JP2005111781A - 並列処理プリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 複雑な印刷ジョブデータ処理を行なことなく、高速性とマルチ処理性とを両立できる並列処理プリンタの提供。
【解決手段】シート状の記録媒体に画像を記録する印刷手段を上下方向に複数配置するとともに、前記印刷手段で印刷された記録媒体を外部から取り出し可能に集積する集積部を複数配置し、該複数の集積部のうち、少なくとも1つの集積部は、前記印刷手段に対して上部に配置され、少なくとも2つの連続する印刷ジョブの間で、異なる集積部を選択することを特徴とする並列処理プリンタ。
【選択図】 図1

Description

本発明は、並列処理プリンタに関し、特に印刷ユニットを特定の積層方向、たとえば上下方向に沿ってに多段に積層した並列処理型並列処理プリンタであって、複数ジョブ結果が混在しないように出力結果のコレート処理およびソーティング処理を行うことができる並列処理プリンタに関する。
大量の印刷物を作成する場合などにおいて、複数台の印刷ユニットを並列的に配置し、これらの印刷ユニットに印刷ジョブを振り分け、これらの印刷ユニットを並列に動作させることにより、高速印刷を実現する並列処理プリンタが種々提案されている。
このようなプリンタとしては、たとえば
(1)並列プリンタにおいて記録部の下流に排紙のタイミングを調整するための領域である排紙バッファを設けたもの(特許文献1)、
(2)平行して印刷処理を行うアレイ型プリンタにおいて帯域が補償されたバスを経由して同胞的にデータを供給するもの(特許文献2)、
(3)第1の記録部と第2の記録部とを有する記録装置であって、第1の記録部に配設された第1の記録手段と、第2の記録部に配設された第2の記録手段と、第1の記録部に記録紙を送給する第1の給紙手段と、第1の記録部に送給された送給された記録紙を第2の記録部に搬送する記録紙搬送手段と、第2の記録部に記録紙を送給する第2の給紙手段と、第2の記録部に搬送された記録紙を排出する記録紙排出手段とを具備する記録装置(特許文献3)、
(4)記録紙に対して画像の記録を行う記録部と、記録部に記録紙を供給する供給部とからなる第1〜第3記録ユニットが並行に駆動して記録を行うことで複数の記録紙に亘る画像データを分担して処理するとともに、排出部が所定のビン上に異なる記録ユニットで記録された記録紙を所定の並びの積み重ねた状態にする画像記録装置(特許文献4)、
(5)複数の印字部を並列に配置して並列に動作させる印刷装置において、前記各印字部毎に使用回数を計測する使用回数計測手段と、前記各印字部の使用回数を比較して、前記各印字部のうち使用回数の少ない印字部に優先的に印刷データを振り分ける制御手段とを有する印刷装置(特許文献5)、
(6)印刷ユニットに用紙を供給する給紙部と、印刷ユニットから搬出される印刷済みの用紙を排紙する排紙部と、前記各部を制御する制御部とから構成されるベースユニットを有し、ベースユニット上に印刷ユニットを1つ以上積み重ねたマルチレイヤー印刷装置であって、前記印刷ユニット同士および最下段の印刷ユニットとベースユニットとは結合部によって結合され、最下段に印刷ユニットの搬入口はベースユニットの給紙部に、当該印刷ユニットの搬出口はベースユニットの排紙部に夫々接続され、前期印刷ユニットを必要な段数だけ積み重ねることができる印刷装置(特許文献6)、
などがある。
特許文献1、特許文献5、および特許文献6には、何れも集積部が最下部に唯1つ配置されている構成は開示されているものの、本発明のように最上部に複数の集積部を有する構成は開示されていない。特許文献2、特許文献3、および特許文献4に開示された並列処理プリンタは、集積部と印字エンジンとが1対1で配置された並列処理プリンタであり、本発明のように複数のエンジンが協調印刷して1箇所の集積部に排紙する構成とは明らかに異なる構成を有している。このように、特許文献1〜6の何れにおいても、並列処理プリンタに集積部が複数個あること、集積部を最上部に配置することは一切開示されていない。
これらの並列処理プリンタは、何れも複数の印刷エンジンを同時に使用することにより、たとえば割り込み処理により複数の印刷ジョブを並列に処理できるという特長を有する。
特開2002―302329号公報 特開平11―348385号公報 特開平8―337011号公報 特開2002―219840号公報 特開2002―103694号公報 特開2002―103735号公報
しかしながら、割り込み処理のようなマルチユーザ処理を行うためには、複数の印刷ジョブで印刷された記録紙が集積排紙領域に混在して排出されないように、前記記録紙をコレート処理およびソーティング処理する必要がある。
また、並列処理プリンタは高速処理が可能なので、シーケンシャルに処理を行っていても、ユーザがある印刷ジョブに係る印刷済みの記録紙を取り出す前に異なる印刷ジョブに係る印刷済みの記録紙が集積排紙領域に排出される場合がある。このような場合においても、集積排紙領域で複数の印刷ジョブに係る印刷済みの記録紙が混在しないように、コレート処理およびソーティング処理の必要がある。
このように、並列処理プリンタにおいては、異なる印刷ジョブに係る印刷済みの記録紙が混在しないように、コレート処理およびソーティング処理が必要になることが多いが、複数の印刷ジョブで印刷された記録紙を1つの集積排紙領域でコレート処理およびソーティング処理しようとすると、印刷ジョブデータ処理が複雑になるという問題があった。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたものであり、複雑な印刷ジョブデータ処理を行なことなく、高速性とマルチ処理性とを両立できる並列処理プリンタを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、シート状の記録媒体に画像を記録する印刷手段を上下方向に複数配置するとともに、前記印刷手段で印刷された記録媒体を外部から取り出し可能に集積する集積部を複数配置し、該複数の集積部のうち、少なくとも1つの集積部は、前記印刷手段に対して上部に配置され、少なくとも2つの連続する印刷ジョブの間で、異なる集積部を選択することを特徴とする並列処理プリンタに関する。
請求項2に記載の発明は、前記複数の集積部が前記印刷手段に対して上部に配置され、前記複数の集積部が印刷された記録媒体をソートトレーでソートするソート手段によって構成されることを特徴とする並列処理プリンタに関する。
前記並列処理プリンタにおいては、複数の印刷ジョブが入力されたときには、前記印刷ジョブを各印刷手段で分散して実行すると同時に、各印刷手段で印刷された記録媒体を、前記集積部においてソートトレーで印刷ジョブ毎にソートしつつ集積できる。
したがって、前記並列処理プリンタにおいては、複雑な印刷ジョブデータ処理を行なことなく、マルチ処理を行うことができる。
請求項3に記載の発明は、シート状の記録媒体に画像を印刷する複数の印刷手段と、前記印刷手段で印刷された記録媒体を外部から取り出し可能に集積する集積部とが上下方向に配置され、前記集積部が最上部および前記印刷手段の間に配置されたことを特徴とする並列処理プリンタに関する。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の並列プリンタにおいて、前記集積部には、印刷された記録媒体をソートトレーでソートするソート手段が設けられてなることを特徴とする並列処理プリンタに関する。
前記並列処理プリンタにおいては、集積部を最上部のほかに複数の印刷手段の間にも配置するため、集積部が最上部に1つ配置されている場合に比べ、複数の印刷手段で印刷された記録媒体を容易にコレートおよびソートすることが可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の並列プリンタにおいて、前記集積部として、前記印刷手段に設けられ、印刷された記録媒体を一時保持して排紙する排紙バッファを使用したことを特徴とする並列処理プリンタに関する。
前記印刷手段の後方に排紙バッファを配置することにより、複数の印刷手段で1つの印刷ジョブについて並列的に印刷を行った場合にも、コレート処理を容易にすることが可能となる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の並列プリンタにおいて、前記排紙バッファが、記録媒体を外部から取り出し可能に集積するとともに、記録媒体が載置可能なプレートで構成され、前記プレートを昇降させることにより、記録媒体の集積部および一時保持部のいずれとして機能させるか選択可能であることを特徴とする並列処理プリンタに関する。
上記のような構成とすることにより、前記排紙バッファ領域を集積部として用いたり、あるいは排紙タイミングを調整するための記録媒体の一時保管領域として用いることができるため、集積背理領域におけるコレート処理およびソート処理が容易になる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れか1項に記載の並列プリンタにおいて、ユーザが指令する印刷ジョブに応じ、印刷された記録媒体が集積される集積部または前記ソートプレートが自動選択されることを特徴とする並列処理プリンタに関する。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜6の何れか1項に記載の並列処理プリンタにおいて、印刷された記録媒体を集積すべき集積部または前記ソートプレートをユーザが選択可能に構成されてなることを特徴とする並列処理プリンタに関する。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の何れか1項に記載の並列処理プリンタにおいて、ユーザが複数の印刷ジョブを入力すると、前記印刷手段のそれぞれで実行すべき印刷ジョブの割り振りをユーザが設定可能に構成されてなることを特徴とする並列処理プリンタに関する。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の並列処理プリンタにおいて、前記印刷手段において実行すべき印刷ジョブが割り振られると、前記振り分け結果を表示する表示手段を有してなることを特徴とする並列処理プリンタに関する。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10の何れか1項に記載の並列処理プリンタにおいて、前記印刷手段は、単体の印刷ユニットとして、前記集積部は、単体の集積ユニットとして構成され、この印刷ユニットおよび集積ユニットを積み重ねたことを特徴とする並列処理プリンタに関する。
上記のようなユニット構成とすることにより、ユーザの要求に応じた任意のシステム構成を実現することができる。
以上説明したように、本発明によれば、複雑な印刷ジョブデータ処理を行うことなく、高速性とマルチ処理性とを両立できる並列処理プリンタが提供される。
1.実施形態1
本発明に係る並列処理プリンタの一例について以下に説明する。
実施形態1に係る並列処理プリンタ1000は、図1および図2に示すように、3台の印字ユニット2と2台の集積排紙ユニット6とが上下に積層された構造を有している。2台の集積排紙ユニット6のうち、一台は胴内、換言すれば中段に配設され、もう一台は最上段に配設されている。以下、胴内に配設された集積排紙ユニット6を「集積排紙ユニット6A」と称し、最上段に配設された集積排紙ユニット6を「集積排紙ユニット6B」と称する。印刷ユニット2は、集積排紙ユニット6Aの下方に2台配設され、集積排紙ユニット6Aと集積排紙ユニット6Bとの間に1台配設されている。以下、集積排紙ユニット6Aの下方に配設された印刷ユニット2を、下方から「印刷ユニット2A」および「印刷ユニット2B」と称し、集積排紙ユニット6Aと集積排紙ユニット6Bとの間に配設された印刷ユニット2を「印刷ユニット2C」と称する。印刷ユニット2A、印刷ユニット2B,、および印刷ユニット2Cは、本発明に係る並列処理プリンタの備える印刷手段に相当し、集積排紙ユニット6Aおよび集積排紙ユニット6Bは、前記並列処理プリンタの備える集積部に相当する。
並列処理プリンタ1000における図1および図2において左側に位置する側面近傍には、印刷ユニット2A〜2Cで印刷した印刷済みの記録紙Pを集積排紙ユニット6A、6B、または6Cに送出するダクト状の共通排紙路8が設けられている。
なお、図1において、印刷ユニット2A〜2Cは内部構造が点線で示されているが、これは、印刷ユニット2A、印刷ユニット2B、および印刷ユニット2Cの夫々の前面に開閉可能な扉11A、扉11B、および扉11Cが設けられ、印刷時には扉11A、扉11B、および扉11Cが閉じられた状態にあることを示す。
一方、集積排紙ユニット6Aおよび6Bは、図1において内部構造が実線で示されていることから明らかなように、集積された記録紙Pが取り出せるように前面が開放されている。
並列処理プリンタ1000には、更に、印刷ユニット2A〜2Cと集積排紙ユニット6A、6Bとを制御するコントローラ10が設けられている。
(1)各ユニットの構成
印刷ユニット2A〜2C、および集積排紙ユニット6A、6Bの夫々の内部構造について以下に説明する。
(A)印刷ユニット2A〜2C
図2および図3に示すように、印刷ユニット2A〜2C(以下、総称して「印刷ユニット2」トいうことがある。)は、高さ方向Hに沿って扁平な直方体状に形成された筐体12を有する。
筐体12の天板14の四隅部には位置決めピン14Aが突設され、底板13の四隅部には位置決め穴13Aが設けられている。位置決めピン14Aは位置決め穴13Aに嵌挿できる直径および高さに形成され、一の印刷ユニット2の位置決めピン14Aが前記印刷ユニット2の1段上に位置する他の印刷ユニット2の位置決め穴13Aに嵌挿されることにより、前記2つの印刷ユニット2は位置決めされる。
筐体12の底板13近傍には、記録紙Pの紙束である紙束Bを収容する給紙ホッパ20が配設され、その上方には排紙バッファ26が配設されている。給紙ホッパ20に収容される記録紙Pは、本発明における記録媒体に相当する。給紙ホッパ20に装填できる記録紙Pとしては、たとえば上質紙が挙げられるが、後述する印刷エンジン34が感熱型印刷ヘッドや熱転写型印刷機構を有する場合には、普通紙の代わりに感熱紙を装填してもよい。また、記録紙Pに代えてOHPシートを装填してOHPシートに写真や文章、イラストなどの印刷画像が印刷されるようにしてもよい。前記上質紙、感熱紙、OHPシートは、何れも本発明における記録媒体に包含される。
排紙バッファ26と図3における右側の側板15との間には、記録紙Pに所定の印刷画像を印刷する印刷エンジン34が設けられている。
筐体12の内部には、また、給紙ホッパ20から印刷エンジン34に記録紙Pを供給する給紙ガイド路50が設けられている。給紙ガイド路50の入口近傍には、給紙ホッパ20から記録紙Pを1枚づつピックアップして給紙ガイド路50に誘導するピックアップローラ46が設けられている。
更に、図3における左側の側板16に沿って排紙ガイド路60が垂直に設けられている。排紙ガイド路60は、共通排紙路8の一部を形成する。排紙ガイド路60の下端と上端とには送りローラ62Aおよび送りローラ62Bが夫々設けられている。排紙バッファ26と排紙ガイド路60との間には、排紙バッファ26に排出された印刷済みの記録紙Pを排紙ガイド路60に導出する分岐ガイド路64が設けられている。分岐ガイド路64の入口には、分離排紙ローラ66が設けられている。
給紙ホッパ20は、図3に示すように、上面が開口した浅いトレイ状であり、記録紙Pの束である紙束Bを収納する給紙ホッパ本体21と、給紙ホッパ本体21の底板上に配置され、記録紙Pが載置される平板状の積載板22とを有する。なお、積載板22の巾方向Wに沿って右寄りに、筐体12の奥行き方向に沿って蝶番23が設けられている。積載板22は、蝶番23よりも左側の部分が給紙ホッパ本体21の底板に固定され、蝶番23よりも右側の部分が蝶番23を中心として上下方向に揺動する。積載板22の右端部即ち揺動端部は、コイルバネ24によって上方に付勢されている。これにより、給紙ホッパ20内に収納された紙束Bは、その先端側が積載板22からの押圧力を受けて上方へ付勢される。なお、給紙ホッパ20には、コイルバネ24からの付勢力に抗して積載板22を給紙ホッパ本体21の底板に拘束するための拘束機構(図示せず。)が設けられている。
給紙ホッパ20は、更に、図3の紙面に対して手前方向にスライド可能に支持されている。給紙ホッパ20を前記紙面に対して手前側の補充位置にスライドさせると、前記拘束機構によって積載板22が給紙ホッパ本体21の底板に当接した下限位置に拘束される。これにより、給紙ホッパ本体21の上面開口から記録紙Pの紙束Bを装入したり、余った記録紙Pを取り出したりすることができる。一方、給紙ホッパ20を図3の紙面に対して向う側の装着位置へスライドさせると、拘束機構が解除されて積載板22が上方に付勢され、記録紙Pの下流側端部がピックアップローラ46に当接し、給紙可能な状態に保持される。
排紙バッファ26は、浅いトレー状であって、印刷エンジン34で画像や文字が印刷された印刷済みの記録紙Pが収容される排紙バッファ本体27と、排紙バッファ本体27の底板部に固定され、前記印刷済みの記録紙Pが載置される平板状の積載板28とを有する。積載板28の巾方向Wに沿って左寄りには、筐体12の奥行き方向に沿って蝶番29が設けられている。積載板28は、蝶番29よりも右側において排紙バッファ本体27の底板に固定され、蝶番29よりも左側の部分が蝶番29を中心として上下方向に揺動する。積載板28の左端部即ち揺動端部はコイルバネ30によって上方に付勢されている。
排紙バッファ26には、更に、コイルバネ30からの付勢力に抗して積載板28を下限位置に移動させ、拘束する拘束機構(図示せず。)が排紙バッファ本体27の下面側に配置されている。前記拘束機構は、排紙バッファ26内に印刷済みの記録紙Pを受け入れる際に、積載板28を排紙バッファ本体27に近接した下限位置に揺動させて拘束し、排紙バッファ26内への記録紙Pの受入完了後に積載板28を解放する。
印刷エンジン34は、図3および図4に示すように、奥行方向Dに対して平行な主走査方向(図4における矢印S方向)に延在するガイドロッド36と、このガイドロッド36により主走査方向Sに沿って移動可能に支持されたインクジェットヘッド38と、記録紙Pに画像を印刷するときにインクジェットヘッド38を所定の主走査速度で往復移動させるヘッド駆動機構(図示せず。)と、主走査方向Sに直交する副走査方向(図4における矢印F方向)に沿ってインクジェットヘッド38を挟むように配設されたニップローラ40および42と、ニップローラ40および42の間に位置し、インクジェットヘッド38に相対してスリット状の隙間を形成するガイド板44とを備えている。ニップローラ40および42は、記録紙Pを所定の副走査速度で副走査方向Fに沿って搬送する。
インクジェットヘッド38は、その下面部分に主走査方向Sに沿って記録すべき画像の画素密度に対応するピッチで配設された複数のノズル(図示省略)を有するとともに、ヘッド駆動機構により主走査方向Sへ移動しつつ、デジタル化された画像情報に基づいて各ノズルからインクを噴射及び噴射停止をし、ニップローラ40および42により副走査方向Fに沿って搬送される記録紙P上に画像情報に対応する画像を形成する。
なお、印刷エンジン34においては、インクジェットヘッド38に代えてレーザビームで感光ドラムを露光して潜像を形成し、形成された潜像をトナーで現像、定着する電子写真型印刷機構、ドットインパクト型印刷機構、感熱型印刷ヘッド、熱転写型印刷機構、孔版印刷型印刷機構など、各種の印刷ヘッドや印刷機構を使用できる。
印刷ユニット2には、更に、給紙ホッパ20の上方に位置し、給紙ホッパ20内に収納され積載板22により上方へ付勢された紙束Bの上面の先端側に圧接されて記録紙Pを1枚づつ印刷エンジン34に向かって送出するピックアップローラ46が配設されている。
印刷エンジン34に記録紙Pを供給する際には、給紙ホッパ20内の記録紙Pに圧接したピックアップローラ46を所定量回転させる。これにより、給紙ホッパ20内からは1枚の記録紙Pが分離され、この1枚の記録紙Pはピックアップローラ46からの搬送力により給紙ガイド路50に挿入され、給紙ガイド路50に沿ってニップローラ40へ搬送される。なお、給紙ガイド路50の路長が比較的長く、ピックアップローラ46からの搬送力だけでは記録紙Pを確実にニップローラ40まで搬送できない場合には、給紙ガイド路50の途中に搬送ローラ対を配置し、給紙ガイド路50の途中まで搬送されてきた記録紙Pをこの搬送ローラ対によりニップローラ40まで搬送するようにしても良い。
(B)集積排紙ユニット6
集積排紙ユニット6は、図5および図6に示すように、印刷ユニット2Aおよび印刷ユニット2Bの筐体12と平面形状が同一である扁平な箱状の筐体602を有する。筐体602においては、印刷ユニット2Bの位置決めピン14Aと協働して集積排紙ユニット6の位置決めを行う位置決め穴604Aが底面604の四隅部に設けられ、印刷ユニット2Cの位置決めを行う位置決めピン606Aが天板606の四隅部に設けられている。
筐体602の内部には、印刷ユニット2Aおよび印刷ユニット2Bで印刷画像が印刷された記録紙Pを集積するソートトレー610A、ソートトレー610B、ソートトレー610Cが上下方向に3段に配設されている。以下、ソートトレー610A、ソートトレー610B、ソートトレー610Cを総称してソートトレー610と総称することがある。なお、筐体602は、ソートトレー610に集積された印刷済みの記録紙Pを容易に取り出せるように、前面が開放されている。
筐体602における左側側壁608に沿って垂直方向にダクト状の排紙ガイド路612が設けられている。排紙ガイド路612は、印刷ユニット2A〜2Cにおける排紙ガイド路60とともに共通排紙路8を形成する。
集積排紙ユニット6Aにおいては、図5に示すように、排紙ガイド路612は、入口側および出口側が底板604および天板606にスリット状に開口するとともに、入口近傍と出口近傍とには記録紙Pを上方に送る送りローラ614Aおよび614Bが設けられている。そして、排紙ガイド路612の上端近傍には、ソートトレー610に向かって開口する開口部620が設けられ、開口部620には送りローラ614Cが設けられている。排紙ガイド路612には、更に記録紙Pの搬送経路を、ソートトレー610に排出する方向の第1の経路と上方に導出する方向の第2の経路との何れかに切り替える経路切替装置618が設けられている。経路切替装置618は、排紙ガイド路612を排出された記録紙Pを前記第1の経路および前記第2の経路のいずれかに沿って案内する案内羽根618Aと、案内羽根618Aの一端に固定され、案内羽根618Aを回動する軸618Bと軸を回動させる回動手段(図示せず。)とから構成されている。案内羽根618Aは、軸618Bの回りに回動し、図5において二点鎖線で示す第1の位置および同図において実線で示す第2の位置の何れかをとる。
一方、集積排紙ユニット6Bにおいては、排紙ガイド路612は、上端部が水平方向に向かって屈曲し、ソートトレー610に向かって開口している。そして、排出ガイド路612の入口と出口とに夫々送りローラ614Aおよび614Bが設けられている。
集積排紙ユニット6には、更に、本発明の並列処理プリンタの備えるソート手段に相当する排紙案内装置616が設けられている。排紙案内装置616は、集積排紙ユニット6Aにおいては排紙ガイド路612の外側の開口部620近傍に、集積排紙ユニット6Bにおいては排紙ガイド路612の外側における出口近傍に設けられている。
排紙案内装置616は、排紙ガイド路612を通過した記録紙Pをソートトレー610A、ソートトレー610B、およびソートトレー610Cのいずれかに案内する案内羽根616Aと、案内羽根616Aの一端に固定された軸616Bと、軸616Bを回動させる回動手段(図示せず。)とから構成されている。軸616Bが回動することにより、案内羽根616Aは、図5および図6における位置A、位置B、位置Cの何れかをとる。案内羽根616Aが位置A、位置B、位置Cをとったときは、排紙ガイド路612を通過した記録紙Pは、夫々ソートトレー610A、ソートトレー610B、ソートトレー610Cに案内される。
(2)並列処理プリンタの作用
コントローラ10に接続された卓上コンピュータから印刷ジョブXが入力され、この印刷ジョブXを印刷ユニット2Aで実行し、胴内の集積排紙ユニット6Aで集積する場合を例にとって説明する。
コントローラ10に印刷ジョブXが入力されると、図7に示すように、コントローラ10は、印刷ジョブXを印刷ユニット2Aに入力するとともに、集積排紙ユニット6Aにおいて経路切替装置618の案内羽根618Aの位置を第1の位置に設定する。印刷ユニット2Aにおける給紙ホッパ20からピックアップローラ46およびニップローラ40によって印刷エンジン34に記録紙Pが給紙され、印刷エンジン34で印刷ジョブXに対応する印刷画像が印刷される。
印刷エンジン34で印刷画像が印刷された印刷済みの記録紙P1が排紙バッファ26に導入されると、拘束機構による積載板28の拘束が解除される。これにより、コイルバネ30からの付勢力で積載板28の下流側末端が上方に付勢され、排紙バッファ26に導入された記録紙P1は分離排紙ローラ66によって分岐ガイド路64に導入され、次いで排紙ガイド路60(共通排紙路8)に導入される。但し、後述するように、複数の印刷ジョブが1度にコントローラ10に入力されたときは、前の印刷ジョブが完了するまで印刷済みの記録紙P1を排紙バッファ26で一時保持する必要がある。この場合は、拘束機構の拘束を解除することなく、積載板28を排紙バッファ本体27の底板上に固定した状態で記録紙P1を排紙バッファ本体27内部に収容し、前の印刷ジョブが終了したら、前記拘束機構による積載板28の拘束を解除して記録紙P1を送出するようにすればよい。
排紙ガイド路60に導入された記録紙P1は、送りローラ62Aおよび62Bによって上方に送られ、集積排紙ユニット6の排紙ガイド路612に導入される。排紙ガイド路612に導入された記録紙P1は図7に示すように第1の位置にある案内羽根618Aによってソートトレー610に導入される。ここで、排紙案内装置616の案内羽根616Aは図5におけるBの位置にあるから、記録紙P1は中段のソートトレーであるソートトレー610Bに導入される。
なお、図8に示すように、コントローラ10において集積排紙ユニット6Aの経路切替装置618の案内羽根618Aの位置を第2の位置に設定すると、印刷ユニット2Aにおける排紙ガイド路60に導入された印刷済みの記録紙P1は、送りローラ62Aおよび62Bによって上方に送られ、集積排紙ユニット6Aの排紙ガイド路612および印刷ユニット2Cの排紙ガイド路60を通過して最上段の集積排紙ユニット6Bの排紙ガイド路612に導入され、ソートトレー610に導入される。ここで排紙案内装置616の案内羽根616Aは図6におけるCの位置にあるから、記録紙P1は上段のソートトレーであるソートトレー610Cに導入される。
以下、並列処理プリンタ1000に3人のユーザが夫々印刷ジョブX、Y、Zを実行すべき旨の要求を行った場合において、コントローラ10に印刷ジョブX、Y、Zが入力される順序と、前記印刷ジョブX、Y、Zを前記印刷ユニット2A、2B,および2Cに振り分けるとともに、印刷ユニット2A、2B、2Cで印刷された記録紙Pを集積排紙ユニット6Aおよび6Bに振り分ける振り分け方について説明する。
図9に示すように、ユーザUが卓上コンピュータPC1を通して並列処理プリンタ1000に印刷枚数20枚の印刷ジョブXを実行すべき旨の要求を行うと、コントローラ10は、印刷ジョブXを実行すべき印刷ユニット2として印刷ユニット2A〜2Cを全て選択し、印刷ユニット2A〜2Cで印刷された記録紙Pの集積場所として、最上段の集積排紙ユニット6Bにおける上段のソートトレー610であるソートトレー610Cを選択する。
これにより、印刷ユニット2A〜2Cで印刷された記録紙Pは、共通排紙路8を通って集積排紙ユニット6Bに移送され、集積排紙ユニット6Bにおいて排紙案内装置616によってソートトレー610Cに案内され、集積される。
このように、印刷ジョブXを3台の印刷ユニット2で同時に実行するから、印刷枚数が20枚と多い印刷ジョブXであっても高速で実行できる。
