JP5365294B2 - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像装置および画像形成装置に関する。
従来、複写機やプリンタ等の画像形成装置において、潜像を可視像に現像する現像装置内に、収容された現像剤を撹拌しながら循環させて、現像剤の塊をほぐしたり、トナーとキャリアとを摩擦帯電させる技術として、以下の特許文献1、2に記載の技術が従来公知である。
特許文献1としての特開2005−352042号公報には、現像装置(4)内に、現像ローラ(21)に平行して延びる2本の搬送スクリュ(22,23)で現像剤を循環搬送すると共に、現像ローラ(21)から最も遠い搬送スクリュ(23)の更に外側に副流路(30)を設け、副流路(30)に新たな現像剤を補給して、副流路(30)内の撹拌スクリュ(31)で撹拌することで、新たな現像剤の撹拌不足を低減する技術が記載されている。
特許文献2としての特開2007−121331号公報には、現像剤搬送領域(13,14)で現像剤を循環する現像装置において、現像剤搬送領域(13,14)の開口部(12b)に、現像剤搬送領域(13,14)の断面積を狭くして、現像剤をせき止める現像剤せき止め板(18)を配置して、第1の現像剤搬送領域(13)を搬送される現像剤をせき止め板(18)にぶつけて、開口部(12b)側と、第1延出搬送領域(21)側とに二分すると共に、第2延出搬送領域(22)を搬送される現像剤をせき止め板(18)にぶつけて、開口部(12b)側と、第2の現像剤搬送領域(14)側とに二分することで、二分された現像剤がそれぞれ混ざり合うことで、現像剤の混合、撹拌効果を高める技術が記載されている。
特開2005−352042号公報(「0030」〜「0034」、図3、図4) 特開2007−121331号公報(「0036」〜「0048」、図3、図4)
本発明は、現像剤の撹拌混合性能を向上させることを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1記載の発明の現像装置は、
表面に潜像が形成される像保持体に対向して配置されて表面に現像剤を保持する現像剤保持体と、
前記現像剤保持体が収容される保持体収容部と、前記保持体収容部に隣接して配置されて内部を現像剤が循環される循環部と、前記循環部に接続され且つ前記循環部からの現像剤が流入する流入部と、前記流入部に隣接して配置され且つ前記循環部に接続されて前記循環部に現像剤が流出する流出部と、を有し、内部に現像剤が収容される現像容器と、
前記流出部に形成されて、新たな現像剤が流入する補給部と、
第1の回転軸と、前記第1の回転軸に設けられた第1の搬送羽根とを有し、前記流入部に収容されて前記流入部内の現像剤を第1の搬送方向に搬送する第1の搬送部材であって、前記流入部の前記第1の搬送方向上流部に配置されて第1の搬送方向下流側へ搬送される現像剤の量を規制する搬送規制羽根を有する前記第1の搬送羽根を有する前記第1の搬送部材と、
第2の回転軸と、前記第2の回転軸に設けられた第2の搬送羽根とを有し、前記流出部に収容されて前記流出部内の現像剤を第1の搬送方向とは逆方向の第2の搬送方向に搬送する第2の搬送部材と、
前記流入部から前記流出部に現像剤を流入させる流入口であって、前記第2の回転軸の上端よりも重力方向で上方に形成された前記流入口と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の現像装置において、
前記保持体収容部に隣接する第1の撹拌部と、前記第1の撹拌部に隣接する第2の撹拌部と、を有する前記循環部と、
前記第1の撹拌部内に収容され且つ前記第1の撹拌部内の現像剤を前記流入部に向かう第1の搬送方向に搬送する前記第1の搬送部材と、
前記第2の撹拌部内に収容され且つ前記流出部の現像剤を前記第2の撹拌部内に流出させる第2の搬送方向に搬送する前記第2の搬送部材と、
前記第1の撹拌部の第1の搬送方向の下流部と前記第2の撹拌部の第2の搬送方向の上流部とを接続する第1の接続部と、前記第1の撹拌部の第1の搬送方向の上流部と前記第2の撹拌部の第2の搬送方向の下流部とを接続する第2の接続部との間に設けられ、前記第1の撹拌部と前記第2の撹拌部との間を仕切る循環仕切り部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の現像装置において、
前記第1の撹拌部に対応する領域に設けられた撹拌羽根と、前記流入部の前記第1の搬送方向の上流端に対応する位置に設けられ且つ前記撹拌羽根よりも搬送速度が低速な搬送規制羽根と、を有する前記第1の搬送羽根、
を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の現像装置において、
前記第1の接続部に対応する領域に一部が配置された前記搬送規制羽根、
を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3または4に記載の現像装置において、
前記第1の回転軸の軸方向に沿って延びる撹拌部材により構成された前記搬送規制羽根、
を備えたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項2ないし5のいずれかに記載の現像装置において、
