JP2005200572A - 二軸延伸スチレン系樹脂シート - Google Patents
二軸延伸スチレン系樹脂シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005200572A JP2005200572A JP2004009347A JP2004009347A JP2005200572A JP 2005200572 A JP2005200572 A JP 2005200572A JP 2004009347 A JP2004009347 A JP 2004009347A JP 2004009347 A JP2004009347 A JP 2004009347A JP 2005200572 A JP2005200572 A JP 2005200572A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- styrene
- rubber component
- sheet
- styrene resin
- resin sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
Abstract
【解決手段】 ゴム成分に少なくともスチレン系単量体がグラフト重合し、かつゴム成分の膨潤度(SI)とグラフト率(g)との積(SI×g)が20〜80であるスチレン系グラフト共重合体(例えば、HIPS)と、スチレン系樹脂(例えば、GPPS)とを、前者/後者=20/80〜90/10(重量比)の割合で含み、ゴム成分の含有量が1〜10重量%、ゴム成分の体積平均粒子径が0.1〜3μmであるスチレン系樹脂組成物を二軸延伸してスチレン系樹脂シートを作製する。シート断面において、ゴム成分の長軸Lと短軸Sとの比で表されるゴム扁平度F(F=L/S)は平均5〜18である。厚み0.2〜0.25mmの二軸延伸シートのヘーズは15%以下である。
【選択図】 なし
Description
前記式において、ゲル分率(G)は10〜72%、好ましくは11〜72%、さらに好ましくは12〜70%(例えば、14〜66%)程度である。ゲル分率(G)は、例えば、スチレン系グラフト共重合体の重量(CI)と、前記スチレン系グラフト共重合体を溶媒(例えば、メチルエチルケトンとアセトンの混合溶媒)に溶解し、溶媒により膨潤したゲル状のスチレン系グラフト共重合体を乾燥させた乾燥ゲル重量(DI)とを測定し、両者の割合(DI/CI)から求めることができる。
式中、niは、粒子径Diを有するゴム成分粒子の個数を示す。
[スチレン系グラフト共重合体(HIPS)]
H380:東洋スチレン(株)製,「東洋スチロールHI H380」
H450:東洋スチレン(株)製,「東洋スチロールHI H450」
XL4:東洋スチレン(株)製,「東洋スチロールHI XL4」
E641N:東洋スチレン(株)製,「東洋スチロールHI E641N」
H309:東洋スチレン(株)製,「東洋スチロールHI H309」
TI300S:透明タイプHIPS,大日本インキ化学工業(株)製、「クリアパクト」
ダブルヘリカル攪拌翼を備えた内容量25リットルの反応器と、脱揮装置を備えた2軸押出機((株)日本製鋼所製、TEX44α)と、ギアポンプ((株)島津製作所製、SKJV50)とを連結させた重合装置を用いて、窒素雰囲気下で重合反応を行い、反応生成物を押出機のダイより押出し、押出された溶融ストランドを冷却後切断することにより、ペレット状のHIPSを得た。各成分(例えば、ゴム成分、溶媒、重合開始剤など)の種類や割合、および反応条件や押出条件を変えて、下記に示す種々のHIPS(HIPS1〜HIPS4)を作製した。表1〜2に各HIPSのゴム成分の含有量、膨潤度およびグラフト率を示す。
2kgのポリブタジエン(旭化成(株)製、アサプレン760A)、16kgのスチレンモノマー、4.8gの重合開始剤(日本油脂(株)製、「パーブチルZ」)を反応器に仕込み、117℃に昇温して重合反応を開始した。反応は、117℃および攪拌速度80rpmで2時間、135℃および攪拌速度20rpmで2時間、150℃および攪拌速度10rpmで1時間の順に行った。得られた反応生成物を、240℃、ギアポンプ出力10%の条件で押出し、未反応のモノマーおよび溶媒を除去し、溶融ストランドを冷却して切断し、ペレット状のHIPSを得た。得られたHIPSの特性は次の通りであった。
グラフト率(g)=2.0、ゴム成分の平均粒子径=0.4μm。
