JP4367139B2 - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
前記タンデム型の画像形成装置において、現像装置には、トナー補給装置によりトナーが補給される。前記補給されたトナーは、静電気等により凝集している場合があるので、現像装置には、補給されたトナーを撹拌しながら循環させるトナー循環室が設けられている。特に、トナーとキャリアからなる2成分現像剤を使用する場合は、撹拌循環時にトナーとキャリアとを擦り合わせて、トナーの摩擦帯電も行っている。
図9において、縦循環型現像装置01において、下方に配置された第1撹拌室の第1搬送方向下流端部02と、上方に配置された第2撹拌室の第2搬送方向上端部03との間の仕切壁には、連通口04が形成されている。
前記縦型循環現像装置01では、第1撹拌部材(オーガ)06により上流側から順次トナーが搬送され、下流端部02に蓄積される。そして、上流からトナーが順次搬送・蓄積されて、下流端部02に蓄積されたトナーの水準面が上昇し、第2撹拌室03の底面よりも高くすることにより、連通口04を介して第1撹拌室02のトナーを第2撹拌室03に移動させている。そして、第2撹拌室03を第2撹拌部材(オーガ)07により撹拌搬送されたトナーが現像ロール08表面に付着して現像に使用される。
また、トナーが蓄積された部分では、トナーが力を受けて密集しているので、撹拌部材06(オーガやアジテータ)の回転抵抗が大きくなり、撹拌部材06を駆動するモータに作用する負荷が大きくなる(高トルク化につながる)という問題がある。そして、抵抗や負荷が大きくなると、撹拌部材06やモータが損傷しやすくなり、現像装置01の寿命が短くなるという問題もある。
(O01)トナーを下方から上方に搬送する部分において、トナーの密集を低減し、トナーに作用する力を低減すること。
(O02)蓄積したトナーによる回転抵抗の増大を抑えること。
(O03)トナーに作用する力及び回転抵抗のムラを低減すること。
次に、前記課題を解決した本発明を説明するが、本発明の要素には、後述の実施の形態の具体例(実施例)の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。また、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
前記技術的課題を解決するために、第1発明の現像装置は、下記の構成要件(A01)〜(A06)を備えたことを特徴とする。
(A01)静電潜像がトナー像に現像される現像領域(Q2)にトナーを搬送する現像ロール(R0)、
(A02)前記現像ロール(R0)を収容する現像ロール収容部(V1)と、前記現像ロール収容部(V1)の斜め下方に配置された第1撹拌室(V2)と、前記現像ロール収容部(V1)に隣接し且つ前記第1撹拌室(V2)の上方に配置された第2撹拌室(V3)と、を有する現像容器(V)、
(A03)前記第1撹拌室(V2)に収容され、前記第1撹拌室(V2)内のトナーを所定の第1搬送方向に撹拌しながら搬送する第1撹拌部材(R1)と、
前記第2撹拌室(V3)に収容され、前記第1搬送方向とは逆方向の第2搬送方向に前記第2撹拌室(V3)内のトナーを撹拌しながら搬送する第2撹拌部材(R2)と、
を有する循環搬送部材(R1+R2)、
(A04)前記現像ロール(R0)の軸方向の長さに対応して、前記第1撹拌室(V2)と前記第2撹拌室(V3)との間を仕切る仕切壁(4)、
(A05)前記第1撹拌室(V2)の第1搬送方向下流端部から前記第2撹拌室(V3)の第2搬送方向上流端部にトナーを搬送するために、前記仕切壁(4)より前記第1搬送方向下流側に形成され、前記第1撹拌室(V2)の第1搬送方向下流端部と前記第2撹拌室(V3)の第2搬送方向上流端部とを連通する連通口(4b)、
(A06)前記仕切壁(4)の第1搬送方向下流端部に、部分的に形成され且つ前記連通口(4b)に連結するように形成され、前記第1撹拌室(V2)と前記第2撹拌室(V3)とを連通させる開口(4c)。