前記第2の撹拌部に対応する領域の外径よりも前記流出部に対応する領域の外径が小径に形成された前記第2の搬送羽根、
を備えたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項2ないし6のいずれかに記載の現像装置において、
前記第2の撹拌部に対応する領域の軸径よりも前流出部に対応する領域の軸径が小径に形成された前記第2の搬送部材、
を備えたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないしのいずれかに記載の現像装置において、
前記流入部と前記流出部との間を仕切る仕切り部材と、
前記仕切り部材に形成された前記流入口と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項9に記載の発明の画像形成装置は、
表面に潜像が形成される像保持体と、
前記像保持体表面の潜像を可視像に現像する請求項1ないしのいずれかに記載の現像装置と、
前記像保持体表面の可視像を媒体に転写する転写装置と、
前記媒体に転写された可視像を定着する定着装置と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1,9に記載の発明によれば、本件構成を有しない場合に比べて、現像剤の撹拌混合性能を向上させることができる。
請求項1,9に記載の発明によれば、新たに補給される現像剤と、流入口から流入する現像剤とを撹拌、混合することができる。
請求項に記載の発明によれば、第1の撹拌部と流入部の現像剤を第1の撹拌部材で撹拌、搬送でき、第2の撹拌部と流出部の現像剤を第2の撹拌部材で撹拌、搬送できる。
請求項に記載の発明によれば、撹拌羽根と搬送規制羽根との搬送速度の差により、流入部への現像剤の流入量を規制しつつ、循環部内で現像剤を循環させることができる。
請求項に記載の発明によれば、第1の接続部に対応する領域外で搬送規制羽根で搬送される量を規制する場合に比べて、第1の接続部側に現像剤を効率的に流入させることができる。
請求項に記載の発明によれば、搬送能力のない撹拌羽根による速度低下により、流出部への現像剤の流入量を規制できる。
請求項に記載の発明によれば、外径が小径でない場合に比べて、流出部で十分に撹拌される前に搬送されることが低減でき、撹拌不良を低減できる。
請求項に記載の発明によれば、軸径が小径でない場合に比べて、流出部で十分に撹拌される前に搬送されることが低減でき、撹拌不良を低減できる。
請求項に記載の発明によれば、仕切部材に形成された流入口から流出部に現像剤を上方から流入させることができる。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。 図2は本発明の実施例1の画像形成装置で使用される現像装置の全体説明図である。 図3は図2のIII−III線断面図である。 図4は図3のIV−IV線断面図である。 図5は実施例1の仕切部材の説明図であり、図5Aは仕切部材と第1の撹拌部材との位置関係の説明図、図5Bは仕切部材と第2の撹拌部材との位置関係の説明図である。 図6は実施例2の現像装置の説明図であり、実施例1の図2に対応する図である。 図7は実施例3の現像装置の説明図であり、図7Aは実施例1の図2に対応する説明図、図7Bは実施例3の変更例の説明図である。 図8は実施例4の現像装置の説明図であり、図8Aは実施例1の図5Bに対応する仕切部材とアドミクスオーガとの位置関係の説明図、図8Bは実施例1の図4に対応する流入口部分の断面図である。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(以下、実施例と記載する)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図1において、本発明の実施例1の画像形成装置としての複写機Uは自動原稿搬送装置U1と、これを支持し且つ上端に透明な原稿台の一例としてのプラテンガラスPGを有する画像形成装置本体U2とを備えている。
前記自動原稿搬送装置U1は、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて収容される原稿収容部の一例としての原稿給紙トレイTG1と、原稿給紙トレイTG1から前記プラテンガラスPG上の原稿読取位置を通過して搬送される原稿Giが排出される原稿排出部の一例としての原稿排紙トレイTG2とを有している。
前記画像形成装置本体U2は、利用者が複写開始等の作動指令信号を入力操作する操作部UIと、露光光学系A等を有している。
前記自動原稿搬送装置U1でプラテンガラスPG上を搬送される原稿または手動でプラテンガラスPG上に置かれた原稿からの反射光は、前記露光光学系Aを介して、固体撮像素子CCDで赤:R、緑:G、青:Bの電気信号に変換される。
画像処理部GSは、固体撮像素子CCDから入力される前記RGBの電気信号を黒:K、イエロー:Y、マゼンタ:M、シアン:Cの画像情報に変換して一時的に記憶し、前記画像情報を潜像形成用の画像情報として書込駆動回路DLに出力する。
なお、原稿画像が黒色の単色画像の場合は、黒:Kのみの画像情報が書込駆動回路DLに入力される。
前記書込駆動回路DLは、各色Y,M,C,Kの各書込駆動回路を有し、入力された画像情報に応じた書込駆動信号を予め設定された時期に、潜像形成装置ROSの各色の潜像書込部材の一例としての図示しないレーザダイオードに出力する。
前記潜像形成装置ROSの上方に配置された可視像形成装置Uy,Um,Uc,Ukはそれぞれ、イエロー:Y、マゼンタ:M、シアン:C、および黒:Kの各色の可視像を形成する装置である。
潜像形成装置ROSの前記図示しない各レーザダイオードから出射したY,M,C,Kの潜像書込光の一例としてのレーザビームLy,Lm,Lc,Lkは、それぞれ、回転する像保持体の一例としての感光体PRy,PRm,PRc,PRkに入射する。
前記Yの可視像像形成装置Uyは、回転する感光体PRy、帯電器の一例としての帯電ロールCRy,現像装置Gy、転写器の一例としての転写ロールT1y、像保持体清掃器の一例としての感光体クリーナCLyを有しており、前記可視像像形成装置Um,Uc,Ukはいずれも前記Yの可視像像形成装置Uyと同様に構成されている。
前記各感光体PRy,PRm,PRc,PRkはそれぞれの帯電ロールCRy,CRm,CRc,CRkにより一様に帯電された後、潜像形成位置Q1y、Q1m,Q1c,Q1kにおいて、前記レーザビームLy,Lm,Lc,Lkにより、その表面に静電潜像が形成される。前記感光体PRy,PRm,PRc,PRk表面の静電潜像は、現像領域Q2y,Q2m,Q2c,Q2kにおいて現像装置Gy,Gm,Gc,Gkにより可視像の一例としてのトナー像に現像される。
現像されたトナー像は、中間転写体の一例としての中間転写ベルトBに接触する1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kに搬送される。前記1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kにおいて中間転写ベルトBの裏面側に配置された1次転写器の一例としての1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kには、制御部Cにより制御される電源回路Eから予め設定された時期に、トナーの帯電極性と逆極性の1次転写電圧が印加される。
前記各感光体PRy〜PRk上のトナー像は前記1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kにより中間転写ベルトBに1次転写される。1次転写後の感光体PRy,PRm,PRc,PRk表面の残留物は、感光体クリーナCLy,CLm,CLc,CLkによりクリーニングされる。
前記感光体PRy〜PRkの上方には、上下移動可能且つ前方に引き出し可能な中間転写ユニットの一例としてのベルトモジュールBMが配置されている。前記ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBと、張力付与部材の一例としてのテンションロールRtと、蛇行補正部材の一例としてのウォーキングロールRwと、従動支持部材の一例としてのアイドラロールRfと、駆動部材の一例であり且つ二次転写対向部材の一例としてのバックアップロールT2aと、前記1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kとを有している。前記テンションロールRt、ウォーキングロールRw、アイドラロールRf、バックアップロールRfにより、中間転写ベルトBを回転移動可能に支持する実施例1の中間転写支持部材の一例としてのベルト支持ロールRt+Rw+Rf+T2aが構成されている。
前記バックアップロールT2aに接する中間転写ベルトBの表面に対向して二次転写部材の一例としての2次転写ロールT2bが配置されている。前記バックアップロールT2aと、2次転写ロールT2bにより、2次転写器T2が構成されている。また、2次転写ロールT2bおよび中間転写ベルトBの対向する領域により、最終転写領域の一例としての2次転写領域Q4が形成される。
前記1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kで転写器T1y,T1m,T1c,T1kにより中間転写ベルトB上に順次重ねて転写されたカラートナー像は、前記2次転写領域Q4に搬送される。
前記潜像形成装置ROSの下方には、媒体の一例としての記録シートSが収容される媒体収容部の一例としての給紙トレイTR1〜TR3が配置されており、給紙トレイTR1〜TR3は、前後方向に出入可能に支持する案内部材の一例としての左右一対のガイドレールGR、GRにより支持されている。給紙トレイTR1〜TR3の記録シートSは、媒体取出部材の一例としてのピックアップロールRpにより取り出され、媒体分離部材の一例としてのさばきロールRsにより1枚ずつ分離されてから、媒体搬送部材の一例としての複数のシート搬送ロールRaにより、時期調整部材の一例としてのレジロールRrに送られる。前記シート搬送ロールRaは、媒体案内部材の一例としてのシートガイドにより形成された搬送路SHに沿って複数設けられており、2次転写領域Q4の媒体搬送方向上流側にレジロールRrが配置されている。前記搬送路SH、シート搬送ロールRa、レジロールRr等により媒体搬送装置SH+Ra+Rrが構成されている。
レジロールRrは、前記中間転写ベルトBに形成されたカラートナー像が2次転写領域Q4に搬送される時期に合わせて、前記記録シートSを2次転写領域Q4に搬送する。記録シートSが前記2次転写領域Q4を通過する際、前記バックアップロールT2aは接地され、2次転写ロールT2bには電源回路Eからトナーの帯電極性と逆極性の2次転写電圧が印加される。このとき、前記中間転写ベルトB上のカラートナー像は、前記2次転写器T2により前記記録シートSに転写される。
2次転写後の前記中間転写ベルトBは、中間転写体清掃器の一例としてのベルトクリーナCLbにより清掃される。
したがって、前記トナー像形成装置Uy〜Ukの感光体PRy〜PRk上に形成されたトナー像は、1次転写領域Q3y〜Q3kでベルトモジュールBMの1次転写ロールT1y〜T1kにより中間転写ベルトBに1次転写され、2次転写領域Q4で2次転写器T2の2次転写ロールT2b等により記録シートSに2次転写される。したがって、前記ベルトモジュールBMおよび2次転写ールT2b等により、転写領域Q3y〜Q3kを通過する感光体PRy〜PRk表面のトナー像を記録シートSに転写する転写装置BM+T2bが構成されている。
前記トナー像が2次転写された記録シートSは、定着装置Fに搬送される。前記定着装置は、加熱定着部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧定着部材の一例としての加圧ロールFpとを有し、加熱ロールFhと加圧ロールFpとの接触領域である定着領域Q5に記録シートSが搬送される。定着領域Q5に搬送された記録シートSは、定着領域Q5通過する際に加熱定着され、媒体排出部材の一例としての排出ローラRhにより、媒体排出部の一例としての排紙トレイTRhに排出される。
なお、前記加熱ロールFh表面には、記録シートSの前記加熱ロールからの離型性を良くするための離型剤が離型剤塗布装置Faにより塗布されている。
前記ベルトモジュールBMの上方にはY,M,C,Kの各色の現像剤を収容する現像剤収容容器の一例としての現像剤カートリッジKy,Km,Kc,Kkが配置されている。各現像剤カートリッジKy,Km,Kc,Kkに収容された現像剤は、前記現像装置Gy,Gm,Gc,Gkの現像剤の消費に応じて、図示しない現像剤補給路から前記各現像器Gy,Gm,Gc,Gkに補給される。なお、実施例1の画像形成装置Uでは、現像剤として、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤を使用しており、画像形成に伴って現像装置Gy〜Gk内のトナーが消費される。そして、現像剤カートリッジKy〜Kkからは、現像装置Gy〜Gk内のトナーとキャリアとの割合、いわゆるトナー濃度に比べて、トナーの割合が高い高濃度トナーが補給されるように構成されている。
図1において、前記画像形成装置Uは上側フレームUFと下側フレームLFとを有しており、上側フレームUFには、前記ROSおよびROSよりも上方に配置された感光体PRy,PRm,PRc,PRk、現像器Gy,Gm,Gc,Gk、ベルトモジュールBM等が支持されている。
また、下側フレームLFには、前記給紙トレイTR1〜TR3を支持するガイドレールGRおよび前記各トレイTR1〜TR3から給紙を行うピックアップロールRp、さばきロールRs、シート搬送ロールRa等が支持されている。
(現像装置)
図2は本発明の実施例1の画像形成装置で使用される現像装置の全体説明図である。
図3は図2のIII−III線断面図である。
なお、前記Y,M,C,Kの各色の現像器Gy,Gm,Gc,Gkは同様の構成をしているので、以下現像器Gyに関して説明し、その他の現像器Gm,Gc,Gkに関する説明は省略する。
図2、図3において、前記現像領域Q2yで感光体PRに対向して配置された現像装置Gyは、−極性に帯電するトナー及び+極性に帯電する磁性キャリアとからなる2成分現像剤を収容する現像容器Vを有している。前記現像容器Vは、現像容器本体V1とその上端を塞ぐ蓋部材の一例としての現像容器カバーV2とを有している。前記現像容器本体V1には、現像器Gyの長手方向に伸びる層厚規制部材Skが固定支持されている。また、前記現像容器本体V1の感光体PRy側の外壁には、漏出防止部材の一例として、現像器Gyの長手方向に伸びる可撓性を有する上流側シールJsが設けられている。
図4は図3のIV−IV線断面図である。
図2において、現像容器本体V1はその内側に、現像剤保持体の一例としての現像ロールR0を収容する保持体収容部の一例としての現像ロール室1と、前記現像ロール室1に隣接する第1の撹拌部の一例としての供給室2と、前記供給室2に隣接する第2の攪拌部の一例としての撹拌室3とを有している。前記供給室2及び攪拌室3とによって、実施例1の循環部の一例としての循環室2+3が構成されている。
前記供給室2の前端には、流入部の一例としての排出室4が連続して形成されており、撹拌室3の前端には、排出室4に隣接して流出部の一例としての補給室6が連続して形成されている。前記排出室4の前端下面には、現像剤を排出する現像剤排出口4aが形成されており、補給室6の前端には、現像容器カバーV2に、新たな現像剤補給される補給部の一例としての補給口6aが形成されている。図4において、前記補給口6は、現像容器カバーV2の右端部に形成され、補給室6の右側に新たな現像剤が流入するように設定されている。
図5は実施例1の仕切部材の説明図であり、図5Aは仕切部材と第1の撹拌部材との位置関係の説明図、図5Bは仕切部材と第2の撹拌部材との位置関係の説明図である。
図3において、前記現像容器本体1の内側で前記供給室2および排出室4と、攪拌室3および補給室6との間には、前後方向に延びる循環仕切部材の一例であって仕切部材の一例としての仕切壁7が形成されている。図3〜図5において、前記仕切壁7には、供給室2および撹拌室3の前端及び後端に対応する位置に、第1の接続部の一例としての前側接続口7aおよび第2の接続部の一例としての後側接続口7bが形成されており、供給室2と撹拌室3との間で現像剤が流入、流出可能に構成されている。
図3〜図5において、前記仕切壁7の前端部の現像剤排出口4aよりも後側には、流入口の一例として、重力方向上部に形成された窓状の流入窓7cが形成されており、排出室4から補給室6に現像剤が流入可能に構成されている。
図3、図4において、前記現像ロールR0は、現像容器本体V1に固定支持された磁石部材の一例としての磁石ロール11と、前記磁石ロール11の外周に回転可能に支持された回転部材の一例としての現像スリーブ12とを有する。前記現像スリーブ12の後端部には、歯車の一例としてのギアG0が固定支持されている。前記供給室2の現像剤は、磁石ロール11の磁力によって現像スリーブ12表面上に吸着されて、現像領域Q2yに搬送される。
図3、図4において、前記供給室2および排出室4には、第1の撹拌部材の一例としてのサプライオーガR1が配置されており、撹拌室3および補給室6には、第2の撹拌部材の一例としてのアドミクスオーガR2が配置されている。
前記サプライオーガR1は、現像ロールR0の軸方向に伸びる第1の回転軸の一例としてのサプライ軸R1aと、前記サプライ軸R1aの外周に支持された第1の搬送羽根の一例としてのサプライ羽根R1bとを有する。前記サプライ軸R1aの後端には、歯車の一例としてのギアG1が固定支持されており、回転が伝達される。
図3において、実施例1のサプライオーガR1では、サプライ羽根R1bは、供給室2内に収容され供給室2内の現像剤を後側接続部7bから前側接続部7a側に向かう第1の搬送方向に搬送する撹拌羽根の一例としての螺旋状の主搬送羽根R1cを有する。
前記サプライ軸R1aの主搬送羽根R1cの前方である排出室4の第1の搬送方向上流端には、搬送規制羽根の一例として、一回転したときに軸方向に進む距離であるピッチが、主搬送羽根R1cよりも短い、すなわち搬送速度が低速な螺旋状の低速搬送羽根R1dが支持されている。実施例1の低速搬送羽根R1dは、後部、すなわち第1の搬送方向上流側の一部が、前側接続部7aに対応する供給室2の領域内に配置されている。
また、低速搬送羽根R1dの前方である第1の搬送方向下流側には、低速搬送羽根R1dよりもピッチが大きな高速搬送羽根R1eが支持されている。高速搬送羽根R1eの前方には、流量調整羽根の一例として、各羽根R1c〜R1eとは逆巻きの螺旋状の逆搬送羽根R1fが支持されている。前記高速搬送羽根R1eと逆搬送羽根R1fとの間には、サプライ軸R1aの軸方向に延びる板状に形成され、現像剤を撹拌する撹拌羽根R1gが支持されている。前記各羽根R1c〜R1gにより、実施例1のサプライ羽根R1bが構成されている。
前記アドミクスオーガR2は、現像ロールR0およびサプライオーガR1の軸方向に伸びる第2の回転軸の一例としてのアドミクス軸R2aと、前記アドミクス軸R2aの外周に支持された第2の搬送羽根の一例としてのアドミクス羽根R2bとを有する。アドミクス軸R2aの後端には、歯車の一例としてギアG2が固定支持されており、回転が伝達される。
図3において、実施例1のアドミクスオーガR2では、アドミクス羽根R2bは、撹拌羽根の一例として、撹拌室3内に収容され撹拌室3内の現像剤を前側接続部7aから後側接続部7b側に向かう第2の搬送方向に搬送する螺旋状の主撹拌羽根R2cを有する。
前記アドミクス軸R2aの主撹拌羽根R2cの前方である補給室6内には、撹拌混合羽根の一例として、ピッチが主撹拌羽根R2cよりも短い、すなわち搬送速度が低速な螺旋状の混合羽根R2dが支持されている。前記各羽根R2c,R2dにより、実施例1のアドミクス羽根R2bが構成されている。
図5A、図5Bにおいて、実施例1の流入窓7cは、サプライオーガR1のサプライ軸R1aおよびアドミクスオーガR2のアドミクス軸R2aの重力方向上端よりも、さらに上方に形成されている。したがって、図4に示すように、排出室4の流入窓7cの部分の現像剤の量が、流入窓7cよりも多くなると現像剤が溢れる形で補給室6の左側に流入する。このとき、流入する現像剤は、アドミクス軸R2aよりも上方から供給される。
図3において、前記現像スリーブ12の後端部に支持されたギアG0は、サプライオーガR1のギアG1と噛合っており、ギアG1はアドミクスオーガR2のギアG2と噛合っている。前記ギアG0は、図示しない駆動源の一例としての現像装置モータの回転力が伝達され、前記モータによってギアG0が回転すると、ギアG1はギアG0と逆方向に回転し、前記ギアG1とギアG2は互いに逆方向に回転する。即ち、前記ギアG1及びギアG2と一体に回転するサプライオーガR1及びアドミクスオーガR2は、図5に示すように互いに逆方向に回転する。したがって、サプライオーガR1及びアドミクスオーガR2の回転によって、前記供給室2及び攪拌室3の中の現像剤は互いに逆方向に搬送され循環している。
前記サプライオーガR1およびアドミクスオーガR2により、実施例1の循環部材R1+R2が構成され、前記現像容器V、現像ロールR0、サプライオーガR1およびアドミクスオーガR2等によって現像器Gyが構成されている。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の複写機Uでは、画像形成が実行されると、現像装置Gy〜Gkが作動して、現像ロールR0、サプライオーガR1およびアドミクスオーガR2が回転する。
サプライオーガR1の回転に伴って、供給室2では、主搬送羽根R1cにより現像剤は第1の搬送方向に搬送され、前側接続部7aでは主搬送羽根R1cと低速搬送羽根R1dとの速度差で、現像剤が滞留する。よって、低速搬送羽根R1dの搬送性能に応じて一部の現像剤が排出室4に流入すると共に、ほとんどの残りの現像剤が前側接続部7aを通じて撹拌室3に流入する。すなわち、低速搬送羽根R1dにより排出室4への現像剤の搬送量が規制されると共に、現像剤の主とした流れは前側接続部7aから撹拌室3側になっている。特に、実施例1の低速搬送羽根R1dは、前側接続部7aに一部が重複する形で配置されており、速度差による滞留を前側接続部7aで発生させやすく、前側接続部7a側への現像剤の主とした流れを確保しやすくなっている。
排出室4に流入した現像剤は、高速搬送部材R1eで撹拌されながら搬送され、流出窓7cの位置で、高速搬送羽根R1eと逆搬送羽根R1fとの搬送方向の違いにより、滞留し、流出窓7cを超えた現像剤が補給室6側に流入する。このとき、流量を規制する低速搬送羽根R1dにより排出室4に流入する現像剤は、供給室2内の現像剤の量が増減しても、排出室4内では現像剤の量は安定し、図5Aの一点鎖線で示すように排出室4内の現像剤の上面の高さも安定する。すなわち、排出室4から補給室6に流入する現像剤の量も安定した量となる。
なお、排出室4に流入した現像剤は、現像領域Q2y〜Q2kでの負荷や供給室2等での搬送により劣化した現像剤が含まれており、一部が現像剤排出口4aから排出される。したがって、実施例1の現像装置Gy〜Gkでは、補給口6aから現像剤を補給しつつ、現像剤排出口4aから劣化した現像剤が少しずつ排出されている。
補給室6では、補給口6aから補給された新たな現像剤と、流入窓7cを通じてアドミクス軸R2aよりも上方から流入した現像剤とが混合される。このとき、撹拌が不十分でほとんど帯電していない新たな現像剤は、混合羽根R2dの右側に落下し、混合羽根R2dの回転方向に沿って、補給室6の下方を通過して左方に移動する。そして、補給室6の左方で、流入窓7cから落下する十分に撹拌され帯電している現像剤と上下逆方向からぶつかり合う形となって、混ざり合う。そして、混合羽根R2dで補給口6aからの現像剤と、流入窓7cからの現像剤とが撹拌、混合されながら、後方の撹拌室3に向けて搬送される。このとき、実施例1の混合羽根R2dは、ピッチが小さく、主撹拌羽根R2cよりも搬送速度が低速であり、補給室6を搬送される間に、十分に撹拌、混合が行われる。
特に、実施例1では、流入窓7cを通じて流入する量が安定しており、補給室6の現像剤の総量が過剰になることが低減されている。したがって、現像容器V内の現像剤総量の増減に応じて、新たな現像剤が補給される領域における現像剤の量が過剰になり、撹拌、混合性が低下しやすい従来の構成に比べて、現像剤の撹拌、混合性能が向上している。なお、実施例1では、補給室6の現像剤の上端面の平均が、アドミクス軸R2aの軸の中心の重力方向の高さよりも低い位置に設定されており、高い場合、すなわち現像剤が過剰な場合に比べて、撹拌、混合性能が向上している。したがって、実施例1の現像装置Gy〜Gkでは、従来に比べて、補給室6の長さが短くても、撹拌不良が低減されている。
撹拌室3では、前側接続部7aを通じて供給室2から流入した現像剤と、補給室6から流入した現像剤とが、混合され、主撹拌羽根R2cで撹拌されながら、後側接続部7bに向けて搬送される。撹拌室3の後端まで搬送された現像剤は、後側接続部7bを通じて供給室2に流入し、現像ロールR0に供給される。
したがって、実施例1の現像装置Gy〜Gkでは、補給口6aから補給された新たな現像剤は、補給室6と撹拌室3を通過して撹拌、混合された後で供給室2に搬送され、現像に使用される。したがって、撹拌室3を通過する前に供給室2に搬送される場合に比べて、撹拌不良は低減されている。また、補給室6から供給室2までの経路中に現像剤排出口4aが配置されておらず、補給された現像剤が現像ロールR0で使用される前に排出されることが低減されている。
図6は実施例2の現像装置の説明図であり、実施例1の図2に対応する図である。
次に本発明の実施例2の説明をするが、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
この実施例は下記の点で、前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成される。
図6において、実施例2の現像装置Gy〜Gkでは、実施例1の低速搬送羽根R1dに替えて、搬送規制羽根の一例として、主搬送羽根R1cの螺旋とは逆巻きの螺旋状の滞留羽根R1d′が支持されている。
(実施例2の作用)
