JP2005091161A - 欠陥確認装置および欠陥確認方法 - Google Patents

欠陥確認装置および欠陥確認方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 オペレータによる欠陥の確認作業の効率の向上を図る。
【解決手段】 欠陥確認装置の制御部に、倍率演算部482、被検査画像表示部485、およびマスター画像表示部486を設ける。欠陥情報400に基づいて、倍率演算部482が欠陥領域の表示倍率α1(表示倍率データ403)を演算する。撮像倍率β1が表示倍率α1となるように、撮像部42が被検査画像データ404の撮像を行い、被検査画像表示部485が被検査画像データ404を確認モニタ41に表示させる。さらに、マスター画像データ表示部486が、表示倍率データ403に基づいて、マスター画像データ405の表示倍率α2と、表示倍率α1とがほぼ同じ値となるように演算し、マスター画像データ405を表示倍率α2で確認モニタ41に表示させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、プリント基板、プリント基板作成用のフィルムマスクやガラスマスクなどの検査対象物上に形成された配線パターンなどのパターンを検査する技術に関し、特に、被検査基板の画像と比較するための基準画像を表示する技術に関する。
従来より、前述のような検査対象物(以下、基板と略する)上に形成された配線パターンなどの欠陥を確認する欠陥確認装置が提案されており、例えば特許文献1に記載されている。このような装置においては、CCDカメラのような撮像装置によって被検査基板上の欠陥部分(欠陥領域)を撮像し、撮像した画像(以下、「被検査画像」と称する)を欠陥確認装置のモニタに表示する。また、基準となるマスター基板の画像(以下、「マスター画像」と称する)についても同様にモニタに表示する。従来の欠陥確認装置では、オペレータがこのようにして表示されたマスター画像を参照しつつ、被検査画像に基づいて被検査基板の欠陥の確認が行われる。
図21は、このような欠陥確認装置の表示画面100における画像の表示例を示す図である。表示画面100には、それぞれ表示領域101,102が設定されている。表示領域101はマスター画像が表示される領域であり、表示領域102は被検査画像が表示される領域である。図21に示すように、従来の装置では、比較基準となるマスター画像と被検査画像とをそれぞれ表示することにより、オペレータが欠陥を目視確認することができるようにされている。また、2つの画像を容易に比較できるように、被検査画像の表示倍率はマスター画像の表示倍率となるように表示されている。
特開2001−356099公報
ところが、被検査基板の欠陥確認作業においては、オペレータが撮像装置を操作することにより、被検査画像の表示倍率を変更しつつ欠陥確認作業を行う場合がある。例えば、オペレータが被検査画像の回路パターンについて微細な比較を行いたい場合には、オペレータは表示領域102に表示される被検査画像を拡大して表示させる操作を行う。
図22は、表示領域102に表示される画像(被検査画像)が、オペレータの操作によって拡大された例を示す図である。このような場合、従来の装置では、マスター画像の表示倍率と被検査画像の表示倍率とが異なった状態で表示されるため、両者を比較することが難しく、作業効率が低下するという問題があった。図22に示す例で説明すると、表示領域102に表示されているパターン105を、表示領域101に表示されているパターンと比較しようとしても、パターン103と比較するのか、パターン104と比較するのかが判別できないという問題があった。
また、マスター画像の表示倍率を変更できる装置であっても、オペレータが被検査画像の表示倍率を変更する操作と同時に、マスター画像の表示倍率を逐一変更しなければならず、作業効率が低下するという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、欠陥の確認作業の作業効率を向上させることを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、検査対象物上の欠陥を確認する欠陥確認装置であって、画像データを表示する少なくとも1つの表示装置と、被検査対象物を保持する保持手段と、前記保持手段により保持された前記検査対象物について、前記検査対象物上の欠陥が存在する欠陥領域の位置とサイズとを示す欠陥情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記欠陥情報に応じて、前記欠陥領域を撮像した被検査画像データを取得する画像取得手段と、所定の演算規則に従って、前記欠陥領域の表示倍率を演算する表示倍率演算手段と、前記表示倍率演算手段により求められた前記欠陥領域の表示倍率に応じて、前記被検査画像データを前記少なくとも1つの表示装置に表示させる第1表示手段と、前記表示倍率演算手段により求められた前記欠陥領域の表示倍率に基づいて、前記欠陥領域との比較対象となるマスター画像データの表示倍率を演算し、求めた前記マスター画像データの表示倍率に応じて、前記マスター画像データを前記少なくとも1つの表示装置に表示させる第2表示手段とを備える。