JP2005183821A - 半導体発光素子 - Google Patents

半導体発光素子 Download PDF

Info

Publication number
JP2005183821A
JP2005183821A JP2003425283A JP2003425283A JP2005183821A JP 2005183821 A JP2005183821 A JP 2005183821A JP 2003425283 A JP2003425283 A JP 2003425283A JP 2003425283 A JP2003425283 A JP 2003425283A JP 2005183821 A JP2005183821 A JP 2005183821A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
semiconductor light
layer
electrode
element according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003425283A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4599836B2 (ja
Inventor
Koji Tamamura
好司 玉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2003425283A priority Critical patent/JP4599836B2/ja
Publication of JP2005183821A publication Critical patent/JP2005183821A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4599836B2 publication Critical patent/JP4599836B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 高い出力が得られると共に、ビーム特性の向上した半導体発光素子を提供する。
【解決手段】 積層構造の表面からp側クラッド層18の中間位置に至る部分は、帯状のリッジ部20aとなっており、その表面のp側電極52は、導波方向に垂直な方向に揺らぎ、周期的にその幅が変化している。リッジ部20aの裾部20bも同じく、その表面が導波方向に垂直な方向に揺らぐ形状をしている。すなわち、p側クラッド層18の層厚が周期的に変化している。リッジ部20aの側面および裾部20bの表面領域は保護層21により覆われている。p側電極52によるインデックスガイド的(ゲインガイド的)となる領域と、裾部20bのインデックスガイド的(ゲインガイド的)となる領域とが一致し、両者が相まってキャリアおよび光を活性層16内部の活性領域に対してより効果的に閉じ込めることができる。これにより横モードが安定化し、ビーム特性が向上する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発光領域となる活性層を含む積層構造の一部に帯状の電極狭窄構造(リッジ部)を有する半導体発光素子に関する。
高出力半導体発光素子は、現在、光ディスク装置、レーザビームプリンタ、複写機などの情報端末機器に使用されているほか、固体レーザ励起用、加工用、医療用などにも使用されている。また、最大光出力が4kWという、従来では考えられないほど超高出力の半導体発光素子も市販されている。
一般に、半導体発光素子の高出力化を図る最も容易な方法は、ブロードエリア化、つまり発光領域の幅を広げることである。このような発光領域の幅を広げた、いわゆるブロードエリア型半導体発光素子は、発光領域の狭い、通常のナローストライプ型半導体発光素子のストライプ幅(動作電流が狭窄されて通過する領域の幅)が数μmであるのに対して、ストライプ幅が数10μmないし数100μmとなっている。
しかしながら、ブロードエリア化によって、(1)横モードの不安定化、(2)素子寿命の低下、(3)光学損傷(Catastrophic Optical Damage: COD)の発生、(4)熱的飽和の発生、など好ましくない問題も多々生じることが指摘されている。
これらの問題は、いずれも光子密度の増加および注入キャリアの増加が原因となっており、例えば、光子密度の増加は、空間的ホールバーニング現象(誘導放出によってキャリアが消費され光強度の最大箇所のキャリア密度が周囲より小さくなること)を引き起こして横モードを不安定化する。また、注入キャリアの増加も、プラズマ効果により屈折率の低下を引き起こして横モードを不安定化する要因となっている。
そこで、従来では、(1)導波部の幅をキャリア拡散長(2〜3μm)以下にしてゲインを均一化する、(2)光スポット径を大きくして光子密度を減らす(具体的には活性層を薄くしてクラッド層への光しみ出しを増加させたり、活性層上下に光導波層を設けてスポット径を大きくする)、(3)プラズマ効果に対して十分な屈折率導波構造を作製する、などの対策がなされた半導体発光素子が提供されている。
しかしながら、このような対策がなされた高出力半導体発光素子は、固体レーザや気体レーザなどに比べ、高効率である、小型である、安価である、などの優れた特性を有している一方、ビーム特性が劣っているという大きな欠点を有している。図4は、これらの発光素子等の光出力(横軸)とビーム特性を表すM2(無単位)との関係を的確に表したものである。なお、図4においてAは従来の高出力半導体発光素子を表し、Bは炭酸ガスレーザを表し、Cは固体レーザを表す。ここで、ビーム特性を表すM2は、1に近いほど高品質であることを示している。すなわち、この高出力半導体発光素子Aでは、ナローストライプ構造を有する素子でも十分に対応できる低出力領域においてはM2が1に近く、ビーム特性は優れているが、高出力領域になるにつれて急激にM2が1から離れ、ビーム特性が悪化してしまう。
なお、非特許文献1、2には、本発明の半導体発光素子に類似するテーパ・ストライプ型半導体レーザ素子(Tapered stripe Laser Diode)が開示されている。このテーパ・ストライプ型半導体レーザ素子110は、図5に示したように、例えば、GaAs(ガリウム砒素)からなるn型基板112の面上にGaAsからなるn型バッファ層113、Alx Ga1-x As(アルミニウム・ガリウム砒素)(0<x<1)からなるn型クラッド層114、Aly Ga1-y As(0<y<1)からなるn型光ガイド層115、Alz Ga1-z As(0<z<1)からなる活性層116、Aly Ga1-y As(0<y<1)からなるp型光ガイド層117、Alx Ga1-x As(0<x<1)からなるp型クラッド層118、およびGaAsからなるp型キャップ層119が順次積層された構造を有している。この積層構造の表面からp型クラッド層118の中間位置に至る部分は、例えばRIE(Reactive Ion Etching) により選択的に除去され、帯状のリッジ部120aとなっている。リッジ部120aの表面にはp側電極152が設けられており、このp側電極152はテーパ形状を有し、活性層116内の一方の端面(出射側端面)の幅Wwが広く、他方の端面の幅Wnが狭くなっている。リッジ部120aの側面およびリッジ構造120の裾部120bの上部領域はSiO2 (二酸化ケイ素)からなる保護層121により埋め込まれている。n型基板112の裏面にはn側電極153が形成されている。
この半導体レーザ素子では、特に、Ln,Wn,Ww,Ψが構造パラメータとなり、光閉じ込め係数Γと共に、最適条件を見つけることにより、ビーム特性がよくなり、2W発振時に、例えばM2=2となる。
Roland Diehl 、" High-power Diode Laser Fundamentals, Technology,Applications"、Springer社 實野孝久ら、「半導体レーザビームの整形技術」、レーザ研究2003年5月号
しかしながら、この半導体レーザ素子では、素子設計が複雑である、最適条件の設定が困難である、製造工程が複雑である、あるいは最適値の範囲が狭いなどの問題があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、高い出力が得られると共にビーム特性の向上した半導体発光素子を提供することにある。
本発明による半導体発光素子は、少なくとも第1導電型のクラッド層、発光領域となる活性層および第2導電型のクラッド層をこの順に積層してなる積層構造を有する半導体発光素子であって、積層構造の表面から第2導電型のクラッド層の中間位置に至る部分に、活性層で生じた光の導波方向に沿って設けられた帯状のリッジ部と、リッジ部の表面に設けられると共に、その少なくとも一方の縁が導波方向に垂直な方向に揺らぐ形状を有する第2導電型の電極と、第2導電型のクラッド層の一部により前記リッジ部に連続して形成されると共に、導波方向に沿って、その表面が導波方向に垂直な方向に揺らぐ形状を有する裾部と、少なくともリッジ部の側面および裾部の表面を覆う絶縁層とを備えた構成を有するものである。
本発明の半導体発光素子では、第2導電型の電極から注入されたキャリアは、活性層内の電極の形状とほぼ同一の領域にゲインをもたせ、活性化する。これにより発光が生じ、その光は活性層内部の活性領域を導波し、共振器端面で反射を繰り返しながら増幅され、一定以上に増幅されるとレーザ光として出射される。このとき、第2導電型の電極の縁、および裾部の表面がそれぞれ直線的ではなく、ともに揺らぐ形状を有しているため、電極形状および裾部形状それぞれにおいて、実効屈折率差(Δn)の大きなインデックスガイド的領域と実効屈折率差(Δn)の小さなゲインガイド的領域とが生じ、これら領域が相補的に働く。すなわち、活性領域にキャリアおよび光が効果的に閉じ込められ、導波する光は、活性領域内において、幅を広げたり狭くしたりしながら、フィラメントを発生させたり抑制したりしながら増幅され、その結果、横モードが安定化し、ビーム特性M2が1に近いレーザとして発光する。
本発明の半導体発光素子によれば、リッジ部の表面の第2導電型の電極の少なくとも一方の縁、および裾部の表面がともに導波方向に沿って揺らぐ形状を有するものとしたので、活性層における活性領域に光およびキャリアを効率よく閉じ込めることができ、発光するレーザの特性を制御可能なものとし、ビーム特性を向上させることができる。
特に、電極が幅の広い幅広部および幅の狭い幅狭部が周期的に変化する形状とし、幅広部を10μm以上とすることにより、注入するキャリアの量を増加させることができ、発光出力を高くすることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る半導体レーザ素子の断面構造を表すものである。ここでは、一例として、GaAs系半導体レーザ素子について説明する。なお、同図において各構成要素は、本発明が理解できる程度の形状、大きさおよび配置関係を概略的に示したものであり、実寸とは異なっている。
この半導体レーザ素子10は、例えば、GaAsからなるn型基板12の上に、GaAsからなるn型バッファ層13、Alx Ga1-x As(0<x<1)からなるn型クラッド層14、Aly Ga1-y As(0<y<1)からなるn型光ガイド層15、Alz Ga1-z As(0<z<1)からなる活性層16、Aly Ga1-y As(0<y<1)からなるp型光ガイド層17、Alx Ga1-x As(0<x<1)からなるp型クラッド層18、およびGaAsからなるp型キャップ層19が順次積層された構造を有している。
n型バッファ層13、n型クラッド層14およびn型光ガイド層15には、ドーパントとしてn型不純物、例えば、Se(セレン)が添加されている。また、p型光ガイド層17、p型クラッド層18およびp型キャップ層19には、ドーパントとしてp型不純物、例えば、Zn(亜鉛)が添加されている。
各部の具体的な層厚および幅は、例えば、以下の通りである。n型バッファ層13の層厚は0.5μm、n型クラッド層14の層厚は1.5μm、n型光ガイド層15の層厚は0.04μm、活性層16の層厚は0.012μm、p型光ガイド層17の層厚は0.04μm、p型クラッド層18の層厚は1μm、p型キャップ層19の層厚は0.5μmおよびn型基板12の厚みは120μmである。
この積層構造の上部部分、すなわちp型クラッド層18およびp型キャップ層19は、リッジ部20aおよび裾部20bからなるリッジ構造20となっている。リッジ部20aは、p型キャップ層19の表面からp型クラッド層18の中間位置に至る部分を選択的に除去することにより形成されたもので、断面略台形状で、かつ活性層16で生じた光の導波方向に沿って帯状に延びる形状を有している。裾部20bは、p型クラッド層18の残りの下部領域により構成され、リッジ部20aと共に活性層16の上面全体を覆っている。リッジ部20aの側面および裾部20bの上面領域には例えばSiO2 (二酸化珪素)からなる保護層21が埋め込まれ、リッジ部20aと共に電流狭窄構造を形成している。リッジ部20aの表面には、例えばAu(金)/Pt(白金)/Ti(チタン)からなる一方の電極(p側電極52)が形成され、n型基板12の裏面には例えばAu/AuGe(金・ゲルマニウム)/Auからなる他方の電極(n側電極53)が形成されている。
本実施の形態では、一方のp側電極52の幅、およびリッジ構造20の裾部20bを構成するp型クラッド層18の膜厚が、ともに導波方向に沿って変化することに特徴を有している。すなわち、p側電極52は、リッジ部20aの表面に沿って略帯状ではあるが、その両側の縁52aが導波方向に垂直な方向に揺らぐ形状、例えば、周期的で波形に変化する形状(波形形状)となっており、幅の広い幅広部52bと幅の狭い幅狭部52cとを交互に有するものとなっている。同様に、リッジ構造20の裾部20bの表面も、導波方向に沿って周期的に揺らぐ波形形状となっており、層の厚みが小さな層薄部20b1と層の厚みが大きな層厚部20b2とを交互に有するものとなる。
このような構成により、活性層16では、p側電極52の形状に対応した領域が活性化され実質的のその部分で発光するが、そのうちp側電極52の幅広部52bに対応する領域は実効屈折率差(Δn)の小さなゲインガイド的な領域となり、一方、p側電極52の幅狭部52cに対応する領域は実効屈折率差(Δn)の大きなインデックス(屈折率)ガイド的な領域となる。
なお、p側電極52の縁52aの形状は、矩形であってもよいし、不定形であってもよいが、製造が容易であるので上記のような波形形状とすることが好ましい。また、p側電極52の縁52aの変化は周期的であることが望ましいが、非周期的な変化であってもよい。p側電極52の周期的な変化は、3回以上繰り返されることが好ましい。
本実施の形態では、p側電極52の両側の縁52aの形状はp側電極52の中心線に対して線対称であるが、非対称であってもよい。但し、線対称とすることにより、幅広部52bと幅狭部52cとの幅の差を最も大きくすることができ、より効果的である。
p側電極52の幅広部52bの幅は、例えば注入するキャリアの量を増加させ、出力を高くする観点から、10μm以上が好ましく、60μm以上がより好ましい。一方、p側電極の幅狭部52cの幅は、例えば、活性層16における活性化領域のゲインを均一化し、フィラメントの発生を抑制して発光するレーザのビーム特性M2を1に近づける観点から、1μm以上10μm以下程度とすることが好ましい。
また、p側電極52はその端52d、すなわち、活性層16の導波方向の端面(共振器端面)に対応する領域が幅広部52bとなっている。このように幅広部52bを共振器端面に対応させることにより、レーザ出力を高くし、ビーム特性M2を向上させることができる。
なお、p側電極52の縁52aは、ここでは両側が変化する形状としたが、片側のみが変化する態様としてもよい。
リッジ構造20の裾部20bは、導波方向に沿って、その表面が導波方向に垂直な方向に揺らぐ形状を有しているので、このとき、活性層16内部に形成されたp側電極52の形状とほぼ同一の領域が活性化領域となるが、裾部20bの層厚部20b2に対応する領域は実効屈折率差(Δn)の小さなゲインガイド的領域、また、裾部20bの層薄部20b1に対応する領域は実効屈折率差(Δn)の大きなインデックスガイド的領域となる。
