JP3312820B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3312820B2
JP3312820B2 JP25453394A JP25453394A JP3312820B2 JP 3312820 B2 JP3312820 B2 JP 3312820B2 JP 25453394 A JP25453394 A JP 25453394A JP 25453394 A JP25453394 A JP 25453394A JP 3312820 B2 JP3312820 B2 JP 3312820B2
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面にトナー像が形成
されるドラム状感光体と、その回転駆動用の駆動ギア
と、前記ドラム状感光体のハウジングとを感光体ユニッ
トとしてユニット化し、該感光体ユニットを画像形成装
置本体に着脱可能に装着し、そのドラム状感光体上に形
成されたトナー像を転写材に転写して画像を得る画像形
成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ或いはファクシミリな
どの画像形成装置において、電子写真用の感光体とし
て、ドラム状のものを用いる画像形成装置が知られてい
る。かかる画像形成装置で、ドラム状感光体を、単独若
しくは他の画像形成プロセス機器を含めて、上述のよう
に感光体ユニットとしてユニット化するようにしたもの
が公知である。
【0003】図12は、このような従来の感光体ユニッ
トの一部のみを示す水平断面図であり、ドラム状の感光
体101には、これを回転駆動するための駆動ギア10
2のボス部102aが嵌め込まれて、感光体101と駆
動ギア102とが一体化されている。このようなドラム
状感光体101と、これを駆動するための駆動ギア10
2と、ドラム状感光体101用のハウジングにより感光
体ユニット100が構成されている。その際、駆動ギア
102は、感光体ユニット100のハウジング側板部1
03に取り付けられた軸受104によって回転自在に支
持され、図示されないモータの回転が、適当なギア系を
介して駆動ギア102に伝達され、この駆動ギア102
が感光体101もろとも回転駆動されるようになってい
る。
【0004】従来においては、ドラム状感光体101と
駆動ギア102とが、互いに組み付けられて初めから一
体化され、両者を分解することが難しくなっていた。こ
の種の感光体ユニットはプロセスカートリッジとも呼ば
れているが、このようなカートリッジを回収して、各部
品を材料別に区分けし、リサイクル使用する場合に、材
質の異なるドラム状感光体101と駆動ギア102とが
一体化されたものとなっていると、そのそれぞれを別々
に処理し難くなり都合が悪い。
【0005】又、ドラム状感光体に対して駆動ギアの方
が寿命が長くなっている場合、ドラム状感光体の寿命が
来たとき、駆動ギアを含めて処分してしまうと、コスト
的にも不利である。ドラム状感光体に対して駆動ギアを
外すことができるようになっていれば、駆動ギアをその
まま使用して、ドラム状感光体のみを交換すればコスト
的にも非常に有利になる。
【0006】又、従来においては、ドラム状感光体10
1と駆動ギア102とが一体化されているため、その駆
動ギア102もハウジング側板部103の内側に設けざ
るを得ない。ところが、かような構成では、駆動ギア1
02をハウジング内に収めるために、その分、ハウジン
グ内に大きなスペースをとる必要がある。これによって
ハウジングが大型化し、その製造コストが上昇する欠点
を免れない。しかもハウジング内の駆動ギア102の周
辺の空間A,Bが不必要なデッドスペースとなってしま
い、徒に感光体ユニット100が大型化する傾向とな
る。なお、感光体ドラムに駆動ギアを設ける技術とし
て、例えば特開平6−89069号公報によるものなど
が既に提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ドラ
ム状感光体と駆動ギアとを互いに着脱できる構成とする
と共に、駆動ギアをハウジング側板部の外側に配備する
構成として、両者の組立性やリサイクル性などを向上さ
せ、且つ、駆動ギアの繰り返し使用を可能にしてランニ
ングコストの低減化を図り、併せて、感光体ユニットの
