JPH07107411B2 - ころ軸受及びその保持部材 - Google Patents

ころ軸受及びその保持部材

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JPH07107411B2
JPH07107411B2 JP62088985A JP8898587A JPH07107411B2 JP H07107411 B2 JPH07107411 B2 JP H07107411B2 JP 62088985 A JP62088985 A JP 62088985A JP 8898587 A JP8898587 A JP 8898587A JP H07107411 B2 JPH07107411 B2 JP H07107411B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、第一のリングが一体をなして形成されかつ二
つのレースと一個づつのレースを有する二個の独立リン
グ一組を有する形式のころがり部材を二列に有するころ
軸受及びその保持部材に関するものである。
(従来の技術及び問題点) かかる形式のころ軸受が解決すべき問題のひとつは、通
常の運転時においてころ軸受をその一部として含む機械
アセンブリでこれを取扱い、運搬し、組立て、更に分解
する作業において二個の独立したリングを軸方向に連結
しまたは固定することである。
かかる独立した軸受リングを軸方向に固定する方法はす
でに知られている。例えばフランス特許第2,439,902号
では、二個の独立したリング内の孔の中へプラスチック
製のブッシュを装入し、内側のリングを形成して用いる
方法が用いられている。これにより取扱い、運搬作業時
に二個の独立したリングは連結され、機械アセンブリ内
へころ軸受が装着されるまでの状態が継続する。しかし
かかる軸方向固定の方法は、内側リングをシャフトに取
付ける前にプラスチック製ブッシュを除去せねばならな
いという点に欠陥があった。こうしてプラスチック製ブ
ッシュを除去すると、内側リングが保持されなくなり、
分解の虞れがある。(すなわちからまったり、傷がつい
たり、汚染したり、ころがり部材がなくなるといった虞
れがある。)同じような欠点は、ころ軸受の分解を受け
部材の外で行なった時も生じる。
その他、内側のリング内の孔に軸方向固定ブッシュを放
置しておくと、シャフトに傷痕が残り、シャフトに傷を
つけることになる。同じことが、例えばフランス特許2,
078,551号に開示された二個の独立した内側リングを締
付けるブッシュの使用についても言える。金属製ブッシ
ュを締付けるやり方は複雑すぎて実施がむずかしく、か
つシャフト上の軸受表面の質を劣悪化する原因となる。
フランス特許第2,104,411号は、二個の外側リングの外
表面に金属製カラーまたはスタッドを締付けて、問題の
解決をはかっている。こうして行なった接続方法は比較
的効果的ではあるが、この方法はやはり実施するには困
難でありかつコストが高くつく。
前記フランス特許は、二個の内側リングを軸方向に支え
るために外側のリングの軸方向に固着した弾性カラーま
たはフランジを用いることを述べている。これらの固着
部材ところがり部材とが相互に作用した結果、また内側
リング内に形成された適当な段部によって独立した内側
リングを軸方向で連結している。かかる部材が複雑であ
るという問題とは全く別に、組立ての前に回転していな
い回転部材の内部を介して力を伝達するのは、回転部材
がフランジ、支持リング、弾性カラーなど二個の独立し
たリングを軸方向に固着する部材と接触した場合に特に
損傷の危険があるので好ましくないことが明らかであ
る。
フランス特許第2,489,905号も、二個の独立した内側リ
ングを弾性カラーで固定し、このカラーが二つの独立し
た内側リング内に特別に設けた溝の中へかしめる装置を
開示している。しかしながら、この解決では、付属品を
別個に製造せねばならず、比較的複雑かつ特別な注意と
操作を必要とする。
最後に、フランス特許第2,492,919号は、ボールベアリ
ングの二個の独立した内側リングを、ベアリングボック
スと一体である舌片を用いて二列のボールと軸方向に固
定し、舌片がこの二個の独立したリング内に特に設けら
れた溝と相互に作用する固定装置を開示している。ボッ