2kgのポリブタジエン(日本ゼオン(株)製、BR1220SL)、16kgのスチレンモノマー、4.8gの重合開始剤(日本油脂(株)製、パーブチルZ)を反応器に仕込み、117℃に昇温して重合反応を開始した。反応は、117℃および攪拌速度40rpmで2時間、135℃および攪拌速度20rpmで2時間、150℃および攪拌速度10rpmで1時間の順に行った。得られた反応生成物を、240℃、ギアポンプ出力10%の条件で押出し、未反応のモノマーおよび溶媒を除去し、溶融ストランドを冷却して切断し、ペレット状のHIPSを得た。得られたHIPSの特性は次の通りであった。
グラフト率(g)=4.4、ゴム成分の平均粒子径=2.8μm。
2kgのポリブタジエン(宇部興産(株)製、BR23SH)、16kgのスチレンモノマー、4.8gの重合開始剤(日本油脂(株)製、「パーブチルZ」)を反応器に仕込み、117℃に昇温して重合反応を開始した。反応は、117℃および攪拌速度20rpmで2時間、重合開始剤(日本油脂(株)製、「パーブチルZ」)3.6gを添加して130℃および攪拌速度20rpmで1時間、140℃および攪拌速度10rpmで1時間の順に行った。得られた反応生成物を、230℃、ギアポンプ出力10%の条件で押出し、未反応のモノマーおよび溶媒を除去し、溶融ストランドを冷却して切断し、ペレット状のHIPSを得た。得られたHIPSの特性は次の通りであった。
グラフト率(g)=2.12、ゴム成分の平均粒子径=2.9μm。
2kgのポリブタジエン(旭化成(株)製、ジエン55)、16kgのスチレンモノマーを反応器に仕込み、130℃に昇温して重合反応を開始した。反応は、130℃および攪拌速度20rpmで2時間、140℃および攪拌速度20rpmで2時間、150℃および攪拌速度10rpmで1時間の順に行った。得られた反応生成物を、230℃、ギアポンプ出力10%の条件で押出し、未反応のモノマーおよび溶媒を除去し、溶融ストランドを冷却して切断し、ペレット状のHIPSを得た。得られたHIPSの特性は次の通りであった。
グラフト率(g)=2.55、ゴム成分の平均粒子径=3.6μm。
ポリスチレン(東洋スチレン(株)製、「東洋スチロールGP、HRM63C」
精秤したHIPS 3gに、トルエン125gを加えて溶解させ、溶液とした。この溶液を暗所にて24時間放置後、冷却延伸分離器(Beckman Instruments Inc.製、Avanti HP−30I)で、温度−4℃、回転数1500rpmで23分間遠心分離した。上澄み液を除いて沈殿分を取り出し、その重量(AI)を測定した(膨潤ゲル重量)。次に、前記沈殿分を、160℃、常圧、窒素雰囲気下で45分間、さらに、160℃、真空中で1時間乾燥し、乾燥後の重量(BI)を測定した(乾燥ゲル重量)。ゴム成分の膨潤度(SI)を、膨潤ゲル重量(AI)と乾燥ゲル重量(BI)との割合(AI/BI)より求めた。
以下の手順(1)〜(4)でHIPSのゴム含有量を測定した。
以下に示す溶液A〜Cを調整した。
B溶液:10%ヨウ化カリウム水溶液(ヨウ化カリウム100gを蒸留水900gに溶解させた)
C溶液:チオ硫酸ナトリウム水溶液(チオ硫酸ナトリウム45gを精秤し、これを蒸留水に溶解させ1000mlの溶液とした。前記溶液に0.3gの炭酸水素ナトリウムを添加し一晩放置した)
300mlの三角フラスコに、精秤した臭素酸カリウム0.1gと、100mlの蒸留水と、100mlのB溶液とを加え、混合溶液を調製した。この溶液に、10mlの濃塩酸を添加し、3分間放置した。この溶液をチオ硫酸ナトリウム水溶液(C溶液)で滴定し、水溶液が無色になったところで滴定を終了した。下記式により、C溶液の規定度(N)を算出した。
300mlの三角フラスコに、精秤したHIPS 1gと、75mlのテトラヒドロフラン(THF)とを加え、一晩放置し、HIPSを溶解させた。
HIPSのTHF溶液(前記(3))に、10mlのA溶液を添加し、15分間暗所に放置し、さらに100mlのB溶液を添加し、混合溶液(HIPS溶液)を調製した。この溶液を、チオ硫酸ナトリウム水溶液(C溶液)で滴定し、水溶液が無色になったところで滴定を終了した。ブランクとして、HIPSを含まない溶液(ブランク溶液)でも同様の操作をおこなった。下記式よりゴム含有量(RC)を算出した。
HIPSサンプル1gを精秤し、これにメチルエチルケトンとアセトンとの割合(体積%)=1/1の混合溶媒35mlを加え、振とう器を用いて、1.5時間溶解させ、溶液とした。この溶液を冷却遠心分離器(Beckman Instruments,Inc.製、Avanti HP-30I)を用いて、温度−4℃、回転数10000rpmの条件で、30分間遠心分離した。上澄み液を除いて沈殿分を取り出し、前記沈殿分を80℃、真空で3時間乾燥させ、乾燥後の重量(乾燥ゲル重量)を測定した。乾燥ゲル重量から、ゲル分率(G)を下記式により算出した。
