JP2000336182A - 合成樹脂シートおよびそれを用いた低温保存方法 - Google Patents

合成樹脂シートおよびそれを用いた低温保存方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い弾性率及び優れた耐低温衝撃性を兼ね備
えた合成樹脂シートを提供する。 【解決手段】 合成樹脂シートは、(1)JIS K−
7113に準拠して測定した引張り弾性率が18000
kgf/cm2以上であり、(2)高分子素材センター
規格「硬質プラスチックの計装化多軸衝撃試験方法」に
準拠して測定した全吸収エネルギーが−20℃において
2J/mm以上であり、かつ(3)−20℃での全吸収
エネルギー(E-20)と23℃での全吸収エネルギー
(E23)との比(E-20/E23)が0.5以上であり、
耐低温衝撃性を有する。合成樹脂シートは、高分子素材
センター規格上記方法による試験を行なったとき、打撃
面に放射状のクラックが生じることなく、ストライカー
がシートを突き抜けるという特性を有する。本発明の合
成樹脂シートは、耐衝撃性スチレン系樹脂組成物などを
用いて、容器に成形することができ、冷凍食品や氷菓を
冷凍保存するために使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低温、特に冷凍食
品や氷菓などを冷凍状態で保存するのに適した容器また
はトレーを得るのに有用な合成樹脂シート、この合成樹
脂シートから形成された容器、および被包装体を低温保
存(例えば、冷凍保存)するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレンシート又は耐衝撃性ポリ
スチレンの無延伸シートは、氷菓や冷凍食品用トレーの
素材として用いられてきた。特に、ポリプロピレンシー
トはその高い耐油性を生かし、冷凍ハンバーグやフラ
イ、コロッケなどの揚げ物のトレーに好んで用いられ
る。しかしながら、ポリプロピレンのガラス転移温度は
−18℃であるので、ポリプロピレン製トレーは0℃以
下の温度で極端に脆化する。この場合、耐衝撃性が低下
するばかりでなく、脆性的に割れるため破片が発生し、
食品に混入する可能性がある。また、ポリプロピレンは
比較的弾性率が低いため、ポリプロピレンシートが実用
的強度を保持するには、シートにある程度の厚みが要求
される。ポリプロピレンに、ポリエチレン、エチレン−
プロピレンランダム共重合体やブロック共重合体等を混
合し、耐低温衝撃性を向上させることが行なわれている
が、これらの成分を混合することにより組成物の弾性率
が低下するため、シートの厚みを増大させる必要があ
る。
【0003】耐衝撃性ポリスチレン、いわゆるゴム変性
ポリスチレンの無延伸シートもまた、冷凍食品用トレー
の素材として使用されているが、耐油性・低温衝撃強度
が低いため、冷凍食品用として使用するのには制限があ
る。
【0004】また、近年の環境問題の観点から、食品業
界では容器包装を軽量化及び簡略化する傾向にある。ポ
リスチレンは弾性率が高いので、ある程度薄肉化して
も、実用的強度を維持することが可能である。従って、
冷凍食品用トレーを得るために、スチレン系樹脂を改質
する試みが行なわれている。特開平8−311282号
公報は、特定のゴム変性スチレン系樹脂に、テルペン系
樹脂と、末端がスチレンブロックの熱可塑性エラストマ
ーとが混合された耐衝撃性スチレン系樹脂組成物、およ
びこの組成物から形成された透明食品容器を開示してい
る。しかしながら、末端がスチレンブロックの熱可塑性
エラストマー(具体的にはスチレン−ブタジエンブロッ
ク共重合体)が添加されるので、組成物の弾性率が低下
し、ポリスチレン系容器の特徴である高い容器強度が失
われてしまう。また、ポリスチレン単独重合体(GPP
S)の延伸シートは剛性が高いので、薄肉化しても容器
の実用強度は高い。しかしながら、その衝撃強度は、室
温、低温のいずれにおいても高くなく、脆性的に破壊さ
れてしまうので、冷凍食品用トレー・容器としては不適
当である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、高い弾性率及び優れた耐低温衝撃性を兼ね備えた合
成樹脂シートを提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、被包装体を冷凍保存
するのに適した合成樹脂シートおよび又はトレーを提供
することにある。
【0007】本発明のさらに他の目的は、耐油性および
耐低温衝撃性に優れ、かつ低温で使用するのに適した容
器・トレーを提供することである。
【0008】本発明の他の目的は、被包装体を冷凍保存
する方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を達成するため鋭意検討した結果、特定の特性を有する
合成樹脂シートが、高弾性率でかつ耐低温衝撃性に優れ
ていることを見いだし、本発明を完成した。
【0010】すなわち、本発明の合成樹脂シートは、
(1)引張り弾性率が18000kgf/cm2以上で
あり、(2)高分子素材センター規格「硬質プラスチッ
クの計装化多軸衝撃試験方法」(成形加工,3,58
4,(1991))で規定される全吸収エネルギーが−
20℃において2J/mm以上であり、かつ(3)−2
0℃での全吸収エネルギー(E-20)と23℃での全吸
収エネルギー(E23)との比(E-20/E23)が0.5
以上である。前記合成樹脂シートは、(a)1〜20重
量%のゴム成分を含有するスチレン系グラフト共重合体
と、(b)スチレン系樹脂とを、前者/後者=5/95
〜100/0(重量比)の割合で含む耐衝撃性スチレン
系樹脂組成物で構成できる。前記合成樹脂シートは、特
定の実質延伸倍率を有する二軸延伸シートであってもよ
い。前記合成樹脂シートは、高分子素材センター規格
「硬質プラスチックの計装化多軸衝撃試験方法」による
試験において、通常、打撃面に放射状のクラックが生じ
ることなく、ストライカーがシートを突き抜ける。
【0011】本発明の合成樹脂シートは、容器またはト
レーの形態で被包装体を冷凍保存するための包装体とし
て使用できる。そのため、本発明は、合成樹脂シートの
保存方法も開示する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の合成樹脂シートとして
は、上記の特性を有する限り、ポリエチレンシート(中
密度ポリエチレンシート、高密度ポリエチレンシート、
直鎖状低密度ポリエチレンシートなど)、ポリカーボネ
ートシート(芳香族ポリカーボネートシートなど)、硬
質ポリ塩化ビニルシート、耐衝撃性スチレン系シートな
どが使用できる。
【0013】前記合成樹脂のうち、剛性、耐低温衝撃
性、耐油性、成形性、およびコストの点から、耐衝撃性
スチレン系シートが特に好ましい。前記耐衝撃性スチレ
ン系シートは、(a)ゴム成分を含有するスチレン系グ
ラフト共重合体、すなわち、ゴム変性スチレン系樹脂
(ゴム含有またはゴム強化スチレン系樹脂)と(b)ス
チレン系樹脂とを含む耐衝撃性スチレン系樹脂組成物か
ら構成できる。
【0014】[(a)ゴム変性スチレン系樹脂]ゴム変
性スチレン系樹脂は、ゴム成分の存在下で、少なくとも
スチレン系単量体をグラフト重合することによって得る
ことができる。ゴム成分としては、例えば、共役ジエン
系ゴム[ポリブタジエンゴム、ポリイソプレンゴム、ポ
リ(2−クロロ−1−1,3−ブタジエン)、ポリ(1
−クロロ−1,3−ブタジエン)、ポリピペリレンなど
の1,3−共役ジエン又はその誘導体から構成されるゴ
ム、ブタジエン−スチレンブロック共重合体(ブタジエ
ン−スチレンゴム)などのスチレン−共役ジエン系ブロ
ック共重合体など]、エチレン−プロピレンゴム(EP
DMゴム)、アクリルゴム、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、塩素化ポリエチレンが挙げられる。好ましいゴム
成分はジエン系ゴムであり、ブタジエンゴム、ブタジエ
ン−スチレンブロック共重合体が特に好ましい。ブタジ
エン−スチレンブロック共重合体においては、スチレン
含有量は、50重量%以下(例えば、5〜40重量
%)、好ましくは10〜35重量%程度である。スチレ
ン含有量が上記範囲を超えると、耐衝撃性の改良は不十
分なものとなる。これらのゴム成分は、単独でまたは二
種以上組合わせて使用できる。
【0015】本発明では、前記ゴム成分に対するグラフ
ト成分として、少なくともスチレン系単量体が使用され
る。すなわち、スチレン系単量体単独、又はスチレン系
単量体と共重合性の単量体とが使用できる。スチレン系
単量体としては、芳香族モノビニル化合物[例えば、ス
チレン、アルキルスチレン(例えば、ビニルトルエン
(o−、m−およびp−メチルスチレン)、ビニルエチ
ルベンゼン(p−エチルスチレンなど)p−イソプロピ
ルスチレン、ブチルスチレン、p−t−ブチルスチレ
ン、ビニルキシレンなど)、α−アルキルスチレン(例
えば、α−メチルスチレン、α−エチルスチレン、α−
メチル−p−メチルスチレンなど)、ハロスチレン(o
−、m−およびp−クロロスチレン、ブロモスチレン、
フルオロスチレンなど)、ジ−、トリ−、テトラ−およ
びペンタハロ置換スチレン(ジ−、トリ−、テトラ−お
よびペンタハロ置換されたクロロスチレン、ブロモスチ
レン、フルオロスチレンなど)、α−ハロ置換スチレン
及び/又はβ−ハロ置換スチレン(例えば、α−クロロ
スチレン、α−ブロモスチレン、β−クロロスチレン、
β−ブロモスチレンなど)など]などが挙げられる。こ
れらのスチレン系単量体は、単独でまたは二種以上組合
わせて使用できる。
【0016】また、スチレン系単量体に対して共重合性
の単量体として、シアン化ビニル系単量体(アクリロニ
トリル、メタクリロニトリルなど)、(メタ)アクリル
酸エステル系単量体(例えば、メタクリル酸メチルなど
の(メタ)アクリル酸C1-10アルキルエステル、(メ
タ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリ
ル酸2−ヒドロキシプロピルなどのヒドロキシル基含有
(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレー
トなど)、カルボキシル基含有単量体((メタ)アクリ
ル酸、無水マレイン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコ
ン酸など)、マレイミド系単量体(マレイミド、N−メ
チルマレイミド、N−ブチルマレイミドなどのN−アル
キルマレイミド、N−フェニルマレイミドなど)などが
例示できる。好ましい共重合性単量体には、アクリロニ
トリル、メタクリル酸メチルなどの(メタ)アクリル酸
エステル、(メタ)アクリル酸、無水マレイン酸、N−
フェニルマレイミドなどのマレイミド系単量体などが含
まれる。これらの共重合性単量体は、単独でまたは二種
以上組合わせて使用できる。
【0017】通常、スチレン系単量体の使用量は、単量
体全体の40重量%以上(例えば、50〜100重量
%)、好ましくは60〜100重量%程度である。
【0018】ゴム変性スチレン系樹脂の分子量は特に制
限されない。ゴム成分の含有量は、通常、ゴム変性スチ
レン系樹脂全体の1〜20重量%、好ましくは1〜18
重量%(例えば、1.5〜16重量%)、さらに好まし
くは2〜16重量%程度である。ゴム成分の量が、少な
すぎると、最終的な延伸シート及び成形容器の衝撃強度
が不十分となり、多すぎると、ゴム粒子の分散が不均一
となって、耐衝撃性がさほど改善されないばかりか、光
沢や弾性率も低下する。
【0019】ゴム変性スチレン系樹脂中のゴム成分の平
均粒子系及び形状は特に制限されず、ゴム成分の形態に
ついても、例えば、サラミ構造、小粒径サラミ構造、コ
アシェル構造、大粒径サラミ構造と小粒径サラミ構造と
が混在した構造などが挙げられるが、特に制限されな
い。
【0020】[(b)スチレン系樹脂]本発明の耐衝撃
性スチレン系シートや容器(トレー)の透明性及び弾性
率を調整するために、スチレン系樹脂(b)を、前記ゴ
ム変性スチレン系樹脂(a)と組合わせて使用してもよ
い。スチレン系樹脂(b)の製造方法は特に制限され
ず、通常の重合方法が採用できる。スチレン系樹脂は、
スチレン系単量体の単独重合体又は共重合体、又はスチ
レン系単量体とスチレン系単量体に対して共重合性の単
量体との共重合体であってもよい。スチレン系単量体、
及びスチレン系単量体に対して共重合性の単量体として
は、前記ゴム変性スチレン系樹脂において例示された単
量体が使用できる。本発明ではスチレン系樹脂の分子量
は特に制限されない。また、本発明の効果を損なわない
限り、再生ポリスチレンを添加することもできる。
【0021】耐衝撃性スチレン系樹脂組成物において、
前記(a)ゴム変性スチレン系樹脂と、(b)スチレン
系樹脂との割合は、(a)/(b)=5/95〜100
/0(重量比)、好ましくは10/90〜100/0
(重量比)(例えば、20/80〜100/0(重量
比))、さらに好ましくは25/75〜100/0(重
量比)(例えば, 30/70〜100/0(重量比))
程度である。スチレン系樹脂(b)の使用量が上記範囲
を超えると、耐衝撃性の向上が不十分となる。
【0022】耐衝撃性スチレン系樹脂組成物中のゴム成
分の含有量は、通常、0.5〜20重量%、好ましくは
0.5〜18重量%(例えば、0.5〜17重量%)、
さらに好ましくは0.8〜16重量%(例えば、1〜1
6重量%)程度である。ゴム成分の含有量が、少なすぎ
ると、延伸シート及び成形容器の衝撃強度が不十分とな
り、多すぎると、光沢や弾性率が低下する。
【0023】耐衝撃性スチレン系樹脂組成物は、必要に
応じて、慣用の添加剤、安定剤(酸化防止剤、紫外線吸
収剤、熱安定剤など)、可塑剤(ミネラルオイルな
ど)、帯電防止剤、滑剤(ステアリン酸など)、難燃
剤、離型剤、充填剤、顔料、染料などを含有していても
よい。
【0024】前記合成樹脂シートは延伸シートであって
も未延伸シートであってもよい。好ましくは延伸シート
である。
【0025】延伸シート(例えば、延伸耐衝撃性スチレ
ン系シート)は、慣用の方法、例えば、前記合成樹脂又
は耐衝撃性スチレン系樹脂組成物を、単軸押出機、二軸
押出機により、溶融混練(例えば、180〜240℃程
度の温度で混練し)、次いで、逐次または同時二軸延伸
することによって形成できる。逐次延伸としては、例え
ば、Tダイまたはカレンダーを用いて調製された原反シ
ートを、加熱(100〜130℃)状態で一軸方向に
1.5〜4倍程度の倍率で延伸し、次いで、加熱(10
0〜130℃)状態で上記延伸方向に直交する方向に
1.5〜4倍程度の倍率で延伸する方法などが挙げられ
る。同時二軸延伸としては、例えば、テンダー延伸にお
いて縦・横方向の延伸を同時に行なう方法、及びインフ
レーション法などが挙げられる。二軸延伸により、耐油
性および低温衝撃性の向上した延伸シートを形成でき
る。
【0026】合成樹脂シートが延伸された後は、著しい
緩和が発生しないうちに冷却されることが必要とされる
が、工程上、急冷することが困難な場合があり、機械的
延伸倍率に見合う収縮が観察されないことがある。従っ
て、本発明の合成樹脂シートでは、下記式(1)で規定
される実質延伸倍率 実質延伸倍率=100/L (1) (式中、Lは、二軸延伸シートから切り出した直径10
0mmの円盤の中央部に縦横方向に伸びる100mmの
刻み目をつけた試験片を、ASTM D−1524に準
拠して測定したビカット軟化点温度+30℃の温度で3
0分間加熱したときの刻み目の長さ(mm)である)の
値が、通常、1.3〜4.0、好ましくは1.4〜3.
9、さらに好ましくは1.4〜3.8である。実質延伸
倍率が小さすぎると、耐衝撃強度の向上が不十分であ
り、大きすぎると、収縮応力高くなり、成形性が低下す
る延伸シートの配向緩和応力は、耐低温衝撃性の発現及
び向上に重要である。十分な耐低温衝撃性を発現するた
めには、成形時の緩和を考慮して、シート段階において
一定以上の配向緩和応力を有することが望ましい。本発
明の合成樹脂シートでは、ASTM D−1504で規
定される配向緩和応力は、通常、縦及び横方向共に1〜
18kgf/cm2、好ましくは1〜16kgf/cm2
(例えば、2〜15kgf/cm2)、特に好ましくは
4〜15kgf/cm2程度であり、通常、5〜14k
gf/cm2程度である。
【0027】本発明の合成樹脂シートは、高弾性かつ耐
低温衝撃性を有しており、引張り弾性率は、通常、18
000kgf/crm2以上(例えば、18000〜6
0000kgf/cm2)、好ましくは18000〜5
0000kgf/cm2、さらに好ましくは18000
〜45000kgf/cm2(例えば、19000〜4
5000kgf/cm2)程度である。また、合成樹脂
シートにおける、高分子素材センター規格「硬質プラス
チックの計装化多軸衝撃試験方法」で規定される全吸収
エネルギー(E-20)は、単位厚み(mm)当たり、通
常、2J/mm以上(例えば、2.2〜50J/m
m)、好ましくは2〜45J/mm(例えば、2.5〜
40J/mm)、さらに好ましくは2.3〜35J/m
m程度である。また、−20℃および23℃の全吸収エ
ネルギーの比(E-20/E23)は、通常、0.5以上
(例えば、0.6〜1.5)、好ましくは0.5〜1.
5(例えば、0.5〜1.3)程度である。
【0028】高分子素材センター規格「硬質プラスチッ
クの計装化多軸衝撃試験方法」による試験において、シ
ートの耐衝撃性は、ストライカーがシート面に衝突した
後の試験片の外観からも特徴付けることができる。本発
明の合成樹脂シートは、ストライカーによる打撃面に放
射状のクラック(脆性破壊)を生じることなく、衝撃吸
収性が高いことを示す突き抜け型破壊(ストライカーが
シートを突き抜ける)を示すことが多い。上記試験にお
いて、合成樹脂シートの突き抜け孔の周辺は、伸びて引
きちぎれているか、非放射状の不定形の小さなクラック
を生じるか、又は白化している。
【0029】本発明の合成樹脂シートの厚みは、特に限
定されるものではないが、軽量化という観点から、通
常、0.5mm以下(例えば、0.05〜0.5m
m)、好ましくは0.07〜0.25mm、さらに好ま
しくは0.10〜0.25mm(0.07〜0.18m
m)、特に0.1〜0.17mm程度であってもよい。
【0030】本発明の合成樹脂シートは、共押出やラミ
ネーションによって、同種または異種の熱可塑性樹脂
(例えば,ポリプロピレンなど)と積層することができ
る。
【0031】本発明の合成樹脂シートは、容器またはト
レーなどに成形できる。本発明の合成樹脂シートから容
器またはトレーを成形する方法としては、例えば、真空
成形、真空圧空成形、熱板成形などの通常の熱成形法が
挙げられる。なお、本明細書において、「容器又はトレ
ー」とは、被包装耐を収容するための凹部を有する容器
本体だけでなく、蓋体を含んでいてもよい意味に用い
る。また、低温保存のために使用される容器又はトレー
の形状は、被包装体の形状に適していれば特に制限され
ない。
【0032】本発明の合成樹脂シートや容器(トレー)
は優れた低温衝撃性を有するので、容器の形態で包装体
として用い、被包装体を有効に低温保存(特に低温保
存)できる。そのため合成樹脂シート及び容器(トレ
ー)は、被包装体の冷凍保存に有用である。また、本発
明の合成樹脂シートや容器(トレー)は、破損して割れ
が発生しても、それが被包装体に混入する恐れがないた
め、食品包装体として有用である。
【0033】被包装体としては、例えば、食品[例え
ば、野菜、魚介類、フライ類(コロッケ、エビフライ、
フィッシュフライなど)、非フライ類(ハンバーグ、ミ
ートボール、中華まんじゅう、おにぎり、うどんな
ど)、氷菓(アイスクリーム、シャーベットなど)]な
どが含まれる。また、上記保存温度は、例えば、4℃以
下(例えば、−50℃〜4℃)、好ましくは−40℃〜
0℃(例えば、−40℃〜−4℃)、さらに好ましくは
−30℃〜0℃である。
【0034】本発明の冷凍保存方法では、低温保存又は
冷凍保存した包装体に衝撃力が作用しても、破損を低減
でき、被包装体を有効に保護できる。また、本発明の冷
凍保存方法では、破損して割れが発生しても、それが被
包装体に混入する恐れがないため、特に食品の冷凍保存
に適している。
【0035】
【発明の効果】本発明では、被包装体を低温保存(特
に、冷凍保存)するのに適当な高い弾性および優れた耐
低温衝撃性を兼ね備えた合成樹脂シートを得ることがで
きる。そのため、被包装体を低温保存(特に、冷凍保
存)するのに適している。
【0036】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定さ
れるものではない。
【0037】実施例1〜4 耐衝撃性ポリスチレン[エスチレンXL−4(電気化学
工業(株)製、ゴム成分含有量10重量%)]と、スチ
レン系樹脂[ダイセルスチロール#30(ダイセル化学
工業(株)製)]とを表1に示す比率で混合し、Tダイ
で押出すことによって、種々の厚みを有する無延伸シー
トを得た。得られた無延伸シートを、種々の温度(11
5〜128℃)及び10%/秒の延伸速度で縦横それぞ
れに2.5倍に延伸し、厚さ0.13mmの二軸延伸シ
ートを作製した(以下、これらのシートを延伸HIと称
する)。得られた二軸延伸シートの配向緩和応力を、A
STM D−1504に規定される方法で測定した。ま
た、実質延伸倍率を下記式(1)を用いて算出した。
【0038】 実質延伸倍率=100/L (1) (式中、Lは、二軸延伸シートから切り出した直径10
0mmの円盤の中央部に縦横方向に伸びる100mmの
刻み目をつけた試験片を、ASTM D−1524に準
拠して測定したビカット軟化点温度+30℃の温度で3
0分間加熱したときの刻み目の長さ(mm)である) また、厚さ0.13mmのシートについて低温衝撃性評
価実験を行なった。
【0039】各シートを落錘式衝撃試験機(東洋精機製
作所(株)製)に装着し、恒温漕を用いてシート温度を
−20℃又は23℃で恒温とした。各温度の試験片に対
して、ストライカー(直径12.7mm、全重量6.5
kg)を、80cmの高さから自由落下させてシートに
衝突させ(衝突速度3.3m/秒)、そのときの荷重−
変位を測定し、各温度に対する全吸収エネルギー(E
-20又はE23)を算出した。算出されたE-20、E23及び
-20/E23の値を表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】実施例5〜14 耐衝撃性ポリスチレン[ダイセルスチロールS85(ダ
イセル化学工業(株)製、ゴム成分含有量6重量%)]
とスチレン系樹脂[ダイセルスチロール#30(ダイセ
ル化学工業(株)製)]とを表2に示す比率で混合し、
Tダイで押出すことによって、種々の厚みを有する無延
伸シートを得た。得られた無延伸シートを、種々の温度
(115〜128℃)及び10%/秒の延伸速度で縦横
それぞれに1.5〜3.5倍に延伸し、厚さ0.13〜
0.25mmの二軸延伸シートを作製した(以下、これ
らのシートを延伸HIと称する)。得られた二軸延伸シ
ートの配向緩和応力を、実施例1〜4と同様の方法で測
定し、上記式(1)を用いて算出した。
【0042】各二軸延伸シートについて、実施例1〜4
と同様の低温衝撃性評価実験を行なった。結果を表2及
び3に示す。
【0043】
【表2】
【0044】
【表3】
【0045】実施例15 透明耐衝撃性ポリスチレン[クリアパクトTI300
((株)大日本インキ製、ゴム成分含有量5.8重量
%)]を用い、実施例5〜14と同様の方法を用いて、
厚さ0.13mmの二軸延伸シートを作製した(以下、
このシートを透明HIと称する)。この二軸延伸シート
について、実施例1〜4と同様の低温衝撃性評価実験を
行なった。
【0046】実施例16 アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(A
BS)[セビアン770SF(ダイセル化学工業(株)
製、ゴム成分含有量15重量%)]を用い、実施例5〜
14と同様の方法を用いて、厚さ0.13mmの二軸延
伸シートを作製した。この二軸延伸シートについて、実
施例1〜4と同様の低温衝撃性評価実験を行なった。
【0047】実施例15及び実施例16の結果を、表4
に示す。
【0048】
【表4】
【0049】比較例1及び2 厚さ0.2mmのポリプロピレン(PP)シート(共栄
樹脂(株)製)(比較例1)、および厚さ0.2mmの
耐寒ポリプロピレン(耐寒PP)シート(共栄樹脂
(株)製、ポリエチレン50〜60重量%含有)(比較
例2)について、実施例1〜4と同様の低温衝撃性評価
実験を行なった。
【0050】比較例3 厚さ0.40mmの非晶ポリエステル樹脂(A−PE
T)シート(帝人化成(株))について、実施例1〜
4と同様の低温衝撃性評価実験を行なった。
【0051】比較例4 厚さ0.13mmの延伸ポリスチレン(OPS)シート
(ダイセル化学工業(株)製)について、実施例1〜4
と同様の低温衝撃性評価実験を行なった。
【0052】比較例5及び6 耐衝撃性ポリスチレン(ダイセルスチロールS85、ダ
イセル化学工業(株)製、ゴム成分含有量6.0重量
%))とスチレン系樹脂(ダイセルスチロール#30、
ダイセル化学工業(株)製)とを表4に示す比率で混合
し、Tダイで押出すことによって、種々の厚みを有する
無延伸シートを得た(以下、これらのシートを無延伸H
Iと称する)。各シートについて、実施例1〜4と同様
の低温衝撃性評価実験を行なった。
【0053】比較例1〜6の結果を、表5に示す。
【0054】
【表5】
【0055】実施例17及び18 実施例13および14で得られたシート(無延伸HIシ
ート)を、長さ160mm×幅120mm×深さ10m
mのトレーに成形し、100gの肉をトレーに収容し、
−20℃の冷蔵庫に1時間以上放置した。トレーに食肉
を収容したまま、1.5mの高さからコンクリート床へ
落下させ、トレーが破壊するか否かを観察した。結果を
表6に示す。
【0056】比較例7及び8 比較例1(PP)及び2(耐寒PP)のシートを用い、
実施例17および18と同様の試験を行なった。
【0057】実施例17、18及び比較例7、8の結果
を表6に示す。
【0058】
【表6】
【0059】表1〜6から明らかなように、特定の条件
を充足する合成樹脂シートは、耐低温衝撃性に優れてお
り、低温状態で衝撃を与えても破壊されない。一方、比
較例のシートは、低温状態で衝撃を与えるとひび割れを
生じた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 9:06 25:00 B29L 7:00 24:00 Fターム(参考) 3E033 AA10 BA15 BA16 BA22 BA26 BB04 CA03 CA09 FA04 GA03 4F071 AA12X AA22 AA22X AA75X AA77 AA85 AF02 AF20Y AF23Y AF45 AH04 BB06 BB08 BC01 BC17 4F210 AA13 AA45 AA47 AD05 AD08 AG01 AH58 QA01 QA02 QA03 QC05 QD13 QG01 QW15 4J002 BC02X BN14W GG00

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)JIS K7113に準拠して測
    定した引張り弾性率が18000kgf/cm2以上で
    あり、(2)高分子素材センター規格「硬質プラスチッ
    クの計装化多軸衝撃試験方法」に準拠して測定した全吸
    収エネルギーが−20℃において2J/mm以上であ
    り、かつ(3)−20℃での全吸収エネルギー
    (E-20)と23℃での全吸収エネルギー(E23)との
    比(E-20/E23)が0.5以上である合成樹脂シー
    ト。
  2. 【請求項2】 (a)ゴム成分1〜20重量%を含有す
    るスチレン系グラフト共重合体と、(b)スチレン系樹
    脂とを、前者/後者=5/95〜100/0(重量比)
    の割合で含む耐衝撃性スチレン系樹脂組成物で構成され
    ている請求項1記載の合成樹脂シート。
  3. 【請求項3】 ゴム成分の含有量が、スチレン系樹脂組
    成物全体に対して、0.5〜20重量%である請求項2
    記載の合成樹脂シート。
  4. 【請求項4】 ゴム成分が、ポリブタジエン、又はスチ
    レン含有量50重量%以下のスチレン−ブタジエンブロ
    ック共重合体である請求項2記載の合成樹脂シート。
  5. 【請求項5】 二軸延伸シートであり、ASTM D−
    1504に準拠して測定した配向緩和応力が縦及び横方
    向共に1〜18kgf/cm2であり、かつ下記式
    (1)で規定される実質延伸倍率 実質延伸倍率=100/L (1) (式中、Lは、二軸延伸シートから切り出した直径10
    0mmの円盤の中央部に縦横方向に伸びる100mmの
    刻み目をつけた試験片を、ASTM D−1524に準
    拠して測定したビカット軟化点温度+30℃の温度で3
    0分間加熱したときの刻み目の長さ(mm)である)が
    1.3〜4.0である請求項1記載の合成脂シート。
  6. 【請求項6】 厚みが0.05〜0.5mmである請求
    項1記載の合成樹脂シート。
  7. 【請求項7】 ゴム成分の含有量が1〜16重量%であ
    るスチレン系樹脂組成物で構成され、厚みが0.07〜
    0.25mmである二軸延伸シートであり、(1)引張
    り弾性率が18000〜60000kgf/cm2であ
    り、(2)高分子素材センター規格「硬質プラスチック
    の計装化多軸衝撃試験方法」で規定される全吸収エネル
    ギーが−20℃において2.2〜50J/mmであり、
    かつ(3)−20℃での全吸収エネルギー(E-20)と
    23℃での全吸収エネルギー(E23)との比(E-20
    23)が0.5〜1.5である合成樹脂シート。
  8. 【請求項8】 高分子素材センター規格「硬質プラスチ
    ックの計装化多軸衝撃試験方法」による試験を行なった
    とき、打撃面に放射状のクラックが生じることなく、ス
    トライカーがシートを突き抜ける請求項1又は7記載の
    合成樹脂シート。
  9. 【請求項9】 突き抜け孔の周辺が、伸びて引きちぎれ
    ているか、非放射状の不定形のクラックを生じるか、又
    は白化する請求項8記載の合成樹脂シート。
  10. 【請求項10】 請求項1又は7記載の合成樹脂シート
    で形成された容器。
  11. 【請求項11】 容器またはトレイの形態で被包装体を
    冷凍保存するための請求項1又は7記載の合成樹脂シー
    トの使用。
  12. 【請求項12】 請求項1又は7記載の合成樹脂シート
    を容器またはトレーの形態で用いて、被包装体を包装
    し、冷凍保存する方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007237732A (ja) * 2006-02-09 2007-09-20 Mitsubishi Chemicals Corp 耐衝撃性ポリスチレン製二軸延伸シート、およびこのシート製成形品
JP2011184608A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Daicel Pack Systems Ltd 二軸延伸スチレン系樹脂シートおよびその成形体
JP2013214874A (ja) * 2012-04-02 2013-10-17 Onkyo Corp スピーカー振動板およびこれを用いたスピーカー
CN111665188A (zh) * 2019-03-06 2020-09-15 科思创德国股份有限公司 一种测试材料耐化学性能的方法

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