クスと別個の部材を有していないというかかる装置は一
見して有利ではあるが、軸受が作動している間に二個の
独立したリングのかしめ溝の壁面にボックスのつまみが
あたって傷をつけるという由々しい危険がある。
(問題点を解決するための手段、作用及び効果) 本発明は上述した形式のころ軸受に関連するものであっ
て、二個の独立したリングを軸方向に相互に連結するこ
とのできる、製造が簡単でかつ組立体内に組み込んだ後
ではころ軸受の作動と一切干渉の危険がないころ軸受を
提供する。
本発明はさらに、二個の独立したリングを軸方向に連結
する装置が製造の段階で別個の部品を必要としないよう
なころ軸受に関するものである。
また本発明は、二個の独立リングを軸方向において互い
に連結し、二個のリング間のころがり部材の相対的位置
が、従来の形式の箱もしくは保持器の場合と同じように
維持される単一の保持部材に関するものである。
本発明によるころがり部材を二列に有するころ軸受は、
第一のリングが一体成形され二個のレースと、二個の独
立した各一個づつのレースを有するリング一組から成る
形式の軸受である。軸受には二個のリングの間のころが
り部材の相対的位置を維持する手段と二個の独立したリ
ングを同一軸方向で相互に固定する手段が具備されてい
る。本発明によれば、二個の独立したリングは同一軸線
上で相互に固定されており、軸受のころがり部材の少な
くとも数個の相対的位置は、軸受の組立て前には一箇所
またはそれ以上の接続箇所が弱体化されていて、組立て
た後で該箇所がこわれるようになった保持部材の二箇所
の部分により保持されている。
弱体化されている接続箇所は、保持部材の二箇所の軸方
向での位置が組立て前と後では異なっており、軸受を組
み立てた時に当該接続箇所が自動的にこわれるようにな
っていることが好ましい。
二個の独立したリングを互いに軸方向で固定している保
持部材は好ましくは軸受の独立したリングの一個の内径
の中の少なくとも一本の溝と係合するようになっている
半径方向に延びた鉤を有するブッシュもしくは接続要素
から成っている。
接続要素は独立したリングの内の一個の対応する表面と
係合するように軸方向で停止用面をもったことが好まし
い。
上記の通り、保持部材を例えば、適当な充填材で強化し
た成形プラスチックで従来技術による保持器と全く同じ
ようにして製造することが可能となる。ころがり部材は
保持器を形作っている保持部材の部分で固定され、一方
二個の独立リングはユニット全体を組立てると同時に、
弱体化した接続箇所がこわれると自動的に互いに軸方向
で固着化され、接続要素は保持器を形成する保持部材の
部分から離脱する。
かかる保持部材はいくつかの態様により実施することが
できる。
好ましい実施例によれば、二個の独立したリングを軸方
向で確実に接続する保持部材は、鉤を二列連設した接続
要素より成り、各鉤の列は該独立したリングの一個内に
設けた溝と係合するような設計とした。ころがり部材を
定位置に保持する保持部材は好ましくは、二列のころが
り部材を受けるようにした千鳥状に配された室又はポケ
ットを有する保持器を構成する。
弱体化された接続箇所は好ましくは、少なくとも三個の
厚味を減じた領域を有する半径方向に延びた接続用スタ
ッドから成る。接続スタッドは、軸受の対称部分の半径
面において接続要素と一体化して成りかつ軸受の対称半
径面とは平行でない位置の保持器と一体である。従っ
て、ころ軸受全体を組み立てると、接続スタッドはこわ
れることになる。
もう一つのやはり好ましい実施例によればころがり部材
を特定の場所に支持する保持部材は、ころがり部材の複
数列の内の一つのころがり部材を受け入れるためのポケ
ットを有する第一の保持器から成る。
また別の有用な実施例によれば、二個の独立したリング
は、軸受の対称半径面に関して対称である二個の保持部
材により互いに接続されている。各保持部材は、ころが
り部材の複数列の内一つのころがり部材を受け入れるよ
うにしたポケットを有する保持器と、保持器内に保持さ
れたころがり部材用のレースを有する独立リング内に設
けた溝と係合するようにした一列の鉤を有する接続要素
から成る。
鉤は好ましくはこれとに対応する溝部が間在する等距離
をおいて軸方向の舌状部の端部に位置し、二個の保持部
材が互いに嵌合するようになるのがよい。
この実施例では、各保持部材の鉤は好ましくは傾斜面を
有していて、他の保持部材の溝部の底面が同じく傾斜を
有して係合するようになっており、組立て後にこの二つ
の相補完する傾斜面の形状の故で鉤の作用を強化する。
本実施例では、用いた二個の保持部材が完全に左右対称
をなしているので、単一の金型で製造が可能であること
が理解されよう。
二個の独立したリングが軸受の内側のリングまたは外側
のリングを形成する時、本発明の有用性が明らかにな
る。いかなる形式のころ軸受にも適用可能であるが、中
でもアンギュラーコンタクトボール軸受、円筒またはテ
ーパころ軸受に適用できる。
本発明は、成型プラスチック製で二列のころがり部材を
有するころ軸受の該ころがり部材を受け入れるポケット
を設けた円筒状保持器の形状をその一部とする保持部材
に関するものであり、一体成形した第一のリングと二個
の独立したリング一組からなる形式の保持部材に関す
る。保持部材は、これと一体となって形成された保持器
と同心であり、弱体化した接続箇所一箇所またはそれ以
上により保持器と接続されている接続要素を有してお
り、軸受を組み立てるとこの接続箇所がこわれるように
なっている。
接続要素は好ましくは半径方向に延びた複数の鉤を有す
る。
好ましい実施例では、接続要素は厚味を減じた領域を有
する少なくとも三個の半径方向の接続用スタッドを介し
て保持器へ接続される。接続用スタッドは接続要素の対
称半径方向面において接続要素と一体化して成り、同時
に保持器の対称半径面とは平行でない位置で保持器と一
体化してなる。
本発明による保持部材を有する、二列のころがり部材を
具備したころ軸受は以下の通り組み立てられる。
−ころがり部材を、保持器を形成する保持部材内へ導入
する。
−組立体全体を、一体化したリングのレース上へ載置す
る。
−二個の独立リングは、保持部材のブッシュ形をなす部
材の端部に当接するまで軸方向に導く。
−接続要素の鉤の列が独立リングの一つの溝内へ進入
し、独立リングに当接するまで、独立リングに軸方向力
を加える。
−独立リング上の軸方向へ押圧する力は保持部材の弱体
化した接続箇所がこわれ、もう一つの鉤の列が他の独立
リングの溝の中へ進入するまで継続する。
二個の対称部分を有する保持部材を有するころ軸受につ
いては、組立ては次のように行われる。
−ころがり部材は、保持器を形成する各保持部材の中へ
導かれる。
−組立体全体は、一体成形したリングのレース上に載置
される。
−二個の独立リングは、各保持部材のブッシュの形を成
す部分の端部に当接するまで軸方向に導かれ、同時に保
持器を形成する二個の保持部材は互いに当接する、 −独立リングには軸方向の押圧力をかけて、保持部材の
一つの弱体化した領域がこわれ、この保持部材の鉤が独
立リングの一つの溝内に進入するまで、これを続ける。
−独立リング上の軸方向に沿った押圧作用は、他の保持
部材の弱体化接続箇所がこわれて、この他の保持部材の
鉤が他の独立リングの溝内へ進入するまで続けられる。
(実施例) 以下、図面に示した実施例を参照にして本発明を詳細に
説明する。これらは例示のためであって、限定を目的と
するものではない。
第1図に示すように、本発明によるアンギュラーコンタ
クトのボールを二列有する軸受は、外側リング1と二個
の内側リング2,3から成る。二列のボール4,5は、外側リ
ング1と内側リング2,3の間に挿入され、外側リングの
1内径と二個の独立した内側リング2,3の外側シリンダ
表面に設けたレース8,9の上に設けたレース6,7の上を通
常の状態で転動する。
ボール4,5の相対的位置はほぼ筒状をなす箱もしくは保
持器10によって保持されている。第2図の展開図に示し
た保持器10の辺縁部、すなわちその対称半径面の両側に
は、外側へ向かって開放され、ボール4または5を受け
入れる複数の室もしくはポケット11,12が設けられる。
ポケット11,12はボール4,5と同じ輪郭を有し、ボールを
ポケットの中へ弾性をもってスナップ状に押し込むこと
のできる弾性肢13により境界が画されている。
二個の独立リング2,3は第2図に示すように横方向に千
鳥状に配置した二列の鉤15,16を有するブッシュもしく
は接続要素14により軸方向で互いに固定されている。
保持器10と接続要素14とは同心であり、最初は第2図に
その一部を示し全体を17とした単一の保持部材と一体を
成す。保持器10を形成する保持部材17の一部は最初接続
要素14を形成する一部に、断面積19を減じて10と14とが
これら弱体化した領域がこわれると容易に離脱するよう
にした三個の半径方向上のスタッドにより固着されてい
る。
保持部材17は、適当な充填材を添加したプラスチック製
であることが好ましく、単一の金型で成型して製造する
ことにより、保持器10と接続要素14を最初接続スタッド
18を介して一体として形成することができる。
接続要素14の外側辺縁面上に突出している接続スタッド
18の部分20は、接続要素14の対称半径面上に位置する。
一方、保持器10の内径を成す部分21は、保持器10の対称
半径面と平行していない位置にある。保持部材17用の金
型の分割線が三個の接続スタッド18の対称面を貫通して
いて、保持部材17の製造を容易にしていることが明らか
である。
さらに接続スタッド18の部分21が平行な位置にないの
で、本発明による軸受組立作業時に保持器10と接続要素
14を分割することが非常に簡単に行なえる。
以下に、第3図ないし7図を参照しつつ、組立工程を説
明する。
ボール4,5を接続要素14と一体を成す保持器10のポケッ
トの中へ外側リング1のレースに当接するまで連続して
導入する。第4図、第5図に示すように、二個の内側リ
ング2,3を鉤15,16の端部が二個の内側リング2,3の最先
端に当接するまで、連続して導入する(第5図)。それ
から二個の内側リング2,3へ軸方向の押圧力をかけ、先
ず最初に、例えば鉤15を第6図に示すように内側リング
2と溝2a内へ進入させる。この軸方向の押圧力(第7
図)をかけ続けて、第二列目の鉤16がもう一つの内側リ
ング3の溝3a内へ進入するようにする。
鉤15の外側辺縁が溝2aの端部に軸方向で当接し、保持器
10と接続している部分21の位置が平行でないから、軸方
向の押圧力が三個の接続スタッド18をこわすことが明ら
かとなる。
第7図に示す最終位置は、第1図に示したものと対応す
る。この位置では、二個の内側リング2,3とが軸方向で
接続要素14によって支持されており、特に鉤15,16の二
列が溝2a,3a内へ弾性をもって押し込まれた後は離脱す
ることができないので、二個の内側リング2,3を軸方向
で互いに固定していることが明らかである。
上述した実施例では独立したリングが二個の内側リング
2,3となっているが、この配置を逆にすることが可能な
のは、第2図に示した別の形からも明らかである。
この実施例では、同じ構成要素には同一の参照番号を付
してあり、一体となっているリングは内側リング22であ
り、二個の独立リング23,24が外側リングを形成してい
る。保持部材は、前述した図の実施例では接続要素14が
保持器10の内部に同心で配置されていたが、これとは逆
に、保持器25と同心だが外側に配置された円筒状の接続
要素26の形をなす部分と、保持器25を形成する部分から
成る。接続要素14と同じく接続要素26は、外側リング2
3,24に設けた溝29,30と係合している鉤27,28を有してお
り、鉤が互いに固定するようにしている。接続要素26、
保持器25は、最初は単一片の二つの部分であって、三個
の接続スタッドにより接続されており、各スタッドは接
続要素26の対称半径方向面で接続要素に接続している部
分31と保持器25の対称半径方向面と平行ではない位置で
保持器と接続している部分32とから成っている。前述し
た場合と同じように、アンギュラーコンタクトボールを
二列有する軸受の組立時に接続スタッドがこわれる。
第9図に示した別の実施例では、第1図に示したのと同
様のアンギュラーコンタクトボールを二列有する軸受を
用いる。同一の構成要素には、同じ参照番号を付してあ
る。
ここでも同じように、単一片から成る外側リング1と、
同じ外側溝2a,3aを有する独立内側リング2,3が設けられ
ている。
本実施例が他と異なる点は、保持部材の構造が異なって
いる点で、その展開図を第10図に示し、全体を33とす
る。
保持部材33は前述したものと同じ接続要素14と、ボール
4の列の内一つと係合する一列の横方向のポケット35を
設けた保持器34を形成する部分を有する。鉤15,16を具
備した要素14と、前述したように三個の接続スタッド18
により保持器34を接続している。前述したように、要素
14と一体を成すスタッド18の部分20は接続要素14の対称
半径面上にある。保持器34の内径の部分21の位置は、組
立後は第9図に示す通り軸受の対称半径軸に関して平行
ではなく、従って弱体化した接続部が前記同様に軸受の
組立中にこわれるようになっている。ボール5の2番目
の列は、組立作業中に保持器34に当接できる別の保持器
36と連動する。
第11図ないし第17図に組立工程を示す。保持部材33の保
持器34のポケット35へ装入された第一列のボール4は第
11図に示したように外側のリング1の内径の中へ先ず載
置される。ボール5の第二列は別個の保持器36と一緒に
その後装入される(第12図)。二個の独立内側リング2,
3が第13、14図に示すように内側リング2,3の外側の縁に
鉤15,16が当接するまで引き続き装入される(第14
図)。その後二個の内側リング2,3上に軸方向の力をか
け、保持器34と同じ側にある鉤15の列が内側リング2の
溝2a内へ貫通(第15図)するまで力をかけつづける。第
16図に示した軸方向の押圧力は、保持部材33の一部を構
成する保持器34と別の保持器36との接触がなくなるまで
続けられる(第16図)。第2の鉤の列16が弾性をもって
溝3a内に押し込まれ、その中へ進入すると同時に要素14
と保持器34とは領域19で弱体化された部分を有する三個
の接続スタッド18がこわれる結果、分離する。この第17
図に示す最終位置は、第9図と対応する。この位置で
は、二個の内側リング23が要素14の鉤15,16の二列によ
り軸方向に保持される。
この実施例では第1図と同様、本発明を単一片から成る
外側リング一個と独立した内側リング二個から成るアン
ギュラーコンタクトボールを二列有するボール軸受とし
て例示したが、内側リングが一体を成している列として
も、大幅な変更を加えることなく実施することが可能で
あるのは第8図からみても明らかであろう。
軸受保持器が二つの部材から成る実施例について上述し
たが、この例では第1図に示した実施例よりもころがり
部材の列を互いに離さなければならない場合有利であ
る。
第18図に示す別の実施例もこの種の状況において使用可
能である。
この実施例では、第1図と同じように単一の外側リング
1と二個の独立内側リング2,3から成る二列のアンギュ
ラーコンタクトボールを有するボール軸受を用いる。第
18図以下の図面では、前述した実施例の構成要素と同一
の要素には同じ参照番号を用いた。
本実施例では、二個の同一の保持部材を用いており、そ
の内の一個37を第19図に一部展開して示す。各保持部材
37は、軸受のボール一列のボールを受けるべく設けた複
数のポケット35を有し保持器を形成する部分38を有して
いる。保持部材はさらに先端が内側に向いて半径方向に
突出しているブッシュ形状部分39をも有している。部分
39は保持器38と同心であり、ここでは保持器38の内部に
配置されている。鉤40は対になった溝部42が間に介在す
る軸方向の舌状部41の端部に配置されている。従って部
分39は、鋸歯状である一連のほぼ三角形をした舌状部41
とその間にある同一形状寸法の溝部から成っている。鉤
40は舌状部41の先端、すなわち保持器38のポケット35の
反対側に位置する。各溝部42の底43は半径面に関して傾
斜している。同様に、鉤40の端部には傾斜面44があり、
この傾斜は傾斜面43の傾斜と同じである。保持器38と保
持器39は、部分39の舌状部41と一体である三個のスタッ
ド18によりかつ部分20を介して接続されており保持器38
とは部分21を介して接続されている。
本実施例では、二個の保持部材37は同一であるので単一
の金型を用いて成形することができ、また二個の保持部
材37は形状が対になっているので、中へ入れ込むことが
できる。
第18図、第20図ないし第25図では、ボールの第一列4と
連動する保持部材37の種々の構成要素をaを付して示
し、ボールの第二列5と連動する他の保持部材37の構成
要素にはすべてbを付して示す。
組立て後は、第18図に示すように、独立内側リング2,3
は軸方向で互いに固着した部分39a,39bにより固定され
ている。特に、鉤40aはボールの第二列5と連動する内
側リング3の溝3a内へ進入している。同様に、部分39b
の鉤40bは、ボールの第一列4と連動している内側リン
グ2の溝2a内へ進入している。傾斜面43bは溝3a内で傾
斜面44aと連動しており、傾斜面43aは溝2a内で傾斜面44
bと連動している。
第18図の上側に見える断面では、保持器の半部分38aを
ブッシュの半部分39aと連結している接続スタッド18aの
部分20aと21aが示されており、該接続スタッドは軸受の
組立時にこわれている。一方では、第18図の下側の部分
での別の断面ではブッシュの半部分39bを保持器の半部
分38bと連結しているスタッド18bの部分20b,21bとが示
されている。両方の場合において、接続スタッド18a,18
bの部分20a,20bとは、軸受の組立て後、後者の対称半径
面に、そして二個のブッシュの半部分39a,39bとを接続
して形成した接続要素の対称半径面に配置されるように
なっている。一方、接続スタッド18a,18bの部分21a,21b
とは同じ対称半径面に関して平行ではないので、軸受の
組立時に接続スタッド18a,18bがこわれるようになって
いる。
第20図ないし第25図に種々の組立工程を示す。
第20図に示すように、第一の保持部材37aに載置したボ
ールの第一の列4と第二の保持部材37b上に載置したボ
ールの第二の列5とから各々成る二個の別々の組立体を
先ず外側リング1内へ装入する。二個の独立した内側リ
ング2,3とが第21図、第22図に示すように、二個の保持
部材37a,37bの各鉤40a,40bとその外縁部を介して接触す
るまで連続して装入される。第23図に示すように二個の
内側リング2,3上に軸方向の力がかけられ、二個の保持
部材37a,37bが互いに当接する。同じように、二個のブ
ッシュの半部分39a,39bの底面は溝2a,2bの肩部45,46に
当接する。この瞬間まで、接続スタッド18a,18bは原形
を留めており、各保持部材37a,37bの二つの部材は互い
に原形を留めている。断面の選択次第では、第20図ない
し第23図が接続スタッド18aのみを示していることが明
らかであろう。勿論断面の外側に位置する接続スタッド
18bがこの段階では原形を留めていることは言うまでも
ない。
第24図に示すように、軸方向の押圧を続けると、第20図
ないし第23図のものとは違った断面の接続スタッド18b
がこわれる結果となる。したがってこの段階では、ボー
ルの第二列5と連動する保持部材37bが保持器の半部分3
8bとブッシュの半部分39bに別れるのに対し、保持部材3
7aの二つの部分が接続スタッド18aにより互いに連結し
て一体を成している。第25図は第20図ないし第23図と同
じ面にある断面を示すが、該図中の軸方向の押圧を継続
すると、接続スタッド18aは鉤40a,40bがその各溝部2a,3
aに進入した際にこわれるようになっている。第18図に
示される最終的位置では、二個の内側リング2,3が互い
に固定した二個のブッシュの半部分39a,39bにより軸方
向で固定されている。
第18図を見ると、鉤40a,40bをその各溝2a,3a内へ押し込
んだ後では、底面43a,43bの傾斜面と鉤40a,40bの傾斜面
44a,44bと対になった傾斜面との連動によって強化した
ブッシュ39a,39bの鉤効果により軸方向にリング2,3が外
れるのを防いでいる。事実、内側リング2,3を互いに引
きはなそうとする力により鉤40a,40bが各溝2a,3a内へ進
入するので、鉤効果をさらに改善する効果が得られる。
本発明を主としてアンギュラーコンタクトころがり部材
を二列に有するボール軸受について説明したが、本発明
に変更を加えて、円筒ころ、円錐ころ等の異なる形のこ
ろがり部材を二列有するころ軸受に適用するのはさして
困難ではないことが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるころ軸受の断面図であって組立
後保持部材の接続用スタッドがこわれた後を示す。第2
図は、本発明による保持部材の一部展開図である。第3
図ないし第7図は、第1図のころ軸受の組立工程を示
す。第8図は、第1図と同じく断面図であって、本発明
による別のころ軸受を示す。第9図は、本発明によるさ
らに別のころ軸受を示す断面図である。第10図は、第9
図に示したころ軸受に用いる保持部材の一部展開図であ
る。第11図ないし第17図は、第9図に示したころ軸受の
組立工程図を示す。第18図は、二個の同一保持部材を用
いた本発明によるころ軸受の別の態様を示す。第19図
は、第18図のころ軸受に用いた保持部材の内一個の一部
展開図である。第20図ないし第25図は、第18図のころ軸
受の組立工程を示す。 1……リング 2,3……独立リング 2a,3a……溝 4,5……ころがり部材 10,34,38,38a,38b……保持器 11,12,35,36……ポケット 14,39……接続要素 15,16,40……鉤 17,33,37a,37b……保持部材 18,18a,18b……接続スタッド 19……厚み 39a,39b……ブッシュ形部分 41……舌状部 42……溝部 43……底部 44……傾斜部

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二列のころがり部材と二個のレースを有
    し、各一個ずつのレースを有する二個の独立リング2,3
    一組、およびリング間のころがり部材の相対的位置を保
    持する手段ならびに二個の独立したリングを軸方向で固
    定する手段を有する保持部材を備えたころ軸受におい
    て、 保持部材は、ころがり部材の相対的位置を保持する手段
    と二個の独立したリングを軸方向で固定する手段が接続
    箇所により一体に形成されており、 二個の独立したリング2,3が軸方向で互いに固定されこ
    ろがり部材の少なくともいくつかの部材の相対的位置が
    軸受組立が行われる前に一個またはそれ以上の上記接続
    箇所18が弱くなっていて組立時にこわれるようにした上
    記保持部材17,33,37の内二個により保持されることを特
    徴とするころ軸受。
  2. 【請求項2】弱体化した接続領域を、保持部材の二つの
    部分の軸方向の位置を組立の前と後で異なるようにして
    配置し、該接続領域が組立作業中にこわれるようにした
    ことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項に記載のこ
    ろ軸受。
  3. 【請求項3】二個の独立リング2,3を軸方向で互いに固
    着させるようにした保持部材17,33,37が該独立リングの
    内の一個の上に設けた少なくとも一つの溝2a,3aと係合
    するようにした半径方向に延びる鉤15,16,40を具備する
    接続要素14,39から成ることを特徴とする特許請求の範
    囲第(1)項に記載のころ軸受。
  4. 【請求項4】接続要素14,39が独立リングの内の一個の
    対応する表面と連動して組立作業中に接続箇所18をこわ
    すようになっていることを特徴とする特許請求の範囲第
    (3)項に記載のころ軸受。
  5. 【請求項5】二個の独立したリング2,3を軸方向で互い
    に固定する保持部材17,33の部分が該独立リングの一個
    に設けた溝と係合するようにした鉤15,16二列を有する
    接続要素14から成ることを特徴とする特許請求の範囲第
    (1)項に記載のころ軸受。
  6. 【請求項6】ころがり部材を定位置に保持するための保
    持部材17の部分が、ころがり部材4,5の二列のころがり
    部材を受けるための千鳥状に配されたポケット11,12を
    設けた保持器10から成ることを特徴とする特許請求の範
    囲第(5)項に記載のころ軸受。
  7. 【請求項7】保持部材17の二個の部分が軸受組立前に
    は、厚みを減じた領域19を有する少なくとも三個の半径
    方向の接続スタッド18により一体を成すように接続され
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第(6)項に記
    載のころ軸受。
  8. 【請求項8】接続スタッド18が接続要素14の対称半径面
    において接続要素と一体であり、軸受の対称半径面と平
    行でない位置で保持器と一体であることを特徴とする特
    許請求の範囲第(7)項に記載のころ軸受。
  9. 【請求項9】ころがり部材を定位置に保持するための保
    持部材33の部分が、ころがり部材の列の内の一列4のこ
    ろがり部材を受けるポケット35を備えた第一の保持器34
    から成り、他の列5のころがり部材が別の保持器36によ
    り保持されていることを特徴とする特許請求の範囲第
    (5)項に記載のころ軸受。
  10. 【請求項10】保持部材の二つの部分が軸受組立前に
    は、厚み19を減じた領域を有する少なくとも三個の半径
    方向の接続スタッド18により一体となって接続されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第(9)項に記載の
    ころ軸受。
  11. 【請求項11】接続スタッドが接続要素14の対称半径面
    上で接続要素と一体化しておりかつ軸受の対称半径面と
    は平行ではない位置にある第一の保持器34と一体化して
    いることを特徴とする特許請求の範囲第(10)項に記載
    のころ軸受。
  12. 【請求項12】軸受の対称半径面に対称である二個の保
    持部材37a,37bを有し、各保持部材は、ころがり部材列
    の内の一つのころがり部材を受けるためのポケット35を
    設けた保持器38と、上記ころがり部材用レースを有する
    独立リングの一個に設けた溝と連動するようにした鉤一
    列40を有する接続要素39から成ることを特徴とする特許
    請求の範囲第(1)項に記載のころ軸受。
  13. 【請求項13】鉤40が対になった溝部42を間に有する等
    距離の軸方向舌片41の先端に位置していて、二個の保持
    部材37a,37bが互いに嵌合するようにしたことを特徴と
    する特許請求の範囲第(12)項に記載のころ軸受。
  14. 【請求項14】各保持部材の鉤40が他の保持部材の溝部
    の底部43と対応する傾斜面44を有し、組立後に二個の対
    になった傾斜面の形状が互いに補完し合うものであるの
    で鉤の作用を補強することを特徴とする特許請求の範囲
    第(13)項に記載のころ軸受。
  15. 【請求項15】厚みを減じた領域を有する半径方向上の
    接続スタッド18a,18bが軸受の対称半径面にある各保持
    部材37a,37bの接続要素と一体をなしており、かつ軸受
    の対称半径面とは平行ではない位置の保持器38a,38bと
    一体をなしていることを特徴とする特許請求の範囲第
    (12)項ないし第(14)項のいずれか一つに記載のころ
    軸受。
  16. 【請求項16】独立リングが軸受の内側リングを形成す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項に記載の
    ころ軸受。
  17. 【請求項17】二個の独立リングが軸受の外側リングを
    形成することを特徴とする特許請求の範囲第(1)項に
    記載のころ軸受。
  18. 【請求項18】ころがり部材を二列に有するころがり軸
    受のころがり部材を受けることのできるポケットを設け
    た筒状の保持器10,34,38をなす部分を有する成型プラス
    チック製の保持部材は、単一片から成る第一のリングに
    同心に配された二個の独立リング一組を接続する接続要
    素14,39が上記保持器をなす部分と一体に接続されてお
    り、該接続箇所は保持器10,34,38と同心でかつ一箇所ま
    たはそれ以上の箇所で弱体化されて形成されていて軸受
    組立作業中にこわれるようになっていることを特徴とす
    る保持部材。
  19. 【請求項19】接続要素14,39が複数の半径方向に向い
    た鉤15,16,40を有することを特徴とする特許請求の範囲
    第(18)項に記載の保持部材。
  20. 【請求項20】接続要素14,39が、厚みを減じた領域19
    を有する少なくとも三個の半径上の接続スタッド18によ
    り保持器へ接続されていることを特徴とする特許請求の
    範囲第(18)項に記載の保持部材。
  21. 【請求項21】接続スタッド18が接続要素14の対称半径
    面において接続要素14と一体であり、かつ保持器の対称
    半径面とは平行ではない位置で保持器10と一体であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第(20)項に記載の保持
    部材。
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