JP2005203726A - ワークセンタリング・クランプ装置、回転駆動装置、電子ビーム露光装置及び光ディスク用スタンパ - Google Patents

ワークセンタリング・クランプ装置、回転駆動装置、電子ビーム露光装置及び光ディスク用スタンパ Download PDF

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Abstract

【課題】 真空中で電磁気的または機械的な外力を用いずにワークと回転テーブルと回転中心を一致させてワークを安定して保持しながら正確に電子ビーム露光する。
【解決手段】 ワークセンタリング・クランプ装置10は、回転テーブル623に回転対称に配列された3ユニットのクランプ機構101を有し、各クランプ機構101のリンク103は回転テーブルに対して平行に回転し、クランパ102はリンク103の一端に設けられてレジスト板8が設置される領域の外周付近に配置され、ウェイト104はラジアル方向にのみ移動できる一定長さの中空形状をもつウェイトガイド109内に配置され、リンクガイド108の開口からリンク103のクランパ102のない一端が挿入され、ウェイト104がリンク103を回転させるスライダとして働き、スプリング105はウェイト104に対してラジアル方向の圧力を加える。
【選択図】 図6

Description

この発明は、ワークを載せて回転する回転テーブルに搭載されてワークをセンタリングしてクランプするワークセンタリング・クランプ装置、これを備えた回転駆動装置、この回転駆動装置を備えた電子ビーム露光装置及びこの電子ビーム露光装置を用いて作成された光ディスク用スタンパに関する。
半導体製造等に用いられる電子ビーム露光装置の多くは、真空中においてワークを装着したXYステージ等を駆動させてワークに所望の露光を行う。電子ビーム露光装置の一つである光ディスク原盤露光装置は、光ディスク原盤に必要とされる露光パターンの性質上、回転テーブル上でワークとしての光ディスク原盤を500〜3000rpm程度で回転させながら露光を行う。ワークに正確な露光を行うため、ワークを回転テーブルの回転中心に対してセンタリングして保持固定する。
このワークを保持する方法として、通常、真空吸着方法や静電吸着方法又は機械的締結方法等が用いられる。真空吸着方法は、ワークを真空吸着して大気圧との差圧分の吸着力により回転テーブルに保持する。この真空吸着方法を、真空環境下で回転テーブル上にワークを保持する光ディスク原盤露光装置に用いると、差圧が発生しないため吸着力が得られず、ワークを保持することはできなくなってしまう。また、静電吸着方法では、回転テーブルに配置された静電吸着板に高電圧を加えて発生する静電気力(クーロン力)によりワークを回転テーブルに保持する。この静電吸着方法によれば真空中でも吸着力が得られるため、XYステージ等を用いる電子ビーム露光装置に広く用いられる。この静電吸着方法を回転テーブルを用いる光ディスク原盤露光装置に使用する場合、回転テーブルに高電圧を供給するために、回転テーブルの回転軸に設けられた露出した接点と外部電源につながる接触子とを接触させる方法を用いる。回転テーブルに高電圧を供給する際に、高電位をもつ露出した接点と回転軸を回転させるモータのコイル等を収納する接地電位をもつスピンドルハウジング等とが放電により短絡するトラブルが発生しやすい。この放電による短絡を防止するため、特許文献1に示されたディスク原盤露光装置は、回転軸及び露出した接点の周囲に絶縁性気体を循環させ、放電開始電圧を高くする。しかしながら、絶縁気体を循環させると真空チャンバの中にエアチャンバを構成するようになり、装置が大型化するとともにエアリークにより真空度が低下する可能性が高い。
メカチャック等の機械的締結方法では、真空中でもワークを回転テーブル上に保持及び固定でき、高電圧が不要であり短絡を防止する手段も不要である。機械的締結方法を用いてワークを回転テーブル上に保持及び固定する装置として、特許文献2では、回転テーブルの回転中心にチャッキング機構を設け、ワークの裏面中心部にセンタボスを装着し、回転テーブルのチャッキング機構によりワークに装着したセンタボスを把持する。また、センタボスとチャッキング機構の嵌合部にテーパ部を設け、回転テーブルの回転中心とワークの中心とのずれ(偏芯)を除去する。しかしながら、ワークにセンタボスを装着してワークを特殊な形状にするとワーク自体がコスト高になる。
