JP2008300756A - ウェーハ保持機、および荷電粒子線装置 - Google Patents

ウェーハ保持機、および荷電粒子線装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ウェーハの表面に絶縁膜があっても、ウェーハの電位を所望の電位に設定可能なウェーハ保持機を提供する。
【解決手段】ウェーハ12が載せられるウェーハ台33と、ウェーハ12をウェーハ台33上に係止する可動ピン24と、鋭利な凸部を有する擦動面29Sを有し、擦動面29Sを介してウェーハ12に電気的に接続する接触端子29と、ウェーハ12の係止中に、擦動面29Sをウェーハ12の外周側面に圧接させたまま擦動させる駆動部25とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体ウェーハ等のウェーハを保持するウェーハ保持機、およびこのウェーハ保持機を備えた荷電粒子線装置に関する。
ウェーハ保持機は、半導体検査装置や半導体製造装置の中で用いられている。半導体検査装置や半導体製造装置では、電子やイオン等の荷電粒子を用いるので、ウェーハの電位が自ずと変動したり、ウェーハの電位を積極的に制御したりする場合がある。
たとえば、半導体検査装置である電子顕微鏡では、電子線がウェーハに照射されるので、ウェーハがチャージアップし、ウェーハの電位が変動し観察像質が劣化する場合があった(例えば、特許文献1参照)。このため、アースされた導電性物質をウェーハに接触させることが提案されている。
また、ウェーハをウェーハ台に係止するために、ウェーハの電位とウェーハ台の電位を制御し、ウェーハとウェーハ台に静電吸着させることが提案されている。この場合も、アースされた導電性物質をウェーハに接触させることが提案されている。
また、電子顕微鏡では、検査、計測の精度を向上させるために得られた画像の分解能を向上させる必要がある。そのため、ウェーハ保持機に電子線の電子の速度を減速させるようなリターディング電圧を、ウェーハ表面の電位が均一になるように印加し、電子線の照射エネルギーを制御することにより画像の分解能を向上させている。リターディング電圧を印加する場合には、ウェーハに導電性樹脂を接触させ、この導電性樹脂を介してウェーハにリターディング電圧を印加している。
特開2000−173525号公報
半導体ウェーハ等では、半導体装置の製造工程において、表面に厚さ数μmの絶縁膜が形成されている場合がある。このため、導電性物質や導電性樹脂を、ウェーハに接触させても、絶縁膜によって、ウェーハの電位を、アース電位やリターディング電位の所望の電位に設定できない場合があった。
本発明は、以上のような問題点に着目し、ウェーハの表面に絶縁膜があっても、ウェーハの電位を所望の電位に設定可能なウェーハ保持機、およびこのウェーハ保持機を備えた荷電粒子線装置を提供することにある。
本発明は、ウェーハが載せられるウェーハ台と、前記ウェーハを前記ウェーハ台上に係止する係止部と、鋭利な凸部を有する擦動面を有し前記擦動面を介して前記ウェーハに電気的に接続する接触端子と、前記ウェーハの係止中に前記擦動面を前記ウェーハの外周側面に圧接させたまま擦動させる駆動部とを有するウェーハ保持機、およびこのウェーハ保持機を備えた荷電粒子線装置であることを特徴とする。
本発明によれば、ウェーハの表面に絶縁膜があっても、ウェーハの電位を所望の電位に設定可能なウェーハ保持機、およびこのウェーハ保持機を備えた荷電粒子線装置を提供できる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し重複した説明を省略する。また、本発明の実施形態に係るウェーハ保持機は、前記した電子顕微鏡の中で用いられるのであるが、これに限らず、荷電粒子線装置、例えば、集束イオンビーム加工装置、集束イオンビーム観察装置、電子線描画(露光)装置、イオン打ち込み装置等にも用いることができる。また、荷電粒子を利用する応用装置、例えば、スパッタリング装置、リアクティブイオンエッチング装置、プラズマCVD(化学気相成長)装置等にも用いることができる。また、ウェーハ保持機に保持されるウェーハとしては、シリコン(Si)ウェーハ等の半導体ウェーハをはじめとして、導電性を有する基板であればよく、このような基板には、絶縁性の基板の表面に導電性の膜を形成した基板(ウェーハ)も含まれ、例えば、レチクル(フォトマスク)や、フラットパネルディスプレイにも対応することができる。なお、以下の説明では、荷電粒子線装置として電子顕微鏡を例に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るウェーハ保持機13を備えた荷電粒子線装置(電子顕微鏡)100を模式的に示す断面図である。電子顕微鏡100は、半導体ウェーハ上に形成された回路パターンが、設計通りに形成されているか否かを検査する。
図1に示すように、電子顕微鏡100は、電子線3を出射し、電子線3を偏向後ウェーハ12上に照射する電子光学系1を有している。電子光学系1は、鏡体5に収められている。電子光学系1は、電子線3を出射する電子銃2と、電子線3をウェーハ12に偏向収束させて照射する収束レンズ6および対物レンズ7と、電子線3を走査させるためにウェーハ12の所望の位置に偏向照射する偏向器8とを有している。偏向器8および対物レンズ7に加えられる電流の大きさは制御装置18で制御することができる。
また、鏡体5には、電子線3の照射によってウェーハ12から発生する二次電子を検出する二次電子検出器14と、この二次電子を二次電子検出器14の方向へ偏向させるウィーンフィルタ17とが設けられている。二次電子が二次電子検出器14によって検出されると、検出された二次電子の検出量は増幅器19で増幅された後、情報処理装置20に入力される。情報処理装置20からは、画像信号が出力され、オペレータは、図示しないディスプレイ上にウェーハ12の拡大画像を見ることができる。
二次電子の画像の分解能を向上させるためには、電子線3の加速電圧を上げればよいが、照射されるウェーハ12の種類によってはウェーハ12にダメージを与えてしまう場合がある。これを防止するために、加速電圧を上げる一方で、リターディング電源21によりウェーハ12を負のリターディング電位に設定し、電子線3をウェーハ12の手前で減速させている。リターディング電源21は、試料ステージ10の上に設けられた外部ソケット31に接続されている。ウェーハ保持機13にも外部電極32が設けられている。ウェーハ保持機13が、試料ステージ10に載せられるときに、外部ソケット31と外部電極32とは接続され、ウェーハ保持機13の電位は均一にリターディング電位に設定される。ウェーハ保持機13がリターディング電位に設定されることで、ウェーハ12もウェーハ保持機13と同電位のリターディング電位に設定されることになる。なお、ウェーハ12とウェーハ保持機13とが同電位になることの詳細は後記する。
鏡体5は試料室9に連結されており、試料室9にウェーハ12は収納される。そして、ウェーハ12は電子線3を照射されることになる。試料室9には、ウェーハ12を載せると共に電子線3の照射位置を調整するための移動可能な多軸の試料ステージ10が載置されており、試料ステージ10は、ウェーハ12をウェーハ保持機13ごと載せて、ウェーハ12上のどの位置でも電子線3が照射可能なように、ウェーハ12を任意の位置まで移動させる。偏向器8による電子線3の走査範囲はウェーハ12の大きさに比べて狭いので、検査したい位置へ試料ステージ10を連続的または断続的に移動させて電子線3を照射する。試料ステージ10の位置は、試料ステージ10の上に固定されたミラー30を用いて、計測系11で計測する。なお、偏向器8で電子線3の偏向がされているので、制御装置18では、偏向器8で電子線3が偏向される量に試料ステージ10の位置を重畳して、電子線3が照射されるウェーハ上の位置を算出している。
試料室9には、試料室9内にウェーハ12を搬送する予備排気室16が連結されている。鏡体5と試料室9と予備排気室16とは、排気系4によって減圧に維持されている。
試料室9と予備排気室16の間には、ゲートバルブ15が設けられており、ゲートバルブ15を閉じれば、鏡体5と試料室9とを減圧に維持したまま、予備排気室16を大気圧にすることができる。大気圧であれば、予備排気室16を開放でき、外部からウェーハ12を予備排気室16に搬入できる。そして、ウェーハ12を予備排気室16に置かれたウェーハ保持機13に載せることができる。そして、予備排気室16を密閉し、排気系4で減圧に引く。予備排気室16が、減圧になれば、ゲートバルブ15を開けても、鏡体5と試料室9との減圧は維持されたままである。ウェーハ12を載せたウェーハ保持機13は、図示しない搬送部により、予備排気室16から試料室9に搬送され、試料ステージ10の上に固定される。ゲートバルブ15は、ウェーハ12を載せたウェーハ保持機13を、予備排気室16から試料室9に搬送するときと、試料室9から予備排気室16に搬送するときのみ開けられ、電子線3を照射しての観察中には閉じられている。なお、ウェーハ12とウェーハ保持機13とを同電位にすることができれば、予備排気室16を接地し、アース電位に設定しておけば、ウェーハ保持機13を予備排気室16に接触させることにより、ウェーハ保持機13とウェーハ12の電位をアース電位に設定することができる。すなわち、ウェーハ12が既に帯電していたとしても除電することができる。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係るウェーハ保持機13の斜視図である。ウェーハ保持機13は、ウェーハ12が脱落しないようにウェーハ12を保持する。ウェーハ保持機13には、ウェーハ12が載せられるウェーハ台33が設けられている。ウェーハ台33の上には、ウェーハ12の裏面の全面がウェーハ台33に接しないように、3個以上の支持台22が設けられている。支持台22はウェーハ12との接触面積を低減するために筒状をしている。また、ウェーハ12の裏面を傷つけないようにウェーハ12より柔らかい樹脂等の材料を用いている。
また、ウェーハ台33には、位置決め部が設けられている。位置決め部は、2つ以上の固定ピン23と、1つ以上の可動ピン24とで構成されている。固定ピン23はそれぞれ、ウェーハ台33上のウェーハ12の周囲に固定されており、ウェーハ12の外周側面に接することで、ウェーハ12の位置決めをしている。可動ピン24は、ウェーハ台33の表面上のウェーハ12の周囲に配置され、移動することで、ウェーハ12の外周側面を押し、ウェーハ12を固定ピン23とで挟むことで、ウェーハ12の位置決めをしている。固定ピン23と可動ピン24とは、円錐台を逆さまにした形状をしており、ウェーハ12を挟んだ際に、ウェーハ12が固定ピン23と可動ピン24の上を越えないようになっている。
そして、この固定ピン23と可動ピン24とは、単にウェーハ12の位置決めをするだけの位置決め部にとどまらず、挟む力を強くすることで、ウェーハ12をウェーハ台33上に係止する係止部としても機能させることができる。なお、係止に関しては、別途、ウェーハ台33上のウェーハ12の下に、ウェーハ12を静電吸着する静電吸着部を設けてもよい。静電吸着では、ウェーハ12の裏面全面がウェーハ台33に吸着するので、支持台22を省くことができる。また、固定ピン23と可動ピン24の挟む力は、ウェーハ12を係止する程度には必要でなくなり、位置決め可能な程度にまで弱めることができる。
可動ピン24を移動させるための駆動部は、ウェーハ台33の裏面に配置されており、可動ピン24は、ウェーハ台33のウェーハ12の周囲に形成されたピン貫通孔34を貫通している。また、ピン貫通孔34の近傍には、ウェーハ台33のウェーハ12の周囲に形成された端子貫通孔35が形成されている。端子貫通孔35にも、前記駆動部により移動する接触端子29が設けられている。接触端子29は、移動してウェーハ12の外周側面に電気的に接することで、ウェーハ12とウェーハ保持機13とを電気的に接続し、ウェーハ12とウェーハ保持機13の電位を同電位にする。
図3の(a)〜(d)は、ウェーハ保持機13の接触端子29と可動ピン24の周辺の平面図であり、駆動部25を駆動させた際の状態の変化を折々に示したものである。また、ウェーハ台33は透視しているように記載している。
まず、図3(a)は、駆動部25が伸びはじめて可動ピン24がウェーハ12に接したときをとらえている。
この可動ピン24は、擦動アーム27の一方の端部に配置されている。そして、擦動アーム27は、他方の端部に接触端子29を配置している。また、擦動アーム27の可動ピン24と接触端子29との間には、ウェーハ12の表面の法線の方向と平行な方向の第1回転軸27aを有し、擦動アーム27は第1回転軸27aを回転軸として回転可能になっている。
接触端子29は、鋭利な凸部を有する擦動面29Sを有し、擦動面29Sはウェーハ12の外周側面に対向するように配置されている。
駆動アーム26は、一方の端部に前記第1回転軸27aを配置し、他方の端部には前記駆動部25が連結されている。また、駆動アーム26の第1回転軸27aと駆動部25の連結部との間には、第1回転軸27aと平行な方向を回転軸として回転する第2回転軸26aを有し、駆動アーム26は第2回転軸26aを回転軸として回転可能になっている。第2回転軸26aはウェーハ台33に回転自在に固定されている。
前記第1回転軸27aには、付勢部28が設けられ、可動ピン24が接触端子29よりウェーハ12に近くなり、可動ピン24が接触端子29より優先的にウェーハ12に接するように、第1回転軸27aに対する回転に付勢している。具体的に、付勢部28としては、ねじりコイルばねを用いることができる。ねじりコイルばねのコイル部に第1回転軸27aを通し、ねじりコイルばねの一端を可動ピン24に引っ掛け、他端を第2回転軸26aに引っ掛けている。
前記駆動部25としては、減圧下と大気圧下とで長さの変わる真空ベローズを用いている。具体的には、真空ベローズの内部には気体が封入されており、減圧下では気体の圧力を低下させるように真空ベローズが伸び、大気圧下では気体が圧縮され真空ベローズは縮むことができる。
図3(a)は、駆動部25が伸びはじめた状況を示しているので、ウェーハ保持機13が、大気圧下に置かれていて駆動部25が縮んでいたのが、減圧に引かれはじめて伸びはじめたときをとらえていることになる。具体的には、図1の予備排気室16に外部からウェーハ12が搬入され、予備排気室16を大気圧から減圧に引きはじめたときに対応している。
そして、前記駆動部25が伸びることで、前記駆動アーム26は、前記駆動部25が連結された箇所を力点とし、前記第2回転軸26aを支点として、時計回りに回動する。前記第1回転軸27aは作用点として前記ウェーハ12に近づく。そして、前記可動ピン24を前記ウェーハ12に接触させることができる。
図3(b)は、駆動部25がさらに伸びて可動ピン24がウェーハ12に圧接したときをとらえている。予備排気室16の気圧は、図3(a)のときよりさらに低下している。前記駆動部25がさらに伸びることで、前記駆動アーム26は、時計回りにさらに回動する。図3(a)のときよりも前記第1回転軸27aは前記ウェーハ12にさらに近づく。そして、付勢部28により、前記可動ピン24を前記ウェーハ12に圧接させることができる。この一連の動作により擦動アーム27では、ウェーハ12に圧接した可動ピン24を支点とし、力点となる第1回転軸27aはウェーハ12に近づいている。そして、擦動アーム27は反時計回りに回動し、作用点となる前記接触端子29はウェーハ12に近づくように移動する。なお、可動ピン24も移動している。第2回転軸26aを通る基準線36を基準として可動ピン24を見ると、可動ピン24がウェーハ12の外周面に接したままその外周面に沿って、駆動部25の方向に移動しているのがわかる。
図3(c)は、駆動部25が図3(b)のときよりさらに伸びて可動ピン24がウェーハ12に圧接しているときをとらえている。予備排気室16の気圧は、図3(b)のときよりさらに低下している。前記駆動部25がさらに伸びることで、前記駆動アーム26は、時計回りにさらに回動し、前記第1回転軸27aは前記ウェーハ12にさらに近づく。そして、擦動アーム27が、ウェーハ12に圧接した可動ピン24を支点として、反時計回りに回動することで、前記接触端子29はウェーハ12に近づくように移動する。可動ピン24も、基準線36を基準としてながめると、ウェーハ12の外周面に接したままその外周面に沿って、駆動部25の方向に移動しているのがわかる。
図3(d)は、駆動部25が図3(c)のときよりさらに伸びて可動ピン24がウェーハ12に圧接しているときをとらえている。予備排気室16の気圧は、図3(c)のときよりさらに低下している。前記駆動部25がさらに伸びることで、前記駆動アーム26は、時計回りにさらに回動し、前記第1回転軸27aは前記ウェーハ12にさらに近づく。そして、擦動アーム27では、ウェーハ12に圧接した可動ピン24を支点として、反時計回りに回動し、前記接触端子29は擦動面29Sにおいてウェーハ12に圧接する。
そして、可動ピン24は、基準線36を基準としてながめると、ウェーハ12の外周面に接したままその外周面に沿って、駆動部25の方向にさらに移動しているのがわかる。可動ピン24は、図3(a)から図3(d)にかけて、終始、ウェーハ12の外周面に接したままその外周面に沿って、駆動部25の方向に移動している。このようなウェーハ12の外周面に沿った移動、いわゆる、ウェーハ12の外周面の接線方向の移動は、可動ピン24を固定している擦動アーム27でも起こっていると考えられる。同様に、擦動アーム27に固定されている接触端子29でも起こっていると考えられる。そこで、具体的に、図3(a)での接触端子29の擦動面29Sの軌跡を、図3(d)の位置29Saにプロットしている。同様に、図3(b)での接触端子29の擦動面29Sの軌跡を、図3(d)の位置29Sbにプロットし、図3(c)での接触端子29の擦動面29Sの軌跡を、図3(d)の位置29Scにプロットしている。位置29Sa、位置29Sb、位置29Scと擦動面29Sとから、擦動面29Sは、ウェーハ12の外周面の接線方向と半径方向とを合わせた方向に移動していることがわかる。このことにより、擦動面29Sは、ウェーハ12の外周側面に対して、半径方向成分による移動により圧接することができ、接線方向成分による移動によりウェーハ12の外周側面を接線方向に擦動することができる。
図4は、図3(d)のA−A方向の断面図である。接触端子29は、擦動面29Sにおいて、ウェーハ12の外周側面に接するが、擦動面29Sは鋭利な凸部29Pを有しているので、ウェーハ12の外周側面の表面に絶縁膜があっても、この絶縁膜に鋭利な凸部29Pが圧接し擦動することにより、凸部29Pは絶縁膜を切り裂いていわゆるウェーハ12の生地に達することができる。鋭利な凸部29Pとしては、具体的には、ウェーハ12の厚み方向に複数枚重ねられた刃によって構成することができる。厚み方向に複数段のエッジを持つことにより、少なくとも1つのエッジによって確実に絶縁膜を切り裂くことができる。
絶縁膜が切り裂かれ、鋭利な凸部29Pとウェーハ12とが直接接触することで、接触端子29とウェーハ12とは導通し同電位になる。なお、鋭利な凸部29Pを含めた接触端子29と、接触端子29を支持する支持部29Qと、擦動アーム27はそれぞれ、導電性の材料で形成されており、また、駆動アーム26(図3参照)と、第1回転軸27aと、第2回転軸26aと、駆動部25と、ウェーハ台33もそれぞれ導電性の材料で形成されている。このことにより、ウェーハ12の電位を、接触端子29、支持部29Q、擦動アーム27、駆動アーム26、第1回転軸27a、第2回転軸26a、駆動部25、ウェーハ台33と同電位にすることができ、すなわち、ウェーハ12の電位をウェーハ保持機13と同電位にすることができる。
ウェーハ12とウェーハ保持機13とを同電位にすることができれば、図1に示すように予備排気室16を接地し、アース電位に設定しておけば、ウェーハ保持機13を予備排気室16に置いて接触させることにより、ウェーハ保持機13とウェーハ12の電位をアース電位に設定することができる。すなわち、ウェーハ12が既に帯電していたとしても除電することができる。
また、ウェーハ12の載ったウェーハ保持機13を、試料室9に搬入し、試料ステージ10に載せ、外部ソケット31と外部電極32とを接続すれば、ウェーハ保持機13の電位は均一にリターディング電位に設定され、ウェーハ12も均一にウェーハ保持機13と同電位のリターディング電位に設定することができる。なお、ウェーハ12内の電位が均一になるのは、接触端子29がウェーハ12の生地に直接接続することにより、電位を不均一にする分布抵抗を電流が流れなくなるからである。ウェーハ表面の電位分布が全面にわたってほぼ均一となれば、位置精度の低下はなくなり、高い分解能の良質な画像を得ることができる。また、チャージアップも解消されるので、電子線の位置ズレや像障害も解消することができる。これらのことは、検査効率を向上させ、短TAT化を可能にする。検査結果のフィードバックが短時間で行えるので半導体デバイス等の製品の歩留まりを向上させることもできる。そして、半導体デバイスのコスト削減に大きく貢献できる。
なお、接触端子29による擦動面29Sの擦動は、絶縁膜を切り裂きながらの擦動であるので、絶縁膜の厚さが数μmであるとすると、この厚さの数倍から数十倍程度の距離を擦動するだけである。したがって、肉眼では観察しがたいわずかな距離の擦動である。このため、ウェーハ12の表面および裏面への絶縁膜の破片等の異物の飛散は最低限に抑えることができる。また、ウェーハ保持機13を構成する部材は、異物がウェーハ12やウェーハ保持機13に付着しにくいように、帯電および磁化しにくい材料を用いるか、帯電処理、脱磁処理等を行うことが望ましい。
また、ウェーハ保持機13において、ウェーハ台33の表面から突出しているのは、ウェーハ12で隠れる支持台22を除くと、ウェーハ12の厚さと同程度の高さを有する固定ピン23と、可動ピン24と、接触端子29のみである。このため、リターディング電圧が、ウェーハ保持機13に印加されても、対物レンズ7(図1参照)との距離を十分に確保することができるので、ウェーハ保持機13と対物レンズ7との間で放電が発生することはない。
(第2の実施形態)
図5の(a)と(b)は、第2の実施形態に係るウェーハ保持機13の接触端子29と可動ピン24の周辺の平面図であり、接触端子29の状態の変化を折々に示したものである。また、ウェーハ台33は透視しているように記載している。
第2の実施形態のウェーハ保持機13が、第1の実施形態のウェーハ保持機13と異なる点は、真空ベローズであった駆動部25が、コイルばねのような弾性体25aに変更されている点である。また、この変更に伴い、予備排気室16内に固定された固定ブロック37が加えられている。コイルばねのような弾性体25aは、雰囲気の気圧を変えても長さは変わらないので、ウェーハ保持機13の置き場所により長さが変わるようにしている。
すなわち、図5(a)に示すように、弾性体25aが固定ブロック37によって縮むような位置にウェーハ保持機13を置くことで、可動ピン24および接触端子29をウェーハ12から離すことができる。このとき、ウェーハ12をウェーハ保持機13から外したり、新たに載せたりすることができる。そして、ウェーハ保持機13を、図5(a)の位置から、図5(b)に示すようにウェーハ保持機13が固定ブロック37から離れる方向に移動させると、固定ブロック37の束縛から解放されて弾性体25aは伸びる。そして、可動ピン24をウェーハ12に圧接させ、接触端子29をウェーハ12に圧接し擦動させることができる。これらのことによれば、第2の実施形態でも、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
図6の(a)と(b)は、第3の実施形態に係るウェーハ保持機13の接触端子29と可動ピン24の周辺の平面図であり、接触端子29の状態の変化を折々に示したものである。また、ウェーハ台33は透視しているように記載している。
第3の実施形態のウェーハ保持機13が、第1の実施形態のウェーハ保持機13と異なる点は、真空ベローズであった駆動部25が、圧電素子25bに変更されている点である。この変更に伴い、予備排気室16内に固定され圧電素子25bに電力を供給可能な固定ソケット38が加えられている。圧電素子25bは、雰囲気の気圧を変えても長さは変わらないので、ウェーハ保持機13の置き場所により電源をオンオフして長さが変わるようにしている。
すなわち、図6(a)に示すように、固定ソケット38に圧電素子25bの電極プラグが差し込まれて通電し、圧電素子25bが縮むような位置にウェーハ保持機13を置くことで、可動ピン24および接触端子29をウェーハ12から離すことができる。このとき、ウェーハ12をウェーハ保持機13から外したり、新たに載せたりすることができる。そして、ウェーハ保持機13を、図6(a)の位置から、図6(b)に示すようにウェーハ保持機13が固定ソケット38から離れる方向に移動させると、固定ソケット38から圧電素子25bの電極プラグが抜け、圧電素子25bは伸びる。そして、可動ピン24をウェーハ12に圧接させ、接触端子29をウェーハ12に圧接し擦動させることができる。これらのことによれば、第3の実施形態でも、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るウェーハ保持機を備えた荷電粒子線装置を模式的に示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るウェーハ保持機の斜視図である。 (a)は駆動部が伸びて可動ピンがウェーハに接した際のウェーハ保持機の要部の平面図であり、(b)は駆動部がさらに伸びて可動ピンがウェーハに圧接した際のウェーハ保持機の要部の平面図であり、(c)は駆動部がさらに伸びて可動ピンがウェーハに圧接しながらウェーハ側面に沿って移動する際のウェーハ保持機の要部の平面図であり、(d)は駆動部がさらに伸びて可動ピンがウェーハに圧接しながらウェーハ側面に沿って移動し接触端子がウェーハ側面に沿って移動しながらウェーハに圧接する際のウェーハ保持機の要部の平面図である。 図3(d)のA−A方向の断面図である。 (a)は、駆動部が固定ブロックによって縮み、可動ピンおよび接触端子がウェーハから離れる際の、本発明の第2の実施の形態に係るウェーハ保持機の要部の平面図であり、(b)は、ウェーハ保持機が固定ブロックから離れる方向に移動し、駆動部が伸び、可動ピン及び接触端子がウェーハに圧接する際の本発明の第2の実施の形態に係るウェーハ保持機の要部の平面図である。 (a)は、固定ソケットに圧電素子の電極が差し込まれて通電し、圧電素子が縮み、可動ピンおよび接触端子がウェーハから離れる際の、本発明の第3の実施の形態に係るウェーハ保持機の要部の平面図であり、(b)は、ウェーハ保持機が固定ソケットから離れる方向に移動し、固定ソケットから圧電素子の電極が抜け、圧電素子が伸び、可動ピン及び接触端子がウェーハに圧接する際の本発明の第3の実施の形態に係るウェーハ保持機の要部の平面図である。
符号の説明
1 電子光学系
2 電子銃
3 電子線
4 排気系
5 鏡体
6 収束レンズ
7 対物レンズ
8 偏向器
9 試料室
10 試料ステージ
11 計測系
12 ウェーハ
13 ウェーハ保持機
14 二次電子検出器
15 ゲートバルブ
16 予備排気室
17 ウィーンフィルタ
18 制御装置
19 増幅器
20 情報処理装置
21 リターディング電源
22 支持台
23 固定ピン(位置決め部、係止部)
24 可動ピン(位置決め部、係止部)
25 真空ベローズ(駆動部)
25a コイルばね(弾性体、駆動部)
25b 圧電素子(駆動部)
26 駆動アーム
26a 第2回転軸
27 擦動アーム
27a 第1回転軸
28 ねじりコイルバネ(付勢部)
29 接触端子
29S 擦動面
29P 鋭利な凸部(重ね刃)
29Q 支持部
29Sa 図3(a)における擦動面の位置
29Sb 図3(b)における擦動面の位置
29Sc 図3(c)における擦動面の位置
30 ミラー
31 外部ソケット
32 外部電極
33 ウェーハ台
34 ピン貫通孔
35 端子貫通孔
36 基準線
37 固定ブロック
38 固定ソケット

Claims (10)

  1. ウェーハが載せられるウェーハ台と、
    前記ウェーハを前記ウェーハ台上に係止する係止部と、
    鋭利な凸部を有する擦動面を有し、前記擦動面を介して前記ウェーハに電気的に接続する接触端子と、
    前記ウェーハの係止中に、前記擦動面を前記ウェーハの外周側面に圧接させたまま擦動させる駆動部とを有することを特徴とするウェーハ保持機。
  2. 前記駆動部は、前記擦動面を、前記外周側面に対して、前記ウェーハの外周の接線方向に擦動させることを特徴とする請求項1に記載のウェーハ保持機。
  3. 前記擦動面は、前記ウェーハの厚み方向に複数枚重ねられた刃によって構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のウェーハ保持機。
  4. 前記係止部は、前記ウェーハの位置決めをする位置決め部を有し、
    前記位置決め部は、
    前記ウェーハ台上の前記ウェーハの周囲に固定され、前記ウェーハの外周側面に接することで、前記ウェーハの位置決めをする複数の固定ピンと、
    前記ウェーハ台上の前記ウェーハの周囲に配置され、移動して前記ウェーハの外周側面を押し、前記ウェーハを前記固定ピンとで挟むことで、前記ウェーハの位置決めをする可動ピンとを有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のウェーハ保持機。
  5. 端部に前記可動ピンを配置し、前記接触端子を配置し、第1回転軸を有する擦動アームと、
    端部に前記第1回転軸を配置し、前記駆動部に連結され、第2回転軸を有する駆動アームと、
    前記可動ピンが前記接触端子より前記ウェーハに近くなるように、前記第1回転軸に対する回転に付勢する付勢部とを有し、
    前記駆動部が伸び又は縮むことで、
    前記駆動アームは、
    前記駆動部が連結された箇所を力点とし、前記第2回転軸を支点とし、前記第1回転軸を作用点として前記ウェーハに近づけ、前記可動ピンを前記ウェーハに圧接させ、
    前記擦動アームは、
    前記ウェーハに圧接した前記可動ピンを支点とし、前記第1回転軸を力点として前記ウェーハに近づけることで、前記接触端子を作用点として前記ウェーハを擦らせ圧接させることを特徴とする請求項4に記載のウェーハ保持機。
  6. 前記係止部は、前記ウェーハ台上の前記ウェーハの下に配置され、前記ウェーハを静電吸着する静電吸着部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のウェーハ保持機。
  7. 前記駆動部は、減圧下と大気圧下とで長さの変わる真空ベローズを有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のウェーハ保持機。
  8. 前記駆動部は、弾性体を有し、
    前記弾性体は、前記ウェーハ保持機の置き場所により長さが変わることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のウェーハ保持機。
  9. 前記駆動部は、圧電素子を有し、
    前記圧電素子は、前記ウェーハ保持機の置き場所により電源をオンオフして長さが変わることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のウェーハ保持機。
  10. 荷電粒子をウェーハへ集束し照射するレンズと、
    前記荷電粒子の照射により前記ウェーハで発生した二次電子を検出する二次電子検出器と、
    前記検出された二次電子に基づいて画像信号を生成する情報処理装置と、
    前記ウェーハを保持するウェーハ保持機を備える荷電粒子線装置において、
    前記ウェーハ保持機は、
    前記荷電粒子線を減速させるリターディング電位に設定され、
    ウェーハが載せられるウェーハ台と、
    前記ウェーハを前記ウェーハ台上に係止する係止部と、
    鋭利な凸部を有する擦動面を有し、前記擦動面を介して前記ウェーハに電気的に接続する接触端子と、
    前記ウェーハの係止中に、前記擦動面を前記ウェーハの外周側面に圧接させたまま擦動させる駆動部とを有することを特徴とする荷電粒子線装置。
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