一層のコンパクト化を実現できるようにした画像形成装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、冒頭に記載した形式の画像形成装置におい
て、ドラム状感光体の軸方向端部に端部材を嵌め込んで
両者を一体化すると共に、該端部材をハウジング側板部
に回転自在に支持し、前記駆動ギアに設けたボス部を、
ハウジング側板部の外側から、端部材に設けた嵌合穴に
嵌め込むことによって、駆動ギアをハウジング側板部の
外側に配備し、この外側に配備した駆動ギアを端部材に
対して着脱自在に連結し、端部材は突部を有し、駆動ギ
アは、ドラム状感光体の、稼動時の回転方向に、端部材
に嵌め込まれた駆動ギアを回転させたとき、端部材の突
部に係合する凸部を有していることを特徴とする画像形
成装置を提案する。
【0009】
【0010】又、上記構成において、端部材は、駆動ギ
アをドラム状感光体の回転方向と反対方向に回転させよ
うとするとき、その回転を不能にする逆回転防止用のス
トッパ部を有していると効果的である。
【0011】更に、上記構成において、ストッパ部は、
逆回転される駆動ギアの凸部によって弾性変形されない
限り、端部材に嵌め込まれた駆動ギアを脱抜不能にする
ように弾性変形可能に構成されていると効果的である。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に
説明する。
【0013】図1は、本発明一実施例の画像形成装置の
要部を示す垂直断面図であり、先ずこの図を参照して、
図2乃至図11に示す感光体ユニットの各具体例に共通
する構成と作用を明らかにする。
【0014】図1において、符号1はドラム状感光体
(以後、単に「感光体」と言う)を示し、この感光体1
は、当該画像形成装置の稼動時に、その中心軸線のまわ
りを図示矢印a方向に回転駆動されるようになってい
る。感光体1の回転時に、先ずその表面が、帯電チャー
ジャ4より成る帯電装置の作用により一様に帯電され
る。次いで、露光部5において、レーザ光などによる光
書き込み、或いは走査光学系などによる原稿像露光など
が行われることにより、感光体1の表面には所定の静電
潜像が形成される。静電潜像は現像装置6によってトナ
ー像として可視像化される。このように感光体1の表面
にトナー像が形成されるのである。
【0015】一方、給紙部7からはレジストローラ対8
に向けて転写紙9より成る転写材が送られ、かかる転写
紙9は同ローラ対8から更に所定のタイミングをとって
感光体1に向けて送られる。感光体1上のトナー像は、
感光体1に向けて送られた転写紙9に、転写チャージャ
11より成る転写装置の作用により転写され、この転写
のあと、分離チャージャ12より成る分離装置の作用に
より、転写紙9は感光体1の表面から分離される。分離
された転写紙9は、搬送ベルト13により定着装置14
に向けて送られ、この装置14において転写トナー像が
定着される。この定着後、転写紙は、排紙ローラ対15
を経て排紙トレイ16上に排出される。このように、感
光体1上に形成されたトナー像を転写材に転写して画像
を得るのである。
【0016】一方、トナー像の転写後において、感光体
1の表面に残留付着しているトナーや、微細な紙粉など
が、クリーニング装置17に設けられたクリーニングブ
レード18より成るクリーニング部材によって掻き取り
除去され、クリーニング装置17内に回収される。
【0017】円筒状の感光体1は、図1に示すようにそ
のハウジング10A内に収められ、後述する駆動ギアを
介して矢印a方向に回転駆動される。ここで、この感光
体1と、その回転駆動用の駆動ギアと、感光体1のハウ
ジング10Aは、感光体ユニット10としてユニット化
され、本例では、そのハウジング10Aにクリーニング
装置17が一体に組み付けられている。又、感光体1の
周りには、帯電チャージャ4や、現像装置6や、転写チ
ャージャ11や、分離チャージャ12や、クリーニング
装置17などの画像形成プロセス機器が、それぞれ感光
体1の周りに配設されている。本実施例では、感光体ユ
ニット10が、感光体1の他に、画像形成プロセス機器
であるクリーニング装置17と、帯電チャージャ4と、
現像装置6とを含むものとなっている。これに対して、
感光体ユニットとしては、それらの画像形成プロセス機
器の他のもの、或いは全部を含むものであってもよく、
又、感光体1以外の画像形成プロセス機器を含まないよ
うに感光体ユニット10を構成することもできる。感光