グラフト率(g)は、ゲル分率G(%)とゴム含有量RC(%)を用いて、下記式で算出した。
なお、グラフト率(g)は、サラミ構造のゴム成分に内包するスチレン系樹脂も考慮に入れた値として算出される。
超薄切片法により、スチレン系グラフト共重合体の切片について透過型電子顕微鏡写真を撮影し、ゴム成分の粒子5000個について粒子径を測定し、次式により算出した。
式中、niは、粒子径Diを有するゴム成分粒子の個数を示す。
切片法により、延伸方向に沿ってシート面に対して垂直方向に切断したシート断面の透過型電子顕微鏡写真を撮影し、ゴム成分の粒子5000個について長軸Lと短軸Sとを測定し、平均値を算出した。
ASTM D−1504に規定される方法(125℃での収縮応力)に準じて収縮応力を測定した。すなわち、二軸延伸シートの中央部から3つの試験片(サイズ25mm×120mm)を切り取る。試験片の両端を固定治具にチャッキングして固定し、125℃の恒温槽内に配置し、熱収縮により生じる荷重の最大値(最大荷重)を読み取り、最大荷重を初期試験片の断面積で除して収縮応力を算出する。3つの試験片について上記収縮応力を測定し、平均値を算出する。
ヘーズ測定器(日本電色(株)製,「300A」)を用い、ASTM D1003に準じてシートのヘーズを測定し、5つの測定値の平均値を算出し、以下の基準で透明性を評価した。なお、数値が小さいほど、透明性が高い。
△:9%以上15%未満
×:15%以上
[剛性]
シートをJIS K 7113に準じた2号ダンベルで(比較例6のスチレン系グラフト共重合体および比較例7のポリプロピレンは樹脂の配向方向に)打ち抜き、サンプルシートを得た。得られたサンプルシートの引張弾性率を、テンシロン(RTA520、(株)東洋精機製作所製)を用いて、試験スピード50mm/分の条件で測定した。結果より下記の基準で剛性を評価した。
△:2.4×109Pa以上、2.9×109Pa未満
×:2.4×109Pa未満。
シートを落錘衝撃試験機((株)東洋精機製作所製)に装着し、恒温槽を用いてシートの温度を−40℃〜20℃で恒温にした。シートに対して、ストライカー(直径12.7mm、全重量6.5kg)を40cmの高さから自由落下させてシートに衝突させて、シートにかかる荷重とシートの変位から、各温度に対する全吸収エネルギーを算出した。算出された−30℃および20℃での全吸収エネルギーについて、下記の基準で評価した。
○:3.5J/mm以上、5J/mm未満
△:3J/mm以上、3.5J/mm未満
×:3J/mm未満。
平均厚みが0.2mmで1.5(MD)cm×11(TD)cmのシートを、長手方向の中間位置で180°折り曲げ、折り曲げたシートに直径150mm、重さ1kgの錘で1分間荷重をかけた後、荷重を取り除いて30分間放置した後のシートの角度を測定し、下記の基準で減容性を評価した。ただし、前記シートは、シートを180°に折り曲げ、折り曲げ線上に破断がない場合は、さらに折り曲げ線を中心に逆方向に360°折り曲げ、この繰り返しを3回以上行っても破断しないシートであることが条件とする。
△:70°を超え100°以下
×:100°を超える。
シートをJIS K 7127の2号ダンベルで(比較例6のスチレン系グラフト共重合体および比較例7のポリプロピレンは樹脂の配向方向に)打ち抜き、ダンベル形状のシートを得た。シートの両端をチャックで掴み、シートの中央部にサラダ油を塗布し、下側のチャックに200kg/cm2の荷重をかけて、破断時間を測定し、下記の基準で耐油性を評価した。
△:5分以上10分未満
×:5分未満。
単発真空成形機((株)浅野研究所製)によって、開口部径90mm、底部径80mm、高さ50mmのカップ状容器を成形して、容器と底面のコーナー(底面と側面とが接する部分)の外観を目視観察して、下記の基準で評価した。
△:底面またはコーナーの厚み部分にムラがある
×:底面またはコーナーの一部に破れがある。
表1〜2に示すスチレン系グラフト共重合体(HIPS)と、汎用ポリスチレン(GPPS)とを、表1〜2に示す割合で用い、所定のゴム含有量となるように2軸混練押出機(池貝(株)製)で溶融混練し、押出すことによりペレット状の樹脂組成物を得た。この樹脂組成物を、圧縮成型機(松田工業(株)製)を用いて230℃で2分加熱し、厚さ1mmのシートを成形した。得られたシートを縦130mm、横130mmの正方形に裁断し、二軸延伸機(T.M Long社製)を用いて、厚さ0.2mm、縦295mm、横295mmに二軸延伸した。二軸延伸の条件は、加熱時間2分、延伸速度900mm/分、延伸倍率縦方向2.5倍×横方向2.5倍である。延伸温度とともに、得られた二軸延伸シートの特性を表1〜2に示す。
