JP3847957B2 - 駆動ユニット装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置や複写機等における駆動ユニット装置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ファクシミリ装置や複写機等の画像形成装置には、原稿読取部と、画像データを用紙に記録するための記録部と、記録部に用紙を供給する給紙部とが備えられているのが通常である。
【0003】
そして、最近では装置の組立作業を容易にするため、特開平7−291476号公報や、特開平9−216747号公報に開示されているように、読取るべき原稿を原稿読取部に搬送するためや、記録部に用紙を供給し、記録部を通過させるために、駆動モータと駆動モータからの動力伝達用の歯車列とを予め一枚のフレームに組み込んで駆動ユニット装置を構成し、該駆動ユニットを合成樹脂製のケースに収納することが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、歯車列を一枚のフレーム上に組み込むには、駆動側から従動側までの各歯車を平面的にほぼ1列状に配置しなければならないため、フレームが長くなり、駆動ユニットが嵩張って大型化し、機器全体を小型化することができなくなるという問題があった。
【0005】
本発明は、この問題を解決するためになされたものであり、コンパクトな駆動ユニット装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、請求項1に記載した発明の駆動ユニット装置は、正逆回転可能な駆動モータと、該駆動モータから被駆動部に動力伝達する歯車列と、これらを装着するための2つのフレーム枠を有するフレームとからなり、一方のフレーム枠には前記駆動モータと駆動側歯車列とを配置し、他方のフレーム枠には、従動側歯車列を配置し、前記駆動側歯車列内には、前記従動側歯車列の一部と噛み合い、あるいはその噛み合いを解除することにより、前記従動側歯車列に動力を継断するための遊星歯車を設け、少なくとも駆動側歯車列の一部と従動側歯車列の一部とが回転半径内で重なるように、2つのフレーム枠を相対向させて連結したものである。
【0007】
また、請求項2に記載の発明の駆動ユニット装置は、請求項1に記載の駆動ユニット装置において、前記駆動側歯車列を一方のフレーム枠に片持ち梁的に支持させた支軸に設け、前記従動側歯車列を他方のフレーム枠に片持ち梁的に支持させた支軸に設けたものである。
【0008】
そして、請求項3に記載の発明の駆動ユニット装置は、請求項1または請求項2に記載の駆動ユニット装置において、前記両フレーム枠には、それぞれ相手フレーム枠との間隔を保持するための間隔保持片を一体的に屈曲形成したものである。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の駆動ユニットにおいて、前記被駆動部は、原稿を搬送する搬送ローラであって、前記従動側歯車列には、前記搬送ローラに動力を伝達する歯車を設けたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明を適用する画像形成装置の一例としてのファクシミリ装置の主要構成部品の斜視図、図4は原稿読取ユニットの構成部品の斜視図、図7は駆動ユニット装置の分解斜視図である。
【0011】
ファクシミリ装置1の本体ケースは、図1に示すように、スキャナユニット2、プロセスユニット3及び定着ユニット4からなる記録ユニットと、画像を形成するための用紙Pを供給するための給紙部としての給紙ユニット5とを上側から装着する合成樹脂製のメイン下ケース1aと、該メイン下ケース1aの上側を覆い、前方を大きく上下回動できるように、メイン下ケース1aの側部後部位に枢着された合成樹脂製の上ケース1bとからなり、該上ケース1bの上面には、原稿読取ユニット6及び原稿送り台7を載置でき、原稿読取ユニット6の上側を、操作パネル8にて着脱自在に覆うように構成されている。
【0012】
そして、プロセスユニット3、定着ユニット4及び、給紙ユニット5に動力伝達するための駆動モータとギヤ列とを含む駆動系ユニット9は、メイン下ケース1aの左側の収納凹所(図示せず)内に装着固定される。
【0013】
そして、メイン下ケース1aの後面部の一側(実施例では右寄り部位)に穿設された窓孔1cを図示しない側面視逆L字状のサブカバーにて着脱自在に開口できるように構成されている。
【0014】
さらに、前記メイン下ケース1aの下面を覆う金属板製の底カバー10の上側には、制御基板11、低圧電源基板12、高圧電源基板13、電話回線を介して他の電話装置やファクシミリ装置との間で会話やファクシミリデータの送受信を可能にするためのNCU(ネットワークコントロールユニット)基板14が配置されている。
【0015】
そして、他の電話装置との会話を行うための送受話器(ハンドセット)20は、メイン下ケース1aの左側面から外向きに突設した受け台20a上に載置されている。
【0016】
次に、記録部における各ユニット等の構成について説明する。給紙ユニット5のフィダー部ケース5a内に積層された状態でセットされた用紙Pの先端側は、フィダー部ケース5a内の付勢ばね15a付き支持板15にて給紙ローラ16に向かって押圧され、上記駆動系ユニット9から動力伝達されて回転する給紙ローラ16と分離パッド17とによって1枚ずつ分離される。分離された用紙Pは、上下一対のレジストローラ18にてプロセスユニット3の上部側に給送され、このプロセスユニット3で表面にトナーにより画像を形成された用紙Pは、定着ユニット4の加熱ローラ21と押圧ローラ22とにて画像を固定された後、排紙口1dから外に排出され、図示しない排紙トレイの上に排出される。
【0017】
上面開放箱体状のメイン下ケース1aの平面視ほぼ中央部に配置するプロセスユニット3の下方の部位には、スキャナユニット2が前記メイン下ケース1aの底板部の上面側に一体的に形成したステー部にビス等にて固定される。露光ユニットとしてのスキャナユニット2には、図2に示すように、合成樹脂製の上支持板2aの下面側に、レーザ発光部、ポリゴンミラー23、レンズ24、反射鏡25等を配置し、前記上支持板2aに感光体ドラム26の軸線に沿って延びるように穿設された横長スキャナ孔を覆う硝子板を通過してプロセスユニット3における感光体ドラム26の外周面にレーザービームを照射して露光するように構成されている。
【0018】
前記プロセスユニット3は、前記感光体ドラム26とその上面に当接して回転する転写ローラ27、感光体ドラム26の下方に配置したスコロトロン型等の帯電器28、給紙方向において感光体ドラム26よりも上流側に配置した現像ローラ29及び供給ローラ30を有する現像装置、さらにその上流側に配置した現像剤(トナー)供給部すなわち着脱可能なトナーカートリッジ31、また感光体ドラム26よりも下流側に配置したクリーニング装置32等から成っている。感光体ドラム26の外周面は、帯電器28にて形成された帯電層に前記スキャナユニット2からレーザービームを走査することによって静電潜像が形成される。前記トナーカートリッジ31内の現像剤(トナー)は、攪拌体(図示せず)にて攪拌されて放出されたのち、供給ローラ30を介して現像ローラ29の外周面に担持され、ブレードによってトナー層厚さが規制される。感光体ドラム26の静電潜像は、現像ローラ29から現像剤が付着することによって顕像化され、転写ローラ27と感光体ドラム26の間を通る用紙Pに転写される。そして、感光体ドラム26上に残った現像剤はクリーニング装置32で回収される。
【0019】
このプロセスユニット3は、合成樹脂製のケースに組み込むことにてカートリッジ化されており、このカートリッジ化したプロセスユニット3は、前記メイン下ケース1aに着脱可能に装着される。
【0020】
前記上ケース1b上に配置される原稿読取ユニット6は、図2、図4〜図9に示すように、合成樹脂製のユニットケース33内に配置される横長の密着型イメージセンサ(CIS)34と、原稿送り台7の近傍に配置される原稿分離送りローラ35及び分離パッド36と、前記密着型イメージセンサ34の搬送上流側に配置される搬送駆動ローラ37及び押圧ローラ38と、搬送下流側に配置される搬送駆動ローラ39及び押圧ローラ40と、被駆動部としての前記各ローラ35,37,39を駆動するための駆動モータ41と歯車列42とがフレーム内に収納された駆動ユニット装置43とが備えられ、前記原稿分離送りローラ35及び分離パッド36を介して1枚ずつ送られる原稿(図示せず)は下面が白色の下向き凸状に配置された押圧板44とCIS34の上面との間を通過するとき、原稿の画像が読み取られるように構成されている。
【0021】
次に、図7〜図11を参照しながら、駆動ユニット装置43の構成をさらに詳細に説明する。駆動モータ41はステッピングモータ等の正逆回転可能なモータであり、該駆動モータ41と、前記歯車列42のうちの駆動側歯車列42aとを駆動ユニット装置43を構成するためのフレームのうちの第1フレーム枠45に装着され、駆動モータ41はその一方のフランジ部41aの箇所を前記第1フレーム枠45の外面に1本のビス47にて締着固定し、他方のフランジ部41bは第1フレーム枠45の外面側に切り起こした係止片45aに挟み付けられて固定されている。そして、歯車列の42うちの従動側歯車列42bは第2フレーム枠46の内面側に装着されている。
【0022】
駆動側歯車列42aは、駆動モータ41の出力軸41cに固定されたピニオンギヤ48と、これに噛み合う大径歯車49と、該大径歯車49と一体的に回動するように形成された小径太陽歯車50と、この小径太陽歯車50に遊転しながら噛み合う遊星歯車51とからなり、第1フレーム枠45に片持ち梁的に固定された支軸52に、大径駆動歯車49と小径太陽歯車50と、遊星アーム53とが回転自在に軸支され、その遊星アーム53の先端に遊星歯車51が回転自在に装着されている(図7参照)。
【0023】
従動側歯車列42bは、駆動モータ41が正回転(図10の反時計方向回転)して遊星アーム53が所定方向(図10の時計方向)に回動したとき、前記遊星歯車51が噛み合う第1大径歯車54と、これと一体的に回転するように一体的に形成された小径歯車55と、該小径歯車55に噛み合う第2大径歯車56とから構成され、第2フレーム枠46に片持ち梁的に固定された支軸57に第1大径歯車54と小径歯車55とが回転自在に軸支され、同じく第2フレーム枠46に片持ち梁的に固定された支軸58に第2大径歯車56が回転自在に軸支されている。
【0024】
そして、後述するように第1フレーム枠45と第2フレーム枠46とを、駆動側歯車列42aと従動側歯車列42bとが相対向させて連結させたとき、図8、図10に示すように、第2大径歯車56の支軸58が大径駆動歯車49等の回転半径内に位置するように側面視で歯車の回転軌跡が重なり合う配置とする。
【0025】
図7及び図8に示すように、第1フレーム枠45の一端をほぼ90度に屈曲させて形成した第1間隔保持片45bの先端に突設した位置決め用の舌片59を第2フレーム枠46に穿設された位置決め孔60に嵌め入れる。第2フレーム枠46の他端側にてほぼ90度に屈曲させて形成した第2間隔保持片46a及び第3間隔保持片46bの屈曲先端部には、各々ねじ孔61a,61bが形成され、また、一方の第2間隔保持片46aの屈曲先端部には、第1フレーム枠45に穿設された位置決め孔63に嵌まる位置決め用の突起62を設け、前記3つの間隔保持片45b、46a、46bにて第1フレーム枠45と第2フレーム枠46とが互いに平行度を保持して2本のネジ64と、後述する座体67の1つに対する固定のための1本のネジ66(図7、図11参照)とにより強固に連結することができるのである。
【0026】
次に、上述のように組立てられた駆動ユニット装置43をユニットケース33の一側に形成された収納部65に能率良く組み込む作業について説明する。図11に示すように、駆動ユニット装置43における第2フレーム枠46側を、収納部65における側板65aに2本のねじ66にて固定するに際して、前記側板65aには、前記各ネジ66に対応する雌ねじ部67aが形成された2箇所の座体67が一体的に突設されている(図11及び図12(b)参照)。また、第2フレーム枠46に形成された位置決め孔68a,68bに対応する位置決めボス体69a,69bが側板65aに一体的に突設されている。さらに、前記側板65aには、前記両座体67,67の間に位置して各座体67の高さよりも若干高くなるようした規制突起体70,70が一体的に突設されている。
【0027】
この構成によれば、図13(a)に示すごとく、前記2本のネジ66にて第2フレーム枠46の大きく離れた2箇所を座体67、67の上面に固定すると、その間に位置する規制突起体70,70が座体67より高いので、図13(b)に示すように、第2フレーム枠46の中途部の側縁近傍が規制突起体70,70により下から押圧され、第2フレーム枠46の広幅面の中途部が若干下向き凸状に湾曲するように弾性変形するから、僅か2本のネジ66止めでも、それより多い数のネジによる締結固定と同様に第2フレーム枠46を位置決め拘束し、強固に固定できる効果を有するのである。なお、この変形例として、第2フレーム枠46の広幅面の中途部が若干上向き凸状に湾曲するように、座体67,67と規制突起体70とを配置位置設定しても良い。
【0028】
さらに、図14(a)及び図14(b)に示すように、第2フレーム枠46の適宜箇所の側縁から弾性を有する舌片71を外向きに突設し、該舌片71の先端部をユニットケース33の適宜側板の切欠き部、孔等のの係合部72の縁に押し込むように構成する。この場合、係合部72の高さ(好ましくは座体67の高さ)が第2フレーム枠46の広幅面中途部の下面を上向きに押圧する制突起体70の高より若干低くなるように設定する。この構成によれば、第2フレーム枠46を座体67にネジ66にて締着したとき、該座体67と舌片71との間の制突起体70が第2フレーム枠46の広幅面中途部の下面を上向きに押圧し、且つ舌片71の箇所で下向きに押圧するので(図14(b)参照)、当該第2フレーム枠46を動かないように規制でき、僅か2本のネジで強固に固定できるという効果を奏する。
【0029】
なお、上述の駆動ユニット43における第2大径歯車56に対して、図4、図5、図10に示すように、搬送駆動ローラ37の軸73に固定した伝動歯車74及び搬送駆動ローラ39の軸75に固定した伝動歯車76を各々噛み合わせて同方向に回転駆動するように構成する一方、前記原稿分離送りローラ35の伝達軸77の一端に取付けられた伝動歯車78は前記伝動歯車74に噛み合っている。
【0030】
次に、前記駆動ユニット43の作動について説明する。図示しない電源スイッチの操作により電源投入し、他のファクシミリ装置に原稿データを送るとき、図10において、正回転する駆動モータ41のピニオンギヤ48は反時計回りに回転し、これに噛み合う大径歯車49と太陽歯車50とは共に時計方向に回転する。太陽歯車50に噛み合う遊星歯車51は自転しながら遊星アーム53と共に時計方向に回動(公転)し、遊星歯車51が従動側歯車列42bにおける第1大径歯車54の歯面に突き当たって噛み合い動力伝達するので、小径歯車55を介して第2大径歯車56を反時計方向に回転させる。この第2大径歯車56に噛み合う伝動歯車74,76及び伝動歯車74を介して駆動される伝動歯車78により、原稿分離送りローラ35を反時計方向に回転させ、原稿搬送のための上流側搬送駆動ローラ37及び搬送下流側搬送駆動ローラ39を時計方向に回転させて、読取るべき原稿を1枚ずつCIS34の読取り部箇所を通過させるのである。
【0031】
この原稿読取り動作中に万一紙詰まり(紙ジャム)が発生したときには、原稿読取り中断ための所定のスイッチを押下する。これにより、駆動モータ41は所定の短時間(所定量)だけ逆回転する。そうすると、ピニオンギヤ48は時計方向に回転し、大径歯車49と共に太陽歯車50は反時計方向に回転するので、当該太陽歯車50に噛み合っている遊星歯車51は自転しながら遊星アーム53と共に、図10において左方向に回動(公転)して第1大径歯車55との噛み合いが解除されることになる。この状態では、駆動モータ41の拘束を受けず、従動側歯車列42bはすべて自由回転可能となるから、搬送駆動ローラ37,39等の原稿搬送経路中に位置する原稿を手で搬送上流側もしくは下流側に引き抜くことが軽い力で実行できるのである。
【0032】
本発明の駆動ユニット装置は、上述したファクシミリ装置ばかりでなく、複写処理機能、図示しないパーソナルコンピュータ等の外部装置からのデータ伝送に基づき、その伝送されたデータを用紙Pに印字するプリンタ処理機能、前記原稿読取ユニット6を使って読み取った画像データを前記外部装置へ送信するというスキャナ処理機能をも備えた装置に対しても適用できる他、プリンタ、複写機等の各種モータを使った電気機器についても適用できることは言うまでもない。
【0033】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項1に記載した発明によれば、正逆回転可能な駆動モータと、該駆動モータから被駆動部に動力伝達する歯車列と、これらを装着するための2つのフレーム枠を有するフレームとからなり、一方のフレーム枠には前記駆動モータと駆動側歯車列とを配置し、他方のフレーム枠には、従動側歯車列を配置し、前記駆動側歯車列内には、前記従動側歯車列の一部と噛み合い、あるいはその噛み合いを解除することにより、前記従動側歯車列に動力を継断するための遊星歯車を設け、少なくとも駆動側歯車列の一部と従動側歯車列の一部とが回転半径内で重なるように、2つのフレーム枠を相対向させて連結したものであるから、従来のように一枚のフレームにほぼ一列状に歯車列を配置する場合に比べてフレーム全体の長さを短くして駆動ユニット装置をコンパクトに構成することができる。また、駆動側歯車列側から従動側歯車列への動力伝達を遊星歯車を介して実行するので、前記2枚のフレーム枠を合わせて連結する場合に、その連結位置合わせ精度を精密にしなくても、遊星歯車の公転の軌跡内で簡単に且つ正確に動力伝達でき、駆動ユニットの組立て作業も容易になるという効果を奏するのである。
【0034】
また、請求項2に記載の発明によれば、前記駆動側歯車列を一方のフレーム枠に片持ち梁的に支持させた支軸に設け、前記従動側歯車列を他方のフレーム枠に片持ち梁的に支持させた支軸に設けることにより、駆動側歯車列と従動側歯車列とを相対面させるように2つのフレーム枠を連結したとき互いの支軸が邪魔になることがなく、コンパクトに且つ簡単に連結できるという効果を奏するのである。
【0035】
さらに、請求項3に記載の発明によれば、各フレーム枠に一体的に屈曲形成させた間隔保持片を介してそれぞれ相手フレーム枠に連結するから、前記両歯車列間の間隔も正確に保持しながら駆動ユニットを簡単に組み立てることができるという効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ファクシミリ装置の主要部品の斜視図である。
【図2】 ファクシミリ装置の概略側断面図である。
【図3】 ファクシミリ装置の一部切欠き平面図である。
【図4】 原稿読取ユニットの構成部品を示す斜視図である。
【図5】 原稿読取ユニットの平面図である。
【図6】 原稿読取ユニットの下面図である。
【図7】 駆動ユニットの分解斜視図である。
【図8】 駆動ユニットの平面図である。
【図9】 駆動ユニットの側面図である。
【図10】 原稿読取ユニットの動力伝達歯車系を示す図である。
【図11】 駆動ユニットの組み込み状態を示す下面図である。
【図12】 (a)は第2フレーム枠の平面図、(b)は図11のXIIb−XIIb線矢視図である。
【図13】 (a)は第2フレーム枠の固定状態を示す模式的平面図、(b)はXIIIb −XIIIb 線矢視拡大断面図である。
【図14】 第2フレーム枠の固定方法の他の実施形態を示し、(a)は模式的平面図、(b)はXIVb−XIVb線矢視拡大断面図である。
【符号の説明】
41 駆動モータ
42a 駆動側歯車列
42b 従動側歯車列
43 駆動ユニット
45 第1フレーム枠
45b 第1間隔保持片
46a 第2間隔保持片
46b 第3間隔保持片
50 小径太陽歯車
51 遊星歯車
54 第1大径歯車
59 舌片
60,63 位置決め孔
62 突起
64 ネジ

Claims (4)

  1. 正逆回転可能な駆動モータと、該駆動モータから被駆動部に動力伝達する歯車列と、これらを装着するための2つのフレーム枠を有するフレームとからなり、一方のフレーム枠には前記駆動モータと駆動側歯車列とを配置し、他方のフレーム枠には、従動側歯車列を配置し、前記駆動側歯車列内には、前記従動側歯車列の一部と噛み合い、あるいはその噛み合いを解除することにより、前記従動側歯車列に動力を継断するための遊星歯車を設け、少なくとも駆動側歯車列の一部と従動側歯車列の一部とが回転半径内で重なるように、2つのフレーム枠を相対向させて連結したことを特徴とする駆動ユニット装置。
  2. 前記駆動側歯車列を一方のフレーム枠に片持ち梁的に支持させた支軸に設け、前記従動側歯車列を他方のフレーム枠に片持ち梁的に支持させた支軸に設けたことを特徴とする請求項1に記載の駆動ユニット装置。
  3. 前記両フレーム枠には、それぞれ相手フレーム枠との間隔を保持するための間隔保持片を一体的に屈曲形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の駆動ユニット装置。
  4. 前記被駆動部は、原稿を搬送する搬送ローラであって、
    前記従動側歯車列には、前記搬送ローラに動力を伝達する歯車を設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の駆動ユニット。
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