JP2010113210A - 現像装置、像保持体ユニットおよび画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】現像剤による装置の汚れを低減すること。
【解決手段】現像剤を収容する現像剤収容室(6+7+9+E1+E2)と、現像剤保持体(R0)を収容する保持体収容部(4)と、像保持体(PRy〜PRk)と対向する現像領域(Q2y〜Q2k)に対応して形成された開口部(8)とを有する現像剤収容容器(V)と、円筒部材(12)に沿って開口部(8)から円弧状に延びる円弧壁(2b1)と、円弧壁(2b1)の回転方向下流端に連続して形成され且つ円筒部材(12)の外表面から離間する方向に延びる離間壁(2b2)とを有する保持体収容部(4)と、円弧壁(2b1)よりも回転方向下流側に配置された磁極(S2)を少なくとも有する磁石部材(11)と、離間壁(2b2)に支持された磁性体(13)とを備えた現像装置(Gy〜Gk)。
【選択図】図5
【解決手段】現像剤を収容する現像剤収容室(6+7+9+E1+E2)と、現像剤保持体(R0)を収容する保持体収容部(4)と、像保持体(PRy〜PRk)と対向する現像領域(Q2y〜Q2k)に対応して形成された開口部(8)とを有する現像剤収容容器(V)と、円筒部材(12)に沿って開口部(8)から円弧状に延びる円弧壁(2b1)と、円弧壁(2b1)の回転方向下流端に連続して形成され且つ円筒部材(12)の外表面から離間する方向に延びる離間壁(2b2)とを有する保持体収容部(4)と、円弧壁(2b1)よりも回転方向下流側に配置された磁極(S2)を少なくとも有する磁石部材(11)と、離間壁(2b2)に支持された磁性体(13)とを備えた現像装置(Gy〜Gk)。
【選択図】図5
Description
本発明は、現像装置、像保持体ユニットおよび画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の複写機やプリンタ等の画像形成装置では、感光体表面に形成された潜像を現像装置で現像し、現像された可視像を媒体に転写、定着することで画像形成を行っている。前記現像装置に関して、以下の特許文献1に記載の技術が従来公知である。
特許文献1としての特開2000−162869号公報には、現像剤が収容された現像容器(30)と、前記現像容器(30)内の開口部近傍に配置され、感光ドラム(1)表面に形成された潜像を現像する現像剤を保持する現像ローラ(31+32)を有する現像装置(3)についての技術が記載されている。
特許文献1では、前記現像ローラ(31+32)は、内部の磁石ローラ(32)と、前記磁石ローラ(32)の外方に回転可能に支持されたスリーブ(31)とを有している。
また、特許文献1では、前記スリーブ(31)の回転方向に対して開口部の下流側に、前記スリーブ(31)の取り込み極(N1)が配置されており、前記取り込み極(N1)に対向して磁石シール部材(34)が前記現像容器(30)内面に支持されている。
特許文献1では、前記現像ローラ(31+32)は、内部の磁石ローラ(32)と、前記磁石ローラ(32)の外方に回転可能に支持されたスリーブ(31)とを有している。
また、特許文献1では、前記スリーブ(31)の回転方向に対して開口部の下流側に、前記スリーブ(31)の取り込み極(N1)が配置されており、前記取り込み極(N1)に対向して磁石シール部材(34)が前記現像容器(30)内面に支持されている。
したがって、特許文献1では、前記取り込み極(N1)と前記磁石シール部材(34)との間には、前記スリーブ(31)と前記現像容器(30)との隙間で、前記磁石シール部材(34)から前記取り込み極(N1)に直線状に延びる磁力線や、前記現像容器(30)を透過して前記現像容器(30)の開口側の外方から回り込んで前記取り込み極(N1)に延びる磁力線を含む磁界により、前記スリーブ(31)表面に保持された現像後の残存磁性現像剤(T)を前記現像容器(30)の内側に案内して、前記残存磁性現像剤(T)が前記現像容器(30)外方に漏れたり飛散したりすることを防止する技術が記載されている。
本発明は、現像剤による装置の汚れを低減することを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1記載の発明の現像装置は、
回転不能に固定支持された円柱状の磁石部材と、前記磁石部材の外周に回転可能に支持され且つ現像剤を表面に保持した状態で回転する円筒状の円筒部材と、を有する現像剤保持体と、
前記現像剤を収容する現像剤収容室と、前記現像剤保持体を収容する保持体収容部と、静電潜像が形成された像保持体と対向する現像領域に対応して前記保持体収容部に形成された開口部と、を有する現像剤収容容器と、
前記円筒部材に沿って前記開口部から前記円筒部材の回転方向下流側に円弧状に延びる円弧壁と、前記円弧壁の回転方向下流端に連続して形成され且つ前記円筒部材の外表面から離間する方向に延びる離間壁と、を有する前記保持体収容部と、
前記円弧壁よりも回転方向下流側に配置された磁極を少なくとも有する前記磁石部材と、
前記離間壁に支持された磁性体と、
を備えたことを特徴とする。
回転不能に固定支持された円柱状の磁石部材と、前記磁石部材の外周に回転可能に支持され且つ現像剤を表面に保持した状態で回転する円筒状の円筒部材と、を有する現像剤保持体と、
前記現像剤を収容する現像剤収容室と、前記現像剤保持体を収容する保持体収容部と、静電潜像が形成された像保持体と対向する現像領域に対応して前記保持体収容部に形成された開口部と、を有する現像剤収容容器と、
前記円筒部材に沿って前記開口部から前記円筒部材の回転方向下流側に円弧状に延びる円弧壁と、前記円弧壁の回転方向下流端に連続して形成され且つ前記円筒部材の外表面から離間する方向に延びる離間壁と、を有する前記保持体収容部と、
前記円弧壁よりも回転方向下流側に配置された磁極を少なくとも有する前記磁石部材と、
前記離間壁に支持された磁性体と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項2記載の発明の現像装置は、
回転不能に固定支持された円柱状の磁石部材と、前記磁石部材の外周に回転可能に支持され且つ現像剤を表面に保持した状態で回転する円筒状の円筒部材と、を有する現像剤保持体と、
前記現像剤を収容する現像剤収容室と、前記現像剤保持体を収容する保持体収容部と、静電潜像が形成された像保持体と対向する現像領域に対応して前記保持体収容部に形成された開口部と、を有する現像剤収容容器と、
前記円筒部材に沿って前記開口部から前記円筒部材の回転方向下流側に円弧状に延びる円弧壁と、前記円弧壁の回転方向下流端に連続して形成され且つ前記円筒部材の外表面から離間する方向に延びる離間壁と、を有する前記保持体収容部と、
前記円弧壁よりも回転方向下流側に配置された磁極を少なくとも有する前記磁石部材と、
磁性体によって構成された前記離間壁と、
を備えたことを特徴とする。
回転不能に固定支持された円柱状の磁石部材と、前記磁石部材の外周に回転可能に支持され且つ現像剤を表面に保持した状態で回転する円筒状の円筒部材と、を有する現像剤保持体と、
前記現像剤を収容する現像剤収容室と、前記現像剤保持体を収容する保持体収容部と、静電潜像が形成された像保持体と対向する現像領域に対応して前記保持体収容部に形成された開口部と、を有する現像剤収容容器と、
前記円筒部材に沿って前記開口部から前記円筒部材の回転方向下流側に円弧状に延びる円弧壁と、前記円弧壁の回転方向下流端に連続して形成され且つ前記円筒部材の外表面から離間する方向に延びる離間壁と、を有する前記保持体収容部と、
前記円弧壁よりも回転方向下流側に配置された磁極を少なくとも有する前記磁石部材と、
磁性体によって構成された前記離間壁と、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の現像装置において、
前記現像剤保持体に隣り合って回転可能に支持され、回転中心が前記現像剤保持体の軸方向に沿って延び且つ前記回転中心を通過する垂線が前記現像剤保持体の回転中心と前記磁性体との間を通過するように配置され、前記現像剤を攪拌する攪拌部材と、
