JP2005150703A - 半導体装置、及び、それを用いたledプリントヘッド、画像形成装置、半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置、及び、それを用いたledプリントヘッド、画像形成装置、半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 半導体薄膜片が接合される接合層の高さを周囲よりも高くする際に用いられる材料を減少させ、その材料の厚みを減少させることができる半導体装置を提供する。
【解決手段】 第1の基板で形成された半導体素子を含む半導体薄膜片14を第2の基板12に接合して構成される半導体装置であって、第2の基板12は半導体薄膜片14が転写される接合領域層19を具え、接合領域層19は、第2の基板12における接合層19以外の全ての構成物中で最も高い上面を有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば、電子写真方式を利用するプリンタあるいはコピー装置等で、画像を形成するために発光ダイオード(LED)が配列されるLEDプリントヘッドに関する。
電子写真方式を利用するプリンタあるいはコピー装置等で、画像を形成(露光)する際の光源としては、複数のLEDアレイチップを直線状に配置すると共にそのドライバチップも設けたLEDユニットが知られており、露光装置としては、LEDユニットの各発光部から出力される光束を電子写真方式の感光ドラム上の所定の位置に各々収束させる直線状のロッドレンズアレイを一体化した長尺の半導体装置であるLEDプリントヘッドが知られている。
また、AlGaAs厚膜層を必要としない発光ダイオードとして、複数のエピタキシャル層で構成された発光部を基板の表面側に形成させ、そのエピタキシャル層表面の中央に部分電極、基板の裏面に全面電極をそれぞれ形成させた発光ダイオードにおいて、基板と発光部を構成する複数のエピタキシャル層との間が中央で空間的に接続されて、この接続部を除いた基板とエピタキシャル層との間に空隙層を形成させたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−235690号公報(第(3)乃至(5)頁、図1)
しかしながら、例えば、図40に示された従来のLEDプリントヘッド310のLEDアレイチップ312では、接続ワイヤ314でドライバICチップ313と接続するために、図41に示すように各発光部312aに対応する個別の電極パッド312cを設ける必要があり、各発光部312aに接して設けられた各個別電極312bと対応する各個別電極パッド312cが配線により接続されている。各個別電極パッド312cは発光部312aと比較した場合、ワイヤボンディングに用いられるために比較的広い面積(例えば、100μm×100μm)が必要である。つまり、LEDアレイチップ312に個別電極パッド312cを設ける場合には、個別電極パッド312cに多くの面積が必要となる。また、個別電極パッド312cは、図40に示したように、両チップ間の接続ワイヤ314に対応する数だけ必要になるので、LEDアレイチップ312の表面面積を小さくし、LEDアレイチップ312を小型化することは困難であった。
同様に、ドライバICチップ313の表面にも、接続ワイヤ314でLEDアレイチップ312と接続するための個別電極パッドと、接続ワイヤ315で実装基板311と接続するための電極パッドを設ける必要があり、各個別電極パッドは、図40に示すように、両チップ間が接続ワイヤ314に対応する数だけ必要になり、また、ドライバICチップ313と実装基板311間の接続ワイヤ315に対応する数だけ電極パッドが必要になるので、ドライバICチップ313の表面面積を小さくし、ドライバICチップ313を小型化することは困難であった。
また、光ファイバアレイ基板を用いる方法でも、複数の発光ダイオードアレイチップ上に電極部が形成され、回路導体部にも対応する電極部が形成されるので、ダイオードアレイチップおよび回路導体部の表面面積を小さくし、小型化することは困難であった。
また、上記した理由から、チップ幅を減少させて材料コストを削減しようとしても、電極パッドを設ける限りチップ幅の減少量には限界があり、LEDアレイチップ312とドライバICチップ313の材料コストを大幅に低減させることは難しかった。
また、LEDアレイチップ312およびドライバICチップ313を形成する際に発光領域とその他の領域の割合を考える場合には、個別電極パッド312Cについては発光部312aよりも広い領域が必要であることから、非発光領域である個別電極パッド312C等の電極パッドを形成するために必要となる材料を用いる割合が多くなり、発光領域として機能している面積に材料を用いる割合が極めて少なくなるので、材料の利用効率の観点から極めて効率が悪かった。また、材料の利用効率を改善しようとしても、各チップ上に電極パッドを設ける限りその領域を設けるための材料が必要になるので、材料の利用効率の大幅な改善は困難であった。
また、LEDアレイチップ312の厚さは、ダイボンドの際のチップハンドリングのし易さのためと、ワイヤボンドの際のワイヤとチップ間のショート等の不具合の防止のため及びワイヤループの形成し易さのため、ドライバICチップ313と同等の厚さ(例えば、約300μm〜350μm)に調整する必要があった。例えば、図42の断面図に示すように、GaAs基板325上にGaAsPエピタキシャル層324(以下、GaAsPエピ層324と記載する)が形成され、さらに、GaAsPエピ層324の一部にZn拡散領域321が形成されている場合について説明する。図42では、Zn拡散領域321上には個別電極322が設けられ、GaAsPエピ層324上には、個別電極322近辺を除いて層間絶縁膜323が形成され、GaAs基板325の下側には裏面電極326が形成されている。pn接合を形成するZn拡散領域321は、GaAsPエピ層324の表面から約3μm〜5μmの深さを有するが、GaAsPエピ層324は、pn接合を形成する領域の欠陥密度を低減するために厚さを約50μm〜100μmに厚く形成されており、GaAs基板325は、チップハンドリングのし易さを確保するために約250μm〜300μmの厚さに形成されている。
しかし、発光領域として機能する領域は、Zn拡散領域321の約3μm〜5μmであり、LEDアレイチップ312の約300μm〜350μmという厚さに対して非常に小さい比率の領域であるので、LEDアレイチップ312の厚みをドライバICチップ313と同等にすることは、材料の有効利用の観点から極めて不経済であった。また、発光機能の観点で判断する場合、LEDアレイチップ312の基材となるGaAs基板325は、発光機能を担うGaAsPエピ層324を支持するのみで発光機能には無関係であるにもかかわらず、支持躯体およびワイヤボンドの歩留まりを十分高くするために数百μmの厚さを必要としており、厚さの低減は困難なため、材料の低減も困難で、材料コストの削減が困難であった。
この材料を低減させるためには、例えば、第1の基板上に形成したLEDアレイチップの半導体薄膜片をドライバICチップが形成された第2の基板上に接合することで、LEDアレイチップのGaAs基板の厚みをドライバICチップ313より薄くでき、材料および材料コストを低減できるが、例えば、半導体薄膜片を第2の基板上に接合する場合には、第2の基板上の半導体薄膜片が接合される領域の高さを周囲よりも高くする必要があった。
また、接合領域の高さを周囲よりも高くする層を形成するための材料として金属を用いた場合には、高価な貴金属を用いることが好ましいため、その場合には材料コストが増加し、層形成のための時間も層の厚みが増すほど増加していた。
第1の基板上に形成されるLEDアレイチップの半導体薄膜片の配列ピッチと、第2の基板上のドライバICチップ領域の配列ピッチとは異なっているため、複数の薄膜を同時に支持しながら、ドライバICチップ領域およびLEDアレイチップの接合領域の配列ピッチに合わせて(あるいはピッチを変換して)半導体薄膜片を第2の基板上に接合することは困難であった。
本発明は上記したような従来の課題を解決するためになされたものであって、半導体装置のコストを低減することを目的とする。
本発明の他の目的は、第1のピッチで支持された複数の半導体薄膜片を、基板上の、上記第1のピッチとは異なる第2のピッチで配設された所定の領域に接合することができる半導体装置の製造方法を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明は、第1の基板で形成された半導体素子を含む半導体薄膜片を第2の基板に接合して構成される半導体装置であって、該半導体薄膜片の幅は、該半導体装置のチップ幅よりも小さいことを特徴とする半導体装置を提供する。
また、本発明はまた、第1の基板から剥離した半導体薄膜片を第2の基板上にボンディングする工程を含む半導体薄膜片装置の製造方法において、第1の基板上の半導体薄膜片の中から複数の半導体薄膜片を選択し、第2の基板上の所定の位置に一括してボンディングする第1の工程と、該ボンディング工程で残った半導体薄膜片の中から選択された複数の半導体薄膜片の中から、さらに複数の半導体薄膜を選択し、同じ第2の基板上の異なる部分、又は異なる第2の基板上の所定の位置に一括してボンディングする第2の工程とを有し、前記第2の工程を複数の半導体薄膜片が無くなるまで繰り返すことを特徴とする半導体装置の製造方法を提供する。
本発明の半導体装置は、第1の基板で形成される半導体薄膜片の幅が、半導体装置のチップ幅よりも小さいので、半導体基板上に部分的に半導体薄膜片を貼り付けることができると共に、半導体薄膜片が極めて薄いと共に幅が小さいのでシリコンに比べ高価な化合物半導体などからなる半導体薄膜片の材料を減少させることができる。また、半導体薄膜片を大量に一括で形成できるので、半導体薄膜片の歩留まりも向上させることができる。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、第1の基板上の半導体薄膜片の中から複数の半導体薄膜片を選択し、第2の基板上の所定の位置に一括してボンディングする第1の工程と、該ボンディング工程で残った半導体薄膜片の中から選択された複数の半導体薄膜片の中から、さらに複数の半導体薄膜を選択し、同じ第2の基板上の異なる部分、又は異なる第2の基板上の所定の位置に一括してボンディングする第2の工程とを有し、前記第2の工程を複数の半導体薄膜片が無くなるまで繰り返すこととしているので、第1の基板上に第1のピッチで形成された複数の半導体薄膜片を第2の基板の、上記第1のピッチとは異なる第2のピッチで配設された所定の領域に接合することができる。
以下、本発明を図示した実施の形態に基づいて説明する。
<実施の形態1>
本発明の実施の形態1を図1乃至図6、及び図8(a)を参照して説明する。
図1は、実施の形態1の画像形成装置の要部構成を示す。
同図に示すように、画像形成装置200内には、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各色の画像を、各々に形成する四つのプロセスユニット201〜204が記録媒体205の搬送経路220に沿ってその上流側から順に配置されている。これらのプロセスユニット201〜204の内部構成及びプロセスユニットに対応して設けられた転写ローラ212a乃至212dの構成は共通しているため、以下、シアンのプロセスユニット203を例にとり、これらの内部構成及び対応する転写ローラ212cを説明する。
プロセスユニット203には、像担持体としての感光体ドラム203aが矢印方向に回転可能に配置されている。この感光体ドラム203aは、図示しない駆動源及びギヤにより回転駆動される。感光体ドラム203aの周囲にはその回転方向上流側から順に、帯電装置203b、露光装置203c、現像装置203d、及びクリーニング装置203eが配設される。
帯電装置203bは、感光体ドラム203aの表面に電気を供給して帯電させる。露光装置203cは、帯電された感光体ドラム203aの表面に選択的に光を照射して静電潜像を形成する。露光装置203cについては後に図2を参照してさらに詳しく説明する。露光装置203cは、後述のLEDプリントヘッド10を用いている。
現像装置203dは、静電潜像が形成された感光体ドラム203aの表面に、所定色(シアン)トナーを搬送する。
転写ローラ212cは、感光体ドラム203aに対向するように配置されており、感光体ドラム203aに形成されたトナー像を記録媒体205に転写するために用いられている。
転写ローラ212cは半導電性のゴム等によって形成されている。感光体ドラム203a上のトナーを記録媒体205に付着させるために、感光体ドラム203aの表面と各転写ローラ212cの表面との間に電位差が生じるようになっている。
クリーニング装置203eは、感光体ドラム203aの表面に残留したトナーを除去する。
また、画像形成装置200は、その下部に、紙等の記録媒体205を堆積した状態で収納する用紙カセット206を装着し、その上方には記録媒体205を1枚ずつ分離させて搬送するためのホッピングローラ207が配設されている。更に、記録媒体205の搬送方向における、このホッピングローラ207の下流側には、ピンチローラ208、209と共に記録媒体205を挟持することによって、記録媒体205の斜行を修正し、プロセスユニット201〜204に搬送するレジストローラ210、211が配設されている。これらのホッピングローラ207及びレジストローラ210、211は図示されない駆動源によって連動している。
第1のプロセスユニット201において、記録媒体205は、感光体ドラム201a及び転写ローラ212aに挟持されて第1のプロセスユニット201を通過する。同様に、記録媒体205は、他のプロセスユニット202ないし204を通過する。
記録媒体205が各プロセスユニット201乃至204を通過するとき、露光装置201c乃至204cにより形成した静電潜像を、現像装置201d乃至204dによって現像した各色のトナー像が記録媒体の記録面に順次転写され、重ね合わせられ、カラー画像が記録媒体上に形成される。
定着装置213は、加熱ローラとバックアップローラとを有し、記録媒体205上に転写されたトナーを加圧・加熱することによって定着させる。
また、排出ローラ214、215は、定着装置213から排出された記録媒体205を、排出部のピンチローラ216、217と共に挟持し、記録媒体スタッカ部218に搬送する。尚、排出ローラ214、215は、図示されない駆動源によって回転させられる。
以上のように、本実施の形態の画像形成装置によれば、後に詳細に説明するLEDヘッドを採用するため、スペース効率に優れ、高品質で、製造コストの低減が見込める画像形成装置を提供することができる。
図2は、図1の露光装置であるLEDプリントヘッドの要部構成を示す構成図である。
同図に示すように、このLEDプリントヘッド100において、ベース部材101上にはLEDユニット102が載置され固定されている。このLEDユニット102は、直線に沿って互いに隣接するように配列された複数のLED/ドライバIC複合チップを含む。各LED/ドライバIC複合チップは、ドライバICチップと発光部ユニット102aとを含み、発光部ユニット102aは、ドライバICチップに接合された半導体薄膜片(「エピフィルム」とも呼ばれる)で構成されている。
この発光部ユニット102aの発光部の上方には、発光部から出た光を集光する光学素子としてのロッドレンズアレイ103が配設されている。このロッドレンズアレイ103は、柱状の光学レンズを、発光部ユニット102aの直線状に配列された発光部に沿って多数配列したもので、光学素子ホルダに相当するレンズホルダ104によって所定位置に保持されている。
このレンズホルダ104は、同図に示すように、ベース部材101及びLEDユニット102を覆うように形成されている。そして、ベース部材101、LEDユニット102、レンズホルダ104は、ベース部材101及びレンズホルダ104に形成された開口部101a及び104aを貫通するクランパ105によって一体的に挟持されている。
LEDユニット102で発生した光は、ロッドレンズアレイ103を通して所定の外部部材に照射される。このようにしてLEDプリントヘッド100は、例えば電子写真プリンタや電子写真コピー装置等の露光装置として用いられる。
図3は、図2のLEDユニット102の一部となる半導体素子の概略構成を示す斜視図である。図4は、図3に示した半導体素子の半導体素子の製造途中の概略構造を示す斜視図である。図5は、図3のV−V線断面の具体例を示す断面図である。ただし、図5は主として、半導体薄膜を接合する領域の膜構造及び高さ調整層の構造、あるいは、半導体薄膜の半導体素子の個別配線と後述のように半導体基板に形成される集積回路との接合配線構造を概念的に示すための模式図であって、半導体薄膜を接合する領域の膜構造、高さ調整層の構造、半導体薄膜の半導体素子の個別配線と集積回路との接合配線構造、および、集積回路領域の構造上の関係が明確である範囲で、集積回路領域の厳密な構造を省略ないし単純化して描いている。
図において、Si(シリコン)基板12には、不図示の半導体薄膜片の形成に適した例えばGaAs(ガリウム砒素)基板等の半導体基板上で形成された半導体薄膜片14が転写される。GaAs基板は半導体薄膜片の形成(エピタキシャル成長)に適したものであるので、「成長基板」とも呼ばれ、また「第1の基板」とも呼ばれる。Si基板12は「第2の基板」とも呼ばれる。
図8(b)に示すように、Si基板12(ウェーハ全体)は、複数のIC(集積回路)チップ領域33を有し、複数の半導体薄膜片がそれぞれのICチップ領域33に転写され、Si基板12はその後ダイシングされて個々のチップとなる。しかし、以下の説明は主として1つのチップ領域についてのみなされる。
各ICチップ領域33内には集積回路15が形成されている。個々の集積回路15は、CMOSトランジスタなどで形成されている。図示の例の集積回路15は、LEDユニットを駆動するためのドライバICである。集積回路は集積回路配線部(多層配線層部)16を含む。Si基板12内の集積回路部分は配線部16の下に形成されているが、図面には明示されていない。
第1の基板は、化合物半導体基板であり、半導体薄膜片14は、化合物半導体基板上に設けられ、例えば、発光素子となるpn接合層を含む化合物半導体エピタキシャル層である。
第1の基板の形成に用いられる材料、例えばGaAsは、第2の基板の形成に用いられる材料、例えばSiよりもはるかに高価である。同じ第1の基板を繰り返し用いてその上で半導体薄膜片を形成し、複数の第2の基板に転写することにより、LEDユニットの量産コストを下げることができる。
Si基板上の接合層19は、メタル層等の導通層であり、半導体薄膜片14が転写される接合領域18に設けられている。この接合層19は、半導体薄膜片14が共通電極を裏面で取る場合は、半導体薄膜片と密着させる際にこれと電気的に接続される。そして、この接合層19は半導体基板12の集積回路領域16の共通電極といずれかの部位で電気的に接続される。層間絶縁膜21は、集積回路配線部16、高さ調整層23、あるいは、接合層19等を絶縁する。高さ調整層23は、半導体薄膜片14が転写される接合領域18に、接合層19の上面の高さを調整するために設けられている。図示の例では、高さ調整層23は、配線層25、27および層間絶縁膜26等により形成される。
半導体薄膜片14の接合を容易にするため、接合層19の上面の高さは、集積回路配線部16の最も高い部分の高さよりも高い(接合層19以外の如何なる部分の高さよりも高い)ことが望ましい。接合層19の高さと集積回路配線部16の最も高い部分の高さの差は、1μm以上、10μm以下とすることが望ましい。この高低差が大き過ぎる場合には、配線形成が困難となり、小さ過ぎる場合には、半導体薄膜の選択的なボンディングの際に転写すべきでない半導体薄膜表面が、接合層19以外の部分と接してしまうことになり好ましくない。十分な高さを得るためには、例えば、接合層19自体を厚くすることも考えられるが、高さ調整層23を設けると、接合層19を厚くする必要が無くなるのでより好ましい。
接合層19を金属で形成する際には、金、パラジウム、Ti−Pt−Au積層、AuGe−Ni−Au積層等の貴金属を含む単層ないし積層の金属層を用いることが好ましい。貴金属を含むメタルはコストがかかるが、高さ調整層23を設けることにより、接合層19を薄くすることができるので、接合層19の形成に用いられる材料のコストを削減できる。また、接合層19を薄くできれば、層形成のための時間も削減できるため、層の形成コストも削減できる。なお、接合層19には、Al、銅を用いることも可能である。
高さ調整層23は、例えば、上記した各層を形成する工程とは別途に、ガラス層、有機膜層、窒化膜層等により形成することができる。その他、高さ調整層23は、集積回路を形成する際の層間絶縁膜ないしメタル層25、27を残留させることにより形成することもできる。この場合は、高さ調整層23を、集積回路を形成する工程で形成でき、それらの工程とは別途に高さ調整のための層を形成する必要がなくなるので、工程を減らすことができ好ましい。このとき、各層を上の層ほど面積を小さく構成し、階段状に形成することにより高い段差(急な段差)の発生を避けることができるので、後にこの上に配線層を形成する際に、その配線層の切断を防止することができるので好ましい。尚、比較的高い高さが要求される場合には、これらメタル層25、27や層間絶縁膜26とともに接合層19を設けるのが好ましいことは言うまでもない。
個別配線29は、半導体薄膜片14と集積回路配線部16の配線層27とを接続する。半導体薄膜片14は、第1の基板から分離乃至剥離されて例えばSi基板等の第2の基板12に転写される。半導体薄膜片14は、その一部又は全領域に半導体素子が形成されており、複数の半導体素子の配列30を含む。層間絶縁膜24は、SiO、Si等の絶縁層からなり、Si基板12と配線層25とを絶縁する。配線層25は、層間絶縁膜24上に形成される集積回路の配線層である。
層間絶縁膜26は、SiO等の絶縁層からなり、配線層25上に形成され、上側の配線層27との間を絶縁する。配線層27は、層間絶縁膜25上に形成される集積回路の配線層である。半導体素子31の列30は、例えば、発光素子を備え、半導体薄膜片14内に形成された素子である。
上記のように形成された接合層19上に半導体薄膜片14を接着する。半導体薄膜片14を接着する際に上記のように接合層19の表面がSi基板12の他の部分よりも高く形成されているので、その上方から半導体薄膜片14を接着する際には、この半導体薄膜片14がSi基板12上の他の部分に触れなくなる。従って、半導体薄膜片14の接着が容易である。
更に半導体薄膜片14の上には、配線と接続する部分を除いて層間絶縁膜21を形成し、さらにその上に半導体薄膜片14と集積回路配線部16の配線層27を接続するように配線層29を形成する。配線層29は層間絶縁膜21に設けられたスルーホールを通して半導体薄膜片14の上部と接続され、集積回路配線部16の配線層27に接続される。
接合層19には上記したように金属でメタル層を形成する場合を説明したが、例えば、半導体薄膜片の+側電極及び−側電極(又はグランド電極)の両者を半導体薄膜片の上面から引き出しできる場合には、上記したメタル層に代えて、例えば絶縁層を設けて高さを調整するようにしても良い。絶縁層としては、ガラス層、窒化シリコン層、PSG層、樹脂層等を用いることができる。さらに、メタル層と絶縁層を重ね合わせたものを接合層として用いることもできる。この場合、最上層をメタル層で構成するのが望ましい。接合層を、配線層で形成することもできる。
なお、図5では配線層が2層の場合を示したが、さらに3層以上の多層配線を有する場合には、配線層27の上に図示しない層間絶縁膜と配線層の組み合わせが必要に応じて積層される。
図8(b)を参照して説明したように、Si基板12(ウェーハ全体)は、複数のICチップ領域33を有する。図6は、そのような複数のICチップ領域33のうちの3つのみを示す。以下図6を参照して各部の寸法相互間の関係について説明する。図6において、装置幅W(C)は、Si基板12上に形成された駆動回路と、半導体薄膜片14とを組合せ、Si基板12をダイシングして個々のチップに分割することにより形成される半導体装置の幅である。この幅は、Si基板のダイシングの後チップとなる領域(「ICチップ領域」或いは「ドライバICチップ領域」と呼ばれる)の幅でもある。接合領域幅W(B)は、Si基板12上の半導体薄膜片14が接合される接合領域18の幅であり、半導体薄膜片幅W(F)はSi基板12上に接合される半導体薄膜片14の幅であり、配列ピッチP(B)はSi基板12上の接合領域18のピッチである。接合領域幅W(B)は、半導体薄膜片幅W(F)の幅と、半導体薄膜片を接着する際の位置決め誤差を考慮したマージンの合計となる。
図6に示したとおり、接合領域18の幅W(B)は半導体素子のチップ幅W(C)よりも狭い。また、接合層19に接合した半導体薄膜片14の幅W(F)は接合領域18の幅W(B)以下の幅である。また接合領域18の配列ピッチP(B)は、半導体素子チップ幅W(C)よりも大きい。つまり、W(C)≧W(B)≧W(F)と言う関係が成り立つ。
なお、本実施の形態では、発光素子となる半導体薄膜層をGaAs基板(第1の基板)上に形成し、発光素子を駆動するためにSi基板(第2の基板)上に形成したドライバICチップ領域にその半導体薄膜層を接合した半導体素子の場合を説明したが、本発明の半導体素子は、必ずしも、GaAs基板上に形成した半導体薄膜片をSi基板上に形成したドライバICチップ領域に転写する場合に限定されるものではない。
第1の基板上の半導体薄膜片は上記以外の化合物半導体、例えば、InP、AlGaInP、InGaAsP、GaN、InGaN、AlGaNなどを含む半導体層であってもよいし、無機半導体、例えば、単結晶Si、ポリSiなどであってもよい。また、第1の基板は、所望の半導体薄膜片材料にしたがって、GaAs以外の半導体基板、例えば、InP、GaP、サファイア、Siなどであってもよい。また、第2の基板についてもSi基板以外にガラス、セラミックス、金属、プラスチック、石英などであってもよい。また、半導体素子は発光素子以外の素子、例えば、受光素子、駆動素子、メモリ素子、演算素子、圧電素子などであってもよい。
このように、本発明の実施の形態1の半導体装置によれば、第2の基板上の半導体薄膜片が接合される領域に、ドライバICの形成工程で同時に形成される高さ調整層を設けたので、半導体薄膜片が接合される接合層の上面の高さを周囲よりも高くするために用いられる材料を減少させ、その材料の厚みを減少させることができ、接合層に用いられる高価な材料の使用量を低減させてコストダウンでき、接合層の形成時間を短縮させることができる。
尚、本発明の実施の形態1の半導体装置によれば、半導体薄膜片14の接続領域には集積回路が形成されていないが、このように構成することにより、半導体薄膜片の接合領域を平坦に保つことができ、高い密着力で半導体薄膜片14と半導体基板12とを接着することができる。
ここで、半導体基板12における半導体薄膜片14の接合領域下に集積回路を形成することにより半導体基板12の利用効率を向上させることも可能であるが、この場合には、金属、絶縁層などから成る表面平坦化層を別途設け、その表面の凹凸をエッチングなどにより平坦化する表面平坦化処理を行う必要がある。
<実施の形態2>
次に本発明の実施の形態2を図7(a)〜26を参照して説明する。図7(a)は、半導体薄膜片14が形成され、剥離される第1の基板例えばGaAs基板35と、半導体薄膜片14が転写される第2の基板例えばSi基板12を示す。GaAs基板12とSi基板12とは同じ直径を有するように示されているが、それらの直径は異なっていても良い。
図7(b)に示されるように、Si基板12は複数のICチップ領域33を有する。図7(b)には2つのICチップ領域しか示されていないが、図8(b)により良く示されているように、ウェーハ全体にははるかに多くのICチップ領域33が設けられている。半導体薄膜片14はそれぞれのICチップ領域33に接合される。
半導体薄膜片14をGaAs基板35からSi基板12へ転写する際の扱いを容易にするため、図7(c)に示すように、半導体薄膜片14は、それぞれ半導体薄膜片14に対応して設けられた個別支持体(第1の支持体)37によって支持され、個別支持体37は、連結支持体(第2の支持体)39によって支持される。半導体薄膜片14、個別支持体37及び連結支持体39の組合せは薄膜基板61と呼ばれる。
図7(c)に示されるように、半導体薄膜片14が接合される前に、配線部16、接合層19及び高さ調整層23がSi基板12のICチップ領域33の各々に形成される。配線部16、接合層19及び高さ調整層23が形成されてSi基板12が集積回路基板13とも呼ばれる。
半導体薄膜片14は例えば半導体エピタキシャル層で形成される。半導体エピタキシャル層は例えば発光素子を構成するpn接合部を含む。
半導体薄膜基板61を形成する工程を図12〜図16、及び図12、並びに図8(a)を参照して説明する。
GaAs基板35上に、半導体薄膜片14が等間隔ないしピッチで配置された位置に形成される。半導体薄膜片14はGaAs基板35から分離されるとき、個別支持体37及び連結支持体39に支持される。個別支持体37及び連結支持体39に支持される際の半導体薄膜片14のピッチは、GaAs基板35上に位置しているときのピッチと同じである。
個別支持体37は、例えば、感光性の材料で形成される。個別支持体37の形成工程において、最初に連続した層が形成され、次にフォトリソ技術によりパターニングされて個別支持体となる。連結支持体39は、例えば、好ましくはUV光透過性の石英ガラス等によるガラス基板で形成される。連結支持体39における個別支持体37を連結支持する表面は平坦であり、個別支持体37の厚み寸法(半導体薄膜片14の表面に垂直の方向の寸法)が互いに均一になるようにする。これにより、半導体薄膜片14の高さ方向の寸法を均一にすることができ、各チップ領域33に位置決めされた半導体薄膜片14を、多層配線部16(あるいはチップ領域33内の他の如何なる部分)の表面よりも高い位置にある接合領域18の上面にのみ選択的に接触させることができる。
また、個別支持体37と連結支持体39の間には、熱もしくは光により粘着力が変化する粘着層、あるいは、電気的もしくは磁気的引力もしくは圧力差による引力で吸着状態を制御できる吸着面が設けられている。
半導体薄膜片14がSi基板12上に転写される際、接合層19に整列した複数の半導体薄膜片14が一括して(一度に)転写される。図7(c)には2つの半導体薄膜片14が同時に転写される状態を示している。
図8(a)は、GaAs基板35上の半導体薄膜片14の配置の例を示す。図示のように、半導体薄膜片14は等間隔乃至ピッチP1で配列されている。図8(b)は、Si基板12上の、半導体薄膜片14が転写されるICチップ領域33の配置を示す。図示のように、ICチップ領域33は、等間隔乃至ピッチP2で配置されている。配列ピッチP2ha,図6の配列ピッチP(B)に対応する。P1、P2は次の式(1)を満足する関係を有する。
P2=a*P1(a≧1の整数) ・・・(1)
図9〜図11は、図8の配列ピッチP2で形成された接合領域18に半導体薄膜片を転写する工程を示す断面図である。
図9〜図11で、3つおきの半導体薄膜片14から成る半導体薄膜片の組が集積回路基板13内の接合領域18の配列ピッチに合致し、3つおきの半導体薄膜片14が一括して接合されるものとしており、この点で図7(2つのおきの半導体薄膜片14が一括して接合される場合を示す)と異なる。
図9に示すように、ICチップ領域33の各々において、集積回路領域41内に集積回路配線部16を含むドライバICが形成され、集積回路領域41に隣接して高さ調整層23が形成され、高さ調整層23の上に接合層19が形成された集積回路基板13が予め形成される。接合層19は例えばメタルで形成される。
接合層19のSi基板12からの高さは、集積回路領域41内の他の部材よりも高くなるように形成される。
連結支持体39は、図7(c)により説明したように、個別支持体37を連結支持するものであり、例えば、UV光透過性の石英ガラス等により形成されたガラス基板であり、連結支持体39における個別支持体37を連結支持する表面は平坦であり、個別支持体37の厚み寸法が均一になるようにする。これにより、半導体薄膜片14の高さ方向の寸法を均一にする、即ちそれらの底面(Si基板12との接合の際、Si基板12に向けられる面)が面一となることができ、集積回路領域41の表面よりも(あるいはチップ領域33内の他の如何なる部材よりも)高い位置にある接合層19の表面のみ選択的に半導体薄膜片14を接触させることができる。粘着層38は、例えば光硬化性の粘着層であり、個別支持体37と連結支持体39を接着している。
図9乃至図11に示すように、接合領域18に整列した半導体薄膜片14が選択的にSi基板12上の接合層19に接合される。図示の例では、3つおきの半導体薄膜片14から成る半導体薄膜片の組が接合領域18の配列ピッチに合致しており、3つおきの半導体薄膜片14が接合領域18に整列している。接合領域18に整列していない半導体薄膜片14は接合層19に接合されない。図10は、3つおきの半導体薄膜片14のみが対応する接合層19に接合された状態を示している。選択的接合は、接合層19と、配線層16など、周囲の領域の部材との高さの違いによって成される。
これに加えて、UV透過性の連結支持体39の側から、接合領域18に整列した粘着層38にUV光を選択的に照射することもできる。UV光が照射された領域の粘着層38の粘着力は低下する。すると、接合層19と半導体薄膜片14との接合強度は、粘着層38における粘着力が低下した領域の半導体薄膜片14と個別支持体37とを連結支持体39に接着する強度よりも強くなり、半導体薄膜片14は接合層19に転写される。
図11は、個別支持体37及び連結支持体39により支持された半導体薄膜片14の配列ピッチと、Si基板12上の接合領域18の配列ピッチを示す。図示の例では、半導体薄膜片14の配列ピッチP1は150μmであり、半導体薄膜片14が接合される接合領域18の配列ピッチP2は600μmであり、上記の式(1)は、
P2=4*P1
となっている。
以下、上記の半導体装置の製造方法について図12乃至図19を参照して、より詳しく説明する。図12乃至図19を参照する以下の説明では、2つおきの半導体薄膜片14から成る半導体薄膜片の組が第2の基板12上の配列ピッチに合致し、2つのおきの半導体薄膜片14が同時に接合されるものとしており、この点で、図9乃至図11(3つおきの半導体薄膜片14が同時に接合される場合を示している)とは異なる。
図12は、GaAs基板35上の半導体薄膜片14と、半導体薄膜片14上に形成された個別支持体37とを示す、部分的に拡大した斜視図である。図12にはさらに、半導体薄膜片14とGaAs基板35の間の犠牲層(剥離層)43が示されている。犠牲層43、半導体薄膜片14及び個別支持体37はGaAs基板35上に積層されている。犠牲層43は、半導体薄膜片14をGaAs基板35から分離するために設けられている。
ここで、半導体薄膜層14の層構成の例を図22に示す。
半導体薄膜片14は、GaAs基板35上に形成された半導体薄膜層14wを分割することにより形成される。分割は、半導体薄膜片14となる領域相互間に溝を形成することにより成される。
図22は、個々の半導体薄膜片14への分割の前の層構成を示し、半導体薄膜層が符号14wで示され、薄膜片(14)から区別されている。
図22で、第1の基板であるGaAs基板35上には、半導体薄膜層14wをエピタキシャル成長させるためのバッファー層(GaAsバッファー層)52が形成され、その上に例えばAlAs層である犠牲層43が形成され、その上に半導体薄膜層14wが形成される。半導体薄膜層14wで、第1のコンタクト層54は、例えばn型GaAs層、第1のクラッド層55は例えばn型AlGa1−XAs層、第1の活性層56は例えばn型AlGa1-YAs層、第2の活性層57は例えばp型AlGa1-YAs層、第2のクラツド層58は例えばp型AlGa1−ZAs層、第2のコンタクト層59は例えばp型GaAs層である。
半導体薄膜層14wを分割することにより形成される半導体薄膜片14は、同じ層構成を有する。図22以外の図では、層構成の詳細は省略され、またバッファー層43も省略されており、犠牲層43も多くの図で省略されている。
半導体薄膜片14と個別支持体37及び連結支持体39の組合せを形成する工程について説明する。
図13に示される犠牲層43、及びエピタキシャル層から成る半導体薄膜片14がGaAs基板35上に形成される。次に、個別支持体37の形成に用いられる材料の層が形成される。この層から半導体薄膜片14と同様のパターンを有する個別支持体37が形成される。
この工程では、まず、個別支持体層37には、材料として例えば感光性材料を含む材料が用いられ、フォトリソ工程によって半導体薄膜層14と同様なパターンが形成される。さらに、形成された個別支持体層37のパターンをエッチングマスクとして、半導体薄膜層14wが選択的にエッチングされる。即ち、個別支持体37で被覆されていない領域の半導体薄膜層14wが、少なくとも犠牲層43が露出する深さまでエッチングされる。このエッチングでは、例えば、燐酸過水[燐酸+過酸化水素水+純水]をエッチング液に使うことができる。
次に図13に示すように、連結支持体39が個別支持体37の上に接着される。図13に矢視XIV方向から見た断面図を模式的に図14に示した。図14に示されるように、GaAs基板35上に、下から順に、GaAs基板35上に半導体薄膜層(エピタキシャル成長層)を設けるためのGaAsバツファー層52、犠牲層43、半導体薄膜片14、個別支持体37、粘着層38、および連結支持体39が形成される。粘着層38は、個別支持体と連結支持体を接着するためのものであり、例えば、光照射あるいは加熱などによって接着力を制御することができる粘着層である。ここで、接着力の制御とは、光照射、加熱によって初期に備えた接着力を減少させることを意味する。
連結支持体は、例えばガラスなどの固い基板、あるいはPETなどの有機物材料を主体とするブラスティック基板などのフレキシブル基板である。
次に、図15に示すように、GaAs基板35、バッファー層52、犠牲層43、半導体薄膜片14、個別支持体37、粘着層38、及び連結支持体39の組合せを、エッチング液に浸漬し、犠牲層43を選択的にエッチングする。エッチングに適した時間だけ浸漬した後、適宜水洗処理を施し、図16に示すように、半導体薄膜片14、個別支持体37、粘着層38及び連結支持体39の組合せが、GaAs基板35及びバッファー層52から分離される。半導体薄膜片14、個別支持体37、粘着層38及び連結支持体39の組合せは、薄膜基板61とも呼ばれる。
次に、図17に示すように、接合層19及び集積回路15(半導体薄膜片14と組合せられる予定のもの)が形成されたSi基板12を含む集積回路基板13と、薄膜基板61とについて、それらの接合面が接合に通した表面、例えば親水性表面となるように表面処理を実施する。
表面処理は、例えば、表面をエッチングするエッチング液に浸漬する、あるいは真空中でプラズマ照射あるいは、真空中、あるいは、大気圧中でイオン照射する方法を適宜選択することができる。プラズマあるいはイオン照射においてガスを用いる場合には、例えば、水素、窒素、酸素、アルゴン、アンモニア、空気(窒素、酸素を主成分とする混合ガス)などのガスから適宜選択することができる。
次に、2つのおきの半導体薄膜片14から成る第1の組の半導体薄膜片が接合領域18と整列する(位置合わせする)ように、薄膜基板61と集積回路基板13を対向させる。接合領域18に整列した第1の組の半導体薄膜片14は、図18に示されるように、半導体薄膜片14の表面と接合層19の表面との間の分子間力を利用して接合される。
この際、半導体薄膜片14とその半導体薄膜片の個別支持体37が、接合層19上に転写されるように、個別支持体37と連結支持体39との間の接着力を減少させる。このために、例えば光63を照射する。ここでは、図14に示したように、個別支持体37と連結支持体39との間に粘着層を備え、その粘着層の接着力は、光照射(例えばUV照射)63によって、半導体薄膜片14の表面と接合層19の表面との分子間力よりも小さくなるようにしている。
薄膜基板61の半導体薄膜片14の列のうち、2つのおきの半導体薄膜片14から成る半導体薄膜片の組が接合領域18の配列ピッチに合致しており、接合領域18と同時に整列が可能であり、接合層19に同時に接合可能である。接合層19と周囲の部材との高さの違いにより選択的接合が可能である。このようにして、基板61の半導体薄膜片14の中から選択された第1の組の半導体薄膜片がSi基板12の接合層19に接合される。
その後、図10で示したのと同様に、連結支持体39の側から接合層19に整列した粘着層38の部分に、UV光が選択的に照射され、接合層19に整列した粘着層38の粘着強度が低下し、半導体薄膜片14は接合層19に接合される。接合領域18の配列ピッチに対応せず残った半導体薄膜片14は、接合層19に接合されない。
図19に示すように、連結支持体39が持ち上げられるとき、残った半導体薄膜片14及びこれに接合された個別支持体37も連結支持体39とともに持ち上げられる。残った半導体薄膜片14、これに接合された個別支持体37、及び連結支持体39は、図18の処理工程の後の薄膜基板61を構成する。
図17の処理工程で、集積回路基板13の接合領域18と整列せず、従って集積回路基板13に転写されず、薄膜基板61に残っている。残っている半導体薄膜片14(即ち尚も薄膜基板61の一部をなす半導体薄膜片14)の中から選択された第2の組の半導体薄膜片14が、同じ集積回路基板13の他の部分、又は他の集積回路基板13の接合層19に接合される。第2の組の半導体薄膜片14は、連結支持体39上の2つのおきの接合位置の半導体薄膜片14から成る。ここで、「接合位置」とは各半導体薄膜片14とそれに接合された個別支持体37の組合せが連結支持体39に接合されている、或いは接合されていた位置を言う。「接合位置」と言う用語を用いて表現すれば、「第1の組の半導体薄膜片14も2つおきの接合位置の半導体薄膜片14から成る」と言うことができる。第2の組の半導体薄膜片14もまた、集積回路基板13の接合領域18の配列ピッチと合致している。
同じ集積回路基板13の他の部分、又は他の集積回路基板13に第2の組の半導体薄膜片14を接合乃至転写するには、図20に示されるように、第2の組の半導体薄膜片14が接合領域18と整列するように、薄膜基板61と集積回路基板13とを対向させ、図18を参照して説明したのと同様に、第2の組の半導体薄膜片14を接合層19に接触させる。
接合領域18に整列した半導体薄膜片14のみが接合層19に接合され、残りの半導体薄膜片14及びそれに接合された個別支持体37は連結支持体39に付着したままであり、尚も薄膜基板61の一部を成す。
その後図21に示すように連結支持体39が持ち上げられると、尚も残っている半導体薄膜片14及びこれに付着した個別支持体37も持ち上げられる。尚も残っている半導体薄膜片14、個別支持体37及び連結支持体39が、上記の転写の後の薄膜基板61を構成する。
選択された半導体薄膜片14の組を、図20に示されるのと同様にして、同じ集積回路基板のさらに他の部分、又は他の集積回路基板13の接合領域18と整列するように位置決めし、図21に示されるとの同様にして、接合領域18に整列した半導体薄膜片14のみを転写する処理(工程)の繰り返しが、薄膜基板61に半導体薄膜片14がなくなるまで、或いは薄膜基板61に十分な数の半導体薄膜片14が残されなくなるまで、続けられる。
図23に示されるように、半導体薄膜片14と個別支持体37とが集積回路基板13に接合された後、個別支持体37は例えば有機溶剤あるいは剥離剤を使用して除去することができる。
個別支持体37の除去の後、集積回路基板13上の半導体薄膜片14は、素子分離により分割されて発光素子31の列となる。素子分離は、例えば標準的なフォトリソエッチング工程により成される。
次に図25に示されるように、発光素子31が形成された領域及び個別配線が形成される予定の領域に、層間絶縁膜21が形成される。
次に、層間絶縁膜21の、発光素子31とのコンタクトを取る領域に、開口67が形成される。
次に、図26に示されるように、開口67を貫通して発光素子31と接続し、発光素子31を集積回路(例えば駆動回路)の駆動出力端子と接続する個別配線29が形成される。
この実施の形態では、接合層19は、駆動回路の共通電位側の端子と予め電気的に接続されている。
なお、上記した実施の形態は、第1の基板であるGaAs基板上に形成した発光素子を含む半導体薄膜片を、第2の基板であるSi基板12を含む集積回路基板13のドライバICチップ領域33に接合する半導体装置の製造方法であって、ドライバICチップ領域33の配列ピッチに合致する半導体薄膜片14が選択的に接合される方法である。しかし、本発明は、第1の基板がGaAs基板であり、集積回路基板13がSi基板12を含む場合に限定されない。
また、本実施の形態における第1の基板上に形成される半導体薄膜片の材料は、上記したものとは別の化合物半導体、例えば、InP、AlGaInP、InGaAsP、GaN、InGaN、AlGaN等を含む半導体層であってもよいし、無機半導体、例えば、単結晶Si、ボリSiなどであってもよい。また、第1の基板は、上記した任意の半導体薄膜片の材料に対応させて、GaAs以外の半導体基板、例えば、InP、GaP、サファイア、Siなどであってもよい。また、第2の基板についてもSi基板以外にガラス、セラミックス、金属、プラスチック、石英などを用いてもよい。
また、本実施の形態では、半導体素子は、発光素子以外の素子、例えば、受光素子、駆動素子、メモリ素子演算素子、圧電素子などであってもよい。また、個別支持体を省略して、連結支持体を直接半導体薄膜片上に設けるように形態しても良い。この場合、第2の基板へ転写される半導体薄膜片は、連結支持体に直接接着され、後にこれから分離(剥離)され、第2の基板に接合されるが、連結支持体からの分離及び第2の基板への接合の際に、光63を照射するなどして半導体薄膜片と連結支持体間の接着力を弱めてから安定した状態で剥離、接合ができるので、連結支持体における半導体薄膜片を接合する面のクリーニング等の処理を容易にすることができる。
このように、本発明の実施の形態2の半導体装置の製造方法によれば、第1の基板上に形成された半導体薄膜片の配列ピッチP1、従って個別支持体37及び連結支持体39によって支持された半導体薄膜片14の配列ピッチP1を、第2の基板上のドライバICチップ領域33毎の接合領域の配列ピッチP2に対して整数分の1となるようにし、第1の基板上の半導体薄膜片のうち、第2の基板上の接合領域に対応する半導体薄膜片、従って個別支持体37及び連結支持体39に支持された半導体薄膜片14のうちの接合領域18に整列したもののみを集積回路基板13の接合層19に接合し、他の領域の半導体薄膜片を、同じ集積回路基板の異なる部分、又は別の集積回路基板の接合層19に接合することとしたので、第1の基板上に列をなすように形成された複数の半導体薄膜片を、第2の基板上に1回の接合工程で配列ピッチを変換して接合することができる。
<実施の形態3>
図27は、本発明の実施の形態3の半導体装置の製造方法のひとつの工程を示す斜視図である。
図27に示された工程は、図10に示された工程に対応する。図27に示された工程において、マスク69を用いて薄膜基板61、特にその個別支持体37及び連結支持体39の間の粘着層38への光の選択的照射が行われ、これにより個別支持体37及び連結支持体39の間の接着力を低下させている。
マスク69は、例えば石英ガラスにクロムメッキを施したマスク69を用い、クロムメッキを施した部分71が遮光し、クロムメッキが施されていない部分73は光を透過させる。クロムメッキが施されていない部分73を透過した光は薄膜基板61の、接合領域18に対応する領域77を照射する。照射された領域77の粘着層38の接着力は低下し、半導体薄膜片14及び個別支持体37は連結支持体39から容易に分離する。
また、マスク69を用いる方法の他に、例えば、紫外線レーザによるレーザスキャンを実施して選択的に光照射を実施しても良い。
このように実施の形態3によれば、接合領域18に対応する半導体薄膜片14のための個別支持体37と連結支持体39との間の接着力を選択的に減少させることにより、半導体薄膜片14を選択された接合領域18の接合層19のみへ転写させることができるので、他の集積回路基板13あるいは他のICチップ領域33に転写されるべき半導体薄膜片14は、そのまま連結支持体39に接着され状態が安定して維持される。これにより、次の半導体基板あるいは他のドライバICへの残った半導体薄膜片の転写が可能になり、また、半導体薄膜の接合面のクリーニングを容易にすることができる。
上記のように選択的に光の照射を行う代わりに、例えば、選択された半導体薄膜片14のみが接合領域18に接合され、他の半導体薄膜が薄膜基板61に残るように接着力を減少させることができる場合には、光照射を薄膜基板61の全面に実施しても良い。
<実施の形態4>
図28〜図33は、本発明の実施の形態4の半導体装置の製造方法を示す図である。
図28は、図7(c)に示したものと類似の薄膜基板61と、仮置き基板79とを示す。薄膜基板61は実施の形態2で説明したのと同様の方法により図示しない第1の基板の上で形成されたものである。
仮置き基板79は例えば半導体薄膜片14と個別支持体37を真空吸着することができる真空チャックであり、半導体薄膜片14と個別支持体37の一時的支持乃至仮置きのために用いられる。各半導体薄膜片14とそれに接合された個別支持体37の組合せは剥離片81とも呼ばれる。
まず、個別支持体37及び連結支持体39を設けた半導体薄膜片14を含む薄膜基板61が図示しない第1の基板から分離された後、図28に示すように仮置き基板79上に置かれ、次に、図29に示すように連結支持体39が除去される。この工程では、例えば、光又は熱によって、粘着層38の接着力を減少させる。粘着層38は、光硬化型、熱発泡型、あるいは、熱溶融型のものを用いることができる。光あるいは熱によって個別支持体37と連結支持体39の間の接着力を減少させることにより、連結支持体39を個別支持体37から容易に分離することができる。
次に図30及び図31に示すように、複数の半導体薄膜片14のうち、一部の個別支持体37及び半導体薄膜片14のみ接着ないし吸着できるように設けられた粘着層84を有するピックアップヘッド83を仮置き基板79上の剥離片81と整列させる。粘着層84は選択されるべき剥離片81のピッチに対応する一定の間隔で設けられた領域(接着領域)に設けられている。図30及び図31に示す例では、2つおきの剥離片が選択される。選択されるべき剥離片81のピッチ(間隔)は、集積回路基板13の接合領域の配列ピッチに等しい。
粘着層84が設けられた領域の各々は、個別支持体37の上面の形状に対応する形状を有する。粘着層84の各領域の形状は、個別支持体37の上面の形状と同一であっても良く、また整列誤差を許容するため、個別支持体37の上面の形状と同一の形状のみならず、その周辺の部分を含むように拡大されていても良い。
粘着層84の領域が選択されるべき剥離片81と整列するように、ピックアップヘッド83を仮置き基板79と整列させ、ピックアップヘッド83を選択された剥離片81の個別支持体37の上面に接合させる。
ピックアップヘッド83の接着領域への粘着層84の形成には、例えば、ナノインプリント技術、スクリーン印刷技術あるいはディスベンス技術などを使うことができる。
次に図31及び図39に示すように、ピックアップヘッド83を降下させ(仮置き基板79に近づけ)選択されるべき剥離片81の個別支持体37に接着させる。
次に、図33に示すように、ピックアップヘッド83を上昇させ、ピックアップヘッド83とともに、選択された剥離片81を持ち上げ、仮置き基板79から分離する。
仮置き基板83の粘着層84は、剥離片81(特に半導体薄膜片14の底面)が仮置き基板79に接着している付着力乃至吸着力よりも十分に大きな接着力を有するようにする。
複数の選択された剥離片81が付着されたピックアップヘッド83は、図9に示すのと同様の集積回路基板13と整列させられ、その剥離片81が集積回路基板13の接合領域18と整列させられる。ピックアップヘッド83上の選択された剥離片81の配列ピッチは集積回路基板13の接合領域18の配列ピッチと同一であり、従って選択された剥離片81は接合領域18とそれぞれ整列させられる。ピックアップヘッド18は集積回路基板13に向けて降下され(近づけられ)、剥離片81(特にその半導体薄膜片14の底面)が接合層19と接触させられ、接合される。
ピックアップヘッド83の側から、粘着層84にUV光を照射し、接着力を弱めるようにしても良い。
その後ピックアップヘッド83を上昇させると、剥離片81は接合層19に付着した状態で残る。
上記したピックアップヘッド83を用いて剥離片81を仮置き基板79から選択的にピックアップし、剥離片81を集積回路基板13の接合層19に接合する処理は、例えば剥離片81が無くなるまで、又は十分な数ではなくなるまで繰り返される。
上記の例では、粘着層84は選択されるべき剥離片81のピッチに対応する間隔で設けられた領域に設けられている。
代りに、図34に示すように、選択されるべき剥離片14のピッチに対応する間隔で設けられた領域(接着領域)に図34に示したような凸状部86を形成し、粘着層87をピックアップヘッド87の下面の全面に設けても良い。凸状部86の高さは例えば100μmとすることができる。
さらにまた、図35に示すように、ピックアップヘッド83は平らな下面83bを有し、粘着層89がピックアップヘッド83の下面83bの全体に形成されていても良い。この場合、粘着層89は熱又は光により粘着力が変化するものであることが望ましい。接着領域92以外の領域(非接着領域)91の粘着層89に選択的に光を照射し、非接着領域91における接着力を低下乃至消失させる。
さらにまた、図37に示すように、ピックアップヘッド83の下面83bの粘着層96を覆うシート94を設けても良い。このシート94は、選択的にピックアップされるべき剥離片のピッチに対応する間隔で設けられた領域に開口95を有する。ピックアップヘッド83が仮置き基板79に向けて降下される(近づけられる)と、開口95の部分においてのみ、即ち選択されるべき剥離片81の個別支持体37の上面においてのみ、粘着層96と個別支持体37の上面との直接接触、従って付着が起こる。
図38に示すようにピックアップヘッド83が持ち上げられると、選択された剥離片81が仮置き基板79から分離される。
実施の形態4においては、第1の基板35上と同じピッチで仮置き基板79上に置かれた半導体薄膜片14がピックアップヘッド83により選択的にピックアップされる。仮置き基板79上の半導体薄膜片14のうち、粘着層96が形成され、露出され、或いは凸状部状に設けられた領域に対応する、従って集積回路基板13の接合層19に対応する位置にあるものが選択される。このようにして、選択的に分離された半導体薄膜片14が集積回路基板13の接合層19に一括して接合される。仮置き基板79上の残りの半導体薄膜片を同様の方法で順次ピックアップし、全ての半導体薄膜片14を同じ集積回路基板の異なる部分、或いは異なる集積回路基板へ一括して接合することができる。
このように実施の形態4によれば、第1の基板から分離(剥離)された半導体薄膜片14を仮置き基板79に仮置きし、選択的に仮置き基板79から取り出すようにしたので、集積回路基板13上に半導体薄膜片14を接合する際に、接合予定の半導体薄膜片14だけを集積回路基板13上に近接および接合させることができ、位置合わせと接合処理を容易にすることができる。
上記の実施の形態では、仮置き基板79は、真空チャックで構成されている。代りに、熱又は光により粘着力が変わる粘着層を有するものであっても良く、また熱もしくは光による粘着力の変化を誘起する粘着層、あるいは、電気的もしくは磁気的引力もしくは圧力差による引力で吸着状態を制御できる吸着面を具えるものであっても良い。
また、上記した各実施の形態では、画像形成装置の感光体ドラムへの書込やデータの読込の場合で、発光素子がアレイ状で1列の場合の半導体装置の例について示したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば、発光素子が単独で1個のみの場合や、LEDヘッドほど発光素子が多くない場合の応用である光通信などにおいては、レンズの先に光ファイバ等を結合させることで、多ビットの光信号の授受等に用いても良い。
また、上記した各実施の形態の半導体装置を用いてLEDヘッド、あるいは、画像形成装置を制作する場合、上記したように本発明では、一括して選択された半導体薄膜片を転写できるので製造コストが低減できることから、LEDヘッド、あるいは、画像形成装置についても、小型化およびコスト低減が可能になる。
また、上記した各実施の形態の発光素子群に関し、pn接合を備えた半導体エピタキシャル層の構造を素子分離エッチングすることにより形成し、各発光素子が各々1個の発光部を備える場合を示したが、例えば、不純物をエピタキシャル層中に選択拡散させて図42に示すような構造を形成しても良い。このようにした場合には、1発光素子が複数の発光部を備える構造となる。この場合、駆動素子も、各発光部に個別に対応させるようにする。
また、アレイ状の発光素子あるいは各発光部の配列は1列とは限らず、複数であっても良い。例えば、発光部が2列に形成される場合、一つの列の各発光部の間に位置するように、他の列の発光部を配置しても良い。この場合も駆動素子を各発光部に個別に対応させるようにする。
図7(a)乃至図26を参照して説明した実施の形態2及び図28乃至図39を参照して説明した実施の形態4の両者に共通する特徴は、第1の基板35上に形成され、集積回路基板13の接合領域18に対応する半導体薄膜片14の組が集積回路基板13の接合層19に選択的に接合されることである。接合に先立ち、実施の形態2で説明したように、半導体薄膜片14を第1の基板35から分離し、連結支持体39を含む支持部材によって支持することもできる。半導体薄膜片14を集積回路基板13に転写する前に、実施の形態4で説明したように、半導体薄膜片14を仮置き基板79に仮置きし、ピックアップヘッド83により選択的にピックアップすることもできる。
本発明実施の形態1の画像形成装置の要部構成を模式的に示す要部構成図である。 図1の露光装置であるLEDプリントヘッドの要部構成を示す構成図である。 図2のLEDユニットの概略構成を示す斜視図である。 図3に示したLEDユニットの製造途中の概略構造を示す斜視図である。 図3のV−V断面の具体例を示す断面図である。 Si基板上のICチップ領域の配置を示す概略的平面図である。 (a)は、本発明の実施の形態2における第1の基板から第2の基板への半導体薄膜片の転写の概念を示す図であり、(b)は第2の基板上の半導体薄膜片の配置を示す平面図であり、(c)は、薄膜基板の半導体薄膜片を、第2の基板上の接合層に整列する方法を示す斜視図である。 (a)は第1の基板であるGaAs基板上の半導体薄膜片の配置を示す図であり、(b)は第2の基板であるSi基板上のICチップ領域及び該ICチップ領域に接合される半導体薄膜片の配置を示す平面図である。 接合領域に3つおきの半導体薄膜片を整列させる除隊を示す断面図である。 3つおきの半導体薄膜片を接合領域に接合させ、残りの半導体薄膜片を連結支持体とともに持ち上げた状態を示す断面図である。 図10の半導体薄膜片および接合領域の配列ピッチの関係の数値例を示す断面図である。 第1の基板上に形成された剥離予定の半導体薄膜片及び個別支持体を示す斜視図である。 連結支持体が個別支持体の上に接着された連結支持体を示す斜視図である。 図13の矢印XIV方向から見た(但し半導体薄膜片を一つのみと、それに関連する部材のみを示す)概略断面図である。 第1の基板、半導体薄膜片、個別支持体および連結支持体を含む組合せをエッチング液に浸漬して犠牲層を選択的にエッチングする様子を示す図である。 半導体薄膜片、個別支持体及び連結支持体を含む薄膜基板を第1の基板から分離する様子を示す斜視図である。 薄膜基板の2つおきの半導体薄膜片が集積回路基板の接合層に整列した状態を示す斜視図である。 薄膜基板の2つおきの半導体薄膜片が集積回路基板の接合層に接触した状態を示す斜視図である。 薄膜基板の2つおきの半導体薄膜片が集積回路基板の接合層に接合され、残りの半導体薄膜片が連結支持体とともに持ち上げられた状態を示す斜視図である。 薄膜基板に残っている半導体薄膜片の一部が集積回路基板の接合層に整列した状態を示す斜視図である。 接合層に整列した半導体薄膜片のみが集積回路基板に転写された状態を示す斜視図である。 半導体薄膜片の層構成を示す断面図である。 個別支持体が除去され、半導体薄膜片が接合層上に残った状態を示す斜視図である。 半導体薄膜片から素子分離により個別発光素子の列が形成された状態を示す斜視図である。 図24の各発光素子及び個別配線を形成する予定の領域に層間絶縁膜を形成した状態を示す斜視図である。 コンタクト領域と駆動出力端子とを結線する個別配線を形成した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3の半導体装置の製造方法における、粘着層へのUV光の選択的照射を示す斜視図である。 薄膜基板が仮置き基板上に置かれる状態を示す概略斜視図である。 薄膜基板が仮置き基板の置かれた後、連結支持体が除去された状態を示す斜視図である。 ピックアップヘッドの粘着層が設けられた領域が個別支持体と整列した状態を示す斜視図である。 ピックアップヘッドの粘着層が設けられた領域が個別支持体と整列した状態を示す断面図である。 ピックアップヘッドの粘着層が個別支持体に接着された状態を示す断面図である。 半導体薄膜片が仮置き基板から分離された状態を示す断面図である。 ピックアップヘッドの凸状部が個別支持体と整列した状態を示す断面図である。 ピックアップヘッドの粘着層の選択された領域が個別支持体と整列した状態を示す断面図である。 ピックアップヘッドにより、個別支持体と半導体薄膜片とが持ち上げられた状態を示す断面図である。 ピックアップヘッドの粘着層の露出部が個別支持体と整列した状態を示す断面図である。 ピックアップヘッドにより、個別支持体と半導体薄膜片とが持ち上げられた状態を示す断面図である。 図32の状態に対応する斜視図である。 従来のLEDプリントヘッドのLEDアレイチップを示す斜視図である。 各発光部に対応する個別の電極パッドを示す平面図である。 基板上に形成されたエピタキシャル層の一部に拡散領域が形成された場合を示す断面図である。
符号の説明
12 Si基板、 13 集積回路基板、 14 半導体薄膜片、 16 集積回路配線部(多層配線部)、 18 接合領域、 19 接合層、 21 層間絶縁膜、 23 高さ調整層、 25、27 配線層、 26 層間絶縁膜、 31 半導体素子、 33 集積回路チップ領域、 35 GaAs基板。

Claims (22)

  1. 第1の基板で形成された半導体素子を含む半導体薄膜片を第2の基板に接合して構成される半導体装置であって、該半導体薄膜片の幅は、該半導体装置のチップ幅よりも小さいことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記半導体薄膜片は発光素子であり、第2の基板はSi基板であり、該Si基板上には前記発光素子を駆動するための駆動回路を含むチップ領域が設けられ、前記半導体薄膜片が前記チップ領域に接合される
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第2の基板は半導体薄膜片が接合される接合層を具え、該接合層は、前記第2の基板における前記接合層以外の全ての構成物中で最も高い上面を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記接合領域層は、金属層である
    ことを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記接合領域層は、絶縁層である
    ことを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  6. 前記接合領域層は、半導体層である
    ことを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  7. 前記接合領域層は、金属層と絶縁膜層の積層である
    ことを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  8. 前記接合領域層は、配線層を含む
    ことを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記接合領域層は、最上層が金属である
    ことを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  10. 前記第1の基板上の半導体薄膜片を剥離する時に該半導体薄膜片を支持する支持体を具え、
    該支持体が、熱もしくは光による粘着力の変化を誘起する粘着層、あるいは、電気的もしくは磁気的引力もしくは圧力差による引力で吸着状態を制御できる吸着面を具える
    ことを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載の半導体装置。
  11. 前記粘着層あるいは吸着面は、転写される半導体薄膜片に相当する領域に形成される
    ことを特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
  12. 第1の基板から剥離した半導体薄膜片を第2の基板上にボンディングする工程を含む半導体薄膜片装置の製造方法において、
    第1の基板上の半導体薄膜片の中から複数の半導体薄膜片を選択し、第2の基板上の所定の位置に一括してボンディングする第1の工程と、
    該ボンディング工程で残った半導体薄膜片の中から選択された複数の半導体薄膜片の中から、さらに複数の半導体薄膜を選択し、同じ第2の基板上の異なる部分、又は異なる第2の基板上の所定の位置に一括してボンディングする第2の工程とを有し、
    前記第2の工程を複数の半導体薄膜片が無くなるまで繰り返す
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  13. 前記第1の基板上の複数の半導体薄膜片が第1の等ピッチのパターンで配列され、前記第2の基板上の半導体薄膜片をボンディングする領域が第2の等ピッチのパターンで配列されており、第2の等ピッチは第1の等ピッチの整数倍である
    ことを特徴とする請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記接合領域の配列ピッチは、半導体装置のチップ幅よりも大きい
    ことを特徴とする請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 前記第1の基板から剥離された複数の半導体薄膜片を、仮置きするための仮置き基板上に転写する工程と、
    該仮置き基板上から、該半導体薄膜片を選択的に一括ピックアップする工程と、
    該一括ピックアップした半導体薄膜片群を、一括して第2の基板の所定領域にボンディングする工程と
    を含むことを特徴とする請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
  16. 前記仮置き基板が、熱もしくは光による粘着力の変化を誘起する粘着層、電気的もしくは磁気的引力、もしくは圧力差による引力で吸着状態を制御できる吸着面を具えている
    ことを特徴とする請求項15に記載の半導体装置の製造方法。
  17. 前記仮置き基板から複数の半導体薄膜片を一括ピックアップする工程は、一括ピックアップする半導体薄膜片の配列ピッチと同等の位置に、該半導体薄膜片をピックアップするための粘着層が露出したピックアップヘッドを用いる
    ことを特徴とする請求項15に記載の半導体装置の製造方法。
  18. 前記仮置き基板から複数の半導体薄膜片を一括ピックアップ工程は、
    熱もしくは光による粘着力の変化を誘起する粘着層、電気的もしくは磁気的引力、もしくは圧力差による引力で吸着状態を制御できる吸着面を具えるピックアップヘッドを用いる
    ことを特徴とする請求項15に記載の半導体装置の製造方法。
  19. 前記仮置き基板から複数の半導体薄膜片を一括ピックアップ工程は、
    一括ピックアップする半導体薄膜片の配列ピッチと同等の位置に、該半導体薄膜片をピックアップするための凸状構造を具えたピックアップヘッドを用いる
    ことを特徴とする請求項15に記載の半導体装置の製造方法。
  20. 前記凸状構造は、粘着層を含む
    ことを特徴とする請求項19に記載の半導体装置の製造方法。
  21. 請求項1〜11の何れかに記載した半導体装置を備える
    ことを特徴とするLEDプリントヘッド。
  22. 請求項21に記載したLEDプリントヘッド、および該LEDプリントヘッドに対向して設けられる感光体ドラムを備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
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