JP2012145777A - 現像装置、可視像形成装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、可視像形成装置及び画像形成装置 Download PDF

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隆 越智
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正太 大場
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由高 中島
Akihisa Maruyama
彰久 丸山
Toshihiro Kanematsu
寿弘 兼松
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Abstract

【課題】現像剤保持体に保持される現像剤の量のムラを低減させること。
【解決手段】現像容器(V)と、磁石部材(13)と円筒部材(14)とを有する現像剤保持体(R0y〜R0k)と、回転軸(32,42)に支持された螺旋状の攪拌羽根(33,43)を有する攪拌部材(31,41)と、現像剤の層の厚さを規制する層厚規制部材(12)と、攪拌された現像剤が吸着される吸着位置(Q13)に対応した吸着磁極(N3)と、層厚規制部材(12)が配置された規制位置(Q11)に対応した規制磁極(S4)と、吸着磁極(N3)の下流側且つ規制磁極(S4)の上流側で現像剤を離脱可能にする磁界を形成する離脱磁極(S3)とを有する前記磁石部材(13)と、現像剤が離脱する磁界に対応して配置されて離脱した現像剤を円筒部材(14)に向けて案内する案内部材(26)と、を備えた現像装置(Gy〜Gk)。
【選択図】図4

Description

本発明は、現像装置、可視像形成装置及び画像形成装置に関する。
像保持体の表面に形成された潜像を、現像剤で現像する現像装置に関して、以下の特許文献1に記載の技術が知られている。
特許文献1としての特開平8−190275号公報には、回転する円筒状の現像スリーブ(3)と、前記現像スリーブ(3)の内部に配置され且つ前記現像スリーブ(3)の回転方向に沿って磁極(N3,N1,S1,N2,S2)が順に配置された磁石(4)と、を有する現像装置が記載されている。
特許文献1の現像装置では、単泡性発泡体ゴムで構成された供給ローラ(6)が、現像スリーブ(3)に接触した状態で回転して、磁性トナー(7)を現像スリーブ(3)に供給している。そして、供給された磁性トナー(7)は、現像スリーブ(3)に吸着されると、感光体(1)に向けて搬送され、途中の磁性ブレード(5)で薄層とされた後に、現像部に搬送されて感光体(1)上の潜像を現像する。
ここで、特許文献1に記載の技術では、前記磁性ブレード(5)に対向する位置に磁極(N1)が配置され、且つ、前記磁極(N1)に対して上流側の位置であって、現像スリーブ(3)と供給ローラ(6)との接触位置に対して下流側の位置に磁極(N3)が配置される。これにより、前記磁極(N1)と磁極(N3)とで反発磁界を構成して、現像スリーブ(2)に吸着された磁性トナー(7)のうち、帯電量の小さいトナー(7)や、機械的付着力の弱いトナー(7)を、前記反発磁界を通過する際に落下させて、磁性ブレード(5)の近傍で、磁性トナー(7)が固まるブロッキング等の発生を低減している。
特開平8−190275号公報(「0041」〜「0051」、図1、図2)
本発明は、現像剤保持体に保持される現像剤の量のムラを低減させることを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の現像装置は、
現像剤が収容された現像容器と、
外周面に複数の磁極が設けられた磁石部材と、前記磁石部材の外側に設けられた円筒状の円筒部材であって前記磁石部材の磁力で吸着された現像剤を外表面に保持して回転する前記円筒部材と、を有し、前記現像容器に支持された現像剤保持体と、
前記円筒部材に沿って回転する回転軸と、前記回転軸に支持された螺旋状の攪拌羽根と、を有し、現像剤を攪拌する攪拌部材と、
前記円筒部材に対向して配置されて、前記円筒部材に保持された現像剤の層の厚さを規制する層厚規制部材と、
前記攪拌部材で攪拌された現像剤が前記円筒部材に吸着される吸着位置に対応して配置された吸着磁極と、前記層厚規制部材が配置された規制位置に対応して配置された規制磁極と、前記吸着磁極に対して前記円筒部材の回転方向の下流側且つ前記規制磁極に対して前記回転部材の回転方向の上流側に配置された離脱磁極であって前記円筒部材に現像剤を保持する力を低減させて前記現像剤を前記円筒部材から離脱可能にする磁界を形成する前記離脱磁極と、を有する前記磁石部材と、
前記円筒部材に保持された現像剤が前記円筒部材から離脱する磁界に対応して、前記円筒部材に対向して配置され、前記円筒部材から離脱した現像剤を前記円筒部材に向けて案内する案内部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の現像装置において、
前記円筒部材に対して下方に配置され、前記円筒部材から離脱した現像剤を一時的に収容する収容部を有する前記案内部材、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の現像装置において、
前記円筒部材から離脱した現像剤を前記円筒部材に反射させる反射面を有する前記案内部材、
を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の現像装置において、
前記案内部材に対して前記円筒部材の回転方向の下流側且つ前記層厚規制部材に対して前記円筒部材の回転方向の上流側に配置されて前記層厚規制部材で規制されて残った現像剤が流入可能な開口部と、前記攪拌部材が収容された前記現像容器の収容室と前記開口部とを接続して前記開口部からの現像剤が通過可能な通過部と、を有する通過空間と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項5に記載の発明の可視像形成装置は、
像を表面に保持する像保持体と、
前記像保持体の表面に保持された潜像を可視像に現像する請求項1ないし4のいずれかに記載の現像装置と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項6に記載の発明の画像形成装置は、
像を表面に保持する像保持体と、
前記像保持体の表面に保持された潜像を可視像に現像する請求項1ないし4のいずれかに記載の現像装置と、
可視像を媒体に転写する転写装置と、
媒体に転写された可視像を媒体に定着させる定着装置と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1,5,6に記載の発明によれば、本願発明の構成を有しない場合に比べて、現像剤保持体に保持される現像剤の量のムラを低減させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、円筒部材から離脱した現像剤を収容しつつ円筒部材に再び吸着することができる。
請求項3に記載の発明によれば、円筒部材から離脱した現像剤を反射して円筒部材に再び吸着することができる。
請求項4に記載の発明によれば、通過空間が形成されていない場合に比べて、案内部材と円筒部材との間に現像剤が溜まり難くすることができ、現像剤に過剰な負荷がかかり難くすることができる。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。 図2は本発明の実施例1の画像形成装置の要部拡大説明図である。 図3は本発明の実施例1の現像装置の斜視説明図であり、図3Aは現像容器カバーが取り外されて現像ロールが省略された状態の要部斜視説明図、図3Bは第1オーガの斜視説明図、図3Cは第2オーガの斜視説明図である。 図4は図3AのIV−IV線断面図に対応する現像装置の断面図である。 図5は現像ロールの説明図であって現像ロールの部分断面図である。 図6は現像装置に装着された場合の磁石ロールと供給オーガと濃度センサとの位置関係を説明した図である。 図7は本発明の実施例1の作用説明図である。 図8はオーガと現像剤の量の説明図である。 図9は本発明の実施例2の画像形成装置の全体説明図である。 図10は本発明の実施例2の現像装置の斜視図である。 図11は本発明の実施例2の現像装置の現像剤の補給口部分の拡大説明図で図10の矢印XI方向から見た部分断面図である。 図12は本発明の実施例2の現像装置の後端部の説明図であり、図10の矢印XII方向からみた部分断面図である。 図13は本発明の実施例2の現像装置の後端部の説明図であり、図13Aは図12のXIIIA−XIIIA線断面図、図13Bは押上パドルの説明図である。 図14は本発明の実施例2の現像装置の説明図であり、図14Aは図11のXIVA−XIVA線断面図、図14Bは図11のXIVB−XIVB線断面図である。 図15は本発明の実施例2の現像装置の説明図であり、図15Aは図12のXVA−XVA線断面図であり、図15Bは図12のXVB−XVB線断面図、図15Cは現像装置のギヤの説明図である。 図16は本発明の実施例2の現像装置の説明図であり、図15Bの要部拡大図である。 図17は本発明の実施例2の作用説明図である。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例としての実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図1において、画像形成装置の一例としての複写機Uは、自動原稿搬送装置U1と、これを支持し且つ上端に透明な原稿読取り面PGを有する装置本体U2とを備えている。