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る欠陥確認装置であって、前記画像取得手段が、前記保持手段に保持された前記被検査対象物を撮像する撮像手段を有し、前記撮像手段による撮像により、前記被検査画像データを取得する。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明に係る欠陥確認装置であって、前記画像取得手段が、前記保持手段に保持された前記被検査対象物と前記撮像手段との相対位置を決定する位置決定手段と、所定の演算規則に従って、前記被検査対象物を撮像する際の撮像倍率を決定する撮像倍率決定手段とを有する。
また、請求項4の発明は、請求項3の発明に係る欠陥確認装置であって、前記位置決定手段が、前記欠陥情報に含まれる前記欠陥領域の位置に応じて、前記相対位置を決定する。
また、請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかの発明に係る欠陥確認装置であって、前記表示倍率演算手段が、前記欠陥情報に含まれる前記欠陥領域のサイズに基づいて、前記被検査画像データの表示倍率を演算する。
また、請求項6の発明は、請求項5の発明に係る欠陥確認装置であって、前記撮像倍率決定手段が、前記表示倍率演算手段により求められた前記被検査画像データの表示倍率に応じて前記撮像手段の撮像倍率を決定する。
また、請求項7の発明は、請求項1ないし6のいずれかの発明に係る欠陥確認装置であって、オペレータからの入力情報を受け付ける操作部をさらに備え、前記表示倍率演算手段が、前記操作部により受け付けられた前記入力情報に基づいて、前記被検査画像データの表示倍率を演算する。
また、請求項8の発明は、請求項1ないし7のいずれかの発明に係る欠陥確認装置であって、前記マスター画像データがデジタルビットマップ画像データであり、前記第2表示手段により求められる前記マスター画像データの表示倍率が、前記デジタルビットマップ画像データの整数倍である。
また、請求項9の発明は、請求項1ないし8のいずれかの発明に係る欠陥確認装置であって、前記第1表示手段による前記被検査画像データの表示と、前記第2表示手段による前記マスター画像データの表示とが前記少なくとも1つの表示装置のうちの1つにおいて同時に行われる。
また、請求項10の発明は、請求項1ないし8のいずれかの発明に係る欠陥確認装置であって、前記第1表示手段による前記被検査画像データの表示と、前記第2表示手段による前記マスター画像データの表示とを切り替えて前記少なくとも1つの表示装置のうちの1つに表示させる切替手段をさらに備える。
また、請求項11の発明は、請求項1ないし8のいずれかの発明に係る欠陥確認装置であって、前記第1表示手段および前記第2表示手段が、別々の表示装置に表示させる。
また、請求項12の発明は、検査対象物上の欠陥を確認する欠陥確認方法であって、被検査対象物を保持する保持工程と、前記保持工程において保持された前記検査対象物について、前記検査対象物上の欠陥が存在する欠陥領域の位置とサイズとを示す欠陥情報を取得する情報取得工程と、前記情報取得工程において取得された前記欠陥情報に応じて、前記欠陥領域を撮像した被検査画像データを取得する画像取得工程と、所定の演算規則に従って、前記欠陥領域の表示倍率を演算する表示倍率演算工程と、前記表示倍率演算工程により求められた前記欠陥領域の表示倍率に応じて、前記被検査画像データを表示させる第1表示工程と、前記表示倍率演算工程により求められた前記欠陥領域の表示倍率に基づいて、前記欠陥領域との比較対象となるマスター画像データの表示倍率を演算し、求めた前記マスター画像データの表示倍率に応じて、前記マスター画像データを表示させる第2表示工程とを有する。
また、請求項13の発明は、請求項12の発明に係る欠陥確認方法であって、前記画像取得工程が、前記保持工程において保持された前記被検査対象物を撮像部により撮像する撮像工程を有し、前記撮像工程において前記被検査対象物の欠陥領域を撮像することにより、前記被検査画像データを取得する。
また、請求項14の発明は、請求項13の発明に係る欠陥確認方法であって、前記画像取得工程が、前記保持工程に保持された前記被検査対象物と前記撮像部との相対位置を決定する位置決定工程と、所定の演算規則に従って、前記撮像部の撮像倍率を決定する撮像倍率決定工程とをさらに有する。
また、請求項15の発明は、請求項14の発明に係る欠陥確認方法であって、前記位置決定工程において、前記相対位置は、前記欠陥情報に含まれる前記欠陥領域の位置に応じて決定される。
