JP2000098722A - 現像剤搬送装置 - Google Patents

現像剤搬送装置

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JP2000098722A
JP2000098722A JP10271699A JP27169998A JP2000098722A JP 2000098722 A JP2000098722 A JP 2000098722A JP 10271699 A JP10271699 A JP 10271699A JP 27169998 A JP27169998 A JP 27169998A JP 2000098722 A JP2000098722 A JP 2000098722A
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developer
shutter
discharge
mounting surface
transport
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JP10271699A
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Megumi Watanabe
恵 渡辺
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤搬送筒の排出側端部の外周面に形成さ
れたシャッタ装着面に装着された筒状シャッタを長期に
わたってスライド移動可能にすること。 【解決手段】 排出側端部のシャッタ装着面68aの外
端下部下面に搬送筒現像剤排出口68bが形成された現
像剤搬送筒62と、前記筒62内部の現像剤を前記排出
側端部に搬送する現像剤搬送部材と、外端部外周面がフ
レームFLに形成された筒状シャッタ嵌合孔77を貫通
可能に構成され且つ内端部に貫通不可能な係合部材72
aが設けられて、前記搬送筒現像剤排出口68bを被覆し
前記シャッタ装着面68aを内端側にスライド移動した
ときに前記排出口68bと重なり、外端側に移動したと
き前記排出口68bとずれるシャッタ現像剤排出口72b
とを有する筒状シャッタ72と、前記筒状シャッタ72
を前記排出側端部の外端側に常時押圧する押圧バネ71
とから構成される現像剤搬送装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やレーザー
プリンタ、その他の静電写真方式の画像形成装置に備え
られた現像剤搬送装置に関し、特に現像剤搬送筒の排出
側端部の外周面に形成されたシャッタ装着面にスライド
可能に嵌合して前記シャッタ装着面に形成された現像剤
排出口を開閉する筒状シャッタを備えた現像剤搬送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】前記現像剤搬送装置の現像剤搬送筒およ
び筒状シャッタは次の場合に使用される。2成分現像剤
を使用する現像器では、現像器の現像容器内にはトナー
およびキャリアにより構成される2成分現像剤が収容さ
れており、トナーとキャリアは撹拌混合されることによ
り帯電する。キャリアは現像器の現像ロール表面に磁力
により吸着され、トナーは前記現像ロール表面のキャリ
アに静電気により吸着されて、現像領域に搬送される。
前記トナーは現像領域において像担持体表面に形成され
た静電潜像に静電気により付着し、このとき前記静電潜
像はトナー像に現像される。前記トナーは現像動作によ
り消費されるがキャリアは消費されずに残る。前記キャ
リアが劣化して帯電性能が低下すると良好な現像ができ
なくなる。したがって、前記劣化したキャリアを含む現
像剤は新しいキャリアを含む現像剤と入れ換える必要が
ある。
【0003】前記現像剤の入替えのために現像容器から
排出された現像剤を排出現像剤収容タンクに搬送する際
に前記現像剤搬送筒が使用される。また、像担持体や中
間転写体表面に付着したトナーをクリーナにより回収し
た場合、回収したトナーを排出トナー収容タンクに搬送
する際に前記現像剤搬送筒が使用される。また、前記現
像剤搬送筒内を搬送されたトナーが排出される排出側端
部においてはその外周面にシャッタ装着面が形成され、
前記シャッタ装着面には現像剤排出口が形成されてい
る。前記シャッタ装着面には現像剤排出口を開閉する筒
状シャッタがスライド可能に嵌合しており、前記筒状シ
ャッタはスライドすることにより前記現像剤排出口を開
閉する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記現像剤排出口から
排出される現像剤は、中継ボックスに一時的に収容され
てから排出現像剤収容タンクに搬送されることが多い。
前記中継ボックス内は前記現像剤排出口から排出される
排出現像剤により汚れている。前記中継ボックス内の前
記排出現像剤が前記現像剤搬送筒のシャッタ装着面に付
着すると、前記シャッタ装着面にスライド可能に装着さ
れた筒状シャッタがスライド不可能となり、前記現像剤
排出口の開閉ができなくなるという問題点があった。
【0005】本発明は、前述の事情に鑑み、次の(O0
1)の記載内容を課題とする。 (O01)現像剤搬送筒の排出側端部の外周面に形成され
たシャッタ装着面にスライド可能に装着された筒状シャ
ッタのスライド移動を長期にわたって可能にすること。
および、前記現像剤排出口の開閉を長期にわたって行え
るようにすること。
【0006】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決し
た本発明を説明するが、本発明の要素には、後述の実施
例の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符
号をカッコで囲んだものとして付記する。また、本発明
を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本
発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実
施例に限定するためではない。
【0007】(第1発明)前記課題を解決するために、
本出願の第1発明の現像剤搬送装置は、下記の要件(A
01)〜(A06)を備えたことを特徴とする、(A01)画
像形成装置(U)本体のフレーム(FL)に形成された
筒状シャッタ嵌合孔(77)、(A02)排出側端部の外
側面にシャッタ装着面(68a)が形成され前記シャッ
タ装着面(68a)の外端下部下面に搬送筒現像剤排出
口(68b)が形成された現像剤搬送筒(62)、(A0
3)前記現像剤搬送筒(62)内部に配置されて現像剤
搬送筒(62)内部の現像剤を前記排出側端部に搬送す
る現像剤搬送部材(64)、(A04)前記シャッタ装着
面(68a)にスライド可能に且つ前記搬送筒現像剤排
出口(68b)を被覆する状態で嵌合するとともに、外
端部外周面が前記筒状シャッタ嵌合孔(77)を貫通可
能に構成され且つ内端部に貫通不可能な係合部材(72
a)が設けられた筒状シャッタ(72)であって、前記
シャッタ装着面(68a)を内端側にスライドしたとき
前記現像剤排出口(68b)と重なるシャッタ現像剤排
出口(72b)を有し、且つ前記シャッタ装着面(68
a)の外端を被覆する前記筒状シャッタ(72)、(A0
5)前記シャッタ現像剤排出口(72b)が前記搬送筒現
像剤排出口(68b)の外端側にずれた位置となるよう
に前記筒状シャッタ(72)を前記排出側端部の外端側
に常時押圧する押圧バネ(71)、(A06)前記シャッ
タ現像剤排出口(72b)が前記搬送筒現像剤排出口
(68b)に対して重なる位置と外端側にずれた位置と
の間でスライド可能な前記筒状シャッタ(72)。
【0008】(第1発明の作用)前記構成を備えた本出
願の第1発明の現像剤搬送装置では、現像剤搬送筒(6
2)は、排出側端部の外側面にシャッタ装着面(68
a)が形成され前記シャッタ装着面(68a)の外端下部
下面に搬送筒現像剤排出口(68b)が形成される。筒
状シャッタ(72)は、前記シャッタ装着面(68a)
に前記筒状シャッタ(72)のシャッタ現像剤排出口
(72b)が前記搬送筒現像剤排出口(68b)に対して
重なる位置と外端側にずれた位置との間でスライド可能
に且つ前記搬送筒現像剤排出口(68b)を被覆する状
態で嵌合する。
【0009】押圧バネ(71)は、前記筒状シャッタ
(72)のシャッタ現像剤排出口(72b)が前記搬送
筒現像剤排出口(68b)の外端側にずれた位置となる
ように前記筒状シャッタ(72)を前記排出側端部の外
端側に常時押圧する。したがって、前記搬送筒現像剤排
出口(68b)は前記筒状シャッタ(72)により閉塞
された状態となる。この状態で前記現像剤搬送筒(6
2)および筒状シャッタ(72)が画像形成装置(U)
本体のフレーム(FL)に形成された筒状シャッタ嵌合
孔(77)に挿入されると、前記筒状シャッタ(72)
の外端部外周面が前記筒状シャッタ嵌合孔(77)を貫
通するが、前記筒状シャッタ(72)の内端部が係合部
材(72a)により貫通不可能なので、前記シャッタ装
着面(68a)に対して前記筒状シャッタ(72)は内
端側にスライド移動する。このとき、前記シャッタ現像
剤排出口(72b)と前記現像剤搬送筒(62)の排出
側端部の搬送筒現像剤排出口(68b)とが重なる。
【0010】前記現像剤搬送筒(62)内部に配置され
た現像剤搬送部材(64)は、現像剤搬送筒(62)内
部の現像剤を前記排出側端部に搬送し、前記各排出口
(68a,72b)から現像剤が排出される。前記筒状シ
ャッタ(72)は前記現像剤搬送筒(62)のシャッタ
装着面(68a)の外端を被覆しているので、前記シャ
ッタ装着面(68a)の外端に現像剤が付着することが
ない。したがって、前記筒状シャッタ(72)のスライ
ド移動が長期にわたって可能となり、前記搬送筒現像剤
排出口(68b)の開閉が長期にわたって行うことがで
きる。
【0011】(第2発明)前記課題を解決するために、
本出願の第2発明の現像剤搬送装置は、下記の要件(B
01)〜(B06)を備えたことを特徴とする、(B01)画
像形成装置(U)本体のフレーム(FL)に形成された
筒状シャッタ嵌合孔(77)、(B02)排出側端部の外
側面にシャッタ装着面(68a)が形成され前記シャッ
タ装着面(68a)の外端下部下面に搬送筒現像剤排出
口(68b)が形成された現像剤搬送筒(62)、(B0
3)前記現像剤搬送筒(62)内部に配置されて現像剤
搬送筒(62)内部の現像剤を前記排出側端部に搬送す
る現像剤搬送部材(64)、(B04)前記シャッタ装着
面(68a)にスライド可能に且つ前記搬送筒現像剤排
出口(68b)を被覆する状態で嵌合するとともに、外
端部外周面が前記筒状シャッタ嵌合孔(77)を貫通可
能に構成され且つ内端部に貫通不可能な係合部材(72
a′)が設けられた筒状シャッタ(72′)であって、
前記シャッタ装着面(68a)を内端側にスライドした
とき外端が前記搬送筒現像剤排出口(68b)よりも内
端側に移動して前記搬送筒現像剤排出口(68b)を露
出させる前記筒状シャッタ(72′)、(B05)前記筒
状シャッタ(72′)内周面が前記搬送筒現像剤排出口
(68b)を被覆する位置となるように前記筒状シャッ
タ(72′)を前記排出側端部の外端側に常時押圧する
押圧バネ(71)、(B06)前記筒状シャッタ(7
2′)の外端下部に支持され且つ前記シャッタ装着面
(68a)に対向して設けられ、前記シャッタ装着面
(68a)への現像剤の付着を防止する清掃部材(8
1)。
【0012】(第2発明の補足説明)前記「シャッタ装
着面への現像剤の付着を防止する清掃部材」としては、
たとえばマグネットまたはブラシを使用可能である。前
記マグネットを使用した場合、磁性を帯びたキャリアを
吸着して前記キャリアに吸着されたトナーが前記シャッ
タ装着面(68a)へ付着するのを防止することができ
る。前記ブラシを使用した場合、前記筒状シャッタ(7
2′)が前記シャッタ装着面(68a)をスライドする
際、前記シャッタ装着面(68a)に付着した現像剤を
こすり落とし、前記シャッタ装着面(68a)に現像剤
が付着するのを防止することができる。
【0013】(第2発明の作用)前記構成を備えた本出
願の第2発明の現像剤搬送装置では、現像剤搬送筒(6
2)は、排出側端部の外側面にシャッタ装着面(68
a)が形成され前記シャッタ装着面(68a)の外端下部
下面に搬送筒現像剤排出口(68b)が形成される。筒
状シャッタ(72′)は、前記シャッタ装着面(68
a)にスライド可能に且つ前記搬送筒現像剤排出口(6
8b)を被覆する状態で嵌合する。押圧バネ(71)
は、前記筒状シャッタ(72′)内周面が前記搬送筒現
像剤排出口(68b)を被覆する位置となるように前記
筒状シャッタ(72′)を前記排出側端部の外端側に常
時押圧する。したがって、前記搬送筒現像剤排出口(6
8b)は前記筒状シャッタ(72′)により閉塞された
状態となる。この状態で前記現像剤搬送筒(62)およ
び筒状シャッタ(72′)が画像形成装置(U)本体の
フレーム(FL)に形成された筒状シャッタ嵌合孔(7
7)に挿入されると、前記筒状シャッタ(72′)の外
端部外周面が前記筒状シャッタ嵌合孔(77)を貫通す
るが、前記筒状シャッタ(72′)の内端部が係合部材
(72a′)により貫通不可能なので、前記現像剤搬送
筒(62)に対して前記シャッタ装着面(68a)が内
端側にスライドする。このとき、筒状シャッタ(7
2′)の外端が前記搬送筒現像剤排出口(68b)より
も内端側に移動して前記搬送筒現像剤排出口(68b)
を露出させ、前記搬送筒現像剤排出口(68b)は開口
状態となる。
【0014】前記現像剤搬送筒(62)内部に配置され
た現像剤搬送部材(64)は、現像剤搬送筒(62)内
部の現像剤を前記排出側端部に搬送し、前記露出された
搬送筒現像剤排出口(68b)から現像剤が排出され
る。前記筒状シャッタ(72′)の外端下部に支持され
且つ前記シャッタ装着面(68a)に対向して設けられ
た清掃部材(81)は、前記シャッタ装着面(68a)
への現像剤の付着を防止する。このため、前記シャッタ
装着面(68a)の外端に現像剤が付着することがな
い。したがって、前記筒状シャッタ(72′)のスライ
ド移動が長期にわたって可能となり、前記搬送筒現像剤
排出口(68b)の開閉は長期にわたって行うことがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の現像剤
搬送装置の実施の形態1は前記第2発明において、下記
の要件(B07)を備えたことを特徴とする、(B07)マ
グネットにより構成された前記清掃部材(81)。 (実施の形態1の作用)本発明の現像剤搬送装置の実施
の形態1では、清掃部材(81)はマグネットにより構
成される。したがって、磁性を帯びたキャリアを含む現
像剤を吸着できる。
【0016】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の実施の形
態の例(すなわち、実施例)を説明するが、本発明は以
下の実施例に限定されるものではない。なお、以後の説
明の理解を容易にするために、図面において、前後方向
をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向
とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向ま
たは示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上
方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下
側とする。また、図中、「○」の中に「・」が記載され
たものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」
の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向か
う矢印を意味するものとする。
【0017】(実施例1)図1は本発明の実施例の現像
剤搬送装置を備えた現像装置を使用した画像形成装置全
体の説明図である。図2は前記図1の要部拡大説明図で
ある。図3は本発明の実施例の現像剤搬送装置を備えた
現像装置の現像容器の斜視図である。図4は前記現像容
器の現像剤排出口部分の拡大説明図で前記図2の矢印I
Vから見た図である。図5は前記現像容器の説明図で、
図5Aは図4のVA−VA線断面図、図5Bは図4のV
B−VB線断面図、図5Cは前記現像容器後端のギヤの
説明図である。図6は前記図5BのVI−VI線断面図で
ある。図1において、画像形成装置Uは、上面にプラテ
ンガラス(透明な原稿台)A1を有する画像形成装置本
体としてのデジタル式の複写機U1と、前記プラテンガ
ラスA1上に着脱自在に装着される自動原稿搬送装置U2
を備えている。前記自動原稿搬送装置U2は、複写しよ
うとする各種サイズの原稿Gi(i=1,2,…)が重
ねて載置される原稿給紙トレイTRkを有している。原
稿給紙トレイTRkに載置された原稿Giはプラテンガラ
スA1上の複写位置に搬送され、複写済みの原稿Giは原
稿排紙トレイTRhに排出されるように構成されてい
る。
【0018】前記複写機U1は、UI(ユーザインタフ
ェース)と、前記プラテンガラスA1の下方に順次配置
された画像読取部としてのIIT(イメージインプット
ターミナル)および画像記録用作動部としてのIOT
(イメージアウトプットターミナル)と、前記IITお
よびIOT間に設けられたIPS(イメージプロセッシ
ングシステム)とを有している。
【0019】前記UIは、ユーザがコピースタート等の
作動指令信号を入力操作する部分であり、表示部、コピ
ースタートボタン、コピー設定枚数入力キー等を有して
いる。前記表示部には画像形成装置Uの現在の設定状態
に関する情報の表示等が行われるようになっている。複
写機本体U1上面の透明なプラテンガラスA1の下方に
配置された前記IITは、プラテンレジ位置(OPT位
置)に配置された露光系レジセンサ(プラテンレジセン
サ)Sp、および露光光学系1を有している。この露光
光学系1によって照明された原稿Giの反射光は、前記
露光光学系1を通ってCCD(固体撮像素子)上に収束
されるように構成されている。前記CCDは、その撮像
面上に収束された原稿反射光をR(Red、赤)G(Gree
n、緑)、B(Blue、青)の3色の成分の電気信号に変
換する。
【0020】また、IPSは、前記CCDから入力され
る前記3色の電気信号をY(イエロー),M(マゼン
タ),C(シアン),K(黒)の4色の画像データに変
換し、書込用画像データ(レーザ駆動データ)としてI
OTのレーザ駆動信号出力装置14に出力する。
【0021】前記IOTのレーザ駆動信号出力装置14
は、入力された画像データに応じたレーザ駆動信号をR
OS(光書込走査装置、すなわち、潜像形成装置)に出
力する。前記ROSは、入力された前記レーザ駆動信号
で変調されたレーザビームにより、回転する像担持体1
6表面の静電潜像書込位置Q1を走査する。前記像担持
体16周囲にはその回転方向に沿って、前記潜像書込位
置Q1の上流側に帯電用チャージャ17が配置されてお
り、前記潜像書込位置Q1の下流側には順次、現像位置
Q2に現像装置Dが配置され、転写位置Q3に転写器19
が配置され、さらにその下流側にクリーナユニット20
が配置されている。なお、前記現像位置Q2および転写
位置Q3の間には、像担持体16上に形成された小さな
面積の濃度検出用トナー像(すなわち、パッチ)の濃度
を検出するトナー像濃度センサSNdが配置されている。
【0022】また、前記複写機本体U1には、下方に向
かって順次、記録シートを収容する第1給紙トレイT
1、第2給紙トレイT2、両面複写時等に使用する一時ス
トック用の中間トレイT0、第3給紙トレイT3、第4給
紙トレイT4、大量記録シートを収容する第5給紙トレ
イT5が着脱自在に収納されている。前記中間トレイT0
は両面コピー等の際に1回目のコピーが行われた記録シ
ートSを循環させて前記転写位置Q3に再送する時に使
用されるトレイである。
【0023】前記第1給紙トレイT1の右側上方位置に
は手差トレイ21が設けられている。手差トレイ21か
ら給紙用のローラR6およびR7により搬送される記録シ
ートおよび前記各給紙トレイT1〜T5から送り出される
各記録シートは、第1シート搬送路22を通って前記転
写位置Q3に搬送されるようになっている。第1シート
搬送路22を搬送される記録シートは、シートレジセン
サSNyによって検出される。前記第1シート搬送路22
の終端には、前記転写位置Q3のシート搬送方向上流側
に、搬送されて来た記録シートSを一旦停止させてか
ら、前記転写位置Q3に搬入するためのレジゲート23
およびレジロール24が配置されている。転写位置Q3
に配置された前記転写器19は、転写位置Q3を通過す
る記録シートSに像担持体16表面のトナー像を転写さ
せる。前記転写位置Q3を通過した像担持体16表面
は、表面に残留したトナーが前記クリーナユニット20
により回収された後、再び、前記帯電器17により一様
に帯電されるようになっている。
【0024】前記転写位置Q3でトナー像を転写された
記録シートSは、シート排出トレイTRに接続する第2
シート搬送路25の搬送ベルト26を通って定着位置Q
4に搬送される。定着位置Q4には加熱ロール27および
加圧ロール28から構成される一対の定着ロール27,
28を有する定着装置Fが配置されており、定着位置Q
4を通過する記録シートS上の未定着トナー像を加熱加
圧により定着するように構成されている。前記定着ロー
ル27内部には定着用ヒータ27hが内蔵されている。
なお、加熱ロール27表面温度は定着温度センサSNt
により検出されており、また、定着装置Fの直後には定
着装置排出センサSNfが配置されれている。前記第2
シート搬送路25には、前記定着位置Q4の下流側にシ
ート排出トレイTRに記録シートを排出するための排出
ローラ29が設けられている。
【0025】前記第2シート搬送路25には前記排出ロ
ーラ29の上流側に切替ゲート31が配置されている。
切替ゲート31は、前記第2シート搬送路25上の記録
シートSの搬送方向をシート循環路32または前記シー
ト排出トレイTRの方向に切り替える際に使用される。
【0026】シート循環路32は、シート反転路33お
よび前記中間トレイT0に切替ゲート34を介して接続
されている。前記切替ゲート34は、両面コピーを行う
場合にはシート循環路32の記録シートSをシート反転
路33に向かわせるようになっている。前記シート反転
路33に設けられたシート状且つ櫛の歯状のマイラーゲ
ート36は、通過する記録シートSが下方に搬送される
際には弾性変形して記録シートSの下方への移動を許
し、マイラーゲート36を通過した記録シートSがスイ
ッチバックして上方に搬送される場合には中間トレイT
0の方向に誘導するように構成されている。中間トレイ
T0に一旦収容された記録シートSは、中間トレイT0か
ら前記第1シート搬送路22により前記転写位置Q3に
再搬送されるように構成されている。
【0027】図2、図3、図5、図6において、現像領
域Q2において像担持体16に対向して配置された現像
装置Dは、負極帯電性のトナーおよび正極帯電性の磁性
キャリアから成る2成分現像剤を収容する現像容器Vを
有している。図3、図5A、図6において、現像容器V
は、現像容器本体41と、前記現像容器本体41の前端
(X側端)および後端(−X側端)に連結された前側接
続部材42および後側接続部材43とを有している。図
3において、前記現像容器本体41の前端および後端の
それぞれ上側の部分には、一対の被支持部41a,41a
が設けられており、前記現像容器Vが画像形成装置U内
部に装着された際、前記各被支持部41aが画像形成装
置UのフレームFL(後述)により支持される。
【0028】図5A、図5B、図6において、前記現像
容器Vの内側には、現像ロールR0を収容する現像ロー
ル収容部44(図5B参照)と、第1現像剤撹拌領域で
ある第1の現像剤溜まり45と、前記第1の現像剤溜ま
り45の下側の第2現像剤撹拌領域である第2の現像剤
溜まり46とが設けられている。図6において、前記第
1の現像剤溜まり45は、前記現像容器本体41内側の
第1の現像剤溜まり中央部45aと、前記前側接続部材
42上部の第1の現像剤溜まり前端部45bと、前記後
側接続部材43上部の第1の現像剤溜り後端部45cと
を有している。また、図6において、前記第2の現像剤
溜まり46は、前記現像容器本体41内側の第2の現像
剤溜まり中央部46aと、前記前側接続部材42上部の
第2の現像剤溜まり前端部46bと、前記後側接続部材
43上部の第2の現像剤溜り後端部46cとを有してい
る。図5B、図6において、前記現像容器Vの現像容器
本体41の内側には、前記現像ロール収容部44(図5
B参照)と前記第1の現像剤溜り中央部45aとが隣接
して形成されており、前記第1の現像剤溜まり中央部4
5a下方に仕切壁48(図5B参照)を隔てて前記第2
の現像剤溜まり中央部46aが形成されている。
【0029】図6において、前記第1の現像剤溜まり4
5の第1の現像剤溜り前端部45bと第2の現像剤溜ま
り46の第2の現像剤溜り前端部46bとは接続口E1で
接続されており、前記第1の現像剤溜り後端部45cと
第2の現像剤溜り後端部46cも接続口E2で接続されて
いる。したがって、前記第1の現像剤溜まり45および
第2の現像剤溜まり46は前記接続口E1,E2で連通す
るようになっている。
【0030】図5、図6において、前記第1の現像剤溜
まり45には第1搬送部材R1が配置され、前記第2の
現像剤溜まり46には第2搬送部材R2が配置されてい
る。また、前記第2搬送部材R2と現像ロールR0との間
には滞留現像剤搬送部材R3(図5B参照)が配置され
ている。前記滞留現像剤搬送部材R3は前記第2搬送部
材R2と現像ロールR0との間に滞留する現像剤を撹拌搬
送するための部材である。前記第1搬送部材R1と第2
搬送部材R2と滞留現像剤搬送部材R3とから現像剤撹拌
搬送部材(R1+R2+R3)が構成されている。図5B
において現像ロールR0は、従来公知の固定した磁石ロ
ールR0aとその外周を回転する現像スリーブR0bにより
構成されている。また、図5Bに示すように、現像ロー
ル収容部44内には前記現像ロールR0上の現像剤の層
厚を規制するための層厚規制部材49が配置されてい
る。さらに、前記前側接続部材42の上部で前端部には
現像剤補給口51(図3参照)が形成されている。
【0031】図3、図5A、図6において、前記前側接
続部材42上部には現像剤排出口52が形成されてい
る。前記現像剤排出口52は、前記現像剤補給口51か
ら補給された新しい現像剤が補給後すぐに排出される割
合を少なくするため、前記現像剤補給口51の位置より
搬送方向上流側(後端側)に形成されている。以上、前
記符号41〜52で示された要素から、本実施例1にお
ける現像容器V(41〜52)が構成されている。
【0032】図5Cにおいて、前記現像ロールR0の軸
の後端部(−X側端部)には、ギヤG0と、前記ギヤG0
と同軸のギヤG0′とが装着されている。前記ギヤG0′
には現像装置用モータ(図示せず)の回転力が伝達する
ようになっている。図5Cにおいて、前記第1および第
2搬送部材R1およびR2は、回転軸回りに装着された搬
送用スクリューにより構成されており、第1搬送部材R
1の軸の後端部(−X側端部)には、被駆動用のギヤG1
が固着されている。前記ギヤG1は従動用のギヤGaと噛
み合っており、前記ギヤGaは従動用のギヤGbと噛み合
い、前記ギヤGbは前記第2搬送部材R1の軸の後端部
(−X側端部)に固着されている被駆動用のギヤG2と
噛み合っている。また、前記第2搬送部材R2のギヤG2
と同軸のギヤG2′は、前記滞留現像剤搬送部材R3の軸
の後端部(−X側端部)に装着されたギヤG3に噛み合
っている。前記ギヤG3は従動用のギヤGcと噛み合って
おり、前記ギヤGcは前記現像ロールR0の軸の後端部
(−X側端部)に装着された前記ギヤG0に噛み合って
いる。
【0033】現像装置用モータ(図示せず)の回転力に
よりギヤG0′を介して前記ギヤG0が回転する。ギヤG
0が回転すると、ギヤGc,G3が回転し、ギヤG2′,G
2が前記ギヤG0の回転方向と逆方向に回転するようにな
っている。さらに前記ギヤG2が回転すると前記ギヤG
b,Gaを介してギヤG1が前記ギヤG2と逆方向に回転す
るよう構成されている。
【0034】そして、前記ギヤG1,G2と一体的に回転
する前記第1および第2搬送部材R1,R2により、図6
に示すように前記第1および第2の現像剤溜まり45お
よび46内で現像剤が循環するようになっている。図2
において、現像容器Vの前記現像剤補給口51の上側に
は現像剤補給筒支持部材53が配置されている。前記現
像剤補給筒支持部材53には現像剤補給筒54が接着さ
れており、前記現像剤補給筒支持部材53内部は現像剤
補給筒54の現像剤補給用開口54a(図2参照)と連
通する。図2において、現像剤補給筒54内には回転軸
56aおよびその周囲に固着された羽根56bを有する補
給用現像剤搬送部材56が回転可能に配置されている。
前記回転軸56aの一端にはギヤG4(図2参照)が固定
されており、前記回転軸56aはギヤG4と噛み合う図示
しない現像装置用モータにより回転駆動されるようにな
っている。
【0035】図2において、現像容器Vの上方には現像
剤供給ケース57が配置されている。前記現像剤供給ケ
ース57は、トナー濃度の高い2成分現像剤(以下、
「高濃度現像剤」という)が貯蔵された現像剤貯蔵容器
58およびその下方に設けた現像剤撹拌容器59を有し
ている。現像剤貯蔵容器58から現像剤撹拌容器59に
供給された2成分現像剤(高濃度現像剤)は、現像剤撹
拌容器59内で前記現像剤補給筒54の前記補給用現像
剤搬送部材56の回転と同期して循環しながら撹拌され
て補給筒接続口59aから前記現像剤補給筒54に供給
される。前記符号53〜59,G4で示された構成要素
から現像剤補給装置(53〜59+G4)が構成され
る。
【0036】前記現像剤貯蔵容器54から現像剤補給筒
54内に供給された高濃度現像剤は回転駆動する前記補
給用現像剤搬送部材56によって搬送され、現像剤補給
口51から現像容器Vの第2の現像剤溜まり前端部46
b内に補給されるようになっている。この高濃度現像剤
の補給は、通常の使用時にはトナー像濃度Taを検知す
るトナー像濃度センサSNdの値により行われている。
【0037】図5A、図3において、現像容器Vの前記
現像剤排出口52(図5A、図3参照)の外側には排出
用現像剤搬送筒接続部61が配置されている。前記排出
用現像剤搬送筒接続部61には排出用現像剤搬送筒(現
像剤搬送筒)62の前端部(X側の端)が接続されてお
り、現像容器V内の現像剤は前記現像剤排出口52、排
出用現像剤搬送筒接続部61を経て排出用現像剤搬送筒
62内に排出される。前記排出用現像剤搬送筒62内部
には、回転軸64aおよび回転軸64aの外周部に固着さ
れた搬送用の羽根64bを有する排出用現像剤搬送部材
(現像剤搬送部材)64が配置されている。
【0038】前記排出用現像剤搬送部材64の回転軸6
4aの前端部は前記排出用現像剤搬送筒62の前端を貫
通して前方に延びており、回転可能に支持されている。
回転軸64aの後端部も回転可能に支持されている(後
述)。前記回転軸64aの前端にはギヤG5(図3参照)
が装着されている。図3、図5Cにおいて、前記図示し
ない現像装置用モータの回転力により駆動される前記ギ
ヤGaは、前記現像容器本体41の後端のギヤGdに噛合
っており、前記ギヤGdはギヤGeと噛合っている。前記
ギヤGeと同軸で前記現像容器本体41の前端のギヤGf
は、ギヤGgと噛合っており、前記ギヤGgは、前記排出
用現像剤搬送部材64の回転軸64aの前端のギヤG5と
噛合っている。したがって、前記ギヤGaが回転すると
前記ギヤGd,Ge,Gf,Gg,G5が回転して前記排出
用現像剤搬送部材64が回転するように構成されてい
る。前記排出用現像剤搬送部材64の回転により前記排
出用現像剤搬送筒62内の現像剤は排出側端部である後
端部へ搬送される。
【0039】図7は実施例1の現像剤搬送装置の排出用
現像剤搬送筒(現像剤搬送筒)の排出側端部の説明図
で、図7Aは部分上面図、図7Bは前記図7Aの矢印V
IIBからみた図、図7Cは前記図7BのVIIC−VIIC
線断面図である。図8は前記排出用現像剤搬送筒の排出
側端部が画像形成装置のフレームの筒状シャッタ嵌合孔
に挿入される状態の説明図で、図8Aは前記排出用現像
剤搬送筒の排出側端部が前記筒状シャッタ嵌合孔に挿入
される前の状態を示す図、図8Bは前記排出用現像剤搬
送筒の排出側端部が前記筒状シャッタ嵌合孔に挿入され
た状態を示す図である。図9は前記排出用現像剤搬送筒
の排出側端部が前記筒状シャッタ嵌合孔に挿入される
際、前記排出用現像剤搬送筒の搬送筒現像剤排出口と筒
状シャッタのシャッタ現像剤排出口との位置関係の説明
図で、図9Aは前記排出側端部が前記筒状シャッタ嵌合
孔に挿入されている状態を示す断面図、図9Bは前記排
出側端部が前記筒状シャッタ嵌合孔に挿入された状態を
示す断面図である。
【0040】図7において、前記排出用現像剤搬送筒6
2の後端部には大径部66、バネ装着部67、およびシ
ャッタ装着部68が設けられている。図7において、前
記シャッタ装着部68の先端部(後端部)の外周面はシ
ャッタ装着面68aとして形成されている。前記シャッ
タ装着部68の下側の部分には搬送筒現像剤排出口68
bが形成され、外周部分に弾性突起68cが形成されてい
る。
【0041】前記バネ装着部67の外周には圧縮バネ7
1が装着され、前記シャッタ装着部68には前端フラン
ジ(係合部材)72aを有する筒状のシャッタ72がス
ライド可能に装着されている。前記筒状シャッタ72の
前端フランジ72aは前記圧縮バネ71により常時後方
に付勢されている。また、前記筒状シャッタ72の下側
の部分にはシャッタ現像剤排出口72bが形成されてお
り、前記筒状シャッタ72の後端は閉塞されている。な
お、図7Cに示すように前記筒状シャッタ72が後端
(シャッタ装着部68の外端)に移動したとき、筒状シ
ャッタ72の内周面の前端部が小径になっており、その
小径部が前記弾性突起68cに係止されるように構成さ
れている。そして、前記筒状シャッタ72は、図7Cで
示す後端位置すなわち、図8A、図9Aに示す位置に保
持されるようになっている。この状態では、図7C、図
9Aに示すように前記搬送筒現像剤排出口68bは前記
筒状シャッタ72により閉塞されている。
【0042】また、前記筒状シャッタ72が前記図8
B、図9Bで示された前端位置にあるときには、前記シ
ャッタ現像剤排出口72bと前記搬送筒現像剤排出口6
8bとが重なり合い、前記排出用現像剤搬送筒62内側
が外部と連通する。図7Cにおいて、前記排出用現像剤
搬送筒62のシャッタ装着部68の後端には回転軸装着
部材73が装着されている。回転軸装着部材73の内側
面には回転軸支持穴73aが形成されており、前記回転
軸支持穴73aは前記排出用現像剤搬送部材64の回転
軸64aの後端部(図示せず)を支持する。
【0043】図8において、前記画像形成装置U内部の
前後両側のフレームFL,FL(後側のフレームのみ図
示)には前記現像容器Vの被支持部41a(図3参照)
を支持するための支持孔76,76が形成されており、
前記後側フレームFLの後面(−X側の面)には、回収
現像剤搬送用の中継ボックスBxが固定されている。前
記後側フレームFLには、筒状シャッタ嵌合孔77が形
成されており、前記筒状シャッタ嵌合孔77は、前記現
像容器Vに支持された排出用現像剤搬送筒62が前記後
側フレームFの前方から挿入される際、前記筒状シャッ
タ72の前記前端フランジ72a以外の部分が貫通可能
なようになっている。前記筒状シャッタ嵌合孔77を貫
通した筒状シャッタ72の前記前端フランジ72a以外
の部分は、前記中継ボックBxの内部に配置されるよう
になっている。前記中継ボックスBxの側面下部には、
排出現像剤搬送孔78が設けてあり、前記排出現像剤搬
送孔78から図示しない排出現像剤回収タンクに搬送さ
れるようになっている。前記符号61〜73,G5,Ga
〜Ggで示された要素から現像剤搬送装置(61〜73
+G5+Ga〜Gg)が構成される。
【0044】(実施例1の作用)図8Aにおいて、前記
現像容器Vが画像形成装置本体から取外されている状態
では、現像容器Vに支持された前記排出用現像剤搬送筒
62後端部の筒状シャッタ72は、圧縮バネ71により
後端位置(図7A、図8Aに示す位置)に保持されてい
る。この状態では図7Cに示すように、排出用現像剤搬
送筒62後端のシャッタ装着部68に形成された搬送筒
現像剤排出口68bは筒状シャッタ72のシャッタ現像
剤排出口72bより前端側の位置にあって互いにずれて
おり、前記筒状シャッタ72により閉塞された状態であ
る。この状態では前記シャッタ装着部68内部の現像剤
が前記搬送筒現像剤排出口68bから排出されることは
ない。
【0045】前記筒状シャッタ72が図7A、図8Aに
示す状態で、前記現像容器Vを画像形成装置Uの前側か
ら画像形成装置U本体の内部に装着すると、図8B、図
9Bに示すように、前記筒状シャッタ72の前端フラン
ジ72aが前記筒状シャッタ嵌合孔77に係合して後方
(−X方向)へ移動しなくなるが、前記排出用現像剤搬
送筒62のシャッタ装着部68(図7参照)が後方にス
ライド移動して、図9Bの状態となる。このとき、前記
搬送筒現像剤排出口68bと前記シャッタ現像剤排出口
72bとが重なり合って、前記排出用現像剤搬送筒62
内のトナーの排出が可能となる。前記搬送筒現像剤排出
口68bおよび前記シャッタ現像剤排出口72bから中継
ボックスBx内に排出された現像剤は図示しない排出現
像剤回収タンクに搬送される。
【0046】前記排出用現像剤搬送筒62のシャッタ装
着面68aの外端は前記筒状シャッタ72に被覆されて
いる。このため、前記搬送筒現像剤排出口68bが形成
されている排出用現像剤搬送筒62の排出側端部(シャ
ッタ装着部68の外端)が前記排出された現像剤により
汚れている中継ボックスBx内に挿入されても前記シャ
ッタ装着面68aには前記排出された現像剤が付着しな
い。したがって、前記筒状シャッタ72は、長期にわた
って前記シャッタ装着面68aをスライド可能となり、
前記搬送筒現像剤排出口68bが長期にわたって開閉で
きる。
【0047】(実施例2)図10は実施例2の現像剤搬
送装置が有する排出用現像剤搬送筒の排出側端部の説明
図で、図10Aは部分側面図、図10Bは前記排出用現
像剤の排出側端部が前記排出側端部が前記筒状シャッタ
嵌合孔に挿入されている状態を示す断面図、図10Cは
前記排出側端部が前記筒状シャッタ嵌合孔に挿入された
状態を示す断面図である。この実施例2は、下記の点で
前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例
1と同様に構成されている。なお、この実施例2の説明
において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素
には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
実施例2の筒状シャッタ72′は、図10Aの2点鎖線
および図10Cで示す前端位置にあるとき、前記筒状シ
ャッタ72′に被覆された前記シャッタ装着部68が前
記筒状シャッタ72′より後側に移動して、前記筒状シ
ャッタ72′の後端に形成された開口から突出する。こ
のとき、前記シャッタ装着部68の搬送筒現像剤排出口
68bが前記筒状シャッタ72′から露出するようにな
っている。この状態では、前記排出用現像剤搬送筒62
内の現像剤が前記現像剤排出口69から排出可能とな
る。
【0048】また、前記筒状シャッタ72′は、常時押
圧ばね71により後方へ付勢されており、図10Aの実
線および図10Bで示す後端位置では前記搬送筒現像剤
排出口68bは前記筒状シャッタ72により閉塞されて
いる。図10において、前記筒状シャッタ72′の後端
部の外周面で下側部分にはマグネット81が接着されて
いる。
【0049】図10B、図10Cにおいて、前記現像容
器Vを画像形成装置Uの前側から画像形成装置U本体の
内部に装着すると、前記排出用現像剤搬送筒62の後端
部が前記後側フレームFLの筒状シャッタ嵌合孔77に
挿入される。このとき、図10Cに示すように前記シャ
ッタ装着面68の搬送筒現像剤排出口68bが露出し、
前記排出用現像剤搬送筒62内の現像剤が中継ボックス
Bx内に排出可能となる。前記現像容器Vを画像形成装
置Uから取り出すとき、前記押圧バネ71により前記筒
状シャッタ72′が後端位置に移動して前記シャッタ装
着面68の搬送筒現像剤排出口68bが閉塞される。前
記シャッタ装着面68に付着した現像剤は、前記マグネ
ット81により吸着されて前記シャッタ装着面68aか
ら除去される。したがって、この実施例2も前記シャッ
タ装着面68aの外端に現像剤が付着しないので、前記
筒状シャッタ72′は、長期にわたって前記シャッタ装
着面68aをスライド可能となる。
【0050】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。 (H01)前記各実施例では、現像剤搬送装置を現像容器
V内から排出された現像剤を搬送する装置として使用し
た場合を例示したが、前記現像剤搬送装置は像担持体や
中間転写体表面に付着したトナーをクリーナにより回収
して、前記回収したトナーを排出トナー収容タンクに搬
送する場合等にも使用可能である。 (H02)前記実施例1において、筒状シャッタ72の外
端を開口させることも可能である。 (H03)前記各実施例において、筒状シャッタ72,7
2′の前端フランジ72a,72a′は、前記筒状シャッ
タ72,72′と別体に構成することも可能である。
【0051】
【発明の効果】前述の本発明の現像剤搬送装置は、下記
の効果を奏することができる。 (E01)現像剤搬送筒の排出側端部の外周面に形成され
たシャッタ装着面にスライド可能に装着された筒状シャ
ッタを長期にわたってスライドさせることができる。お
よび、前記現像剤排出口の開閉は長期にわたって行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施例の現像剤搬送装置を備
えた現像装置を使用した画像形成装置全体の説明図であ
る。
【図2】 図2は前記図1の要部拡大説明図である。
【図3】 図3は本発明の実施例の現像剤搬送装置を備
えた現像装置の現像容器の斜視図である。
【図4】 図4は前記現像容器の現像剤排出口部分の拡
大説明図で前記図2の矢印IVから見た図である。
【図5】 図5は前記現像容器の説明図で、図5Aは図
4のVA−VA線断面図、図5Bは図4のVB−VB線
断面図、図5Cは前記現像容器後端のギヤの説明図であ
る。
【図6】 図6は前記図5BのVI−VI線断面図であ
る。
【図7】 図7は実施例1の現像剤搬送装置の排出用現
像剤搬送筒(現像剤搬送筒)の排出側端部の説明図で、
図7Aは部分上面図、図7Bは前記図7Aの矢印VIIB
からみた図、図7Cは前記図7BのVIIC−VIIC線断
面図である。
【図8】 図8は前記排出用現像剤搬送筒の排出側端部
が画像形成装置のフレームの筒状シャッタ嵌合孔に挿入
される状態の説明図で、図8Aは前記排出用現像剤搬送
筒の排出側端部が前記筒状シャッタ嵌合孔に挿入される
前の状態を示す図、図8Bは前記排出用現像剤搬送筒の
排出側端部が前記筒状シャッタ嵌合孔に挿入された状態
を示す図である。
【図9】 図9は前記排出用現像剤搬送筒の排出側端部
が前記筒状シャッタ嵌合孔に挿入される際、前記排出用
現像剤搬送筒の搬送筒現像剤排出口と筒状シャッタのシ
ャッタ現像剤排出口との位置関係の説明図で、図9Aは
前記排出側端部が前記筒状シャッタ嵌合孔に挿入されて
いる状態を示す断面図、図9Bは前記排出側端部が前記
筒状シャッタ嵌合孔に挿入された状態を示す断面図であ
る。
【図10】 図10は実施例2の現像剤搬送装置が有す
る排出用現像剤搬送筒の排出側端部の説明図で、図10
Aは部分側面図、図10Bは前記排出用現像剤の排出側
端部が前記排出側端部が前記筒状シャッタ嵌合孔に挿入
されている状態を示す断面図、図10Cは前記排出側端
部が前記筒状シャッタ嵌合孔に挿入された状態を示す断
面図である。
【符号の説明】
FL…フレーム、U…画像形成装置 62…現像剤搬送筒、64…現像剤搬送部材、68a…
シャッタ装着面、68b…搬送筒現像剤排出口、71…
押圧バネ、72,72′…筒状シャッタ、72a,72
a′…係合部材、72b…シャッタ現像剤排出口、77…
筒状シャッタ嵌合孔、81…清掃部材。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件(A01)〜(A06)を備えた
    ことを特徴とする現像剤搬送装置、(A01)画像形成装
    置本体のフレームに形成された筒状シャッタ嵌合孔、
    (A02)排出側端部の外側面にシャッタ装着面が形成さ
    れ前記シャッタ装着面の外端下部下面に搬送筒現像剤排
    出口が形成された現像剤搬送筒、(A03)前記現像剤搬
    送筒内部に配置されて現像剤搬送筒内部の現像剤を前記
    排出側端部に搬送する現像剤搬送部材、(A04)前記シ
    ャッタ装着面にスライド可能に且つ前記搬送筒現像剤排
    出口を被覆する状態で嵌合するとともに、外端部外周面
    が前記筒状シャッタ嵌合孔を貫通可能に構成され且つ内
    端部に貫通不可能な係合部材が設けられた筒状シャッタ
    であって、前記シャッタ装着面を内端側にスライドした
    とき前記現像剤排出口と重なるシャッタ現像剤排出口を
    有し、且つ前記シャッタ装着面の外端を被覆する前記筒
    状シャッタ、(A05)前記シャッタ現像剤排出口が前記
    搬送筒現像剤排出口の外端側にずれた位置となるように
    前記筒状シャッタを前記排出側端部の外端側に常時押圧
    する押圧バネ、(A06)前記シャッタ現像剤排出口が前
    記搬送筒現像剤排出口に対して重なる位置と外端側にず
    れた位置との間でスライド可能な前記筒状シャッタ。
  2. 【請求項2】 下記の要件(B01)〜(B06)を備えた
    ことを特徴とする現像剤搬送装置、(B01)画像形成装
    置本体のフレームに形成された筒状シャッタ嵌合孔、
    (B02)排出側端部の外側面にシャッタ装着面が形成さ
    れ前記シャッタ装着面の外端下部下面に搬送筒現像剤排
    出口が形成された現像剤搬送筒、(B03)前記現像剤搬
    送筒内部に配置されて現像剤搬送筒内部の現像剤を前記
    排出側端部に搬送する現像剤搬送部材、(B04)前記シ
    ャッタ装着面にスライド可能に且つ前記搬送筒現像剤排
    出口を被覆する状態で嵌合するとともに、外端部外周面
    が前記筒状シャッタ嵌合孔を貫通可能に構成され且つ内
    端部に貫通不可能な係合部材が設けられた筒状シャッタ
    であって、前記シャッタ装着面を内端側にスライドした
    とき外端が前記搬送筒現像剤排出口よりも内端側に移動
    して前記搬送筒現像剤排出口を露出させる前記筒状シャ
    ッタ、(B05)前記筒状シャッタ内周面が前記搬送筒現
    像剤排出口を被覆する位置となるように前記筒状シャッ
    タを前記排出側端部の外端側に常時押圧する押圧バネ、
    (B06)前記筒状シャッタの外端下部に支持され且つ前
    記シャッタ装着面に対向して設けられ、前記シャッタ装
    着面への現像剤の付着を防止する清掃部材。
  3. 【請求項3】 下記の要件(B07)を備えたことを特徴
    とする請求項1記載の現像剤搬送装置、(B07)マグネ
    ットにより構成された前記清掃部材。
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