JP2002304030A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002304030A
JP2002304030A JP2001106607A JP2001106607A JP2002304030A JP 2002304030 A JP2002304030 A JP 2002304030A JP 2001106607 A JP2001106607 A JP 2001106607A JP 2001106607 A JP2001106607 A JP 2001106607A JP 2002304030 A JP2002304030 A JP 2002304030A
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Masanori Nakada
将範 中田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体側の駆動歯車にカートリッジ側の駆動歯
車がスムーズに係合でき、軸と歯車のクリアランスやそ
の前後の歯車とのバックラッシュを小さくし、回転ムラ
や振動を少なくする。 【解決手段】 本体2との間で歯車3を係合させて駆動
する着脱自在のカートリッジ1を用いる画像形成装置に
おいて、本体側の歯車32に対してカートリッジ側の歯
車31の軸心を外側にずらしてカートリッジ1を挿入
し、カートリッジ側の歯車31が本体側の歯車32に歯
幅方向で重なり合う位置からカートリッジ1の挿入に伴
いカートリッジ側の歯車31の軸心を本体側の歯車32
の軸心に近づけ係合させるようにするガイド手段6を設
け、一方向の挿入によりカートリッジ側の歯車が本体側
の歯車に対して半径方向の離れた位置から係合する状態
に移動することが可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法を用い
る複写機、プリンタ、ファックス等の画像形成装置に係
わり、特に、本体側との間で歯車を係合させて駆動する
着脱自在のカートリッジを用いる画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置では、例えば感光体と、該
感光体に露光して形成された潜像にトナーを現像して顕
像化する現像手段と、現像されたトナー像を感光体から
転写した後に感光体の転写残りトナー像を除去するクリ
ーナ手段などを組み込んだカートリッジを着脱自在にし
ている。このような感光体カートリッジを装置に着脱す
る場合の係合部に関して、種々の提案がなされている
(例えば実公平04−12516号公報、特開平08−
069239号公報、特開平08−069239号公報
を参照)。
【0003】図7は着脱可能なカートリッジを装置本体
に挿入して用いる画像形成装置の概要を示す図、図8は
カートリッジの挿入部について細部を示す図であり、1
はカートリッジ、2は装置側フレーム、3は駆動歯車、
4は装置側駆動輪列、5は像担持体位置決め位置、6は
カートリッジ固定軸、10は画像形成装置を示す。
【0004】画像形成装置10の装置本体に対しカート
リッジ1の挿入する場合、図7に示すように感光ドラム
の軸方向に沿って行われ、図8に示すように装置側フレ
ーム2に設けられた像担持体の位置決め位置5の孔にカ
ートリッジ固定軸6を嵌入して装置側駆動輪列4、装置
側とカートリッジ側の駆動歯車3を係合させることによ
り行われる。
【0005】上記提案の従来装置(実公平04−125
16号公報)においては、例えば装置本体に設けられた
歯車と、装置本体に移動自在な要素側に設けられた歯車
の係合に関し、2つの歯車のいずれか一方の歯車が軸方
向に移動可能で、かつ該歯車には、もう一方の歯車に対
して係合する方向に弾性付与部材を設けるといった提案
がなされている。これは、歯車の軸方向へ移動しながら
係合する歯車が、スムーズに連結するためになされた提
案である。
【0006】また、上記他の従来装置(特開平08−0
69239号公報)においては、クラムシェル型のアッ
パーフレームに対してカートリッジを装着し、その開閉
動作にて装置本体との駆動連結を行うものを提案し、さ
らに上記他の従来装置(特公平06−023873号公
報)においては、感光体を含む一部分を複写処理部から
回避するレバーを持つ構成を提案している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、歯車が軸方向
に移動可能にした上記従来装置(実公平04−1251
6号公報)では、予めお互いの歯車の軸間が位置決めさ
れている状態で、軸方向移動して歯車を係合させようと
した場合、お互いの歯車の歯先の干渉は避けられず、そ
のため、一方の歯車を軸方向に変移可能にし、また該歯
車は係合する方向に弾性付与されているため、回転駆動
が開始された歯先が干渉位置から移動すると、自動的に
係合するという特徴を持っている。
【0008】また、上記従来装置においては、歯車をは
すば歯車とすることも提案されている。これは、はすば
歯車の方が、平歯車を用いた場合より回転ムラ、震動が
少なくなり、良好な画像形成が行われ、また、はすば歯
車のねびれ角を1.5〜10°とすることにより、平歯
車よりも回転精度が向上し、かつ、スムーズに係合する
ことができるという理由からである。
【0009】しかし、このようないずれか一方の歯車を
軸方向に移動する手段を用いた従来提案の装置では、軸
方向に摺動するために、該歯車と軸との間、また、その
歯車の上流または下流側の歯車との間でスムーズに移動
しなければならず、相当のクリアランスが必要となる。
そのため、該歯車自身のガタツキや上流または下流側の
歯車とのバックラッシュが大きくなり、それによる歯車
の回転ムラや震動が画像形成に影響を与えるといった問
題が生じる。
【0010】そして、カラー画像形成装置においては、
各色間における位置合わせが重大な課題であり、そのた
めにより大きいねじれ角をもつはすば歯車を用いようと
した場合、はすば歯車によって生じるスラスト力によっ
て、弾性付与される一方に歯車の位置が一定しないとい
う問題も生じ、画像形成に影響を与える。
【0011】また、クラムシェル型のアッパーフレーム
に対してカートリッジを装着する他の従来装置(特開平
08−069239号公報)においては、歯車の半径方
向に移動動作する場合のはすば歯車はスムーズではある
が、装置本体の構造が複雑、大型化し、コストアップの
要因となり、また装置の信頼性も低くなるといった問題
が生じる。
【0012】さらに、感光体を含む一部分を複写処理部
から回避するレバーを持つ構成の他の従来装置(特公平
06−023873号公報)においては、感光体を含む
位置部分を装置本体に引き出し可能に装着できるが、処
理部から回避するための構造やレバーが必要になり、こ
れらも装置が複雑化してしまうという問題が生じてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するものであって、本体側の駆動歯車にカートリッジ
側の駆動歯車がスムーズに係合でき、軸と歯車のクリア
ランスやその前後の歯車とのバックラッシュを小さく
し、回転ムラや振動を少なくするものである。
【0014】そのために本発明は、装置本体側との間で
歯車を係合させて駆動する着脱自在のカートリッジを用
いる画像形成装置において、本体側の歯車に対してカー
トリッジ側の歯車の軸心を外側にずらしてカートリッジ
を挿入し、カートリッジ側の歯車が本体側の歯車に歯幅
方向で重なり合う位置からカートリッジの挿入に伴いカ
ートリッジ側の歯車の軸心を本体側の歯車の軸心に近づ
け係合させるようにするガイド手段を設けたことを特徴
とするものである。
【0015】前記ガイド手段として、本体側に嵌入する
カートリッジの固定軸先端にテーパを設け、本体側にカ
ートリッジをガイドするガイドレールを設け、軸心をず
らした方向で歯車を近づけて係合させ、あるいは前記歯
車として、はすば歯車を用い、前記はすば歯車は、カー
トリッジの感光ドラムがクリーニングブレードに対して
トレール方向に回転する方向のねじれを有し、前記ガイ
ド手段として、カートリッジの挿入側に位置決め手段を
有することを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る画像形成装
置の実施の形態を示す図、図2はカートリッジの係合プ
ロセスを説明するための図である。図中、1はカートリ
ッジ、2は装置側フレーム、3、31、32は駆動歯
車、4は装置側駆動輪列、5は像担持体位置決め位置、
6はカートリッジ挿入固定軸を示す。
【0017】図1において、カートリッジ1は、駆動歯
車31の軸心が装置側の駆動歯車32に接触、係合しな
いだけの距離をもってガイドされ挿入される。カートリ
ッジ挿入固定軸6は、装置側フレーム2に設けた像担持
体位置決め位置5の孔に嵌入するものであり、その先端
にガイドとしてテーパを形成している。そして、カート
リッジ1側の駆動歯車31が装置側の駆動歯車32に歯
幅方向で重なり始める位置までくると、テーパの先端が
像担持体位置決め位置5の孔に嵌入し始める。ここか
ら、カートリッジ1の挿入に伴い、テーパにより駆動歯
車31の軸心が装置側の駆動歯車32に係合する方向に
移動される。つまり、カートリッジ1の挿入方向を図示
のように左から右への方向とすると、駆動歯車31、3
2が歯幅方向で重なり始める位置にある状態を示してい
るのが図1である。カートリッジ1側の駆動歯車31と
装置側の駆動歯車32は、ここからカートリッジ1をさ
らに装置側フレームへ向けて挿入させると、カートリッ
ジ挿入固定軸6の先端のテーパにより、カートリッジ1
の駆動歯車31の軸心が装置側の駆動歯車32の軸心に
向かって近づき、徐々に係合を開始する。
【0018】すなわち、図2を参照すると、図1に対応
する図2(A)に示す状態から、カートリッジ挿入固定
軸6の先端のテーパに沿って図2(B)に示すようにカ
ートリッジ1が上昇してカートリッジ1側の駆動歯車3
1が装置側の駆動歯車32に係合し、さらにカートリッ
ジを挿入することにより、図2(C)に示すように歯車
の係合が完了する。このような係合プロセスを実現する
ことにより、歯先の衝撃を少なくして歯先の障害を防ぎ
係合を円滑に行わせることができる。
【0019】図3はカートリッジの挿入を円滑に行うた
めに画像形成装置側にガイドレールを設け、カートリッ
ジ側に装置本体との位置決め穴を設けた構成例を示す図
であり、11は突起部、12は挿入口側位置決め穴、2
1はカートリッジガイドレール、22は挿入口側位置決
めピンを示す。
【0020】カートリッジを上記のように駆動歯車の係
合位置へ向けて斜め方向に外側から軸心を近づけて挿入
し、位置決めをするために、カートリッジ挿入固定軸6
の先端のテーパに加えて、図3に示すようにカートリッ
ジ側に位置決め部材としての突起部11と挿入口側位置
決め穴12を設けると共に、本体装置側にガイド・位置
決め部材としてのカートリッジガイドレール21と挿入
口側位置決めピン22を設ける。突起部11は、本体装
置に挿入するカートリッジ1の奥側に設け、挿入口側位
置決め穴12は、カートリッジ1の正面側に設ける。こ
れらに対応して、カートリッジガイドレール21は、装
置本体の開口からカートリッジ1の挿入に伴い突起部1
1をガイドし、カートリッジ1の駆動歯車31の軸心が
装置側の駆動歯車32の軸心に向かって近づくように
し、挿入口側位置決めピン22は、カートリッジ1が完
全に挿入され装着される位置で挿入口側位置決め穴12
に勘合する。
【0021】図4はカートリッジの挿入動作に伴う感光
ドラムの回転によるブレードのめくりを説明するための
図、図5はカートリッジの挿入動作に伴う感光ドラムの
回転をはすば歯車の使用により制御する例を説明するた
めの図、図6はカートリッジの挿入動作に伴う感光ドラ
ムの回転を歯車の軸心をずらして制御する例を説明する
ための図である。
【0022】クリーニングブレード16をカウンタ状態
に当接させて、感光ドラム15をクリーニングする装置
においては、感光体カートリッジ1が新品の状態で長期
間放置されたり、使用中でも長時間放置されたりした場
合、ブレード16の感光ドラム15に接触している稜線
が変形し、その状態で装置に装着されて駆動を開始する
と、図4(B)に示すように変形した部分の影響でブレ
ード16のめくりが生じたり、鳴きと呼ばれる異常音が
発生するなどの問題が起きる。
【0023】本発明に係る画像形成装置においては、感
光ドラム15とクリーニングブレード16を有するプロ
セスカートリッジ1において、感光ドラム端部に設けら
れた駆動歯車31とこれに係合する装置側に設けられた
駆動歯車32をはすば歯車で構成する。そして、はすば
歯車で構成した駆動歯車31、32を上記のようにカー
トリッジ1の挿入により係合させるとき、感光ドラム1
5がクリーニングブレード16に対して、図4(A)に
示すような通常の回転方向であるカウンタ方向とは逆方
向のトレール方向に回転する方向にねじれを有する歯車
とする。このことにより、お互いのはすば歯車の歯すじ
の接触が開始され、図5(B)から所定位置に到達する
図5(A)に示す状態まで接触し続けるが、この間、本
体側の駆動歯車32が停止状態にあるため、カートリッ
ジ1側の駆動歯車31が駆動歯車32の歯すじに沿って
回転させられることになる。これにより、クリーニング
ブレード16の先端の変形状態が緩和される。そのた
め、稼働状態になった場合にめくれや鳴きといった問題
を防止することができる。
【0024】これまでに、クリーニング装置を含むプロ
セスカートリッジにおいて、はすば歯車で構成する例も
提案(例えば特公平1−9631号公報、特公平4−4
8390号公報参照)されているが、本発明のように装
着時におけるはすば歯車の噛み合いによって、感光ドラ
ム15を自動的にトレール方向に回転させるようにしよ
うとするものはない。
【0025】上記のようにカートリッジ1の挿入動作に
よって感光ドラム15が自動的にトレール方向に回転
し、クリーニングブレード16の変形を矯正するので、
ブレード16を離間させる機構などを用いることなく、
稼働初期のめくれや鳴きといった問題を解消できる。し
かも、複雑な機構でないため、クリーニングブレード1
6の感光ドラム15への接触状態も良好になり、感光ド
ラム15のクリーニング性能も向上する。
【0026】カートリッジ1の挿入動作に伴ってカート
リッジ側の駆動歯車31を本体側駆動歯車32に近づけ
て徐々に係合させるようにガイドする場合、上記実施の
形態では、カートリッジ側の駆動歯車31の軸心を本体
側駆動歯車32の軸心の方向へ近づけるようにしたが、
駆動歯車間の軸心をずらした方向でカートリッジ側の駆
動歯車31を近づけることによっても、感光ドラム15
の回転を制御することができる。その軸心をずらした方
向と感光ドラム15の回転方向の関係を示したのず図6
である。例えば図6(A)に示すようにカートリッジ側
の駆動歯車31の軸心を左側にずらして下方から近づけ
ると、駆動歯車31は時計廻りの方向に回転し、図6
(B)に示すようにカートリッジ側の駆動歯車31の軸
心を右側にずらして下方から近づけると、駆動歯車31
は反時計廻りの方向に回転する。
【0027】さらに、はすば歯車を用いる場合の態様に
ついて説明する。従来、感光ドラムと感光ドラムに作用
する手段を含むプロセスカートリッジにおいて、装置本
体より駆動される歯車をはすば歯車とする提案もあるが
(例えば特公平1−9631号公報、特公平4−483
90号公報参照)、これらは、歯車のねじれ方向を感光
ドラムが回転駆動を受けた際に、装置本体の駆動側の方
向にスラスト力を発生させるようなもので、そのスラス
ト力によりカートリッジそのものを一方向に付勢して感
光ドラムを位置決めするものである。
【0028】ここで、廃トナー収納容器一体型のカート
リッジにおいては、感光ドラムの寿命が延びるに従い、
その収納容積は年々大きくなり、廃トナー収納容積は2
500cc、収納廃トナー重量は1000gに達するも
のも登場しつつある。この場合、感光ドラム、ドラム
軸、帯電器、クリーナ装置、カートリッジ筐体の総重量
は1300g程度であるので、廃トナー満杯時のカート
リッジ総重量は2300gにもなる。
【0029】これに対し、はすば歯車で発生するスラス
ト力は、感光ドラムに作用する負荷トルク、歯車径、ね
じれ角度によって変化する値であるが、前記の廃トナー
まで含めたカートリッジの総重量に達しない場合が発生
する。実験結果によれば、感光ドラムの負荷トルク0.
3N−m(約3kg−cm)、はすば歯車m=0.8、
歯数36、ねじれ角20°の場合、発生スラスト力は、
6.2N(約0.63kg)となり、廃トナーまで含め
たカートリッジを付勢する程の力にならなくなってい
た。この場合、従来のように発生するスラスト力で、カ
ートリッジ全体を移動させることができず、そのため、
感光ドラムの位置自体もばらついてしまうという問題が
発生していた。
【0030】本発明では、図5に示すようにカートリッ
ジを挿入する際に、通常とは逆方向のトレール方向に回
転する方向にねじれを有する歯車としたが、このこと
は、取りも直さず、装置本体より通常のカウンタ方向に
回転駆動を受けると、挿入方向と同じ方向にスラスト力
を受けるねじれ方向を持っていることになる。しかも、
廃トナーまで含めたカートリッジの総重量に比べ、はす
ば歯車によって発生するスラスト力が小さい場合に、カ
ートリッジ筐体と装置本体の当接部を非ドラム歯車側の
部分に設け、かつカートリッジ筐体と装置本体は、図3
に示すように2本以上の位置決めピンで位置決めする構
成となる。
【0031】したがって、カートリッジの装置本体への
当接部は、挿入側のフレーム端面となり、これをロック
レバー等で規制することにより、十分に装置本体フレー
ムに密着して固定されることになり、感光体カートリッ
ジにおいて、はすば歯車で発生するスラスト力が廃トナ
ー重量まで含めたカートリッジの総重量より小さい場合
でも、装置本体に対して正しい位置に感光ドラムを設置
することができる。しかも、カートリッジ筐体は、発生
するスラスト力に対して十分な剛性を持っており、歪ん
だり撓んだりすることはないので、発生するスラスト力
が廃トナーまで含めたカートリッジの総重量よりも小さ
く、カートリッジを移動させる程の力がない場合でも、
筐体を装置本体に正しく位置決めすることが可能で、か
つ感光ドラムも正しい位置に規制することができる。
【0032】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上
記実施の形態では、感光ドラムカートリッジを挿入する
画像形成装置について説明したが、他の着脱自在にした
カートリッジを挿入して駆動歯車を係合させるものにつ
いても同様に適用してもよい。また、ガイド手段とし
て、カートリッジ挿入固定軸にテーパを設け、本体側に
ガイドレールを設けたが、他の構成のガイド手段を設け
てもよい。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、本体側との間で歯車を係合させて駆動する着
脱自在のカートリッジを用いる画像形成装置において、
本体側の歯車に対してカートリッジ側の歯車の軸心を外
側にずらしてカートリッジを挿入し、カートリッジ側の