前記保持体収容部に隣り合って配置され、前記攪拌部材を収容する攪拌部材収容室を有する前記現像剤収容室と、
を備えたことを特徴とする。
前記現像剤保持体に隣り合って回転可能に支持され、回転中心が前記現像剤保持体の軸方向に沿って延び且つ前記回転中心を通過する垂線が前記現像剤保持体の回転中心と前記磁性体との間を通過するように配置され、前記現像剤を攪拌する攪拌部材と、
前記保持体収容部に隣り合って配置され、前記攪拌部材を収容する攪拌部材収容室を有する前記現像剤収容室と、
を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の現像装置において、
前記回転中心から前記現像剤保持体側において、重力方向下方から上方に進む方向に回転する前記攪拌部材、
を備えたことを特徴とする。
前記回転中心から前記現像剤保持体側において、重力方向下方から上方に進む方向に回転する前記攪拌部材、
を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1または2に記載の現像装置において、
前記保持体収容部に隣り合って配置された第1搬送部材収容部と、前記第1攪拌部材収容部に隣り合って配置された第2搬送部材収容部と、前記第1搬送部材収容部と前記第2搬送部材収容部との間に配置され且つ前記現像剤保持体の軸方向に沿って延びる仕切壁と、前記仕切壁の軸方向両端の外方に配置され且つ一方の搬送部材収容部から他方の搬送部材収容部に前記現像剤を流入させる流入部と、を有する前記現像剤収容室と、
前記第1搬送部材収容部に収容され且つ回転可能に支持され、回転中心が前記現像剤保持体の軸方向に沿って延び、前記現像剤を攪拌しながら搬送する第1搬送部材と、
前記第2搬送部材収容室に収容され且つ回転可能に支持され、回転中心が前記第1搬送部材の軸方向に沿って延び、前記現像剤を攪拌しながら前記第1搬送部材の現像剤搬送方向の逆方向に搬送する第2搬送部材と、
前記仕切壁を通過する垂線が前記現像剤保持体の回転中心と前記磁性体との間を通過するように配置された前記現像剤収容室と、
を備えたことを特徴とする。
前記保持体収容部に隣り合って配置された第1搬送部材収容部と、前記第1攪拌部材収容部に隣り合って配置された第2搬送部材収容部と、前記第1搬送部材収容部と前記第2搬送部材収容部との間に配置され且つ前記現像剤保持体の軸方向に沿って延びる仕切壁と、前記仕切壁の軸方向両端の外方に配置され且つ一方の搬送部材収容部から他方の搬送部材収容部に前記現像剤を流入させる流入部と、を有する前記現像剤収容室と、
前記第1搬送部材収容部に収容され且つ回転可能に支持され、回転中心が前記現像剤保持体の軸方向に沿って延び、前記現像剤を攪拌しながら搬送する第1搬送部材と、
前記第2搬送部材収容室に収容され且つ回転可能に支持され、回転中心が前記第1搬送部材の軸方向に沿って延び、前記現像剤を攪拌しながら前記第1搬送部材の現像剤搬送方向の逆方向に搬送する第2搬送部材と、
前記仕切壁を通過する垂線が前記現像剤保持体の回転中心と前記磁性体との間を通過するように配置された前記現像剤収容室と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項6記載の発明の像保持体ユニットは、
表面に潜像が形成される像保持体と、
前記像保持体表面の潜像を可視像に現像する請求項1ないし5のいずれかに記載の現像装置と、
を備えたことを特徴とする。
表面に潜像が形成される像保持体と、
前記像保持体表面の潜像を可視像に現像する請求項1ないし5のいずれかに記載の現像装置と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項7記載の発明の画像形成装置は、
表面に潜像が形成される像保持体と、
前記像保持体表面の潜像を可視像に現像する請求項1ないし5のいずれかに記載の現像装置と、
前記像保持体表面の可視像を媒体に転写する転写器と、
前記媒体表面の可視像を定着させる定着装置と、
を備えたことを特徴とする。
表面に潜像が形成される像保持体と、
前記像保持体表面の潜像を可視像に現像する請求項1ないし5のいずれかに記載の現像装置と、
前記像保持体表面の可視像を媒体に転写する転写器と、
前記媒体表面の可視像を定着させる定着装置と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1、2、6、7に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べ、現像剤による装置の汚れを低減することができる。
請求項3に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べ、前記円筒部材表面上から剥離された前記現像剤が、十分攪拌される前に、前記円筒部材表面上に再び保持されることが低減できる。
請求項4、5に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べ、前記円筒部材表面上から剥離された前記現像剤が、十分攪拌された後に、前記円筒部材表面上に再び保持され易くすることができる。
請求項4、5に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べ、前記円筒部材表面上から剥離された前記現像剤が、十分攪拌された後に、前記円筒部材表面上に再び保持され易くすることができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(以下、実施例と記載する)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図2は本発明の実施例1の像保持体ユニットの要部拡大図である。
図1、図2において、実施例1の画像形成装置Uは、着脱自在に装着される自動原稿搬送装置U1と、前記自動原稿搬送装置U1を支持し且つ上端に透明な原稿台の一例としてのプラテンガラスPGを有する画像形成装置本体の一例としての複写機U2とを備えている。
前記自動原稿搬送装置U1は、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて載置される原稿供給部の一例としての原稿給紙トレイTG1と、前記原稿給紙トレイTG1から前記プラテンガラスPG上の原稿読取位置、いわゆる、複写位置を通過して搬送される原稿Giが排出される原稿排紙部の一例としての原稿排紙トレイTG2とを有している。
前記画像形成装置本体U2は、使用者の一例としてのユーザが画像形成動作開始の一例としてのコピースタート等の作動指令信号を入力操作する操作部UI、いわゆる、ユーザインタフェースと、露光光学系A等を有している。
図2は本発明の実施例1の像保持体ユニットの要部拡大図である。
図1、図2において、実施例1の画像形成装置Uは、着脱自在に装着される自動原稿搬送装置U1と、前記自動原稿搬送装置U1を支持し且つ上端に透明な原稿台の一例としてのプラテンガラスPGを有する画像形成装置本体の一例としての複写機U2とを備えている。
前記自動原稿搬送装置U1は、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて載置される原稿供給部の一例としての原稿給紙トレイTG1と、前記原稿給紙トレイTG1から前記プラテンガラスPG上の原稿読取位置、いわゆる、複写位置を通過して搬送される原稿Giが排出される原稿排紙部の一例としての原稿排紙トレイTG2とを有している。
前記画像形成装置本体U2は、使用者の一例としてのユーザが画像形成動作開始の一例としてのコピースタート等の作動指令信号を入力操作する操作部UI、いわゆる、ユーザインタフェースと、露光光学系A等を有している。
前記自動原稿搬送装置U2でプラテンガラスPG上を搬送される原稿または手動でプラテンガラスPG上に置かれた図示しない原稿からの反射光は、前記露光光学系Aを介して、固体撮像素子CCDで、R:赤、G:緑、B:青の電気信号に変換される。また、画像処理部IPSは、前記固体撮像素子CCDから入力される前記R,G,Bの電気信号を、K:黒、Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアンの画像情報の一例としての画像データに変換して一時的に記憶し、前記画像データを予め設定された時期、いわゆる、タイミングで潜像形成用の画像データとして、潜像書込光駆動回路の一例としてのレーザ駆動回路DLに出力する。
なお、原稿画像がモノクロの場合は、K:黒のみの画像データが前記レーザ駆動回路DLに入力される。
前記レーザ駆動回路DLは、各色Y,M,C,Kの図示しない各レーザ駆動回路を有し、入力された画像データに応じた潜像書込光駆動信号の一例としてのレーザ駆動信号を予め設定されたタイミングで、潜像形成光学系ROSの各色の図示しない潜像書込装置の一例としての潜像書込用レーザダイオードに出力する。
なお、原稿画像がモノクロの場合は、K:黒のみの画像データが前記レーザ駆動回路DLに入力される。
前記レーザ駆動回路DLは、各色Y,M,C,Kの図示しない各レーザ駆動回路を有し、入力された画像データに応じた潜像書込光駆動信号の一例としてのレーザ駆動信号を予め設定されたタイミングで、潜像形成光学系ROSの各色の図示しない潜像書込装置の一例としての潜像書込用レーザダイオードに出力する。
前記潜像形成光学系ROSの上方に配置された図2に示す像保持体ユニットの一例としてのトナー像形成装置Uy,Um,Uc,Ukは、それぞれ、Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、およびK:黒の各色の可視像の一例としてのトナー像を形成する装置である。
前記潜像形成光学系ROSの図示しない各レーザダイオードから出射したY,M,C,Kの潜像書込光の一例としてのレーザビームLy,Lm,Lc,Lkは、それぞれ、回転する像保持体PRy,PRm,PRc,PRkに入射する。
前記Yのトナー像形成装置Uyは、回転する像保持体PRy、帯電器の一例としての帯電ロールCRy、現像装置Gy、1次転写部材の一例としての1次転写ロールT1y、像保持体用清掃部材の一例としての像保持体クリーナCLyを有しており、前記他色のトナー像形成装置Um,Uc,Ukは、いずれも前記Yのトナー像形成装置Uyと同様に構成されている。
前記潜像形成光学系ROSの図示しない各レーザダイオードから出射したY,M,C,Kの潜像書込光の一例としてのレーザビームLy,Lm,Lc,Lkは、それぞれ、回転する像保持体PRy,PRm,PRc,PRkに入射する。
前記Yのトナー像形成装置Uyは、回転する像保持体PRy、帯電器の一例としての帯電ロールCRy、現像装置Gy、1次転写部材の一例としての1次転写ロールT1y、像保持体用清掃部材の一例としての像保持体クリーナCLyを有しており、前記他色のトナー像形成装置Um,Uc,Ukは、いずれも前記Yのトナー像形成装置Uyと同様に構成されている。
前記各像保持体PRy〜PRkは、それぞれの帯電ロールCRy,CRm,CRc,CRkにより一様に帯電された後、画像書込位置Q1y,Q1m,Q1c,Q1kにおいて、前記レーザビームLy〜Lkにより、その表面に静電潜像が形成される。前記像保持体PRy,PRm,PRc,PRk表面の静電潜像は、現像領域Q2y,Q2m,Q2c,Q2kにおいて現像装置Gy,Gm,Gc,Gkによりトナー像に現像される。
その現像されたトナー像は、中間転写体の一例としての中間転写ベルトBに接触する1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kに搬送される。前記1次転写領域Q3y〜Q3kにおいて中間転写ベルトBの裏面側に配置された1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kには、制御部の一例としてのコントローラCにより制御される電源回路Eから予め設定されたタイミングで現像剤の帯電極性と逆極性の1次転写電圧が印加される。
前記各像保持体PRy〜PRk上のトナー像は、前記1次転写ロールT1y〜T1kにより中間転写ベルトBに1次転写される。1次転写後の像保持体PRy〜PRk表面の残留現像剤の一例としての残留トナーは、像保持体クリーナCLy〜CLkにより清掃除去、すなわち、クリーニングされる。
その現像されたトナー像は、中間転写体の一例としての中間転写ベルトBに接触する1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kに搬送される。前記1次転写領域Q3y〜Q3kにおいて中間転写ベルトBの裏面側に配置された1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kには、制御部の一例としてのコントローラCにより制御される電源回路Eから予め設定されたタイミングで現像剤の帯電極性と逆極性の1次転写電圧が印加される。
前記各像保持体PRy〜PRk上のトナー像は、前記1次転写ロールT1y〜T1kにより中間転写ベルトBに1次転写される。1次転写後の像保持体PRy〜PRk表面の残留現像剤の一例としての残留トナーは、像保持体クリーナCLy〜CLkにより清掃除去、すなわち、クリーニングされる。
前記像保持体PRy〜PRkの上方には、上下移動可能且つ前方に引き出し可能な中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが配置されている。前記ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBと、張力付与部材の一例としてのテンションロールRt、蛇行防止部材の一例としてのウォーキングロールRw、従動部材の一例としてのアイドラロールRf、いわゆる、フリーロールおよび駆動部材の一例としての駆動ロール兼用の二次転写駆動部材の一例としてのバックアップロールT2aを含む中間転写体搬送装置の一例としてのベルト支持ロール(Rt,Rw,Rf,T2a)と、前記1次転写ロールT1y〜T1kとを有している。すなわち、前記中間転写ベルトBは、前記ベルト支持ロール(Rt,Rw,Rf,T2a)により回転移動可能に支持されている。
前記バックアップロールT2aに接する中間転写ベルトBの表面に対向して2次転写従動部材の一例としての2次転写ロールT2bが配置されており、前記各ロールT2a,T2bにより2次転写器T2が構成されている。また、2次転写ロールT2bおよび中間転写ベルトBの対向する領域には2次転写領域Q4が形成される。
前記1次転写ロールT1y〜T1k、前記2次転写器T2等により転写器(T1y〜T1k,T2)が構成されている。
前記1次転写領域Q3y〜Q3kで1次転写ロールT1y〜T1kにより中間転写ベルトB上に順次重ねて転写されたカラートナー像は、前記2次転写領域Q4に搬送される。
前記1次転写ロールT1y〜T1k、前記2次転写器T2等により転写器(T1y〜T1k,T2)が構成されている。
前記1次転写領域Q3y〜Q3kで1次転写ロールT1y〜T1kにより中間転写ベルトB上に順次重ねて転写されたカラートナー像は、前記2次転写領域Q4に搬送される。
前記潜像形成光学系ROSの下方には、複数の媒体供給部の一例としての給紙トレイTR1〜TR3を前後方向に出入可能に支持する左右一対の案内部材の一例としてのガイドレールGR、GRが3段設けられている。給紙トレイTR1〜TR3の媒体の一例としての記録シートSは、媒体取出部材の一例としてのピックアップロールRpにより取り出され、媒体分離部材の一例としてのさばきロールRsにより1枚ずつ分離れてから複数の媒体搬送部材の一例としてのシート搬送ロールRaにより媒体調節部材の一例としてのレジロールRrに送られる。前記シート搬送ロールRaは、媒体案内部材の一例としてのシートガイドにより形成された媒体搬送路の一例としてのシート搬送路SHに沿って複数設けられており、2次転写領域Q4のシート搬送方向上流側には前記レジロールRrが配置されている。前記シート搬送路SH、前記シート搬送ロールRa、前記レジロールRr等によりシート搬送装置(SH+Ra+Rr)が構成されている。