並列処理プリンタ1000において印刷ジョブXを実行中に、ユーザVが卓上コンピュータPC2を通して印刷枚数8枚の印刷ジョブYの割り込み実行を要求した場合、図10に示すように、印刷ジョブYはコントローラ10に入力される。コントローラ10は、印刷ジョブYが入力されると、印刷ジョブYを印刷ユニット2Aおよび2Bに割り振り、印刷ユニット2Aおよび2Bから排出される印刷済みの記録紙Pの排出先として胴内の集積排紙ユニット6Aを選択する。そして、印刷ジョブXを継続すべき印刷ユニット2として印刷ユニット2Cを選択し、印刷ユニット2Cから排出される印刷済みの記録紙Pの排出先として最上段の集積排紙ユニット6Bを選択し、印刷ユニット2A〜2Cにおいて印刷ジョブXと印刷ジョブYとを並行して実行する。
したがって、印刷ジョブXの終了を待たずに印刷ジョブYを実行できるから、異なるユーザVからの割り込み要求に基く印刷ジョブYが、印刷ジョブXと並列で処理できる。また、印刷ジョブXで印刷された記録紙Pの排出場所は、印刷ジョブYで印刷された記録紙Pの排出場所とは異なるから、印刷ジョブXで印刷された記録紙Pと印刷ジョブYで印刷された記録紙Pとが互いに混ざり合うことがない。
印刷ジョブXが終了する前に印刷ジョブYが終了した場合には、コントローラ10は、図9に示すように、印刷ジョブXを実施すべき印刷ユニット2として再び印刷ユニット2A〜2Cを選択し、印刷ジョブXで印刷された記録紙Pの排出先として集積排紙ユニット6Bを選択して印刷ジョブXを高速で実行する。
ユーザWが卓上コンピュータPC3を通じて印刷枚数4枚の印刷ジョブZの割り込み実行を要求した場合、図11に示すように、印刷ジョブZもまたコントローラ10に入力される。ここで、印刷ジョブZは、印刷枚数が4枚と少ないから、その後の割り込み印刷を容易にするために、最上段の印刷ユニット2Cのみに印刷ジョブZを割り振り、印刷ユニット2Cで印刷された記録紙Pの集積場所として集積排紙ユニット6Bにおける中段のソートトレー610であるソートトレー610Bを選択する。
これにより、印刷ジョブZは印刷ユニット2Cで実行され、集積排紙ユニット6Bにおけるソートトレー610Bに排出される。
したがって、印刷ジョブXの印刷結果が集積排紙ユニット6Bに残っている場合においても、前記印刷結果は上段のソートトレー610Cに排出されているから、印刷ジョブZで印刷された記録紙Pと印刷ジョブXで印刷された記録紙Pとが互いに混ざり合うことがない。
このように、ユーザU、ユーザVとは異なるユーザWからの割り込み要求も並行処理できる。
一方、ユーザWが卓上コンピュータPC3を通して要求した印刷ジョブZを実行中に、ユーザVが卓上コンピュータPC2を通じて印刷枚数が8枚の印刷ジョブYの実行を要求したとする。
このとき、印刷ジョブZを実行している印刷ユニット2は印刷ユニット2Cだけであるから、印刷ユニット2Aおよび2Bの何れも使用可能な状態にある。そこで、図12に示すように、コントローラ10は、印刷ジョブYを実行すべき印刷ユニット2として印刷ユニット2Aおよび2Bを割り振り、印刷済みの記録紙Pの排出場所として集積排紙ユニット6Aを割り振る。これにより、印刷ジョブZを中断することなく、印刷ジョブYを実行できる。
ユーザUが印刷ジョブXの実行を、ユーザVが印刷ジョブYの実行を、ユーザWが印刷ジョブZの実行を、夫々卓上コンピュータPC1、PC2、PC3を通して同時に要求した場合は、コントローラ10は、図13に示すように印刷枚数が20枚と最も多い印刷ジョブXを一時ペンディングし、印刷ユニット2Aおよび2Bに対しては印刷ジョブYを、印刷ユニット2Cに対しては印刷ジョブZを割り振る。そして、印刷ユニット2Aおよび2Bで印刷された記録紙Pの排出場所として集積排紙ユニット6Aを割り振り、印刷ユニット2Cで印刷された記録紙Pの排出場所として集積排紙ユニット6Bの上段のソートトレー610Cを割り振る。
割り振りが終了したら印刷ユニット2A、2B、2Cの夫々において印刷を開始し、集積排紙ユニット6Aおよび6Bにおいて印刷済みの記録紙Pの集積を開始する。
印刷ジョブYが終了したら、コントローラ10は、今度は図14に示すように、印刷ユニット2Aおよび2Bにそれまでペンディングしていた印刷ジョブXを割り振る。そして、印刷ジョブZが終了した時点で、それまで印刷ジョブZを実行していた印刷ユニット2Cにも印刷ジョブXを割り振る。そして、印刷ジョブXの印刷結果の排出場所としては、最上段の集積排紙ユニット6Bにおける中段のソートトレー610Cを選択し、印刷ジョブZで印刷された記録紙Pと混ざり合わないようにする。
なお、図13および図14に示す例においては、印刷枚数が最も多い印刷ジョブXをペンディングしたが、その代わりに最も印刷枚数の少ない印刷ジョブZをペンディングして印刷ユニット2Cに印刷ジョブXを割り振り、印刷ユニット2Aおよび2Bに印刷ジョブYを割り振ってもよい。この場合においては、印刷ジョブYの終了後にそれまで印刷ジョブYを実行していた印刷ユニット2Cにも印刷ジョブXを割り振り、印刷ジョブXが終了した後に印刷ジョブZを行うようにしてもよい。
実施形態1においては、印刷枚数が10枚以上の印刷ジョブが入力されたときに印刷ユニット2A、2B、2Cを全て用いて印刷結果を集積排紙ユニット6Bに排出し、印刷枚数が5枚以下の印刷ジョブが入力されたら、印刷ユニット2Cのみを使用し、印刷枚数が6〜10枚の印刷ジョブが入力されたら、印刷ユニット2Aおよび2Bを使用するようにコントローラ10における割り振りを設定した例を示したが、コントローラ10における割り振り設定はこの例には限定されない。
他の割り振り設定例としては、たとえば、印刷枚数が20枚以上の印刷ジョブが入力されたときに印刷ユニット2A、2B、2Cを全て用い、集積排紙ユニット6Bに排出する設定がある。
このように、実施形態1の並列処理プリンタにおいては、印刷ジョブにおける印刷枚数と使用すべき印刷ユニット2との関係、および印刷済み記録紙の排出先をユーザが自由に設定できるように構成されている。前記設定は、たとえばコントローラ10において行うこともできるし、卓上コンピュータPC1〜PC3の夫々においてSWドライバ上で行ってもよい。
また、印刷ユニット2A〜2Cで実行すべき印刷ジョブおよび印刷ユニット2A〜2Cからの印刷結果の排出先に関する割り振り設定を表示する表示手段を設けてもよい。前記表示手段は、並列処理プリンタ1000に設けた表示パネルまたはディスプレーであってもよく、また、卓上コンピュータPC1〜PC3のディスプレーであってもよい。
実施形態1に係る並列処理プリンタ1000は、上下方向に複数配置された印刷ユニット2A〜2Cと、最上部と胴内とに配置された集積排紙ユニット6A、6Bとを備え、しかも、集積排紙ユニット6Aおよび6Bの夫々には上中下三段にソートトレー610A〜610Cが配設されている。
したがって、複数の印刷ジョブが入力されたときには、前記印刷ジョブを印刷ユニット2A〜2Cで分散して実行できる。同時に、各印刷ユニット2A〜2Cで印刷された記録媒体を、集積排紙ユニット6の有する各ソートトレー610の間で振り分けるだけでなく、集積排紙ユニット6Aと集積排紙ユニット6Bとの間でも振り分けることができる。
したがって、1度に多数の印刷ジョブが入力された場合においても、印刷ジョブを各印刷ユニット2A〜2Cに割り振るだけでマルチ処理を行うことができる。
しかも、前記印刷手段は、単体の印刷ユニットである印刷ユニット2A〜2Cとして構成され、集積部は、単体の集積ユニットである集積排紙ユニット6Aおよび6Bとして構成され、印刷ユニット2A〜2Cと集積排紙ユニット6A〜6Bとを上下方向に積み重ねて構成されているから、並列処理プリンタ1000は、コンパクトに構成できるだけでなく、能力を増強させる必要があるときは印刷ユニット2や集積排紙ユニット6を更に積み重ね、能力が過剰なときは印刷ユニット2や集積排紙ユニット6を抜き取ることにより、要求される処理能力に応じた柔軟な構成が可能である。
また、集積排紙ユニット6Aおよび6Bは前面が開放されているから、集積された印刷済みの記録紙Pの取り出しが極めて容易である。
更に、コントローラ10において、ユーザU、V、Wが指令する印刷ジョブX、Y、Zに応じ、印刷された記録紙Pを集積すべき集積排紙ユニット6およびソートプレート610を自動選択するようにすれば、これらの選択をユーザが行う必要がないから便利である。
一方、前記選択をユーザが行えるようにすれば、印刷ジョブX、Y、Zの夫々の印刷枚数に合った集積排紙ユニット6およびソートプレート610を選択でき、また、2以上の印刷ジョブで印刷された記録紙Pを同一の集積排紙ユニット6に集積するときに、異なる印刷ジョブで印刷された記録紙Pが互いに混ざり合うことが防止される。
加えて、複数の印刷ジョブを実行するときに、前記印刷ジョブの夫々の印刷枚数に応じて印刷ユニット2A〜2Cで実行すべき印刷ジョブをユーザが設定可能に構成されているから、各印刷ジョブの印刷枚数に応じた最も能率のよい印刷ジョブの割り振りが可能である。更に加えて前記割り振り結果および印刷結果を集積する集積場所は、並列処理プリンタ1000に設けた表示パネル若しくはディスプレー、または卓上コンピュータPC1〜PC3のディスプレーに表示されるから、ユーザU、V、Wは、印刷ジョブの実行中は何時でも自己の行った設定を把握できる。
2.実施形態2
本発明に係る並列処理プリンタの別の例について以下に説明する。
実施形態2に係る並列処理プリンタ1002は、図15および図16に示すように、印字ユニット2A、2B、2Cが下方からこの順に積層され、その上に集積排紙ユニット6が積層された構造を有している。印刷ユニット2A〜2Cは、本発明に係る並列処理プリンタの備える印刷手段に相当し、集積排紙ユニット6は、前記並列処理プリンタの備える集積部に相当する。なお、集積排紙ユニット6は、実施形態1の並列処理プリンタ1000の集積排紙ユニット6Aおよび6Bと同様に、ソートトレー610A、610B、610Cの夫々に集積された印刷済みの記録紙Pが容易に取り出せるように前面が開放されている。
並列処理プリンタ1002における図15および図16において左側に位置する側面近傍には、印刷ユニット2A〜2Cで印刷した印刷済みの記録紙を集積排紙ユニット6に送出するダクト状の共通排紙路8が設けられている。共通排紙路8は、印刷ユニット2A〜2Cの各排紙ガイド路60が上下に接続されて形成されている。なお、図15および図16において図1〜図6と同一の符号は、前記符号が図1〜図6において示す要素と同一の要素を示す。
印刷ユニット2A〜2Cは、図3および図4に示す構成を有し、集積排紙ユニット6は図6に示す構成を有する。
並列処理プリンタ1002においては、コントローラ10に3つの印刷ジョブX、Y、Zが入力されたとき、印刷ユニット2A、2B、2Cに印刷ジョブX、Y、Zを夫々割り当て、各印刷ユニット2A、2B、2Cの印刷結果を集積排紙ユニット6の3段のソートトレー610A、610B、610Cで集積する。これにより、印刷ジョブX、Y、Zを並列に処理でき、また、各印刷ジョブで印刷された記録紙Pを、互いに混ざり合わないように集積できる。
また、集積排紙ユニット6は前述のように前面が開放されているから、集積された記録紙Pを容易に取り出せる上、上下方向のスペースを節約できる。したがって、並列処理プリンタ1002は、全体としても高さを節約できるから、最上段にスキャナを搭載したMFPとしても構成できる。
3.実施形態3
本発明に係る並列処理プリンタの更に別の例について以下に説明する。
実施形態3に係る並列処理プリンタ1004は、図17および図18に示すように、実施形態1に係る並列処理プリンタ1000において印刷ユニット2A、2B、2Cを夫々印刷ユニット4A、4B、4Cで置き換えた構成を有している。
印刷ユニット4A、4B、4C(以下、総称して「印刷ユニット4」と称することがある。)の構成を図19に示す。図19において図3および図4と同一の符号は、特に断らない限り、前記符号が図3および図4において示す要素と同一の要素を示す。
図19に示すように、印刷ユニット4は、高さ方向Hに沿って扁平な直方体状に形成された筐体42を有する。筐体42は、天板44の四隅部から上方に位置決めピン44Aが突出し、底板43の四隅部に位置決め穴43Aが設けられている。そして、実施形態1に係る並列処理プリンタ1000の備える印刷ユニット2と同様に、一の印刷ユニット4の位置決めピン44Aが、前記一の印刷ユニット4の上段に位置する他の印刷ユニット4の位置決め穴43Aに嵌装されて前記一の印刷ユニット4と他の印刷ユニット4との間の位置決めがされる。
筐体42の内部における給紙ホッパ20の上方には、排紙バッファ70が設けられている。排紙バッファ70は、印刷エンジン34で印刷画像が印刷された印刷済みの記録紙Pを必要に応じて一時保持したのちに排出するバッファ部としての機能のほかに、集積排紙ユニット6Aおよび6Bと同様に、印刷済みの記録紙Pを集積する集積部としても機能する。したがって、筐体42の正面における排紙バッファ70の部分には、図17で実線で示すように、排紙バッファ70に集積された印刷済みの記録紙Pを前方から取り出すための開口部が設けられている。
排紙バッファ70は、前方が開放されたトレー状の排紙バッファ本体71と、印刷済みの記録紙Pが載置される載置板72と、載置板72を上方に付勢するコイルバネ73とを備えている。排紙バッファ70を集積部として使用するときは、載置板72は、拘束機構(図示せず。)により、コイルバネ73からの付勢力に抗し、図19において二点鎖線で示すように排紙バッファ本体71の底板近傍に保持される。一方、排紙バッファ70をバッファ部として使用するときは、拘束機構による載置板72の拘束を解除する。これにより、同図において実線で示すように載置板72は、底板73から離間した状態になる。
排紙バッファ本体71の図19における左側側面の下端部には、排紙ガイド路60から上方に分岐した分岐導入路68が連通している。分岐導入路68には、印刷済みの記録紙Pを排紙バッファ本体71に向かって送出する1対の送りローラ67が設けられている。
排紙バッファ70の載置板72よりも上方における分離排紙ローラ66の近傍には、排紙バッファ70をバッファ部として使用するとき、載置板72に載置された記録紙Pを分離排紙ローラ6と協働して分岐ガイド路64に案内する案内板74が設けられている。
印刷ユニット4においては、更に排紙ガイド路60における分岐導入路68が分岐する部分に、記録紙Pの排出経路を切り替える経路切替装置69が設けられている。経路切替装置69は、記録紙Pの排出経路を、排紙ガイド路60(共通排紙路8)を上方に搬送される第1の経路と、上段に位置する印刷ユニット4の分岐導入路68を通って排紙バッファ70に導入される第2の経路の何れかに切り替える機能を有し、記録紙Pを案内する片状の部材である案内羽根69Aと、案内羽根69Aの一端に設けられ、案内羽根69Aを回動させる軸69Bと、軸69Bを回動させる回動手段(図示せず)とから構成されている。案内羽根69Aは、記録紙Pの排出経路を前記第1の経路に切り替えるときは、図19において実線で示す第1の位置をとり、第2の経路に切り替えるときは、図19において二点鎖線で示す第2の位置をとる。したがって、排紙ガイド路60を上方に搬送されてきた記録紙Pは、案内羽根69Aが前記第1の位置にあるときは、そのまま上方に搬送されるが、案内羽根69Aが前記第2の位置にあるときは、案内羽根69によって排紙ガイド路60が塞がれるから、案内羽根69Aによって前記第2の経路に沿って案内され、排紙バッファ70に導入される。
印刷ユニット4は、これらの点を除いては実施例1に係る並列処理プリンタ1000の備える印刷ユニット2と同様の構成を有している。
以下、実施形態3に係る並列処理プリンタ1004の作用について説明する。
図17および図18は、印刷ユニット4Aおよび4Bの排紙バッファ70が印刷済みの記録紙Pを一時保持するバッファ部として機能するようにセッティングされ、印刷ユニット4Cの排紙バッファ70が記録紙Pの集積部として機能するようにセッティングされた例を示す。
図17および図18に示す例においては、印刷ユニット4Aおよび4Bの経路切替装置69の案内羽根69Aは第1の位置に設定され、印刷ユニット4Cの経路切替装置69の案内羽根69Aは第2の位置に設定されている。そして、集積排紙ユニット6Aにおいては、経路切替装置618の案内羽根618Aの位置は第1の位置に設定されている。
この状態において、コントローラ10から印刷ユニット4Aに印刷ジョブが割り当てられると、印刷ユニット4Aにおいては、給紙ホッパ20からピックアップローラ46およびニップローラ40によって印刷エンジン34に記録紙Pが給紙され、印刷エンジン34で前記印刷ジョブに対応する印刷画像が印刷される。
ここで、前述のように印刷ユニット4Aにおいては、排紙バッファ70はバッファ部として機能するようにセッティングされているから、印刷エンジン34で印刷画像が印刷された印刷済みの記録紙Pは、排紙バッファ70に導入されると、スターホイール(図示せず。)によって分離排紙ローラ66に向かって搬送される。そして分離排紙ローラ66によって分岐ガイド路64に導入され、次いで排紙ガイド路60(共通排紙路8)に導入される。ここで、印刷ユニット4Aおよび4Bの経路切替装置69の案内羽根69Aは第1の位置にあるから、排紙ガイド路60に導入された記録紙Pは、共通排紙路8を印刷ユニット4Cに向かって上方に向かって搬送される。そして、印刷ユニット4Cにおいては、前述のように排紙バッファ70は集積部として機能するようにセッティングされ、したがって経路切替装置69の案内羽根69Aは第2の位置にあるから、共通排紙路8を譲歩に搬送されてきた記録紙Pは、印刷ユニット4Cにおいて、経路切替装置69によって排紙バッファ70内に集積される。
同様に、コントローラ10から印刷ユニット4Bに印刷ジョブが割り当てられると、印刷ユニット4Bにおいても、印刷ユニット4Aのところで述べたように印刷エンジン34で記録紙Pに印刷が行われ、印刷済みの記録紙Pは、バッファ部として機能するようにセッティングされた排紙バッファ70に導入される。そして、排紙バッファ70で一時保持して排紙タイミングを調整した後、分岐ガイド路64を通して共通排紙路8に導入される。共通排紙路8に導入された記録紙Pは、印刷ユニット4Cにおいて、経路切替装置69の案内羽根69Aによって排紙バッファ70に案内され、集積される。
印刷ユニット4Cにおいては、印刷エンジン34で印刷された記録紙Pは、ニップローラ42によって排紙バッファ70に導入されて集積される。
したがって、多ページに亘る印刷ジョブを実行する場合において、たとえば印刷ユニット4Aでは1ページ目、4ページ目、7ページ目…の印刷を行い、印刷ユニット4Bでは2ページ目、5ページ目、8ページ目…の印刷を行い、印刷ユニット4Cでは3ページ目、6ページ目、9ページ目…の印刷を行うというように印刷ジョブの割り振りを行い、印刷ユニット4A、印刷ユニット4B、印刷ユニット4Cの順で印刷ユニット4Cの排紙バッファ70に向かって排紙されるように排紙タイミングを調節すれば、前記印刷ジョブを高速で実行できるだけでなく、印刷済みの記録紙Pは、ページ順にソーティングされた状態で印刷ユニット4Cの排紙バッファ70に集積される。
前記印刷ジョブを実行中に割込み印刷ジョブを行うときは、たとえば、印刷ユニット4Bおよび印刷ユニット4Cで印刷を行っているときに、前記割込み印刷ジョブを印刷ユニット4Aに割り当てればよい。そして、印刷ユニット4Aで前記割込み印刷ジョブが実行され、印刷済みの記録紙Pが共通排紙路8に排出されたら、印刷ユニット4Cの経路切替装置69の案内羽根69Aを第1の位置に設定し、前記記録紙Pが印刷ユニット4Cを通過して修正ユニット6Aに搬送されるようにすればよい。
このように、実施形態3に係る並列処理プリンタ1004は、印刷ユニット4A、4B、4Cの排紙バッファ70も、バッファ部としてだけでなく集積部として使用できる。したがって、実施形態1に係る並列処理プリンタの有する特長に加えて印刷済みの記録紙Pの集積場所を更に柔軟に設定でき、割込み印刷ジョブの実行も容易であるという特長を有する。
4.その他の実施形態
以上、図20において(B)に示すように、上下2段に配された集積排紙ユニットの間に1段、下段の集積排紙ユニットの下方に2段の印刷ユニットを配設した構成、および最上段に集積排紙ユニットを1つ配し、その下方に印刷ユニットを3段に配した構成の並列処理プリンタについて説明してきたが、本発明の並列処理プリンタの構成は、これらには限定されない。
本発明に係る並列処理プリンタの構成のほかの例としては、たとえば図20において(A)に示すように、上下2段に配された集積排紙ユニットの間と下段の集積排紙ユニットの下方とに印刷ユニットを2段づつ配設した構成、図21において(A)に示すように上下2段に配された集積排紙ユニットの間に2段、下段の集積排紙ユニットの下方に1段の印刷ユニットを配設した構成、および同図において(B)に示すように上下2段に配された集積排紙ユニットの間と下段の集積排紙ユニットの下方とに印刷ユニットを1段づつ配設した構成などがある。
図1は、実施形態1に係る並列処理プリンタの全体的な構成を示す正面図である。 図2は、実施形態1に係る並列処理プリンタの内部構造を示す断面図である。 図3は、図1および図2に示す並列処理プリンタの備える印刷ユニットの内部構造を示す断面図である。 図4は、図3に示す印刷ユニットの上方から見た内部構造を示す平面図である。 図5は、図1および図2に示す並列処理プリンタの胴内に設けられた集積ユニットの内部構造を示す断面図である。 図6は、図1および図2に示す並列処理プリンタの最上段に設けられた集積ユニットの内部構造を示す断面図である。 図7は、図1および図2に示す並列処理プリンタの備えるコントローラに印刷ジョブXが入力され、この印刷ジョブXを最下段の印刷ユニットで実行し、胴内の集積ユニットで集積する場合の胴内の集積ユニットに設けられた経路切替装置の案内羽根の位置、および印刷済みの記録紙の搬送経路を示す断面図である。 図8は、図7と同様の印刷ジョブXがコントローラに入力され、この印刷ジョブXを最下段の印刷ユニットで実行し、最上段の集積ユニットで集積する場合の胴内の集積ユニットに設けられた経路切替装置の案内羽根の位置、および印刷済みの記録紙の搬送経路を示す断面図である。 図9は、実施形態1の並列処理プリンタにおいて、ユーザUが印刷枚数20枚の印刷ジョブXを実行すべき旨の要求を行ったときの、印刷ジョブXを実行すべき印刷ユニット、および選択された印刷ユニットで印刷された記録紙Pの集積場所の選択を示すブロック図である。 図10は、実施形態1の並列処理プリンタにおいて、ユーザVが印刷枚数8枚の印刷ジョブYを実行すべき旨の割り込み要求を行ったときの、印刷ジョブYを実行すべき印刷ユニット、および選択された印刷ユニットで印刷された記録紙Pの集積場所の選択を示すブロック図である。 図11は、実施形態1の並列処理プリンタにおいて、ユーザWが印刷枚数4枚の印刷ジョブZを実行すべき旨の要求を行ったときの、印刷ジョブYを実行すべき印刷ユニット、および選択された印刷ユニットで印刷された記録紙Pの集積場所の選択を示すブロック図である。 図12は、実施形態1の並列処理プリンタにおいて、ユーザU,V、Wが同時に印刷ジョブの実行要求を行ったときの、印刷ジョブX、Y、Zを実行すべき印刷ユニット、および選択された印刷ユニットで印刷された記録紙Pの集積場所の選択を示すブロック図である。 図13は、図12に示す印刷ユニットおよび排出場所の選択が行われた場合において、印刷ジョブYが終了したのちの印刷ユニット、および選択された印刷ユニットで印刷された記録紙Pの集積場所の選択を示すブロック図である。 図14は、図12に示す印刷ユニットおよび排出場所の選択が行われた場合において、印刷ジョブYおよびZが終了したのちの印刷ユニット、および選択された印刷ユニットで印刷された記録紙Pの集積場所の選択を示すブロック図である。 図15は、実施形態2に係る並列処理プリンタの全体的な構成を示す正面図である。 図16は、実施形態2に係る並列処理プリンタの内部構造を示す断面図である。 図17は、実施形態3に係る並列処理プリンタの全体的な構成を示す正面図である。 図18は、実施形態3に係る並列処理プリンタの内部構造を示す断面図である。 図19は、実施形態3に係る並列処理プリンタが備える印刷ユニットの内部構造を示す断面図である。 図20は、本発明に係る並列処理プリンタの構成につき、ほかの例を示す概略図である。 図21は、本発明に係る並列処理プリンタの構成につき、更にほかの例を示す概略図である。
符号の説明
2 印刷ユニット
2A 印刷ユニット
2B 印刷ユニット
2C 印刷ユニット
4 印刷ユニット
4A 印刷ユニット
4B 印刷ユニット
4C 印刷ユニット
6 集積ユニット
6A 集積ユニット
6B 集積ユニット
8 共通排紙路
10 コントローラ
12 筐体
13 底板
14 天板
15 側板
16 側板
20 給紙ホッパ
26 排紙バッファ
34 印刷エンジン
36 ガイドロッド
38 インクジェットヘッド
46 ピックアップローラ
50 給紙ガイド路
60 排紙ガイド路
64 分岐ガイド路
66 分離排紙ローラ
69 経路切替装置
70 排紙バッファ
602 筐体
604 底板
606 天板
610 ソートトレー
610A ソートトレー
610B ソートトレー
610C ソートトレー
612 排紙ガイド路
616 排紙案内装置
616A 案内羽根
618 経路切替装置
618A 案内羽根
620 開口部
1000 並列処理プリンタ
1002 並列処理プリンタ
1004 並列処理プリンタ

Claims (11)

  1. シート状の記録媒体に画像を記録する印刷手段を上下方向に複数配置するとともに、
    前記印刷手段で印刷された記録媒体を外部から取り出し可能に集積する集積部を複数配置し、該複数の集積部のうち、少なくとも1つの集積部は、前記印刷手段に対して上部に配置され、
    少なくとも2つの連続する印刷ジョブの間で、異なる集積部を選択することを特徴とする並列処理プリンタ。
  2. 前記複数の集積部は、前記印刷手段に対して上部に配置され、前記複数の集積部は、印刷された記録媒体をソートトレーでソートするソート手段によって構成されることを特徴とする請求項1に記載の並列処理プリンタ。
  3. シート状の記録媒体に画像を印刷する複数の印刷手段と、前記印刷手段で印刷された記録媒体を外部から取り出し可能に集積する集積部とが上下方向に配置され、
    前記集積部が最上部および前記印刷手段の間に配置されたことを特徴とする並列処理プリンタ。
  4. 前記集積部には、印刷された記録媒体をソートトレーでソートするソート手段が設けられてなる請求項3に記載の並列処理プリンタ。
  5. 前記集積部として、前記印刷手段に設けられ、印刷された記録媒体を一時保持して排紙する排紙バッファを使用した請求項3に記載の並列処理プリンタ。
  6. 前記排紙バッファは、記録媒体を外部から取り出し可能に集積するとともに、記録媒体が載置可能なプレートで構成され、前記プレートを昇降させることにより、記録媒体の集積部および一時保持部のいずれとして機能させるか選択可能である請求項5に記載の並列処理プリンタ。
  7. ユーザが指令する印刷ジョブに応じ、印刷された記録媒体が集積される集積部または前記ソートプレートが自動選択される請求項1〜6の何れか1項に記載の並列処理プリンタ。
  8. 印刷された記録媒体を集積すべき集積部または前記ソートプレートをユーザが選択可能に構成されてなる請求項1〜6の何れか1項に記載の並列処理プリンタ。
  9. ユーザが複数の印刷ジョブを入力すると、前記印刷手段のそれぞれで実行すべき印刷ジョブの割り振りをユーザが設定可能に構成されてなる請求項1〜8に記載の並列処理プリンタ。
  10. 前記印刷手段において実行すべき印刷ジョブが割り振られると、前記振り分け結果を表示する表示手段を有してなる請求項9に記載の並列処理プリンタ。
  11. 前記印刷手段は、単体の印刷ユニットとして、前記集積部は、単体の集積ユニットとして構成され、この印刷ユニットおよび集積ユニットを積み重ねた請求項1〜10の何れか1項に記載の並列処理プリンタ。
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