JP2001124056A - 回転体ユニット - Google Patents

回転体ユニット

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JP2001124056A
JP2001124056A JP30373099A JP30373099A JP2001124056A JP 2001124056 A JP2001124056 A JP 2001124056A JP 30373099 A JP30373099 A JP 30373099A JP 30373099 A JP30373099 A JP 30373099A JP 2001124056 A JP2001124056 A JP 2001124056A
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Japan
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rotating shaft
flange
rotating body
center
tip
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JP30373099A
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English (en)
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Junya Takigawa
潤也 瀧川
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転精度の低下を防止できる回転体ユニット
を提供する。 【解決手段】 回転軸5に対して着脱自在な円筒状の感
光体ドラム3と、感光体ドラム3の一端部に取り付けら
れた円筒状の第1フランジ7と、感光体ドラム3の他端
部に取り付けられた第2フランジ9と、感光体ドラム3
の回転軸5に固定された軸受け11と、回転軸5の先端
部に着脱自在に固定され且つ第2フランジ9を軸受け1
1に向けて押圧するノブ10とを備える感光体ユニット
1であって、軸受け11は、感光体ドラム3の長手方向
の移動を規制するストッパ部11aと、第1フランジ7
の内周に位置する円筒状の伝達部11bとを備え、この
伝達部11bの外周面には、少なくとも3つの同形状の
係止突起13が外周面に沿って等間隔で突設され、第1
フランジ7の内周面には、係止突起13がそれぞれ噛み
合う同形状の係合突起15が突設されており、係止突起
13が係合突起15にそれぞれ噛み合ったとき、各接点
と回転軸5の中心との第1距離Hはそれぞれ同一であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真画像形成
方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像
形成装置に用いられる像担持体ユニット、転写駆動ロー
ラユニット等の回転体ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真画像形成方式を用いた
電子写真画像形成装置は、帯電手段によって帯電させた
感光体ドラム(回転体)上に露光手段によって潜像を描
き、そこに現像手段によりトナー像を形成する。この形
成したトナー像を転写手段によって記録媒体に転写し、
定着手段によって転写したトナー像を記録媒体に定着す
ることにより画像を形成する。
【0003】画像形成装置に用いられる感光体ドラムに
は、回転軸に対して着脱自在なものがあり、このような
感光体ドラムとしては、従来、特開平8−286561
号公報に開示されている技術が知られている。
【0004】これは、感光体ドラムの回転軸の途中にピ
ンを、先端にネジ穴を設け、ピンと感光体ドラムの一端
部の間に、弾性体とテーパ部材と、テーパ部材に嵌合す
る支持部材とを介在させ、感光体ドラムの他端部には、
支持部材と、支持部材に嵌合するテーパ部材と、固定部
材とを連結し、固定部材を介して回転軸のネジ穴にネジ
を締めることにより、回転軸に感光体ドラムを固定する
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の公報に
開示されている技術では、感光体ドラムを複数の部材に
より回転軸に装着しているため、組み付け誤差が生じ
て、感光体ドラムの回転精度が低下してしまうという課
題がある。
【0006】そこで、本発明は、回転精度の低下を防止
できる回転体ユニットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、回転軸に対して着脱自在な円筒状の回転体と、回転
体の一端部に取り付けられた円筒状の第1フランジと、
回転体の他端部に取り付けられた第2フランジと、回転
体の回転軸に固定された軸受けと、回転軸の先端部に着
脱自在に設けられ且つ第2フランジを軸受けに向けて押
圧するノブとを備える回転体ユニットであって、軸受け
は、回転体の長手方向の移動を規制するストッパ部と、
第1フランジの内周に位置する円筒状の動力伝達部とを
備え、この動力伝達部の外周面には、少なくとも3つの
同形状の係止突起が外周面に沿って等間隔で突設され、
第1フランジの内周面には、係止突起がそれぞれ噛み合
う同形状の係合突起が突設されており、係止突起が係合
突起にそれぞれ噛み合ったとき、各係止突起と係合突起
との接点と回転軸の中心との第1距離はそれぞれ同一で
あることを特徴とする。
【0008】この請求項1に記載の発明では、回転軸が
回転するとともに軸受けが回転し、軸受けの動力伝達部
に突設された係止突起がそれぞれ、移動して係合突起と
噛み合うことにより、係合突起がそれぞれの係止突起に
押されて回転体が回転する。
【0009】係止突起が係合突起にそれぞれ噛み合った
とき、各接点と回転軸の中心との第1距離が同一である
ことにより、第1フランジの回転中心と回転軸の回転中
心とが一致するので、回転軸の偏心やぶれを防止でき、
回転体の回転精度が低下することを防止できる。また、
回転体は、軸受けのストッパ部及びノブにより挟持され
ているので、回転体の長手方向の移動を抑制でき、回転
体のガタツキを低減することができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記ノブは、内側に回転軸の先端部が
挿入される円筒状の突出部を備え、前記第2フランジに
は、軸受けに向けて径が狭まる円錐孔部が形成され、円
錐孔部の中心は回転軸の中心と一致しており、ノブを回
転軸の先端部に取り付けると、突出部の外周と円錐孔部
の内周とが当接することを特徴とする。
【0011】この請求項2に記載の発明では、請求項1
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、突出
部に回転軸の先端部を挿入した状態でノブを回転軸の先
端部に固定すると、円筒状の突出部の外周が円錐孔部の
内周に当接することにより、第2フランジの回転中心と
回転軸の回転中心とが一致するので、回転体の偏心やぶ
れを更に防止でき、回転体の回転精度の低下を更に防止
することができる。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、前記係合突起には、係止突起の
先端部が摺動可能な摺動面を備え、回転軸の中心から係
止突起の先端までの第2距離は、回転軸の中心から係合
突起の先端までの第3距離よりも長くなっていることを
特徴とする。
【0013】この請求項3に記載の発明では、請求項1
又は2に記載の発明と同様な作用効果を奏するととも
に、回転体と回転軸との中心がずれていたとき、係止突
起の先端部が係合突起の摺動面を摺動する(各突起の接
点が移動する)とともに、第1フランジが係止突起に押
されて移動する。従って、第1フランジの回転中心が、
回転軸の中心に向けて移動し、係止突起が係合突起にそ
れぞれ噛み合うと、回転体の回転中心と回転軸との中心
が一致する。
【0014】回転体と回転軸との中心がずれていた場合
であっても、係止突起が係合突起の摺動面を摺動するこ
とにより、回転体の中心が回転軸の中心に向けて移動す
るので、回転体と回転軸との中心のずれを修正すること
ができる。また、第2距離が第3距離よりも長いことに
より、係止突起と係合突起の噛み合いが外れることを防
止できる。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれかに記載の発明において、前記ノブは、回転軸
の先端部と螺合することを特徴とする。
【0016】この請求項4に記載の発明では、請求項1
乃至3のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏す
るとともに、ノブが回転軸の先端部と螺合することによ
り、ノブを回転軸に強固に固定できるので、ガタツキを
更に防止でき、稼動時における回転体の回転精度を損な
うことを防止できる。また、ノブと回転軸の螺合を解除
するだけで、回転体は、長手方向の拘束を解除されるの
で、回転体を回転軸から容易に分離することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照しなが
ら本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。図1に示
すように、感光体ユニット(回転体ユニット)1は、複
写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置内に配
置されており、感光体ユニット1は、像担持体である感
光体ドラム(回転体)3と、感光体ドラム3の回転軸5
と、感光体ドラム3の一端部に取り付けられた第1フラ
ンジ7と、感光体ドラム3の他端部に取り付けられた第
2フランジ9と、回転軸5の先端部に固定されるノブ1
0とを有している。
【0018】感光体ドラム3は、円筒状をなしており、
回転軸5に対して着脱自在に設けられている。回転軸5
には、モータ4に設けられた駆動ギア6と歯合する従動
ギア8が取り付けられており、感光体ドラム3は、モー
タ4の駆動を伝達された回転軸5により回転するように
なっている。
【0019】回転軸5には、軸受け11が固定されてお
り、軸受け11は、感光体ドラム7の長手方向の位置決
めをするストッパ部11aと、第1フランジ7の内周に
位置する動力伝達部11bとが一体に設けられている。
軸受け11のストッパ部11aに、第1フランジ7が突
き当たることにより、感光体ドラム3の長手方向の位置
決めを行うようになっている。また、回転軸5の先端部
は、第2フランジ9から突き抜けており、この先端部に
は、後述するノブ10の雄ねじ19と螺合する雌ねじ5
a(図4参照)が形成されている。
【0020】動力伝達部11bは、図2に示すように、
円筒状をなしており、3つの同形状の係止突起13が、
動力伝達部11bの外周面に沿って60°毎の等間隔で
突設されている。係止突起13の外周面側の一辺13a
は、本実施の形態では、動力伝達部11bの外周面に沿
った円弧形状をなし、回転軸5の回転方向(矢印A参
照)側の一辺13bが円弧形状をなしており、全体とし
て略つの型の形状をしている。
【0021】第1フランジ7は、円筒状をなしており、
感光体ドラム3と一体に取り付けられている。第1フラ
ンジ7の内周面には、係止突起13がそれぞれ噛み合う
係合突起15が、第1フランジ7の内周面に沿って60
°毎の等間隔で突設されている。係止突起15の内周面
側の一辺15aは、第1フランジ7の内周面に沿った円
弧形状をなし、他の2辺を直線形状とした略扇型の形状
をしている。この直線形状の1辺には、係止突起13の
先端部が摺動可能な摺動面15bが形成されている。
【0022】ここで、係止突起13及び係合突起15の
関係について説明する。図2に示すように、係止突起1
3が係合突起14にそれぞれ噛み合ったとき、各接点S
と回転軸5の中心Oとの第1距離Hは、それぞれ同一に
なる。係止突起13が係合突起15にそれぞれ噛み合っ
たとき、各接点Sと回転軸5の中心Oとの第1距離Hが
同一であることにより、第1フランジ7の回転中心と回
転軸5の回転中心Oとが一致するので、回転軸5の偏心
を防止でき、感光体ドラム3の回転精度が低下すること
を防止できる。
【0023】また、図3の(a)に示すように、回転軸
5の中心Oから係止突起13の先端までの第2距離をr
1、動力伝達部11bの外径をr0とし、図3の(b)
に示すように、第1フランジ7の内径をR0、回転軸5
の中心から係合突起15の先端までの第3距離をR1と
すると、r0<R1<r1<R0の関係がある。
【0024】即ち、動力伝達部11bの外径r0を、第
3距離R1よりも小さく(r0<R1)し、第2距離r
1を、第1フランジ7の内径R0よりも小さく(r1<
R0)することにより、係止突起13及び係合突起15
が重ならない限り、第1フランジ7と動力伝達部11b
との嵌め合いが可能になる。また、第3距離R1よりも
第2距離r1を大きく(R1<r1)することにより、
回転軸5の回転により動力伝達部11bが回転したと
き、係止突起13が係合突起15にそれぞれ噛み合うよ
うになり、係止突起13と係合突起15との噛み合いが
外れることを防止することができる。
【0025】第2フランジ9は、円筒状をなしており、
感光体ドラム3と一体に取り付けられている。第2フラ
ンジ9の内周は、軸受け11に向けて径が狭まる円錐孔
部17が形成されており、円錐孔部17の中心は回転軸
5の中心Oと一致している。
【0026】ノブ10は、円筒状の突出部10aが設け
られており、図4に示すように、突出部10aの内側に
回転軸5の先端部が挿入されるようになっている。ノブ
10には、雄ねじ19が設けられており、雄ねじ19
は、回転軸5の先端部に形成された雌ねじ5aと螺合す
るようになっている。従って、ノブ10は、回転軸5の
先端部に着脱自在に固定され(取り付けられ)、且つ第
2フランジ9を軸受け11に向けて押圧するようになっ
ている。
【0027】ノブ10が回転軸5の先端部と螺合するこ
とにより、ノブ10を回転軸5に強固に固定することが
できるので、ガタツキを防止でき、稼動時における感光
体ドラム3の回転精度を損なうことを防止できる。ま
た、ノブ10と回転軸5との螺合を解除するだけで、感
光体ドラム3は、長手方向の拘束を解除されるので、感
光体ドラム3を回転軸5から容易に離脱(分離)するこ
とができる。
【0028】次に、上述した構成に基づいて、本実施の
形態の作用について説明する。感光体ドラム3を回転軸
5に通して、感光体ドラム3の一端部に取り付けられて
いる第1フランジ7を軸受け11のストッパ部11aに
突き当てて、感光体ドラム3の長手方向の位置決めをす
る。
【0029】そして、感光体ドラム3の他端部から、ノ
ブ10の突出部10aの内側に回転軸5の先端部を挿入
し、ノブ10を回して回転軸5への締結を始めると、ノ
ブ10の突出部10aの外周は、次第に第2フランジ9
の円錐孔部17の内周に近接する。突出部10aの外周
が、円錐孔部17の内周に当接すると、感光体ドラム3
は、軸受け11及びノブ10により挟持され、回転軸5
に固定される。
【0030】感光体ドラム3は、軸受け11及びノブ1
0により挟持されているので、感光体ドラム3の長手方
向の移動を抑制でき、感光体ドラム3のガタツキを防止
することができる。
【0031】回転軸5が回転するとともに軸受け11が
回転し、軸受け11の動力伝達部11bに突設された係
止突起13がそれぞれ、移動して係合突起15と噛み合
うことにより、係合突起15がそれぞれの係止突起13
に押されて感光体ドラム3が回転する。
【0032】係止突起13が係合突起15にそれぞれ噛
み合ったとき、各接点Sと回転軸5の中心Oとの第1距
離Hが同一であることにより、第1フランジ7の回転中
心と回転軸5の回転中心Oとが一致するので、回転軸5
の偏心やぶれを防止でき、感光体ドラム3の回転精度の
低下を防止することができる。
【0033】また、ノブ10の突出部10aの外周が円
錐孔部17の内周に当接することにより、第2フランジ
9の回転中心と回転軸5の回転中心Oとが一致するの
で、感光体ドラム3の偏心やぶれを更に防止でき、感光
体ドラム3の回転精度の低下を更に防止することができ
る。
【0034】一方、感光体ドラム3の回転中心と回転軸
5の中心Oがずれたときにおいて、例えば、一対の突起
同士のみが接触している場合、係止突起13の先端部が
係合突起15の摺動面15bを摺動する(各突起13、
15の接触点が移動する)とともに、第1フランジ7が
係止突起13に押されて移動する。従って、第1フラン
ジ7の回転中心が、回転軸5の中心Oに向けて移動し、
係止突起13が係合突起15にそれぞれ噛み合うと、感
光体ドラム3の回転中心と回転軸5との中心Oが一致す
る。
【0035】感光体ドラム3と回転軸5との中心がずれ
ていた場合であっても、係止突起13が係合突起15の
摺動面15bを摺動することにより、感光体ドラム3の
中心が回転軸5の中心Oに向けて移動するので、感光体
ドラム3と回転軸5との中心のずれを修正することがで
きる。本発明は、上述した実施の形態に限定されず、そ
の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形が可能
である。例えば、本実施の形態では、ノブ10に雄ねじ
19、回転軸5の先端部に雌ねじ5aを設けたが、ノブ
10に雌ねじ、回転軸5の先端部に雄ねじを設けても良
い。また、ノブ10と回転軸5とは、ねじの螺合に限定
されず、ノブ10と回転軸5とを嵌合させる等、感光体
ドラム3をストッパ部11aに向けて押圧しつつ回転軸
にノブ10を固定できれば良い。
【0036】係止突起13及び係合突起15の形状は、
上述したものに限定されるものではなく、突起同士が噛
み合いつつ一方の突起に他方の突起が摺動可能な摺動面
が形成されていれば良い。また、係止突起13及び係合
突起15を3つずつ突設したが、例えば、4つ、5つ設
けても良く、係止突起13及び係合突起15が3つ以上
突設されていれば良い。
【0037】本発明は、回転体として感光体ドラム3に
適用したが、例えば、転写駆動ローラ等の着脱を伴う回
転体に適用しても同様な作用効果を得る。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、係止突起が
係合突起にそれぞれ噛み合ったとき、各接点と回転軸の
中心との第1距離が同一であることにより、第1フラン
ジの回転中心と回転軸の回転中心とが一致するので、回
転軸の偏心やぶれを防止でき、回転体の回転精度が低下
することを防止できる。また、回転体は、軸受けのスト
ッパ部及びノブにより挟持されているので、回転体の長
手方向の移動を抑制でき、回転体のガタツキを低減する
ことができる。
【0039】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明と同様な効果を奏するとともに、突出部に回転
軸の先端部を挿入した状態でノブを回転軸の先端部に固
定すると、円筒状の突出部の外周が円錐孔部の内周に当
接することにより、第2フランジの回転中心と回転軸の
回転中心とが一致するので、回転体の偏心やぶれをより
防止でき、回転体の回転精度の低下をより防止すること
ができる。
【0040】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、回転体
と回転軸との中心がずれていた場合であっても、係止突
起が係合突起の摺動面を摺動することにより、回転体の
中心が回転軸の中心に向けて移動するので、回転体と回
転軸との中心のずれを修正することができる。また、第
2距離が第3距離よりも長いことにより、係止突起と係
合突起の噛み合いが外れることを防止できる。
【0041】請求項4に記載の発明では、請求項1乃至
3のいずれかに記載の発明と同様な効果を奏するととも
に、ノブが回転軸の先端部と螺合することにより、ノブ
を回転軸に強固に固定することができるので、更にガタ
ツキを防止でき、稼動時における回転体の回転精度を損
なうことを防止できる。また、ノブと回転軸の螺合を解
除するだけで、回転体は、長手方向の拘束を解除される
ので、回転体を回転軸から容易に分離することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る感光体ユニットの一部を断面で示
す平面図である。
【図2】図1のAA断面図である。
【図3】(a)は、円筒部材を示す模式図であり、
(b)は、第1フランジを示す模式図である。
【図4】図1のノブの近傍を拡大して示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 感光体ユニット(回転体ユニット) 3 感光体ドラム(回転体) 5 回転軸 7 第1フランジ 9 第2フランジ 10 ノブ 10a 突出部 11 軸受け 11a ストッパ部 11b 動力伝達部 13 係止突起 15 係合突起 15b 摺動面 17 円錐孔部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に対して着脱自在な円筒状の回転
    体と、回転体の一端部に取り付けられた円筒状の第1フ
    ランジと、回転体の他端部に取り付けられた第2フラン
    ジと、回転体の回転軸に固定された軸受けと、回転軸の
    先端部に着脱自在に設けられ且つ第2フランジを軸受け
    に向けて押圧するノブとを備える回転体ユニットであっ
    て、 軸受けは、回転体の長手方向の移動を規制するストッパ
    部と、第1フランジの内周に位置する円筒状の動力伝達
    部とを備え、この動力伝達部の外周面には、少なくとも
    3つの同形状の係止突起が外周面に沿って等間隔で突設
    され、第1フランジの内周面には、係止突起がそれぞれ
    噛み合う同形状の係合突起が突設されており、係止突起
    が係合突起にそれぞれ噛み合ったとき、各係止突起と係
    合突起との接点と回転軸の中心との第1距離はそれぞれ
    同一であることを特徴とする回転体ユニット。
  2. 【請求項2】 前記ノブは、内側に回転軸の先端部が挿
    入される円筒状の突出部を備え、前記第2フランジに
    は、軸受けに向けて径が狭まる円錐孔部が形成され、円
    錐孔部の中心は回転軸の中心と一致しており、ノブを回
    転軸の先端部に取り付けると、突出部の外周と円錐孔部
    の内周とが当接することを特徴とする請求項1に記載の
    回転体ユニット。
  3. 【請求項3】 前記係合突起には、係止突起の先端部が
    摺動可能な摺動面を備え、回転軸の中心から係止突起の
    先端までの第2距離は、回転軸の中心から係合突起の先
    端までの第3距離よりも長くなっていることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の回転体ユニット。
  4. 【請求項4】 前記ノブは、回転軸の先端部と螺合する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載
    の回転体ユニット。
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