前記レジロールRrは、前記中間転写ベルトBに形成されたカラートナー像が2次転写領域Q4に搬送されるのにタイミングを合わせて、前記記録シートSを2次転写領域Q4に搬送する。記録シートSが前記2次転写領域Q4を通過する際、前記バックアップロールT2aは、接地、すなわち、アースされ、2次転写ロールT2bには前記コントローラCにより制御される電源回路Eから予め設定されたタイミングでトナーの帯電極性と逆極性の2次転写電圧が印加される。このとき、前記中間転写ベルトB上のカラートナー像は、前記2次転写器T2により前記記録シートSに転写される。
2次転写後の前記中間転写ベルトBは、中間転写体用清掃部材の一例としてのベルトクリーナCLbによりクリーニングされる。
2次転写後の前記中間転写ベルトBは、中間転写体用清掃部材の一例としてのベルトクリーナCLbによりクリーニングされる。
前記トナー像が2次転写された記録シートSは、定着装置Fの加熱部材の一例としての加熱ロールFhおよび加圧部材の一例としての加圧ロールFpの圧接領域である定着領域Q5に搬送され、前記定領域を通過する際に加熱定着された後、媒体排出部材の一例としての排出ローラRhから媒体排出部の一例としての排紙トレーTRhに排出される。
なお、前記加熱ロールFh表面には、記録シートSの前記加熱ロールからの離型性を良くするための離型剤が離型剤塗布装置Faにより塗布されている。
前記ベルトモジュールBMの上方には、Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、およびK:黒の各現像剤を収容する現像剤補給容器の一例としての現像剤カセットKy,Km,Kc,Kkが配置されている。前記各現像剤カセットKy〜Kkに収容されたトナーは、前記現像装置Gy〜Gkのトナーの消費に応じて、図示しない現像剤補給路から前記各現像装置Gy〜Gkに補給される。
なお、前記加熱ロールFh表面には、記録シートSの前記加熱ロールからの離型性を良くするための離型剤が離型剤塗布装置Faにより塗布されている。
前記ベルトモジュールBMの上方には、Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、およびK:黒の各現像剤を収容する現像剤補給容器の一例としての現像剤カセットKy,Km,Kc,Kkが配置されている。前記各現像剤カセットKy〜Kkに収容されたトナーは、前記現像装置Gy〜Gkのトナーの消費に応じて、図示しない現像剤補給路から前記各現像装置Gy〜Gkに補給される。
図1において、前記画像形成装置Uは、上側枠体の一例としての上側フレームUFと下側枠体の一例としての下側フレームLFとを有しており、前記上側フレームUFには、前記潜像形成光学系ROSおよび前記潜像形成光学系ROSよりも上方に配置された部材、すなわち、像保持体PRy〜PRk、現像装置Gy〜Gk、ベルトモジュールBM等が支持されている。
また、前記下側フレームLFには、前記給紙トレイTR1〜TR3を支持するガイドレールGRおよび前記各トレイTR1〜TR3から給紙を行う前記ピックアップロールRp,前記さばきロールRs,前記シート搬送ロールRa等が支持されている。
また、前記下側フレームLFには、前記給紙トレイTR1〜TR3を支持するガイドレールGRおよび前記各トレイTR1〜TR3から給紙を行う前記ピックアップロールRp,前記さばきロールRs,前記シート搬送ロールRa等が支持されている。
(現像装置Gy〜Gkの説明)
図3は本発明の実施例1の現像装置の拡大説明図であり、図3Aは現像装置内部の拡大断面図であり、図3Bは現像装置外部のギアの噛み合いについての拡大断面図である。
図4は本発明の実施例1の現像装置の正断面説明図であり、図4Aは図3AのIVA−IVA線断面図、図4Bは図4AのIVB−IVB線断面図である。
なお、前記現像装置Gy,Gm,Gc,Gkは同様の構成であるため、以下、Y色の現像装置Gyに関して説明し、その他の各色の現像装置Gm,Gc,Gkに関する説明を省略する。
図3は本発明の実施例1の現像装置の拡大説明図であり、図3Aは現像装置内部の拡大断面図であり、図3Bは現像装置外部のギアの噛み合いについての拡大断面図である。
図4は本発明の実施例1の現像装置の正断面説明図であり、図4Aは図3AのIVA−IVA線断面図、図4Bは図4AのIVB−IVB線断面図である。
なお、前記現像装置Gy,Gm,Gc,Gkは同様の構成であるため、以下、Y色の現像装置Gyに関して説明し、その他の各色の現像装置Gm,Gc,Gkに関する説明を省略する。
図3A、図4において、前記現像領域Q2yで像保持体PRに対向して配置された現像装置Gyは、負極性に帯電するトナー及び正極性に帯電する磁性キャリアとからなる2成分現像剤を収容する現像剤収容容器の一例としての現像容器Vを有している。前記現像容器Vは、現像容器本体1とその上端を塞ぐ現像剤閉塞部材の一例としての現像容器カバー2とを有している。前記現像容器本体1の前端には、図4に示すように、前方に突出する前方突出部3が一体成形されている。図4において、前記現像容器本体1の前壁1a、後壁1bには、前後方向、すなわち、前記現像装置Gyの長手方向に伸びて、後述する現像ロールR0表面の現像剤の層厚を規制するための層厚規制部材SKの両端部が螺子部材の一例としてのネジで固定されている。また、前記現像容器本体1の像保持体PRy側の外壁には、前記現像装置Gyの長手方向に伸び且つ可撓性を有する上流側シールJsが設けられている。
図3Aにおいて、実施例1の前記現像容器本体1内側には、前記現像剤を保持する現像剤保持体の一例としての現像ロールR0を収容する保持体収容部の一例としての現像ロール室4と、前記現像ロール室4に隣接する攪拌部材収容室、第1搬送部材収容部の一例としての第1攪拌室6と、前記第1攪拌室6に隣接する第2搬送部材収容部の一例としての第2攪拌室7と、前記現像領域Q2yに対応して前記現像ロール室4に形成された開口部8とを有している。
また、実施例1の前記現像容器カバー2は、前記第2攪拌室7上に配置される上壁2aと、前記上壁2aの左端部から伸びて前記現像ロール室4を形成する保持体収容壁の一例としてのロール収容壁2bと、前記上壁2aの右部から下方に伸びて前記現像容器本体1の内壁に嵌合する嵌合部2cとを有している。また、前記ロール収容壁2bは、断面円弧状の円弧壁2b1及び平板状の離隔壁2b2とを有している。なお、実施例1の前記円弧壁2b1は、前記現像ロールR0に沿って前記開口部8から前記現像ロールR0の回転方向下流側である右方に円弧状に形成されている。また、実施例1の前記離隔壁2b2は、前記円弧壁2b1の回転方向下流端に連続して形成され且つ前記現像ロールR0の外表面から離間する斜め下方向に傾斜して形成されている。
また、実施例1の前記現像容器カバー2は、前記第2攪拌室7上に配置される上壁2aと、前記上壁2aの左端部から伸びて前記現像ロール室4を形成する保持体収容壁の一例としてのロール収容壁2bと、前記上壁2aの右部から下方に伸びて前記現像容器本体1の内壁に嵌合する嵌合部2cとを有している。また、前記ロール収容壁2bは、断面円弧状の円弧壁2b1及び平板状の離隔壁2b2とを有している。なお、実施例1の前記円弧壁2b1は、前記現像ロールR0に沿って前記開口部8から前記現像ロールR0の回転方向下流側である右方に円弧状に形成されている。また、実施例1の前記離隔壁2b2は、前記円弧壁2b1の回転方向下流端に連続して形成され且つ前記現像ロールR0の外表面から離間する斜め下方向に傾斜して形成されている。
図3A、図4において、前記第1攪拌室6は、現像容器本体1側の第1主攪拌室6aと前方突出部3の左部3a側の排出室6bとを有している。また、前記第2攪拌室7は、現像容器本体1側の第2主攪拌室7aと前記前方突出部3の右部3b側の補給室7bとを有している。前記現像容器本体1の内側で前記第1攪拌室6と第2攪拌室7との間には、前記第1主攪拌室6aおよび第2主攪拌室7aの両端部以外の部分が仕切壁9によって仕切られている。すなわち、前記各主攪拌室6a,7aは、その前後方向両端部の前側流入部E1および後側流入部E2を介して接続されている。
前記第1攪拌室6、前記第2攪拌室7、前記仕切壁9、前記各流入部E1,E2等によって現像剤収容室の一例としての循環攪拌室(6+7+9+E1+E2)が構成されている。
前記第1攪拌室6、前記第2攪拌室7、前記仕切壁9、前記各流入部E1,E2等によって現像剤収容室の一例としての循環攪拌室(6+7+9+E1+E2)が構成されている。
また、図4において、前記前側接続部材3の左部3aの下部には現像剤排出口3a1が設けられており、前記前側接続部材3の右部3bの上部にはトナー補給口3b1が設けられている。前記トナー補給口3b1は、補給された新しい現像剤が補給後すぐに排出されないように配置されている。
図3A、図4において、前記現像ロールR0は、現像容器Vに固定支持された円柱状の磁石部材の一例としての磁石ロール11と、前記磁石ロール11の外周に回転可能に支持され且つ現像領域Q2yで反重力方向に回転する円筒状の現像スリーブ12とを有する従来公知の現像ロールR0が配置されている。
図3A、図4において、前記現像ロールR0は、現像容器Vに固定支持された円柱状の磁石部材の一例としての磁石ロール11と、前記磁石ロール11の外周に回転可能に支持され且つ現像領域Q2yで反重力方向に回転する円筒状の現像スリーブ12とを有する従来公知の現像ロールR0が配置されている。
なお、実施例1の前記磁石ロール11は、図3Aに示すように、N極性の磁極N1,N2およびS極性の磁極S1〜S3の合計5つの磁極を有する。すなわち、前記磁石ロール11は、前記現像領域Q2yに対向する位置に配置された現像磁極S1を有する。また、前記現像磁極S1の現像スリーブ12の回転方向上流側には、前記層厚規制部材SKに対向して配置された層厚規制磁極の一例としてのトリミング磁極N2が配置されている。また、前記トリミング磁極N1の回転方向上流側には、下流側反発磁極S3が配置されており、前記下流側反発磁極S3の回転方向上流側には、同極の上流側反発磁極S2が配置されている。さらに、前記上流側反発磁極S2の回転方向上流側且つ前記現像磁極S1の回転方向下流側には、搬送磁極N2が配置されている。
なお、実施例1では、前記搬送磁極N2が、前記円弧壁2b1に対向して配置されており、前記上流側反発磁極S2が、前記離隔壁2b2の左側上端部、すなわち、前記円弧壁2b1との境界側端部に対向して配置されている。
また、図3Aに示すように、前記離隔壁2b2の左側上端部と右側下方で隣接する位置には、前記上流側反発磁極S2から前記離隔壁2b2側に向かう磁力線を発生させる磁性体13が支持されている。なお、実施例1の前記磁性体13は、強磁性体の一例としての鉄により構成されている。
また、図3Aに示すように、前記離隔壁2b2の左側上端部と右側下方で隣接する位置には、前記上流側反発磁極S2から前記離隔壁2b2側に向かう磁力線を発生させる磁性体13が支持されている。なお、実施例1の前記磁性体13は、強磁性体の一例としての鉄により構成されている。
前記第1主攪拌室6aの現像剤は、前記磁石ロール11の磁力によって前記現像スリーブ12表面上に吸着、保持された状態で回転して、前記現像領域Q2に搬送される。また、前記現像ロールR0の回転中心の一例としてのロール軸R0aは、前記現像容器本体1の前面壁と後面壁によって回転自由に支持されており、前記ロール軸R0aの後端には現像用歯車部材の一例としての現像用ギアG0が固定支持されている。前記現像容器本体1の前壁1a及び後壁1bの内壁には現像ロールR0側に突出し、且つ、現像ロールR0より径の大きい円柱状の前側漏出防止部材支持体の一例としての前側サイドシール支持部1a1および後側漏出防止部材支持体の一例としての後側サイドシール支持部1b1が形成されている。また、図4Bに示すように、前記各サイドシール支持部1a1、1b1の像保持体PRy側には、前記各サイドシール支持部1a1、1b1が像保持体PRyに接触しないように弧状の切除部1a2,1b2が形成されている。
図3A、図4において、前記第1攪拌室6および前記第2攪拌室7には、前記現像剤を攪拌しながら搬送する攪拌部材、第1搬送部材の一例としての第1攪拌部材R1と、攪拌部材、第2搬送部材の一例としての第2攪拌部材R2とが配置されている。実施例1の前記第1攪拌部材R1は、前記現像ロールR0の軸方向に伸びる第1回転軸R1aと、前記第1回転軸R1aの外周に固定された攪拌搬送羽根R1bと逆搬送羽根R1cとを有している。前記攪拌搬送羽根R1bは、現像剤を後側から前側に搬送するために前記後側流入部E2から前記前側流入部E1にかけて設けられている。前記逆搬送羽根R1cは、前記現像剤排出口3a1付近に設けられており、現像剤を前記攪拌搬送羽根R1bの搬送方向の逆方向に搬送することによって、現像剤を第1攪拌室6から第2攪拌室7に流入させている。前記第1回転軸R1aは、前記前側接続部3の左部3aの前面壁と前記現像容器本体1の後面壁によって回転自由に支持されており、第1回転軸R1aの後端部には第1歯車部材の一例としての第1ギアG1が固定支持されている。
なお、実施例1では、図3Aの1点鎖線に示すように、前記第1攪拌部材R1の回転中心の一例としての前記第1回転軸R1aを通過する垂線L1が、前記現像ロールR0の回転中心の一例としての前記ロール軸R0aと前記磁性体13との間を通過するように予め設定されている。
また、実施例1の前記第2攪拌部材R2も、第2回転軸R2aおよび攪拌搬送羽根R2bおよび逆搬送羽根R2cとを有している。前記攪拌搬送羽根R2bは、現像剤を前側から後側に搬送するために前記トナー補給口3b1から前記後側流入部E2にかけて設けられている。前記逆搬送羽根R1cは、前記後側流入部E2の後端側に設けられており、現像剤を前記攪拌搬送羽根R2bの現像剤搬送方向の逆方向に搬送することによって、現像剤を第2攪拌室7から第1攪拌室6に流入させている。前記第2回転軸R2aは、前側接続部3の右部3bの前面壁と現像容器本体1の後面壁によって回転自由に支持され、後端部に第2歯車部材の一例としての第2ギアG2が固定支持されている。
また、実施例1の前記第2攪拌部材R2も、第2回転軸R2aおよび攪拌搬送羽根R2bおよび逆搬送羽根R2cとを有している。前記攪拌搬送羽根R2bは、現像剤を前側から後側に搬送するために前記トナー補給口3b1から前記後側流入部E2にかけて設けられている。前記逆搬送羽根R1cは、前記後側流入部E2の後端側に設けられており、現像剤を前記攪拌搬送羽根R2bの現像剤搬送方向の逆方向に搬送することによって、現像剤を第2攪拌室7から第1攪拌室6に流入させている。前記第2回転軸R2aは、前側接続部3の右部3bの前面壁と現像容器本体1の後面壁によって回転自由に支持され、後端部に第2歯車部材の一例としての第2ギアG2が固定支持されている。
図3B、図4において、前記ロール軸R0aの現像用ギアG0は、前記後壁1bに回転可能に支持された図3Bに示す前記第3歯車部材の一例としての第3ギアG3と噛み合っている。また、前記第3ギアG3は、第1回転軸R1aの第1ギアG1と噛み合っており、第1ギアG1は、前記第2回転軸R2aの第2ギアG2と噛み合っている。また、前記現像用ギアG0は、図示しない現像装置用モータの回転力が伝達されており、図3Bに示すように、前記現像装置用モータによって現像用ギアG0が矢印Y0方向に回転すると、第1ギアG1は、前記現像用ギアG0と同方向である矢印Y1方向に回転し、前記第2ギアG2および前記第3ギアG3は、前記現像用ギアG0と逆方向である矢印Y2方向および矢印Y3方向にそれぞれ回転する。
すなわち、前記各ギアG0〜G2と一体的に回転する前記現像ロールR0の現像スリーブ12と、前記各攪拌部材R1,R2とについて、前記現像スリーブ12と前記第1攪拌部材R1とは同方向に回転すると共に、前記各攪拌部材R1,R2は、互いに逆方向に回転する。したがって、前記第1攪拌部材R1及び第2攪拌部材R2の回転によって、前記第1攪拌室6及び第2攪拌室7の中の現像剤は、互いに逆方向に搬送され循環している。
また、図3の矢印Y1方向で示すように、実施例1の前記第1攪拌部材R1は、前記回転軸R1aから前記現像ロールR0側が、重力方向下方から上方に進む方向に回転する。
また、図3の矢印Y1方向で示すように、実施例1の前記第1攪拌部材R1は、前記回転軸R1aから前記現像ロールR0側が、重力方向下方から上方に進む方向に回転する。
また、図3Aにおいて、前記円筒状の前側サイドシール支持部材1a1には、可撓性を有する薄膜状、すなわち、シート状の前側漏出防止部材の一例としての前側サイドシール16の上端縁及び下端縁が固定されている。前記前側サイドシール16は、現像ロールR0の軸方向の外端部の外周面に沿って設けられており、現像ロールR0の外周面から離れて配置されている。前記前側サイドシール16の下部は、前記上流側シールJsの内側に密着して配置されており、前記前側サイドシール16の外側表面に上流側シールJsは、オーバーラップして配置されている。
また、前記前側サイドシール16と同様に、前記後側サイドシール支持部材1b1には、可撓性を有するシート状の後側漏出防止部材の一例としての後側サイドシール17が固定されており、現像ロールR0の外周面に沿って外周面から離れて配置されている。
また、前記前側サイドシール16と同様に、前記後側サイドシール支持部材1b1には、可撓性を有するシート状の後側漏出防止部材の一例としての後側サイドシール17が固定されており、現像ロールR0の外周面に沿って外周面から離れて配置されている。
なお、現像器Gyが現像位置から離れている場合には、各サイドシール16,17は、その弾性力、いわゆる、コシによって外方に膨らんだ状態となる。しかし、現像器Gyが現像位置、即ち、現像ロールR0と像担持体PRy表面との間隔が現像時の間隔に配置された場合には、前記サイドシール16,17の像担持体PRy対向する部分が像担持体PRyに押圧されて前記切除部1a2,1b2側に凹んだ状態になる。しかし、前記サイドシール16,17は、凹んだ状態においても、現像ロールR0の表面と接触しないように予め設定されている。
前記現像容器V、現像ロールR0、第1攪拌部材R1および第2攪拌部材R2等によって現像装置Gyが構成されている。
前記現像容器V、現像ロールR0、第1攪拌部材R1および第2攪拌部材R2等によって現像装置Gyが構成されている。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の前記画像形成装置Uでは、画像形成動作、いわゆる、ジョブが実行される場合には、前記各現像剤カセットKy〜Kk内に収容された現像剤が、前記現像装置Gy〜Gkのトナーの消費に応じて、前記現像容器V内に補給される。
実施例1では、図4に示す、前記前側接続部材3のトナー補給口3b1を介して、前記現像容器V内に補給された前記現像剤は、前記各攪拌部材R1,R2により、攪拌・搬送されながら前記循環攪拌室(6+7+9+E1+E2)内を循環する。
前記構成を備えた実施例1の前記画像形成装置Uでは、画像形成動作、いわゆる、ジョブが実行される場合には、前記各現像剤カセットKy〜Kk内に収容された現像剤が、前記現像装置Gy〜Gkのトナーの消費に応じて、前記現像容器V内に補給される。
実施例1では、図4に示す、前記前側接続部材3のトナー補給口3b1を介して、前記現像容器V内に補給された前記現像剤は、前記各攪拌部材R1,R2により、攪拌・搬送されながら前記循環攪拌室(6+7+9+E1+E2)内を循環する。
また、前記第2攪拌部材R2により、前記後側流入部E2を介して、前記第2攪拌室7から前記第1攪拌室6に流入した現像剤は、前記第1攪拌部材R1によって攪拌・搬送されながら摩擦帯電し、前記現像剤中のトナーと磁性キャリアとが静電的に吸着する。また、前記磁性キャリアの磁性により、トナーおよび磁性キャリアは、前記第1攪拌部材R1に隣接する前記磁石ロール11の下流側反発磁極S3とトリミング磁極N2との間に発生する磁界によって引き寄せられ、前記現像スリーブ12表面上に吸着、保持される。保持されたトナーは、前記現像スリーブ12の回転により、図3に示す矢印Y0方向に回転し、前記層厚規制部材SKにより層厚が規制された後、前記現像領域Q2y〜Q2kに搬送され、像保持体PRy〜PRk表面に形成された静電潜像を現像する。
前記現像領域Q2y〜Q2kを通過した前記現像スリーブ12表面上の残留現像剤は、前記現像磁極S1と前記搬送磁極N1との間の磁界、前記搬送磁極N1と前記上流側反発磁極S2との間の磁界によって、前記現像ロールR0表面上に保持されたまま搬送される。すなわち、前記残留現像剤は、前記円弧壁2b1を介して、前記開口部8から前記離隔壁2b2の左側上端部まで搬送される。
そして、前記上流側反発磁極S2と前記下流側反発磁極S3との間の領域で、前記残留現像剤が、前記現像ロールR0から剥離して前記第1攪拌部材R1に向かって落下する。
そして、前記上流側反発磁極S2と前記下流側反発磁極S3との間の領域で、前記残留現像剤が、前記現像ロールR0から剥離して前記第1攪拌部材R1に向かって落下する。
図5は実施例1の作用説明図であり、現像領域でトナーを使用した後の残留現像剤によって上流側反発磁極と磁性体との間に溜まりが生じた状態の説明図である。
ここで、実施例1では、図5に示すように、前記上流側反発磁極S2と対向する前記離隔壁2b2には、前記磁性体13が支持されており、前記上流側反発磁極S2と前記磁性体13との間には、前記上流側反発磁極S2と前記磁性体13とを結ぶ方向に磁力線が延びる磁界が発生している。よって、前記残留現像剤は、前記磁界により、前記磁力線に沿って現像剤が延びる状態、いわゆる、穂立ちの状態となって前記離隔壁2b2側に引き寄せられるため、前記上流側反発磁極S2と前記磁性体13との間に溜まり易くなっている。
ここで、実施例1では、図5に示すように、前記上流側反発磁極S2と対向する前記離隔壁2b2には、前記磁性体13が支持されており、前記上流側反発磁極S2と前記磁性体13との間には、前記上流側反発磁極S2と前記磁性体13とを結ぶ方向に磁力線が延びる磁界が発生している。よって、前記残留現像剤は、前記磁界により、前記磁力線に沿って現像剤が延びる状態、いわゆる、穂立ちの状態となって前記離隔壁2b2側に引き寄せられるため、前記上流側反発磁極S2と前記磁性体13との間に溜まり易くなっている。
この結果、例えば、気圧等の外部環境の変化によって前記現像容器V内の現像剤が舞い上がった場合には、前記現像剤が、前記離隔壁2b2の左側上端部に溜まった残留現像剤により塞き止められ易くなっている。このため、前記現像剤が、前記離隔壁2b2から前記円弧壁2b1まで逆流して前記開口部8から噴き出すことが低減される。
また、実施例1では、前記磁石シール部材(34)が前記取り込み極(N1)と対向する開口部近傍に配置された前記特許文献1に対して、前記磁性体13が前記開口部8近傍の前記円弧壁2b1より前記現像容器V内部に配置された前記離隔壁2b2に支持されている。この結果、前記特許文献1に記載の技術に比べ、前記上流側反発磁極S2と前記磁性体13との間の磁力線が前記現像容器Vの外方に回り込むことが低減され、現像剤が噴出したり飛散したりすることが低減されている。
したがって、実施例1の前記画像形成装置Uでは、前記現像容器Vから噴き出した現像剤により、前記各現像装置Gy〜Gk、前記各トナー像形成装置Uy〜Uk、前記画像形成装置U内や、前記記録シートS等が汚れることが低減されている。
また、実施例1では、前記磁石シール部材(34)が前記取り込み極(N1)と対向する開口部近傍に配置された前記特許文献1に対して、前記磁性体13が前記開口部8近傍の前記円弧壁2b1より前記現像容器V内部に配置された前記離隔壁2b2に支持されている。この結果、前記特許文献1に記載の技術に比べ、前記上流側反発磁極S2と前記磁性体13との間の磁力線が前記現像容器Vの外方に回り込むことが低減され、現像剤が噴出したり飛散したりすることが低減されている。
したがって、実施例1の前記画像形成装置Uでは、前記現像容器Vから噴き出した現像剤により、前記各現像装置Gy〜Gk、前記各トナー像形成装置Uy〜Uk、前記画像形成装置U内や、前記記録シートS等が汚れることが低減されている。
また、実施例1では、前記磁性体13に引き寄せられ、穂立ちの状態で溜まった残留現像剤は、後続の残留現像剤が前記上流側反発磁極S2に搬入されることにより、崩れて前記第1攪拌部材R1に向かって落下する。このとき、溜まった残留現像剤は、前記上流側反発磁極S2の吸着力が弱くなる前記離隔壁2b2側、すなわち、穂立ちの先端側の方が落下し易くなっている。ここで、図3A、図5の1点鎖線に示すように、前記第1回転軸R1aを通過する前記垂線L1は、前記現像ロールR0のロール軸R0aと前記磁性体13との間を通過するように予め設定されている。このため、前記残留現像剤は、前記現像スリーブ12表面上に吸着される前記下流側反発磁極S3が配置された前記第1回転軸R1aの左方に比べ、前記第1回転軸R1aの右方に落下し易くなっている。この結果、実施例1の前記画像形成装置Uでは、前記現像スリーブ12表面上から剥離され落下した前記残留現像剤が、十分攪拌される前に、前記現像スリーブ12表面上に再吸着されることが低減されている。
さらに、実施例1の前記第1攪拌部材R1では、図3の矢印Y1方向で示すように、前記第1回転軸R1aから前記現像ロールR0側が、重力方向下方から上方に進む方向に回転する。したがって、前記第1回転軸R1aの右方に落下した前記残留現像剤は、前記第1回転軸R1aの下方を通過して、前記第1回転軸R1aの左方に搬送される。この結果、矢印Y1方向の逆方向、すなわち、図3の矢印Y2方向および矢印Y3方向と同方向に前記第1攪拌部材R1が回転し、前記現像スリーブ12表面上から剥離され落下した現像剤が前記第1回転軸R1aの上方を通過して直ぐに前記下流側反発磁極S3の近傍に搬送される場合に比べ、実施例1の前記画像形成装置Uでは、前記第1攪拌部材R1により十分攪拌された後で、前記現像スリーブ12表面上に再吸着され易くなっている。
次に、本発明の実施例2の説明をするが、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
(現像装置Gy〜Gkの説明)
図6は実施例1の図3Aに対応する本発明の実施例2の現像装置の拡大説明図である。
図6において、実施例2の現像装置Gy〜Gkの現像容器Vは、実施例1の前記現像容器Vに比べ、現像ロールR0が、右方に配置されており、現像容器本体1′および現像容器カバー2′の形状が、前記現像ロールR0の位置に対応して、左右方向の長さが短くなっている。そして、実施例2では、図6の1点鎖線に示すように、前記仕切壁9を通過する垂線L2が、前記現像ロールR0のロール軸R0aと前記磁性体13との間を通過するように予め設定されている。
図6は実施例1の図3Aに対応する本発明の実施例2の現像装置の拡大説明図である。
図6において、実施例2の現像装置Gy〜Gkの現像容器Vは、実施例1の前記現像容器Vに比べ、現像ロールR0が、右方に配置されており、現像容器本体1′および現像容器カバー2′の形状が、前記現像ロールR0の位置に対応して、左右方向の長さが短くなっている。そして、実施例2では、図6の1点鎖線に示すように、前記仕切壁9を通過する垂線L2が、前記現像ロールR0のロール軸R0aと前記磁性体13との間を通過するように予め設定されている。
(実施例2の作用)
図7は実施例1の図5に対応する実施例2の作用説明図であり、現像領域でトナーを使用した後の残留現像剤によって上流側反発磁極と磁性体との間に溜まりが生じた状態の説明図である。
前記構成を備えた実施例2の前記画像形成装置Uでは、図7に示すように、前記上流側反発磁極S2と前記磁性体13との間には、前記上流側反発磁極S2と前記磁性体13とを結ぶ方向に磁力線が延びる磁界が発生している。よって、前記上流側反発磁極S2まで搬送された残留現像剤は、前記磁界により、前記現像剤が穂立ちの状態となって、前記上流側反発磁極S2と前記磁性体13との間に溜まり易くなっている。
図7は実施例1の図5に対応する実施例2の作用説明図であり、現像領域でトナーを使用した後の残留現像剤によって上流側反発磁極と磁性体との間に溜まりが生じた状態の説明図である。
前記構成を備えた実施例2の前記画像形成装置Uでは、図7に示すように、前記上流側反発磁極S2と前記磁性体13との間には、前記上流側反発磁極S2と前記磁性体13とを結ぶ方向に磁力線が延びる磁界が発生している。よって、前記上流側反発磁極S2まで搬送された残留現像剤は、前記磁界により、前記現像剤が穂立ちの状態となって、前記上流側反発磁極S2と前記磁性体13との間に溜まり易くなっている。
ここで、実施例2では、前記磁性体13に引き寄せられ、穂立ちの状態で溜まった残留現像剤は、後続の残留現像剤が前記上流側反発磁極S2に搬入されることにより、崩れて前記循環攪拌室(6+7+9+E1+E2)に向かって落下する。このとき、溜まった残留現像剤は、前記上流側反発磁極S2の吸着力が弱くなる前記離隔壁2b2側、すなわち、穂立ちの先端側の方が落下し易くなっている。ここで、図6、図7の1点鎖線に示すように、前記仕切壁9を通過する前記垂線L2は、前記現像ロールR0のロール軸R0aと前記磁性体13との間を通過するように予め設定されている。このため、前記残留現像剤は、前記下流側反発磁極S3が配置された前記第1攪拌室6に比べ、前記第2攪拌室7に落下し易くなっている。
この結果、実施例2の前記画像形成装置Uでは、前記現像スリーブ12表面上から剥離され落下した前記残留現像剤は、前記第2攪拌室7および前記第1攪拌室6を搬送され、十分攪拌されてから前記現像スリーブ12表面上に再吸着され易く、前記第1攪拌室6に落下して、十分に攪拌される前に前記現像スリーブ12表面上に再吸着されることが低減されている。
その他、実施例2の前記画像形成装置Uは、実施例1の前記画像形成装置Uと同様の作用効果を奏する。
その他、実施例2の前記画像形成装置Uは、実施例1の前記画像形成装置Uと同様の作用効果を奏する。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H05)を下記に例示する。
(H01)本発明は、プリンタに限定されず、複写機、FAX、複合機等の画像形成装置に適用可能である。また、モノクロの画像形成装置に限定されず、カラーの画像形成装置にも適用可能である。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H05)を下記に例示する。
(H01)本発明は、プリンタに限定されず、複写機、FAX、複合機等の画像形成装置に適用可能である。また、モノクロの画像形成装置に限定されず、カラーの画像形成装置にも適用可能である。
(H02)前記実施例において、前記磁石ロール11の磁極N1,N2,S1〜S3は、合計5つで構成されているが、これに限定されず、4つ以下、または、6つ以上で構成することも可能である。
(H03)前記実施例において、前記磁性体13は、鉄により構成されているが、これに限定されず、例えば、鉄以外の強磁性体であるニッケル等を使用したり、前記上流側反発磁極S2と異なる磁極、すなわち、N極を有する常磁性体、いわゆる、磁石によって構成したりすることも可能である。
(H04)前記実施例において、前記磁性体13は、前記離隔壁2b2に支持されているが、これに限定されず、例えば、前記離隔壁2b2自体を磁性体で構成した場合でも、本発明の作用効果を奏することが可能である。
(H03)前記実施例において、前記磁性体13は、鉄により構成されているが、これに限定されず、例えば、鉄以外の強磁性体であるニッケル等を使用したり、前記上流側反発磁極S2と異なる磁極、すなわち、N極を有する常磁性体、いわゆる、磁石によって構成したりすることも可能である。
(H04)前記実施例において、前記磁性体13は、前記離隔壁2b2に支持されているが、これに限定されず、例えば、前記離隔壁2b2自体を磁性体で構成した場合でも、本発明の作用効果を奏することが可能である。