実施例の樹脂組成物に代えて、汎用ポリスチレン(GPPS)を用いた以外は、実施例と同様にして二軸延伸シートを得た。
実施例の樹脂組成物に代えて、TI300S(透明タイプHIPS,大日本インキ化学工業(株)製、「クリアパクト」)を用い、直径65mmの押出機(シリンダー温度200℃)を用いてTダイから押出し、延伸することなく、厚み0.2mmの無延伸シートを得た。
実施例の樹脂組成物に代えて、汎用ポリスチレン(GPPS)とスチレン−ブタジエンブロック共重合体(SB)(Kレジン KK38、フィリップス石油(株)製、ゴム含有量30重量%)を表に示す割合で用い、比較例7と同様にして、延伸することなく、厚み0.2mmの無延伸シートを得た。
Claims (14)
- ゴム成分に少なくともスチレン系単量体がグラフト重合したスチレン系グラフト共重合体を少なくとも含むスチレン系樹脂組成物で構成され、かつ二軸延伸されたスチレン系樹脂シートであって、前記スチレン系グラフト共重合体中のゴム成分の膨潤度(SI)とグラフト率(g)との積(SI×g)が20〜80であり、ゴム成分の体積平均粒子径が0.1〜3μmである二軸延伸スチレン系樹脂シート。
- スチレン系グラフト共重合体中のゴム成分の膨潤度(SI)が7.5〜20であり、ゴム成分のグラフト率(g)が1〜5である請求項1記載のスチレン系樹脂シート。
- ゴム成分の体積平均粒子径が、(0.29×(SI×g)−5.7)μm以下である請求項1記載のスチレン系樹脂シート。
- ゴム成分の体積平均粒子径が、(0.29×(SI×g)−6.57)μm以下である請求項1記載のスチレン系樹脂シート。
- スチレン系樹脂組成物中のゴム成分の含有量が、3重量%を超え10重量%以下である請求項1記載のスチレン系樹脂シート。
- 厚みが0.05〜0.3mmであり、厚み0.2〜0.25mmにおいて、ヘーズが15%以下である請求項1記載のスチレン系樹脂シート。
- 延伸方向に沿ってシート面に対して垂直方向に切断したシート断面において、ゴム成分の断面の長軸Lと短軸Sとの比で表されるゴム扁平度F(F=L/S)が平均5〜18である請求項1記載のスチレン系樹脂シート。
- 高分子素材センター規格「硬質プラスチックスの計装化多軸衝撃試験方法」に準拠して測定した全吸収エネルギーが、−30℃および20℃において3J/mm以上であり、収縮応力が5〜15kg/cm2である請求項1記載のスチレン系樹脂シート。
- スチレン系樹脂組成物が、スチレン系グラフト共重合体と、スチレン系樹脂とを、前者/後者=20/80〜90/10(重量比)の割合で含む請求項1記載のスチレン系樹脂シート。
- スチレン系グラフト共重合体と、ポリスチレンとを、前者/後者=50/50〜85/15(重量比)の割合で含み、ゴム成分の含有量が3〜8重量%であるスチレン系樹脂組成物で形成された厚みが0.2〜0.25mmの二軸延伸シートであって、前記スチレン系グラフト共重合体中のゴム成分の膨潤度(SI)とグラフト率(g)との積(SI×g)が20〜60であり、ゴム成分の体積平均粒子径が0.2〜2μmである請求項1記載のスチレン系樹脂シート。
- 二軸延伸スチレン系樹脂シートを製造するためのスチレン系樹脂組成物であって、前記スチレン系樹脂組成物がゴム成分に少なくともスチレン系単量体がグラフト重合したスチレン系グラフト共重合体を少なくとも含み、前記スチレン系グラフト共重合体中のゴム成分の膨潤度(SI)とグラフト率(g)の積(SI×g)が20〜80であり、ゴム成分の体積平均粒子径が0.1〜3μmであるスチレン系樹脂組成物。
- 請求項11記載のスチレン系樹脂組成物を押出成形し、得られた樹脂シートを温度115〜130℃で二軸延伸するスチレン系樹脂シートの製造方法。
- ゴム成分に少なくともスチレン系単量体がグラフト重合したスチレン系グラフト共重合体を少なくとも含むスチレン系樹脂組成物で構成され、かつ二軸延伸されたスチレン系樹脂シートの耐衝撃性及び透明性を改善する方法であって、ゴム成分の膨潤度(SI)とグラフト率(g)の積(SI×g)が20〜80であり、ゴム成分の体積平均粒子径が0.1〜3μmであるスチレン系グラフト共重合体を使用して耐衝撃性及び透明性を改善する方法。
- 請求項1記載のスチレン系樹脂シートで形成された成形体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004009347A JP4478465B2 (ja) | 2004-01-16 | 2004-01-16 | 二軸延伸スチレン系樹脂シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004009347A JP4478465B2 (ja) | 2004-01-16 | 2004-01-16 | 二軸延伸スチレン系樹脂シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005200572A true JP2005200572A (ja) | 2005-07-28 |
JP4478465B2 JP4478465B2 (ja) | 2010-06-09 |
Family
ID=34822418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004009347A Expired - Fee Related JP4478465B2 (ja) | 2004-01-16 | 2004-01-16 | 二軸延伸スチレン系樹脂シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4478465B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007237732A (ja) * | 2006-02-09 | 2007-09-20 | Mitsubishi Chemicals Corp | 耐衝撃性ポリスチレン製二軸延伸シート、およびこのシート製成形品 |
WO2013147143A1 (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-03 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 樹脂組成物及びその成形体 |
JP5904349B1 (ja) * | 2015-07-31 | 2016-04-13 | サンディック株式会社 | 芳香族ビニル系樹脂二軸延伸シート、成形品の製造方法、及び食品包装材 |
JP2018048320A (ja) * | 2016-09-14 | 2018-03-29 | デンカ株式会社 | 延伸シ−ト及び包装容器、並びにそれらの製造方法 |
JP2018048319A (ja) * | 2016-09-14 | 2018-03-29 | デンカ株式会社 | 延伸シ−ト及び包装容器、並びにそれらの製造方法 |
JP2018155813A (ja) * | 2017-03-15 | 2018-10-04 | 日東電工株式会社 | 偏光子保護フィルムの製造方法 |
-
2004
- 2004-01-16 JP JP2004009347A patent/JP4478465B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007237732A (ja) * | 2006-02-09 | 2007-09-20 | Mitsubishi Chemicals Corp | 耐衝撃性ポリスチレン製二軸延伸シート、およびこのシート製成形品 |
WO2013147143A1 (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-03 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 樹脂組成物及びその成形体 |
JP5812506B2 (ja) * | 2012-03-30 | 2015-11-17 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 樹脂組成物及びその成形体 |
JPWO2013147143A1 (ja) * | 2012-03-30 | 2015-12-14 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 樹脂組成物及びその成形体 |
JP5904349B1 (ja) * | 2015-07-31 | 2016-04-13 | サンディック株式会社 | 芳香族ビニル系樹脂二軸延伸シート、成形品の製造方法、及び食品包装材 |
JP2017031324A (ja) * | 2015-07-31 | 2017-02-09 | サンディック株式会社 | 芳香族ビニル系樹脂二軸延伸シート、成形品の製造方法、及び食品包装材 |
JP2018048320A (ja) * | 2016-09-14 | 2018-03-29 | デンカ株式会社 | 延伸シ−ト及び包装容器、並びにそれらの製造方法 |
JP2018048319A (ja) * | 2016-09-14 | 2018-03-29 | デンカ株式会社 | 延伸シ−ト及び包装容器、並びにそれらの製造方法 |
JP7019353B2 (ja) | 2016-09-14 | 2022-02-15 | デンカ株式会社 | 延伸シ-ト及び包装容器、並びにそれらの製造方法 |
JP2018155813A (ja) * | 2017-03-15 | 2018-10-04 | 日東電工株式会社 | 偏光子保護フィルムの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4478465B2 (ja) | 2010-06-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1802672B1 (en) | Improved rubber modified monovinylidene aromatic polymers and fabricated articles prepared therefrom | |
JP6444539B2 (ja) | 二軸延伸シートおよびその成形品 | |
JP5209854B2 (ja) | 二軸延伸スチレン系樹脂シート | |
JP4478465B2 (ja) | 二軸延伸スチレン系樹脂シート | |
KR100311756B1 (ko) | 스티렌계수지조성물 및사출- 및압출-성형품 | |
JP2018203837A (ja) | スチレン系樹脂組成物、延伸シートおよび成形品 | |
JPH06279546A (ja) | スチレン系樹脂延伸シート | |
JP5124192B2 (ja) | 二軸延伸ポリスチレン系樹脂シート | |
JP4080267B2 (ja) | 二軸延伸スチレン系樹脂シート | |
US20100256248A1 (en) | stretch blow molding monovinylidene aromatic polymers | |
JPH07323474A (ja) | スチレン系樹脂組成物からなる成形体 | |
JP4769205B2 (ja) | 耐衝撃性ポリスチレン製二軸延伸シート、およびこのシート製成形品 | |
JP2009503200A (ja) | 小さなゴム粒子を含みゴム粒子ゲル含有量が少ない二軸配向ポリスチレンフィルム | |
JP5036122B2 (ja) | 耐熱性スチレン系樹脂延伸シート | |
JP2881699B2 (ja) | 延伸多層シート | |
JPH10306164A (ja) | スチレン系樹脂成形体及びその製造方法 | |
JP7002264B2 (ja) | 二軸延伸シートおよびその成形品 | |
JP6917529B1 (ja) | 二軸延伸シートおよびその成形品 | |
JP2693102B2 (ja) | スチレン系二軸延伸多層シート | |
JPH09216271A (ja) | スチレン系樹脂シート | |
JP7008436B2 (ja) | 延伸シート及びその成形品 | |
JP2824787B2 (ja) | スチレン系樹脂二軸延伸積層シート | |
JP3017318B2 (ja) | 強度、成形性に優れたスチレン系樹脂 | |
WO2021260971A1 (ja) | 二軸延伸シートおよびその成形品 | |
JP6423665B2 (ja) | 二軸延伸スチレン系樹脂積層シート、成形品および食品包装容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20060912 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090619 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132 Effective date: 20090630 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090824 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100309 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100315 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4478465 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319 Year of fee payment: 3 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |