JP2007237732A - 耐衝撃性ポリスチレン製二軸延伸シート、およびこのシート製成形品 - Google Patents
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Abstract
薄肉軽量化しても割れにくく、熱成形するときに型再現性が良好で、かつ、高速で熱成形しても、型再現性不良やブリッジなどによる不良品が発生しにくい耐衝撃性ポリスチレン製二軸延伸シートおよびそのシートを原料とした成形品を提供する。
【解決手段】
第1発明では、ゴム成分の含有量が4.0〜12.0重量%の耐衝撃性ポリスチレンからなり、かつ、(1)延伸倍率が、縦方向および横方向ともに2.1〜2.7倍、および(2)縦方向の熱収縮応力が0.30〜0.60MPaであり、かつ、横方向の熱収縮応力が0.30〜0.55MPa、を同時に満たすことを特徴とする、耐衝撃性ポリスチレン製二軸延伸シートを提供し、第2発明では、上記1発明に係る耐衝撃性ポリスチレン製二軸延伸シートを原料とし、熱成形法によって製造されたものであることを特徴とする成形品を提供する。
【選択図】 なし
Description
1.耐衝撃性、耐引裂性、耐折性などに優れ、薄肉軽量化しても割れにくい耐衝撃性ポリスチレン製二軸延伸シート、およびこのシート製成形品を提供すること。
2.熱成形するときに、型再現性が良好な耐衝撃性ポリスチレン製二軸延伸シートを提供すること。
3.高速で熱成形しても、型再現性不良やブリッジなどによる不良品が発生しにくく、高速成形性に優れた耐衝撃性ポリスチレン製二軸延伸シートを提供すること。
(1)割れにくい:耐衝撃性ポリスチレン製二軸延伸シートおよびこのシート製成形品が、外部からの衝撃などにより破損しにくいことを意味し、耐衝撃性、耐引裂性、および耐折性のいずれにも優れている場合に、高い割れにくさを発揮する。
(2)型再現性:連続熱板加熱式圧空成形機によって得られる成形品が、金型のキャビティ面を忠実に再現する(型決まりする)性能であり、この型再現性に優れている耐衝撃性ポリスチレン製二軸延伸シートから得られた成形品は、外観が美麗である。
(3)ブリッジ:絞り比(開口部の最大深さ/開口部の幅)の大きい圧空成形金型の凸部と平面部の隅にシートが十分引き込まれず水かき状になって固化してしまい、成形品に充分に再現されない(型決まりが悪い)ことである。
(4)高速成形性:連続熱板加熱式圧空成形機によって、二軸延伸シートの加熱温度(熱板温度)を通常の加熱温度より高くしたり、加熱時間{(上圧空作動時間、下真空作動時間、遅れ時間(下真空作動終了後、上真空が作動するまでの時間)}や成形時間(下圧空作動時間、上真空作動時間)を短縮したり、上圧空圧力または下圧空圧力を高くしたりすることによって、1ショット当りのサイクル時間を短縮しても、型再現性不良やブリッジなどが生じず、外観の優れた成形品が得られる性質である。
(1)延伸倍率が、縦方向および横方向ともに2.1〜2.7倍
(2)縦方向の熱収縮応力が0.30〜0.60MPaであり、かつ、横方向の熱収縮応力が0.30〜0.55MPa
1.本発明に係る耐衝撃性ポリスチレン製二軸延伸シートは、優れた耐衝撃性、耐引裂性、耐折性を有するので、熱成形して得られる成形品の薄肉軽量化が可能で、単位重量あたりの原材料からより多くの成形品を製造することができる。
2.本発明に係る耐衝撃性ポリスチレン製二軸延伸シートは、高速成形性に優れているので、食品用容器等の成形品を能率的に製造することができる。
3.本発明に係る耐衝撃性ポリスチレン製二軸延伸シートは、熱成形したときの型再現性が良好で、かつ、ブリッジも発生しないので、得られた成形品(食品用容器)は、外観が美麗で商品価値が高くなる。
4.本発明に係る耐衝撃性ポリスチレン製二軸延伸シートを熱成形して得られた成形品は、耐衝撃性、耐引裂性、耐折性などが優れて割れにくいので、容器等に収納した食品に割れた破片が混入せず誤食するおそれがなく、食品用容器として好適である。
5.本発明に係る耐衝撃性ポリスチレン製二軸延伸シートは、ゴム変性スチレン樹脂に適量のゴム成分を含有しているので、低温衝撃性に優れ、生鮮食料品・冷凍食品などを収納する冷蔵・冷凍保存用容器として好適である。
(好ましくは20〜40mg/m2 )となる量で塗布することにより、滑り性の良好なシートとなる。また滑り性のみならず、帯電防止性も良好なシートとするために、上記ジメチルシリコーンエマルジョンに帯電防止剤を混合することもできる。
[スチレン系樹脂]
1.GPPS:一般用ポリスチレン{PSジャパン社製、商品名:HH102、Mw26万、MFR(200℃、5kg)3.5g/10分}である。
[グラフト型ハイインパクトスチレン系樹脂]
2.HIPS−1:耐衝撃性ポリスチレン{PSジャパン社製、商品名:HT478、MFR(200℃、5kg)3.0g/10分}である。
3.HIPS−2:耐衝撃性ポリスチレン{PSジャパン社製、商品名:HT516、MFR(200℃、5kg)2.5g/10分}である。
4.HIPS−3:耐衝撃性ポリスチレン{PSジャパン社製、商品名:EXG11、MFR(200℃、5kg)4.0g/10分}である。
5.HIPS−4:耐衝撃性ポリスチレン{東洋スチレン社製、商品名:H450、MFR(200℃、5kg)5.5g/10分}である。
(1)延伸倍率
実施例、比較例で得られたロール状に巻き取った二軸延伸シートから、大きさが150mm×150mmの試験片を、シート幅方向でほぼ均等になるよう切断刃で打ち抜き、各シートにつき5個作成した。切断した各々の試験片に、定規および油性のフェルトペンを用いて、MDおよびTDに直交する100mmの直線を描き、その長さ[mm]をノギスで測定した(これをYとする)。次に、この試験片を、JIS K7206に準拠して測定した二軸延伸シートのビカット軟化点温度より40℃高い温度のシリコンオイルバスに、10分間浸漬し収縮させた後、MDおよびTDに描いた上記直線の長さ[mm]をノギスで測定した(これをZとする)。YとZから、MDおよびTDの延伸倍率(Y/Z:単位[倍])を計算し、その5個の試験片の平均値を算出した。
実施例、比較例で得られたロール状に巻き取った二軸延伸シートから、大きさが10mm×100mmの試験片を、各シートにつきMDを長辺としたもの5個と、TDを長辺としたもの5個をシート幅方向でほぼ均等になるように切断刃で打ち抜き作成した。これらの試験片につき、ASTM D−1504に準拠した日理工業社製の「DN式ストレステスター」を使用して、設定温度180℃の条件で熱収縮により生じる最大荷重を測定し、初期試験片の断面積で除した値を熱収縮応力(単位[MPa])とした。MDおよびTDについてその5個の試験片の平均値を算出した。
(3)耐衝撃性
実施例、比較例で得られた二軸延伸シートの任意の個所から所定の大きさの試験片を、切断刃で打ち抜き各シートにつき5個の試験片(より詳細には、ロール状に巻き取った二軸延伸シートから、所定の大きさの試験片をシート幅方向でほぼ均等になるよう切断刃で打ち抜き、各シートにつき5個作成したもの)につき、JIS
P8134に準拠した東洋精機社製「パンクチャーテスタ(先端は12.7mm丸球面ヘッドを使用)」を使用して、試験片の破壊に要したエネルギーの量(衝撃強度[kg・cm])を目盛板より読み取った。このエネルギーの量からシート厚さ[cm]で除した値を耐衝撃性(パンクチャー衝撃強度、単位[kg・cm/cm])とし、測定した5個の試験片の平均値を算出した。この値が1000kg・cm/cm以上であると、耐衝撃性に優れていると判定でき、2000kg・cm/cm以上であると、特に優れていると判定できる。
実施例、比較例で得られた二軸延伸シート(ロール状に巻き取った二軸延伸シート)の任意の個所から、大きさが50mm×64mmの試験片を、各シートのMDを長辺として5個、TDを長辺として5個を、シート幅方向でほぼ均等になるように切断刃で打ち抜き、作成した。これら試験片の長辺(64mm)方向の端から長さが13mmの切れ込みを入れ、東洋精機社製「軽荷重引裂試験機」を使用して、引裂いた時の指示値を読み取り、この指示値から初期試験片の厚さ[mm]で除した値を耐引裂性(単位[N/mm])とした。MDおよびTDについて、各々長辺とした5個の試験片での平均値を算出した。この値が5.0N/mm以上であると、耐引裂性に優れていると判定でき、7.0N/mm以上であると、特に優れていると判定できる。
実施例、比較例で得られた二軸延伸シート(ロール状に巻き取った二軸延伸シート)の任意の個所から所定の試験片を切断刃で打ち抜き、各シートにつき10個(より詳細には、各シートにつきMDを長辺としたもの5個と、TDを長辺としたもの5個)をシート幅方向でほぼ均等になるように切断刃で打ち抜き、作成した。これらの試験片につき、JIS P−8115に準拠した東洋精機社製「MIT耐揉疲労試験機」を使用し、折り曲げ角±90°、折り曲げ速度175rpm、荷重1kgの条件で、破断するまでの折り曲げ回数を計測し、この回数を耐折性(単位[回])とした。MDおよびTDについて各5回行い、その平均値を算出した。この値が1000回以上であると、耐折性に優れていると判定でき、1500回以上であると、特に優れていると判定できる。
実施例、比較例で得られたロール状に巻き取った二軸延伸シートから、所定の大きさの試験片をシート幅方向でほぼ均等になるよう切断刃で打ち抜き、各シートにつき5個作成した。これらの5個の試験片につき、JIS K 7124−2に準拠した、東洋精機社製「グラフィックインパクトテスタ」を使用し−20℃、ストライカー直径12.7mm、質量6.5kg、落下高さ80cm、衝撃速度約4.0m/secの条件で測定した。試験片の破壊に要したエネルギーの量[J]をパソコン画面より読み取り、この値から初期試験片の厚さ[mm]で除した値を全吸収エネルギー(低温衝撃性、単位[J/mm])とし、測定した5個の試験片の平均値を算出した。この値が7.0J/mm以上であると、低温衝撃性に優れていると判定でき、10.0J/mm以上であると、特に優れていると判定できる。
実施例、比較例で得られたロール状に巻き取った二軸延伸シートのシート幅方向での両端部および中央部から、所定の大きさの試験片を作成した。これら試験片を、熱板加熱式圧空成形機(関西自動成形機社製「PK−450型」)に下記評価型Iを取り付け、熱板温度130℃(通常条件は120℃)、加熱時間0.4秒(通常条件は2.0秒)、加熱圧力1.0kg/cm2(≒0.10MPa)、成形時間0.7秒(通常条件は1.0秒)、成形圧力4.0kg/cm2(≒0.39MPa)の条件で成形を行い、シート溝部および成形品外観を目視で観察し、型再現性が良好な最大絞り比(単位[なし])を決定した。MDおよびTD各々について上記3ヶ所の平均値を算出した。この値が1.0以上であると、型再現性に優れていると判定でき、1.0未満では劣ると判定できる。
[評価型I] 形状が長方形で、長辺(二軸延伸シートのMDと平行)200mm、短辺(二軸延伸シートのTDと平行)150mmの絞り比評価用型である。この長方形面内に、絞り比(開口部の最大深さ/開口部の幅)が0.1刻みで0.3〜1.2まで深さの異なる多数の溝が設けられている金型。溝の開口部幅はいずれも10mm、溝長さは50〜70mmであり、MDおよびTDの各方向に10個設けられている。
実施例、比較例で得られたロール状に巻き取った二軸延伸シートをそのまま用い、連続熱板加熱圧空成形機(関西自動成形機社製「CK−1200型」)に、下記評価型IIを取り付け、熱板温度135℃(通常条件は125℃)、加熱時間0.6秒(通常条件は2.0秒)、加熱圧力1.5kg/cm2(≒0.15MPa)、成形時間1.0秒(通常条件は1.5秒)、成形圧力4.0kg/cm2(≒0.39MPa)の条件で5ショット成形し、5ショットで成形される全成形品135個に対する不良品の割合(不良率、単位[%])を算出した。不良率が4.0%未満であると、高速成形性に優れていると判定でき、4.0%以上では劣ると判定できる。
[評価型II]ドーナツ用容器(長辺265mm×短辺85mm×深さ45mm、底面に段差がある凹凸形状)の3×9個取り金型である。
<実施例1>
GPPSとHIPS−2を表1に記載した割合で秤量し、リボンブレンダーによって均一に混合してドライブレンド物を得た。得られたドライブレンド物を、タンデム115mmφベント式押出機(池貝鉄工社製)に供給し、シリンダー温度220℃の条件で溶融し、上記押出機に装着された面長850mmコートハンガータイプのT−ダイ(プラ技研社製)からシート状に押出して、80℃に設定した冷却ロールで急冷し、厚さ約0.8mmの未延伸単層シートを得た。ついで、得られた未延伸単層シートをロール方式縦延伸機、引き続いてテンター横延伸機によって、縦方向に約2.5倍、横方向に約2.5倍延伸し、厚さ0.13mm、幅980mmの二軸延伸シートをロール状に巻き取った。二軸延伸シートを製造しては、得られた二軸延伸シートの熱収縮応力を測定する操作を繰り返して、二軸延伸シートの熱収縮応力が所望の範囲に入る二軸延伸シートを得た。所望の熱収縮応力が得られた時の延伸温度を、表1に記載した。得られた二軸延伸シートから試験方法に合致した大きさの試験片を切断刃によって打ち抜き、またはロール状に巻き取ったまま用い、前記(1)〜(8)の測定および評価を行った。得られた結果を表1に記載した。
実施例1に記載の例において、原料樹脂を表1に記載したように変更したほかは、実施例1と同様の手順で二軸延伸シートを製造した。ただし、実施例4は、未延伸単層シートの厚さを約1.5mmに変更し、また、前記(7)型再現性の評価を行う際は、熱板温度を135℃に変更し、前記(8)高速成形性の評価を行う際は、熱板温度を140℃に変更した。得られた二軸延伸シートから試験方法に合致した大きさの試験片を切断刃によって打ち抜き、またはロール状に巻き取ったまま用い、前記(1)〜(8)の測定および評価を行った。得られた結果を表1に記載した。
原料樹脂として、HIPS−1単独ペレットと、実施例2の二軸延伸シートを粉砕し、220℃に設定した単軸押出機およびストランドダイによって再生ペレットを作製し、この再生ペレット40重量%とHIPS−1単独ペレット60重量%とを、リボンブレンダーによって均一に混合してドライブレンドして得られたドライブレンド物との二種類を準備した。両表層用押出機として115mmφベント式タンデム押出機(池貝鉄工社製)と、芯層用押出機として65mmφベント式押出機(プラ技研社製)を準備し、両押出機の先端を2種3層フィードブロック(プラ技研社製)に装着し、このフィードブロックに、面長850mmコートハンガータイプのT−ダイ(プラ技研社製)を装着した。次に、上記HIPS−1単独ペレットを両表層用押出機にシリンダー温度230℃の条件で、上記ドライブレンド物を芯層用押出機にシリンダー温度220℃の条件で、それぞれ供給し溶融させ、各層の厚さの比率が10/80/10になるように各押出機の押出量を調節し、溶融押出し以降の工程は実施例1と同様の手順で、二軸延伸シートを製造した。得られた二軸延伸シートから試験方法に合致した大きさの試験片を切断刃によって打ち抜き、またはロール状に巻き取ったまま用い、前記(1)〜(8)の測定および評価を行った。得られた結果を表1に記載した。
実施例1に記載の例において、原料樹脂を表2に記載したように変更したほかは、実施例1と同様の手順で二軸延伸シートを製造した。ただし、比較例3は、未延伸単層シートの厚さを約1.3mmに変更し、縦方向に約3.3倍、横方向に約3.0倍延伸した。得られた二軸延伸シートから試験方法に合致した大きさの試験片を切断刃によって打ち抜き、またはロール状に巻き取ったまま用い、前記(1)〜(8)の測定および評価を行った。得られた結果を、表2に記載した。
(1)ゴム成分の含有量、延伸倍率および熱収縮応力が、いずれも請求項1で規定する要件を満たす耐衝撃性ポリスチレン製二軸延伸シートは、耐衝撃性、耐引裂性、耐折性、および低温衝撃性などが優れており、常温でも低温でも割れにくい(実施例1〜実施例6参照)。
(2)また、請求項1で規定する要件を満たす上記耐衝撃性ポリスチレン製二軸延伸シートは、型再現性が良好で、不良品の発生率が低く、高速成形性に優れている(実施例1〜実施例6参照)。
(3)これに対して、延伸倍率および熱収縮応力が請求項1の範囲内であっても、ゴム成分の含有量が4重量%未満の耐衝撃性ポリスチレン製二軸延伸シートは、耐衝撃性、耐引裂性、耐折性、および低温衝撃性が劣っているので割れやすく、高速成形性も劣っている(比較例1〜比較例2参照)。
(4)ゴム成分の含有量および熱収縮応力が請求項1の範囲内であっても、延伸倍率が2.7倍を超えた耐衝撃性ポリスチレン製二軸延伸シートは、型再現性(最大絞り比)が0.8未満、高速成形性(不良率)が43.7%と、実施例1〜実施例6に比べると大幅に劣っている(比較例3参照)。
(5)ゴム成分の含有量および延伸倍率が請求項1の範囲内であっても、MDおよびTDの熱収縮応力が0.60MPa、0.55MPaを超えた耐衝撃性ポリスチレン製二軸延伸シートは、割れにくさ(耐衝撃性、耐引裂性、耐折性)の性能が一部低下し、型再現性および高速成形性については、最大絞り比が0.67〜0.83、不良率が90%以上と、実施例1〜実施例6に比べると著しく劣っている(実施例1〜実施例6、比較例4〜比較例5参照)。
(6)請求項1の範囲を超えたのがTDの熱収縮応力のみであっても、そのような条件で製造された耐衝撃性ポリスチレン製二軸延伸シートは、型再現性(最大絞り比)が0.93、高速成形性(不良率)が22.2%と、実施例1〜実施例6に比べると劣っている(実施例1〜実施例6、比較例6参照)。
Claims (3)
- ゴム成分の含有量が4.0〜12.0重量%の耐衝撃性ポリスチレンからなり、かつ、下記(1)および(2)を同時に満たすことを特徴とする、耐衝撃性ポリスチレン二軸延伸シート。
(1)延伸倍率が、縦方向および横方向ともに2.1〜2.7倍
(2)縦方向の熱収縮応力が0.30〜0.60MPaであり、かつ、横方向の熱収縮応力が0.30〜0.55MPa - 耐衝撃性ポリスチレンが、グラフト型のゴム変性ポリスチレン単独、またはグラフト型のゴム変性ポリスチレンと一般用ポリスチレンとの混合物である、請求項1に記載の耐衝撃性ポリスチレン製二軸延伸シート。
- 請求項1または請求項2のいずれか一項に記載の耐衝撃性ポリスチレン製二軸延伸シートを原料とし、熱成形法によって製造されたものであることを特徴とする成形品。
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