JP4485934B2 - フォーカスマーク作成方法及びその装置並びに電子ビーム照射型光ディスク原盤露光装置 - Google Patents
フォーカスマーク作成方法及びその装置並びに電子ビーム照射型光ディスク原盤露光装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4485934B2 JP4485934B2 JP2004372419A JP2004372419A JP4485934B2 JP 4485934 B2 JP4485934 B2 JP 4485934B2 JP 2004372419 A JP2004372419 A JP 2004372419A JP 2004372419 A JP2004372419 A JP 2004372419A JP 4485934 B2 JP4485934 B2 JP 4485934B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- focus
- focus mark
- resist layer
- electron beam
- pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Electron Beam Exposure (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
Description
手順1:電子ビーム露光装置が有するSEM機能を用いて、微細構造を有する基準サンプル(通常、金粒子などが用いられる)を観測し、SEM画像の解像度から電子ビームのフォーカスを合わせる。
手順2:次に、基準サンプルに隣接した箇所に、真直で平滑なエッジ部を有する基準サンプルを、電子ビームにて直線走査させ、合焦点時のビーム径を評価する。一般には、シリコンウェハ上に孔を開けたものやタングステンワイヤなどを用いたナイフエッジ方法などにてビーム径を評価する。
手順3:そして、基準サンプルの高さは高さ検出装置、例えばレーザ等を用いたハイトセンサを適用する装置により測定する。ここまでで、距離(高さ)、ジャストフォーカス時の各レンズ系のパラメータ、及びその高さにおけるジャストフォーカス時の電子ビーム径のデータが得られる。
手順4:次に、被描画物であるターゲット、一般にはレジスト層を均一に形成されたシリコンウェハが用いられるものを回転テーブルに載置し、位置決め及びクランプする。ここで手順1を繰り返す。
手順5:フォーカスを合わせたら、手順3にて露光面(レジスト層上面部)の高さを計測し、基準高さとの差をフォーカスサーボ制御の初期パラメータとする。
ここまでが、フォーカス調整手順である。
手順7:露光(電子ビーム照射)を開始する。
手順8:回転テーブルには、加工による面振れ誤差や回転系からの周期的な振れ(同期振れ)や突発的な振れ(非同期振れ)が、回転中に起こるため、常にその振れを監視し、その位置変動を電子ビーム制御部にフィードバックする必要がある。その中で、高さ変動によるフォーカスずれを補正するのがフォーカスサーボ部である。
先ず、電子ビームは、電子銃11より射出されるとコンデンサレンズ12によって集光される。一対の電極から構成される電子ビーム変調部13によって電界を発生させ、この電磁場を通過することで変調が行われ電子ビームを偏向させる。偏向した電子ビームはアパーチャ14に照射される。この偏向が大きければアパーチャ14による遮断効果で電子ビームを遮断してワーク200まで到達しないようにし、偏向しなければアパーチャ14を通過しワーク200に到達するので光変調と同様の変調が可能となる。また、電子ビームレンズ系ユニット20では、ウォブル溝を形成するために再度電子ビームが電子ビーム偏向部21を通過させることで電子ビームに偏向角を与えることが可能となる。なお、ウォブル溝を形成しないならばここでの偏向は行わない。その後、電子ビームをワーク200に集光させて集光スポット径を調整するため、フォーカスレンズ22,23によって、フォーカス、スポット径を調整するように、かつ回転するワーク200の面振れに追従するように駆動されてワーク200に集光される。
12;コンデンサレンズ、13;電子ビーム変調部、
14;アパーチャ、20;電子ビームレンズ系ユニット、
21;電子ビーム偏向部、22,23;フォーカスレンズ、
30;電子ビームユニッ、40;真空チャンバ、
41;サブチャンバ、42;ゲートバルブ、50;二次電子検出器、
60;回転駆動部、61;回転テーブル、62;スピンドルモータ、
70;スライドユニット、71;X軸スライドユニット、
72;摩擦駆動ユニット、73;モータ、
80;移載用スライドユニット、90;フォーカスマーカユニット、
91;フォーカスマーカピン、92;定盤、
100;光ディスク原盤露光装置、200;ワーク、
300;フォーカスマーカ装置、301;エアスピンドル、
302;回転テーブル、303;クランプ、
304;DDモータ、305;揺動アーム、
306;マーキングピン、307;Z軸アクチュエータ、
308;吸引ノズル、402;加熱手段、403;静電吸着シート、
405;圧力センサ。
Claims (5)
- 回転テーブルに載置されたワークに電子ビームを照射するため、フォーカス調整用部位であるフォーカスマークをワークに設けられたレジスト層上に形成するフォーカスマーク形成方法において、
前記回転テーブルに載置され、かつレジスト層が形成されたワークを任意の速度で定速回転させ、前記フォーカスマークを作成する位置の前記レジスト層の表面にピンを押し当てて当該レジスト層を前記回転テーブルの回転中心と同じ中心を有する円弧状に剥離し除去して前記フォーカスマークを形成する際に、前記レジスト層の表面にピンを押し当てた時の圧力を測定し、測定された圧力に応じて前記レジスト層の表面にピンを押し当てる力を制御することを特徴とするフォーカスマーク形成方法。 - 回転テーブルに載置されたワークに電子ビームを照射するため、フォーカス調整用部位であるフォーカスマークをワークに設けられたレジスト層上に形成するフォーカスマーク形成装置において、
前記回転テーブルに載置されたワークを任意の速度で定速回転させる回転手段と、
ワークを前記回転テーブルに位置決めを行い保持するクランプ手段と、
ワークの表面に設けられたレジスト層を剥離し除去するピンを前記レジスト層の表面に押し当てる当接手段と、
該当接手段による当接時の圧力を測定する圧力測定部と、
該圧力測定部によって測定された圧力に応じて前記当接手段の当接時の当接圧力を制御する制御部と
を具備し、
前記クランプ手段により前記回転テーブルに位置決めされ保持され、かつ前記回転手段により任意の速度で定速回転し、前記フォーカスマークを作成する位置の前記レジスト層の表面に、当接手段によりピンを押し当てて、押し当てた時の圧力を前記圧力測定部によって測定し、測定された圧力に応じて前記制御部が前記当接手段の当接時の当接圧力を制御しながら前記レジスト層を剥離し除去して前記フォーカスマークを形成することを特徴とするフォーカスマーク作成装置。 - 前記当接手段に熱を加える加熱手段を具備する請求項2に記載のフォーカスマーク作成装置。
- 前記当接手段により剥離したレジスト片を吸塵する吸塵手段を具備する請求項2又は3に記載のフォーカスマーク作成装置。
- 請求項2〜4のいずれかに記載のフォーカスマーク作成装置を同一真空室内に設け、該フォーカスマーク作成装置によりフォーカスマークが形成されたワークを前記回転手段に載置し、前記回転手段により回転するワークのフォーカスマークに電子ビームの焦点位置を合わせて電子ビームを照射して光ディスク原盤を露光することを特徴とする電子ビーム照射型光ディスク原盤露光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004372419A JP4485934B2 (ja) | 2004-12-24 | 2004-12-24 | フォーカスマーク作成方法及びその装置並びに電子ビーム照射型光ディスク原盤露光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004372419A JP4485934B2 (ja) | 2004-12-24 | 2004-12-24 | フォーカスマーク作成方法及びその装置並びに電子ビーム照射型光ディスク原盤露光装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006178241A JP2006178241A (ja) | 2006-07-06 |
JP4485934B2 true JP4485934B2 (ja) | 2010-06-23 |
Family
ID=36732405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004372419A Expired - Fee Related JP4485934B2 (ja) | 2004-12-24 | 2004-12-24 | フォーカスマーク作成方法及びその装置並びに電子ビーム照射型光ディスク原盤露光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4485934B2 (ja) |
-
2004
- 2004-12-24 JP JP2004372419A patent/JP4485934B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006178241A (ja) | 2006-07-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4362414B2 (ja) | ワークセンタリング・クランプ装置、回転駆動装置及び電子ビーム露光装置 | |
JP2569057B2 (ja) | X線マスクの欠陥修正方法 | |
JP2005015922A (ja) | 近接堆積方法とそのシステム | |
JP5144847B2 (ja) | ローラーモールド作製方法 | |
JP4485934B2 (ja) | フォーカスマーク作成方法及びその装置並びに電子ビーム照射型光ディスク原盤露光装置 | |
JP4350471B2 (ja) | 電子ビーム描画方法および描画装置 | |
JPH1041376A (ja) | 基板保持装置、基板保持方法及び露光装置 | |
JP2002217084A (ja) | ウェハ周辺露光装置およびウェハ周辺露光方法 | |
US8355036B2 (en) | Recording system, recording apparatus, and record control signal generating apparatus using an exposure beam | |
JP2006309821A (ja) | 電子ビーム調整方法及び該方法を用いた光ディスク原盤描画装置 | |
JPH053153A (ja) | ウエハ上の不要レジスト露光装置 | |
TWI782142B (zh) | 晶圓加工方法 | |
JP4168618B2 (ja) | 基材の微細加工方法及び基材の製造方法 | |
US7679071B2 (en) | Electron beam drawing apparatus | |
JP5166400B2 (ja) | ビーム描画装置 | |
JP4886984B2 (ja) | 電子線描画装置 | |
JP2835746B2 (ja) | ウェーハの周辺露光装置 | |
JPH0795516B2 (ja) | ウエハ周辺露光方法及び装置 | |
JP2012141249A (ja) | 回転制御装置及び回転制御方法 | |
TWI842293B (zh) | 遮罩處理設備及基板處理設備 | |
WO2023242909A1 (ja) | イオンミリング装置、ホルダおよび断面ミリング処理方法 | |
JP2004164762A (ja) | ディスク原盤露光装置 | |
JP2002342988A (ja) | 光ディスク原盤露光装置 | |
TW202236401A (zh) | 雷射加工方法 | |
US5291315A (en) | Method of obtaining hologram and an exposure apparatus |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070412 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091027 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091203 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20091207 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20100115 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100305 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100325 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140402 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |