JP2005098412A - 円すいころ軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】円すいころ軸受1において、内輪3を加工しやすい形状として製造コストの低減を図ったうえで、この内輪3に円すいころ4および保持器5を非分離に組み付けできるようにして、生産性の向上を図る。
【解決手段】内輪3について、その大端側のみに大鍔3bを設けて、小端側に小鍔を設けないシンプルな形状としている。円すいころ4を保持器5に非分離に保持できるようにしたうえで、この円すいころ4と保持器5の組品を内輪3にさらに非分離に組み付けできるようにしている。これにより、内輪3と、円すいころ4と、保持器5との三つを組み合わせるときの作業が簡単かつ迅速に行えるようになる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、円すいころ軸受に関する。
従来、円すいころ軸受の内輪は、外径に円すい軌道面が設けられているとともに、この円すい軌道面の大径側に大鍔が、また、小径側に小鍔がそれぞれ設けられている。大鍔は、円すいころを通じてかかるアキシアル荷重を受けて、円すいころを回転案内するものである。小鍔は、保持器で保持した円すいころを内輪に非分離に組み付けできるようにして、軸受組立や取り扱いを容易とするものであり、軸受回転中には特別な役割をなさないものである。
このような円すいころ軸受では、保持器の外形サイズを、各円すいころの中心線を結ぶ仮想円すい面よりも大きくしたうえで、保持器の円周方向の複数カ所に設けられるポケットを形成する孔の円周方向幅を、前記円すいころの外径よりも適宜小さく設定することにより、円すいころがポケットから外径へ抜け出すことを防止している。
このような保持器を用いることによって、内輪に円すいころを非分離に組み付けできるようにしている。この組み付け手順としては、内輪をその大端面が下になるようにしておいて、この内輪の外径側に保持器を配置し、この保持器のポケットそれぞれに外径側から円すいころを無理嵌めする。これにより、内輪と円すいころと保持器の三つが非分離となる。
上述したような内輪は、小鍔の存在が原因で製造時の加工が困難になるという不具合があるために、この小鍔を廃止することが考えられている。このような小鍔無しの内輪を用いる場合、保持器の大径側に内輪の大鍔に軸方向から引っ掛けられる爪を設けることによって、内輪に円すいころおよび保持器を非分離に組み合せるようにしている(例えば特許文献1参照)。
実開昭58−165324号公報
上記従来例では、内輪に円すいころを組み付けるにあたって、上述したように、内輪の外径側に保持器を配置しておいて、この保持器の各ポケットに円すいころを一つずつ組み付ける必要があり、生産性が悪いことが指摘される。
本発明は、外輪の内周面に設けられた円すい軌道面と内輪の外周面に設けられた円すい軌道面との間に複数の円すいころが介装され、前記各円すいころが円すい形状の保持器で保持されている円すいころ軸受に対して、以下の解決手段を設けて上述した課題を解決したものである。
すなわち、本発明の円すいころ軸受においては、前記内輪の外周面の大径側端部にのみ前記各円すいころを案内するための大鍔を設け、小径側端部にあえて小鍔を設けていない。そして、保持器の円周方向の複数箇所に径方向に貫通するポケットを、また、大径側端部に前記内輪の大鍔に軸方向から引っ掛けられる係止部をそれぞれ設けている。さらに、保持器の外形サイズを、内・外輪間に介装される各円すいころの中心線それぞれを結ぶ仮想円すい面よりも大きく設定するとともに、そのポケットの円周方向幅を、円すいころの外径よりも小さく設定することによって、円すいころが前記ポケットから外径へ抜け出すのを阻むようにしている。そのうえで、保持器の各ポケットの近傍に円すいころの内径への落下を阻む抜け止め部を設けている。
本発明の円すいころ軸受は、単列や複列のいずれも含む。
本発明における保持器は、金属材または合成樹脂材のいずれで形成してもよい。保持器の係止部は、円周方向に所定間隔おきに設けられる爪のようなものでもよいし、また、円周方向の全周に連続して設けられる鍔のようなものでもよい。抜け止め部は、保持器の小径側端部から折り返された屈曲片のようなものでもよいし、また、保持器の各ポケットを仕切る柱部から内径側に突出された突片のようなものでもよい。
