JP4599977B2 - 現像剤搬送装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
本発明は、トナー像を像担持体表面に形成して、前記トナー像をシートに転写する画像形成装置で使用される。
特許文献1(特開2003−29518号公報)記載の技術
特許文献1には、現像器から離れた位置に、現像剤カートリッジおよびリザーブタンクを配置した現像剤搬送装置が記載されている。
前記特許文献1に記載された従来技術は、現像剤カートリッジおよびリザーブタンクが現像器から離れた位置に配置されている。このため、リザーブタンクから現像器まで現像剤を搬送するための現像剤搬送装置が大型になるという問題点がある。
前記特許文献1はロータリ式の現像装置を備えたカラー画像形成装置であるが、通常のモノクロの画像形成装置や、タンデム型の画像形成装置においても、リザーブタンクと現像器とを離れた位置に配置すると、現像剤搬送装置が大型になると問題点がある。
リザーブタンクから現像器への現像剤搬送装置を、前記画像形成装置の前面側に設けた場合、現像器を前方に取り出す際に、前記現像剤搬送装置を、現像器取出作業の邪魔にならない位置に移動させたり、その位置から取り除いたりする必要がある。また、前記現像剤搬送装置を、現像器取出作業の邪魔にならない位置に移動させた際には、前記現像剤搬送装置から現像剤が漏出しないようにしなければならない。
(O01)現像器に現像剤を搬送する画像形成動作位置と、現像器の取出作業が行えるメンテナンス作業位置との間で容易に移動可能な現像剤搬送装置を提供すること。
(O02)画像形成動作位置から現像器の取出作業が行えるメンテナンス作業位置に移動した状態で現像剤の漏出を生じない現像剤搬送装置を提供すること。
(O03)現像剤の漏出防止機能を損なうことなく、現像剤搬送筒の移動可能量を変化できるコンパクトなサイズの現像剤搬送装置を提供すること。
なお、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
前記課題を解決するために第1発明の現像剤搬送装置は、次の構成要件(A01)〜(A06)を備えたことを特徴とする。
(A01)現像剤排出容器(RT)から突出する円筒状の現像剤排出筒(41)であって前記現像剤排出容器(RT)内の現像剤を排出する現像剤排出口(41a)が下側面に形成された前記現像剤排出筒(41)、
(A02)前記現像剤排出筒(41)に回転可能に装着され且つ所定の連通用回転位置に回転したときに前記現像剤排出口(41a)に連通する第1連通口(56a)が形成された上流側第1円筒部材(56)、
(A03)前記上流側第1円筒部材(56)にスライド可能に装着された上流側第2円筒部材(57)であって、前記現像剤排出容器(RT)に接近する収納位置と前記現像剤排出容器(RT)から離れた突出位置との間でスライド可能に装着され且つ前記収納位置において前記第1連通口(56a)と連通する第2連通口(57a)を有する前記上流側第2円筒部材(57)、
(A04)前記上流側第2円筒部材(57)にスライド可能に装着された上流側第3円筒部材(58)であって、前記現像剤排出容器(RT)に接近する収納位置と前記現像剤排出容器(RT)から離れた突出位置との間でスライド可能に装着され且つ前記収納位置において前記第2連通口(57a)および前記第1連通口(56a)と連通する第3連通口(58a)を有する前記上流側第3円筒部材(58)、
(A05)前記上流側第3円筒部材(58)と一体的に構成され且つ前記上流側第3円筒部材(58)の軸に交差する方向に延びて配置される現像剤搬送筒(GH1)であって、一端部が前記第3連通口(58a)に連通し他端部に下流側第1連通口(67)が形成された前記現像剤搬送筒(GH1)、
(A06)前記現像剤搬送筒(GH1)に回転可能且つスライド可能に連結され且つ前記現像剤搬送筒(GH1)の軸に交差する方向に延びて配置されるとともに、前記下流側第1連通口(67)に連通する下流側第2連通口(68)を有する下流側円筒部材(GH3)。
前記構成要件(A01)〜(A06)を備えた第1発明の現像剤搬送装置では、現像剤排出容器(RT)から突出する円筒状の現像剤排出筒(41)は、その下側面に形成された現像剤排出口(41a)から前記現像剤排出容器(RT)内の現像剤を排出する。
前記現像剤排出筒(41)に回転可能に装着された上流側第1円筒部材(56)に形成された第1連通口(56a)は、前記上流側第1円筒部材(56)が所定の連通用回転位置に回転したときに前記現像剤排出口(41a)に連通する。
前記上流側第1円筒部材(56)にスライド可能に装着された上流側第2円筒部材(57)は、前記現像剤排出容器(RT)に接近する収納位置と前記現像剤排出容器(RT)から離れた突出位置との間でスライドする。前記上流側第2円筒部材(57)の第2連通口(57a)は、前記上流側第2円筒部材(57)が前記収納位置に移動したときに前記第1連通口(56a)と連通する。
前記上流側第2円筒部材(57)にスライド可能に装着された上流側第3円筒部材(58)は、前記現像剤排出容器(RT)に接近する収納位置と前記現像剤排出容器(RT)から離れた突出位置との間でスライドする。前記上流側第3円筒部材(58)の第3連通口(58a)は、上流側第3円筒部材(58)が前記収納位置に移動したときに前記第2連通口(57a)および前記第1連通口(56a)と連通する。
前記上流側第3円筒部材(58)と一体的に構成され且つ前記上流側第3円筒部材(58)の軸に交差する方向に延びて配置される現像剤搬送筒(GH1)の一端部は、前記第3連通口(58a)に連通する。
前記現像剤搬送筒(GH1)に回転可能且つスライド可能に連結され且つ前記現像剤搬送筒(GH1)の軸に交差する方向に延びて配置される下流側円筒部材(GH3)は、前記下流側第1連通口(67)に連通する下流側第2連通口(68)から流入した現像剤を、下流側に搬送することができる。前記下流側円筒部材(GH3)は、その下流側に例えば現像剤流入筒(例えば、現像容器(V)の現像剤補給筒)(3)が配置されている場合には、下流側第2連通口(68)から流入した現像剤を、前記現像剤補給筒(3)に搬送することができる。
本発明の形態1の現像剤搬送装置は、前記第1発明において次の構成要件(A07)を備えたことを特徴とする。
(A07)現像剤流入口(3b)を有する現像剤流入筒(3)に着脱可能に装着され且つ装着された状態で前記現像剤流入口(3b)に連通する前記下流側第2連通口(68)を有する前記下流側円筒部材(GH3)。
(本発明の形態1の作用)
前記構成要件(A07)を備えた本発明の形態1の現像剤搬送装置では、前記下流側円筒部材(GH3)が現像剤流入口(3b)を有する現像剤流入筒(3)に着脱可能に装着される。装着された状態では、前記下流側第2連通口(68)が前記現像剤流入口(3b)に連通する。したがって、下流側円筒部材(GH3)から現像剤流入筒(3)内部に現像剤を補給することができる。
第2発明の現像剤搬送装置は、次の構成要件(A08)〜(A011)を備えたことを特徴とする。
(A08)外側面に現像剤排出口(41a)が形成された円筒状の現像剤排出筒(41)と外側面に現像剤流入口(3b)が形成され且つ前記現像剤排出筒(41)と平行な円筒状の現像剤流入筒(3)との間に配置されて、前記現像剤排出口(41a)から排出される現像剤を前記現像剤流入口(3b)に流入させる現像剤搬送装置(GH)、
(A09)前記現像剤排出筒(41)の外側面に嵌合状態で支持され且つ前記現像剤排出口(41a)から排出された現像剤が流入する上流側円筒部材(GH2)と、前記現像剤流入筒(3)の外側面に嵌合状態で支持され且つ前記現像剤流入口(3b)から前記現像剤流入筒(3)内に現像剤を流入させる下流側円筒部材(GH3)と、前記上流側円筒部材(GH2)および前記下流側円筒部材(GH3)の軸に垂直な方向に延びて配置され且つ前記上流側円筒部材(GH2)から前記下流側円筒部材(GH3)に現像剤を搬送する現像剤搬送筒(GH1)とを有する前記現像剤搬送装置(GH)、
(A010)連通口(56a,57a,58a)を有する伸縮可能な多重管構造の複数の円筒部材(56,57,58)により構成され、前記複数の円筒部材(56,57,58)の中で一番内側に配置され且つ回転可能に支持された第1円筒部材(56)と前記第1円筒部材(56)の外側にスライド可能に支持された外側円筒部材(57,58)とを有し、収縮した状態では複数の各円筒部材(56,57,58)の連通口(56a,57a,58a)が連通し、伸長した状態では前記連通口(56a,57a,58a)は他の円筒部材の円筒面により閉塞されるように構成された前記上流側円筒部材(GH2)または下流側円筒部材(GH3)の中の一方の円筒部材(GH2)、
(A011)前記現像剤排出筒(41)または現像剤流入筒(3)のいずれかに着脱可能に装着される他方の円筒部材(GH3)。
前記構成要件(A08)〜(A011)を備えた第2発明の現像剤搬送装置では、円筒状の現像剤排出筒(41)の外側面に形成された現像剤排出口(41a)から排出される現像剤は現像剤搬送装置(GH)により搬送される。前記現像剤搬送装置(GH)により搬送される現像剤は、前記現像剤排出筒(41)と平行な円筒状の現像剤流入筒(3)の外側面に形成された現像剤流入口(3b)に流入する。
前記現像剤搬送装置(GH)は、上流側円筒部材(GH2)と、現像剤搬送筒(GH1)と、下流側円筒部材(GH3)とを有する。
前記現像剤排出筒(41)の外側面に嵌合状態で支持される上流側円筒部材(GH2)には、前記現像剤排出口(41a)から排出された現像剤が流入する。前記上流側円筒部材(GH2)および前記下流側円筒部材(GH3)の軸に垂直な方向に延びて配置された前記現像剤搬送筒(GH1)は、前記上流側円筒部材(GH2)から前記下流側円筒部材(GH3)に現像剤を搬送する。前記現像剤流入筒(3)の外側面に嵌合状態で支持された下流側円筒部材(GH3)は、前記現像剤流入口(3b)から前記現像剤流入筒(3)内に現像剤を流入させる。
前記上流側円筒部材(GH2)または下流側円筒部材(GH3)の中の一方の円筒部材(GH2)は、連通口(56a,57a,58a)を有する伸縮可能な多重管構造の複数の円筒部材(56,57,58)により構成される。
前記複数の円筒部材(56,57,58)の中で一番内側に配置された第1円筒部材(56)は回転可能に支持される。前記第1円筒部材(56)の外側には外側円筒部材(57,58)がスライド可能に支持される。
多重管構造の複数の円筒部材(56,57,58)により構成される伸縮可能な前記一方の円筒部材(GH2)は、収縮した状態では複数の各円筒部材(56,57,58)の連通口(56a,57a,58a)が連通し、伸長した状態では前記連通口(56a,57a,58a)は他の円筒部材の円筒面により閉塞される。この場合、前記連通口(56a,57a,58a)から外部に現像剤が漏出するのを防止することができる。
前記一方の円筒部材(GH2)が収縮した状態では、前記第1円筒部材(56)と前記外側円筒部材(57,58)との間で現像剤を搬送することができる。
また、前記一方の円筒部材(GH2)と前記他方の円筒部材(GH3)とそれらの円筒部材(GH2,GH3)の間で現像剤を搬送する現像剤搬送筒(GH1)とを有する現像剤搬送装置(GH)は、伸縮可能な前記一方の円筒部材(GH2)を前記現像剤排出筒(41)または現像剤流入筒(3)のいずれかに装着した状態で、前記一方の円筒部材(GH2)を伸縮させることにより、他方の円筒部材(GH3)を、前記現像剤排出筒(41)または現像剤流入筒(3)のいずれかに容易に装着することができる。
本発明の形態2の現像剤搬送装置は、前記第2発明において、次の構成要件(A012)を備えたことを特徴とする。
(A012)前記一方の円筒部材(GH2)の一番外側に配置された外側円筒部材(58)に一端部が一体的に連結されるとともに前記他方の円筒部材(GH3)が他端部に装着された前記現像剤搬送筒(GH1)。
(本発明の形態2の作用)
前記構成要件(A012)を備えた本発明の形態2の現像剤搬送装置(GH)では、前記一方の円筒部材(GH2)の一番外側に配置された外側円筒部材(58)に一端部が一体的に連結される前記現像剤搬送筒(GH1)は、他端部に前記他方の円筒部材(GH3)が装着される。
本発明の形態3の現像剤搬送装置(GH)は、前記本発明の形態2において、次の構成要件(A013)を備えたことを特徴とする。
(A013)前記他方の円筒部材(GH3)が前記他端部にスライド可能、回転可能に装着された前記現像剤搬送筒(GH1)。
(本発明の形態3の作用)
前記構成要件(A013)を備えた本発明の形態3の現像剤搬送装置(GH)では、前記一方の円筒部材(GH2)の一番外側に配置された外側円筒部材(58)に一端部が一体的に連結される現像剤搬送筒(GH1)の他端部には、前記他方の円筒部材(GH3)が前記他端部にスライド可能、回転可能に装着される。
第3発明の現像剤搬送装置(GH)は、次の構成要件(A08),(A09),(A010′),(A011),(A012′)を備えたことを特徴とする。
(A08)外側面に現像剤排出口(41a)が形成された円筒状の現像剤排出筒(41)と外側面に現像剤流入口(3b)が形成され且つ前記現像剤排出筒(41)と平行な円筒状の現像剤流入筒(3)との間に配置されて、前記現像剤排出口(41a)から排出される現像剤を前記現像剤流入口(3b)に流入させる現像剤搬送装置(GH)、
(A09)前記現像剤排出筒(41)の外側面に嵌合状態で支持され且つ前記現像剤排出口(41a)から排出された現像剤が流入する上流側円筒部材(GH2)と、前記現像剤流入筒(3)の外側面に嵌合状態で支持され且つ前記現像剤流入口(3b)から前記現像剤流入筒(3)内に現像剤を流入させる下流側円筒部材(GH3)と、前記上流側円筒部材(GH2)および前記下流側円筒部材(GH3)の軸に垂直な方向に延びて配置され且つ前記上流側円筒部材(GH2)から前記下流側円筒部材(GH3)に現像剤を搬送する現像剤搬送筒(GH1)とを有する前記現像剤搬送装置(GH)、
(A010′)連通口(56a,57a,58a)を有する伸縮可能な多重管構造の複数の円筒部材(56,57,58)により構成され、収縮した状態では複数の各円筒部材(56,57,58)の連通口(56a,57a,58a)が連通し、伸長した状態では前記連通口(56a,57a,58a)は他の円筒部材の円筒面により閉塞されるように構成された前記上流側円筒部材(GH2)または下流側円筒部材(GH3)の中の一方の円筒部材(GH2)、
(A011)前記現像剤排出筒(41)または現像剤流入筒(3)のいずれかに着脱可能に装着される他方の円筒部材(GH3)、
(A012′)前記一方の円筒部材(GH2)の一番外側に回転可能に配置された前記外側円筒部材(57,58)に一端部が一体的に連結されるとともに前記他方の円筒部材(GH3)が他端部に装着された前記現像剤搬送筒(GH1)。
前記構成要件(A08),(A09),(A010′),(A011),(A012′)を備えた第3発明の現像剤搬送装置(GH)では、円筒状の現像剤排出筒(41)の外側面に形成された現像剤排出口(41a)から排出される現像剤は現像剤搬送装置(GH)により搬送される。前記現像剤搬送装置(GH)により搬送される現像剤は、前記現像剤排出筒(41)と平行な円筒状の現像剤流入筒(3)の外側面に形成された現像剤流入口(3b)に流入する。
前記現像剤搬送装置(GH)は、上流側円筒部材(GH2)と、現像剤搬送筒(GH1)と、下流側円筒部材(GH3)とを有する。
前記現像剤排出筒(41)の外側面に嵌合状態で支持される上流側円筒部材(GH2)には、前記現像剤排出口(41a)から排出された現像剤が流入する。前記上流側円筒部材(GH2)および前記下流側円筒部材(GH3)の軸に垂直な方向に延びて配置された前記現像剤搬送筒(GH1)は、前記上流側円筒部材(GH2)から前記下流側円筒部材(GH3)に現像剤を搬送する。前記現像剤流入筒(3)の外側面に嵌合状態で支持された下流側円筒部材(GH3)は、前記現像剤流入口(3b)から前記現像剤流入筒(3)内に現像剤を流入させる。
前記上流側円筒部材(GH2)または下流側円筒部材(GH3)の中の一方の円筒部材(GH2)は、連通口(56a,57a,58a)を有する伸縮可能な多重管構造の複数の円筒部材(56,57,58)により構成される。前記一方の円筒部材(GH2)は、収縮した状態では複数の各円筒部材(56,57,58)の連通口(56a,57a,58a)が連通し、伸長した状態では前記連通口(56a,57a,58a)は他の円筒部材の円筒面により閉塞される。前記一方の円筒部材(GH2)が収縮した状態では、前記第1円筒部材(56)と前記外側円筒部材(57,58)との間で現像剤を搬送することができる。
また、前記一方の円筒部材(GH2)と前記他方の円筒部材(GH3)とそれらの円筒部材(GH2,GH3)の間で現像剤を搬送する現像剤搬送筒(GH1)とを有する現像剤搬送装置(GH)の伸縮可能な前記一方の円筒部材(GH2)は、前記現像剤排出筒(41)または現像剤流入筒(3)の一方に装着される。前記現像剤搬送筒(GH1)は、前記伸縮可能な一方の円筒部材(GH2)の一番外側に配置された回転可能な前記外側円筒部材(57,58)に連結される。この場合、前記一方の円筒部材(GH2)を伸縮させたり、前記外側円筒部材(57,58)を回転させることにより、他方の円筒部材(GH3)を、前記現像剤排出筒(41)または現像剤流入筒(3)の他方に容易に装着することができる。
本発明の形態4の現像剤搬送装置(GH)は、前記第1発明ないし第3発明のいずれかまたは前記本発明の形態1ないし3のいずれかにおいて次の構成要件(A014),(A015)を備えたことを特徴とする。
(A014)現像剤カートリッジ(K)から供給された現像剤を収容するリザーブタンク(RT)により構成された前記現像剤排出容器(RT)。
(A015)前記下流側第2連通口(68)から現像器(G)の現像剤補給室(3a)内に現像剤を排出する前記下流側円筒部材(GH3)。
(本発明の形態4の作用)
前記構成要件(A014),(A015)を備えた本発明の形態4の現像剤搬送装置(GH)では、現像剤カートリッジ(K)から供給された現像剤を収容するリザーブタンク(RT)から排出される現像剤を、現像器(V)の現像剤補給室(3a)内に搬送する。
第4発明の画像形成装置は、次の構成要件(A016)を備えたことを特徴とする。
(A016)請求項1ないし7のいずれか記載の現像剤搬送装置(GH)。
(第4発明の作用)
前記構成要件(A016)を備えた第4発明の画像形成装置では、前記第1発明ないし第3発明のいずれかまたは前記本発明の形態1ないし3のいずれか記載の現像剤搬送装置(GH)を備えているので、前記第1発明ないし第3発明のいずれかまたは前記本発明の形態1ないし3のいずれか記載の作用を奏する。
(E01)現像器に現像剤を搬送する画像形成動作位置と、現像器の取出作業が行えるメンテナンス作業位置との間で容易に移動可能な現像剤搬送装置を提供することができる。
(E02)画像形成動作位置から現像器の取出作業が行えるメンテナンス作業位置に移動した状態で現像剤の漏出を生じない現像剤搬送装置を提供することができる。
(E03)多重構造の複数の円筒部材の数を変化させることにより現像剤の漏出防止機能を損なうことなく、現像剤搬送筒の移動量を変化させることができ、コンパクトなサイズの現像剤搬送装置を提供することができる。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
図1において、画像形成装置Uは、上面にプラテンガラス(透明な原稿台)PGを有する画像形成装置本体としてのデジタル式の複写機U1と、前記プラテンガラスPG上に着脱自在に装着される自動原稿搬送装置(オートドキュメントフィーダ、ADF)U2とを備えている。
前記自動原稿搬送装置U2は、複写しようとする複数の原稿Gが重ねて載置される原稿給紙トレイTG1を有している。前記原稿給紙トレイTG1に載置された複数の各原稿Gは順次プラテンガラスPG上の複写位置を通過して原稿排紙トレイTG2に排出されるように構成されている。
複写機本体U1上面の透明なプラテンガラスPGの下方に配置された原稿読取装置としてのIITは、プラテンレジ位置(OPT位置)に配置された露光系レジセンサ(プラテンレジセンサ)Sp、および露光光学系Aを有している。
前記自動原稿搬送装置(オートドキュメントフィーダ)U2を使用して複写を行うADFモードの場合は、前記露光光学系Aはホーム位置に停止した状態で、プラテンガラスPG上の複写位置F1を順次通過する各原稿Gを露光する。
原稿Gを作業者が手でプラテンガラスPG上に置いて複写を行うプラテンモードの場合、露光光学系Aは移動しながらプラテンガラスPG上の原稿を露光走査する。
露光された前記原稿Gからの反射光は、前記露光光学系Aを通ってCCD(固体撮像素子)上に収束される。前記CCDは、その撮像面上に収束された原稿反射光を電気信号に変換する。
前記レーザ駆動信号出力装置DLは、入力された画像データに応じたレーザ駆動信号をROS(光書込走査装置、または画像書込装置)に出力する。
前記現像器Gで消費される現像剤を補給するための現像剤カートリッジKは、カートリッジ装着部材KSに着脱可能に装着される。前記現像剤カートリッジK内の現像剤はリザーブタンク(現像剤排出容器)RTで攪拌されてから現像剤搬送装置GHにより現像器Gに搬送される。なお、前記カートリッジ装着部材KSに着脱可能に装着される現像剤カートリッジK内の現像剤をリザーブタンクRTに搬送する構成は、従来公知(特開2003−84555号公報参照)である。
前記レジロールRrに搬送されたシートSは、前記感光体ドラムPR上のトナー像がシート転写領域Q3に移動するのにタイミングを合わせて、転写前シートガイドSG1から転写ユニットTUの転写ベルトTBに搬送される。転写ベルトTBは搬送されたシートSをシート転写領域Q3に搬送する。
排紙トレイTRhに排出されるべきシートSは正逆回転可能な搬送ロールRbおよび複数の搬送ロールRaが配置されたシート排出路SH2を搬送される。シート排出路SH2の下流端部には切替ゲートGT1が配置されている。切替ゲートGT1は、画像形成装置に後処理装置(図示せず)が接続されている場合には、搬送されてきたシートSを排紙トレイTRhまたは図示しない後処理装置のいずれかに排出するように切替えられる。なお、後処理装置が装着されていない状態では、切替ゲートGT1は、シート排出路SH2の下流端部に搬送されたシートSを、排紙トレイTRhに排出する。
なお、前記符号SH1〜SH3,Rp,Rs,Rr,Ra,Rb,MG等で示す構成要素から用紙搬送装置SHが構成される。
図2は本発明の実施例1の画像形成装置の現像器の斜視図である。
図3は前記図2示す現像器の説明図で、図3Aは図2のIIIA−IIIA線断面図、図3Bは図2のIIIB−IIIB線断面図である。
図4は前記図3AのIV−IV線断面図である。
図2〜図4において、前記現像領域Q2で感光体ドラムPRに対向して配置された現像器Gは、負(−)極性に帯電するトナー及び正(+)極性に帯電するキャリアからなる2成分現像剤を収容する現像容器Vを有している(図3参照)。前記現像容器Vは、現像容器本体1とその上端を塞ぐ現像容器カバー2と現像容器本体1の前端に連結された現像剤補給筒(現像剤流入筒)3とを有している(図2参照)。
前記現像容器Vの現像容器カバー2の上面の前後両端部には、前記側壁2a2から所定距離離れた位置にそれぞれカム係合部2d(図2、図3B参照)が設けられている。前記前後両端部に設けられた一対のカム係合部2dと前記側壁2a2との間の距離は、後述するカムが配置可能な距離に保持されている。
前記第1攪拌室6及び第2攪拌室7とによって循環攪拌室(6+7)が構成されている。
前記第2攪拌室7の後部には、劣化した現像剤を排出するための現像剤排出口7aが形成されている。現像剤排出口7aの上流側にはトナー濃度センサSUが配置されている。現像剤排出口7aから排出された現像剤は図示しない現像剤回収容器に回収されるように構成されている。また、前記現像剤補給筒3の内部には補給室3aが形成されており、上部には補給口(現像剤流入口)3bが形成されている。前記補給室3aは前記第1攪拌室6の前部に接続されている。
前記回転軸R1aは前記補給筒3の前面壁と前記現像容器本体1の後面壁によって回転自由に支持されており、回転軸R1aの後端部(−X側端部)にはギアG1(図4参照)が固着されている。
前記補給筒3、現像容器V、現像ロール室4、循環攪拌室(6+7)、第1攪拌部材R1および第2攪拌部材R2とによって現像器Gが構成されている。
(現像器支持部材12)
前記現像器Gを支持する現像器支持部材12は、図2において2点鎖線で示されている。
図2において、現像器支持部材12は、前端壁13および後端壁14と前記両端壁13および14を接続する接続壁15とを有している。前記前端壁13には前記突出ピン11,11が貫通するピン貫通用長孔13a,13aが形成されている。前記後端壁14には前記前端壁と同様に前記突出ピン11,11が貫通するピン貫通用長孔13a,13aが形成されている。
そして、前記現像器Gは、前記現像容器Vの前端壁および後端壁にそれぞれ設けた突出ピン11a,11aが前記現像器支持部材12の前端壁13および後端壁14にそれぞれ設けたピン貫通用長孔13a,13aにより左右方向に移動可能に支持されている。
前記現像器Gとそれを支持する現像器支持部材12とは連結された状態で、画像形成装置本体U1に、その前面側から着脱可能に装着される。前記現像器支持部材12は画像形成装置本体U1に着脱される際、画像形成装置本体U1に支持されたガイド部材(図示せず)によって前後方向(X軸方向)にガイドされる。
前記カム軸17は前記前端壁13を貫通して前方に突出しており、カム軸17の前端には操作レバー19が固着されている。操作レバー19を下方に回動させた図3Bの状態では、現像器Gおよび突出ピン11,11は、前端壁13および後端壁14にそれぞれ設けたピン貫通用長孔13a,13aによりガイドされて右方(Y方向)に移動した位置(感光体ドラムPRに接近した位置)に移動している。
図5は実施例1の画像形成装置のリザーブタンクおよびカートリッジ装着部の斜視図である。
図6は同実施例1の画像形成装置の現像剤カートリッジをカートリッジ装着部に装着する状態を示す断面図である。
図5〜図6において、カートリッジ装着部KSは、現像剤カートリッジKが着脱可能に装着される部分である。カートリッジ装着部KSは、後側円筒部21と前側半円筒部22と、後端壁23とを有している。前側半円筒部22の内面の下部には前後に延びるガイド溝22aと前記ガイド溝22aの後端に接続する補給口22bとが形成されている。
容器28の後端壁には位置決めピン30,30が後方に突出して設けられている。容器28の後端壁の中央部にはカプラ軸31aが貫通しており、カプラ軸31aの後端にはカプラ31が形成されている。カプラ軸31aの前端にはアジテータ32の後端が連結されている。
容器28の円筒壁の後部には現像剤排出用の開口33、円周方向に延びるガイドレール34、および前記ガイドレール34によりガイドされて円周方向に移動可能なシャッタ35が設けられている。
前記挿入状態で現像剤カートリッジKを回転させると、シャッタ35は回転せず停止した状態で容器28およびガイドレール34が回転する。その時、開口33は前記補給口22b(図5、図6参照)に連通する位置に回転移動する。前記補給口22bはリザーブタンクRT内部に連結しているので、現像剤カートリッジK内部の補給用の現像剤を前記開口33および補給口22bから、リザーブタンクRT内に補給することが可能である。
図5、図7においてリザーブタンクRTは、容器本体RT1と前記容器本体RT1の上端開口を閉塞するカバーRT2とを有している。カバーRT2には、前記補給口22b(図5参照)に対応する位置に現像剤流入口RT2aが形成されている。前記容器本体RT1の右側壁には現像剤量センサSNCが装着されている。前記容器本体RT1の前壁には前方に突出する現像剤排出筒41が形成されている。現像剤排出筒41の下側面には現像剤排出口41aが形成されている。
容器本体RT1内部には、平行な2本の仕切壁42,42とその後端を接続する後端接続壁43とが設けられている。容器本体RT1内部には、前記仕切壁42,42の外側にそれぞれ現像剤攪拌搬送室44,45が形成されており、前記仕切壁42,42の内側には現像剤排出部材収容室46が形成されている。前記仕切壁42,42の前側には前記容器本体RT1の前壁との間に前側連通路47が形成され、前記仕切壁42,42の後側には前記容器本体RT1の後壁との間に前側連通路48が形成されている。
図示しない回転伝達機構により、前記ギヤG6に回転力が伝達された時にはリザーブタンクRT内部の現像剤は図7の矢印Yb方向に搬送されてリザーブタンクRT内で循環されるとともに、矢印Yc方向に搬送されて現像剤排出口41aから排出される。
図8は前記リザーブタンクから排出される現像剤を現像器に搬送する上流側円筒部材、現像剤搬送筒および下流側円筒部材を有する現像剤搬送装置の斜視図で、上流側円筒部材が伸長して、現像剤搬送筒および下流側円筒部材が前方に突出し且つ上方に回動した状態を示す図である。
図9は前記リザーブタンクから排出される現像剤を現像器に搬送する現像剤搬送装置の斜視図で、前記図8の状態で現像剤搬送筒および下流側円筒部材が下方に回動した状態を示す図である。
図10は前記リザーブタンクから排出される現像剤を現像器に搬送する現像剤搬送装置の斜視図で、前記図9の状態(前方に突出した状態)から後方に収納された状態を示す図である。
図11は上流側円筒部材の説明図で、図11Aは多重管構造の上流側円筒部材が収縮した状態(図10参照)の縦断面図、図11Bは前記上流側円筒部材が伸長した状態(図8、図9参照)の縦断面図である。
図12は前記図11Bの多重管構造の上流側円筒部材の分解断面図である。
前記多重管構造の上流側円筒部材GH2は、前記現像剤排出筒41に回転可能に装着された上流側第1円筒部材56と、前記上流側第1円筒部材56にスライド可能に装着された上流側第2円筒部材57と、前記上流側第2円筒部材57にスライド可能に装着された上流側第3円筒部材58とを有している。
図11、図12において、前記上流側第2円筒部材57の下側面には第2連通孔57aが形成されており、上側面の前部には軸方向に延びるスリット57bが形成されている。また、側面には一対の突条57cが形成されている。
図11、図12において、上流側第3円筒部材58の下面には第3連通口58aが形成されており、側面には一対の凸条収容凹部58b,58bが形成されている。
前記図11Aの状態では上流側第1円筒部材56は現像剤排出筒41上で回転可能であり、上流側第2円筒部材57は前記上流側第1円筒部材56上でスライド可能であり、上流側第3円筒部材58は上流側第2円筒部材57上でスライド可能である。
図11Bのように各円筒部材56〜57が伸長した状態(図8、図9参照)では各円筒部材56〜57の連通口56a〜58aは離れて配置されており、第1連通口56aおよび第3連通口58aとは上流側第2円筒部材57の筒壁により閉塞されており、第2連通口57aは上流側第3円筒部材58の筒壁により閉塞された状態となる。
図11Aのように各円筒部材56〜57が収縮した状態(図10参照)では各円筒部材56〜57の連通口56a〜58aは重なって配置されており連通している。その状態では、現像剤排出筒41の現像剤排出口41aから排出された現像剤は第3連通口58aの下方に供給される。
前記現像剤搬送筒GH1の他端部(現像剤搬送方向の下流端部)には下流側円筒部材GH3がスライド可能且つ所定角度範囲で回転可能に連結されている。下流側円筒部材GH3と前記現像剤搬送筒GH1とはそれらの軸が互いに直交するように配置されている。前記現像剤搬送筒GH1内部と下流側円筒部材GH3の内部とは連通している。これについては図14により後述する。
前記図8に示すように上流側円筒部材GH2が伸長した状態で、上流側円筒部材GH2および現像剤搬送筒GH1を下方に回転させると、図9の状態となる。前記図9の状態では前記下流側円筒部材GH3は前記現像容器Vの現像剤補給筒3(図8参照)の前方に配置される。
図14は前記図13の現像剤搬送装置の現像剤搬送筒を断面で示した図であり、現像剤搬送筒内のスクリューシャフトの回転伝達機構を示す図である。
図13において、現像器支持部材12の前端壁13および後端壁14により回転可能に支持されたカム軸17に装着されたカム18は現像容器Vを感光体ドラムPR側に押圧している。
前記現像剤搬送筒GH1の内部にはスクリューシャフト66が回転可能に支持されており、前記回転軸53aのギヤG11が回転すると、ギヤG12〜ギヤ16を介してスクリューシャフト66が回転する。
前記現像剤排出筒41内から現像剤排出孔41aを通って現像剤搬送筒GH1内部に搬送された現像剤は、前記スクリューシャフト66により現像剤搬送筒GH1の下流側に搬送される。
図4において、前記補給筒3a内に補給された現像剤は第2攪拌室7、第1攪拌室に順次搬送される。
カム18が前記図13に示す回転位置に有るときは、カム18は前記現像容器Vの側壁2a2を右方に押しているので、現像器Gは右方に移動している。このとき、現像ロールR0は感光体ドラムPRに接近した状態に保持される。
カム軸17および偏心カム18を前記図13の状態から時計方向に回動させると、前記偏心カム18が現像容器Vのカム係合部2dを左方に押圧する。このとき、現像容器Vは左方に移動して感光体ドラムPRから離れて図15の状態となる。
前記図8の状態では、現像器支持部材12および現像器Gを前方に引き出すことが可能となる。
前記構成を備えた実施例1の現像剤搬送装置は、多重管構造の上流側円筒部材GH2を伸縮させることにより、現像剤搬送筒GH1および下流側円筒部材GH3を、前記図8に示す位置と前記図9に示す位置との間で移動させることができる。また、前記上流側円筒部材GH2が伸長した図9の状態で、上流側円筒部材GH2を前記リザーブタンクRTの現像剤排出筒41上で回転させることにより、現像剤搬送筒GH1および下流側円筒部材GH3を、前記図9に示す位置と前記図10に示す位置との間で容易に移動させることができる。
そして、前記現像剤搬送筒GH1および下流側円筒部材GH3が図10に示す位置に移動した状態でリザーブタンクRTから現像器Gの現像容器V内に現像剤を補給することができる。また、前記現像剤搬送筒GH1および下流側円筒部材GH3が前記図8に示す位置に移動した状態で前記現像器支持部材12および現像器Gを画像形成装置の前方に取り出したり挿入したりすることができる。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更実施例を下記に例示する。
(H01)本発明の現像剤搬送装置はモノクロの画像形成装置だけでなく、タンデム式のカラー画像形成装置にも適用可能である。
(H02)前記実施例1の上流側円筒部材GH2を多重管構造とする代わりに、下流側円筒部材GH3を多重管構造とすることが可能である。
(H03)前記実施例1において上流側円筒部材GH2および下流側円筒部材GH3の両方を多重管構造とすることが可能である。
(H04)前記実施例1において現像剤搬送筒GH1を多重管構造とすることも可能である。
(H05)多重管構造の円筒部材の個数は2以上の任意の個数を採用することが可能である。
3a…現像剤補給室、
3b…現像剤流入口、
41…現像剤排出筒、
41a…現像剤排出口、
56…上流側第1円筒部材、
56a…第1連通口、
56,57,58…円筒部材、
56a,57a,58a…連通口、
57…上流側第2円筒部材、
57a…第2連通口、
57,58…外側円筒部材、
58…上流側第3円筒部材、
58a…第3連通口、
67…下流側第1連通口、
68…下流側第2連通口、
G…現像器、
GH…現像剤搬送装置、
GH1…現像剤搬送筒、
GH2…上流側円筒部材、
GH3…下流側円筒部材、
K…現像剤カートリッジ、
RT…現像剤排出容器(リザーブタンク)、
V…現像器、
Claims (8)
- 次の構成要件(A01)〜(A06)を備えた現像剤搬送装置、
(A01)現像剤排出容器から突出する円筒状の現像剤排出筒であって前記現像剤排出容器内の現像剤を排出する現像剤排出口が下側面に形成された前記現像剤排出筒、
(A02)前記現像剤排出筒に回転可能に装着され且つ所定の連通用回転位置に回転したときに前記現像剤排出口に連通する第1連通口が形成された上流側第1円筒部材、
(A03)前記上流側第1円筒部材にスライド可能に装着された上流側第2円筒部材であって、前記現像剤排出容器に接近する収納位置と前記現像剤排出容器から離れた突出位置との間でスライド可能に装着され且つ前記収納位置において前記第1連通口と連通する第2連通口を有する前記上流側第2円筒部材、
(A04)前記上流側第2円筒部材にスライド可能に装着された上流側第3円筒部材であって、前記現像剤排出容器に接近する収納位置と前記現像剤排出容器から離れた突出位置との間でスライド可能に装着され且つ前記収納位置において前記第2連通口および前記第1連通口と連通する第3連通口を有する前記上流側第3円筒部材、
(A05)前記上流側第3円筒部材と一体的に構成され且つ前記上流側第3円筒部材の軸に交差する方向に延びて配置される現像剤搬送筒であって、一端部が前記第3連通口に連通し他端部に下流側第1連通口が形成された前記現像剤搬送筒、
(A06)前記現像剤搬送筒に回転可能且つスライド可能に連結され且つ前記現像剤搬送筒の軸に交差する方向に延びて配置されるとともに、前記下流側第1連通口に連通する下流側第2連通口を有する下流側円筒部材。 - 次の構成要件(A07)を備えた請求項1記載の現像剤搬送装置、
(A07)現像剤流入口を有する現像剤流入筒に着脱可能に装着され且つ装着された状態で前記現像剤流入口に連通する前記下流側第2連通口を有する前記下流側円筒部材。 - 次の構成要件(A08)〜(A011)を備えた現像剤搬送装置、
(A08)外側面に現像剤排出口が形成された円筒状の現像剤排出筒と外側面に現像剤流入口が形成され且つ前記現像剤排出筒と平行な円筒状の現像剤流入筒との間に配置されて、前記現像剤排出口から排出される現像剤を前記現像剤流入口に流入させる現像剤搬送装置、
(A09)前記現像剤排出筒の外側面に嵌合状態で支持され且つ前記現像剤排出口から排出された現像剤が流入する上流側円筒部材と、前記現像剤流入筒の外側面に嵌合状態で支持され且つ前記現像剤流入口から前記現像剤流入筒内に現像剤を流入させる下流側円筒部材と、前記上流側円筒部材および前記下流側円筒部材の軸に垂直な方向に延びて配置され且つ前記上流側円筒部材から前記下流側円筒部材に現像剤を搬送する現像剤搬送筒とを有する前記現像剤搬送装置、
(A010)連通口を有する伸縮可能な多重管構造の複数の円筒部材により構成され、前記複数の円筒部材の中で一番内側に配置され且つ回転可能に支持された第1円筒部材と前記第1円筒部材の外側にスライド可能に支持された外側円筒部材とを有し、収縮した状態では複数の各円筒部材の連通口が連通し、伸長した状態では前記連通口は他の円筒部材の円筒面により閉塞されるように構成された前記上流側円筒部材または下流側円筒部材の中の一方の円筒部材、
(A011)前記現像剤排出筒または現像剤流入筒のいずれかに着脱可能に装着される他方の円筒部材。 - 次の構成要件(A012)を備えた請求項3記載の現像剤搬送装置、
(A012)前記一方の円筒部材の一番外側に配置された外側円筒部材に一端部が一体的に連結されるとともに前記他方の円筒部材が他端部に装着された前記現像剤搬送筒。 - 次の構成要件(A012)を備えた請求項4記載の現像剤搬送装置、
(A013)前記他方の円筒部材が前記他端部にスライド可能、回転可能に装着された前記現像剤搬送筒。 - 次の構成要件(A08),(A09),(A010′),(A011),(A012′)を備えた現像剤搬送装置、
(A08)外側面に現像剤排出口が形成された円筒状の現像剤排出筒と外側面に現像剤流入口が形成され且つ前記現像剤排出筒と平行な円筒状の現像剤流入筒との間に配置されて、前記現像剤排出口から排出される現像剤を前記現像剤流入口に流入させる現像剤搬送装置、
(A09)前記現像剤排出筒の外側面に嵌合状態で支持され且つ前記現像剤排出口から排出された現像剤が流入する上流側円筒部材と、前記現像剤流入筒の外側面に嵌合状態で支持され且つ前記現像剤流入口から前記現像剤流入筒内に現像剤を流入させる下流側円筒部材と、前記上流側円筒部材および前記下流側円筒部材の軸に垂直な方向に延びて配置され且つ前記上流側円筒部材から前記下流側円筒部材に現像剤を搬送する現像剤搬送筒とを有する前記現像剤搬送装置、
(A010′)連通口を有する伸縮可能な多重管構造の複数の円筒部材により構成され、収縮した状態では複数の各円筒部材の連通口が連通し、伸長した状態では前記連通口は他の円筒部材の円筒面により閉塞されるように構成された前記上流側円筒部材または下流側円筒部材の中の一方の円筒部材、
(A011)前記現像剤排出筒または現像剤流入筒のいずれかに着脱可能に装着される他方の円筒部材、
(A012′)前記一方の円筒部材の一番外側に回転可能に配置された前記外側円筒部材に一端部が一体的に連結されるとともに前記他方の円筒部材が他端部に装着された前記現像剤搬送筒。 - 次の構成要件(A014),(A015)を備えた請求項1ないし6のいずれか記載の現像剤搬送装置、
(A014)現像剤カートリッジから供給された現像剤を収容するリザーブタンクにより構成された前記現像剤排出容器、
(A015)前記下流側第2連通口から現像器の現像剤補給室内に現像剤を排出する前記下流側円筒部材。 - 次の構成要件(A016)を備えた画像形成装置、
(A016)請求項1ないし7のいずれか記載の現像剤搬送装置。
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