また、特許文献3には、V字型のアームの一端側にU字型をしたワークを保持するクランプ部を有し、他端側に回転の支点を有し、V字型の底部に重りを取付けたクランパを回転テーブルの外周に沿って配置し、1対のクランパのクランプ部側のアームを引張ばねで連結した保持装置が記載されている。特許文献3の保持装置では、回転テーブルの回転時に、クランパの中間部に設けた重りに作用する遠心力によりクランプ部をワークに近づけるようにクランパを回動し、クランプ部でワークの外周端を回転テーブルの軸方向に押えて保持する。回転テーブルの回転を停止すると、重りに遠心力が作用しなくなり、引張ばねの弾性力で1対のクランパを回転テーブルの外周側に回動してクランプ部をワークから離してワークのクランプを解除する。
ここで、電子ビームによる光ディスク原盤露光装置はCLV(線速一定)駆動による露光が主体であり、概算では直径40mmの最内周部を回転速度1200rpmで露光する場合、直径120mmの外周部を回転速度約600rpmで露光する。すなわち、露光がワークの内径側から外径側に進行するに従い、回転速度は徐々に減速する。特許文献4の保持装置は、クランパがワークの外周端で上下方向に回動する構造であるため、露光時の回転数の変化に伴ってワークの位置が上下方向に変動し、電子ビームの照射位置の高さが変動して焦点がずれて正確な露光ができない。
特許文献5には、回転テーブルの外周付近裏面に回転可能な3つのリンクを等間隔で配置し、リンクの各一端に固定用ローラを設け、リンクの各他端に長手方向に延びるガイドを設け、回転テーブルの裏面に回転テーブルと同心に3つのピンをもつ回転リングを設け、回転リングのピンをリンクのガイドにはめ込み、回転リングの回転により各リンクを回転させて固定用ローラをワークとしてのレジスト板に接触させるディスク原盤露光装置が記載されている。特許文献5のディスク原盤露光装置は、ワークの形状を特殊にせずに回転軸方向の振動を防止しながら偏芯を除去できる一方、回転リングの動作になんらかの動力を必要とするため、静電吸着方法において回転テーブルに電力等を供給することが困難であるのと同様の問題を有する。
また、電子ビームによる露光は、電子線レジスト膜を形成したシリコンウェハをワークとして行われる。電子線レジスト膜をシリコンウェハに形成するレジスト成膜工程は、レジスト剤をシリコンウェハに滴下し、従来より多用されているスピンコーティングでシリコンウェハの表面にレジスト剤を均一に展延させて所望の膜厚にし、レジスト剤に含まれる揮発成分を高温乾燥(ベイクまたはベークと通称される)させる。この高温乾燥によりシリコンウェハがお椀型に反る等のチルト変形が発生し、例えば図12(a)の斜視図及び図12(b)のA1−A2断面図に示すようにR100のシリコンウェハにおいて内周部と外周部で最大約80μ〜100μの変形量でチルト変形する。チルト変形による変形量は、母材のシリコンウェハが高温乾燥前に有していた微量のチルト変形、シリコンの結晶方位、サンプル等に依存して異なる。
例えば、特許文献5のディスク原盤露光装置で、図12に示すようなお椀状のチルト変形をもつワーク周辺を回転テーブルにクランプした場合、図13(a)の斜視図及び図13(b)のB1−B2断面図に示すように固定用ローラで押される部位と開放されている部位とで、ワークの平坦度に差異が生じる。
ワークの垂直方向の変位に追従して電子ビームの露光焦点を移動させるフォーカスサーボ機構を付随した電子銃露光装置または電子銃描画装置を用いると、図14(a)に示すようにコイル702に電流を流して静電レンズ703と呼ばれる電界を発生させ、電界強度を変化させて電子ビーム704の拡がり角を変動させて焦点を合わすことができるため、ワークにある程度の垂直変位が存在する場合にも露光できる。一方、フォーカスサーボ機構は、ワークの垂直変位が大きくフォーカス変動距離が長いと、光学系における焦点の偏芯ずれのように、図14(b)及び図14(c)に示すような例えば焦点705から焦点706へのXY方向の焦点ずれを発生させる。そのため、電子ビームを用いてスパイラル描画する場合、垂直変位の大きい部位と小さい部位とで描画された線幅間(トラックピッチ)が異なる。
特開2002―230845号公報 特開2002−319190号公報 米国特許出願公開第2002−0066475号明細書 米国特許出願公開第2003−0116089号明細書 特開2002−342988号公報
この発明は、真空中で電磁気的または機械的な外力を用いずにワークと回転テーブルと回転中心を一致させてワークを安定して保持しながら正確に電子ビーム露光できる電子ビーム露光装置を提供することを目的とする。
本発明のワークセンタリング・クランプ装置は、ワークを載せて回転する回転テーブルに搭載されてワークを、回転テーブル上に回転の中心に対して対称に配置された少なくとも3組のクランプ手段でセンタリングしてクランプするワークセンタリング・クランプ装置であって、クランプ手段は、クランパとリンクとウェイト及びスプリングとを有し、クランパは回転テーブルに搭載したワークの外周端を保持するものであり、リンクの一方の端部に固定され、リンクは他方の端部にウェイトが固定され、中間部がリンクピンにより回転テーブル上のワークが配置される領域の外周近傍に回動自在に取付けられ、スプリングはリンクのウェイトを固定したアームと回転テーブルの外周端部の間に設けられ、ウェイトを固定したアームに対して回転テーブルの外周側から内側に向かう弾性力を付与し、回転テーブルを回転したとき、ウェイトに作用する遠心力によってリンクを回転テーブルと平行に回動してクランパによりワークの外周端に半径方向の力を与えて芯出しして保持することを特徴とする。
さらに、回転テーブルの外周から回転の中心に向けて延びて各ウェイトを案内する中空のガイドを備え、各ウェイトは各ガイドに案内されて重心を回転テーブルの回転軸に直交する直線の一部に沿って移動させるとよい。また、各クランパに対してワークから離れる方向の力を一時的に加えるクランプ解除手段を備えるとよい。クランパは、ワークとの接触部分にテーパを有するとよい。また、ワークの外周を押さえる力を加えてワークを回転テーブルに均一に押し付けるワーク押圧部材を備えるとよく、さらに、ワーク押圧部材は弾性体を介してワークと接触するとよい。
本発明の回転駆動装置は回転テーブルとスピンドルモータとを備え、回転テーブルは上記のいずれかのワークセンタリング・クランプ装置を搭載し、スピンドルモータは回転テーブルを回転させる。さらに、回転テーブルの回転時のふれを検出する回転ふれ検出手段を備えるとよい。また本発明の電子ビーム露光装置は回転駆動装置と移動ステージと電子ビーム照射手段と真空チャンバとを備え、移動ステージは回転駆動装置を搭載して一軸方向に移動し、電子ビーム照射手段は電子ビームをワーク上に照射し、真空チャンバは回転駆動装置と移動ステージと電子ビーム照射手段とを覆いその内部を真空環境にする。また、この電子ビーム露光装置を用いて光ディスク用スタンパを作成してもよい。
回転テーブルの外周から回転の中心に向けてワークを押さえるためワークが上下に振動せず安定に回転し、ワークの中心を回転の中心に自動的にセンタリングしながらワークを押さえるため偏芯除去手段等の調芯機構を別途具備する必要がない。各ワークセンタリング・クランプ装置を回転対称に配置して偏芯を防止することで回転が安定する。遠心力を利用するため外部からの動力の供給が不要となり、真空環境中での使用が容易となる。ウェイトの重心の移動方向を限定することで、回転速度の変動により回転軸およびワーク含む回転テーブルの重心の位置が変化せず回転のふれを防止できる。クランパにテーパを設けることで、レジスト板を回転テーブルに密着してクランプ不良を防止できる。
ワーク押圧部材によりワークに回転テーブル方向の力を加えることにより、ワークを平坦な状態で回転テーブルに保持できる。ワーク押圧部材とワークとの接触部分の平面度や表面粗さを弾性体が吸収することにより、ワーク押圧部材をワークに密着させることができる。また、センタリングする際のワークの微小な移動を弾性体で吸収することができる。
また、回転ふれを検出することにより露光不良を把握でき、メンテナンス作業が軽減される。さらにこのワーククランプ・センタリング装置を用いることで、これらの特徴を備えた回転駆動装置、電子ビーム露光装置及びこれらにより作成された光ディスク用スタンパを得られる。
第1の実施形態としての光ディスク原盤露光装置1は電子ビーム露光装置の一種であり、図1の概略の構成図に示すように定盤2と真空チャンバ3とサブチャンバ4と電子ビームユニット5と回転移動部6と回転ふれ検出部7とを備え、シリコンウェハの表面にレジスト剤をコーティングしたレジスト板8に電子ビームによる露光を行う。真空チャンバ3及び回転移動部6は、定盤2に設置されることで、外乱振動が露光に影響を与えるのを防止している。真空チャンバ3は、ゲートバルブ31を介してサブチャンバ4と接続され、内部に電子ビームユニット5と回転移動部6とを配置して、外気と遮断した状態で内部の圧力を10-4Pa程度の真空度に保っている。
サブチャンバ4は、上方入口41と移載ユニット42とを有する予備室であり、外部から真空チャンバ3内に投入されるレジスト板及び真空チャンバ3から外部に排出されるレジスト板8が一時的に搬入される。上方入口41は、外部とサブチャンバ4の移載ユニット42との間でレジスト板を搬入または搬出する際にのみ開放され、サブチャンバ4内部を大気暴露させる。ゲートバルブ31は、サブチャンバ4と真空チャンバ3との間でレジスト板8を搬入または搬出する際にのみ開放され、開放の際はあらかじめサブチャンバ4内の真空度を真空チャンバ3内の真空度と同等になるまで真空引きされる。通常、露光時における真空チャンバ3内の真空度は10-4Pa以下であり、真空チャンバ3を頻繁に大気暴露すること所定の真空度に到達するのに多大な時間が必要となる。サブチャンバ4を設けることで、レジスト板8を投入してから露光を開始するまでの時間を大幅に低減できる。
電子ビームユニット5は、電子銃51とコンデンサレンズ52と電子ビーム変調部53とアパーチャ54と電子ビーム偏向部55と第一フォーカスレンズ56と第二フォーカスレンズ57とを有する。電子銃51は電子ビームを射出し、コンデンサレンズ52は射出された電子ビームを集光し、電子ビーム変調部53は一対の電極により電磁場を発生させて通過する集光された電子ビームを変調して偏向し、アパーチャ54は偏向の大きな電子ビームを遮蔽し偏向のない電子ビームを通過させる。電子ビーム偏向部55は電極を備えてアパーチャ54を通過した電子ビームに対して、ウォブル溝を形成する場合には偏向角を与えウォブル溝を形成しない場合には偏向角を与えない。第一フォーカスレンズ56及び第二フォーカスレンズ57は、レジスト板における集光スポット径及びフォーカスを調整し、かつ回転するレジスト板の面ふれに追従するように駆動されて、電子ビーム偏向部55を通過した電子ビームをレジスト板に集光させる。
回転移動ユニット6は、図2(a)の平面図及び図2(b)の正面図に示されるように定盤2に固定された固定ベース61上に回転ユニット62と移動ユニット63とを有し、電子ビームユニット5の直下に配置され、電子ビームユニット5により収束された電子ビームをレジスト板上に照射した状態でレジスト板を回転及び直線移動することで、レジスト板にスパイラル、同心円状等の溝を形成する。回転ユニット62は、回転テーブル621とスピンドルモータ622とを有し、回転テーブル621はサブチャンバ4から搬入されるレジスト板をワークセンタリング・クランプ装置9により回転テーブル621上に保持し、スピンドルモータ622により回転される。スピンドルモータ622の回転により発生する電磁場が電子ビームに影響を与えないように、スピンドルモータ622には磁気シールドが施されている。
移動ユニット63は移動ベース631とモータ632と送りねじ633とリニアガイド634とスプリング635とディテクタ636とレーザスケール637とをもつ。移動ベース631は、回転ユニット62を搭載し、固定ベース61に設置されたモータ632の動力で回転する送りネジ633により送られ、リニアガイド634に沿って一軸方向に移動するとともに、送りネジ633に並行して配置されたスプリング635の圧力により送りネジ633で発生するバックラッシュを除去して傾きを防止している。このスプリング635は、回転ユニット62のスピンドルモータ622の微妙な振動を低減させる。ベアリングレール等により構成されるリニアガイド634を移動ガイドとするため、真空チャンバ内にエアウェイトのような空気圧により浮上させて移動ベースを移動する機構を使用した場合に発生する空気漏れ等による真空破壊を防いで高剛性化が図られる。移動ベース631とともに移動する回転ユニット62の位置は、移動ベース63及び固定ベース61に設置されたレーザスケール637をディテクタ636により測定して求められ、モータ632及びスピンドルモータ622と同期して制御される。レーザスケール637及びディテクタ636は回転テーブル621と同一環境の真空チャンバ3内にあるため、大気による空気の揺らぎ等の影響なく安定して正確に測定できる。
回転ふれ検出部7は、ミラー71と計測装置72とを有し、ミラー71はスピンドルモータ622の回転軸と同軸のリング形状をもち回転テーブル721の下部に設けられて回転テーブル721とともに回転し、計測装置72は真空チャンバ3に設けられた窓73を通して外部からミラー71にレーザ光を照射し、レーザ光71の入力光と反射光との干渉を測定して回転ふれ量を計測する。調整直後に滑らかに作動していたワークセンタリング・クランプ装置9が数ヶ月程度を経て滑らかさを失い、車のワイパーにおけるスティックスリップのような間欠的な駆動をし、アンバランス量が急激に増大して回転ふれ量が大きくなるとメンテナンスが必要となる。回転ふれ量を適宜計測することでメンテナンス時期を的確に把握して保守を容易にできる。なお、回転ふれ検出部7は、リング形状のミラー71に静電容量型センサを近接させて静電容量の変化により回転ふれ量を検出するような、回転運動に影響を与えず非接触で回転ふれ量を測る他の手段でもよい。
回転テーブル621に搭載されたワークセンタリング・クランプ装置9は図3(a)の平面図及び図3(b)の正面図に示すように、回転テーブル621の上面の外周に沿って回転中心に対して対称に等間隔で配列された3ユニットのクランプ機構91を有し、レジスト板を回転テーブル621にセンタリングしながら固定する。
各クランプ機構91はクランパ92とリンク93とウェイト94とスプリング95とを有する。リンク93は、細長い板で形成され中間部のリンクピン96により回転テーブル621に対して平行に回転するように設置される。クランパ92は、円筒形状をもちリンク93の一端に設けられてレジスト板8が設置される領域の外周付近に配置される。ウェイト94は、リンク93の他端に設けられた重りである。リンク93において、回転テーブル621の回転時に発生する遠心力によるウェイト94側の力のモーメントは、クランパ92側における力のモーメントより大きい。スプリング95は、一端が回転テーブル621に設置されたストッパ97により固定され、他端がリンク93のウェイト94とリンクピン96との間に接続されてウェイト94に対して回転テーブル621の中心方向に押す圧力を加える。クランプ機構91の数は3つ以上であってもよい。偏芯をさけるため、各構成要素を組み付ける際は重心の偏り量を少なくする。
ワークセンタリング・クランプ装置9が動作した状態を説明する。回転前の回転テーブル621にレジスト板8がセットされた状態では、図4(a)に示されるようにリンク93がスプリング95に押されてクランパ92をレジスト板8から離している。この状態で回転テーブル621が回転すると、図4(b)に示されるようにウェイト94に遠心力が加わり、ウェイト94がスプリング95を圧縮しながら回転テーブル621の外側方向へ移動してリンク93を回転テーブル621と平行に回転させ、クランパ92が回転の中心に向かう方向に移動してレジスト板8に対して回転軸に直交する方向(ラジアル方向)の力を加える。
各クランプ機構91において、リンク93の回転は回転テーブル621と平行であり、レジスト板8に加えられる力の向きはラジアル方向であるため、回転テーブル621の回転数が変化してもレジスト板8の上下方向の位置が安定する。3つのクランプ機構91は同質量のウェイト94をもち回転中心に対して対称に等間隔で配列されるため、ウェイト94に作用する遠心力は同等であり、クランパ92がレジスト板8に加える力も同等となる。そのため、レジスト板8の中心は回転テーブル621の回転の中心に自動的に一致(センタリング)する。また、ウェイト94に作用する遠心力は回転テーブル621の回転速度の増加分に比例して大きくなるため、回転速度が大きいほどクランパ92がレジスト板8に加える力が大きくなる。そのため、回転速度が大きい場合でも偏芯が発生せずにセンタリングが維持される。
回転テーブル621の回転を停止させるとウェイト94に遠心力が作用せず、復元力によりスプリング95の圧縮が緩み、リンク93がスプリング95に押され、図4(a)に示されるようにクランパ92がレジスト板8から離される。これによりクランパ92に引っかけることなくレジスト板8を回転テーブル621に搬入及び搬出できる。
なお、クランパ92のレジスト板8との接触部分にテーパを設けると、レジスト板8に対して回転テーブル621方向にテーパの傾きに比例した力が加わる。そのため、回転開始からクランパ92がレジスト板8に接触して安定するまでに外部から振動等が加えられても、レジスト板8が回転テーブル621に押し付けられ、レジスト板8が回転テーブル621に密着する。テーパをもつクランパ92の形状は部品加工上容易な逆三角錐であってもよく、円錐や球等であってもよい。
第2の実施形態としての光ディスク原盤露光装置が備えるワークセンタリング・クランプ装置10は、図5の構成図に示されるように、回転テーブル623の上面の外周に沿って回転中心に対して対称に等間隔で配列された3ユニットのクランプ機構101を有し、レジスト板8を回転テーブル623にセンタリングしながら固定する。他の構成は、第1の実施形態としての光ディスク原盤露光装置1と同様である。
各クランプ機構101はクランパ102とリンク103とウェイト104とスプリング105とを有してレジスト板8を回転テーブル623に固定する。クランプ機構101の各構成要素は全て非磁性部材で形成される。リンク103は細長い板で形成され中間部のリンクピン106により回転テーブルに対して平行に回転するように設置される。クランパ102は、円筒形状をもちリンク103の一端に設けられてレジスト板8が設置される領域の外周付近に配置される。ウェイト104は直方体形状の重りであり、中央を横断し両側面に開口をもつ中空のリンクガイド108が設けられている。回転テーブル623の外周付近には、回転テーブル623の外周側面に開口をもち、ウェイト104がラジアル方向にのみ移動できる一定長さの中空形状をもつウェイトガイド109が設けられ、ウェイト104はこのウェイトガイド109内に配置される。ウェイト104に設けられたリンクガイド108の開口は回転テーブルの回転方向に向けて配置され、この開口からリンク103のクランパ102のない一端が挿入され、ウェイト104がリンク103を回転させるスライダとして働く。リンク103において、回転テーブル623の回転時に発生する遠心力によるウェイト104側の力のモーメントは、クランパ102側における力のモーメントより大きい。スプリング105は、ウェイト104と回転ステージ623の外周側面の開口を塞いで固定されたストッパ107との間に配置され、ウェイト104に対してラジアル方向の圧力を加える。
ワークセンタリング・クランプ装置10が動作した状態を説明する。回転前の回転テーブル623にレジスト板8がセットされた状態では、図6(a)の平面図及び図6(b)の断面図に示されるようにウェイト104がスプリング105により回転中心方向に押されてクランパ102をレジスト板8から離している。この状態で回転テーブル623が回転すると、図6(c)の平面図及び図6(d)の断面図に示されるようにウェイト104に遠心力が加わり、ウェイト104がスプリング105を圧縮しながらウェイトガイド109に沿って回転テーブル623の外側方向へ移動し、リンクガイド108によりリンク103を回転テーブル623と平行に回転させ、クランパ102が回転中心方向に移動してレジスト板8に対してラジアル方向の力を加える。
第2の実施形態としての光ディスク原盤露光装置により第1の実施形態と同様の効果が得られるとともに、さらに、ウェイト104は、回転軸に対してラジアル方向にのみ移動するため回転方向への分力が発生せず回転テーブル623の重心位置がより安定する。回転テーブル623の重心位置の安定により、回転数が変化してもアンバランス量が変化して回転ふれ量が変化することがないため、電子ビームで露光されたスパイラルの線幅間(トラックピッチ)を内周側と外周側とで一定にできる。
回転テーブル623の回転を停止させると、ウェイト104には遠心力が作用せず、復元力によりスプリング105の圧縮が緩み、ウェイト104がスプリング105に押され、移動するウェイト104のリンクガイド108に押されてリンク103が回転し、図6(a)に示されるようにクランパ102がレジスト板8から離される。スプリング105を用いることでクランパ102に引っかけることなくレジスト板8を回転テーブル623に搬入及び搬出できる。
なお、クランパ102のレジスト板8との接触部分にテーパを設けると、第1の実施形態の場合と同様の効果が得られる。
第3の実施形態としての光ディスク原盤露光装置110は、第2の実施形態としての光ディスク原盤露光装置において昇降軸32と給熱バー33とをさらに備えている。昇降軸32は回転テーブル623の外周付近上方の真空チャンバ3に設けられ、電気抵抗を利用した発熱源としてのジュール熱型発熱手段を内包した給熱バー33を上下に移動させる。スプリング105は加熱時の弾性力(F1)が非加熱時の弾性力(F2)より大きくなる形状記憶合金で形成され、ストッパ106は熱伝導性を有する部材で形成されている。
回転テーブル623の回転を停止させてクランパ102をレジスト板8から離脱させる際、給熱バー33を下方に移動させてストッパ106に接触させ、ストッパ106を介してスプリング105を加熱する。加熱される形状が変化したスプリング105は、反発力を発生させてウェイト104にカウンタープリロード(初期反力)を与えるとともに、遠心力による圧縮が緩まりクランパ102を完全にレジスト板8から離脱させる。回転の停止時以外は、給熱バー33は上方に移動されてストッパ97から離されている。
初期反力を用いることで、過大な遠心力が加わりクランパ102がレジスト板8に食込んだ場合でもクランパ102を完全にレジスト板8から離脱できる。さらに、クランパ102がレジスト板8に接触したままレジスト板8を移動させてトラブルが発生することを防止でき、真空チャンバ3を解放して回転テーブル623をメンテナンスすることによる著しいトータルスループットの低下を防止できる。また、回転テーブル623の停止時にのみスプリング105を加熱して弾性力を大きくし、回転時にはスプリング105を加熱せず弾性力を小さくするため、回転テーブル623が低速で回転する時でもウェイト104に作用する遠心力を効率よく利用してレジスト板8を保持できる。また、形状記憶機能をもつスプリング105及び熱を利用した給熱バー33を用いるため真空チャンバ3内をゴミ等で汚染せず、電磁気的または磁気的な駆動源を用いないため磁場の発生等による部材の磁化作用を起こさない。
なお、第1の実施形態としての光ディスク原盤露光装置において昇降軸32と給熱バー33とをさらに備え、スプリング95を加熱時の弾性力(F1)が非加熱時の弾性力(F2)より大きくなる形状記憶合金で形成し、ストッパ97を熱伝導性を有する部材で形成し、回転テーブル621の回転を停止させてクランパ92をレジスト板8から離脱させる際に給熱バー33を下方に移動させてストッパ97に接触させるようにしてもよい。
第3の実施形態としての光ディスク原盤露光装置111は、図8の構成図に示すように、回転駆動部112とワーク押圧部材着脱機構113とを備え、他の構成は第2の実施形態としての光ディスク原盤露光装置と同様である。回転駆動部112は、第2の実施形態のワークセンタリング・クランプ装置10にさらにワーク押圧部材114をもつワークセンタリング・クランプ装置115を有する。
ワーク押圧部材114は図9(a)の平面図及び図9(b)の斜視図に示すように、レジスト板8よりやや大きい外周とレジスト板8よりやや小さい内周とをもつ薄い板状のリングであり、図10のクランパ付近における概略の構成図に示すように、クランパ112の移動を妨げないようにクランパ112が配置される部位にクランパ用開口116が設けられ、ワーク押圧部材114の突出した外周部で回転テーブル623の外周部に嵌めあわされ、レジスト板8の外周付近を回転テーブル623の方向にほぼ均一に押さえつける。ウェイとリングとも称されるワーク押圧部材114は非磁性部材で構成され、ワークの変形を矯正する重量に見合った重さをもち、銅合金(C2801)やオーステナイト系ステンレス部材等で形成される。ワーク押圧部材114が押さえる位置は均一にレジスト板8が回転テーブル623に押さえつけられる位置とする。ワーク押圧部材114の重量に相当する力をレジスト板8に加えることにより、レジスト板8のチルト変形が矯正されて回転テーブル623に対する平坦度が維持され、レジスト板8に正確に露光できる。
なお、図11のクランパ付近における概略の構成図に示すように、ワーク押圧部材114の外周付近にOリング117等の弾性体を埋設し、Oリング117等の弾性体を介してワーク押圧部材114とレジスト板8とを接触させてもよい。Oリング117等の弾性体が、ワーク押圧部材114の平面度や表面粗さによる形状の変化を吸収してレジスト板8に密着するため、ワーク押圧部材114の表面の平面度や表面粗さの精度に依存しないでチルト変形を正確に矯正できる。また、レジスト板8は、クランパ102に押されてセンタリングされる際に、Oリング177等の弾性体が追従して変形するため、ワーク押圧部材114からの加重により拘束されることなくXY方向に微小に移動でき、正確にセンタリング及びクランプされる。
ワーク押圧部材着脱機構114は、移載ユニット42から回転テーブル623に搬送された後、回転する前にレジスト板8上にワーク押圧部材112を載せ、露光して回転が停止したレジスト板8上からワーク押圧部材112を外して退避させる。ワーク押圧部材着脱機構114によるワーク押圧部材112のレジスト板8への着脱が加わる他の動作は第2の実施形態の光ディスク原盤露光装置と同様である。
光ディスク原盤露光装置111によれば、第2の実施形態としての光ディスク原盤露光装置の効果に加えて、チルト変形を矯正しながらレジスト板8をセンタリングしてクランプすることができるとともにフォーカスエラーによるトラックピッチ変動等を除去してレジスト板8への露光を正確に行える。なお、第1の実施形態としての光ディスク原盤露光装置1や第3の実施形態としての光ディスク原盤露光装置110に、回転駆動部112とワーク押圧部材着脱機構113とを備えるようにしてもよい。
これらの実施形態は特にナノメータレベルの露光に適する。また第1から第4までの実施形態の光ディスク原盤露光装置を用いて、正確な露光がなされたトラックピッチを内周側と外周側とで一定にした光ディスク用スタンパを作成できる。本発明は、回転テーブル上のワークに電子ビームで露光または露光するような次世代ハードディスクやフラネルレンズ等の生産設備にも応用できる。
第1の実施形態の光ディスク原盤露光装置の構成図である。 第1の実施形態の回転移動ユニットの構成図である。 第1の実施形態のワークセンタリング・クランプ装置の構成図である。 第1の実施形態のワークセンタリング・クランプ装置の動作状態を示す図である。 第2の実施形態のワークセンタリング・クランプ装置の構成図である。 第2の実施形態のワークセンタリング・クランプ装置の動作状態を示す図である。 第3の実施形態の光ディスク原盤露光装置の構成図である。 第4の実施形態の光ディスク原盤露光装置の構成図である。 第4の実施形態のワーク押圧部材の平面図及び斜視図である。 第4の実施形態のワークセンタリング・クランプ装置の構成図である。 第4の実施形態のワークセンタリング・クランプ装置の他の構成図である。 チルト変形したワークの斜視図及び断面図である。 クランプされたチルト変形したワークの斜視図及び断面図である。 フォーカス機構の構成図及び焦点ずれを示す図である。
符号の説明
1;光ディスク原盤露光装置、2;定盤、3;真空チャンバ、4;サブチャンバ、
5;電子ビームユニット、6;回転移動部、7;回転ふれ検出部、8;レジスト板、
9;ワークセンタリング・クランプ装置、10;ワークセンタリング・クランプ装置、
31;ゲートバルブ、32;昇降軸、33;給熱バー、41;上方入口、
42;移載ユニット、51;電子銃、52;コンデンサレンズ、
53;電子ビーム変調部、54;アパーチャ、55;電子ビーム偏向部、
56;第一フォーカスレンズ、57;第二フォーカスレンズ、61;固定ベース、
62;回転ユニット、63;移動ユニット、71;ミラー、72;計測装置、73;窓、
91;クランプ機構、92;クランパ、93;リンク、94;ウェイト、
95;スプリング、96;リンクピン、97;ストッパ、101;クランプ機構、
102;クランパ、103;リンク、104;ウェイト、105;スプリング、
106;リンクピン、107;ストッパ、108;リンクガイド、
109;ウェイトガイド、110;光ディスク原盤露光装置、
111;光ディスク原盤露光装置、112;回転駆動装置、
113;ワーク押圧部材着脱機構、114;ワーク押圧部材、
115;ワークセンタリング・クランプ装置、116;クランプ用開口、
117;Oリング、621;回転テーブル、622;スピンドルモータ、
623;回転テーブル、631;移動ベース、632;モータ、633;送りねじ、
634;リニアガイド、635;スプリング、636;ディテクタ、
637;レーザスケール。

Claims (10)

  1. ワークを載せて回転する回転テーブルに搭載されてワークを、回転テーブル上に回転の中心に対して対称に配置された少なくとも3組のクランプ手段でセンタリングしてクランプするワークセンタリング・クランプ装置であって、
    前記クランプ手段は、クランパとリンクとウェイト及びスプリングとを有し、
    前記クランパは前記回転テーブルに搭載したワークの外周端を保持するものであり、前記リンクの一方の端部に固定され、
    前記リンクは他方の端部にウェイトが固定され、中間部がリンクピンにより前記回転テーブル上のワークが配置される領域の外周近傍に回動自在に取付けられ、
    前記スプリングは前記リンクのウェイトを固定したアームと前記回転テーブルの外周端部の間に設けられ、前記ウェイトを固定したアームに対して前記回転テーブルの外周側から内側に向かう弾性力を付与し、
    前記回転テーブルを回転したとき、前記ウェイトに作用する遠心力によって前記リンクを前記回転テーブルと平行に回動して前記クランパにより前記ワークの外周端に半径方向の力を与えて芯出しして保持することを特徴とするワークセンタリング・クランプ装置。
  2. 前記回転テーブルの外周から回転の中心に向けて延びて各前記ウェイトを案内する中空のガイドを備え、
    各前記ウェイトは各前記ガイドに案内されて重心を前記回転テーブルの回転軸に直交する直線の一部に沿って移動させる請求項1に記載のワークセンタリング・クランプ装置。
  3. 各前記クランパに対してワークから離れる方向の力を一時的に加えるクランプ解除手段を備える請求項1または請求項2に記載のワークセンタリング・クランプ装置。
  4. 各前記クランパは、ワークとの接触部分にテーパを有する請求項1から請求項3のいずれかに記載のワークセンタリング・クランプ装置。
  5. ワークの外周を押さえる力を加えてワークを前記回転テーブルに均一に押し付けるワーク押圧部材を備える請求項1から請求項4のいずれかに記載のワークセンタリング・クランプ装置。
  6. 前記ワーク押圧部材は弾性体を介してワークと接触する請求項5に記載のワークセンタリング・クランプ装置。
  7. 回転テーブルとスピンドルモータとを備え、
    前記回転テーブルは請求項1から請求項6のいずれかに記載のワークセンタリング・クランプ装置を搭載し、
    前記スピンドルモータは前記回転テーブルを回転させることを特徴とする回転駆動装置。
  8. 前記回転テーブルの回転時のふれを検出する回転ふれ検出手段を備える請求項7に記載の回転駆動装置。
  9. 請求項8に記載の回転駆動装置と移動ステージと電子ビーム照射手段と真空チャンバとを備え、
    前記移動ステージは前記回転駆動装置を搭載して一軸方向に移動し、
    前記電子ビーム照射手段は電子ビームをワーク上に照射し、
    前記真空チャンバは前記回転駆動装置と前記移動ステージと前記電子ビーム照射手段とを覆い、その内部を真空環境にすることを特徴とする電子ビーム露光装置。
  10. 請求項9に記載の電子ビーム露光装置を用いて作成された光ディスク用スタンパ。
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