この場合、保持器単品の状態で、そのポケットに内径側から円すいころをあてがえば、ポケットを形成する孔の内周面に円すいころの周面が当接するので、円すいころがポケットから外径へ抜け出せなくなる。その状態において、保持器の小径側に設けてある複数の抜け止め部のうち、円周方向に隣り合う各二つの抜け止め部が対となって、円すいころの外周面に内径側から当接するので、円すいころが内径側へ落ちなくなる。このように保持器に円すいころが非分離に保持される。
この円すいころと保持器の組品は、内輪にその小径側から外嵌されるが、前記保持器の大径側に設けてある係止部を内輪の大鍔に軸方向から引っ掛けることによって、内輪と円すいころと保持器との三つが非分離に組み合わされることになる。
以上のように、保持器と円すいころとを非分離の組品として取り扱える構成にしているから、この保持器と円すいころとの組品を内輪に組み付ける作業が簡単に行えるようになる。
また、内輪と円すいころと保持器との三つを非分離の組品として取り扱える構成にしているから、円すいころ軸受を使用場所に組み込むときの作業が簡単に行えるようになる。
ところで、内輪の大鍔の外周面の外端部には、保持器の係止部が軸方向から引っ掛けられる係合部が設けられたものとすることができる。前記係合部は、大鍔の外周面肩部を小径とする環状の段差としたり、あるいは周溝などとすることができる。この場合、保持器の係止部が内輪の大鍔側から軸方向に突出しなくなるので、円すいころ軸受を取り扱うときや使用場所に組み込んだ状態で、前記係止部が何かに干渉することが避けられる。
本発明は、内輪の製造コストを低減できる他、前記内輪に円すいころおよび保持器を非分離に組み付けする作業を簡単かつ迅速に行うことができて、生産性の向上に貢献できる。
図1から図7に本発明の一実施形態を示している。図1は、円すいころ軸受を示す正面図、図2は、図1の(2)−(2)線断面の矢視図、図3は、図1の円すいころと保持器を示す斜視図、図4は、図2の円すいころ軸受を示す背面図、図5は、図2の保持器の一部を展開した平面図、図6は、図2の内輪、円すいころ、保持器を組み合わせる様子を示す図、図7は、図6の組品と外輪とを組み合わせる様子を示す図である。
これらの図を参照して、1は円すいころ軸受の全体を示す。この円すいころ軸受1は、単列タイプであり、外輪2と、内輪3と、複数の円すいころ4と、保持器5とを備える。
外輪2は、その内径の全長にわたって円すい軌道面2aを備える。
内輪3は、その外径に円すい軌道面3aを備えており、円すい軌道面3aの大径側にのみ、径方向外向きに延びる大鍔3bが設けられており、円すい軌道面3aの小径側には小鍔を設けていない。このように内輪3は小鍔が無いシンプルな形状になっている。
円すいころ4は、外輪2の円すい軌道面2aと内輪3の円すい軌道面3aとの間に介装されている。保持器5は、円すいころ4を円周方向ほぼ等間隔に配列するものであり、円周方向の複数箇所に、径方向に貫通するほぼ台形形状の孔からなるポケット5aが設けられている。この保持器5は、鋼板をプレス加工して製作したものであるが、合成樹脂材を成型して製作することもできる。
内輪3の大鍔3bの外周面において外端側には環状段差部(係合部)3cが設けられている。一方、保持器5の大径側端部において円周方向の複数箇所には、径方向内向きに延びる爪(係止部)5bが設けられている。この爪5bは、内輪3の環状段差部3cに軸方向から引っ掛けられるようになっており、その引っ掛かりでもって、内輪3に対して保持器5を非分離とするようになっている。
保持器5の外形サイズは、内輪3の円すい軌道面3a上に配置される複数の円すいころ4の中心線を結んだ仮想の円すい面Xよりも大きく設定されている。保持器5のポケット5aに関しては、図5に示すように、軸方向長さが円すいころ4の軸方向長さよりも大きく設定されており、円周方向幅が円すいころ4の外径よりも小さく設定されている。
保持器5の小径側において各ポケット5a間の領域には、内径側に折り返されて各円すいころ4の内径への落下を阻む屈曲片(抜け止め部)5cが設けられている。この屈曲片5cは、付け根側の幅が狭く、また、先端側の幅が広くなっている。複数の屈曲片5cのうち、円周方向に隣り合う二つの屈曲片5cで幅の広い部分の対向間隔Wは、円すいころ4の直径寸法Rよりも僅かに小さく設定されており、それによって、円周方向に隣り合う二つの屈曲片5cが、円すいころ4の外周面において内径側を支える形になるので、円すいころ4の内径側への落下を阻むことができる。
なお、円すいころ4の直径寸法Rは小端面から大端面へ向けて漸次大きくなっているので、この円すいころ4の直径寸法Rに対応して上記対向間隔Wが設定されている。
このように、保持器5の外形サイズと保持器5のポケット5aの大きさとを規定することにより、円すいころ4がポケット5aから外径側へ抜け出ないようになっている。その状態で、保持器5の小径側に設けてある複数の屈曲片5cのうち、円周方向に隣り合う各二つの屈曲片5cが対となって、円すいころ4の外周面に内径側から当接して受けるので、円すいころ4が内径側へ落下しなくなっている。
次に、円すいころ軸受1の組み立て手順を説明する。
まず、保持器5の各ポケット5aに内径側から円すいころ4を組み付ける。具体的に、図6中の矢印1)で示すように、円すいころ4の小端面をポケット5aの内面で保持器5の小径側に押し付けるようにしてから、図6中の矢印2)で示すように、円すいころ4の大端面をポケット5aに向けて押すようにする。
このようにすれば、保持器5に複数の円すいころ4が径方向内外に外れない状態に保持されるので、これら保持器5と円すいころ4との二つが非分離の組品となる。なお、保持器5のポケット5aへの円すいころ4の組み付け方としては、図8に示すように、保持器5の屈曲片5cを内径側に開いた状態にしておき、この状態で円すいころ4をポケット5a内に挿入した後、屈曲片5cを径方向外側に屈曲させて、円すいころ4をポケット5a内に保持するようにしてもよい。このようにすると、ポケット5a内に円すいころ4をより容易に挿入することができる。
この円すいころ4と保持器5との組品を、図6中の矢印3)で示すように、内輪3の円すい軌道面3a上に外嵌しつつ、保持器5の爪5bを内輪3の大鍔3bの環状段差部3cに軸方向から引っ掛ける。これにより、内輪3と円すいころ4と保持器5との三つが非分離の組品となる。この内輪3と円すいころ4と保持器5との組品に、図7中の矢印で示すように、外輪2を組み付ける。この外輪2は、内輪3と円すいころ4と保持器5との三つのどの部分にも引っ掛かっていないので、簡単に分離できるようになっている。
なお、外輪2は、図示しないが、ケースなどに組み付けておく場合があるが、その場合には、上記とは逆に、外輪2に、内輪3と円すいころ4と保持器5との組品を組み付けるようにする。
以上説明した構成では、次のような効果が得られる。
まず、内輪3を小鍔の無いシンプルな形状にしているから、内輪3を製造するときに加工しやすくなり、生産性ならびに製造歩留まりを向上することが可能になる。
ちなみに、内輪3は単独で鍛造して製作することもあるが、外輪2と内輪3とをセットにした塊として鍛造するネットシェイプ鍛造法にて製作することがある。このネットシェイプ鍛造法で製作した塊は、後で外輪2の部分と内輪3の部分とに分離し、それらの外形部分を旋削加工することにより仕上げる。この旋削加工を行う段階において、仮に内輪3に小鍔を設けていると、加工しにくくなるが、本発明のように小鍔を無くしていれば、加工しやすくなる。
しかも、内輪3に小鍔を設けない分、内輪3の円すい軌道面3aを軸方向に長くすることができるので、円すいころ4の有効軌道長さを長くできるなど、軸受負荷容量の向上に貢献できる。
また、保持器5と円すいころ4とを非分離の組品にするとともに、この保持器5と円すいころ4との組品を内輪3に非分離に保持させることによって内輪3と円すいころ4と保持器5との三つを非分離の組品にしているので、組み立て時の取り扱いが容易になって作業しやすくなる。
なお、保持器5と円すいころ4とを非分離の組品にしている場合、その状態で保管することが可能になるので、例えば内輪3を旋削加工して仕上げた後に、この内輪3に保持器5と円すいころ4の組品を組み合わせるというような段取りの生産ラインを構築できるようになり、生産性の向上につながる。
以下、本発明の変形例や応用例を説明する。
(1)図9および図10に本発明の他の実施形態を示している。この例では、保持器5の大径側端部に、内径側に凹む凹部5dが設けられており、この凹部5dの最深部分にポケット5a内に臨むように突起5eが設けられている。この突起5eは、円すいころ4の大端面の中心に設けられている窪み4aに入れられる。また、屈曲片5cの突出長さが短くされている。
このような保持器5に円すいころ4を組み付ける場合、まず、円すいころ4の大端面の窪み4aを保持器5の突起5eに引っ掛けるようにしてから、円すいころ4の小端面側をポケット5aに向けて押すことにより、当該円すいころ4を円周方向に隣り合う各二つの屈曲片5cの間に押し込む。
このように、円すいころ4を保持器5に組み付けるときに、円すいころ4の大端面側を位置決めした状態で支えることができるから、作業が簡単かつスムーズに行えるようになるなど、効率がよくなる。その他は、上記実施形態と同様であって同様の作用、効果が得られる。
(2)図11および図12に本発明のさらに他の実施形態を示している。この例では、保持器5を合成樹脂材料で製作している。この保持器5は、上記屈曲片5cの代わりに、円周方向に隣り合うポケット5aを仕切る柱部5gの内径側に径方向内向きに二股に延びる突片5hを備えている。
各突片5hは、柱部5gの軸方向ほぼ全長にわたって設けられていて、ポケット5aを挟んで円周方向に隣り合う二つの突片5hの対向間隔は、円すいころ4の直径寸法よりも僅かに小さく設定されている。つまり、ポケット5aを挟む二つの突片5hが、円すいころ4の外周面において内径側を支える形になるので、円すいころ4の内径側への落下を阻むことができる。
ところで、保持器5に円すいころ4を組み付けるには、ポケット5aを挟む二つの突片5hの間に円すいころ4を内径側から無理嵌めする。このように円すいころ4を組み付けるとき、各柱部5gに設けられる二股の突片5hが互いに近づく向きに弾性的にたわみやすいので、円すいころ4の組み付けが簡単に行えるとともに、円すいころ4が傷つかずに済む。その他は、上記実施形態と同様であって同様の作用、効果が得られる。
(3)図13および図14に本発明のさらに他の実施形態を示している。この例では、上記(2)と同様、保持器5を合成樹脂材料で製作したうえで、上記(2)で示した二股の突片5hを単一の突片5iにしている。この突片5iは、保持器5の中心から放射方向に延びる線Yに対して所定角度θ傾いている。複数の突片5iのうち、円周方向に隣り合う二つの突片5iの対向間隔Wは、円すいころ4の直径寸法Rよりも僅かに小さく設定されており、それによって、円周方向に隣り合う二つの突片5iが、円すいころ4の外周面において内径側を支える形になるので、円すいころ4の内径側への落下を阻むことができる。その他は、上記実施形態と同様であって同様の作用、効果が得られる。
(4)本発明は複列円すいころ軸受にも適用できる。この複列円すいころ軸受の場合、図示しないが、単一の外輪と二つの内輪を用いた外向きタイプとされる。このタイプは、他にも、背面合わせ内輪分割形と呼ばれている。この複列円すいころ軸受の場合には、二つの内輪に個別に保持器と円すいころを非分離に組み付けて組品としてから、これらの各組品を単一の外輪に組み付けることができるので、組立作業を簡単かつ短時間で行うことができる。
本発明の実施形態に係る円すいころ軸受を示す正面図 図1の(2)−(2)線断面の矢視図 図1の円すいころと保持器を示す斜視図 図2の円すいころ軸受を示す背面図 図2の保持器の一部を展開した平面図 図2の内輪、円すいころ、保持器を組み合わせる様子を示す図 図6の組品と外輪を組み合わせる様子を示す図 図2の円すいころと保持器を組み合わせる様子を示す図 本発明の他の実施形態で、図2に対応する図 図9の保持器と円すいころの一部を示す斜視図 本発明のさらに他の実施形態で、図2に対応する図 図11の保持器と円すいころの一部を示す斜視図 本発明のさらに他の実施形態で、図2に対応する図 図13の(14)−(14)線断面の矢視図
符号の説明
1 円すいころ軸受 2 外輪
3 内輪 3a 内輪の円すい軌道面
3b 内輪の大鍔 3c 内輪の環状段差部(係合部)
4 円すいころ 5 保持器
5a 保持器のポケット 5b 保持器の爪(係止部)
5c 保持器の屈曲片(抜け止め部)

Claims (2)

  1. 外輪の内周面に設けられた円すい軌道面と内輪の外周面に設けられた円すい軌道面との間に複数の円すいころが介装され、前記各円すいころが円すい形状の保持器で保持されている円すいころ軸受であって、
    前記内輪の外周面の大径側端部にのみ前記各円すいころを案内するための大鍔が設けられており、
    前記保持器は、その円周方向の複数箇所に径方向に貫通するポケットが、また、大径側端部に前記内輪の大鍔に軸方向から引っ掛けられる係止部がそれぞれ設けられており、
    かつ、前記保持器の外形サイズが、前記内・外輪間に介装される各円すいころの中心線それぞれを結ぶ仮想円すい面よりも大きく設定されるとともに、前記ポケットの円周方向の幅が、前記円すいころの外径よりも小さく設定されることによって、前記各円すいころが前記各ポケットから外径へ抜け出ないようになっており、
    前記保持器の各ポケットの近傍に前記各円すいころの内径への落下を阻む抜け止め部が設けられている、ことを特徴とする円すいころ軸受。
  2. 前記内輪の大鍔の外周面の外端部には、前記保持器の係止部が軸方向から引っ掛けられる係合部が設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の円すいころ軸受。
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