JP3700366B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、装置本体に対し、少なくとも感光体ドラムを含む画像形成ユニットが、当該感光体ドラムの軸方向に着脱可能に取り付けられる構成を有する複写機やファクシミリなどの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、電子写真式の複写機においては、感光体ドラムを中心にして、その周囲に帯電チャージャや現像器などを配設して画像形成部を構成し、感光体ドラム周面を露光走査して得られた静電潜像を現像器から供給されるトナーで顕像化し、これを記録紙に転写して画像を形成するようになっている。
【0003】
このような複写機、特に小型の複写機においては、当該現像器のトナーの交換や感光体ドラムの劣化時におけるメンテナンスなどを容易にするため、当該画像形成部をユニット化して装置本体に対し着脱可能な構成とされている。以下、このユニット化された画像形成部を「画像形成ユニット」という。
【0004】
このような場合、複写機内部の省スペース化のため、画像形成ユニットは、感光体ドラムの軸方向に引き出しもしくは押し込んで脱着するように構成されているのがほとんどであり、当該装着時において感光体ドラムの回動軸の係合凹部(ドラム側係合凹部)が装置本体側の駆動装置の駆動軸の係合爪(駆動装置側係合爪)と同軸上に係合することにより、装置本体側の動力が感光体ドラムに伝達されるようになっていると共に(以下、この双方の係合凹部と係合爪が係合する部分を「連結部」という。)、連結時の衝撃を吸収するため、装置本体側の連結部に板バネが設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような着脱構造においては、画像形成ユニットの取り外しが容易なようにドラム側係合凹部と駆動装置側係合爪が単に板バネで軸方向に圧接された状態で係合するようになっているだけであり、この係合を確実にしておかなければ、当該係合部においてバックラッシュなどが生じて感光体ドラムに回転ムラが発生し、画像形成精度が著しく劣化するおそれがある。しかも、画像描画位置などとの関係上、画像形成ユニット装着時における感光体ドラムの軸方向の位置決めを精度よく行う必要があり、そのため、画像形成ユニット装着時における当該ユニットと装置本体との位置決め、および当該ユニット内部における感光体ドラムの位置決めの双方の精度が要求される。
【0006】
ところが、連結部の係合性を確実にしつつ、位置決め精度をあげるためには、画像形成ユニットのケーシングの成形精度、装置本体側のガイド部材などの取付精度および感光体ドラムの軸受け部の精度などが要求されると共に、本体側に位置決め部材と板バネなどの付勢部材を別途に2,3箇所に設け、上記画像形成ユニットのケーシングを付勢部材により当該位置決め部材方向に付勢して位置決めする必要があった(以下、上記位置決め部材と付勢部材を併せて単に「位置決め手段」という。)。
【0007】
このようなケーシングなどの成形精度の向上や複数の位置決め手段の設置のためコストアップは避けられないし、また、そのような位置決め手段を設けても、感光体ドラムとケーシング間の位置決めについては、依然として問題が残る。
さらに、通常ケーシングの上記付勢手段により付勢される位置には受座などが設けられており、それだけ部品点数および組立工数が増える一方、当該受座と複数の位置決め手段を設置するためのスペースが必要となるため、その分だけ装置やケーシングが大型化してしまう傾向にある。
【0008】
最近では、画像形成ユニットのケーシングに対して、さらに感光体ドラムユニットや現像ユニット、クリーニングユニット、帯電ユニットを着脱可能にし、寿命のきたユニットのみを交換して、高価な感光体ドラムをそのまま使用することによりメンテナンスコストの低減を図る構成のものが現れているが、このような二重の着脱構造の場合には感光体ドラムユニットと画像形成ユニットのケーシング間にも位置決め精度が要求され、位置決め手段の設置が必要となるので、さらにコストアップにつながると共にその設置スペースを設けるため画像形成ユニットが大型化し、ひいては複写機全体が大型化することになってしまう。
【0009】
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、簡易かつ安価でコンパクトな構成により、連結部の係合性を確保しつつ、感光体ドラムを装置本体に対し軸方向に高精度に位置決めできる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、装置本体に対し、少なくとも感光体ドラムを含む画像形成ユニットが、当該感光体ドラムの軸方向に着脱可能に取り付けられ、その装着状態において感光体ドラムの回動軸の一端部と装置本体側の駆動装置の駆動軸の端部を同軸上に係合させて駆動する構成を有する画像形成装置において、前記画像形成ユニットは、前記感光体ドラムをその軸方向に移動可能に保持すると共にクリーナを保持するカートリッジケースと、前記カートリッジケースに対し当該感光体ドラムをその回動軸と共に、前記駆動軸との係合部側に付勢する付勢手段とを有する感光体ドラムカートリッジと、前記感光体ドラムカートリッジを、着脱可能で、かつ、当該感光体ドラムの軸方向に移動可能に収納するプロセスケースと、前記プロセスケースを、前記装置本体に対して感光体ドラムの軸方向に位置決めする位置決め部材とを備えることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態を、単色のデジタル複写機(以下、単に「複写機」という。)に適用した例について説明する。
【0012】
(実施の形態1)
(複写機全体の構成)
図1は、複写機1の全体の構成を示す図である。この複写機1は、原稿画像を読み取るイメージリーダ部IRと、読み取った画像を複写紙やOHPシートなどの記録シートP上にプリントして再現するプリンタ部PRとから構成される。
【0013】
イメージリーダ部IRは、プラテンガラスに載置された原稿画像をスキャンし、これを電気信号に変換して画像データを得る周知のものである。イメージリーダ部IRで得られた画像データは、制御部10においてA/D変換されてデジタル信号となり、さらにシェーディング補正や濃度変換、エッジ強調など必要な処理を加えられた後、レーザダイオードの駆動信号として出力される。
【0014】
プリンタ部PRは、電子写真方式により記録シートP上に画像を形成するものであって、露光走査部20と、画像形成ユニット30と、給紙部50などからなる。
【0015】
露光走査部20は、不図示のレーザダイオード、ポリゴンミラー、走査レンズなどを備える。レーザダイオードは、上記制御部10からの駆動信号を受けて光変調されたレーザ光を発光する。この光変調されたレーザ光は、定速で回転駆動されるポリゴンミラーのミラー面で反射して偏向され、走査レンズを通過して、画像形成ユニット30の感光体ドラム32表面を露光走査する。
【0016】
画像形成ユニット30は、上記感光体ドラム32や、クリーナ33などを備える感光体ドラムカートリッジ31と、感光体ドラム32の周囲に配設される帯電チャージャ36や、現像ユニット37などと、これらを2重構造に分割収納するプロセスケース38とから構成されており、ユーザは寿命となったユニットを個別に交換できるようになっている。この画像形成ユニット30は、レバー391を支軸392を中心にして図の矢印方向に倒すことにより紙面に垂直な方向に装脱され、装着後レバー391を矢印と反対方向に倒すことにより装置本体に固定装着されるようになっており、この画像形成ユニット30の装着状態においては、感光体ドラム32は、装置本体の後側フレーム2に設けられた駆動装置70A(図2参照)により、予め定められた所定のシステムスピードで回転駆動されるようになっている。
【0017】
感光体ドラム32直下の転写位置には、チャージャユニット40の転写チャージャ41が配設され、この転写チャージャ41の側側部にはチャージャユニット40の除電チャージャ42が配設される。転写位置の記録シート搬送方向上流側には給紙部50が設けられており、転写位置の記録シート搬送方向下流側には定着装置60などが設けられている。給紙部50は、所定サイズの記録シートPを積層収容しておくための給紙カセット51と、この記録シートPを給紙カセット51から繰り出すための給紙ローラ52と、記録シートPを繰り出すタイミングをとるためのレジストローラ53などを備える。
【0018】
感光体ドラム32は、上記露光を受ける前にクリーナ33で感光体表面の残留トナーを除去され、さらにイレーサランプ(不図示)に照射されて除電された後、帯電チャージャ36により一様に帯電されており、このように一様に帯電した状態で露光を受けると、感光体ドラム32の表面の感光体に静電潜像が形成され、現像ユニット37により現像されてトナー像が形成される。このトナー像は、当該作像動作と同期して給紙部50から給紙されてきた記録シートP上に転写位置においてドラム・転写チャージャ間の電荷付与でトナー像を記録シートPに転写される。トナー像が転写された記録シートPは、除電チャージャ42によりドラムから引き剥がされて定着装置60に搬送され、定着装置60においてトナーが熱定着された後、排紙トレイ61上に排出され、これにより原稿の画像データに基づく画像形成が終了する。
【0019】
図2は、上記画像形成ユニット30およびその駆動装置70Aを、図1の上方向から見たときの図であり、簡易化のため帯電チャージャ36などは省略されている。
【0020】
駆動装置70Aにおいて、装置本体の後側フレーム2には、軸受3を介してモータ71の駆動軸72が回動自在に取着されるとともに、軸受4を介して駆動軸73が回動自在に取着されている。駆動軸72には歯車74が取着され、駆動軸73には歯車75が取着されており、両歯車74,75を噛み合わせ、モータ71の駆動力を駆動軸73に伝達するようになっている。この駆動軸73の画像形成ユニット30側端部には、感光体ドラム32に駆動力を伝達するために、V字山状の係合部731が形成されている。
【0021】
画像形成ユニット30において、プロセスケース38に収納される感光体ドラムカートリッジ31は、感光体ドラム32と、カートリッジケース34と、コイルバネ35などからなる。感光体ドラム32に固着された軸321の駆動装置70A側端部、すなわち画像形成ユニット30装着方向X端部には、上記係合部731と同軸上に係合するV字溝状の係合部322が形成されている。カートリッジケース34は、感光体ドラム32に固着された軸321を回動可能にかつ感光体ドラム32を軸方向に移動可能に保持する一対の腕341,342を備え、クリーナ33の先端が感光体ドラム32表面に均一に当接するように支持するとともに、クリーナ33で掻き取られた排トナーをその内部に貯留するようになっている。なお、カートリッジケース34の前側側壁には、カートリッジケース自体の回転を防止するため、ピン343が立設されている。
【0022】
上記コイルバネ35は、感光体ドラム32の前側端部と腕341との間の軸321回りに配設されている。このコイルバネ35のバネ力は、画像形成ユニット30の非装着時には腕341と感光体ドラム32の前側端部との間隔を押し広げて、感光体ドラム32の後側端部を腕342に当接させる、すなわち、感光体ドラム32を軸心方向移動可能範囲の片側に片寄せする程度のFa1,Fb1に、また、画像形成ユニット30の装置本体への装着時においては駆動装置70Aへの衝撃を吸収する程度のFa2,Fb2に、かつ感光体ドラム32の駆動時においては感光体ドラム32を装着方向Xに付勢し、感光体ドラム32の軸321の係合部322と駆動軸73の係合部731との係合状態が変化しない程度のFa3,Fb3(Fa1,Fb1<Fa2,Fb2<Fa3,Fb3)に設定されている。
【0023】
プロセスケース38の後側側壁には、駆動装置70Aの駆動軸73を挿通するための挿通孔381が設けられ、前側側壁には、感光体ドラム32の軸321を挿通し、軸321を回動可能に保持する軸受382と、カートリッジケース34に立設されたピン343を嵌挿するための嵌挿孔384と、レバー391側に突出するヒンジ部385とが設けられる。
【0024】
なお、装置本体の前側フレーム5には、プロセスケース38を感光体ドラム32の軸と直交する方向に位置決めするため、位置決めピン6が取着されており、上記ヒンジ部385には、位置決めピン6を嵌挿するための嵌挿孔386が形成される。
【0025】
次いで、画像形成ユニット30の着脱時の動作について説明する。
例えば、感光体ドラム32の寿命のために、感光体ドラムカートリッジ31を交換して、装置本体に画像形成ユニット30を装着するような場合、図2(a)に示すように、感光体ドラムカートリッジ31のピン343をプロセスケース38の嵌挿孔384に、感光体ドラム32の軸321を軸受382の孔に差し込んで、感光体ドラムカートリッジ31をプロセスケース38内に収納する。なお、現像ユニット37などは、プロセスケース38に対して個別に位置決め固定されている。
【0026】