前記構成要件(A01)〜(A06)を備えた第1発明の現像装置では、現像容器(V)は、前記現像ロール(R0)を収容する現像ロール収容部(V1)に隣接し且つ前記第1撹拌室(V2)の上方に配置された第2撹拌室(V3)を有している。前記第1撹拌室(V2)と第2撹拌室(V3)との間は、前記現像ロール(R0)の軸方向の長さに対応する仕切壁(4)により仕切られている。循環搬送部材(R1+R2)の第1撹拌部材(R1)は、前記第1撹拌室(V2)に収容され、前記第1撹拌室(V2)内のトナーを所定の第1搬送方向に撹拌しながら搬送する。第2撹拌部材(R2)は、前記第2撹拌室(V3)に収容され、前記第1搬送方向とは逆方向の第2搬送方向に前記第2撹拌室(V3)内のトナーを撹拌しながら搬送する。
また、第1発明の形態1の現像装置は、前記第1発明の現像装置において、下記の構成要件(A07),(A08)を備えたことを特徴とする。
(A07)前記開口(4c)の第1搬送方向上流端が前記現像ロール(R0)の第1搬送方向下流端よりも前記第1搬送方向上流側に形成された前記開口(4c)、
(A08)前記第1撹拌部材(R1)の回転軸(R1c)に対して前記現像ロール(R0)から離隔した側に形成された前記開口(4c)。
前記構成要件(A07),(A08)を備えた第1発明の形態1の現像装置では、前記開口(4c)の第1搬送方向上流端が前記現像ロール(R0)の第1搬送方向下流端よりも前記第1搬送方向上流側に形成されている。そして、前記開口(4c)は、前記第1撹拌部材(R1)の回転軸(R1c)に対して前記現像ロール(R0)から離隔した側に形成されている。したがって、開口(4c)を通じて第2撹拌室(V3)から第1撹拌室(V2)にトナーが落下する場合でも、開口(4c)が現像ロール(R0)から離隔した位置に形成されているので、現像ロール(R0)近傍のトナー量が減少して画像形成不良が発生することを防止できる。
また、第1発明の形態2の現像装置は、前記第1発明または第1発明の形態1の現像装置において、下記の構成要件(A09)を備えたことを特徴とする。
(A09)前記第1搬送方向下流側の幅が前記第1搬送方向上流側の幅よりも幅広く形成された前記開口(4c)。
(第1発明の形態2の作用)
前記構成要件(A09)を備えた第1発明の形態2の現像装置では、開口(4c)は、前記第1搬送方向下流側が前記第1搬送方向上流側よりも幅広く形成されているので、連通口(4b)に近い第1搬送方向下流側においてトナーをより多く第2撹拌室(V3)に搬送することができる。また、連通口(4b)から遠い第1搬送方向上流側の開口(4c)の幅が狭いので、第2撹拌室(V3)を第2搬送方向に搬送されているトナーが、第2搬送方向下流側で第2撹拌室(V3)から第1撹拌室(V2)に落下する(逆流する)トナーの量を少なくすることができる。
また、第1発明の形態3の現像装置は、前記第1発明及び第1発明の形態1、2のいずれかの現像装置において、下記の構成要件(A010)を備えたことを特徴とする。
(A010)前記第1搬送方向下流端部に配置され、前記第1撹拌室(V2)の第1搬送方向下流端部のトナーを上方の前記第2撹拌室(V3)の第2搬送方向上流端部に搬送するトナー押上部材(R1b′)を有する前記第1撹拌部材(R1)。
前記構成要件(A010)を備えた第1発明の形態3の現像装置では、第1撹拌部材(R1)のトナー押上部材(R1b′)は、前記第1搬送方向下流端部に配置され、前記第1撹拌室(V2)の第1搬送方向下流端部のトナーを上方の前記第2撹拌室(V3)の第2搬送方向上流端部に搬送する。したがって、トナー押上部材(R1b′)により第2撹拌室(V3)に搬送するので、トナー押上部材(R1b′)を使用せず、第1撹拌室(V2)の第1搬送方向下流端部に蓄積されたトナーの水準面を上昇させる従来技術と比較して、トナーを効率的に押し上げることができる。この結果、第1撹拌室(V2)の第1搬送方向下流端部のトナーの密集を低減でき、トナーに作用する力や回転抵抗を低減できる。
前記技術的課題を解決するために第2発明の画像形成装置は、前記第1発明及び第1発明の形態1〜3のいずれかの現像装置(Gy〜Gk)を備えたことを特徴とする。
(第2発明の作用)
第2発明の画像形成装置は、第1発明及び第1発明の形態1〜3のいずれかの現像装置(Gy〜Gk)を備えているので、開口(4c)を通じて連通口(4b)よりも上流側でもトナーを搬送できる。したがって、第1搬送方向下流端部までトナーを搬送し、連通口(4b)のみでトナーを第2撹拌室(V3)に搬送する従来の場合と比較して、第1撹拌室(V2)の第1搬送方向下流端部でのトナーの密集を低減できる。この結果、トナーに作用する力(圧力)を低減でき、トナーの凝集が低減され、画質の低下を防止できる。また、トナーの密集が低減されるので、第1撹拌部材(R1)の回転抵抗が低減される。したがって、第1撹拌部材(R1)に作用する負荷や、第1撹拌部材(R1)を駆動する駆動装置(モータ等)に対する負荷の増大を抑えることができ、第1撹拌部材(R1)や駆動装置の損傷を低減でき、長寿命化することができる。
(E01)トナーを下方から上方に搬送する部分において、トナーの密集を低減し、トナーに作用する力を低減することができる。
(E02)蓄積したトナーによる回転抵抗の増大を抑えることができる。
(E03)トナーに作用する力及び回転抵抗のムラを低減することができる。
(E04)トナーの凝集を防止し、画質の低下を防止できる。
(E05)循環搬送部材にかかる負荷を低減でき、損傷を防止し、長寿命化することができる。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
図1において、実施例1の画像形成装置(デジタル複写機)Uは、プリンタ(画像形成装置本体)U1、イメージスキャナU2、自動原稿搬送装置U3を有している。
前記自動原稿搬送装置U3は、イメージスキャナU2上面のプラテンガラスPG上に支持されている。
前記自動原稿搬送装置U3は、その後端部(図1の紙面の背面側部分)に設けた左右方向に延びるヒンジ軸(図示せず)により前記プラテンガラスPG上面に対して回動可能であり、原稿Giを作業者が手でプラテンガラスPG上に置く場合に上方に回動される。
前記透明なプラテンガラスPGの下方には原稿画像を読み取るための露光光学系Aが配置されている。
前記自動原稿搬送装置U3でプラテンガラスPG上面に搬送されて前記複写位置を通過する原稿または手動でプラテンガラスPG上に置かれた原稿(図示せず)からの反射光は、前記露光光学系Aを介して、CCD(固体撮像素子)で電気信号に変換される。
レーザ駆動回路DLは、入力された画像データに応じてレーザ駆動信号をROS(潜像形成装置)のレーザダイオード(図示せず)に出力する。なお、前記UI(ユーザインタフェース)、IPSおよびレーザ駆動回路DLと、後述の現像ロールR0、1次転写ロールTy,Tm,Tc,Tk、2次転写ロール(シート転写部材)T2b等にバイアス電圧を印加する電源回路E等の動作はコントローラCにより制御される。
前記スライドフレームF1を前後移動させる構成およびベルトモジュールBMを昇降させる構成は、従来公知(例えば、特開平8−171248号公報参照)であり、従来公知の種々の構成を採用することが可能である。
前記4個の1次転写ロールTy,Tm,Tc,Tkおよび中間転写ベルトBを含むベルトモジュールBMと、2次転写器T2等により、トナー像形成装置(UY,UM,UC,UK)の像担持体Py〜Pk表面に形成されたトナー像を記録シートSに転写する転写装置(BM+T2)が構成されている。
前記2次転写領域Q4を記録シートSが通過する際、2次転写ロールT2bに前記2次転写電圧が印加されるので、前記中間転写ベルトBに重ねて1次転写されたカラートナー像は、前記2次転写領域Q4において一括して記録シートSに2次転写される。
2次転写後の中間転写ベルトBはベルトクリーナCLbにより残留トナーが除去される。
前記符号SH1,SH2,SH3で示された要素によりシート搬送路(SH1〜SH3)が構成されている。また、前記符号Rp,Rs,Ra,Rr,HB等で示された要素によりシート搬送部材(Rp,Rs,Ra,Rr,HB)が構成されている。
図2は実施例1の現像装置の斜視図である。
図3は実施例1の現像装置の現像剤補給口部分の拡大説明図で前記図2の矢印III方向から見た部分断面図である。
図4は実施例1の現像装置の後端部の説明図であり、前記図2の矢印IV方向からみた部分断面図である。
図5は実施例1の現像装置の後端部の説明図であり、図4のV−V線断面図である。
図6は実施例1の現像装置の説明図であり、図6Aは図3のVIA−VIA線断面図、図6Bは図3のVIB−VIB線断面図である。
図7は実施例1の現像装置の説明図であり、図7Aは図4のVIIA−VIIA線断面図であり、図7Bは図4のVIIB−VIIB線断面図、図7Cは現像装置の回転力伝達ギヤの説明図である。
図2〜図7において、現像領域Q2(図6B、図7B参照)において像担持体Pyに対向して配置された現像装置Gyは、負極帯電性のトナーおよび正極帯電性の磁性キャリアから成る2成分現像剤を収容する現像容器Vを有している。
図2において、前記現像容器本体1の前端および後端のそれぞれ上側の部分には、一対の被支持部1a,1aが設けられており、前記現像容器Vが画像形成装置U内部に装着された際、前記各被支持部1aが画像形成装置Uのフレーム(図示せず)により支持される。
図3〜図7において、前記第1撹拌室V2と第2撹拌室V3との間は、仕切壁4により仕切られている。図3において、前記仕切壁4の前端部には、第1撹拌室V2と第2撹拌室V3とを上下に連通させる前側連通口(連通路)4aが形成されている。図5、図7Aにおいて、前記仕切壁4の後端部(−X端部)には、第1撹拌室V2と第2撹拌室V3とを上下に連通させる後側連通口(連通路)4bが形成されている。
前記第1撹拌部材R1及び第2撹拌部材R2によって循環搬送部材(R1+R2)が構成されている。
また、図2、図3、図6Aにおいて、前記前側上部接続部材2a側面には現像剤排出口7が形成されている。前記現像剤排出口7は、前記現像剤補給口6から補給された新しい現像剤が補給後すぐに排出される割合を少なくするため、前記現像剤補給口6の位置より第2搬送方向上流側(後端側)に形成されている。
図6Bにおいて、現像容器V内には前記現像ロールR0上の現像剤の層厚を規制するための層厚規制部材8が配置されている。
前記現像ロール収容部V1、撹拌室V2,V3及び符号1〜8で示された要素等から、実施例1の現像容器Vが構成されている。
前記排出用現像剤搬送筒接続部21には排出用現像剤搬送筒22の前端部(X端部)が接続されており、前記排出用現像剤搬送筒22の後端部(−X端部)には排出現像剤回収タンク23(図2、図7B参照)が接続されている。前記排出用現像剤搬送筒22の内部は現像剤排出路22aを形成している。
図2において、前記排出用現像剤搬送筒22内部には、排出用現像剤搬送部材R5が配置されている。
この現像剤の排出は、容器内トナー濃度センサ(図示せず)の検出値により行われている。
前記現像容器V、現像ロールR0、撹拌部材R1〜R5及び符号21〜23で示された要素等により実施例1のY色用の現像装置Gyが構成されている。
前記構成を備えた実施例1の現像装置Gy〜Gkを備えた画像形成装置Uでは、現像剤補給口6から補給された2成分現像剤(トナー及びキャリア)は、前側連通口4aを通じて、第1撹拌室V2に搬送される。第1撹拌室V2の現像剤は、第1撹拌部材R1により撹拌されながら、前方から後方(第1搬送方向)に搬送される。第1撹拌室V2の後端部、即ち第1搬送方向下流端部に搬送された現像剤は、逆搬送オーガR1bにより第1搬送方向とは逆方向の力を受ける。この結果、第1撹拌室V2の後端部の現像剤は前後から力を受けて上方に押し上げられ、後側連通口4bやその上流側のスリット4cを通じて上方の第2撹拌室V3に移動する。そして、第2撹拌部材R2により後方から前方(第2搬送方向)に搬送される。
また、スリット4cは、後端側(第1搬送方向下流側)の幅が前端側(第1搬送方向上流側)の幅よりも広く形成されている。したがって、後側連通口4bから離れるに連れて、即ち、現像ロールR0の内側(前方)にいくに連れてスリット4cの幅が狭くなるので、第2撹拌室V3を第2搬送方向に搬送されている現像剤が第2搬送方向下流側に行くに連れて(現像ロールR0の内側にいくに連れて)、第2撹拌室V3から第1撹拌室V2に落下する現像剤の量を少なくできる。
なお、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
また、第2撹拌部材R2の後端部(第2搬送方向上流端部)には、実施例1のオーガR2aのピッチ(オーガR2aが1回転した時のトナーの搬送距離)よりもピッチの大きな大ピッチオーガR2a1(高速搬送部材)が配置されている。
前記構成を備えた実施例2の現像装置Gy〜Gkを備えた画像形成装置Uでは、第1撹拌室V2の後端部(第1搬送方向下流端部)にパドルR1b′が配置されているので、後端部の現像剤は第1搬送方向に搬送されず、パドルR1b′により上方に掻き上げられる。したがって、逆搬送オーガR1bにより前後から力を作用させて上方に現像剤を搬送する実施例1の場合と比較して、現像剤に作用する力を低減できる。また、トナーを掻き上げるので、実施例1の場合と比較して効率的に現像剤を上方に搬送できる。
その他、実施例2の現像装置Gy〜Gkを備えた画像形成装置Uは、実施例1の画像形成装置Uと同様の作用効果を奏する。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H07)を下記に例示する。
(H01)前記各実施例において、画像形成装置は、フルカラーの画像形成装置に限定されず、モノクロの画像形成装置に適用可能である。また、複写機以外の画像形成装置、即ち、FAXやプリンタ、複合機等にも使用可能である。
(H05)前記各実施例において、現像装置で使用される現像剤は、2成分現像剤に限定されず、トナーのみで構成された1成分現像剤も使用可能である。
(H07)前記各実施例において、第1撹拌部材R1の回転軸R1cに対して垂直な断面(図7A等参照)において、第1撹拌室V2後端部の断面積(トナー流路断面積)を狭くすることにより、第1撹拌室V2から第2撹拌室V3への現像剤の上昇効率を高めることも可能である。
4b…連通口、
4c…開口、
Q2…現像領域、
R0…現像ロール、
R1…第1撹拌部材、
R1+R2…循環搬送部材、
R1b′…トナー押上部材、
R2…第2撹拌部材、
V…現像容器、
V1…現像ロール収容部、
V2…第1撹拌室、
V3…第2撹拌室。
Claims (5)
- 下記の構成要件(A01)〜(A06)を備えたことを特徴とする現像装置、
(A01)静電潜像がトナー像に現像される現像領域にトナーを搬送する現像ロール、
(A02)前記現像ロールを収容する現像ロール収容部と、前記現像ロール収容部の斜め下方に配置された第1撹拌室と、前記現像ロール収容部に隣接し且つ前記第1撹拌室の上方に配置された第2撹拌室と、を有する現像容器、
(A03)前記第1撹拌室に収容され、前記第1撹拌室内のトナーを所定の第1搬送方向に撹拌しながら搬送する第1撹拌部材と、
前記第2撹拌室に収容され、前記第1搬送方向とは逆方向の第2搬送方向に前記第2撹拌室内のトナーを撹拌しながら搬送する第2撹拌部材と、
を有する循環搬送部材、
(A04)前記現像ロールの軸方向の長さに対応して、前記第1撹拌室と前記第2撹拌室との間を仕切る仕切壁、
(A05)前記第1撹拌室の第1搬送方向下流端部から前記第2撹拌室の第2搬送方向上流端部にトナーを搬送するために、前記仕切壁より前記第1搬送方向下流側に形成され、前記第1撹拌室の第1搬送方向下流端部と前記第2撹拌室の第2搬送方向上流端部とを連通する連通口、
(A06)前記仕切壁の第1搬送方向下流端部に、部分的に形成され且つ前記連通口に連結するように形成され、前記第1撹拌室と前記第2撹拌室とを連通させる開口。 - 下記の構成要件(A07),(A08)を備えたことを特徴とする請求項1記載の現像装置、
(A07)前記開口の第1搬送方向上流端が前記現像ロールの第1搬送方向下流端よりも前記第1搬送方向上流側に形成された前記開口、
(A08)前記第1撹拌部材の回転軸に対して前記現像ロールから離隔した側に形成された前記開口。 - 下記の構成要件(A09)を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の現像装置、
(A09)前記第1搬送方向下流側の幅が前記第1搬送方向上流側の幅よりも幅広く形成された前記開口 - 下記の構成要件(A010)を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか記載の現像装置、
(A010)前記第1搬送方向下流端部に配置され、前記第1撹拌室の第1搬送方向下流端部のトナーを上方の前記第2撹拌室の第2搬送方向上流端部に搬送するトナー押上部材を有する前記第1撹拌部材。 - 請求項1ないし4のいずれか記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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