前記構成を備えた実施例2の現像装置Gy〜Gkでは、主搬送羽根R1cと滞留羽根R1d′との搬送方向の差に伴って、前側接続部7aで現像剤が滞留して、供給室2から排出室4への現像剤の流入量が規制され、排出室4内の現像剤の総量が安定する。
図7は実施例3の現像装置の説明図であり、図7Aは実施例1の図2に対応する説明図、図7Bは実施例3の変更例の説明図である。
次に本発明の実施例3の説明をするが、この実施例3の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
この実施例は下記の点で、前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成される。
図7Aにおいて、実施例3の現像装置Gy〜Gkでは、実施例1の低速搬送羽根R1dに替えて、径方向に延びる撹拌部材により構成された搬送規制羽根の一例としての撹拌パドルR1d″が支持されている。実施例3の撹拌パドルR1d″は、径方向に延び且つ軸方向に沿って配置されており、現像剤を搬送する能力が無く、撹拌する機能のみを有する。
(実施例3の作用)
前記構成を備えた実施例3の現像装置Gy〜Gkでは、主搬送羽根R1cと搬送能力のない撹拌パドルR1d″との搬送能力の差に伴って、前側接続部7aで現像剤が滞留して、供給室2から排出室4への現像剤の流入量が規制され、排出室4内の現像剤の総量が安定する。
図7Bにおいて、実施例3の撹拌パドルR1d″は、長方形の板状に限定されず、図7Bに示すように三角形状等、任意の形状にすることも可能である。
図8は実施例4の現像装置の説明図であり、図8Aは実施例1の図5Bに対応する仕切部材とアドミクスオーガとの位置関係の説明図、図8Bは実施例1の図4に対応する流入口部分の断面図である。
次に本発明の実施例4の説明をするが、この実施例4の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
この実施例は下記の点で、前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成される。
図8において、実施例4の現像装置Gy〜Gkでは、実施例1の混合羽根R2dに替えて、主撹拌羽根R2cの外径に比べて、外径が小径化された混合羽根R2d′を有する。これに伴い、実施例4では、補給室6の底面も実施例1に比べて上方に上げ底されている。したがって、実施例4では、混合羽根R2d′による現像剤の単位時間当たりの搬送量である搬送速度が、実施例1に比べて低下している。
また、実施例4では、実施例1の径が軸方向に沿って同一のアドミクス軸R2aに替えて、撹拌室3に収容された大径部R2a1′と、補給室6に収容され且つ大径部R2a1′よりも小径の小径部R2a2′と、を有するアドミクス軸R2a′が配置されている。
(実施例4の作用)
前記構成を備えた実施例4の現像装置Gy〜Gkでは、小径化された混合羽根R2d′による現像剤の搬送速度が低速となっており、補給された新たな現像剤が十分に撹拌、混合される前に撹拌室3に搬送されることが低減されている。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H07)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、プリンタUは、いわゆる、プリンタにより構成したが、これに限定されず、例えば、複写機、FAX、あるいはこれらの複数または全ての機能を有する複合機等により構成することも可能である。
(H02)前記実施例において、前記プリンタUは、4色のトナーが使用される構成に限定されず、例えば、5色以上や、3色以下や単色の画像形成装置にも適用可能である。
(H03)前記実施例において、搬送規制羽根R1d,R1d′,R1d″の構成は、実施例に例示した構成に限定されず、流量が調整可能な構成であれば任意の構成とすることが可能である。例えば、搬送規制羽根R1d,R1d′,R1d″に対応する部分の軸R1aの軸径を大径化することも可能である。同様に、実施例4では、混合羽根R2d′を小径化して、搬送速度を低下させたが、この構成に限定されず、軸径を大径化したり、撹拌パドルR1d″と同様の構成のものを追加したりする等、任意の構成とすることが可能である。
(H04)前記実施例において、現像剤排出口4aは、現像装置の設計や仕様に応じて、省略可能である。
(H05)前記実施例において、流入窓7cは、現像容器本体V1に支持された仕切壁7に形成したが、この構成に限定されず、例えば、現像容器カバーV2から下方に延びる仕切壁に形成する等、任意の構成とすることが可能である。また、流入窓7cの形状も四角形状に限定されず、三角形や丸形等、任意の形状とすることが可能である。
(H06)前記実施例において、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤を使用する構成を例示したが、この構成に限定されず、トナーのみからなる一成分現像剤を使用する構成とすることも可能である。また、現像剤カートリッジKy〜Kkから補給される現像剤として高濃度トナーを例示したが、この構成に限定されず、トナーのみを補給する構成としたり、現像容器Gy〜Gk内のトナー濃度に対応したトナー濃度の現像剤が補給される構成とすることも可能である。