レバー391(図1参照)が矢印方向に押し上げられた状態で、画像形成ユニット30を装着方向Xに押し込めると、プロセスケース38に帯同して感光体ドラム32も装着方向Xに押し込められ、図2(b)に示すように、装置本体に固定された駆動軸73の係合部731が挿通孔381からプロセスケース38内に進入して、この係合部731と軸321の係合部322とが係合され、軸321と駆動軸73とが同軸上に直接連結される。したがって、感光体ドラムカートリッジ31にコイルバネ35を設けるという簡易かつ安価でコンパクトな構成でありながら、感光体ドラム32が、装置本体を基準として高精度に位置決めされる。しかも、駆動軸73に軸321が連結されるとき、コイルバネ35のバネ力がFa1,Fb1と小さいため、連結時の衝撃を吸収することもできる。
【0027】
軸321と駆動軸73とが連結された後、画像形成ユニット30がさらに押し込められると、軸321が位置決めされているので、感光体ドラム32の装着方向Xへの移動が阻害され、位置決め後のスライド分だけコイルバネ35が押し縮められようとしてバネ力がFa2,Fb2に増大する。このため、コイルバネ35は、感光体ドラム32を軸321を介して装置本体側へ押しつける一方、カートリッジケース34を装着方向Xの反対方向に移動させる。この結果、カートリッジケース34の腕341は、プロセスケース38の軸受382側に相対的に移動し、当接する。この際、嵌挿孔386に位置決めピン6が嵌挿され、プロセスケース38が感光体ドラム32の軸と直交する方向に位置決めされる。
【0028】
さらに、腕341が軸受382に当接した後、画像形成ユニット30がさらに押し込められると、ヒンジ部385が前側フレーム5に当接し、それ以上画像形成ユニット30を装着方向Xに押し込めなくなる。この状態で、レバー391が図1の矢印と反対方向に回転される。これによって、ヒンジ部385がレバー391と前側フレーム5とで挟まれ、プロセスケース38が装着方向Xに位置決め固定される。プロセスケース38が位置決め固定されると、カートリッジケース34の腕341がコイルバネ35のバネ力Fb3によって軸受382に当接されるため、カートリッジケース34を、装置本体を基準として感光体ドラム32に対しても装着方向Xに位置決め固定することができる。
【0029】
したがって、このような二重構造の構成であっても、簡易かつ安価でコンパクトな構成により、装置本体の駆動軸73、プロセスケース38の軸受382によってのみ感光体ドラム32と、カートリッジケース34の装置本体を基準として装着方向Xの位置を高精度に位置決めすることができ、感光体ドラム32、カートリッジケース34そして装置本体とは常に同じ位置関係を保つことができる。しかも、画像形成ユニット30の固定装着時には、コイルバネ35が押し縮められてバネ力がFa3,Fb3にまで増大するため、モータ71から感光体ドラム32への駆動力伝達時に係合部731,322の係合が外れたり、バックラッシュなどが生じることもなく、駆動力が正確に伝達され、感光体ドラム32に回転ムラが発生するのを防止でき、画像形成精度を高精度に維持することができる。
【0030】
装置本体から画像形成ユニット30を取り外す場合は、レバー391を矢印方向に回動する。すると、プロセスケース38の軸受382が腕341を介してコイルバネ35のバネ力Fb3で押されているので、プロセスケース38が装着方向Xとは反対側、すなわち手前側に押し出され、コイルバネ35による軸受382へのバネ力とともに装置本体へのバネ力とがFa1,Fb1にまで解放され、画像形成ユニット30が図2(a)の状態に戻る。したがって、手前側に押し出された画像形成ユニット30を容易に引き出し、取り外すことができる。
【0031】
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2における、上記画像形成ユニット30およびその駆動装置70Bを示す図であり、簡易化のため帯電チャージャ36などは省略されている。
この実施の形態2においては、画像形成ユニット30は実施の形態1と同様であるが、駆動装置70Bは、モータ71の駆動軸72の先端に係合部731が形成され、感光体ドラム32をダイレクト駆動するように構成されている。したがって、駆動装置70Bの構成をさらに小型化することができるとともに、歯車の噛合振動をなくすことができるので、画像形成精度をさらに高めることができる。さらに、ダイレクト駆動であっても、軸321が駆動軸72に連結されるときの衝撃をコイルバネ35によって吸収することもできる。
【0032】
(変形例)
以上、本発明に係る画像形成装置を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明の内容が、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
【0033】
▲1▼ 上記実施の形態1,2においては、付勢手段としてコイルバネ35を用いたが、板バネなどの弾性部材や、ダンパーなどの付勢力を与えられる機能を有するものであればよい。
【0034】
▲2▼ また、上記実施の形態1,2においては、現像ユニット37をプロセスケース38に対して位置決めするようにしたが、現像ユニット37をカートリッジケース34に対して取り外し可能にするとともに、位置決め固定してもよい。この場合には、現像ユニット37は、カートリッジケース34の位置決めとともに装着方向Xに位置決めされることになる。
【0035】
▲3▼ また、上記実施の形態1,2においては、感光体ドラム32をクリーナ33と一体化したが、現像ユニット37など他の部材と一体化するようにしてもよい。
【0036】
▲4▼ また、上記実施の形態1,2においては、画像形成ユニット30を2重構造の構成にしたが、プロセスケース38を含まない構成にも適用できる。
【0037】
▲5▼ さらに、上記実施の形態では、複写機について説明したが、レーザプリンターなど他の画像形成装置にも適用できる。
【0038】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る画像形成装置によれば、装置本体に対し、少なくとも感光体ドラムを含む画像形成ユニットが、当該感光体ドラムの軸方向に着脱可能に取り付けられ、その装着状態において感光体ドラムの回動軸の一端部と装置本体側の駆動装置の駆動軸の端部を同軸上に係合させて駆動する構成を有する画像形成装置において、前記画像形成ユニットが、前記感光体ドラムをその軸方向に移動可能に保持すると共にクリーナを保持するカートリッジケースと、前記カートリッジケースに対し当該感光体ドラムをその回動軸と共に、前記駆動軸との係合部側に付勢する付勢手段とを有する感光体ドラムカートリッジと、前記感光体ドラムカートリッジを、着脱可能で、かつ、当該感光体ドラムの軸方向に移動可能に収納するプロセスケースと、前記プロセスケースを、前記装置本体に対して感光体ドラムの軸方向に位置決めする位置決め部材とを備えるので、簡易な構成で、感光体ドラムを画像形成装置本体に対し軸方向に高精度に位置決めすることができ、さらに、当該軸方向におけるカートリッジケースとプロセスケースの位置決めも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る複写機の構成を示す図である。
【図2】上記複写機に装着されるイメージングユニットおよびその駆動装置の構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係るイメージングユニットおよびその駆動装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 複写機
2 後側フレーム
3,4 軸受
5 前側フレーム
6 位置決めピン
30 画像形成ユニット
31 感光体ドラムカートリッジ
32 感光体ドラム
33 クリーナ
34 カートリッジケース
36 帯電チャージャ
35 コイルバネ
37 現像ユニット
38 プロセスケース
70A,70B 駆動装置
71 モータ
72,73 駆動軸
74,75 歯車
321 軸
322,731 係合部
341,342 腕
343 ピン
381 挿通孔
382 軸受
384,386 嵌挿孔
385 ヒンジ部
391 レバー
IR イメージリーダ部
PR プリンタ部
X 装着方向
Claims (1)
- 装置本体に対し、少なくとも感光体ドラムを含む画像形成ユニットが、当該感光体ドラムの軸方向に着脱可能に取り付けられ、その装着状態において感光体ドラムの回動軸の一端部と装置本体側の駆動装置の駆動軸の端部を同軸上に係合させて駆動する構成を有する画像形成装置において、
前記画像形成ユニットは、
前記感光体ドラムをその軸方向に移動可能に保持すると共に、クリーナを保持するカートリッジケースと、前記カートリッジケースに対し当該感光体ドラムをその回動軸と共に前記駆動軸との係合部側に付勢する付勢手段とを有する感光体ドラムカートリッジと、
前記感光体ドラムカートリッジを、着脱可能で、かつ、当該感光体ドラムの軸方向に移動可能に収納するプロセスケースと、
前記プロセスケースを、前記装置本体に対して感光体ドラムの軸方向に位置決めする位置決め部材と
を備えることを特徴とする画像形成装置。
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