JPH09177794A - ころ軸受用保持器 - Google Patents
ころ軸受用保持器Info
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- JPH09177794A JPH09177794A JP35024195A JP35024195A JPH09177794A JP H09177794 A JPH09177794 A JP H09177794A JP 35024195 A JP35024195 A JP 35024195A JP 35024195 A JP35024195 A JP 35024195A JP H09177794 A JPH09177794 A JP H09177794A
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- JP
- Japan
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- cage
- core material
- roller bearing
- retainer
- outer cover
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/22—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
- F16C19/24—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for radial load mainly
- F16C19/28—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for radial load mainly with two or more rows of rollers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/46—Cages for rollers or needles
- F16C33/4611—Cages for rollers or needles with hybrid structure, i.e. with parts made of distinct materials
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-
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- F16C2220/00—Shaping
- F16C2220/02—Shaping by casting
- F16C2220/04—Shaping by casting by injection-moulding
Abstract
(57)【要約】
【課題】 櫛型でありながら高い剛性が得られ、かつ潤
滑性も良くて潤滑剤の劣化や変色も少なく、軽量化も図
れるものとする。 【解決手段】 リング部３ａの両側面に複数本の柱部３
ｂを各々突設し、隣合う柱部３ｂ間をころ保持用のポケ
ット５とした櫛型の複列ころ軸受用保持器３とする。こ
の保持器３を，リング部３ａおよび柱部３ｂの骨組みと
なる芯材６と、この芯材７を覆う樹脂外皮７とで構成す
る。芯材６は、金属または金属に相当する強度を持つ材
質のものとする。
滑性も良くて潤滑剤の劣化や変色も少なく、軽量化も図
れるものとする。 【解決手段】 リング部３ａの両側面に複数本の柱部３
ｂを各々突設し、隣合う柱部３ｂ間をころ保持用のポケ
ット５とした櫛型の複列ころ軸受用保持器３とする。こ
の保持器３を，リング部３ａおよび柱部３ｂの骨組みと
なる芯材６と、この芯材７を覆う樹脂外皮７とで構成す
る。芯材６は、金属または金属に相当する強度を持つ材
質のものとする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種の機器の軸
受、例えば工作機械主軸等の高速回転用の軸受などに応
用されるころ軸受用保持器に関する。
受、例えば工作機械主軸等の高速回転用の軸受などに応
用されるころ軸受用保持器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ころ軸受用保持器の材質として、
黄銅等の金属製のものと、樹脂製のものとがある。黄銅
製保持器は、図３に示すようにリング部５１ａの両側に
柱部５１ｂを突設した櫛型としてあり、ころ５２の片側
端面が開放状態となる。５４は軸受内輪を示す。この黄
銅製保持器５１は、金属製であるため剛性の確保が容易
であり、櫛形であっても保持器強度は実用的に十分なも
のとなる。また、このような櫛型形状は、片側が開放さ
れているため、潤滑剤の過剰分が排出され易く、攪拌抵
抗による温度上昇が小さい。樹脂製保持器５３は、図４
に示すように箱型とされるが、軽量で、かつ自己潤滑性
もあるため、潤滑剤の変色が生じず、劣化し難い。
黄銅等の金属製のものと、樹脂製のものとがある。黄銅
製保持器は、図３に示すようにリング部５１ａの両側に
柱部５１ｂを突設した櫛型としてあり、ころ５２の片側
端面が開放状態となる。５４は軸受内輪を示す。この黄
銅製保持器５１は、金属製であるため剛性の確保が容易
であり、櫛形であっても保持器強度は実用的に十分なも
のとなる。また、このような櫛型形状は、片側が開放さ
れているため、潤滑剤の過剰分が排出され易く、攪拌抵
抗による温度上昇が小さい。樹脂製保持器５３は、図４
に示すように箱型とされるが、軽量で、かつ自己潤滑性
もあるため、潤滑剤の変色が生じず、劣化し難い。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】黄銅保持器５１および
樹脂製保持器５３は、上記の利点がある反面、次のよう
な欠点がある。黄銅保持器５１は、重量的に重く、また
軸受内で使用中に摩耗粉が発生する。このため、潤滑剤
が変色や劣化を起こしやすい。また、樹脂製保持器５３
は、剛性が十分でないため、図４のようにころ５２を取
り囲む箱型の形状にしなくてはならない。そのため、こ
ろ５２が保持器５３内に閉じ込められ、余分な潤滑剤が
排出されにくく、攪拌抵抗により温度が上昇し易い。ま
た、箱型としても、金属製の保持器５１に比べれば剛性
が劣る。
樹脂製保持器５３は、上記の利点がある反面、次のよう
な欠点がある。黄銅保持器５１は、重量的に重く、また
軸受内で使用中に摩耗粉が発生する。このため、潤滑剤
が変色や劣化を起こしやすい。また、樹脂製保持器５３
は、剛性が十分でないため、図４のようにころ５２を取
り囲む箱型の形状にしなくてはならない。そのため、こ
ろ５２が保持器５３内に閉じ込められ、余分な潤滑剤が
排出されにくく、攪拌抵抗により温度が上昇し易い。ま
た、箱型としても、金属製の保持器５１に比べれば剛性
が劣る。
【０００４】この発明は上記の各欠点を解消し、櫛型で
ありながら高い剛性が得られ、かつ潤滑性も良くて潤滑
剤の劣化や変色も少なく、軽量化も図れるころ軸受用保
持器を提供することを目的とする。
ありながら高い剛性が得られ、かつ潤滑性も良くて潤滑
剤の劣化や変色も少なく、軽量化も図れるころ軸受用保
持器を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明のころ軸受用保
持器は、リング部の両側面に複数本の柱部を各々突設
し、隣合う柱部間をころ保持用のポケットとした櫛型の
複列ころ軸受用保持器であって、前記リング部および柱
部の骨組みとなる芯材と、この芯材の少なくともころ接
触面を覆う樹脂外皮とで構成したものである。前記芯材
は、金属または金属に相当する強度を持つ材質のものと
する。このように、強度に優れた芯材に樹脂外皮を設け
たものであるため、櫛型でありながら強い剛性が得ら
れ、しかも表面が樹脂のため、潤滑性が良く、また潤滑
剤の変色や劣化も避けることができる。櫛型であるた
め、余分な潤滑剤の排出が良好に行われ、攪拌抵抗によ
る温度上昇が小さい。さらに、全体を金属材料としたも
のに比べて軽量化される。この構成の保持器において、
前記樹脂外皮は、芯材と一体成形されたものとしても良
い。その場合、射出成形が可能な樹脂を用いる。また、
芯材にコーティングを施してもよい。また、前記樹脂外
皮を、外径面に芯材嵌合凹部を有するものとして単独で
成形し、この凹部に芯材を嵌合させても良い。また、こ
のころ軸受用保持器は、リング部の中央で２分割し、両
側の分割保持器で各列のころを保持するものとしても良
い。
持器は、リング部の両側面に複数本の柱部を各々突設
し、隣合う柱部間をころ保持用のポケットとした櫛型の
複列ころ軸受用保持器であって、前記リング部および柱
部の骨組みとなる芯材と、この芯材の少なくともころ接
触面を覆う樹脂外皮とで構成したものである。前記芯材
は、金属または金属に相当する強度を持つ材質のものと
する。このように、強度に優れた芯材に樹脂外皮を設け
たものであるため、櫛型でありながら強い剛性が得ら
れ、しかも表面が樹脂のため、潤滑性が良く、また潤滑
剤の変色や劣化も避けることができる。櫛型であるた
め、余分な潤滑剤の排出が良好に行われ、攪拌抵抗によ
る温度上昇が小さい。さらに、全体を金属材料としたも
のに比べて軽量化される。この構成の保持器において、
前記樹脂外皮は、芯材と一体成形されたものとしても良
い。その場合、射出成形が可能な樹脂を用いる。また、
芯材にコーティングを施してもよい。また、前記樹脂外
皮を、外径面に芯材嵌合凹部を有するものとして単独で
成形し、この凹部に芯材を嵌合させても良い。また、こ
のころ軸受用保持器は、リング部の中央で２分割し、両
側の分割保持器で各列のころを保持するものとしても良
い。
【０００６】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図１と共
に説明する。（Ａ）は保持器の部分斜視図、（Ｂ）は同
保持器を使用したころ軸受の断面図である。軸受１は複
列円筒ころ軸受であり、鍔無しの内輪１と鍔付きの外輪
２の間に、保持器３に保持された複列のころ４を介在さ
せてある。保持器３は、リング部３ａの両側面に複数本
の柱部３ｂを各々突設し、隣合う柱部３ｂ，３ｂ間をこ
ろ保持用のポケット５とした櫛型のものである。この保
持器３は、前記リング部３ａおよび各柱部３ｂの骨組み
となる芯材６と、この芯材６の全体を覆う樹脂外皮７と
で構成される。芯材６は、鉄板やその他の芯金等の金属
材でリング部３ａおよび各柱部３ｂを一体に形成してあ
る。芯材６は、金属材の他に、金属材に相当する強度を
持つ材質のものとしても良い。樹脂外皮７には、ナイロ
ン、ポリイミド、ポリアミド、またはポリアミドにカー
ボンを混入したもの、あるいはポリプロピレン等が用い
られる。芯材６は射出成形によるインサート成形等で芯
材６と一体化してある。
に説明する。（Ａ）は保持器の部分斜視図、（Ｂ）は同
保持器を使用したころ軸受の断面図である。軸受１は複
列円筒ころ軸受であり、鍔無しの内輪１と鍔付きの外輪
２の間に、保持器３に保持された複列のころ４を介在さ
せてある。保持器３は、リング部３ａの両側面に複数本
の柱部３ｂを各々突設し、隣合う柱部３ｂ，３ｂ間をこ
ろ保持用のポケット５とした櫛型のものである。この保
持器３は、前記リング部３ａおよび各柱部３ｂの骨組み
となる芯材６と、この芯材６の全体を覆う樹脂外皮７と
で構成される。芯材６は、鉄板やその他の芯金等の金属
材でリング部３ａおよび各柱部３ｂを一体に形成してあ
る。芯材６は、金属材の他に、金属材に相当する強度を
持つ材質のものとしても良い。樹脂外皮７には、ナイロ
ン、ポリイミド、ポリアミド、またはポリアミドにカー
ボンを混入したもの、あるいはポリプロピレン等が用い
られる。芯材６は射出成形によるインサート成形等で芯
材６と一体化してある。
【０００７】この構成の保持器３によると、金属材等か
らなる芯材６で高い剛性が得られ、しかも櫛型形状のた
めに余分な潤滑剤が排出され易くて温度上昇が少ない。
また、表面が樹脂外皮７からなるため、自己潤滑性によ
って優れた潤滑性が得られ、潤滑剤の劣化や変質も少な
い。
らなる芯材６で高い剛性が得られ、しかも櫛型形状のた
めに余分な潤滑剤が排出され易くて温度上昇が少ない。
また、表面が樹脂外皮７からなるため、自己潤滑性によ
って優れた潤滑性が得られ、潤滑剤の劣化や変質も少な
い。
【０００８】図２（Ａ）〜（Ｃ）は、各々この発明の他
の実施形態を示す。これらの例において、芯材６および
樹脂外皮７の材質には前記の各例のものが使用できる。
図２（Ａ）の例は、樹脂外皮７を外径面に芯材嵌合凹部
７ａを有するものとし、凹部７ａに芯材６を嵌合させて
両者を一体化したものである。芯材６は保持器外径面に
露出している。その他の構成は図１の例と同じである。
このように芯材６と樹脂外皮７とを別体に形成し、後で
嵌合させるようにした場合、芯材６および樹脂外皮７を
別々に生産でき、生産設備もインサート成形が不要で簡
単なもので済む。この保持器３は、芯材６が保持器外径
面に露出するが、ころに接触する面は樹脂外皮７からな
るため、自己潤滑性が得られる。
の実施形態を示す。これらの例において、芯材６および
樹脂外皮７の材質には前記の各例のものが使用できる。
図２（Ａ）の例は、樹脂外皮７を外径面に芯材嵌合凹部
７ａを有するものとし、凹部７ａに芯材６を嵌合させて
両者を一体化したものである。芯材６は保持器外径面に
露出している。その他の構成は図１の例と同じである。
このように芯材６と樹脂外皮７とを別体に形成し、後で
嵌合させるようにした場合、芯材６および樹脂外皮７を
別々に生産でき、生産設備もインサート成形が不要で簡
単なもので済む。この保持器３は、芯材６が保持器外径
面に露出するが、ころに接触する面は樹脂外皮７からな
るため、自己潤滑性が得られる。
【０００９】図２（Ｂ）の例は、図１の例のように保持
器３の全面を一体成形等で樹脂外皮７で覆った形式のも
のにおいて、保持器３の全体を幅方向の中央で二つの分
割保持器３Ａ，３Ａに分割したものである。したがっ
て、芯金６も２つの分割芯金６Ａ，６Ａに分割されてい
る。各分割芯金６Ａ，６Ａは、そのリング部においても
全体が樹脂外皮７で覆われている。各分割保持器３Ａ，
３Ａにより各列のころが保持される。両側の分割保持器
３Ａ，３Ａは、同じ構成のものを背合わせに配置して同
図の複列用の保持器３とされる。その他の構成は図１の
例と同様である。このように保持器３を２分割した場
合、各分割保持器３Ａ，３Ａの形状が単純となるため、
製造が容易となり、また分割保持器３Ａを単独で単列の
ころ軸受に用いることもできる。
器３の全面を一体成形等で樹脂外皮７で覆った形式のも
のにおいて、保持器３の全体を幅方向の中央で二つの分
割保持器３Ａ，３Ａに分割したものである。したがっ
て、芯金６も２つの分割芯金６Ａ，６Ａに分割されてい
る。各分割芯金６Ａ，６Ａは、そのリング部においても
全体が樹脂外皮７で覆われている。各分割保持器３Ａ，
３Ａにより各列のころが保持される。両側の分割保持器
３Ａ，３Ａは、同じ構成のものを背合わせに配置して同
図の複列用の保持器３とされる。その他の構成は図１の
例と同様である。このように保持器３を２分割した場
合、各分割保持器３Ａ，３Ａの形状が単純となるため、
製造が容易となり、また分割保持器３Ａを単独で単列の
ころ軸受に用いることもできる。
【００１０】図３（Ｃ）の例は、図２（Ａ）の例のよう
に樹脂外皮７の外径面に芯材嵌合凹部７ａを設け、この
凹部７ａに芯材６を嵌合させる形式のものにおいて、保
持器３の全体を幅方向の中央で二つの分割保持器３Ｂ，
３Ｂに分割したものである。したがって、芯金６も２つ
の分割芯金６Ｂ，６Ｂに分割されている。また、２個の
樹脂外皮７は、各々に分割芯金６Ｂ，６Ｂの嵌合凹部７
ａを有するものとされ、両側の分割芯金６Ｂ，６Ｂのリ
ング部の間にも樹脂外皮７が介在する。その他の構成は
図２（Ａ）の例と同様である。
に樹脂外皮７の外径面に芯材嵌合凹部７ａを設け、この
凹部７ａに芯材６を嵌合させる形式のものにおいて、保
持器３の全体を幅方向の中央で二つの分割保持器３Ｂ，
３Ｂに分割したものである。したがって、芯金６も２つ
の分割芯金６Ｂ，６Ｂに分割されている。また、２個の
樹脂外皮７は、各々に分割芯金６Ｂ，６Ｂの嵌合凹部７
ａを有するものとされ、両側の分割芯金６Ｂ，６Ｂのリ
ング部の間にも樹脂外皮７が介在する。その他の構成は
図２（Ａ）の例と同様である。
【００１１】なお、前記各実施形態ではリング部３ａの
両側の柱部３ｂが互いに円周方向の同じ位置に突出され
たものとしたが、両側の柱部３ｂは円周方向に例えば半
ピッチずつずらせて設けても良い。
両側の柱部３ｂが互いに円周方向の同じ位置に突出され
たものとしたが、両側の柱部３ｂは円周方向に例えば半
ピッチずつずらせて設けても良い。
【００１２】
【発明の効果】この発明のころ軸受用保持器は、芯材と
樹脂外皮との２種類の材質を組み合わせた櫛型の保持器
としたため、櫛型保持器の利点である余分な潤滑剤の排
出機能が得られて温度上昇が少なく、しかも櫛型であり
ながら剛性が確保でき、また樹脂保持器と同様に潤滑性
に優れ、潤滑剤の劣化や変色も少なく、保持器重量も金
属製のものに比べて軽量となる。樹脂外皮を芯材と一体
成形されたものとした場合は、芯材と樹脂外皮の結合性
が良く、また芯材の全面を樹脂外皮で覆うことができ、
芯材に錆等の発生の問題がなくて、材質の選択が行い易
い。また、樹脂外皮を外径面に芯材嵌合凹部を有するも
のとし、この凹部に芯材を嵌合させた場合は、芯材と樹
脂外皮とを別工程で生産でき、生産設備も簡単なもので
済む。保持器を中央で２分割した場合は、個々の分割保
持器が単純な形状となり、製造し易い。
樹脂外皮との２種類の材質を組み合わせた櫛型の保持器
としたため、櫛型保持器の利点である余分な潤滑剤の排
出機能が得られて温度上昇が少なく、しかも櫛型であり
ながら剛性が確保でき、また樹脂保持器と同様に潤滑性
に優れ、潤滑剤の劣化や変色も少なく、保持器重量も金
属製のものに比べて軽量となる。樹脂外皮を芯材と一体
成形されたものとした場合は、芯材と樹脂外皮の結合性
が良く、また芯材の全面を樹脂外皮で覆うことができ、
芯材に錆等の発生の問題がなくて、材質の選択が行い易
い。また、樹脂外皮を外径面に芯材嵌合凹部を有するも
のとし、この凹部に芯材を嵌合させた場合は、芯材と樹
脂外皮とを別工程で生産でき、生産設備も簡単なもので
済む。保持器を中央で２分割した場合は、個々の分割保
持器が単純な形状となり、製造し易い。
【図１】（Ａ）はこの発明の一実施形態にかかるころ軸
受用保持器の部分斜視図、（Ｂ）は同保持器を用いたこ
ろ軸受の断面図である。
受用保持器の部分斜視図、（Ｂ）は同保持器を用いたこ
ろ軸受の断面図である。
【図２】（Ａ）〜（Ｃ）は各々この発明の他の実施形態
にかかるころ軸受用保持器の部分斜視図である。
にかかるころ軸受用保持器の部分斜視図である。
【図３】従来例の部分斜視図である。
【図４】他の従来例の部分斜視図である。
３…保持器、３ａ…リング部、３ｂ…柱部、５…ポケッ
ト、６…芯材、７…樹脂外皮
ト、６…芯材、７…樹脂外皮
Claims (4)
- 【請求項１】 リング部の両側面に複数本の柱部を各々
突設し、隣合う柱部間をころ保持用のポケットとした櫛
型の複列ころ軸受用保持器であって、前記リング部およ
び柱部の骨組みとなる芯材と、この芯材の少なくともこ
ろ接触面を覆う樹脂外皮とを有し、前記芯材は金属また
は金属に相当する強度を持つ材質のものとしたころ軸受
用保持器。 - 【請求項２】 前記樹脂外皮は、前記芯材と一体成形さ
れたものである請求項１記載のころ軸受用保持器。 - 【請求項３】 前記樹脂外皮の外径面に芯材嵌合凹部を
有し、この凹部に前記芯材を嵌合させた請求項１記載の
ころ軸受用保持器。 - 【請求項４】 請求項１または請求項２または請求項３
記載のころ軸受用保持器において、保持器の全体をリン
グ部の中央で２分割したころ軸受用保持器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35024195A JPH09177794A (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | ころ軸受用保持器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35024195A JPH09177794A (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | ころ軸受用保持器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09177794A true JPH09177794A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18409181
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35024195A Pending JPH09177794A (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | ころ軸受用保持器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09177794A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6443625B1 (en) | 1998-10-30 | 2002-09-03 | Nsk Ltd. | Roller bearing cage |
| US6474874B1 (en) | 1998-05-13 | 2002-11-05 | Nsk Ltd. | Cage for double row roller bearing |
| JP2007120767A (ja) * | 2007-02-08 | 2007-05-17 | Nsk Ltd | 工作機械 |
| JP2009174631A (ja) * | 2008-01-24 | 2009-08-06 | Jtekt Corp | 転がり軸受の保持器 |
| US8303192B2 (en) | 2005-11-18 | 2012-11-06 | Nsk Ltd. | Resin cage and rolling bearing |
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