前記自動原稿搬送装置U1は、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて収容される原稿給紙部TG1と、原稿給紙部TG1から給紙され前記原稿読取り面PG上の原稿読取位置を通過した原稿Giが排出される原稿排紙部TG2とを有している。
前記装置本体U2は、利用者が画像形成動作開始等の作動指令信号を入力操作する操作部UIと、露光光学系A等を有している。
前記自動原稿搬送装置U1で原稿読取り面PG上を搬送される原稿または手動で原稿読取り面PG上に置かれた原稿からの反射光は、前記露光光学系Aを介して、固体撮像素子CCDで赤:R、緑:G、青:Bの電気信号に変換される。
情報変換部IPSは、固体撮像素子CCDから入力される前記RGBの電気信号を黒:K、イエロー:Y、マゼンタ:M、シアン:Cの画像情報に変換して一時的に記憶し、前記画像情報を予め設定された時期に潜像形成用の画像情報として潜像形成回路DLに出力する。
なお、原稿画像が単色画像、いわゆる、モノクロの場合は、黒:Kのみの画像情報が潜像形成回路DLに入力される。
前記潜像形成回路DLは、各色Y,M,C,Kの図示しない各潜像形成回路を有し、入力された画像情報に応じた潜像形成装置駆動信号を予め設定された時期に、潜像形成装置ROSの各色の図示しない潜像書込光照射部に出力する。
前記潜像形成装置ROSの上方に配置された可視像形成装置Uy,Um,Uc,Ukはそれぞれ、イエロー:Y、マゼンタ:M、シアン:C、および黒:Kの各色の可視像の一例としてのトナー像を形成する装置である。
潜像形成装置ROSの前記各潜像書込光照射部からは、潜像書込光Ly,Lm,Lc,Lkが照射される。前記潜像書込光Ly〜Lkは、それぞれ、像保持体の一例として、回転する感光体PRy,PRm,PRc,PRkに入射される。
前記Y色の可視像形成装置Uyは、感光体PRy、帯電器CRy,現像装置Gy、像保持体の清掃器の一例としての感光体クリーナCLyを有しており、前記可視像形成装置Um,Uc,Ukはいずれも前記Y色の可視像形成装置Uyと同様に構成されている。
図2は本発明の実施例1の画像形成装置の要部拡大説明図である。
図1,図2において、前記各感光体PRy,PRm,PRc,PRkはそれぞれの帯電器CRy,CRm,CRc,CRkにより帯電された後、画像書込位置Q1y,Q1m,Q1c,Q1kにおいて、前記潜像書込光Ly〜Lkにより、その表面に静電潜像が形成される。前記感光体PRy,PRm,PRc,PRk表面の静電潜像は、現像領域Q2y,Q2m,Q2c,Q2kにおいて、現像装置Gy,Gm,Gc,Gkの現像剤保持体の一例としての現像ロールR0y,R0m,R0c,R0kに保持された現像剤により可視像の一例としてのトナー像に現像される。
現像されたトナー像は、中間転写体の一例としての中間転写ベルトBに接触する1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kに搬送される。前記1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kにおいて中間転写ベルトBの裏面側に配置された1次転写器T1y,T1m,T1c,T1kには、制御部Cにより制御される電源回路Eから予め設定された時期にトナーの帯電極性と逆極性の1次転写電圧が印加される。
前記各感光体PRy〜PRk上のトナー像は、前記1次転写器T1y,T1m,T1c,T1kにより、前記中間転写ベルトBに1次転写される。1次転写後の感光体PRy,PRm,PRc,PRk表面の残留物、付着物は、前記感光体クリーナCLy,CLm,CLc,CLkにより清掃される。清掃された前記感光体PRy,PRm,PRc,PRk表面は、帯電器CRy,CRm,CRc,CRkにより再帯電される。
前記感光体PRy〜PRkの上方には、中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが配置されている。前記ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBと、中間転写体駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRd、張力付与部材の一例としてのテンションロールRt、蛇行防止部材の一例としてのウォーキングロールRw、従動部材の一例としてのアイドラロールRfおよび2次転写対向部材の一例としてのバックアップロールT2aと、前記1次転写器T1y,T1m,T1c,T1kとを有している。そして、前記中間転写ベルトBは、前記各ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2aにより回転移動可能に支持されている。
前記バックアップロールT2aに接する中間転写ベルトBの表面に対向して、2次転写部材の一例としての2次転写ロールT2bが配置されている。前記バックアップロールT2aと2次転写ロールT2bにより2次転写器T2が構成されている。また、2次転写ロールT2bおよび中間転写ベルトBの対向する領域により2次転写領域Q4が形成される。
前記1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kで1次転写器T1y,T1m,T1c,T1kにより中間転写ベルトB上に転写された単色または順次重ねて転写された多色のトナー像は、前記2次転写領域Q4に搬送される。
前記1次転写器T1y〜T1k、中間転写ベルトBおよび2次転写器T2等により、感光体PRy〜PRkに形成された画像を媒体に転写する実施例1の転写装置T1+T2+Bが構成されている。
前記可視像形成装置Uy〜Ukの下方には、給紙部の案内部材の一例としての左右一対のガイドレールGRが3段設けられており、前記ガイドレールGRには、給紙部の一例としての給紙トレイTR1〜TR3が前後方向に出入可能に支持されている。給紙トレイTR1〜TR3に収容された媒体の一例としての記録シートSは、媒体取出し部材の一例としてのピックアップロールRpにより取り出され、媒体捌き部材の一例としてのさばきロールRsにより1枚ずつ分離される。そして、記録シートSは、媒体搬送路の一例であるシート搬送路SHに沿って媒体搬送部材の一例としての複数の搬送ロールRaにより搬送され、2次転写領域Q4のシート搬送方向上流側に配置された搬送時期調節部材の一例としてのレジロールRrに送られる。前記シート搬送路SH、シート搬送ロールRa、レジロールRr等によりシート搬送装置SH+Ra+Rrが構成されている。
レジロールRrは、前記中間転写ベルトBに形成されたトナー像が2次転写領域Q4に搬送されるのに時期を合わせて、前記記録シートSを2次転写領域Q4に搬送する。記録シートSが前記2次転写領域Q4を通過する際、前記バックアップロールT2aは接地され、2次転写器T2bには前記制御部Cにより制御される電源回路Eからトナーの帯電極性と逆極性の2次転写電圧が印加される。このとき、前記中間転写ベルトB上のトナー像は、前記2次転写器T2により記録シートSに転写される。
2次転写後の前記中間転写ベルトBは、中間転写体の清掃器の一例としてのベルトクリーナCLbにより清掃される。
前記トナー像が2次転写された記録シートSは、定着装置Fの加熱用定着部材の一例としての加熱ロールFhおよび加圧用定着部材の一例としての加圧ロールFpの接触領域である定着領域Q5に搬送され、前記定着領域Q5を通過する際に加熱定着される。加熱定着された記録シートSは、媒体排出部材の一例としての排出ローラRhから媒体排出部の一例としての排紙トレイTRhに排出される。
なお、前記加熱ロールFh表面には、記録シートSの加熱ロールFhからの離型性を良くするための離型剤が離型剤塗布装置Faにより塗布されている。
前記ベルトモジュールBMの上方にはイエロー:Y,マゼンタ:M,シアン:C,黒:Kの各現像剤を収容する現像剤収容容器の一例としての現像剤カートリッジKy,Km,Kc,Kkが配置されている。各現像剤カートリッジKy,Km,Kc,Kkに収容された現像剤は、前記現像装置Gy,Gm,Gc,Gkの現像剤の消費に応じて前記各現像装置Gy,Gm,Gc,Gkに補給される。なお、実施例1では、現像装置Gy〜Gkに収容される現像剤の一例として、磁性のキャリアと、外添剤が付与されたトナーとを含む二成分現像剤により構成されている。そして、現像剤カートリッジKy〜Kkからは、現像装置Gy〜Gkにトナーが補給される。
(現像装置Gy,Gm,Gc,Gkの説明)
図3は本発明の実施例1の現像装置の斜視説明図であり、図3Aは現像容器カバーが取り外されて現像ロールが省略された状態の要部斜視説明図、図3Bは第1オーガの斜視説明図、図3Cは第2オーガの斜視説明図である。
図4は図3AのIV−IV線に対応する現像装置の断面図である。
次に、前記本発明の実施例1の現像装置Gy,Gm,Gc,Gkの説明をするが、各色の現像装置Gy,Gm,Gc,Gkは同様に構成されているため、Y色の現像装置Gyについてのみ詳細な説明をし、その他の色の現像装置Gm,Gc,Gkについては、詳細な説明を省略する。
図2〜図4において、感光体PRyに対向して配置された現像装置Gyは、現像剤が収容された現像容器Vを有している。前記現像容器Vは、容器本体1と、図4に示す容器本体1の上部を塞ぐ蓋部材の一例としての容器カバー2と、図3Aに示す容器本体1の後端に連結された受入部の一例としての受入筒3とを有している。図4において、実施例1の現像容器Vは、感光体PRyに対向する現像領域Q2yに対応して、開口V1が形成されており、感光体PRy側が開放されている。
図3A、図4において、前記現像容器Vの内側には、現像剤保持体の収容部の一例としての現像ロール室4と、前記現像ロール室4の下方に隣接して配置された第1収容室6と、前記第1収容室6の右方に隣接して配置された第2収容室7とを有している。前記第1収容室6と第2収容室7により、実施例1の収容室6+7が構成されている。前記収容室6+7の前後方向の長さは、前記現像ロール室4よりも前方に長く形成されている。
図3Aにおいて、前記第2収容室7の後側の受入筒3の内部には、補給室3aが形成されている。前記補給室3aは第2収容室7の後端に接続されている。前記受入筒3の上面には、新規な現像剤の受給部の一例としての補給口3bが形成されており、現像剤カートリッジKyからの現像剤が補給される。
図3A、図4において、前記容器本体1における第1収容室6と第2収容室7との間には、各収容室6,7に沿って仕切壁8が形成されている。図3Aにおいて、前記仕切壁8の前端部には、第1の流入部の一例として、第1収容室6と第2収容室7とを接続する前側流入部E1が形成されている。また、前記仕切壁8の後端部には、第2の流入部の一例として、第1収容室6と第2収容室7とを接続する後側流入部E2が形成されている。よって、前記流入部E1,E2を通して、前記各収容室6,7内の現像剤が互いに移動可能に構成されている。
図4において、前記現像ロール室4には、現像剤保持体の一例としての現像ロールR0yが収容されている。図3Aにおいて、前記現像ロールR0yの前端は、容器本体1の前端壁9に形成されたU字溝状の支持部9aに支持されると共に、前記現像ロールR0yの後端は、容器本体1の後端壁11に形成された円孔状の支持部11aに支持される。
前記現像ロールR0yの左斜め下方には、層厚規制部材の一例として、現像ロールR0yに沿って延び、且つ、現像ロールR0y表面に対向して現像ロールR0yに保持された現像剤の層の厚さを規制する規制ブレード12が支持されている。
図4において、前記現像ロールR0yは、磁石部材の一例として、外周面に複数の磁極が設けられ現像容器Vに固定支持された磁石ロール13と、円筒状の円筒部材の一例として、前記磁石ロール13の外周に回転可能に支持され且つ磁石ロール13の磁力で吸着された現像剤を外表面に保持して回転する現像スリーブ14とを有する。実施例1の現像スリーブ14は、現像領域Q2yにおいて下方から上方に表面が移動する矢印Y1方向に回転する。
図4において、前記磁石ロール13は、前後方向に延びる支持軸16を有している。前記支持軸16には、磁石部材本体の一例としての磁石ロール本体17が固定支持されている。
前記磁石ロール本体17の外周面には、現像領域Q2yに対向して配置され、現像スリーブ14表面の現像剤を感光体PRyに向けて立たせる現像磁極S1が配置されている。前記現像磁極S1に対して現像スリーブ14の回転方向の下流側には、前記現像磁極S1と異なる極性の磁極であって、現像スリーブ14表面の現像剤を保持する磁力を発生させて、現像スリーブ14の回転に伴って、保持した現像剤を搬送させる第1の搬送磁極N1が配置されている。実施例1の第1の搬送磁極N1は、現像容器Vの開口V1上部に対応して配置されている。前記第1の搬送磁極N1に対して現像スリーブ14の回転方向の下流側には、前記第1の搬送磁極N1と異なる極性の磁極である第2の搬送磁極S2が配置されている。
前記第2の搬送磁極S2に対して現像スリーブ14の回転方向の下流側には、第1の離脱磁極の一例として、前記第2の搬送磁極S2と異なる極性の磁極であって、現像スリーブ14の外表面に保持された現像剤を現像スリーブ14から離脱させる第1のピックオフ磁極N2が配置されている。前記第1のピックオフ磁極N2に対して、現像スリーブ14の回転方向の下流側には、第1の吸着磁極の一例として、前記第1のピックオフ磁極N2と同一の極性の磁極であって、前記第1収容室6に対応して配置され、前記第1収容室6の現像剤を現像スリーブ14の外表面に吸着させるピックアップ磁極N3が配置されている。
前記ピックアップ磁極N3に対して現像スリーブ14の回転方向の下流側には、第2の離脱磁極の一例として、前記ピックアップ磁極N3と異なる極性の磁極である第2のピックオフ磁極S3が配置されている。前記第2のピックオフ磁極S3に対して現像スリーブ14の回転方向の下流側には、規制磁極の一例であって、第2の吸着磁極の一例としてのトリミング磁極S4が、規制ブレード12の配置された規制位置Q11に対応して配置されている。前記トリミング磁極S4は、第2のピックオフ磁極S3と同一の極性の磁極であり、現像スリーブ14から離脱した現像剤を現像スリーブ14に吸着すると共に、現像スリーブ14表面の現像剤を立たせて前記規制ブレード12で現像剤の層の厚さを規制させる。なお、実施例1のトリミング磁極S4は、図4に示すように、規制ブレード12に対向する位置に配置されているが、これに限定されず、設計や構成に応じて、特開平10−186855号公報、特開2010−008442号公報などに記載されているように規制位置Q11に対して現像スリーブの回転方向の上流側近傍に配置されたり、あるいは、特開2004−333636号公報、特開2008−152204号公報などに記載されているように規制位置Q11に対して現像スリーブの回転方向の下流側近傍に配置されたりするなど、規制位置Q11に対応して近傍に配置されていれば良く、従来公知の構成を適用可能である。
前記トリミング磁極S4に対して現像スリーブ14の回転方向の下流側且つ前記現像磁極S1に対して現像スリーブ14の回転方向の上流側には、前記トリミング磁極S4と異なる極性の磁極であって、前記現像磁極S1と異なる極性の磁極である第3の搬送磁極N4が配置されている。
ここで、実施例1の第1のピックオフ磁極N2は、ピックアップ磁極N3に対して現像スリーブ14の回転方向の上流側且つ現像磁極S1に対して現像スリーブ14の回転方向の下流側において、現像スリーブ14に現像剤を保持する力を低減させて現像剤を現像スリーブ14から離脱可能にする磁界を形成する。これに対して、実施例1の第2のピックオフ磁極S3は、ピックアップ磁極N3に対して現像スリーブ14の回転方向の下流側且つトリミング磁極S4に対して現像スリーブ14の回転方向の上流側において、現像スリーブ14に現像剤を保持する力を低減させて現像剤を現像スリーブ14から離脱可能にする磁界を形成する。
前記支持軸16と、磁石ロール本体17とにより、実施例1の磁石ロール13が構成されている。
図5は現像ロールの説明図であって現像ロールの部分断面図である。
図5において、前記磁石ロール13の支持軸16には、前記現像スリーブ14が回転可能に支持されている。前記現像スリーブ14は、円筒部材の本体の一例として、内部に前記磁石ロール本体17が配置される円筒状のスリーブ本体18を有する。
図5において、前記スリーブ本体18の後端には、円筒部材の後端支持部材の一例としてのスリーブ後端支持部材19が支持されている。前記スリーブ後端支持部材19は、前記磁石ロール13の支持軸16の後端に、軸受21を介して回転可能に支持されている。前記スリーブ後端支持部材19は、前記軸受21に支持された円筒状の支持部材本体19aと、前記支持部材本体19aの後部に形成されて支持軸16の延長上であって後方に延びる軸形状の被支持部19bとを有する。
また、前記スリーブ本体18の前端には、円筒部材の前端支持部材の一例としてのスリーブ前端支持部材22が支持されている。前記スリーブ前端支持部材22は、前記磁石ロール本体17の前方の支持軸16に、軸受23を介して回転可能に支持されている。前記スリーブ前端支持部材22は、前記軸受23に支持された円筒状の支持部材本体22aと、前記支持部材本体22aの前部に形成され且つ前記支持部材本体22aに比べて小径の円筒状に形成された被支持部22bとを有する。なお、前記スリーブ前端支持部材22は、内部を貫通された状態で支持軸16によって支持されて、支持軸16の前端部がスリーブ前端支持部材22に対して前方に突き出た状態で支持される。
前記スリーブ本体18と、スリーブ後端支持部材19と、軸受21と、スリーブ前端支持部材22と、軸受23とにより、実施例1の現像スリーブ14が構成されている。
また、前記磁石ロール13と、現像スリーブ14とにより、実施例1の現像ロールR0yが構成されている。
前記現像ロールR0yは、現像スリーブ本体18両端の支持部材19,22の被支持部19b,22bが、対応する端壁11,9の支持部11a,9aに図示しない軸受を介して回転可能に支持され、且つ、支持軸16の前端が図示しない固定部材により現像容器Vに固定されて、現像容器Vに支持される。
なお、現像スリーブ本体18両端の被支持部19b,22bには、感光体PRy側の部材に突き当てられて、感光体PRyと現像ロールR0yとの間隔を予め設定された間隔に保持する図示しない突き当て部材、いわゆる、トラッキングロールが支持される。また、スリーブ後端支持部材19の被支持部19bには、図示しない被駆動伝達部材、いわゆる、ギアが支持されて、装置本体U2から駆動力が伝達される。
したがって、被支持部19bに駆動力が伝達されると、現像スリーブ14が、磁石ロール13の周りを回転する。
図4において、前記規制ブレード12の右方であって前記現像スリーブ14の下方には、案内部材の一例として、現像スリーブ14に沿って前後方向に延びたガイド部材26が配置されている。前記ガイド部材26は、現像スリーブ14に保持された現像剤が現像スリーブ14から離脱する磁界に対応して、現像スリーブ14に対向して配置されている。具体的には、同一の極性で隣合う磁極である第2のピックオフ磁極S3とトリミング磁極S4との間に形成された磁界による磁力の法線方向成分の大きさが最小となる最小位置Q12に対応して、前記ガイド部材26が現像スリーブ14の重力方向下方に配置されている。前記ガイド部材26は、収容部の一例として、上方部分が下方に凹んで断面湾曲状に形成された受け部26aを有している。前記受け部26aは、前記最小位置Q12における現像スリーブ14外周面の法線L1と交差している。前記受け部26aは、現像スリーブ14から離脱した現像剤を受けて収容する。
ここで、前記現像スリーブ14から離脱した現像剤は、慣性によって、現像スリーブ14の回転速度に伴った速度成分を有しており、現像スリーブ14の回転方向の下流側に移動し易い。また、現像スリーブ14と受け部26aとの間には、現像スリーブ14の回転に伴った気流が生じており、現像スリーブ14から離脱した現像剤は、現像スリーブ14の回転方向の下流側に流され易い。
よって、現像スリーブ14から離脱した現像剤は、受け部26aに到達して跳ね返ったり、受け部26aに収容されたりすると、現像スリーブ14の回転方向の下流側に移動し、磁石ロール13の磁力で再び現像スリーブ14に吸着される位置に移動し易い。すなわち、前記ガイド部材26は、現像スリーブ14から離脱した現像剤を、跳ね返したり、収容したりして、現像剤の現像スリーブ14から離脱する方向への移動を妨げつつ、現像スリーブ14に向けて案内して、現像スリーブ14に再び吸着させる。
図4において、前記ガイド部材26と、現像容器Vの左側の内壁V2との間には、現像剤が通過可能な通過空間27が形成されている。前記通過空間27は、前記ガイド部材26に対して現像スリーブ14の回転方向の下流側且つ前記規制ブレード12に対して現像スリーブ14の回転方向の上流側に配置された開口部27aを有している。前記開口部27aは、規制ブレード12で規制されて残った現像剤が流入可能に構成されている。また、前記通過空間27は、開口部27aから右下方向に延びて、収容室6+7の第1収容室6とを接続して、開口部27aからの現像剤が通過可能に構成された通過部27bを有する。したがって、開口部27aから流入した現像剤は、通過部27bを通過して第1収容室6に戻される。
前記開口部27aと通過部27bとにより、実施例1の通過空間27が構成されている。
図6は現像装置に装着された場合の磁石ロールと第1オーガと濃度センサとの位置関係を説明した図である。
図3、図4において、前記第1収容室6には、第1の攪拌部材の一例としての第1オーガ31が配置されている。
図3B、図6において、前記第1オーガ31は、第1の回転軸の一例として、前記現像ロールR0yに沿って延び且つ前記現像容器Vに回転可能に支持された第1オーガ軸32を有する。
図3、図6において、前記第1オーガ軸32の外周面には、第1の攪拌羽根の一例として、螺旋状に形成された第1搬送羽根33が支持されている。
実施例1の前記第1搬送羽根33は、前側流入部E1の位置に対応して形成され、前側流入部E1の開口部分に比べて長く、且つ、位相を半周分ずらして二重螺旋状に形成された二重搬送部33aと、前記二重搬送部33aの一方の螺旋の後端部から前記後側流入部E2まで螺旋状に形成された主搬送部33bと、前記主搬送部33bの後方側であって、1周分の位相分だけ第1オーガ軸32方向に沿って移動する量、いわゆる、ピッチが他の搬送部33a,33bに比べて小さく、且つ、巻き方向が他の搬送部33a,33bとは異なった螺旋状に形成された逆搬送部33cとを有する。
また、図3、図6において、前記第1オーガ軸32の外周面には、前記主搬送部33bの前端側に対応する位置に、第1の攪拌部の一例としてのセンサ対向パドル34が支持されている。前記センサ対向パドル34は、第1オーガ軸32から径方向に延び且つ軸方向の長さが主搬送部33bのピッチに比べて短い板状に形成されている。前記センサ対向パドル34は、前端が主搬送部33bの後面に接続されて、主搬送部33bの後面から軸方向後方に延びた形状に形成されている。
さらに、図3、図6において、前記第1オーガ軸32の外周面には、前記センサ対向パドル34の後方側に、第1オーガ軸32に沿って第1の攪拌部の一例としての後方パドル36が複数支持されている。実施例1の前記後方パドル36は、第1オーガ軸32から径方向に延び且つ軸方向の長さが主搬送部33bのピッチに比べて短い板状に形成されている。前記後方パドル36は、後端が主搬送部33bの前面に接続されて、主搬送部33bの前面から軸方向前方に延びた形状に形成されている。
前記第1オーガ軸32と、第1搬送羽根33と、センサ対向パドル34と、後方パドル36とにより、実施例1の第1オーガ31が構成されている。
図3、図4において、前記第2収容室7には、第2の攪拌部材の一例としての第2オーガ41が配置されている。前記第2オーガ41は、第2の回転軸の一例として、前記第1オーガ31に沿って延び且つ前記現像容器Vに回転可能に支持された第2オーガ軸42を有する。
図3Cにおいて、前記第2オーガ軸42の外周面には、第2の攪拌部材の一例として、螺旋状に形成された第2搬送羽根43が支持されている。
実施例1の前記第2搬送羽根43は、補給室3aの位置に対応して、螺旋状に形成された補給搬送部43aと、前記補給搬送部43aの前方側であって、前記後側流入部E2から前記前側流入部E1まで螺旋状に形成された第2主搬送部43bと、前記第2主搬送部43bの前方側であって、ピッチが他の搬送部43a,43bに比べて小さく、且つ、巻き方向が他の搬送部43a,43bとは異なった螺旋状に形成された第2逆搬送部43cとを有する。
また、図3Cにおいて、前記第2オーガ軸42の外周面には、前記補給搬送部43aと第2主搬送部43bとの間に、第2オーガ軸42から径方向に突出する崩し部44が複数形成されている。
さらに、図3Cにおいて、前記第2オーガ軸42の外周面には、前記崩し部44の前方側に、第2オーガ軸42に沿って第2の攪拌部の一例としての第2パドル46が複数支持されている。実施例1の前記第2パドル46は、第2オーガ軸42から径方向に突出し且つ軸方向に延びる板状に形成されている。
前記第2オーガ軸42と、第2搬送羽根43と、崩し部44と、第2パドル46とにより、実施例1の第2オーガ41が構成されている。
前記第1オーガ31の第1オーガ軸32の後端には、図示しない被駆動伝達部材、いわゆる、ギアが支持されており、装置本体U2から駆動力が伝達される。
また、図3Aにおいて、前記第1オーガ軸32の前端には、駆動伝達部材の一例としてのギアG11が支持されている。前記ギアG11には、現像容器本体1の前端に回転可能に支持された中間伝達部材の一例としての中間ギアG12が噛み合っている。前記中間ギアG12には、前記第2オーガ41の第2オーガ軸42の前端に支持された被駆動伝達部材の一例としてのギアG13が噛み合っている。
したがって、装置本体U2からの駆動力が、第1オーガ軸32に伝達されると、第1オーガ31が回転すると共に、ギアG11〜G13を介して、第2オーガ41が回転する。
これにより、受入筒3の現像剤補給口3bに補給された現像剤は、第2オーガ41の第2搬送羽根43によって、補給室3aから第2収容室7に搬送される。第2収容室7に搬送された現像剤は、第2搬送羽根43によって、第2収容室7内を後側流入部E2から前側流入部E1に向かう第2搬送方向に攪拌されながら搬送される。そして、第2収容室7の第2搬送方向の下流端部に搬送された現像剤は、第2搬送羽根43の第2主搬送部43bと第2逆搬送部43cとによって下流端部に堆積される。堆積して嵩が高くなった現像剤は、前側流入部E1を通過して、第1収容室6に流入する。
第1収容室6に流入した現像剤は、第1オーガ31の搬送羽根32によって、前側流入部E1から後側流入部E2に向かう第1搬送方向に搬送されながら、現像ロールR0yの現像スリーブ14に供給されて吸着される。
なお、この際に、第2オーガ41の崩し部44は凝集した現像剤を崩し、第2パドル46は現像剤を攪拌している。
現像ロールR0yの現像スリーブ14に吸着されずに残った現像剤や、現像ロールR0yの現像スリーブ14から離脱して第1収容室6に戻った現像剤は、第1オーガ31によって搬送されて、後側流入部E2まで搬送される。現像剤は、後側流入部E2まで搬送されると、前側流入部E1を通過するのと同様にして後側流入部E2を通過して、第2収容室7に流入する。そして、第2収容室7に流入した現像剤は、また、第2オーガ41によって第2搬送方向に搬送される。なお、この際に、第1オーガ31のセンサ対向パドル34、後方パドル36は現像剤を攪拌している。