体ユニットは、少なくとも感光体より成る画像形成プロ
セス機器を有しているのである。
【0018】かように構成される感光体ユニット10
は、プロセスカートリッジとも呼ばれ、画像形成装置本
体20に対して、例えば矢印b方向、又は感光体1の軸
方向などの適宜な方向に着脱自在となっている。感光体
ユニット10が画像形成装置本体20に着脱可能に装着
され、前述のように、その感光体1上にトナー像が形成
される。感光体1は円筒状の導電性基体の外周表面に感
光層を形成したものとなっている。以上が、以下に説明
する各具体例に共通する構成と作用である。
【0019】ここで、図2は感光体ユニット10の第1
の具体例を示す水平断面図であり、図3はその部分断面
平面図であるが、ここに示した具体例においては、感光
体1の軸方向の一方の端部の内周部に、その外側から、
端部材21が例えば圧入によって同心状に嵌め込まれ、
両者1,21が一体化されている。又、ハウジング10
Aのハウジング側板部10A1には、軸受24が嵌め込
まれて固定され、この軸受24を介して、端部材21は
ハウジング側板部10A1回転自在に支持されている。
すなわち、端部材21は、軸受24の内周部24aに対
して摺動しながら、感光体1と共に、その中心軸線のま
わりを回転するようになっているのである。感光体1の
軸方向の他方の端部側にも、図示はしていないが、同様
なる端部材が嵌め込まれて一体化され、これは同様の軸
受を介して、図示していない他方のハウジング側板部に
回転自在に支持されている。
【0020】ここで、図2及び図3に符号2で示したも
のは、先にも説明した駆動ギアであるが、この駆動ギア
2は、そのボス部2Aが、ハウジング側板部10A1
外側から、端部材21に設けた嵌合穴21aに嵌め込ま
れ、これによって駆動ギア2がハウジング側板部10A
1の外側に配備される。このようにして駆動ギア2が感
光体1に対して同心状に組み付けられる。その際、駆動
ギア2と端部材21との嵌め合いは、駆動ギア2自体を
比較的軽い力で矢印c方向に脱抜できる程度の嵌め合い
となっている。このようにして取り付けられた駆動ギア
2は、取り付け取り外し自在の連結ネジ23より成る着
脱連結手段によって、端部材21に対して連結される。
ハウジング側板部10A1の外側に配備された駆動ギア
2は、端部材21に対して着脱自在に連結されるのであ
る。
【0021】画像形成装置本体20(図1)に装填した
感光体ユニット10の外側の適所には、図示されないモ
ータが設置され、このモータの回転は適当なギア系を介
して駆動ギア2に伝達され、このギアが、端部材21も
ろとも、その両者の中心軸線のまわりに回転駆動され
る。これにより、この端部材21と一体の感光体1は、
その稼動時に、図1における矢印a方向(図2で矢印D
方向から見て時計方向)に、その中心軸線のまわりに回
転駆動される。
【0022】先にも述べたように、従来においては、図
12に示した如く、感光体101と駆動ギア102とが
一体化構成されると共に、駆動ギア102が、感光体1
01と共に、感光体ユニット100のハウジング側板部
103の内側に設けられていた。
【0023】翻って、図2及び図3に示した構成におい
ては、感光体1と一体化された端部材21と、駆動ギア
2とが、この駆動ギアを簡単に取り外し得るように別体
構成となっていて、しかも駆動ギア2が、図3に示すよ
うにハウジング側板部10A1の外側に配備されてい
る。このため、本実施例では、連結ネジ23を取り外せ
ば、駆動ギア2を端部材21に対して矢印c方向に容易
に抜き出すことができ、又、駆動ギア2のボス部2Aを
端部材21の嵌合穴21aに嵌め込んで、連結ネジ23
をねじ込めば、簡単に駆動ギア2を端部材21に取り付
けることができる。
【0024】いずれにしても、本例においては、駆動ギ
ア2を、端部材21と感光体1に対して、ハウジング側
板部10A1の外側から、簡単に取り外したり取り付け
たりすることができ、その組立性を向上させることがで
きるのである。又、駆動ギア2と感光体1を別々に分離
して分別回収することができ、リサイクル性を向上させ
ることができる。
【0025】更に、感光体より寿命の長い駆動ギア2を
用いれば、駆動ギア2を何回も使用することができ、画
像形成装置のランニングコストを低減化できると共に、
一層の省資源化を果たすことができる。
【0026】又、ハウジング側板部10A1を駆動ギア
2の内側、すなわち感光体1寄りの位置に持ってくるこ
とができる。換言すれば、図12に示したハウジング側
板部103を矢印F方向にずらすことができるので、図
12に示したデッドスペースA,Bを無くし、ハウジン
グ10A、従って感光体ユニット10を一層コンパクト
化でき、そのコストを低減できる。
【0027】図2及び図3に示した構成例は、ドラム状
感光体の軸方向端部に端部材を嵌め込んで両者を一体化
すると共に、該端部材をハウジング側板部に回転自在に
支持し、駆動ギアに設けたボス部を、ハウジング側板部
の外側から、端部材に設けた嵌合穴に嵌め込むことによ
って、駆動ギアをハウジング側板部の外側に配備し、こ
の外側に配備した駆動ギアを端部材に対して着脱自在に
連結したものであるが、この点については、後述する図
4乃至図11に示す実施例においても変りはない。
【0028】ところで、感光体1を回転させるために
は、駆動ギアを端部材に対して回転方向に一体化する必
要がある。図2及び図3に示した実施例では、連結ネジ
23によって駆動ギア2と端部材21を一体化し、両者
を離脱するときは、連結ネジ23を緩めるように構成さ
れている。これに対し、図4乃至図11に示した実施例
は、駆動ギアと端部材をより一層簡単に着脱できるよう
に構成されている。
【0029】図4乃至図7に示した実施例においては、
端部材31が円筒状に形成され、その軸方向の一方の端
部には、その周方向に離隔して配置された2つの突部3
1a,31bが設けられている。又、駆動ギア22は、
そのボス部22Aに、その周方向に離隔して配置された
2つの凸部22a,22bを有している。端部材31
は、図2及び図3に示した実施例と同様に、ハウジング
側板部10A1に固定された軸受25の内周部25aに
回転自在に支持され、この軸受25を介してハウジング
側板部10A1に回転自在に支持されている。
【0030】駆動ギア22を組み付けるには、感光体1
に同心状に、かつ一体に嵌め込んだ端部材31を、ハウ
ジング側板部10A1に軸受25を介して回転自在に支
持した状態で、その端部材31の嵌合穴31Aに、駆動
ギア22のボス部22Aを、ハウジング側板部10A1
の外側から、図5に示したように端部材31の軸方向に
嵌め込む。本例における嵌合穴31Aは貫通した穴とな
っている。ボス部22Aを嵌め込むとき、両凸部22
a,22bを、端部材31の内周面に、その軸方向に形
成した凹溝31c,31d内に通し、この端部材31の
軸方向の一方の端部31Bより外に出す。
【0031】図6は、図4の駆動ギア22と端部材31
を、図4の矢印D方向から見た図であり、両凸部22
a,22bは、端部材31の端部31Bより突出した状
態となっている。
【0032】感光体1は、前述した如く、稼動時には矢
印a方向に回転駆動されるのであるが、駆動ギア22を
端部材31に組み付けるときも、図6に示したように、
端部材31に嵌め込まれた駆動ギア22を、その中心軸
線のまわりに、同方向に手作業で回転させる。すると、
両凸部22a,22bは、図7に示す如く端部材31の
突部31a,31bにそれぞれ係合する。このあと、機
械を稼動させれば、両凸部22a,22bによって両突
部31a,31bが押し動かされ、駆動ギア22の回転
駆動力が感光体1の方に伝達される。
【0033】上述したところと逆の操作によって、駆動
ギア22を端部材31から離脱することができる。
【0034】かような構成によれば、駆動ギア22を端
部材31に対して回転方向に強固に固定する必要がな
く、駆動ギア22の取り付け取り外しを容易に行うこと
ができる。図4乃至図7に示した実施例の他の構成は、
図2及び図3に示した実施例と実質的に相違するところ
はない。
【0035】ところで、図6において、両凸部22a,
22bは端部材31の端部31Bより外方に突出してい
るのであるが、この状態で駆動ギア22を矢印a方向と
反対の方向に誤って回転させてしまうと、両凸部22
a,22bは、それぞれ本来の係合相手となっていない
突部31b,31aに係合してしまう。かような態勢で
機械を稼動させてしまうと、駆動ギア22は一時期空転
し、両凸部22a,22bは両突部31a,31bに激
しく衝突してしまう。
【0036】そこで図8に示すように、駆動ギア22を
誤って感光体1の回転方向と反対方向に回転させようと
するとき、その回転を不能にする逆回転防止用のストッ
パ部32,33を、端部材31の軸方向一端部に設ける
ようにすると、起動時における凸部と突部の衝突を防ぐ
ことができ、これらの損傷や感光体回転タイミングの狂
いなどの発生を防止できる。いずれにしても、駆動ギア
の組み付けミスを防止できるのである。なお、かかる逆
回転防止用のストッパ部32,33については、端部材
31本体に一体形成してもよいし、別部材で端部材31
に固定係止させるようにしてもよい。図8に示した実施
例の他の構成は、図4乃至図7に示した実施例と変りは
ない。
【0037】図8に示したストッパ部32,33を弾性
変形可能に構成すると、端部材31に嵌め込まれた駆動
ギア22を、その端部材31から脱抜不能にすることが
できる。図10において、符号34で示すものが弾性変
形可能に構成されたストッパ部であり、このストッパ部
34は端部材31に一体形成されており、図示はしてい
ないが、このストッパ部34に対向する下側にも同様な
るストッパ部が設けられている。
【0038】駆動ギア22を組み付けるときは、図4乃
至図7に示した実施例と全く同様にして、感光体1に同
心状に、かつ一体に嵌め込んだ端部材31を、ハウジン
グ10Aのハウジング側板部10A1に軸受を介して回
転自在に支持した状態で、その端部材31の嵌合穴31
Aに、駆動ギア22のボス部22Aを図9に示すように
嵌め込み、凸部22aを端部31Bより突出させる。駆
動ギア22のボス部22Aを嵌合穴31Aに嵌め込むと
き、凸部22aは凹溝31c内を通過し、端部31Bよ
り出るのであるが、この際、凸部22aはストッパ部3
4を図9のように弾性変形させる。この状態で、図4乃
至図8に示した実施例と同じく駆動ギア22を回転さ
せ、凸部22aを他の凸部と共に、端部材31側の突部
31aや他の突部にそれぞれ係合させる。これで、駆動
ギア22の組み付けは終了することとなる。なお、図9
及び図11においては、端部材31をハウジング側板部
10A1に回転自在に支持するための軸受の図示を省略
してある。
【0039】駆動ギア22をこのようにして組み付けた
あと、何らかの原因で駆動ギアが逆転した場合、凸部2
2aが図11に示すようにストッパ部34に衝突する。
かかる状態では、凹溝31cに対して凸部22aの位置
が円周方向には合致せず、ずれ込んでいるので、駆動ギ
ア22の脱抜が不能になる。
【0040】なお、駆動ギア22を端部材31から離脱
するときは、同ギア22を、図9に示した位置から更に
図11に示す状態まで若干逆回転させ、図9に示す如
く、凸部22aによってストッパ部34を強制的に弾性
変形させれば、凸部22aは凹溝31cに合致し、ギア
22の脱抜が可能になる。このように、ストッパ部34
は、逆回転される駆動ギア22の凸部22aによって弾
性変形されない限り、端部材31に嵌め込まれた駆動ギ
ア22を脱抜不能にするように弾性変形可能に構成され
ているのである。
【0041】かかる構成によれば、何等かの理由で駆動
ギア22が逆転したとしても、このギア22を端部材3
1から脱落させないようにすることができる。かかる駆
動ギア22の取り外しに際しては、ストッパ部34を弾
性変形させる程度の力を、そのストッパ部34に加えれ
ばよく、駆動ギア22の分解時の作業性を悪くさせるこ
とはない。又、画像形成装置の稼動時に、駆動がかかれ
ば、駆動ギア22と端部材31とは、自動的に凸部22
aと突部31aが互いに係合するようになるので、駆動
伝達上の機能を支障なく遂行できる。図9及び図10に
示した実施例の他の構成は、図8に示した実施例と変り
はない。
【0042】本発明は、図1に示した形式以外の各種の
画像形成装置にも広く適用できるものである。
【0043】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば、駆動ギ
アを、ハウジング側板部の外側から、感光体に組み付け
られた端部材に対して、簡単に取り外したり取り付けた
りすることができ、駆動ギアの組立性を向上させること
ができる。又、ドラム状感光体や端部材や駆動ギアなど
のリサイクル性を向上させることができる。更に、駆動
ギアの繰り返し使用が可能となり、画像形成装置のラン
ニングコストの一層の低減化を図ることができる。これ
に加えて、ハウジング内の無駄なデッドスペースも無く
なって、感光体ユニットを更にコンパクト化することが
できる。さらに、駆動ギアを端部材に対して、回転方向
に固定する必要がなく、駆動ギアを端部材に対して容易
に取り付けたり、その端部材から取り外したりすること
ができる。
【0044】請求項2に記載の構成によれば、駆動ギア
の取り付けミスを防止でき、駆動ギアや端部材に設けら
れる凸部や突部を損傷させないようにすることができ
る。
【0045】請求項3に記載の構成によれば、駆動ギア
を組み付けたあと、何らかの理由でそのギアが逆転した
としても、これを端部材から脱落させないようにするこ
とができる。
【0046】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の画像形成装置を示す断面図で
ある。
【図2】図1に示した画像形成装置に装備される感光体
ユニットの一部を示す水平断面図である。
【図3】図2に示した感光体ユニットの全体構成を示す
平面図である。
【図4】他の例の感光体ユニットに装備される端部材や
駆動ギアなどの構成部の水平断面図である。
【図5】図4に示した駆動ギアと端部材の分解斜視図で
ある。
【図6】図4に示した駆動ギアや、これを組み付ける端
部材などを正面方向から見た図である。
【図7】駆動ギアの凸部が、端部材の突部に係合した状
態を示す図6からの作用図である。
【図8】ストッパ部を設けた端部材と駆動ギアの分解斜
視図である。
【図9】弾性変形可能なストッパ部を設けた端部材と駆
動ギアとの組み付け状態を示す部分断面図である。
【図10】図9に示したストッパ部周辺の端部材の一部
の構成斜視図である。
【図11】図9に示したストッパ部の弾性変形前の状態
を示す部分断面図である。
【図12】従来の感光体駆動装置部の水平断面図であ
る。
【符号の説明】 1 ドラム状感光体 10 感光体ユニット 10A ハウジング 10A ハウジング側板部 20 画像形成装置本体 22 駆動ギア 22A ボス部 22a 凸部 22b 凸部 31 端部材 31a 突部 31b 突部 31A 嵌合穴 32 ストッパ部 33 ストッパ部 34 ストッパ部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−24656(JP,A) 特開 平6−130737(JP,A) 特開 平3−246556(JP,A) 特開 平6−130817(JP,A) 特開 平6−318017(JP,A) 特開 平7−13398(JP,A) 特開 昭62−67352(JP,A) 実開 昭62−49175(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 550 G03G 21/00 350

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にトナー像が形成されるドラム状感
    光体と、その回転駆動用の駆動ギアと、前記ドラム状感
    光体のハウジングとを感光体ユニットとしてユニット化
    し、該感光体ユニットを画像形成装置本体に着脱可能に
    装着し、そのドラム状感光体上に形成されたトナー像を
    転写材に転写して画像を得る画像形成装置において、前
    記ドラム状感光体の軸方向端部に端部材を嵌め込んで両
    者を一体化すると共に、該端部材をハウジング側板部に
    回転自在に支持し、前記駆動ギアに設けたボス部を、ハ
    ウジング側板部の外側から、端部材に設けた嵌合穴に嵌
    め込むことによって、駆動ギアをハウジング側板部の外
    側に配備し、この外側に配備した駆動ギアを端部材に対
    して着脱自在に連結し、端部材は突部を有し、駆動ギア
    は、ドラム状感光体の、稼動時の回転方向に、端部材に
    嵌め込まれた駆動ギアを回転させたとき、端部材の突部
    に係合する凸部を有していることを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 端部材は、駆動ギアをドラム状感光体の
    回転方向と反対方向に回転させようとするとき、その回
    転を不能にする逆回転防止用のストッパ部を有している
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 ストッパ部は、逆回転される駆動ギアの
    凸部によって弾性変形されない限り、端部材に嵌め込ま
    れた駆動ギアを脱抜不能にするように弾性変形可能に構
    成されている請求項2に記載の画像形成装置。
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