(H05)前記実施例において、現像剤がトナーと磁性キャリアを有する2成分現像剤で構成され、現像剤収容室が前記2成分現像剤が循環する前記循環攪拌室(6+7+9+E1+E2)により構成されているが、これに限定されず、例えば、前記循環攪拌室(6+7+9+E1+E2)の仕切壁9と各流入部E1,E2とを省略して現像剤が循環しないようにすることも可能である。この場合、前記各攪拌部材R1,R2も、いわゆる、オーガ−に限定されず、例えば、搬送羽根がフィルムにより構成された、いわゆる、パドル等で構成することも可能である。また、この場合、前記第2攪拌室7および前記第2攪拌部材R2を省略して、前記第1攪拌室6内に搬入されたトナーを、前記第1攪拌部材R1が前記現像ロールR0に供給する構成とすることも可能である。さらに、前記現像剤も、2成分現像剤に限定されず、1成分現像剤により構成しても本発明の作用効果を奏することが可能である。
2b1…円弧壁、2b2…離間壁、4…保持体収容部、(6+7+9+E1+E2)…現像剤収容室、6…攪拌部材収容室、第1搬送部材収容部、7…第2搬送部材収容部、8…開口部、9…仕切壁、11…磁石部材、12…円筒部材、13…磁性体、E1,E2…流入部、F…定着装置、Gy〜Gk…現像装置、L1,L2…垂線、L1…攪拌部材の回転中心を通過する垂線、L2…仕切壁を通過する垂線、PRy〜PRk…像保持体、Q2y〜Q2k…現像領域、R0…現像剤保持体、R0a…現像剤保持体の回転中心、R1…攪拌部材、第1搬送部材、R1a…攪拌部材の回転中心、第1搬送部材の回転中心、R2…第2搬送部材、S…媒体、S2…磁極、(T1y〜T1k,T2)…転写器、U…画像形成装置、Uy〜Uk…像保持体ユニット、V…現像剤収容容器、Y1…重力方向下方から上方に進む方向。
Claims (7)
- 回転不能に固定支持された円柱状の磁石部材と、前記磁石部材の外周に回転可能に支持され且つ現像剤を表面に保持した状態で回転する円筒状の円筒部材と、を有する現像剤保持体と、
前記現像剤を収容する現像剤収容室と、前記現像剤保持体を収容する保持体収容部と、静電潜像が形成された像保持体と対向する現像領域に対応して前記保持体収容部に形成された開口部と、を有する現像剤収容容器と、
前記円筒部材に沿って前記開口部から前記円筒部材の回転方向下流側に円弧状に延びる円弧壁と、前記円弧壁の回転方向下流端に連続して形成され且つ前記円筒部材の外表面から離間する方向に延びる離間壁と、を有する前記保持体収容部と、
前記円弧壁よりも回転方向下流側に配置された磁極を少なくとも有する前記磁石部材と、
前記離間壁に支持された磁性体と、
を備えたことを特徴とする現像装置。 - 回転不能に固定支持された円柱状の磁石部材と、前記磁石部材の外周に回転可能に支持され且つ現像剤を表面に保持した状態で回転する円筒状の円筒部材と、を有する現像剤保持体と、
前記現像剤を収容する現像剤収容室と、前記現像剤保持体を収容する保持体収容部と、静電潜像が形成された像保持体と対向する現像領域に対応して前記保持体収容部に形成された開口部と、を有する現像剤収容容器と、
前記円筒部材に沿って前記開口部から前記円筒部材の回転方向下流側に円弧状に延びる円弧壁と、前記円弧壁の回転方向下流端に連続して形成され且つ前記円筒部材の外表面から離間する方向に延びる離間壁と、を有する前記保持体収容部と、
前記円弧壁よりも回転方向下流側に配置された磁極を少なくとも有する前記磁石部材と、
磁性体によって構成された前記離間壁と、
を備えたことを特徴とする現像装置。 - 前記現像剤保持体に隣り合って回転可能に支持され、回転中心が前記現像剤保持体の軸方向に沿って延び且つ前記回転中心を通過する垂線が前記現像剤保持体の回転中心と前記磁性体との間を通過するように配置され、前記現像剤を攪拌する攪拌部材と、
前記保持体収容部に隣り合って配置され、前記攪拌部材を収容する攪拌部材収容室を有する前記現像剤収容室と、
を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。 - 前記回転中心から前記現像剤保持体側において、重力方向下方から上方に進む方向に回転する前記攪拌部材、
を備えたことを特徴とする請求項3に記載の現像装置。 - 前記保持体収容部に隣り合って配置された第1搬送部材収容部と、前記第1攪拌部材収容部に隣り合って配置された第2搬送部材収容部と、前記第1搬送部材収容部と前記第2搬送部材収容部との間に配置され且つ前記現像剤保持体の軸方向に沿って延びる仕切壁と、前記仕切壁の軸方向両端の外方に配置され且つ一方の搬送部材収容部から他方の搬送部材収容部に前記現像剤を流入させる流入部と、を有する前記現像剤収容室と、
前記第1搬送部材収容部に収容され且つ回転可能に支持され、回転中心が前記現像剤保持体の軸方向に沿って延び、前記現像剤を攪拌しながら搬送する第1搬送部材と、
前記第2搬送部材収容室に収容され且つ回転可能に支持され、回転中心が前記第1搬送部材の軸方向に沿って延び、前記現像剤を攪拌しながら前記第1搬送部材の現像剤搬送方向の逆方向に搬送する第2搬送部材と、
前記仕切壁を通過する垂線が前記現像剤保持体の回転中心と前記磁性体との間を通過するように配置された前記現像剤収容室と、
を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。 - 表面に潜像が形成される像保持体と、
前記像保持体表面の潜像を可視像に現像する請求項1ないし5のいずれかに記載の現像装置と、
を備えたことを特徴とする像保持体ユニット。 - 表面に潜像が形成される像保持体と、
前記像保持体表面の潜像を可視像に現像する請求項1ないし5のいずれかに記載の現像装置と、
前記像保持体表面の可視像を媒体に転写する転写器と、
前記媒体表面の可視像を定着させる定着装置と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008286596A JP2010113210A (ja) | 2008-11-07 | 2008-11-07 | 現像装置、像保持体ユニットおよび画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008286596A JP2010113210A (ja) | 2008-11-07 | 2008-11-07 | 現像装置、像保持体ユニットおよび画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010113210A true JP2010113210A (ja) | 2010-05-20 |
Family
ID=42301802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008286596A Pending JP2010113210A (ja) | 2008-11-07 | 2008-11-07 | 現像装置、像保持体ユニットおよび画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010113210A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012042552A (ja) * | 2010-08-16 | 2012-03-01 | Fuji Xerox Co Ltd | 現像装置、画像形成装置 |
JP2013250447A (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-12 | Sharp Corp | 現像装置および画像形成装置 |
JP2016186653A (ja) * | 2016-06-29 | 2016-10-27 | シャープ株式会社 | 現像装置および画像形成装置 |
JP2018180221A (ja) * | 2017-04-11 | 2018-11-15 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 現像装置及び画像形成装置 |
-
2008
- 2008-11-07 JP JP2008286596A patent/JP2010113210A/ja active Pending
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