したがって、実施例1では、現像容器Vに収容された現像剤は、前記前側流入部E1、後側流入部E2を介して、第1収容室6、第2収容室7を循環可能に構成されている。すなわち、前記収容室6+7は、現像剤が循環可能に構成されている。
図4、図6において、現像容器Vの現像ロールR0yの下方側であって、第1収容室6の感光体PRy側には、濃度検知部材の一例としての濃度センサ51が、現像容器Vに設けられた支持部V3により支持されている。前記濃度センサ51は、現像ロールR0yの第1搬送方向の上流端部、すなわち、前端部に対応して配置される。
実施例1の濃度センサ51は、濃度検知部材の本体の一例として、第1搬送方向に延びる板状のセンサ本体52と、濃度検知面の一例として、前記センサ本体52に支持されて第1収容室6内に露出する円形状のセンサ面53とを有する。
図6において、前記センサ面53の後端は、磁石ロール本体17の第1搬送方向の上流端に比べて、下流側、すなわち、磁石ロール本体17の前端に比べて、後方に配置される。
なお、前記センサ面53は、センサ対向パドル34に対向して配置される。したがって、前記センサ面53には、第1の回転軸32に沿って延びて搬送力のないセンサ対向パドル34によって、第1攪拌室6の現像剤が、一時的に滞留されると共にセンサ面53に寄せられて、現像剤の濃度が検知される。また、実施例1では、前記濃度センサ51として、透磁率を検知して濃度を検知する透磁率方式の濃度検知部材が用いられている。したがって、実施例1では、前記濃度センサ51が、非磁性のトナーと磁性キャリアとの混合比に応じて変化する透磁率を検知して、現像剤中のトナーの割合、いわゆる、現像剤の濃度を検知する。
(実施例1の作用)
図7は本発明の実施例1の作用説明図である。
前記構成を備えた実施例1の複写機Uでは、感光体PRy〜PRkの表面に静電潜像が形成されて、現像装置Gy〜Gkが、現像ロールR0y〜R0kに保持した現像剤で、感光体PRy〜PRk上の潜像をトナー像に現像する。
この際に、図7に示す実施例1の現像装置Gy〜Gkでは、螺旋状の搬送羽根33,43を有するオーガ31,41が、収容室6+7に収容された現像剤を攪拌しながら搬送する。現像ロールR0y〜R0k側の第1収容室6に搬送された現像剤は、現像ロールR0y〜R0kの収容室6+7側に設定された吸着位置Q13で現像ロールR0y〜R0kの現像スリーブ14に吸着される。吸着された現像剤は、現像スリーブ14に保持されて現像スリーブ14と共に回転して搬送され、最小位置Q12を通過する際に、現像スリーブ14から矢印Y2方向に向かって離脱する。現像スリーブ14から離脱した現像剤は、ガイド部材26の受け部26aに到達すると、受け部26aで跳ね返されたり収容されたりして、現像スリーブ14の回転方向の下流側に移動して矢印Y3方向に移動し、最小位置Q12よりも下流側の磁石ロール13の磁力で現像スリーブ14に再び吸着される。再び現像スリーブ14に吸着された現像剤は、規制ブレード14が配置された規制位置Q11で現像剤の層の厚さが規制されて、現像領域Q2y〜Q2kに搬送されて、感光体PRy〜PRk上の潜像が現像される。
図8はオーガと現像剤の量の説明図である。
螺旋状の攪拌羽根を有する攪拌部材、いわゆる、オーガが現像ロールに沿って配置された現像装置では、前記オーガが現像剤を攪拌しながら現像ロールに沿って搬送して、現像ロールに磁力で現像剤が吸着される。
ここで、図8に示すように、オーガ01が矢印Y01方向に現像剤を搬送する場合、螺旋状の攪拌羽根02に対して下流側の部分では現像剤の量が少なくなり、攪拌羽根02に対して上流側の部分では現像剤の量が多くなり易い。したがって、攪拌羽根02の1ピッチ毎に、現像剤の量が増減し、オーガ01の軸方向に沿って現像剤の上面が波状の凹凸となる場合がある。特に、高濃度の画像が印刷されるなどして現像剤が消費されて現像剤の総量が少なくなると、現像剤の上面の凹凸が顕著となり易い。したがって、オーガ01で攪拌、搬送された現像剤を、現像ロールが吸着する場合、オーガ01の軸方向の位置に応じて、現像ロールに吸着される現像剤の量が異なり易い。よって、現像ロールに吸着されて保持される現像剤の量についても、軸方向に増減が生じてムラが生じ易く、現像ロール上に、攪拌羽根02に応じた周期的な斜めの模様が形成される場合があった。
このような現像ロール上に周期的な斜めの模様が形成された状態で感光体上の潜像が現像されると、現像された画像にも周期的な斜めの模様の影響が出て、記録シートS上の画像に攪拌羽根02に応じた周期的な斜めの濃淡、いわゆる、オーガマークが発生して画質が悪化してしまう場合があった。
ここで、従来の構成では、規制磁極の磁力を十分に大きくして層厚規制部材の上流側に、層厚規制部材で規制された現像剤を一定量保持してオーガマークの発生を低減していた。しかし、この場合、層厚規制部材の上流側の現像剤には、さらに上流側から次々と現像剤が搬送されてきて圧縮されて負荷を受け、現像剤の劣化が発生する。一方、現像剤への負荷を軽減しようとして、規制磁極の磁力を小さくすると、層厚規制部材で規制された現像剤は、層厚規制部材の上流側の現像ロールに保持され難くなって、保持されて溜まった現像剤が緩和していた現像ロールの現像剤の量のムラも、緩和され難くなってしまう。したがって、規制磁極の磁力を小さくした場合には、現像ロールに周期的な斜めの模様が形成されると、規制磁極の磁力が大きい場合に比べて、周期的な斜めの模様が形成された状態で感光体上の潜像が現像され易く、よりオーガマークが発生して画質が悪化し易かった。
これに対して、実施例1の現像装置Gy〜Gkでは、吸着位置Q13に対して現像スリーブ14の回転方向の下流側且つ規制位置Q11に対して現像スリーブ14の回転方向の上流側に最小位置Q12が設定されており、第1オーガ31で攪拌、搬送された現像剤は、現像ロールR0y〜R0kの現像スリーブ14に吸着位置Q13において吸着された後に、最小位置Q12において、一度、現像スリーブ14から離脱して、規制位置Q11の前で現像スリーブ14に再び吸着される。したがって、吸着位置Q13で吸着された現像剤が、現像スリーブ14に保持されたまま規制位置Q11に搬送され、現像領域Q2y〜Q2kに搬送される場合に比べて、現像スリーブ14上の現像剤の量が均され易く、現像スリーブ14上の周期的な斜めの模様が解消され易くなっている。したがって、実施例1では、トリミング磁極S4の磁力が大きい場合は勿論、トリミング磁極S4の磁力が小さい場合にも、オーガマークが発生して画質が悪化することを低減し易くなると共に、現像剤への負荷が軽減される。
なお、特許文献1にも、吸着位置に対して現像スリーブの回転方向の下流側且つ規制位置に対して現像スリーブの回転方向の上流側に、現像剤が離脱される磁界を形成して、現像スリーブに保持された現像剤の一部を離脱可能にしている。しかしながら、離脱させるだけの特許文献1の構成では、現像ロールに周期的な斜めの模様が形成されても、現像剤が現像スリーブから離脱するのみで、現像スリーブ上の現像剤の量のムラが保持されてしまって、現像ロールに周期的な斜めの模様が残り易く、オーガマークが発生し易い問題がある。その上、特許文献1の構成では、現像スリーブから離脱した現像剤は、現像スリーブに保持される前の収容室に戻ってしまい易く、現像スリーブ上の現像剤の量が少なくなって、現像スリーブの現像剤の層の形成が不安定となってしまい易い問題もある。
これに対して、実施例1の現像装置Gy〜Gkでは、最小位置Q12における法線L1と交差する位置にガイド部材26が配置されており、離脱した現像剤を前記ガイド部材26が、跳ね返したり、一時的に収容したりして、現像剤が現像スリーブ14に案内される。よって、実施例1では、離脱した現像剤が現像スリーブ14に再び吸着され易くなっており、現像剤の量のムラを低減して周期的な斜めの模様を解消しつつ現像剤の層の形成が安定し易くなっている。
また、実施例1の現像装置Gy〜Gkには、前記ガイド部材26に対して現像スリーブ14の回転方向の下流側且つ前記規制ブレード12に対して現像スリーブ14の回転方向の上流側に開口部27aが形成された通過空間27が形成されている。したがって、規制ブレード12が規制位置Q11で規制して残った現像剤は、前記開口部27aから流入して矢印Y4方向に通過空間27を通過し、収容室6+7の第1収容室6に戻り易い。よって、通過空間27が形成されておらず、規制ブレード12とガイド部材26との間が繋がっている場合に比べて、実施例1では、規制ブレード12で規制されて残った現像剤が、現像スリーブ14とガイド部材26との間に溜まり難く、現像剤に負荷、いわゆる、ストレスがかかり難くなっている。
図9は本発明の実施例2の画像形成装置の全体説明図である。
次に本発明の実施例2の説明をする。図9において、実施例2の複写機U′では、実施例1の複写機Uに比べて位置や形状は異なるが、実施例1の複写機Uと同様の機能を有する部材には同一の部材を付し、詳細な説明を省略する。また、実施例2の複写機U′は従来公知であり、例えば、特開2005−208340号公報、特開2009−175768号公報などに記載されている。そこで、以下では、後述する実施例2の現像装置Gy′〜Gk′についてのみ説明し、他の部材についての説明は省略する。
(現像装置Gy′〜Gk′について)
図10は本発明の実施例2の現像装置の斜視図である。
図11は本発明の実施例2の現像装置の現像剤の補給口部分の拡大説明図で図10の矢印XI方向から見た部分断面図である。