歯車が本体側の歯車に歯幅方向で重なり合う位置からカ
ートリッジの挿入に伴いカートリッジ側の歯車の軸心を
本体側の歯車の軸心に近づけ係合させるようにするガイ
ド手段を設けたので、一方向の挿入によりカートリッジ
側の歯車が本体側の歯車に対して半径方向の離れた位置
から係合する状態に移動することが可能になり、2つの
歯車のいずれか一方を軸方向へ移動させる手段がなくて
も、スムーズに2つの歯車を係合させることができる。
【0034】ガイド手段として、本体側に嵌入するカー
トリッジの固定軸先端にテーパを設け、本体側にカート
リッジをガイドするガイドレールを設け、軸心をずらし
た方向で歯車を近づけて係合させることにより、軸と歯
車のクリアランスや、その前後の歯車とのバックラッシ
ュも小さくすることができ、回転ムラや振動の防止が可
能となり、良好な画像を得るとができる。
【0035】しかも、従来装置のような軸方向に移動す
る手段を持たないため、2つの歯車の軸方向の位置は、
それぞれカートリッジ筐体と装置本体に規制される。さ
らには、歯車として、はすば歯車を用い、カートリッジ
の感光ドラムがクリーニングブレードに対してトレール
方向に回転する方向のねじれを有し、ガイド手段とし
て、カートリッジの挿入側に位置決め手段を有すること
により、回転駆動の際に生じるスラスト力の影響を抑え
ることができ、より大きいねじれ角をもつはすば歯車の
使用が可能になり、回転精度の向上を図ることができ
る。装置が大型化・複雑化することなく、単純な挿入動
作のみで、カートリッジの装着を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置の実施の形態を示
す図である。
【図2】 カートリッジの係合プロセスを説明するため
の図である。
【図3】 カートリッジの挿入を円滑に行うために画像
形成装置側にガイドレールを設け、カートリッジ側に装
置本体との位置決め穴を設けた構成例を示す図である。
【図4】 カートリッジの挿入動作に伴う感光ドラムの
回転によるブレードのめくりを説明するための図であ
る。
【図5】 カートリッジの挿入動作に伴う感光ドラムの
回転をはすば歯車の使用により制御する例を説明するた
めの図である。
【図6】 カートリッジの挿入動作に伴う感光ドラムの
回転を歯車の軸心をずらして制御する例を説明するため
の図である。
【図7】 着脱可能なカートリッジを装置本体に挿入し
て用いる画像形成装置の概要を示す図である。
【図8】 カートリッジの挿入部について細部を示す図
である。
【符号の説明】
1…カートリッジ、2…装置側フレーム、3、31、3
2…駆動歯車、4…装置側駆動輪列、5…像担持体位置
決め位置、6…カートリッジ挿入固定軸

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体側との間で歯車を係合させて駆動す
    る着脱自在のカートリッジを用いる画像形成装置におい
    て、本体側の歯車に対してカートリッジ側の歯車の軸心
    を外側にずらしてカートリッジを挿入し、カートリッジ
    側の歯車が本体側の歯車に歯幅方向で重なり合う位置か
    らカートリッジの挿入に伴いカートリッジ側の歯車の軸
    心を本体側の歯車の軸心に近づけ係合させるようにする
    ガイド手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド手段として、本体側に嵌入す
    るカートリッジの固定軸先端にテーパを設けたことを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド手段として、本体側にカート
    リッジをガイドするガイドレールを設けたことを特徴と
    する請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド手段は、軸心をずらした方向
    で歯車を近づけて係合させるようにすることを特徴とす
    る請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記歯車として、はすば歯車を用いたこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記はすば歯車は、カートリッジの感光
    ドラムがクリーニングブレードに対してトレール方向に
    回転する方向のねじれを有することを特徴とする請求項
    5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記ガイド手段として、カートリッジの
    挿入側に位置決め手段を有することを特徴とする請求項
    6記載の画像形成装置。
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