104】上記の構成では、第2回転部が中空形状の
筒状体であり、第1回転部の回転軸に支持されて回転す
るものである場合に、上述の連結装置による効果を得る
ことができる。
【0105】本発明に係る回転装置は、上記の回転装置
において、さらに、カップリングの少なくとも一部が筒
状体の内側に位置した状態で、カップリングが支持体に
付勢されて第1回転部と第2回転部との間で回転が伝達
可能となることが好ましい。
【0106】上記の構成では、回転装置における特に回
転軸の軸方向において連結部分による余分なスペースの
占有を抑えて装置を小さく構成することができる。ま
た、連結部分が筒状体に覆われた状態となり、連結部へ
のゴミ等の付着による連結不良の発生を抑制することが
できる。さらに、第2回転部の連結部分が筒状体に覆わ
れているため、連結部分に外部から衝撃が加わり連結部
が破損する可能性を低減することができる。
【0107】あるいは本発明に係る回転装置は、上記の
回転装置において、さらに、支持体が筒状体の両端側に
それぞれ取り付けられており、第1回転部と第2回転部
とが連結される際に回転軸が後に挿入される支持体にカ
ップリングが付勢されて第1回転部と第2回転部との間
で回転が伝達可能となることが好ましい。
【0108】上記の構成でも連結部分が第2回転部の筒
状体に覆われた状態となり、上述した効果を得ることが
できる。
【0109】本発明に係る画像形成装置は、上記何れか
の連結装置を含む画像形成装置であって、第1回転部が
画像形成装置本体に設けられており、第2回転部が感光
体ドラムを含む構成である。
【0110】上記の構成では、感光体ドラムの回転ムラ
や振動を抑制し、感光体ドラム上に形成される画像のジ
ッタ等を抑えて、形成する画像の品位を向上させること
が可能になる。
【0111】本発明に係る画像形成装置は、上記何れか
の回転装置を含む画像形成装置であって、第1回転部が
画像形成装置本体に設けられており、筒状体が回転に伴
って表面に画像が形成される感光体ドラムであり、支持
体が感光体ドラムの内側に取り付けられたフランジであ
る構成である。
【0112】上記の構成では、上記回転装置を例えば複
写機等の画像形成装置の感光体ドラムの構成に用いる。
これにより、感光体ドラムの回転ムラや振動を抑制し、
感光体ドラム上に形成される画像のジッタ等を抑えて、
形成する画像の品位を向上させることが可能になるとと
もに、画像形成装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施の一形態に係る連結装置
およびその周辺を示す部分断面図であり、(b)は
(a)のA−A線矢視断面図である。
【図2】本発明の実施の一形態に係る連結装置が用いら
れるデジタル複写機の概略構成図である。
【図3】(a)は本発明の実施の一形態に係る連結装置
におけるカップリングを正面側から軸方向に見た場合の
平面図、(b)は(a)における矢印B方向から見た側
面図、(c)は後述する(d)におけるC−C線矢視断
面図、(d)は上記連結装置におけるフランジを背面側
から軸方向に見た場合の平面図である。
【図4】本発明の実施の一形態に係る連結装置が連結さ
れ、カップリングの凸部がフランジの凹部に嵌まり込ん
だ状態を示す部分断面図である。
【図5】(a)は、図1(a)における駆動部の一変形
例を示す平面図であり、(b)は、(a)におけるD−
D線矢視断面図である。
【図6】図1(a)における駆動部の一変形例を示す部
分断面図である。
【図7】現像ローラが感光体ドラムに接触しながら回転
している状態を示す概念図である。
【図8】(a)および(b)は、本発明の実施の一形態
に係る連結装置においてカップリングに対してそれぞれ
互いに異なる向きにねじり力を加える状態を示す概念図
である。
【図9】図4の連結装置(上段)と、図4の一変形例と
しての連結装置(下段)とを比較して図示した部分断面
図である。
【図10】従来のドラム連結装置の構成を示す部分断面
図である。
【符号の説明】
2 駆動軸(回転軸) 2’a 溝(嵌合部) 2’b 段差部 4 軸受け 6 Eリング 8 カップリング 12 ねじり圧縮コイルバネ 14 ビス(締結部) 16 フランジ 16’ フランジ 17 フランジ 20 回り止め部材(回り止め部) 20a 支柱(第1部材) 20b カラー(第2部材) 20c 固定ピン 50 デジタル複写機(画像形成装置) 68 感光体ドラム 72a 現像ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 孝一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 門脇 英明 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 谷口 匡 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 寺田 光良 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H035 CA07 CB01 CB03 CB04 CD01 CD07 CG03 2H071 CA02 CA05 DA15 DA26

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転する第1回転部と第2回転部とを着脱
    可能に連結する連結装置において、 上記第1回転部に設けられた回転軸と、 上記回転軸とともに回転でき、かつ、上記回転軸に沿っ
    て摺動できるように取り付けられたカップリングと、 上記回転軸に設けられ、上記カップリングと当接するこ
    とにより上記カップリングの上記回転軸に対する回りを
    止める回り止め部とを含み、 上記カップリングが、上記第1回転部と第2回転部とが
    連結される際に上記第2回転部と当接し、上記回転軸の
    軸方向に移動されることにより上記第2回転部に対して
    上記回転軸の軸方向に付勢されて上記第1回転部と上記
    第2回転部との間で回転が伝達可能となるとともに、 上記カップリングが、上記回り止め部に対しても付勢さ
    れていることを特徴とする連結装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の連結装置において、 上記回り止め部が、上記カップリングと当接する部分に
    おいて第1部材および第2部材を含む二重構造になって
    おり、 上記第1部材は上記回転軸に固定されており、上記第2
    部材は上記カップリングと当接するように設けられてお
    り、上記第2部材が上記第1部材に対して回転可能であ
    ることを特徴とする連結装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の連結装置において、 上記第2部材が、自己潤滑性を有する部材からなること
    を特徴とする連結装置。
  4. 【請求項4】請求項1から3の何れか1項に記載の連結
    装置において、 上記カップリングを、上記第2回転部に対して上記回転
    軸の軸方向に付勢するとともに、上記回り止め部に対し
    ても付勢するねじり圧縮コイルバネが上記回転軸に取り
    付けられていることを特徴とする連結装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の連結装置において、 上記回転軸が、その外周面から突出して設けられた締結
    部を有し、 上記ねじり圧縮コイルバネは、その一端が上記締結部に
    懸架されて上記回転軸に取り付けられていることを特徴
    とする連結装置。
  6. 【請求項6】請求項4に記載の連結装置において、 上記回転軸が、上記ねじり圧縮コイルバネが取り付けら
    れた部分より外径が大きくなっている段差部を有し、上
    記段差部には上記ねじり圧縮コイルバネの一端が嵌合さ
    れる嵌合部が形成されており、 上記ねじり圧縮コイルバネは、その一端が上記嵌合部に
    嵌合されて上記回転軸に取り付けられていることを特徴
    とする連結装置。
  7. 【請求項7】請求項1から6の何れか1項に記載の連結
    装置と、 上記第2回転部に設けられた中空形状の筒状体と、上記
    筒状体の内側に取り付けられた支持体とを含み、 上記第1回転部と第2回転部とが連結される際に上記回
    転軸が上記支持体に挿入されることにより上記第2回転
    部が上記回転軸に支持されることを特徴とする回転装
    置。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の回転装置において、 上記第1回転部と第2回転部とが連結された状態におい
    て、上記カップリングの少なくとも一部が上記筒状体の
    内側に位置した状態で、上記カップリングが上記支持体
    に付勢されて上記第1回転部と上記第2回転部との間で
    回転が伝達可能となることを特徴とする回転装置。
  9. 【請求項9】請求項7に記載の回転装置において、 上記支持体が、上記筒状体の両端側にそれぞれ取り付け
    られており、 上記第1回転部と第2回転部とが連結された状態におい
    て、上記第1回転部と第2回転部とが連結される際に上
    記回転軸が後に挿入される支持体に上記カップリングが
    付勢されて上記第1回転部と上記第2回転部との間で回
    転が伝達可能となることを特徴とする回転装置。
  10. 【請求項10】請求項1から6の何れか1項に記載の連
    結装置を含む画像形成装置において、 上記第1回転部が、上記画像形成装置本体に設けられて
    おり、 上記第2回転部が、回転に伴って表面に画像が形成され
    る感光体ドラムを含むことを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】請求項7から9の何れか1項に記載の回
    転装置を含む画像形成装置において、 上記第1回転部が、上記画像形成装置本体に設けられて
    おり、 上記筒状体が回転に伴って表面に画像が形成される感光
    体ドラムであり、上記支持体が上記感光体ドラムの内側
    に取り付けられたフランジであることを特徴とする画像
    形成装置。
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