図12は本発明の実施例2の現像装置の後端部の説明図であり、図10の矢印XII方向からみた部分断面図である。
図13は本発明の実施例2の現像装置の後端部の説明図であり、図13Aは図12のXIIIA−XIIIA線断面図、図13Bは押上パドルの説明図である。
図14は本発明の実施例2の現像装置の説明図であり、図14Aは図11のXIVA−XIVA線断面図、図14Bは図11のXIVB−XIVB線断面図である。
図15は本発明の実施例2の現像装置の説明図であり、図15Aは図12のXVA−XVA線断面図であり、図15Bは図12のXVB−XVB線断面図、図15Cは現像装置のギヤの説明図である。
図9において、実施例2の複写機U′は、実施例1の現像装置Gy,Gm,Gc,Gkに替えて、実施例2の現像装置Gy′,Gm′,Gc′,Gk′を有する。実施例2の現像装置Gy′〜Gk′は、ベルトモジュールBMの上方に配置された感光体PRy〜PRkに対して、右側に配置されている。なお、各現像装置Gy′〜Gk′は同様の構成をしているので、Y色の現像装置Gy′についてのみ説明を行い、その他の色の現像装置Gm′,Gc′,Gk′についての詳細な説明は省略する。
図14B、図15Bにおいて、現像領域Q2yで感光体PRyに対向して配置された現像装置Gy′は、現像剤を収容する現像容器V′を有している。
図10において、前記現像容器V′は、容器本体201と、容器本体201の前端および後端に連結された前側接続部材202および後側接続部材203を有している。前側接続部材202は、前側上部接続部材202aおよび前側下部接続部材202bを有しており、後側接続部材203は、後側上部接続部材203aおよび後側下部接続部材203bを有している。
図10、図11において、前記容器本体201の前端および後端のそれぞれ上側の部分には、一対の被支持部201a,201aが設けられており、前記現像容器V′が複写機U′内部に装着された際に、前記各被支持部201aが複写機U′の図示しない枠体により支持される。
図14B、図15Bにおいて、前記容器本体201、前側接続部材202および後側接続部材203を有する現像容器V′は、その内部に、現像剤保持体の収容部の一例としての現像ロール室204と、第1の収容室の一例として、現像ロール室204の斜め下方に配置された下側収容室206と、第2の収容室の一例として、前記現像ロール室204に隣接し且つ下側収容室206の上方に配置された上側収容室207とを有している。前記下側収容室206と上側収容室207との間は、仕切壁208により仕切られている。図11において、前記仕切壁208の前端部には、第1の流入部の一例として、下側収容室206と上側収容室207とを上下に接続する前側流入部E1′が形成されている。図13A、図15Aにおいて、前記仕切壁208の後端部の右側部には、下側収容室206と上側収容室207とを上下に接続する後側流入部E2′が形成されている。前記下側収容室206と上側収容室207とにより、実施例2の収容室206+207が構成されている。
図14、図15において、前記現像ロール室204には、現像剤保持体の一例としての現像ロールR0y′が収容されている。前記現像ロールR0y′は、磁石部材の一例として、外周面に複数の磁極が設けられ現像容器V′に固定支持された磁石ロール213と、円筒状の円筒部材の一例として、前記磁石ロール213の外周に回転可能に支持され且つ磁石ロール213の磁力で吸着された現像剤を外表面に保持して回転する現像スリーブ214とを有する。実施例2の現像スリーブ214は、現像領域Q2yにおいて上方から下方に表面が移動する矢印Y6方向に回転する。
図16は本発明の実施例2の現像装置の説明図であり、図15Bの要部拡大図である。
図16において、前記磁石ロール213は、前後方向に延びる支持軸216を有している。前記支持軸216には、磁石部材本体の一例としての磁石ロール本体217が固定支持されている。
前記磁石ロール本体217の外周面には、現像領域Q2yに対向して配置され、現像スリーブ214表面の現像剤を感光体PRyに向けて立たせる現像磁極N4′が配置されている。前記現像磁極N4′に対して現像スリーブ214の回転方向の下流側には、前記現像磁極N4′と異なる極性の磁極であって、現像スリーブ214表面の現像剤を保持する磁力を発生させて、現像スリーブ214の回転に伴って、保持した現像剤を搬送させる第1の搬送磁極S1′が配置されている。実施例2の第1の搬送磁極S1′は、現像ロールに対応して設けられた現像容器V′の開口V1′の下部に対応して配置されている。
前記第1の搬送磁極S1′に対して現像スリーブ214の回転方向の下流側には、第1の離脱磁極の一例として、前記第1の搬送磁極S1′と異なる極性の磁極であって、現像スリーブ214の外表面に保持された現像剤を現像スリーブ214から離脱させる第1のピックオフ磁極N1′が配置されている。前記第1のピックオフ磁極N1′に対して、現像スリーブ214の回転方向の下流側には、第1の吸着磁極の一例として、前記第1のピックオフ磁極N1′と同一の極性の磁極であって、前記上側収容室207に対応して配置され、前記上側収容室207の現像剤を現像スリーブ214の外表面に吸着させる第1のピックアップ磁極N2′が配置されている。
前記第1のピックアップ磁極N2′に対して現像スリーブ14の回転方向の下流側には、第2の離脱磁極の一例として、前記第1のピックアップ磁極N2′と異なる極性の磁極である第2のピックオフ磁極S2′が配置されている。前記第2のピックオフ磁極S2′に対して現像スリーブ14の回転方向の下流側には、規制磁極の一例であって、第2の吸着磁極の一例としてのトリミング磁極S3′が、後述する層厚規制部材SKの配置された規制位置Q11′に対応して配置されている。前記トリミング磁極S3′は、第2のピックオフ磁極S2′と同一の極性の磁極であり、現像スリーブ14から離脱した現像剤を現像スリーブ14に吸着すると共に、現像スリーブ14表面の現像剤を立たせて前記規制ブレード12で現像剤の層の厚さを規制させる。前記トリミング磁極S3′に対して現像スリーブ14の回転方向の下流側には、前記トリミング磁極S3′と異なる極性の磁極である第2の搬送磁極N3′が配置されている。前記第2の搬送磁極N3′に対して現像スリーブ14の回転方向の下流側且つ前記現像磁極N4′に対して現像スリーブ14の回転方向の上流側には、前記第2の搬送磁極N3′と異なる極性の磁極であって、前記現像磁極N4′と異なる極性の磁極である第3の搬送磁極S4′が配置されている。
ここで、実施例2の第1のピックオフ磁極N1′は、ピックアップ磁極N2′に対して現像スリーブ214の回転方向の上流側且つ現像磁極N4′に対して現像スリーブ214の回転方向の下流側において、現像スリーブ214に現像剤を保持する力を低減させて現像剤を現像スリーブ214から離脱可能にする磁界を形成する。これに対して、実施例2の第2のピックオフ磁極S2′は、ピックアップ磁極N2′に対して現像スリーブ214の回転方向の下流側且つトリミング磁極S3′に対して現像スリーブ214の回転方向の上流側において、現像スリーブ214に現像剤を保持する力を低減させて現像剤を現像スリーブ214から離脱可能にする磁界を形成する。
前記支持軸216と、磁石ロール本体217とにより、実施例2の磁石ロール213が構成されている。前記磁石ロール213の支持軸216には、前記現像スリーブ214が回転可能に支持されている。前記磁石ロール213と、現像スリーブ214とにより、実施例2の現像ロールR0y′が構成されている。
図16において、現像容器V′内で前記現像ロールR0y′の上方には、現像ロールR0y′に沿って延び、且つ、現像ロールR0y′表面に対向して現像ロールR0y′に保持された現像剤の層の厚さを規制する実施例2の層厚規制部材SKが支持されている。
前記層厚規制部材SKの右方であって前記現像スリーブ214の上方には、案内部材の一例として、現像スリーブ214に沿って前後方向に延びたガイド部材226が配置されている。実施例2のガイド部材226は、同一の極性で隣合う磁極である第2のピックオフ磁極S2′とトリミング磁極S3′との間に形成された磁界による磁力の法線方向成分の大きさが最小となる最小位置Q12′に対応して、前記ガイド部材226が現像スリーブ214の重力方向上方に配置されている。
前記ガイド部材226には、現像スリーブ214に対向する側に、反射面の一例として、平面状の平面部226aが形成されている。前記平面部226aは、前記最小位置Q12′における現像スリーブ14外周面の法線L1′と交差し、且つ、現像スリーブ214から離脱した現像剤を現像スリーブ214の回転方向の下流側に反射可能な角度で配置されている。なお、実施例1では、ガイド部材226の平面部226aと現像スリーブ214外周面との間隔が、現像スリーブ214の回転方向の上流側に比べて下流側の方が狭くなるように設定されており、現像スリーブ214の回転方向の下流側に向かって反射した現像剤は、現像スリーブ214に向かい易く構成されている。また、実施例1では、前記法線L1′に沿った現像スリーブ214外周面から平面部226aまでの間隔が20mmに設定されている。なお、現像スリーブ214外周面から平面部226aまでの間隔は、これに限定されず、20mm以下の長さが好適に設定可能である。
また、前記ガイド部材226において、平面部226bに対して現像スリーブ214に向かう方向の反対側には、右側に行くに連れて下方に傾斜するように湾曲した湾曲部226bが形成されている。
ここで、前記最小位置Q12′において、現像スリーブ214から離脱した現像剤は、実施例1と同様に、慣性や、現像スリーブ214の回転に伴った気流により、現像スリーブ214の回転方向の下流側に移動する。したがって、離脱した現像剤は、平面部226aに到達して反射して現像スリーブ214の回転方向の下流側に移動し、磁石ロール213の磁力で再び現像スリーブ214に吸着される。すなわち、実施例2のガイド部材226は、現像スリーブ214から離脱した現像剤を反射して、現像剤の現像スリーブ214から離脱する方向への移動を妨げつつ、現像スリーブ214に向けて案内して、現像スリーブ214に再び吸着させる。
図16において、前記ガイド部材226と、現像容器V′との間には、現像剤が通過可能な通過空間227が形成されている。前記通過空間227は、前記ガイド部材226に対して現像スリーブ214の回転方向の下流側且つ前記層厚規制部材SKに対して現像スリーブ214の回転方向の上流側に配置された開口部227aを有している。前記開口部227aは、層厚規制部材SKで規制されて残った現像剤が流入可能に構成されている。また、前記通過空間227は、開口部227aから、前記案内部材226の湾曲部226bに沿って右方向に延びて、収容室206+207の上側収容室207とを接続し、開口部227aからの現像剤が通過可能に構成された通過部227bを有する。したがって、開口部227aから流入した現像剤は、通過部227bを通過して上側収容室207に戻される。
前記開口部227aと通過部227bとにより、実施例2の通過空間227が構成されている。
図11〜図15において、前記下側収容室206には、第1の撹拌部材の一例としての第1オーガR1が回転可能に支持されている。
前記第1オーガR1は、第1の回転軸の一例として、前記現像ロールR0y′に沿って延び且つ前記現像容器V′に回転可能に支持された第1オーガ軸R1aを有する。前記第1オーガ軸R1aの外周面には、第1の攪拌羽根の一例として、螺旋状に形成された第1搬送羽根R1bが支持されており、回転駆動時に、前方から後方に向かう第1搬送方向に下側収容室206内の現像剤を撹拌しながら搬送する。
また、図12において、前記第1オーガR1の後端部には、第1の攪拌部の一例であって押し上げ部材の一例として、下側収容室206の後端部の現像剤を撹拌しながら押し上げる押上パドルR1cが設けられている。図13B、図15Aにおいて、前記押上パドルR1cは、第1オーガ軸R1aが貫通する円筒部R1c1と、押上板の一例として、前記円筒部R1c1から放射方向に延びる4つの押上プレートR1c2とを有している。前記押上プレートR1c2の外周端部には、押上パドルR1cの回転方向の下流側に突出する折曲げ部R1c3が形成されている。したがって、図13B、図15Aに示すように押上パドルR1cは断面略卍型に形成されている。
図11〜図15において、前記上側収容室207には、第2の撹拌部材の一例としての第2オーガR2が回転可能に支持されている。図11、図12において、前記第2オーガR2は、第2の回転軸の一例として、前記現像ロールR0y′に沿って延び且つ前記現像容器V′に回転可能に支持された第2オーガ軸R2aを有する。前記第2オーガ軸R2aの外周面には、第2の攪拌部材の一例として、螺旋状に形成された第2搬送羽根R2bが支持されており、回転駆動時に後方から前方に向かう第2搬送方向に上側収容室207内の現像剤を撹拌しながら搬送する。前記第2オーガR2bは、後端部の大きいピッチの大ピッチ部R2b1と、第2搬送方向の中流部及び下流部の小さいピッチの小ピッチ部R2b2とを有している。前記大ピッチ部R2b1のピッチは、小ピッチ部R2b2のピッチよりも大きくなっており、小ピッチ部R2b2よりも高速で現像剤を搬送する。また、図11において、前記第2オーガR2の前端部には、前側上部接続部材202aの上部前端部に形成された現像剤補給口Va′から補給された現像剤を撹拌し且つ前側接続部E1′に搬送する補給現像剤撹拌部材R2cが設けられている。
前記第1オーガR1及び第2オーガR2によって循環搬送部材R1+R2が構成されている。
図13〜図15において、前記第1オーガR1と現像ロールR0y′との間には、第3の攪拌部材の一例としての第3オーガR3が配置されている。前記第3オーガR3は、第3の回転軸の一例として、前記現像ロールR0y′に沿って延び且つ前記現像容器V′に回転可能に支持された第3オーガ軸R3aを有する。前記第3オーガ軸R3aの外周面には、第3の攪拌部材の一例として、螺旋状に形成された第3搬送羽根R3bが支持されており、現像ロールR0y′と第1オーガR1との間に滞留する現像剤を撹拌しながら搬送する。
図11、図12、図14Aにおいて、前記前側上部接続部材202a側面には現像剤排出口Vb′が形成されている。前記現像剤排出口Vb′は、前記現像剤補給口Va′から補給された新しい現像剤が補給後すぐに排出される割合を少なくするため、前記現像剤補給口Va′の位置より第2搬送方向の上流側、すなわち、後端側に形成されている。
前記容器本体201、前側接続部材202、後側接続部材203、現像ロール室204、下側収容室206、上側収容室207、仕切壁208、ガイド部材226及び通過空間227等から、実施例2の現像容器V′が構成されている。
図10、図15Cにおいて、前記現像ロールR0y′の現像スリーブ214の後端部には、ギヤG0′が装着され、オーガ軸R2a,R1a,R3aの後端部にはギヤG1′,G2′,G3′が装着されている。ギヤG0′とギヤG1′とは中間ギヤG4′を介して噛み合っている。またギヤG1′,G2′,G3′は順次噛み合っている。そして、現像動作時には、図示しない駆動源の回転力は順次ギヤG0′,G4′,G1′,G2′,G3′に伝達され、現像ロールR0y′の現像スリーブ214、オーガR1〜R3が回転駆動される。
図10、図15、図16において、現像容器V′の前記現像剤排出口Vb′の外側には、排出用の現像剤搬送筒の接続部251が配置されている。前記排出用の現像剤搬送筒の接続部251には、排出用の現像剤搬送筒252の前端部が接続されており、前記排出用の現像剤搬送筒252の後端部には、排出現像剤の回収容器の一例として、回収タンク253が接続されている。前記排出用の現像剤搬送筒252の内部は現像剤排出路252aを形成している。図10において、前記排出用の現像剤搬送筒252内部には、排出用の現像剤搬送部材R5が配置されている。この現像剤の排出は、図示しない容器内トナー濃度センサの検出値により制御される。
図10、図15Cにおいて、前記排出用の現像剤搬送部材R5の回転軸の後端部にはギヤG6′が装着されており、ギヤG6′は、図示しない現像剤排出用の駆動源により回転駆動される。前記ギヤG6′が回転すると前記排出用の現像剤搬送部材R5が回転し、前記現像剤排出口Vb′から排出用の現像剤搬送筒の接続部251を介して排出用の現像剤搬送筒252内に排出された余剰現像剤は、回収タンク253へ搬送されるようになっている。
前記現像容器V′、現像ロールR0y′、撹拌部材R1〜R5及び符号251〜253で示された要素等により、実施例2の現像装置Gy′が構成されている。
(実施例2の作用)
図17は本発明の実施例2の作用説明図である。
前記構成を備えた実施例2の複写機U′では、感光体PRy〜PRkの表面に静電潜像が形成されて、現像装置Gy′〜Gk′が、現像ロールR0y′〜R0k′に保持した現像剤で、感光体PRy〜PRk上の潜像をトナー像に現像する。
この際に、図17に示す実施例2の現像装置Gy′〜Gk′では、螺旋状の搬送羽根R1b〜R3bを有するオーガR1〜R3が、収容室206+207に収容された現像剤を攪拌しながら搬送する。収容室206+207の上側収容室207に搬送された現像剤は、吸着位置Q13′で現像ロールR0y′〜R0k′の現像スリーブ214に吸着される。現像スリーブ214に吸着された現像剤は、現像スリーブ214に保持されて現像スリーブ214と共に矢印Y6方向に回転して搬送され、最小位置Q12′を通過する際に、現像スリーブ214から離脱する。
現像スリーブ214から離脱した現像剤は、最小位置Q12′における法線L1′と交差する位置に配置されたガイド部材226に向かって矢印Y7方向に移動する。そして、離脱した現像剤が、ガイド部材226の平面部226aに接触すると、矢印Y8方向に、跳ね返されたり、慣性と重力の作用を受けたりして、現像スリーブ214の回転方向の下流側に向かって移動し、最小位置Q12′よりも下流側の磁石ロール213の磁力で現像スリーブ214に再び吸着される。再び現像スリーブ214に吸着された現像剤は、層厚規制部材SKが配置された規制位置Q11′で現像剤の層の厚さが規制されて、現像領域Q2y〜Q2kに搬送されて、感光体PRy〜PRk上の潜像が現像される。
すなわち、実施例2でも、実施例1と同様に、吸着位置Q13′に対して現像スリーブ214の回転方向の下流側且つ規制位置Q11′に対して現像スリーブ214の回転方向の上流側に最小位置Q12′が設定されており、第2オーガR2で攪拌、搬送された現像剤は、現像ロールR0y′〜R0k′の現像スリーブ214に吸着位置Q13′において吸着された後に、最小位置Q12′において、一度、現像スリーブ214から離脱して、規制位置Q11′の前で現像スリーブ214に再び吸着される。