なお、リッジ構造20の裾部20bの層厚d1が小さくなるにつれて、活性層内の実効屈折率差は大きくなり、ゲインガイド領域(Δn<0.001)〜弱いインデックスガイド領域(0.001<Δn<0.004)〜インデックスガイド領域(0.004<Δn)と、ガイディングが変化する。本実施の形態の半導体レーザ素子では、実効屈折率差は、1×10-4<Δn<5×10-3の範囲で変化させることができる。
リッジ構造20の裾部20bの表面の形状も、周期的な波形に限らず、非周期的な波形でも、あるいは矩形でも、更には不定形であってもよいが、p側電極52の場合と同様に、周期的な波形が好ましい。また、活性層16における発光端面(すなわち、共振器端面)には、図1に示したように、この裾部20bの層厚部20b2が対応するように構成することが望ましい。レーザ出力を高くし、ビーム特性M2を向上させることができるからである。
本実施の形態の半導体レーザ素子10では、p側電極52の波形形状の周期的な変化の回数と、リッジ構造20の裾部20bの表面の波形形状の周期的な変化の回数とが同一であり、かつ、共振器端面にp側電極52の幅広部52bおよび裾部20bの層厚部20b2がともに対応して配置されている。すなわち、p側電極52の幅広部52bに対応して活性化される領域、および裾部20bの層厚部20b2に対応する領域が一致し、ゲインガイド的領域となり、また、p側電極52の幅狭部52cに対応して活性化される領域、および裾部20bの層薄部20b1に対応する領域が一致し、インデックスガイド的領域となる。
次に、本実施の形態の半導体レーザ素子10の製造方法について説明する。
図2に示したように、MOCVD(Metal Organic chemical Vapor Deposition :有機金属化学気相成長)法により、n型基板12の(100)面上に、n型バッファ層13、n型クラッド層14、n型光ガイド層15、活性層16、p型光ガイド層17、p型光クラッド層18およびp型キャップ層19を順次エピタキシャル成長させ、積層構造を作製する。このとき、ドーパントとして、n型バッファ層13、n型クラッド層14およびn型光ガイド層15には、n型不純物、例えばSe(セレン)を、また、p型光ガイド層17、p型クラッド層18およびp型キャップ層19には、p型不純物、例えばZn(亜鉛)を添加する。
続いて、上記積層構造の上面に、光の導波方向、即ち共振器23方向に、写真触刻法により帯状のレジストマスク(図示せず)を形成する。次に、図3に示したように、このレジストマスクを用いて、例えばRIEにより、積層構造の表面からp型クラッド層18の中間位置に至るまでエッチングし、リッジ部20aおよび裾部20bを有するリッジ構造20を形成する。このとき、リッジ構造20の裾部20bが、光の導波方向に沿って、表面が光の導波方向に垂直な方向に揺らぐ形状となるようにエッチングし、そののちレジストマスクを除去する。
次に、図1に示すように、リッジ構造20のリッジ部20aの側面および裾部20bの表面を覆うようにMOCVD法により、保護層21を堆積させる。続いて、リッジ構造20のリッジ部20aの表面に、例えばAu/Pt/Tiからなり上述のパターンを有するp側電極52を形成すると共に、基板12の裏面にAu/AuGe/Auからなるn側電極53を形成する。
このようにして形成された本実施の形態の半導体レーザ素子10においては、p側電極52から注入されたキャリアは、活性層16の内部のp側電極52の形状とほぼ同一の領域にゲインをもたせ、活性化する。これにより発生した光は活性層16内部の活性領域を導波し、共振器23で反射を繰り返しながら増幅され、一定以上に増幅されるとレーザとして出力される。
本実施の形態では、p側電極52には幅広部52bおよび幅狭部52cが形成されているため、活性層16内の幅広部52bに対応する活性領域は、実効屈折率差(Δn)の小さなゲインガイド的領域、一方、p側電極52の幅狭部52cに対応する活性領域は、実効屈折率差(Δn)の大きなインデックスガイド的領域となっている。従って、活性層16内部の活性領域にキャリアおよび光が効果的に閉じ込められ、導波する光は、活性領域内において、幅を広げたり狭くしたりしながら、フィラメントを発生させたり抑制したりしながら増幅される。よって、横モードが安定化し、ビーム特性M2が1に近いレーザとして発光する。特に、p側電極52の幅広部52bを10μm以上にすると、注入するキャリアの量を増加させることができるため、高い出力のレーザが発光する。
加えて、本実施の形態では、リッジ構造20の裾部20bにも、層厚部20b2および層薄部20b1が形成されており、活性層16内の活性領域の層厚部20b2に対応する領域は、実効屈折率差(Δn)の小さなゲインガイド的領域、層薄部20b1に対応する領域は、実効屈折率差(Δn)の大きなインデックスガイド的領域となっている。したがって、これら層厚部20b2および層薄部20b1によっても、上記p側電極52と同様に、活性層16内部の活性領域にキャリアおよび光が効果的に閉じ込められ、これによっても、横モードが安定化し、ビーム特性が向上する。
更に、本実施の形態では、上述のように、p側電極52によるインデックスガイド的(ゲインガイド的)となる領域と、裾部20bのインデックスガイド的(ゲインガイド的)となる領域とが一致しているため、両者が相まってキャリアおよび光を活性層16内部の活性領域に対してより効果的に閉じ込めることができ、横モードがより安定化し、ビーム特性がさらに向上する。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変形が可能である。例えば、バッファ層、グラッド層、光ガイド層および活性層は、InGaAs/InGaAsP系、GaInNAs/GaAs系、GaInP/AlGaInP系、GaN/InGaN系などの材料により形成されていてもよい。また、エピタキシャル成長をさせる方法としては、ハライド気相成長法、分子線エピタキシー(Molecular Beam Epitaxy;MBE)法、スパッタリング、液相エピタキシ(LPE)法などを用いてもよい。また、エッチングプロセスとしては、ドライエッチング、ウェットエッチングまたはこれらの組み合わせであってもよい。
本発明の半導体発光素子は、例えば固体レーザ励起用、加工用、医療用として用いることが可能である。
本発明の一実施の形態に係る半導体レーザ素子の構造を表す断面図である。 図1に示した半導体レーザ素子の製造工程を表した図である。 図2に続く製造工程を表した図である。 従来の高出力半導体発光素子および他の発光素子の光出力とビーム特性との関係を示した図である。 従来のテーパ・ストライプ型半導体レーザ素子の構造を表す断面図である。
符号の説明
10…半導体レーザ素子、12、112…n型基板(GaAs)、13,113… n型バッファ層(GaAs)、14,114…n型クラッド層(Alx Ga1-x As)、15,115…n型光ガイド層(Aly Ga1-y As)、16,116…活性層(Alz Ga1-z As)、17,117…p型光ガイド層(Aly Ga1-y As)、18,118…p型クラッド層(Alx Ga1-x As)、19,119…p型キャップ層(GaAs)、20,120…リッジ構造、20a,120a…リッジ部、20b,120b…裾部、21、121…保護層(SiO2 )、23…共振器、52,152…p側電極、52a…縁、52b…幅広部、52c…幅狭部、52d…端、53,153…n側電極、110…テーパ・ストライプ型半導体レーザ素子

Claims (14)

  1. 少なくとも第1導電型のクラッド層、発光領域となる活性層および第2導電型のクラッド層をこの順に積層してなる積層構造を有する半導体発光素子であって、
    前記積層構造の表面から前記第2導電型のクラッド層の中間位置に至る部分に、前記活性層で生じた光の導波方向に沿って設けられた帯状のリッジ部と、
    前記リッジ部の表面に設けられると共に、その少なくとも一方の縁が前記導波方向に垂直な方向に揺らぐ形状を有する第2導電型の電極と、
    前記第2導電型のクラッド層の一部により前記リッジ部に連続して形成されると共に、前記導波方向に沿って、その表面が前記導波方向に垂直な方向に揺らぐ形状を有する裾部と、
    少なくとも前記リッジ部の側面および裾部の表面を覆う絶縁層
    とを備えたことを特徴とする半導体発光素子。
  2. 前記電極は、少なくとも一方の縁が波形である
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体発光素子。
  3. 前記電極の波形形状は周期的に変化してなる
    ことを特徴とする請求項2記載の半導体発光素子。
  4. 前記電極の波形形状の周期的な変化は3回以上繰り返される
    ことを特徴とする請求項3記載の半導体発光素子。
  5. 前記電極の両側の縁の形状は前記電極の中心線に対して互いに線対称である
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体発光素子。
  6. 前記電極は前記導波方向に沿って幅の広い幅広部と幅の狭い幅狭部とを交互に有する
    ことを特徴とする請求項5記載の半導体発光素子。
  7. 前記電極の幅狭部の幅は1〜10μm、幅広部の幅は10μm以上である
    ことを特徴とする請求項6記載の半導体発光素子。
  8. 前記導波方向の端に前記電極の幅広部が対応している
    ことを特徴とする請求項6記載の半導体発光素子。
  9. 前記裾部の表面は波形である
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体発光素子。
  10. 前記裾部の表面の波形形状は周期的に変化してなる
    ことを特徴とする請求項9記載の半導体発光素子。
  11. 前記裾部は層の厚みが大きな層厚部と層の厚みが小さな層薄部とを交互に有する
    ことを特徴とする請求項10記載の半導体発光素子。
  12. 前記導波方向の端に前記裾部の層厚部が対応している
    ことを特徴とする請求項11記載の半導体発光素子。
  13. 前記裾部の表面の形状と前記電極の縁の形状とが同一周期で変化する
    ことを特徴とする請求項12記載の半導体発光素子。
  14. 前記電極は前記導波方向に沿って幅の広い幅広部と幅の狭い幅狭部とを交互に有し、
    前記導波方向の端に、前記裾部の層厚部および前記電極の幅広部がともに対応している ことを特徴とする請求項12記載の半導体発光素子。
JP2003425283A 2003-12-22 2003-12-22 半導体レーザ素子 Expired - Fee Related JP4599836B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003425283A JP4599836B2 (ja) 2003-12-22 2003-12-22 半導体レーザ素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003425283A JP4599836B2 (ja) 2003-12-22 2003-12-22 半導体レーザ素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005183821A true JP2005183821A (ja) 2005-07-07
JP4599836B2 JP4599836B2 (ja) 2010-12-15

Family

ID=34785215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003425283A Expired - Fee Related JP4599836B2 (ja) 2003-12-22 2003-12-22 半導体レーザ素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4599836B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007243072A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 半導体光増幅器複合半導体レーザー装置
WO2009143813A1 (de) * 2008-05-30 2009-12-03 Osram Opto Semiconductors Gmbh Kantenemittierender halbleiterlaser mit phasenstruktur
CN102324696A (zh) * 2011-09-15 2012-01-18 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 低横向发散角布拉格反射波导边发射半导体激光器
DE102011100175A1 (de) * 2011-05-02 2012-11-08 Osram Opto Semiconductors Gmbh Laserlichtquelle
US9225146B2 (en) 2012-03-22 2015-12-29 Nichia Corporation Semiconductor laser device
WO2016063605A1 (ja) * 2014-10-23 2016-04-28 ソニー株式会社 光半導体素子及びレーザ装置組立体
JP2016129244A (ja) * 2011-11-30 2016-07-14 オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングOsram Opto Semiconductors GmbH 半導体レーザダイオード
DE102016113071A1 (de) * 2016-07-15 2018-01-18 Osram Opto Semiconductors Gmbh Halbleiterlaserdiode
JP2021019040A (ja) * 2019-07-18 2021-02-15 パナソニック株式会社 窒化物半導体レーザ素子

Citations (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59144193A (ja) * 1983-02-01 1984-08-18 ゼロツクス コ−ポレ−シヨン 半導体レ−ザ
JPS6242587A (ja) * 1985-08-20 1987-02-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体レ−ザ装置
JPH03293790A (ja) * 1990-04-11 1991-12-25 Eastman Kodak Japan Kk 広ストライプ型レーザダイオード
JPH07106694A (ja) * 1993-10-06 1995-04-21 Furukawa Electric Co Ltd:The 半導体レーザー
JPH1012964A (ja) * 1996-06-26 1998-01-16 Sony Corp 半導体発光装置
JPH10144993A (ja) * 1996-11-13 1998-05-29 Sony Corp 半導体レーザー
JPH10154843A (ja) * 1996-11-25 1998-06-09 Hitachi Ltd 半導体レーザ素子及びそれを用いた光ディスク装置
JPH10173285A (ja) * 1996-12-09 1998-06-26 Pioneer Electron Corp 分布帰還型半導体レーザ素子及びその製造方法
JPH10200196A (ja) * 1997-01-13 1998-07-31 Sony Corp 半導体レーザ
JPH10326932A (ja) * 1997-05-23 1998-12-08 Alps Electric Co Ltd 分布帰還型半導体レーザ
JPH11274637A (ja) * 1998-03-20 1999-10-08 Pioneer Electron Corp 横結合分布帰還リッジ型半導体レーザ及びその製造方法
JP2000133879A (ja) * 1998-08-19 2000-05-12 Hitachi Ltd 半導体レ―ザ装置及びそれを用いた光情報処理装置
JP2001119098A (ja) * 1999-10-20 2001-04-27 Sony Corp 半導体レーザおよびその製造方法
JP2001133647A (ja) * 1999-08-20 2001-05-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 導波路型高次モードフィルタおよび半導体レーザ
JP2002223032A (ja) * 2001-01-26 2002-08-09 Toshiba Corp 光素子及びその製造方法
JP2003031906A (ja) * 2001-07-16 2003-01-31 Sony Corp 半導体レーザ
JP2003152273A (ja) * 2001-11-08 2003-05-23 Furukawa Electric Co Ltd:The 半導体レーザ素子
JP2003174231A (ja) * 2001-12-07 2003-06-20 Sharp Corp GaN系半導体レーザ素子

Patent Citations (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59144193A (ja) * 1983-02-01 1984-08-18 ゼロツクス コ−ポレ−シヨン 半導体レ−ザ
JPS6242587A (ja) * 1985-08-20 1987-02-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体レ−ザ装置
JPH03293790A (ja) * 1990-04-11 1991-12-25 Eastman Kodak Japan Kk 広ストライプ型レーザダイオード
JPH07106694A (ja) * 1993-10-06 1995-04-21 Furukawa Electric Co Ltd:The 半導体レーザー
JPH1012964A (ja) * 1996-06-26 1998-01-16 Sony Corp 半導体発光装置
JPH10144993A (ja) * 1996-11-13 1998-05-29 Sony Corp 半導体レーザー
JPH10154843A (ja) * 1996-11-25 1998-06-09 Hitachi Ltd 半導体レーザ素子及びそれを用いた光ディスク装置
JPH10173285A (ja) * 1996-12-09 1998-06-26 Pioneer Electron Corp 分布帰還型半導体レーザ素子及びその製造方法
JPH10200196A (ja) * 1997-01-13 1998-07-31 Sony Corp 半導体レーザ
JPH10326932A (ja) * 1997-05-23 1998-12-08 Alps Electric Co Ltd 分布帰還型半導体レーザ
JPH11274637A (ja) * 1998-03-20 1999-10-08 Pioneer Electron Corp 横結合分布帰還リッジ型半導体レーザ及びその製造方法
JP2000133879A (ja) * 1998-08-19 2000-05-12 Hitachi Ltd 半導体レ―ザ装置及びそれを用いた光情報処理装置
JP2001133647A (ja) * 1999-08-20 2001-05-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 導波路型高次モードフィルタおよび半導体レーザ
JP2001119098A (ja) * 1999-10-20 2001-04-27 Sony Corp 半導体レーザおよびその製造方法
JP2002223032A (ja) * 2001-01-26 2002-08-09 Toshiba Corp 光素子及びその製造方法
JP2003031906A (ja) * 2001-07-16 2003-01-31 Sony Corp 半導体レーザ
JP2003152273A (ja) * 2001-11-08 2003-05-23 Furukawa Electric Co Ltd:The 半導体レーザ素子
JP2003174231A (ja) * 2001-12-07 2003-06-20 Sharp Corp GaN系半導体レーザ素子

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007243072A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 半導体光増幅器複合半導体レーザー装置
WO2009143813A1 (de) * 2008-05-30 2009-12-03 Osram Opto Semiconductors Gmbh Kantenemittierender halbleiterlaser mit phasenstruktur
US8270451B2 (en) 2008-05-30 2012-09-18 Osram Opto Semiconductors Gmbh Edge emitting semiconductor laser having a phase structure
DE102011100175A1 (de) * 2011-05-02 2012-11-08 Osram Opto Semiconductors Gmbh Laserlichtquelle
US9048631B2 (en) 2011-05-02 2015-06-02 Osram Opto Semiconductors Gmbh Laser light source
DE102011100175B4 (de) 2011-05-02 2021-12-23 OSRAM Opto Semiconductors Gesellschaft mit beschränkter Haftung Laserlichtquelle mit einer Stegwellenleiterstruktur und einer Modenfilterstruktur
CN102324696A (zh) * 2011-09-15 2012-01-18 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 低横向发散角布拉格反射波导边发射半导体激光器
JP2016129244A (ja) * 2011-11-30 2016-07-14 オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングOsram Opto Semiconductors GmbH 半導体レーザダイオード
US9225146B2 (en) 2012-03-22 2015-12-29 Nichia Corporation Semiconductor laser device
WO2016063605A1 (ja) * 2014-10-23 2016-04-28 ソニー株式会社 光半導体素子及びレーザ装置組立体
JPWO2016063605A1 (ja) * 2014-10-23 2017-08-03 ソニー株式会社 光半導体素子及びレーザ装置組立体
US10109980B2 (en) 2014-10-23 2018-10-23 Sony Corporation Optical semiconductor element and laser device assembly
DE102016113071A1 (de) * 2016-07-15 2018-01-18 Osram Opto Semiconductors Gmbh Halbleiterlaserdiode
US10985529B2 (en) 2016-07-15 2021-04-20 Osram Oled Gmbh Semiconductor laser diode
JP2021019040A (ja) * 2019-07-18 2021-02-15 パナソニック株式会社 窒化物半導体レーザ素子
JP7340974B2 (ja) 2019-07-18 2023-09-08 パナソニックホールディングス株式会社 窒化物半導体レーザ素子

Also Published As

Publication number Publication date
JP4599836B2 (ja) 2010-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4805887B2 (ja) 半導体レーザ装置
JP5002391B2 (ja) 半導体レーザ装置
JP5247444B2 (ja) 半導体レーザ装置
US9660420B2 (en) Laser diode
JP2009182145A (ja) 半導体光素子
US6195375B1 (en) Self-pulsation type semiconductor laser
JPH07162086A (ja) 半導体レーザの製造方法
JP4599836B2 (ja) 半導体レーザ素子
JP3381534B2 (ja) 自励発振型半導体レーザ
JP4780999B2 (ja) 半導体レーザ素子の製造方法
JP4599700B2 (ja) 分布帰還型半導体レーザ
JP2005012178A (ja) 半導体レーザ
JPWO2018043229A1 (ja) 半導体レーザ素子
JPH1197793A (ja) 半導体レーザ
KR102103515B1 (ko) 레이저 다이오드 구조 및 제조 방법
KR101111720B1 (ko) 활성층 상에 유전체층이 형성된 측면 발광형 반도체 레이저다이오드
JP2010123726A (ja) 半導体レーザおよびその製造方法
JP4395702B2 (ja) 屈折率導波型ブロードエリア半導体レーザおよびその駆動方法
JP2005302843A (ja) 半導体レーザ
JP2007019421A (ja) 半導体発光素子及びその製造方法
JPS60132381A (ja) 半導体レ−ザ装置
JP2005236147A (ja) 半導体レーザ素子
KR20000035300A (ko) 반도체 레이저
KR100265800B1 (ko) 반도체 레이저 소자
JPH11220211A (ja) 自励発振型半導体レーザ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100831

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100913

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees