JP2008281769A - 搬送部材、現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

搬送部材、現像装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】駆動伝達部材と回転軸とが圧入される際に、装着作業を円滑化すること。
【解決手段】
端部に切り欠き部(41)を有する回転軸(31)と、前記回転軸(31)に支持された搬送部(32)と、前記回転軸(31)が圧入されて装着される軸装着孔(42)と、前記軸装着孔(42)内部に形成され且つ前記回転軸(31)を圧入した状態で前記切り欠き部(41)との間に挿入緩和空間(46)が形成される回転止め部(43)と、を有する駆動伝達部材(33)と、を備えた搬送部材(Ra)。
【選択図】図8

Description

本発明は、現像剤や媒体を搬送可能な搬送部材や、現像剤を搬送する搬送部材を備えた現像装置、前記現像装置を備えた画像形成装置に関し、特に、回転軸と、前記回転軸に固定支持されるギア等の駆動伝達部材を有する前記搬送部材、現像装置および画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置では、現像ロールのような現像剤保持体、いわゆる搬送オーガのような現像剤搬送部材、あるいは、用紙搬送ローラに代表される媒体搬送部材のような回転する搬送部材が設けられている。前記搬送部材は、回転軸と、前記回転軸の端部に支持されたギアやカプラ等の駆動伝達部材とを有しており、モータ等の駆動系から前記駆動伝達部材に駆動が伝達されることで搬送部材が回転して、現像剤や媒体(用紙等)が搬送される。
図13は従来の搬送部材の回転軸とギアとの説明図である。
図13において、従来の回転する搬送部材01では、駆動伝達部材02に対して回転軸03が相対的に回転、すなわち、空回りすることを防止し、駆動伝達部材02から回転軸03に駆動を確実に伝達するために、回転軸03の外形が「D」字状になるように切り欠き部03aを形成、いわゆる、Dカットを形成し且つ、ギア02の軸装着孔02aも対応するD字形状に形成して、回転止め02bと切り欠き部03aとが対応した状態で嵌め合わされることが一般的に行われている。
(従来技術の問題点)
前記従来技術では、軸とギアとの嵌め合いを圧入とした場合に、Dカットの位置を合わせてから挿入しなければ装着することができないという問題があった。そして、Dカットの位置が少しでもずれると、挿入不良、削れカスが発生する問題もあり、圧入のために専用の治具を使用する場合もあり、コスト高や生産性の低下の原因となっていた。
本発明は、前述の事情に鑑み、駆動伝達部材と回転軸とが圧入される際に、装着作業を円滑化することを第1の技術的課題とする。
なお、ギアと回転軸との回転速度をずらすために、ギアの装着孔の形状と回転軸の形状とを異ならせた技術として、特開2006−56658号公報記載の発明があるが、ギアと回転軸とを圧入させて一体的に回転させる技術ではなく、故意にギアと回転軸との回転をずらず技術であるため、本願とは直接関係はない。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の搬送部材は、
端部に切り欠き部を有する回転軸と、
前記回転軸に支持された搬送部と、
前記回転軸が圧入されて装着される軸装着孔と、前記軸装着孔内部に形成され且つ前記回転軸を圧入した状態で前記切り欠き部との間に挿入緩和空間が形成される回転止め部と、を有する駆動伝達部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の搬送部材において、
断面形状が尖形に形成され且つ前記駆動伝達部材の回転方向の上流側端面と下流側端面との成す角をαとした場合に、α<180°に設定された前記回転止め部、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の搬送部材において、
断面形状が尖形の第1回転止め部と、前記第1回転止め部の前記回転軸挿入側に形成された断面形状が尖形の第2回転止め部と、を有し、前記駆動伝達部材の回転方向に対して、前記第2回転止め部の上流側端面と下流側端面との成す角をαとし、前記第1回転止め部の上流側端面と下流側端面との成す角をβとした場合に、α>βに設定された前記回転止め部と、
前記回転軸の回転軸挿入方向前側に形成された第1の切り欠き部と、前記第1の切り欠き部の回転軸挿入方向後側に形成され且つ前記第1の切り欠き部よりも切り欠き量が大きな第2の切り欠き部と、前記第1の切り欠き部と前記第2の切り欠き部との境界部に形成された段差状の抜け止め部と、からなる前記切り欠き部を有し、前記回転軸が前記駆動伝達部材に圧入後に、前記回転軸を前記駆動伝達部材に対して相対的に回転させることで、前記抜け止め部と前記第2回転止め部とが接触して、前記駆動伝達部材に対して抜け止めされる前記回転軸と、
を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の搬送部材において、
前記回転軸の半径方向に対して2箇所形成された前記切り欠き部と、
前記2箇所の切り欠き部に対応して、前記軸装着孔の半径方向に対して2箇所形成された前記回転止め部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載された搬送部材において、
前記回転軸支持された筒状部材により構成された前記搬送部を有し、表面に現像剤を保持して回転することで現像剤を搬送する現像剤保持体により構成されたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の搬送部材において、
前記回転軸に支持された羽根により構成され、現像剤を搬送する前記搬送部、
を備えたことを特徴とする
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の搬送部材において、
前記回転軸に支持された筒状部材により構成され、媒体を搬送する前記搬送部、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項8に記載の発明の現像装置は、
請求項5または6に記載の搬送部材を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項9に記載の発明の画像形成装置は、
請求項8に記載の現像装置を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項10に記載の発明の回転部材は、
端部に切り欠き部を有する回転軸と、
前記回転軸に支持された回転部材と、
前記回転軸が圧入されて装着される軸装着孔と、前記軸装着孔内部に形成され且つ前記回転軸が圧入された状態で前記切り欠き部との間に挿入緩和空間が形成される回転止め部と、を有する駆動伝達部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、挿入緩和空間により、回転軸と駆動伝達部材との位置決めを正確に合わせなくても装着することができ、挿入不良や削れカスの発生を低減でき、装着作業を円滑に行うことができる。さらに、回転軸と駆動伝達部材とが相対的に回転した場合には、切り欠きと回転止め部とで、回転止めがされる。
請求項2に記載の発明によれば、いわゆるDカット形状の回転軸に対して挿入緩和空間を形成することができ、円滑に装着作業を行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、回転軸と駆動伝達部材とを装着した状態で、抜け止めすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、いわゆるダブルDカット形状の回転軸に対して挿入緩和空間を形成することができ、円滑に装着作業を行うことができる。
請求項5に記載の発明によれば、表面に現像剤を保持して回転する現像剤保持体を容易に組み立てることができる。
請求項6に記載の発明によれば、現像剤を搬送する搬送部材を容易に組み立てることができる。
請求項7に記載の発明によれば、例えば、記録用紙のような媒体を搬送する搬送部材を容易に組み立てることができる。
請求項8に記載の発明によれば、挿入緩和空間により、回転軸と駆動伝達部材との位置決めを正確に合わせなくても装着することができ、搬送部材を円滑に組み立てることができるため、現像装置を円滑に組み立てることができ、生産性を向上させることができる。
請求項9に記載の発明によれば、挿入緩和空間により、回転軸と駆動伝達部材との位置決めを正確に合わせなくても装着することができ、搬送部材を円滑に組み立てることができるため、画像形成装置を円滑に組み立てることができ、生産性を向上させることができる。
請求項10に記載の発明によれば、挿入緩和空間により、回転軸と駆動伝達部材との位置決めを正確に合わせなくても装着することができ、挿入不良や削れカスの発生を低減でき、装着作業を円滑に行うことができる。さらに、回転軸と駆動伝達部材とが相対的に回転した場合には、切り欠きと回転止め部とで、回転止めがされる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
図1は本発明の実施例1の現像装置を備えた画像形成装置の全体説明図である。
図1において、実施例1の画像形成装置の一例としてのデジタル複写機Uは、画像形成装置本体の一例としてのプリンタ部U1、画像読取り部の一例としてのイメージスキャナU2、自動原稿搬送装置U3を有している。
前記自動原稿搬送装置U3は、イメージスキャナU2上面の透明な原稿台の一例であるプラテンガラスPG上に支持されている。
前記自動原稿搬送装置U3は、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて収容される原稿収容部の一例としての原稿給紙トレイTG1を有している。前記原稿給紙トレイTG1に収容された複数の各原稿Giは順次プラテンガラスPG上の複写位置、すなわち、原稿搬送部材の一例としてのプラテンロールGR1の圧接位置を通過する際に画像が読取られる。画像が読取られた原稿は、原稿排出部材の一例としての原稿排出ロールGR2により搬送され、原稿排出部の一例としての原稿排紙トレイTG2に排出されるように構成されている。
前記自動原稿搬送装置U3は、その後端部(図1の紙面の背面側部分)に設けた左右方向に延びるヒンジ軸(図示せず)により前記プラテンガラスPG上面に対して回動可能であり、原稿Giを作業者が手でプラテンガラスPG上に置く場合に上方に回動される。
前記イメージスキャナU2は、作業者であるユーザが複写開始等の作動指令信号を入力操作する操作部UI(図1参照)を有している。
前記透明なプラテンガラスPGの下方には原稿画像を読み取るための露光光学系Aが配置されている。
前記自動原稿搬送装置U3でプラテンガラスPG上面に搬送されて前記複写位置を通過する原稿または手動でプラテンガラスPG上に置かれた原稿(図示せず)からの反射光は、前記露光光学系Aを介して、固体撮像素子CCDで電気信号に変換される。
画像処理部IPSは、固体撮像素子CCDから入力されるR,G,B(レッド、グリーン、ブルー)の電気信号をY,M,C,K(イエロー、マゼンタ、シアン、黒)の画像データ(デジタルデータ)に変換して一時的に記憶し、前記画像データを所定のタイミングで潜像形成用の画像データとして潜像形成装置駆動回路の一例としてのレーザ駆動回路DLに出力する。
レーザ駆動回路DLは、入力された画像データに応じて駆動信号を潜像形成ROSのレーザダイオード(図示せず)に出力する。なお、前記操作部UI、画像処理部IPSおよびレーザ駆動回路DLと、後述の現像ロール(現像剤保持体)R0、1次転写ロール(一次転写器)Ty,Tm,Tc,Tk、2次転写ロール(二次転写部材)T2b等にバイアス電圧を印加する電源回路E等の動作は制御部の一例としてのコントローラCにより制御される。
前記画像処理部IPSが出力するYMCKの4色の画像データ(レーザ駆動データ)が入力されたレーザ駆動回路DLは、入力された前記各色の画像データに応じた各色のレーザ駆動信号を所定のタイミングで、各色の潜像形成装置ROSに出力する。
各像保持体の一例としての感光体Py,Pm,Pc,Pkはそれぞれの帯電器の一例としての帯電ロールCRにより一様に帯電された後、前記各色の潜像形成装置ROSy〜ROSkの出力する潜像書込光の一例としてのレーザビームによりその表面に静電潜像が形成される。前記像保持体Py,Pm,Pc,Pk表面の静電潜像はそれぞれ、各現像装置Gy,Gm,Gc,Gkと対向する現像領域(Q2)において各色YMCKの可視像の一例としてのトナー像に現像される。前記各色の現像装置Gy,Gm,Gc,Gkの現像容器(V)には現像剤補給容器の一例としてのトナーカートリッジTy〜Tkから各色のトナーが補給される。
前記現像された各色YMCKのトナー像は、前記各像保持体Py,Pm,Pc,Pkと、中間転写体の一例としてのエンドレスの中間転写ベルトBとが接触する1次転写領域Q3に搬送される。前記各1次転写領域Q3において中間転写ベルトBの裏面側に配置された1次転写ロールTy,Tm,Tc,Tkには、コントローラCにより制御される電源回路Eから所定のタイミングで現像剤の帯電極性と逆極性の1次転写電圧が印加される。前記各像保持体Py〜Pk上のトナー像は前記各1次転写ロールTy,Tm,Tc,Tkに対向する1次転写領域Q3において中間転写ベルトBに重ねて1次転写される。1次転写後の像保持体Py,Pm,Pc,Pk表面の残留トナーは、像保持体清掃器の一例としての像保持体クリーナCLpで除去される。
前記各像保持体Py〜Pk、各色の潜像形成装置ROSy〜ROSk、各色の現像装置Gy〜Gkによって、前記各像保持体Py〜Pk上に各色のトナー像を形成する各色の可視像形成装置UY(Py+ROSy+Gy),UM(Pm+ROSm+Gm),UC(Pc+ROSc+Gc),UK(Pk+ROSk+Gk)が構成される。
前記各色の像保持体Py,Pm,Pc,Pkの下方には、案内部材の一例としての左右一対のスライドレールSR,SRにより、中間転写体支持枠体の一例としてのスライドフレームF1が前後方向(紙面に垂直な方向、すなわち、X軸方向)にスライド移動可能に支持されている。スライドフレームF1には、中間転写ユニットの一例としてのベルトモジュールBMのベルトフレームF2が上昇した動作位置(像保持体Py〜Pkに接触する位置)と下方に移動したメンテナンス位置(像保持体Py〜Pkから下方に離れた位置)との間で昇降可能に支持されている。前記ベルトモジュールBMが前記ベルトメンテナンス位置に下降した状態では、前記スライドフレームF1およびこれに支持されたベルトモジュールBMを、前記像保持体PRと摩擦接触させることなく、画像形成装置本体U1に対して出入させることができるように構成されている。
前記スライドフレームF1を前後移動させる構成およびベルトモジュールBMを昇降させる構成は、従来公知(例えば、特開平8−171248号公報参照)であり、従来公知の種々の構成を採用することが可能である。
前記ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBと、中間転写体駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRd、張力作用部材の一例としてのテンションロールRt、蛇行防止部材の一例としてのウォーキングロールRw、従動部材の一例としての複数のアイドラロール(フリーロール)Rf、および二次転写対向部材の一例としてのバックアップロールT2aを含むベルト支持ロール(Rd,Rt,Rw,Rf,T2a)と、前記4個の1次転写ロールTy,Tm,Tc,Tkとを有している。そして、前記中間転写ベルトBは前記ベルト支持ロール(Rd,Rt,Rw,Rf,T2a)により矢印Ya方向に回転移動可能に支持されている。
前記バックアップロールT2aに接する中間転写ベルトBの表面に対向して2次転写ロール(二次転写部材)T2bが配置されており、中間転写ベルトBおよび2次転写ロールT2bの対向する領域には2次転写領域Q4が形成される。前記2次転写ロールT2bにはコントローラCにより制御される電源回路Eから所定のタイミングで現像剤の帯電極性と逆極性の2次転写電圧が印加される。前記2次転写ロールT2bに対向して配置された前記バックアップロールT2aはアース、すなわち、接地されており、前記2次転写ロールT2bに2次転写電圧が印加されたときには、前記2次転写ロールT2bおよびバックアップロールT2a間には2次転写電界が形成される。前記バックアップロールT2aおよび2次転写ロールT2bにより、実施例1の2次転写器T2が構成される。
前記4個の1次転写ロールTy,Tm,Tc,Tkおよび中間転写ベルトBを含むベルトモジュールBMと、2次転写器T2等により、可視像形成装置(UY,UM,UC,UK)の像保持体Py〜Pk表面に形成されたトナー像を記録シートSに転写する転写装置(BM+T2)が構成されている。
プリンタ部U1の下部には、媒体の一例としてのシートSを収容した媒体収容部の一例としてのカセットトレイ(給紙トレイ)TR1〜TR3および給紙用媒体搬送路SH1が設けられている。また、前記給紙用媒体搬送路SH1には手差給紙部TR4から給紙できるように構成されている。前記カセットトレイ(給紙トレイ)TR1〜TR3に収容されたシートSは、所定のタイミングで媒体取出し部材の一例としてのピックアップロールRpにより取り出され、媒体捌き部材の一例としてのさばきロールRsで1枚づつ分離される。分離されたシートSは、複数の媒体搬送部材の一例としての搬送ロールRaにより、媒体給紙時期調整部材の一例としてのレジロールRrに搬送される。また、手差給紙部TR4から給紙されたシートは搬送ロールRaによりレジロールRrに搬送される。前記レジロールRrに搬送された記録シートSは、前記中間転写ベルトBに1次転写された多重トナー像または単色トナー像が2次転写領域Q4に移動するのにタイミングを合わせて、2次転写領域Q4に搬送される。
前記2次転写領域Q4を記録シートSが通過する際、2次転写ロールT2bに前記2次転写電圧が印加されるので、前記中間転写ベルトBに重ねて1次転写されたカラートナー像は、前記2次転写領域Q4において一括して記録シートSに2次転写される。
2次転写後の中間転写ベルトBは、二次転写体清掃器の一例としてのベルトクリーナCLbにより残留トナーが除去される。
トナー像が2次転写された前記記録シートSは、転写後媒体案内部材の一例としての転写後シートガイドSG、媒体搬送部材の一例としてのシート搬送ベルトHBにより定着装置Fに搬送される。定着装置Fは、加熱回転部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧回転部材の一例としての加圧ロールFpとを有しており、前記加熱ロールFhおよび加圧ロールFpの圧接領域により定着領域Q5が形成されている。前記記録シートS上のトナー像は前記定着領域Q5を通過する際に、加熱定着される。トナー像が定着された記録シートSは、排出用媒体搬送路SH2または両面記録用媒体搬送路SH3に搬送される。排出用媒体搬送路SH2に搬送されたシートは、媒体排出部の一例としての排紙トレイTRhに排出され、両面記録用媒体搬送路SH3に搬送されたシートは表裏反転されてから前記レジロールRrに再送される。
前記符号Rp,Rs,Ra,Rr,SG,HB,SH1,SH2,SH3等で示された要素により、媒体搬送装置の一例としてのシート搬送装置SHが構成されている。
前記符号SH1,SH2,SH3で示された要素により、媒体搬送路の一例としてのシート搬送路(SH1〜SH3)が構成されている。また、前記符号Rp,Rs,Ra,Rr,HB等で示された要素により、媒体搬送部材の一例としてのシート搬送部材(Rp,Rs,Ra,Rr,HB)が構成されている。
(現像装置G)
図2は実施例1の現像装置の斜視図である。
図3は実施例1の現像装置の現像剤補給口部分の拡大説明図で前記図2の矢印III方向から見た部分断面図である。
図4は実施例1の現像装置の後端部の説明図であり、前記図2の矢印IV方向からみた部分断面図である。
図5は実施例1の現像装置の説明図であり、図5Aは図3のVA−VA線断面図、図5Bは図3のVB−VB線断面図である。
次に、実施例1の現像装置の説明を行うが、各色の現像装置Gy〜Gkは同様に構成されているので、Y色の現像装置Gyについてのみ説明を行い、その他の色の現像装置Gm,Gc,Gkについての詳細な説明は省略する。
図2〜図5において、現像領域Q2(図5B参照)において像保持体Pyに対向して配置された現像装置Gyは、負極帯電性のトナーおよび正極帯電性の磁性キャリアから成る2成分現像剤を収容する現像容器Vを有している。
図2において、現像容器Vは、現像容器本体1と、現像容器本体1の前端(X端)および後端(−X端)に連結された前側接続部材2および後側接続部材3を有している。前側接続部材2は、前側上部接続部材2aおよび前側下部接続部材2b(図2、図3、図5A参照)を有しており、後側接続部材3は、後側上部接続部材3aおよび後側下部接続部材3b(図2、図4参照)を有している。
図2において、前記現像容器本体1の前端および後端のそれぞれ上側の部分には、一対の被支持部1a,1aが設けられており、前記現像容器Vが画像形成装置U内部に装着された際、前記各被支持部1aが画像形成装置Uのフレーム(図示せず)により支持される。
図3、図5Bにおいて、前記現像容器本体1、前側接続部材2および後側接続部材3を有する現像容器Vは、その内部に、現像ロール収容部V1と、現像ロール収容部V1の斜め下方に配置された第1撹拌室V2と、前記現像ロール収容部V1に隣接し且つ第1撹拌室V2の上方に配置された第2撹拌室V3とを有している。
図3〜図5において、前記第1撹拌室V2と第2撹拌室V3との間は、仕切壁4により仕切られている。図3において、前記仕切壁4の前端部には、第1撹拌室V2と第2撹拌室V3とを上下に連結する前側連結口(連通路)4aが形成されている。図4において、前記仕切壁4の後端部(−X端部)には、第1撹拌室V2と第2撹拌室V3とを上下に連結する後側連結口(連通路)4bが形成されている。
図5Bにおいて、前記現像ロール収容部V1には、現像剤保持体であって搬送部材の一例としての現像ロールR0が回転可能に支持されている。前記現像ロールR0は、磁石ロールR0aと、前記磁石ロールR0aの外側面を被覆する回転可能な筒状部材である搬送部(回転部材)の一例としての現像スリーブR0bとを有する。
前記第1撹拌室V2及び第2撹拌室V3には、それぞれ、現像剤を撹拌しながら搬送する現像剤搬送部材の一例としての第1撹拌部材R1及び第2撹拌部材R2が回転可能に支持されている。
図3〜図5において、第1撹拌部材R1は、回転軸R1aを有する。前記回転軸R1aの外周には、第1撹拌部材R1の回転駆動時に、前方から後方(第1搬送方向)に第1撹拌室V2内のトナーを撹拌しながら搬送する搬送部材の一例としての第1主搬送羽根R1bが支持されている。図4において、第1撹拌部材R1の後端部(−X端部、第1搬送方向下流端部)には、第1撹拌室V2の後端部のトナーを後方から前方(第1搬送方向とは逆方向)に搬送する搬送羽根兼現像剤押上部材の一例としての逆搬送羽根R1cが配置されている。したがって、第1搬送方向にトナーを搬送する第1主搬送羽根R1bと、逆方向にトナーを搬送する逆搬送羽根R1cとによって後端部のトナーが前後両側から力を受け、上方の第2撹拌室V3に移動する。
図3、図4において、前記第2撹拌部材R2は、回転軸R2aを有する。前記回転軸R2aの外周には、第2撹拌部材R2の回転駆動時に後方から前方(第2搬送方向)に第2撹拌室V3内のトナーを撹拌しながら搬送する搬送部材の一例としての第2主搬送羽根R2bが支持されている。また、図3において、前記第2撹拌部材R2の前端部(+X端部)には、前側上部接続部材2aの上部前端部に形成された現像剤補給口6から補給された現像剤を撹拌し且つ後方(第2搬送方向とは逆方向)に搬送する搬送部材の一例としての補給現像剤撹拌部材R2cが配置されている。
前記第1撹拌部材R1及び第2撹拌部材R2によって循環搬送部材(R1+R2)が構成されている。
図5において、前記第1撹拌部材R1と現像ロールR0との間には滞留現像剤搬送部材R3が配置されている。前記滞留現像剤搬送部材R3は、現像ロールR0と第1撹拌部材R1との間に滞留する現像剤を撹拌搬送するための部材である。
また、図2、図3、図5Aにおいて、前記前側上部接続部材2a側面には現像剤排出口7が形成されている。前記現像剤排出口7は、前記現像剤補給口6から補給された新しい現像剤が補給後すぐに排出される割合を少なくするため、前記現像剤補給口6の位置より第2搬送方向上流側(後端側)に形成されている。
図5Bにおいて、現像容器V内には前記現像ロールR0上の現像剤の層厚を規制するための層厚規制部材8が配置されている。
前記現像ロール収容部V1、撹拌室V2,V3及び符号1〜8で示された要素等から、実施例1の現像容器Vが構成されている。
図2、図3、図7Cにおいて、前記現像ロールR0の回転軸R0c(図2参照)の後端部(−X端部)には、駆動伝達部材の一例としてのギヤG0が装着され、撹拌部材R1,R2、滞留現像剤搬送部材R3の軸R1a,R2a,R3aの後端部にも、駆動伝達部材の一例としてのギヤG1,G2,G3が装着されている。ギヤG0とギヤG1とは中間ギヤG4を介して噛み合っている。またギヤG1,G2,G3は順次噛み合っている。そして、現像動作時には、現像装置用モータ(図示せず)の回転力は順次ギヤG0,G4,G1,G2,G3に伝達され、現像ロールR0、攪拌搬送部材R1,R2、攪拌部材R3が回転駆動される。
図2、図5Aにおいて、現像容器Vの前記現像剤排出口7の外側には排出用現像剤搬送筒接続部21が配置されている。
前記排出用現像剤搬送筒接続部21には排出用現像剤搬送筒22の前端部(X端部)が接続されており、前記排出用現像剤搬送筒22の後端部(−X端部)には排出現像剤回収タンク23(図2参照)が接続されている。前記排出用現像剤搬送筒22の内部は現像剤排出路22aを形成している。
図2において、前記排出用現像剤搬送筒22内部には、排出用現像剤搬送部材R5が配置されている。
この現像剤の排出は、容器内トナー濃度センサ(図示せず)の検出値により行われている。
図2において、前記排出用現像剤搬送部材R5の回転軸R5aの後端部には、駆動伝達部材の一例としてのギヤG6が装着されており、ギヤG6は、図示しない現像剤排出用モータにより回転駆動される。前記ギヤG6が回転すると前記排出用現像剤搬送部材R5が回転し、前記現像剤排出口7から排出用現像剤搬送筒接続部21を介して排出用現像剤搬送筒22内に排出された余剰現像剤は、前記排出現像剤回収タンク23へ搬送されるようになっている。
前記現像容器V、現像ロールR0、撹拌部材R1〜R5及び符号21〜23で示された要素等により実施例1のY色用の現像装置Gyが構成されている。
(搬送ロールの説明)
図6は実施例1の搬送ロールの要部説明図である。
図6において、実施例1の画像形成装置Uでは、搬送ロールRaは、回転軸31と、前記回転軸31に支持された筒状部材であり搬送部(回転部材)の一例としての複数のロール本体32とを有する。前記回転軸31の端部には、駆動伝達部材の一例としてのロールギア33が固定支持されている。前記ロールギア33には、中間ギア軸34aに支持された複数の変速ギア34b、34cを有する中間ギア列34から回転が伝達される。そして、前記中間ギア列34には、駆動系の一例としての駆動モータM1の駆動ギアM1aから回転が伝達される。なお、実施例1では、前記駆動モータM1は所定の回転方向にのみ回転可能に構成されており、搬送ロールRaは所定の一方向にのみ回転するように構成されている。
(回転軸とギアとの関係の説明)
図7は実施例1の回転軸及び回転軸装着されるギアの説明図である。
図8は実施例1の搬送部材のギア部分の説明図である。
次に、前記現像ロールR0や撹拌部材R1,R2、搬送ロールRaのような回転する搬送部材の回転軸R0c,R1a,R2a,31と、各回転軸R0c,R1a,R2a,31に装着されるギアG0,G1,G2,33との関係を説明するが、各関係は同様であるため、搬送ロールRaについてのみ説明をし、その他の搬送部材については説明を省略する。
図7、図8において、前記搬送ロールRaの回転軸31は、端部に切り欠き部41が形成されており、断面および側面視D字形の形状に形成されている。前記ロールギア33は、中央部に回転軸31が貫通して装着される軸装着孔42が形成されており、軸装着孔42の内部には、回転止め部43が形成されている。実施例1の前記回転止め部43は、上流端面44と下流端面45とが軸装着孔42内部に突出して尖形をなすように形成されており、ロールギア33の回転方向の上流端面44および下流端面45とのなす角αは、α<180°に設定されている。したがって、直線状(180°)に切除されている切り欠き部41よりも、αは小さくなっている。したがって、図8に示すように、回転軸31にロールギア33が装着された状態では、切り欠き部41と回転止め部43との間に、挿入緩和空間46が形成される。なお、実施例1では、前記回転止め部43の内端部47は、回転軸31の挿入時に切り欠き部41の表面に接触するように設定されている。
なお、実施例1の回転軸31の外径は、軸装着孔42の内径よりも大きく形成されており、回転軸31を軸装着孔42に圧入して装着するように構成されている。また、回転軸31の外径と軸装着孔42の内径を略同径とし、回転止め部43の突出量を切り欠き部41の切り欠き量よりも多くして圧入するようにしてもよい。
さらに、実施例1においては、圧入するために、回転軸31はSUS(Stainless Used Steel)、ロールギア33はPOM(PolyOxyMethylene、ポリアセタール)から構成されている。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の画像形成装置Uでは、搬送ロールRaや現像ロールR0等は、回転軸R0c,R1a,R2a,31に、ギアG0,G1,G2,33が圧入されて装着される。このとき、切り欠き部41と回転止め部43との間に挿入緩和空間46が形成されるため、従来技術のように切り欠き部と回転止め部の位置とを正確に合わせなくても、容易に回転軸R0c,R1a,R2a,31を軸装着孔42に挿入できる。この結果、挿入不良や削れカスの発生が低減され、容易に組み立てられ、生産性が向上する。また、回転軸31の外径と軸装着孔42の内径を略同径とし、回転止め部43の突出量を切り欠き部41の切り欠き量よりも多くして圧入するように構成した場合、さらに挿入容易となり、組み立て性、生産性が向上する。
なお、実施例1の搬送ロールRa等では、圧入により回転軸R0c,R1a,R2a,31とギアG0,G1,G2,33との位相がずれずに、一体的に回転するように保持されている。したがって、装着時に、回転止め部43のギア周方向の両側に形成される挿入緩和空間46も基本的には変化しない。しかし、駆動時に大きなトルクが作用し、一体的に回転させようとする力よりも大きな力が作用して、回転軸R0c,R1a,R2a,31とギアG0,G1,G2,33とが相対的に回転する可能性がある。このとき、切り欠き部41が回転止め部43の上流端面44に接触し、挿入緩和空間46が回転止め部43のギア周方向の片側に寄った状態で回転止めがされる。すなわち、回転止めにより、回転軸R0c,R1a,R2a,31とギアG0,G1,G2,33との位置が固定、保持され、それ以降は安定して所定の一方向に一体的に回転する。このため、回転軸R0c,R1a,R2a,31にギアG0,G1,G2,33を装着後、実機搭載前に、切り欠き部41が回転止め部43の端面に接触するまで回転駆動させておくことで、駆動中に回転軸R0c,R1a,R2a,31とギアG0,G1,G2,33との相対移動の発生が防止される。
図9は実施例2の回転軸及び回転軸装着されるギアの説明図であり、実施例1の図7に対応する図である。
図10は実施例2の搬送部材のギア部分の説明図であり、図10Aは回転軸が挿入された状態の説明図、図10Bは図10Aの状態から回転軸がギアに対して相対移動して抜け止めがされた状態の説明図である。
図11は実施例2の搬送部材の要部断面図であり、図10AのXI−XI線断面図である。
なお、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図9〜図11において、実施例2の前記搬送ロールRaの回転軸31′は、切り欠き部41′が形成されている。前記切り欠き部41′は、回転軸31′の挿入方向前側、すなわち、端側に形成された第1の切り欠き部41a′と、前記第1の切り欠き部41a′の回転軸挿入方向後側、すなわち、内側に形成された第2の切り欠き部41b′とを有する。実施例2では、第2の切り欠き部41b′の切り欠き量、すなわち、円柱状の回転軸31′の断面の円に対する切り欠かれた面積は、第1の切り欠き部41a′の切り欠き量に比べて、大きく設定されている。したがって、前記第1の切り欠き部41a′と、第2の切り欠き部41b′との境界部分に段差状の抜け止め部41c′が形成されている。
図9〜図11において、実施例2の回転止め部43′は、前記切り欠き部41a′、41b′に対応して、第1の回転止め部43a′と第2の回転止め部43b′とを有する。実施例2の各回転止め部43a′、43b′は共に扇形状に形成されており、ロールギア33の回転方向に対して、前記第2回転止め部43b′の上流側端面44b′と下流側端面45b′との成す角をαとし、前記第1回転止め部43a′の上流側端面44a′と下流側端面45b′との成す角をβとした場合に、180°>α>βに設定されている。
(実施例2の作用)
前記構成を備えた実施例2の画像形成装置Uでは、180°>α>βに設定されるため、回転軸31′をギア33′に挿入させる際に、挿入緩和空間46が形成され、円滑に挿入、圧入される。また、圧入された状態で、回転軸31′とギア33′とを相対的に回転させ、図10Bに示すように、第1の切り欠き部41a′の面と第1の回転止め部43a′の面とを接触させることで、抜け止め部41c′が第2の回転止め部43b′の軸方向端面43b1′(図11参照)に接触する。これにより、回転軸31′がギア33′から抜ける方向の力が作用しても、抜け止め部41c′と軸方向端面43b1′との面接触により抜け止めがされる。
図12は実施例3の搬送部材のギア部分の説明図であり、実施例1の図8に対応する図である。
なお、この実施例3の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例3は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図12において、実施例3の前記搬送ロールRaの回転軸31″は、回転軸31″の半径方向の両側に2箇所の切り欠き部41″が形成されている。すなわち、回転軸31″は、いわゆる、ダブルDカット形状に形成されている。
また、前記回転軸31″のダブルDカット形状に対応して、ロールギア33″も軸装着孔42″には、対向する一対の回転止め部43″が形成されている。実施例3では、各回転止め部43″は、実施例1の回転止め部43と同様に、α<180°に設定されており、挿入緩和空間47が形成される。また、回転軸31″挿入時に、内端47″が切り欠き部41″に接触するように設定されている。
(実施例3の作用)
前記構成を備えた実施例3の画像形成装置Uでは、ダブルDカット形状の回転軸31″をギア33″に装着する際に、挿入不良や削れカス等の発生が低減され、円滑に挿入される。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H06)を下記に例示する。
(H01)本発明は、複写機に限定されず、プリンタ、FAX、複合機等の画像形成装置に適用可能である。また、カラーの画像形成装置に限定されず、モノクロの画像形成装置にも適用可能である。さらに、電子写真方式の画像形成装置に限定されず、インクジェット記録方式等の他の記録方式の画像形成装置に適用可能である。
(H02)前記各実施例において、搬送部材として、現像ロールR0や撹拌部材R1,R2、搬送ロールRaの場合を例示したが、これに限定されず、駆動が伝達されて回転する任意の回転部材、例えば、像保持体Py,Pm,Pc,Pkや排出用現像剤搬送部材R5等に適用可能である。この他にも、回転軸と駆動伝達部材とで構成される機械一般に適用可能である。
(H03)前記実施例2において、第2の回転止め部43b′を第1の回転止め部43a′に対して、ギア回転方向の上流側および下流側の両側に配置したが、これに限定されず、必要に応じて、上流側または下流側のみとすることも可能である。
(H04)前記各実施例において、円柱状の回転軸を例示したが、これに限定されず、切り欠き部と同様の形状を有する中空円筒状の回転軸にも適用可能である。また、駆動伝達部材として、ギアを例示したが、これに限定されず、いわゆるカプラのような駆動が伝達可能な回転する部材に適用可能である。
(H05)前記実施例において、回転軸31を正逆回転させる回転部材に適用可能である。また、回転軸を正逆回転させない場合、下流端面45の形状は、実施例に例示した形状に限定されず、任意の形状とすることが可能である。したがって、回転止め部43の形状も、実施例に例示した軸貫通孔42内に突出する尖形に限定されず、任意の形状とすることが可能である。
(H06)前記実施例において、現像ロールR0や撹拌部材R1,R2を有するユニット化された現像装置について説明したが、この構成に限定されず、像保持体と現像装置とがユニット化され、一体的に交換可能な像保持体ユニット、いわゆるプロセスカートリッジについても適用可能である。
図1は本発明の実施例1の現像装置を備えた画像形成装置の全体説明図である。 図2は実施例1の現像装置の斜視図である。 図3は実施例1の現像装置の現像剤補給口部分の拡大説明図で前記図2の矢印III方向から見た部分断面図である。 図4は実施例1の現像装置の後端部の説明図であり、前記図2の矢印IV方向からみた部分断面図である。 図5は実施例1の現像装置の説明図であり、図5Aは図3のVA−VA線断面図、図5Bは図3のVB−VB線断面図である。 図6は実施例1の搬送ロールの要部説明図である。 図7は実施例1の回転軸及び回転軸装着されるギアの説明図である。 図8は実施例1の搬送部材のギア部分の説明図である。 図9は実施例2の回転軸及び回転軸装着されるギアの説明図であり、実施例1の図7に対応する図である。 図10は実施例2の搬送部材のギア部分の説明図であり、図10Aは回転軸が挿入された状態の説明図、図10Bは図10Aの状態から回転軸がギアに対して相対移動して抜け止めがされた状態の説明図である。 図11は実施例2の搬送部材の要部断面図であり、図10AのXI−XI線断面図である。 図12は実施例3の搬送部材のギア部分の説明図であり、実施例1の図8に対応する図である。 図13は従来の搬送部材の回転軸とギアとの説明図である。
符号の説明
G0,G1,G2,33…駆動伝達部材、
Gy,Gm,Gc,Gk…現像装置、
32…筒状部材、
41,41′,41″…切り欠き部、
41a′…第1の切り欠き部、
41b′…第2の切り欠き部、
41c′…抜け止め部、
42,42′,42″…軸装着孔、
43,43′,43″…回転止め部、
43a′…第1回転止め部、
43b′…第2回転止め部、
44…上流側端面、
44a′…第1回転止め部の上流側端面、
44b′…第2回転止め部の上流側端面、
45…下流側端面、
45a′…第1回転止め部の下流側端面、
45b′…第2回転止め部の下流側端面、
46…挿入緩和空間、
R0…現像剤保持体、
R0,R1,R2,Ra…搬送部材,回転部材、
R0b…筒状部材、
R0b,R1b,R2b,32…搬送部、
R0c,R1a,R2a,31…回転軸、
R1b,R1c,R2b,R2c…羽根、
U…画像形成装置。

Claims (10)

  1. 端部に切り欠き部を有する回転軸と、
    前記回転軸に支持された搬送部と、
    前記回転軸が圧入されて装着される軸装着孔と、前記軸装着孔内部に形成され且つ前記回転軸を圧入した状態で前記切り欠き部との間に挿入緩和空間が形成される回転止め部と、を有する駆動伝達部材と、
    を備えたことを特徴とする搬送部材。
  2. 断面形状が尖形に形成され且つ前記駆動伝達部材の回転方向の上流側端面と下流側端面との成す角をαとした場合に、α<180°に設定された前記回転止め部、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の搬送部材。
  3. 断面形状が尖形の第1回転止め部と、前記第1回転止め部の前記回転軸挿入側に形成された断面形状が尖形の第2回転止め部と、を有し、前記駆動伝達部材の回転方向に対して、前記第2回転止め部の上流側端面と下流側端面との成す角をαとし、前記第1回転止め部の上流側端面と下流側端面との成す角をβとした場合に、α>βに設定された前記回転止め部と、
    前記回転軸の回転軸挿入方向前側に形成された第1の切り欠き部と、前記第1の切り欠き部の回転軸挿入方向後側に形成され且つ前記第1の切り欠き部よりも切り欠き量が大きな第2の切り欠き部と、前記第1の切り欠き部と前記第2の切り欠き部との境界部に形成された段差状の抜け止め部と、からなる前記切り欠き部を有し、前記回転軸が前記駆動伝達部材に圧入後に、前記回転軸を前記駆動伝達部材に対して相対的に回転させることで、前記抜け止め部と前記第2回転止め部とが接触して、前記駆動伝達部材に対して抜け止めされる前記回転軸と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の搬送部材。
  4. 前記回転軸の半径方向に対して2箇所形成された前記切り欠き部と、
    前記2箇所の切り欠き部に対応して、前記軸装着孔の半径方向に対して2箇所形成された前記回転止め部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の搬送部材。
  5. 前記回転軸支持された筒状部材により構成された前記搬送部を有し、表面に現像剤を保持して回転することで現像剤を搬送する現像剤保持体により構成されたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載された搬送部材。
  6. 前記回転軸に支持された羽根により構成され、現像剤を搬送する前記搬送部、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の搬送部材。
  7. 前記回転軸に支持された筒状部材により構成され、媒体を搬送する前記搬送部、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の搬送部材。
  8. 請求項5または6に記載の搬送部材を備えたことを特徴とする現像装置。
  9. 請求項8に記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  10. 端部に切り欠き部を有する回転軸と、
    前記回転軸に支持された回転部材と、
    前記回転軸が圧入されて装着される軸装着孔と、前記軸装着孔内部に形成され且つ前記回転軸が圧入された状態で前記切り欠き部との間に挿入緩和空間が形成される回転止め部と、を有する駆動伝達部材と、
    を備えたことを特徴とする回転部材。
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