したがって、実施例2でも、実施例1と同様に、現像スリーブ214上に周期的な斜めの模様が形成されて、現像スリーブ214の軸方向に現像剤の量にムラが生じても、現像剤の量のムラが低減されて、オーガマークが発生して画質が悪化することが低減される。
また、実施例2の現像装置Gy′〜Gk′では、規制位置Q11′に対して現像スリーブ214の回転方向の上流側に開口部227aが形成された通過空間227が形成されている。したがって、層厚規制部材SKが規制位置Q11′で規制して残った現像剤は、前記開口部227aから流入して、ガイド部材226の湾曲部226b上を矢印Y9方向に移動して、通過空間227を通過し、収容室206+207の上側収容室206に戻り易い。
よって、実施例2では、層厚規制部材SKで規制されて残った現像剤が、現像スリーブ214とガイド部材226との間に溜まり難くなっており、実施例1と同様に、現像剤にストレスがかかり難くなっている。
なお、層厚規制部材が現像スリーブの下方に配置されている場合には、トリミング磁極の磁力が強くないと、規制されて残った現像剤は現像スリーブから落下してしまうが、実施例2の現像装置Gy′〜Gk′では、層厚規制部材SKが現像スリーブ214の重力方向上方に配置されており、現像剤が規制位置Q11′の上流側に溜まり易い。一方で、実施例2では、現像剤が溜まったとしても、通過空間227から上側収容室6に戻り易く、現像剤の溜まる量は多くなり過ぎない。
すなわち、実施例2の現像装置Gy′〜Gk′では、実施例1の構成に比べて、より現像剤の量のムラが低減され易い上に、ガイド部材226が設けられていない従来の構成に比べて、現像剤が現像スリーブ214上に長時間保持されてストレスがかかることも低減されている。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H07)を下記に例示する。
(H01)前記各実施例において、画像形成装置の一例として複写機U,U′を例示したが、これに限定されず、電子写真方式のプリンタ、FAX、あるいはこれら複数の機能を備えた複合機等に適用可能である。また、多色画像の画像形成装置に限定されず、単色画像の画像形成装置にも適用可能である。
(H02)前記各実施例において、現像スリーブ14,214の回転方向に沿って、ピックアップ磁極N3,N2′、第2のピックオフ磁極S3,S2′、トリミング磁極S4,S3′の順に磁極が配置された構成を例示したが、磁極の配置や数は、これに限定されない。例えば、ピックアップ磁極N3,N2′とトリミング磁極S4,S3′との間に2つ以上の磁極を配置するなど、ピックアップ磁極N3,N2′に対して現像スリーブ14,214の回転方向の下流側、且つ、トリミング磁極S4,S3′に対して現像スリーブ14,214の回転方向の上流側に、現像剤が離脱可能な磁界を形成しさえすれば磁極の配置や数は任意に構成することが可能である。
(H03)前記各実施例において、ピックアップ磁極N3,N2′に対して現像スリーブ14,214の回転方向の下流側、且つ、トリミング磁極S4,S3′に対して現像スリーブ14,214の回転方向の上流側に、最小位置Q12,Q12′が一つだけ設定された構成を例示したが、第2の最小位置、第3の最小位置が更に設定された構成も可能である。すなわち、吸着された現像剤に対して1度だけではなく複数回、離脱と再吸着とを行わせる構成も可能である。
(H04)前記各実施例において、通過空間27,227が形成されていることが望ましいが、通過空間27,227が省略された構成も可能である。
(H05)前記実施例1において、現像スリーブ14の下方に配置されたガイド部材26は、断面湾曲状に形成された構成が望ましいが、これに限定されない。例えば、断面四角状に形成された構成など、離脱した現像剤を反射可能であったり、一時的に現像剤を上方に保持可能であったりすれば、任意の断面形状が可能である。
(H06)前記実施例2において、ガイド部材226には、反射面の一例としての平面部226aが設けられた構成を例示したが、反射面の形状は平面状に限定されず、湾曲した湾曲面など、離脱した現像剤を反射して現像スリーブ214に向かう方向に反射可能な形状であれば任意の形状が可能である。
(H07)前記実施例2において、ガイド部材226の平面部226aと現像スリーブ214の表面との間隔は、現像スリーブ214の回転方向の上流側に比べて下流側が狭い構成が望ましいが、これに限定されず、現像スリーブ214の回転方向の上流側に比べて下流側が広い構成も可能である。
6+7,206+207…収容室、
12,SK…層厚規制部材、
13,213…磁石部材、
14,214…円筒部材、
26,226…案内部材、
26a…収容部、
27,227…通過空間、
27a,227a…開口部、
27b,227b…通過部、
31,41,R1,R2,R3…攪拌部材、
32,42,R1a,R2a,R3a…回転軸、
33,43,R1b,R2b,R3b…攪拌羽根、
226a…反射面、
F…定着装置、
Gy,Gm,Gc,Gk,Gy′,Gm′,Gc′,Gk′…現像装置、
N1,N2,N4,S1,S2,N1′,N3′,N4′,S1′,S4′…磁極、
N3,N2′…磁極、吸着磁極、
S3,S2′…磁極、離脱磁極、
S4,S3′…磁極、規制磁極、
PRy,PRm,PRc,PRk…像保持体、
Q11,Q11′…規制位置、
Q13,Q13′…吸着位置、
R0y,R0m,R0c,R0k,R0y′,R0m′,R0c′,R0k′…現像剤保持体、
S…媒体、
T1+T2+B…転写装置、
U,U′…画像形成装置、
Uy,Um,Uc,Uk…可視像形成装置、
V,V′…現像容器。

Claims (6)

  1. 現像剤が収容された現像容器と、
    外周面に複数の磁極が設けられた磁石部材と、前記磁石部材の外側に設けられた円筒状の円筒部材であって前記磁石部材の磁力で吸着された現像剤を外表面に保持して回転する前記円筒部材と、を有し、前記現像容器に支持された現像剤保持体と、
    前記円筒部材に沿って回転する回転軸と、前記回転軸に支持された螺旋状の攪拌羽根と、を有し、現像剤を攪拌する攪拌部材と、
    前記円筒部材に対向して配置されて、前記円筒部材に保持された現像剤の層の厚さを規制する層厚規制部材と、
    前記攪拌部材で攪拌された現像剤が前記円筒部材に吸着される吸着位置に対応して配置された吸着磁極と、前記層厚規制部材が配置された規制位置に対応して配置された規制磁極と、前記吸着磁極に対して前記円筒部材の回転方向の下流側且つ前記規制磁極に対して前記回転部材の回転方向の上流側に配置された離脱磁極であって前記円筒部材に現像剤を保持する力を低減させて前記現像剤を前記円筒部材から離脱可能にする磁界を形成する前記離脱磁極と、を有する前記磁石部材と、
    前記円筒部材に保持された現像剤が前記円筒部材から離脱する磁界に対応して、前記円筒部材に対向して配置され、前記円筒部材から離脱した現像剤を前記円筒部材に向けて案内する案内部材と、
    を備えたことを特徴とする現像装置。
  2. 前記円筒部材に対して下方に配置され、前記円筒部材から離脱した現像剤を一時的に収容する収容部を有する前記案内部材、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記円筒部材から離脱した現像剤を前記円筒部材に反射させる反射面を有する前記案内部材、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  4. 前記案内部材に対して前記円筒部材の回転方向の下流側且つ前記層厚規制部材に対して前記円筒部材の回転方向の上流側に配置されて前記層厚規制部材で規制されて残った現像剤が流入可能な開口部と、前記攪拌部材が収容された前記現像容器の収容室と前記開口部とを接続して前記開口部からの現像剤が通過可能な通過部と、を有する通過空間と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の現像装置。
  5. 像を表面に保持する像保持体と、
    前記像保持体の表面に保持された潜像を可視像に現像する請求項1ないし4のいずれかに記載の現像装置と、
    を備えたことを特徴とする可視像形成装置。
  6. 像を表面に保持する像保持体と、
    前記像保持体の表面に保持された潜像を可視像に現像する請求項1ないし4のいずれかに記載の現像装置と、
    可視像を媒体に転写する転写装置と、
    媒体に転写された可視像を媒体に定着させる定着装置と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016071213A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 ブラザー工業株式会社 クリーニングユニットおよび画像形成装置
JP2019008188A (ja) * 2017-06-27 2019-01-17 コニカミノルタ株式会社 現像装置および画像形成装置
US10955768B2 (en) 2019-06-06 2021-03-23 Canon Kabushiki Kaisha Developing apparatus and conveyance screw

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