(H07)前記実施例において、前側接続口7aおよび後側接続口7bには、仕切壁7が存在しない構成を例示したが、この構成に限定されず、前側接続口7aおよび後側接続口7bに、他の部分よりも低い高さの壁を設けたり、現像容器カバーV2から垂れ下がるような壁を設けることで、現像剤の移動量を調整する構成を採用することも可能である。
1…保持体収容部、
2…第1の撹拌部、
2+3…循環部、
3…第2の撹拌部、
4…流入部、
6…流出部、
6a…補給部、
7…仕切り部材、循環仕切り部材、
7a…第1の接続部、
7b…第2の接続部、
7c…流入口、
BM+T2b…転写装置、
F…定着装置、
Gy,Gm,Gc,Gk…現像装置、
PRy,PRm,PRc,PRk…像保持体、
R0…現像剤保持体、
R1…第1の搬送部材、
R1c…撹拌羽根、
R1a…第1の回転軸、
R1b…第1の搬送羽根、
R1d,R1d′,R1d″…搬送規制羽根、
R1d″…撹拌部材、
R2…第2の搬送部材、
R2a,R2a′…第2の回転軸、
R2b…第2の搬送羽根、
S…媒体、
U…画像形成装置、
V…現像容器。

Claims (9)

  1. 表面に潜像が形成される像保持体に対向して配置されて表面に現像剤を保持する現像剤保持体と、
    前記現像剤保持体が収容される保持体収容部と、前記保持体収容部に隣接して配置されて内部を現像剤が循環される循環部と、前記循環部に接続され且つ前記循環部からの現像剤が流入する流入部と、前記流入部に隣接して配置され且つ前記循環部に接続されて前記循環部に現像剤が流出する流出部と、を有し、内部に現像剤が収容される現像容器と、
    前記流出部に形成されて、新たな現像剤が流入する補給部と、
    第1の回転軸と、前記第1の回転軸に設けられた第1の搬送羽根とを有し、前記流入部に収容されて前記流入部内の現像剤を第1の搬送方向に搬送する第1の搬送部材であって、前記流入部の前記第1の搬送方向上流部に配置されて第1の搬送方向下流側へ搬送される現像剤の量を規制する搬送規制羽根を有する前記第1の搬送羽根を有する前記第1の搬送部材と、
    第2の回転軸と、前記第2の回転軸に設けられた第2の搬送羽根とを有し、前記流出部に収容されて前記流出部内の現像剤を第1の搬送方向とは逆方向の第2の搬送方向に搬送する第2の搬送部材と、
    前記流入部から前記流出部に現像剤を流入させる流入口であって、前記第2の回転軸の上端よりも重力方向で上方に形成された前記流入口と、
    を備えたことを特徴とする現像装置。
  2. 前記保持体収容部に隣接する第1の撹拌部と、前記第1の撹拌部に隣接する第2の撹拌部と、を有する前記循環部と、
    前記第1の撹拌部内に収容され且つ前記第1の撹拌部内の現像剤を前記流入部に向かう第1の搬送方向に搬送する前記第1の搬送部材と、
    前記第2の撹拌部内に収容され且つ前記流出部の現像剤を前記第2の撹拌部内に流出させる第2の搬送方向に搬送する前記第2の搬送部材と、
    前記第1の撹拌部の第1の搬送方向の下流部と前記第2の撹拌部の第2の搬送方向の上流部とを接続する第1の接続部と、前記第1の撹拌部の第1の搬送方向の上流部と前記第2の撹拌部の第2の搬送方向の下流部とを接続する第2の接続部との間に設けられ、前記第1の撹拌部と前記第2の撹拌部との間を仕切る循環仕切り部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記第1の撹拌部に対応する領域に設けられた撹拌羽根と、前記流入部の前記第1の搬送方向の上流端に対応する位置に設けられ且つ前記撹拌羽根よりも搬送速度が低速な搬送規制羽根と、を有する前記第1の搬送羽根、
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記第1の接続部に対応する領域に一部が配置された前記搬送規制羽根、
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
  5. 前記第1の回転軸の軸方向に沿って延びる撹拌部材により構成された前記搬送規制羽根、
    を備えたことを特徴とする請求項3または4に記載の現像装置。
  6. 前記第2の撹拌部に対応する領域の外径よりも前記流出部に対応する領域の外径が小径に形成された前記第2の搬送羽根、
    を備えたことを特徴とする請求項2ないし5のいずれかに記載の現像装置。
  7. 前記第2の撹拌部に対応する領域の軸径よりも前流出部に対応する領域の軸径が小径に形成された前記第2の搬送部材、
    を備えたことを特徴とする請求項2ないし6のいずれかに記載の現像装置。
  8. 前記流入部と前記流出部との間を仕切る仕切り部材と、
    前記仕切り部材に形成された前記流入口と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の現像装置。
  9. 表面に潜像が形成される像保持体と、
    前記像保持体表面の潜像を可視像に現像する請求項1ないしのいずれかに記載の現像装置と、
    前記像保持体表面の可視像を媒体に転写する転写装置と、
    前記媒体に転写された可視像を定着する定着装置と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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