JP2005069239A - 伝動装置、感光体ドラム、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回転軸20に嵌合したギア32の取付孔51に、その周方向に多数の突部70が形成され、その突部70だけが回転軸26の外周面に圧接するように、回転軸20と取付孔51を形成する。
【選択図】 図6
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、伝動部材と、該伝動部材に形成された取付孔に圧入により嵌合した回転軸とを有する伝動装置、その伝動装置の回転軸に嵌合する感光体ドラム、該感光体ドラムを有するプロセスカートリッジ、及び画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ギア、プーリ又はローラなどから成る伝動部材と、その伝動部材に形成された取付孔に嵌合した回転軸とを有する伝動装置は、多くの技術分野において採用されている。例えば、画像形成装置においては、伝動部材を回転駆動し、その回転を回転軸を介して感光体ドラムに伝達する伝動装置が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ところで、従来のこの種の伝動装置においては、回転軸の外径が伝動部材の取付孔の内径よりも小さく設定され、伝動装置の組立時に、回転軸と取付孔をすきまばめにより嵌合し、次いでねじなどによって伝動部材を回転軸に固定してこれらを一体に回転できるように構成するのが普通であった。このように構成すれば、伝動部材の取付孔と回転軸を嵌合するとき、大きな力を必要とせずに容易に両者を嵌合することができる。
【0004】
ところが、伝動部材の取付孔と回転軸をすきまばめにより嵌合すると、その嵌合後に両者間にわずかな隙間ができるので、この状態で伝動部材と取付孔をねじなどによって固定すると、伝動部材が回転軸に対して偏心した状態で組み付けられるおそれがある。かかる偏心のある伝動装置により回転を伝えると、その回転に速度むらが発生し、各種の不具合が発生する。例えば、上述の例のように、回転軸に感光体ドラムを固定すると共に、ギアより成る伝動部材を回転軸に対して固定し、該ギアを回転駆動してその回転を感光体ドラムに伝えるように構成した場合、当該ギアが、回転軸の軸線に対して偏心していると、そのギアの角速度が一定となるように、該ギアを回転駆動しても、当該ギアに速度むらが発生する。かかる速度むらは回転軸を介して感光体ドラムに伝えられ、該感光体ドラム表面に形成されたトナー像に濃度むらが発生する。また、複数の感光体ドラム上のトナー像を直接、又は中間転写体を介して記録媒体に転写するカラー画像形成装置の場合には、感光体ドラムの速度むらによって、記録媒体上に転写されたカラー画像に色ずれや色相の変化が発生し、その画質が劣化する。
【0005】
そこで、冒頭にも記載したように、伝動部材に形成された取付孔と回転軸を圧入により嵌合することが考えられる。このようにすれば、取付孔と回転軸を嵌合し終えた段階で、両者の間に、これらががたつくような隙間はできず、がたつきに基因する伝動部材の偏心を実質的になくすことができる。このため、上述した不具合の発生を防止することが可能となる。
【0006】
ところが、伝動部材の取付孔と回転軸を圧入によって嵌合すると、その嵌合時に大きな力を必要とする。また、伝動部材が樹脂の成形品である場合、その成形時のばらつきや、環境温度などによって、その取付孔の内径が、例えば、20μmにも及ぶ大きな寸法を変動することがあるので、その取付孔の内径が小さくなる方向にばらついたとき、当該取付孔と回転軸を圧入により嵌合する際、非常に大きな圧入力が必要となり、その組付け性が大幅に悪化する。
【0007】
【特許文献1】
特開平7−239596号公報(第7−8頁、図6)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した新規な認識に基づきなされたものであり、その目的とするところは、伝動部材の取付孔と回転軸を、容易に圧入により嵌合させることのできる伝動装置と、かかる伝動装置の回転軸に嵌合する感光体ドラムと、該感光体ドラムを有するプロセスカートリッジと、伝動装置、感光体ドラム或いはプロセスカートリッジを有する画像形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した形式の伝動装置において、前記取付孔を区画する内周面の周方向における一部だけが、前記回転軸の外周面に接触するように、該取付孔と回転軸が形成されていることを特徴とする伝動装置を提案する(請求項1)。
【0010】
また、上記請求項1に記載の伝動装置において、前記取付孔の内周面に、前記回転軸の外周面に接触する突部が形成され、該突部は、前記内周面の周方向に複数形成されていると有利である(請求項2)。
【0011】
さらに、上記請求項1に記載の伝動装置において、前記取付孔が多角形に形成され、該多角形を区画する各辺の一部が前記回転軸の外周面に接触していると有利である(請求項3)。
【0012】
また、上記請求項1乃至3のいずれかに記載の伝動装置において、前記伝動部材の取付孔に嵌合した回転軸の外周面部分のうち、該回転軸の軸線方向における一部だけが伝動部材の取付孔内周面に接触し、前記伝動部材の一方の端面が圧接して、該端面が前記回転軸の軸線に対して直角となるように、該回転軸に対する伝動部材の角度を規制する規制部材が回転軸に固定されていると有利である(請求項4)。
【0013】
さらに、上記請求項1乃至4のいずれかに記載の伝動装置において、前記伝動部材がギアであると有利である(請求項5)。
【0014】
また、上記請求項5に記載の伝動装置において、前記ギアがはすば歯車であると有利である(請求項6)。
【0015】
さらに、上記請求項1乃至6のいずれかに記載の伝動装置において、前記伝動部材が樹脂成形品であると有利である(請求項7)。
【0016】
また、上記請求項1乃至7のいずれかに記載の伝動装置において、前記回転軸と共に回転する回転体が、直接、又は連結装置を介して該回転軸に連結され、前記伝動部材の回転を前記回転軸を介して該回転体に伝達するように構成されていると有利である(請求項8)。
【0017】
さらに、上記請求項8に記載の伝動装置において、前記回転体が、感光体ドラム、転写ローラ、現像ローラ、定着ローラ、記録媒体搬送ローラ、像担持ベルトを支持する支持ローラ、又は記録媒体を担持して搬送する記録媒体搬送ベルトを支持する支持ローラのいずれかであるように構成することができる(請求項9)。
【0018】
また、本発明は、上記目的を達成するため、請求項1乃至7のいずれかに記載の伝動装置の回転軸に嵌合し、該回転軸と共に回転するように、爪部材を介して、該回転軸に連結される感光体ドラムを提案する(請求項10)。
【0019】
さらに、上記請求項10に記載の感光体ドラムにおいて、該感光体ドラム自体が前記回転軸に対してその軸線方向に移動することにより、前記爪部材に係合し、又はその係合を解除される係合部を有していると有利である(請求項11)。
【0020】
また、上記請求項10又は11に記載の感光体ドラムにおいて、回転軸に対してその軸線方向に移動することにより、該回転軸に対して着脱されるように構成されていると有利である(請求項12)。
【0021】
さらに、本発明は、上記目的を達成するため、請求項10乃至12のいずれかに記載の感光体ドラムと、該感光体ドラムにトナー像を形成するための少なくとも1つのプロセス機器を有していることを特徴とするプロセスカートリッジを提案する(請求項13)。
【0022】
また、本発明は、上記目的を達成するため、請求項1乃至9のいずれかに記載の伝動装置を具備して成る画像形成装置を提案する(請求項14)。
【0023】
さらに、本発明は、上記目的を達成するため、請求項10乃至12のいずれかに記載の感光体ドラムを具備して成る画像形成装置を提案する(請求項15)。
【0024】
また、本発明は、上記目的を達成するため、請求項13に記載のプロセスカートリッジを具備して成る画像形成装置を提案する(請求項16)。
【0025】
さらに、上記請求項15に記載の画像形成装置において、複数の感光体ドラムを有し、その各感光体ドラムに互いに異なった色のトナー像をそれぞれ形成し、その各トナー像を直接、又は中間転写体を介して記録媒体に転写して記録画像を得るように構成されていると有利である(請求項17)。
【0026】
また、上記請求項16に記載の画像形成装置において、複数のプロセスカートリッジを有し、その各プロセスカートリッジの感光体ドラムに互いに異なった色のトナー像をそれぞれ形成し、その各トナー像を直接、又は中間転写体を介して記録媒体に転写して記録画像を得るように構成されていると有利である(請求項18)。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0028】
図1は後述する伝動装置を備えた画像形成装置の一例を示す概略図である。ここに示した画像形成装置はプリンタとして構成され、その画像形成装置本体1内に配置された4つの感光体ドラム3を有し、その各感光体ドラムの外周面にイエロートナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像及びブラックトナー像がそれぞれ形成される。これらの感光体ドラムを識別する必要のあるときは、これらを第1、第2、第3及び第4の感光体ドラムと称し、これらに符号3Y,3M,3C,3BKを付して示し、各感光体ドラムを特に識別せず、これらを総称して示すときは、これに符号3を付して示すことにする。
【0029】
第1乃至第4の感光体ドラム3Y乃至3BKに対向して記録媒体搬送ベルト4が配置され、この記録媒体搬送ベルト4は、複数の支持ローラに巻き掛けられて矢印A方向に走行駆動される。
【0030】
第1乃至第4の各感光体ドラム3Y,3M,3C,3BK上にトナー像を形成する構成と、その作用は実質的に同一であるため、第1の感光体ドラム3Yにトナー像を形成する構成だけを説明する。この感光体ドラム3Yは図1における時計方向に回転駆動され、このとき帯電装置の一例である帯電ローラ7によって第1の感光体ドラム3Yの表面が所定の極性に均一に帯電される。次いでその帯電面に、レーザ書き込みユニット8から出射する光変調されたレーザビームLが照射される。これによって第1の感光体ドラム3Y上に静電潜像が形成され、その静電潜像が現像装置9によってイエロートナー像として可視像化される。ここに示した現像装置9は、回転駆動される現像ローラ31を有し、その現像ローラ31に担持された乾式現像剤によって静電潜像が可視像化される。
【0031】
一方、画像形成装置本体1の下部に配置された給紙部5から、例えば転写紙又は樹脂フィルムなどから成る記録媒体Pが矢印Bで示す方向に給送され、その記録媒体Pが、第1の感光体ドラム3Yと記録媒体搬送ベルト4の間に送り込まれ、その記録媒体搬送ベルト4に担持されて搬送される。記録媒体搬送ベルト4を挟んで、第1の感光体ドラム3Yにほぼ対向する位置には、転写装置の一例である転写ローラ10が配置され、その転写ローラ10の作用によって第1の感光体ドラム3Y上のイエロートナー像が記録媒体P上に転写される。記録媒体Pに転写されず、第1の感光体ドラム3Y上に残された転写残トナーは、クリーニング装置11によって除去される。
【0032】
全く同様にして、第2乃至第4の感光体ドラム3M,3C,3BK上にマゼンタトナー像、シアントナー像及びブラックトナー像がそれぞれ形成され、これらのトナー像が、イエロートナー像の転写された記録媒体P上に順次重ねて転写される。このようにして4色の未定着トナー像を担持した記録媒体Pは、定着装置2に送り込まれ、該定着装置2の一対の定着ローラ2A,2Bの間を通過する。このときそのトナー像が熱と圧力の作用によって記録媒体P上に定着され、該定着装置2を通過した記録媒体は、矢印C方向で示すように排紙部6上に排出される。
【0033】
図2は、感光体ドラム3と、その感光体ドラム3に回転を伝える伝動装置12を示す断面図である。図1に示した第1乃至第4の感光体ドラム3Y,3M,3C,3BKは全て同じく支持され、かつ同じくその各感光体ドラム3Y乃至3BKに回転を伝えることができる。図2乃至図8は、これらの感光体ドラムの構造と、その支持構造と、その各感光体ドラムに回転を伝える伝動装置の構成を示すものである。
【0034】
図2における符号Fは、画像形成装置本体1の手前側、Rはその奥側を示しており、画像形成装置本体1の本体フレーム13は、該本体1の手前側に位置する前側板14と、奥側に位置する奥側板15と、これらの側板14,15を固定連結するステー16と、図示していないねじによって奥側板15に固定された本体ブラケット17を有している。感光体ドラム3は、円筒状に形成されたドラム本体50と、該ドラム本体50の軸線方向各端部にそれぞれ圧入された前フランジ18及び奥フランジ19とから構成され、そのドラム本体50の外周面に前述の如くトナー像が形成される。前フランジ18と奥フランジ19は、回転軸20に後述する如く着脱可能に固定され、該回転軸20と感光体ドラム3が一体となって回転するように構成されている。
【0035】
前側板14には、複数のねじ21によって位置決め部材22が着脱可能に固定され、この位置決め部材22に、軸受23を介して前フランジ18が回転自在に支持されている。また前フランジ18に回転軸20の手前側端部が着脱可能に嵌合している。前フランジ18と回転軸20の手前側部分は、前側板14に形成された開口24を貫通している。
【0036】
回転軸20の奥側の部分は、奥側板15と本体ブラケット17を貫通して延び、円筒状のホルダ25に保持された一対の転がり軸受26,27に回転自在に支持されている。ホルダ25はねじ28によって奥側板15に着脱可能に固定されている。また、各転がり軸受26,27の外輪が奥側板15と本体ブラケット17に形成された孔29,30にそれぞれがたつくことなく嵌合し、これによって両転がり軸受26,27とホルダ25とが本体フレーム13に対して位置決めされている。このようにして回転軸20が本体フレーム13に対して正しく位置決めされて回転自在に支持され、感光体ドラム3の前フランジ18と奥フランジ19が回転軸20に同心状に支持される。
【0037】
図2に示した伝動装置12は、上述のように回転自在に支持された回転軸20と、この回転軸20に嵌合し、かつ該回転軸20に対して、後述する如く圧入によって固定された伝動部材の一例であるギア32と、後述する規制部材33と、奥フランジ19を回転軸20に対して着脱可能に連結する連結装置34とを有している。ギア32は、回転軸20の奥側端部に配置され、該回転軸20と同心状に配置されている。図1に示した各感光体ドラム3Y乃至3BK用の各ギア32は、そのモジュールと歯数が全て等しく設定されていることが望ましい。かかるギア32は、平歯車やはすば歯車などのいかなる形態のものであってもよいが、ここでははすば歯車が用いられている。また、ギア32は、金属又は樹脂などによって構成されるものであるが、ここでは、当該ギア32が、樹脂成形品より成るものとする。
【0038】
本体ブラケット17には駆動モータ35が支持され、その出力軸に固定された出力ギア36が上述のギア32の外歯に噛み合っている。駆動モータ35の回転は出力ギア36とギア32を介して回転軸20に伝えられ、その回転軸20の回転が連結装置34を介して感光体ドラム3の奥フランジ19に伝達され、これによって感光体ドラム3が図1における時計方向に回転駆動される。出力ギア36の回転を、他のギアを介してギア32に伝達するように構成することもできる。
【0039】
ギア32の代わりにプーリ又はローラなどから成る伝動部材を回転軸20に対して同心状に固定し、このプーリ又はローラをベルトを介して回転駆動し、これによって回転軸20及び感光体ドラム3を駆動するように構成することもできる。かかるプーリ又はローラより成る伝動部材も、例えば樹脂成形品より成る。いかなる形態の伝動部材も、樹脂成形品により構成することができるのである。
【0040】
感光体ドラム3を回転軸20に対してその軸線X方向に移動させることにより、その感光体ドラム3を回転軸20に対して着脱することができるが、図3は感光体ドラム3の奥フランジ19を回転軸20から離脱させたときの様子を示している。図3に示すように、連結装置34は、回転軸20に対しその軸線X方向に所定のストロークを移動可能に嵌合した爪部材37と、その爪部材37を回転軸20の軸線方向に付勢する圧縮ばね39と、回転軸20に固着されたピン40とを有し、そのピン40に、爪部材37に形成された長孔41が回転軸20の軸線X方向に相対摺動可能に嵌合している。図3に示した状態では、爪部材37が圧縮ばね39により加圧され、ピン40が長孔41の一方の端部に圧接して爪部材37が図3に示した位置に保持されている。爪部材37の長孔41に、回転軸20に固定されたピン40が嵌合することにより、爪部材37が回転軸20に対して回転することが禁止される。
【0041】
一方、感光体ドラム3の奥フランジ19には、環状に配列された複数の係合溝38より成る係合部が形成されている。かかる感光体ドラム3を図3に矢印Dで示すように移動させ、その奥フランジ19と前フランジ18(図2)に対して回転軸20を挿入して感光体ドラム3を回転軸20に嵌合し、該感光体ドラム3を図2に示すように本体フレーム13に対して組み付けると、爪部材37が圧縮ばね39によって奥フランジ19に対して加圧され、爪部材37の周方向に形成された複数の爪42が奥フランジ19の係合溝38より成る係合部に係合し、感光体ドラムと回転軸20の相対回転が禁止される。このように、感光体ドラム3は、伝動装置12の回転軸20に嵌合し、この回転軸20と共に回転するように、爪部材37を介して、回転軸20に連結される。逆に、感光体ドラム3を、回転軸20に沿って、矢印Dと反対方向に移動させることによって、爪部材37と、係合溝38より成る係合部の係合を解除することができる。このように、感光体ドラム3は、その感光体ドラム3自体が回転軸20に対してその軸線X方向に移動することによって、爪部材37に係合し、又はその係合を解除される係合部を有していて、回転軸20に対してその軸線方向に移動することによって、該回転軸20に対して着脱される。
【0042】
感光体ドラム3を、上述の如き連結装置を介することなく、直に回転軸20に連結することも可能である。感光体ドラム3は、回転軸20に直接又は他の部材を介して連結されるものである。感光体ドラム以外の回転体を用いた場合も同様である。
【0043】
上述のように感光体ドラム3を回転軸20に対して着脱することができ、従って、図2に示した位置決め部材22を前側板14から外すことにより、感光体ドラム3を本体フレーム13から手前側に引き出すことができる。逆の操作によって感光体ドラム3を本体フレーム13に組み付け、該感光体ドラム3を回転軸20に対して固定することができる。感光体ドラム3を本体フレーム13に組み付けた状態で、ギア32が駆動モータ35により回転駆動され、その回転が回転軸20を介して感光体ドラム3に伝えられ、該感光体ドラム3が回転駆動される。その際、本例の伝動装置においては、ギア32と、これに噛み合う出力ギア36がはすば歯車より成るので、そのかみあい率が大きくなり、出力ギア36からギア32に滑らかに回転を伝えることができる。
【0044】
ここで、図4に示すように、ギア32の中心部には、取付孔51が形成され、その取付孔51に回転軸20が圧入により嵌合している。しかも、図示した例では、図5にも示すように前述の規制部材33が回転軸20に圧入によって固定されていて、回転軸20の奥側の端面の中心部に形成されためねじにねじ47がねじ込まれ、該ねじ47が締め付けられることにより、当該ねじ47のワッシャ48が、規制部材33の位置する側と反対側のギア32の端面49に圧接している。これにより、伝動部材の一例であるギア32の軸線方向の一方の端面43が規制部材33に圧接し、該規制部材33によって、ギア32の端面43が回転軸20の軸線Xに対して直角となるように、回転軸20に対するギア32の角度が規制される。ギア32の一方の端面43に圧接する規制部材33の規制面44が、回転軸20の軸線Xに対して高い精度で直角となるように規制部材33を製作し、その規制面44にギア32の一方の端面43を圧接させて軸線Xに対するギア32の直角度を高めているのである。規制部材33は剛性と硬度の大なる材料、好ましくは金属の焼結材によって構成されている。
【0045】
その際、ねじ47を強く締め付けた後も、回転軸20の奥側の端面52が、ギア32の軸線方向における他方の端面49よりもわずかに規制部材33の側に位置するように、規制部材33の固定位置が設定されている。このため、ねじ47を締め付けることにより、ワッシャ48がギア32の他方の端面49を強く加圧し、該端面49に圧接する。これにより、回転軸20に嵌合したギア32は規制部材33に対して強く押圧され、その一方の端面43が規制部材33の規制面44に強く圧接し、ギア32が規制部材33に対して固定され、当該ギア32が回転軸20に対して強固に固定される。ワッシャ48を省き、ねじ47の頭部53が直にギア32の他方の端面49を加圧するように構成してもよい。
【0046】
また、本例の伝動装置12においては、図4及び図5に示すように、段ねじ57がギア32に形成された貫通孔58に挿通され、かつ規制部材33に螺着されており、これによって、ギア32と規制部材33とを一層強固に一体化することができる。
【0047】
その際、段ねじ57は、図4に矢印Qで示すようにギア32の他方の端面49の側から、そのギア32の貫通孔58に挿入され、該段ねじ47のねじ部が規制部材33に締め付けられることにより、段ねじ57が規制部材33に固定されるが、該段ねじ57がギア32に螺着されることはなく、しかも該段ねじ57の頭部59ないしはそのワッシャ60と、ギア32の他方の端面49との間に隙間Sができるようになっている。段ねじ57のねじ部を規制部材33に締め付けたとき、該段ねじ57の頭部59が、直接又はワッシャ60を介して伝動部材の他方の端面49を加圧しないように構成されているのである。かかる構成によれば、段ねじ57を締め付けたとき、その締め付けによってギア32が変形することはない。このため、軸線Xに対するギア32の直角度を高めることができる。
【0048】
上述のように、本例の伝動装置12は、伝動部材の一例であるギア32と、その伝動部材に形成された取付孔51に圧入により嵌合した回転軸20とを有している。ギア32と回転軸20が圧入によって嵌合しているので、両者間にガタを生じるような隙間はできず、ギア32と回転軸20とのがたつきに基因する両者の偏心を実質的になくすことができる。このため、各感光体ドラム3Y乃至3BKの作動時に、これらに速度むらが発生することを抑え、記録媒体P上に転写されたカラー画像に色ずれが発生する不具合を効果的に抑制することができる。
【0049】
ところが、先にも説明したように、ギア32の取付孔51と回転軸20を圧入によって嵌合すると、その嵌合時に大きな圧力が必要となり、その組付け性が悪化するおそれがある。本例のようにギア32が樹脂成形品より成るときは、その取付孔51の内径が大きくばらつき、取付孔51と回転軸20との圧入時の組付け性が大幅に悪化することがある。
【0050】
そこで、本例の伝動装置においては、図6に示すように、伝動部材の一例であるギア32に形成された取付孔51の内周面に、回転軸20の外周面に接触する突部70が形成され、その突部70は取付孔51の内周面の周方向に複数形成されている。複数の突部70だけが回転軸20の外周面に圧接し、突部70の間の凹部は回転軸20の外周面に当接していないのである。ここに示した例では、回転軸20の横断面形状は円形となっている。このように、取付孔51と回転軸20は圧入により嵌合しているのであるが、その両者の圧接する面積が小さくなっているため、小さな力でギア32と回転軸20を圧入により組み付けることができ、その組付け性を高めることができる。
【0051】
また、図7に示すように、ギア32の取付孔51の横断面形状を多角形に形成し、その多角形を区画する各辺の一部が回転軸20の外周面に接触するように構成しても、上述したところと同じ作用効果を奏することができる。多角形の各辺の一部だけを回転軸20の外周面に圧接させるのである。しかも、本例のギア32は樹脂成形品より成るが、取付孔51を多角形に形成すると、そのギア32を成形する成形型を容易かつ低コストで製作することができる。図7に示した例の場合も、回転軸20の横断面形状は円形となっている。
【0052】
上述のように、伝動部材の取付孔を区画する内周面の周方向における一部だけが、回転軸の外周面に接触するように、その取付孔と回転軸を形成することにより、小さな圧入力で容易に伝動部材と回転軸を圧入により嵌合することができる。
【0053】
また、上述した各構成を採用すると共に、図8に示すように、伝動部材の一例であるギア32の取付孔51に嵌合した回転軸20の外周面部分のうち、その回転軸20の軸線Xの方向における一部Yだけが、ギア32より成る伝動部材の取付孔内周面に接触して嵌合するように構成すると、その嵌合時の圧入力を一層小さくすることができ、その組付け性をより一層高めることができる。図8に符号Yで示した取付孔51の部分の周方向における一部だけが、図6及び図7に例示したように、回転軸20の外周面に圧接するように構成するのである。
【0054】
上述のように構成すると、ギア32と回転軸20を非常に小さな圧入力で嵌合させることができるが、取付孔51が回転軸20に圧接する軸線方向領域Yが小さくなるので、単に回転軸20を取付孔51に嵌合しただけであると、ギア32が回転軸20に対して倒れてしまうおそれがある。ところが、本例の伝動装置には、前述のように、ギア32より成る伝動部材の一方の端面43が圧接して、該端面43が回転軸20の軸線Xに対して直角となるように、該回転軸20に対する伝動部材の角度を規制する規制部材33が回転軸20に固定されているので、伝動部材が倒れてしまう不具合を阻止することができる。
【0055】
以上説明した伝動装置12においては、回転軸20と共に回転する感光体ドラム3より成る回転体が、直接又は連結装置34を介して回転軸20に連結され、ギア32より成る伝動部材の回転を、回転軸20を介して回転体に伝達するように構成されているが、感光体ドラム3のほかに、図1に示した転写ローラ10、現像ローラ31、定着ローラ2A,2B、記録媒体を担持して搬送する記録媒体搬送ベルト4を支持する支持ローラ、記録媒体を搬送する記録媒体搬送ローラのほか、図1には示していない感光体ベルトや、感光体からトナー像を転写される中間転写ベルトなどの像担持ベルトを支持する支持ローラなどの回転体を回転軸20に直接、又は他の部材を介して連結し、これらの回転体を回転駆動するように構成することもできる。また図示した例では、ギア32の回転を回転軸20に伝達するように構成したが、上述した各構成は、回転軸側からギアなどの伝動部材に回転を伝える伝動装置にも適用することができる。
【0056】
また、図2に関連して、感光体ドラム3を単独で画像形成装置本体1に対して着脱する構成を説明したが、感光体ドラム3のまわりには、その感光体ドラムにトナー像を形成するための複数のプロセス機器、例えば帯電装置、現像装置、クリーニング装置などが設けられているので、上述した構成の感光体ドラムと、その感光体ドラムにトナー像を形成するための少なくとも1つのプロセス機器を一体的なプロセスカートリッジとして構成し、そのプロセスカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱できるように構成することもできる。
【0057】
図9は、かかるプロセスカートリッジ71の一例を示す断面図である。ここに示したプロセスカートリッジ71は、図2に示した画像形成装置と同じく、回転軸20に着脱可能に嵌合してその回転軸20に固定された感光体ドラム3を有していると共に、その感光体ドラム3の表面を帯電する帯電装置の一例である帯電ローラ7と、感光体ドラム表面を清掃するクリーニング装置11の2つのプロセス機器を有し、これらのプロセス機器と感光体ドラム3が一体的に組み付けられている。より具体的に示すと、プロセスカートリッジ71のケース72に感光体ドラム3の奥フランジと前フランジ(図2参照)が回転自在に組み付けられ、このケース7に帯電ローラ7が回転自在に支持されていると共に、該ケース72の一部によってクリーニング装置11のクリーニングケース73が形成され、このクリーニングケース73にクリーニングブレード74の基端部がブレードホルダ75を介して固定され、しかも当該クリーニングケース73にクリーニングブラシ76とトナー搬送スクリュー77が回転自在に支持されている。クリーニングブレード74とクリーニングブラシ76は共に感光体ドラム3のドラム本体50の周面に当接している。また、感光体ドラム3のまわりには、図9には示していない現像装置も設けられているが、ここではこの現像装置はプロセスカートリッジ71とは別の要素として構成されている。図9に示した帯電ローラ7は感光体ドラム3の周面に接触しているが、この帯電ローラ7を感光体ドラムの周面からわずかに離間させ、両者の間の空隙での放電によって感光体ドラム3を帯電するように構成することもできる。
【0058】
図9に示した感光体ドラム3には、図1に関連して先に説明したところと全く同様にしてトナー像が形成され、そのトナー像が図9には示していない記録媒体に転写される。そして、そのトナー像の転写後に感光体ドラム表面に付着する転写残トナーは、クリーニング装置11のクリーニングブラシ76とクリーニングブレード74との協働作用によって、感光体ドラム表面から除去される。除去されたトナーは、トナー搬送スクリュー77によってクリーニングケース73の外部に搬送される。
【0059】
感光体ドラム3の他の構成と、その支持構造と、該感光体ドラム3に回転を伝える伝動装置の構成は、先に説明した実施形態例と変りはない。感光体ドラム3を回転軸20に沿って、その軸線方向に移動させることにより、感光体ドラム3を回転軸20に着脱することができ、これによって図9に示したプロセスカートリッジ71の全体が画像形成装置本体に対して着脱される。
【0060】
図10に示したプロセスカートリッジ71の場合には、現像装置9もプロセスカートリッジ71の一構成要素となっている。すなわち、プロセスカートリッジ71のケース72の一部によって、現像装置9の現像ケース78が構成され、この現像ケース78には、現像ローラ31と、現像剤搬送スクリュー79A,79Bが回転自在に支持され、しかもドクターブレード80と、トナー濃度センサ81が現像ケース78に支持されている。現像ローラ31は、感光体ドラム3の表面に近接して位置し、ドクターブレード80は、その先端部が現像ローラ31の表面に近接して位置している。現像ケース78には、トナーとキャリアを有する乾式の現像剤DSが収容されている。図10に示したプロセスカートリッジ71の他の構成は、図9に示したプロセスカートリッジと変りはない。
【0061】
図10に示したプロセスカートリッジ71を有する画像形成装置も、図1に示した画像形成装置と同様にして記録媒体上に画像を形成する。すなわち、図10における時計方向に回転する感光体ドラム3が帯電ローラ7により帯電され、その帯電面がレーザビームLによって露光され、感光体ドラム3上に静電潜像が形成され、この静電潜像が現像装置9によりトナー像として可視像化される。
【0062】
現像装置9においては、搬送スクリュー79A,79Bが回転することによって、現像剤DSのトナーとキャリアが互いに逆極性に摩擦帯電されると共に、現像ローラ31が図10における反時計方向に回転駆動され、その周面に現像剤DSが担持されて現像ローラ31の回転方向に搬送される。このとき、ドクターブレード80によって現像ローラ31上の現像剤の層厚が規制され、ドクターブレード80を通過した現像剤が、現像ローラ31と感光体ドラム3の間の現像領域に搬送され、ここでそのトナーが静電潜像に静電的に移行して、該潜像がトナー像として可視像化される。
【0063】
上記トナー像は、図10に二点鎖線で示した記録媒体搬送ベルト4に担持されて搬送される記録媒体Pに転写され、そのトナー像転写後に感光体ドラム3上に付着する転写残トナーがクリーニング装置11によって除去されることも図1及び図9に示した画像形成装置と変りはない。
【0064】
現像ケース78内に収容された現像剤DSのトナー濃度が低下したことがトナー濃度センサ81によって検知されると、図10に二点鎖線で示したトナー収容容器82に収容されたトナーが粉体ポンプ83によって現像ケース78に供給される。
【0065】
図9及び図10に示したプロセスカートリッジ71を、図1に示した画像形成装置のように複数個、好ましくは少なくとも4個設け、互いに異なる色のトナー像を順次記録媒体上に重ねて転写することによって、色ずれを抑えた高品質なカラー画像を得ることができる。
【0066】
また、図1に示した画像形成装置は、各感光体ドラムに形成されたトナー像を直に記録媒体Pに重ねて転写して記録画像を得るように構成されているが、各感光体ドラム上に形成された互いに異なる色のトナー像を、例えばドラム又は無端ベルトより成る中間転写体に重ねて一次転写し、次いでそのトナー像を記録媒体に二次転写し、そのトナー像を定着するように構成された画像形成装置にも、本発明を適用できる。すなわち、複数の感光体ドラム3Y乃至3BK、或いは複数のプロセスカートリッジ71を有していると共に、複数の伝動装置12を有し、これらの伝動装置12の各回転軸20と一体に回転する感光体ドラム3Y乃至3BKが、各回転軸20に直接又は他の部材を介して連結され、各感光体ドラム上に互いに異なった色のトナー像をそれぞれ形成し、その各トナー像を直接、又は中間転写体を介して記録媒体に転写して記録画像を得る画像形成装置に前述の各構成を採用することにより、色ずれを抑えた高品質なカラー画像を得ることができ、しかも伝動装置の回転軸20と伝動部材の組付け性を高めることができるのである。
【0067】
また、樹脂製のギア32を用いると、そのギアと回転軸20とのがたつきに基因する偏心がなくとも、ギアの成形時に当該ギア自体に偏心が生じ、これによって記録媒体上に形成されたカラー画像にわずかな色ずれが発生するおそれがあるが、かかる不具合を防止するため、それ自体周知のように、各感光体ドラム3Y乃至3BK用の各ギアをその回転方向に所定の位相関係を持って配置することにより、カラー画像の色ずれを防止すると、より一層高品質なカラー画像を得ることができる。
【0068】
本発明は、プリンタのほか、複写機、ファクシミリ、印刷機、又はこれらの複合機より成る画像形成装置や、1つだけの感光体ドラムを有し、その感光体ドラム上に例えばブラックトナー像を形成し、そのトナー像を記録媒体に転写して、モノクロ画像を得る画像形成装置にも適用でき、さらにその他の機械、装置における伝動装置にも広く適用できるものである。
【0069】
【発明の効果】
本発明によれば、伝動部材の取付孔と回転軸を容易に圧入により嵌合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例を示す概略図である。
【図2】感光体ドラムの支持構造と伝動装置を示す断面図である。
【図3】回転軸から感光体ドラムを離脱した状態を示す断面図である。
【図4】回転軸に対して固定された規制部材と、ギアの拡大断面図である。
【図5】ギアと規制部材を図4の左方から見た図である。
【図6】回転軸と、その回転軸に嵌合したギアとの嵌合部の拡大横断面図である。
【図7】他の例を示す、図6と同様な断面図である。
【図8】他の例を示す、ギアと回転軸の嵌合部を示す縦断面図である。
【図9】プロセスカートリッジを示す断面図である。
【図10】プロセスカートリッジの他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
2A 定着ローラ
2B 定着ローラ
3 感光体ドラム
3Y 感光体ドラム
3M 感光体ドラム
3C 感光体ドラム
3BK 感光体ドラム
4 記録媒体搬送ベルト
10 転写ローラ
12 伝動装置
20 回転軸
31 現像ローラ
32 ギア
33 規制部材
34 連結装置
37 爪部材
43 一方の端面
51 取付孔
70 突部
71 プロセスカートリッジ
P 記録媒体
X 軸線
Y 一部
Claims (18)
- 伝動部材と、該伝動部材に形成された取付孔に圧入により嵌合した回転軸とを有する伝動装置において、前記取付孔を区画する内周面の周方向における一部だけが、前記回転軸の外周面に接触するように、該取付孔と回転軸が形成されていることを特徴とする伝動装置。
- 前記取付孔の内周面に、前記回転軸の外周面に接触する突部が形成され、該突部は、前記内周面の周方向に複数形成されている請求項1に記載の伝動装置。
- 前記取付孔が多角形に形成され、該多角形を区画する各辺の一部が前記回転軸の外周面に接触している請求項1に記載の伝動装置。
- 前記伝動部材の取付孔に嵌合した回転軸の外周面部分のうち、該回転軸の軸線方向における一部だけが伝動部材の取付孔内周面に接触し、前記伝動部材の一方の端面が圧接して、該端面が前記回転軸の軸線に対して直角となるように、該回転軸に対する伝動部材の角度を規制する規制部材が回転軸に固定されている請求項1乃至3のいずれかに記載の伝動装置。
- 前記伝動部材がギアである請求項1乃至4のいずれかに記載の伝動装置。
- 前記ギアがはすば歯車である請求項5に記載の伝動装置。
- 前記伝動部材が樹脂成形品である請求項1乃至6のいずれかに記載の伝動装置。
- 前記回転軸と共に回転する回転体が、直接、又は連結装置を介して該回転軸に連結され、前記伝動部材の回転を前記回転軸を介して該回転体に伝達するように構成されている請求項1乃至7のいずれかに記載の伝動装置。
- 前記回転体が、感光体ドラム、転写ローラ、現像ローラ、定着ローラ、記録媒体搬送ローラ、像担持ベルトを支持する支持ローラ、又は記録媒体を担持して搬送する記録媒体搬送ベルトを支持する支持ローラのいずれかである請求項8に記載の伝動装置。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載の伝動装置の回転軸に嵌合し、該回転軸と共に回転するように、爪部材を介して、該回転軸に連結される感光体ドラム。
- 感光体ドラム自体が前記回転軸に対してその軸線方向に移動することにより、前記爪部材に係合し、又はその係合を解除される係合部を有している請求項10に記載の感光体ドラム。
- 回転軸に対してその軸線方向に移動することにより、該回転軸に対して着脱される請求項10又は11に記載の感光体ドラム。
- 請求項10乃至12のいずれかに記載の感光体ドラムと、該感光体ドラムにトナー像を形成するための少なくとも1つのプロセス機器を有していることを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 請求項1乃至9のいずれかに記載の伝動装置を具備して成る画像形成装置。
- 請求項10乃至12のいずれかに記載の感光体ドラムを具備して成る画像形成装置。
- 請求項13に記載のプロセスカートリッジを具備して成る画像形成装置。
- 複数の感光体ドラムを有し、その各感光体ドラムに互いに異なった色のトナー像をそれぞれ形成し、その各トナー像を直接、又は中間転写体を介して記録媒体に転写して記録画像を得る請求項15に記載の画像形成装置。
- 複数のプロセスカートリッジを有し、その各プロセスカートリッジの感光体ドラムに互いに異なった色のトナー像をそれぞれ形成し、その各トナー像を直接、又は中間転写体を介して記録媒体に転写して記録画像を得る請求項16に記載の画像形成装置。
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