また、請求項16の発明は、請求項12ないし15のいずれかの発明に係る欠陥確認方法であって、前記表示倍率演算工程において、前記被検査画像データの表示倍率は、前記欠陥情報に含まれる前記欠陥領域のサイズに基づいて演算される。
また、請求項17の発明は、請求項16の発明に係る欠陥確認方法であって、前記撮像倍率決定工程において、前記撮像工程の撮像倍率は、前記表示倍率演算工程において求めた前記被検査画像データの表示倍率に応じて決定される。
また、請求項18の発明は、請求項12ないし17のいずれかの発明に係る欠陥確認方法であって、オペレータからの入力情報を受け付ける入力工程をさらに有し、前記表示倍率演算工程において、前記被検査画像データの表示倍率は、前記入力工程において受け付けられた前記入力情報に基づいて演算される。
また、請求項19の発明は、請求項12ないし18のいずれかの発明に係る欠陥確認方法であって、前記マスター画像データがデジタルビットマップ画像データであり、前記第2表示工程において、前記マスター画像データの表示倍率は、前記マスター画像データの表示倍率が前記デジタルビットマップ画像データの整数倍となるように演算される。
請求項1ないし19に記載の発明では、欠陥領域の表示倍率に基づいて、欠陥領域との比較対象となるマスター画像データの表示倍率を演算し、求めたマスター画像データの表示倍率に応じて、マスター画像データを表示させることにより、被検査画像データの表示倍率に応じて、マスター画像データが表示されるため、互いの画像を容易に比較することができ、欠陥確認作業の作業効率を向上させることができる。
請求項2に記載の発明では、被検査対象物を撮像することにより、被検査画像データを容易に取得することができる。
請求項3に記載の発明では、被検査対象物と撮像手段との相対位置を決定するとともに、撮像手段の撮像倍率を決定することにより、被検査対象物の所望する位置の被検査画像データを、所望する倍率で取得することができる。
請求項4に記載の発明では、欠陥情報に含まれる欠陥領域の位置に応じて、相対位置を決定することにより、撮像手段の位置を自動的に決定することができる。
請求項5に記載の発明では、欠陥情報に含まれる欠陥領域のサイズに基づいて、被検査画像データの表示倍率を演算することにより、被検査画像データを適切な表示倍率で自動的に表示することができる。
請求項6に記載の発明では、被検査画像データの表示倍率に応じて撮像手段の撮像倍率を決定することにより、第1表示手段が表示させようとする倍率で被検査対象物を撮像することができる。したがって、表示する際に倍率調整を行う必要がなく、画像処理の演算量を抑制することができる。
請求項7に記載の発明では、オペレータからの入力情報を受け付け、操作部により受け付けられた入力情報に基づいて、被検査画像データの表示倍率を演算することにより、被検査画像データの表示倍率を、オペレータの所望する表示倍率に変更することができる。
請求項8に記載の発明では、マスター画像データの表示倍率が、デジタルビットマップ画像データの整数倍であることにより、精度の高いマスター画像データを表示することができる。
請求項9に記載の発明では、被検査画像データの表示と、前記マスター画像データの表示とが表示装置のうちの1つにおいて同時に行われることにより、容易に比較することができる。
請求項10に記載の発明では、被検査画像データの表示と、マスター画像データの表示とを切り替えて表示することにより、画面を有効に使用することができる。
請求項11に記載の発明では、第1表示手段および第2表示手段が、別々の表示装置に表示させることにより、オペレータが被検査画像データとマスター画像データとを混同することを防止することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付の図面を参照しつつ、詳細に説明する。
<1. 第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態における欠陥確認装置4を含む欠陥確認システム1の構成例を示す図である。欠陥確認システム1は、ネットワーク2を介して検査装置3と欠陥確認装置4とが接続された構成となっている。なお、ネットワーク2は、LAN(Local Area Network)や公衆回線など、検査装置3と欠陥確認装置4との間で、所定の通信プロトコルを用いてデータ通信が可能であればどのようなネットワークであってもよい。また、検査装置3および欠陥確認装置4は、ネットワーク2に複数接続されていてもよい。
図2は、検査装置3の構成を示すブロック図である。検査装置3は、オペレータが指示を入力する操作部30、検査装置3の操作情報などを表示する表示部31、検査対象物である基板90の検査面を撮像する撮像部32、撮像部32を所定の位置に移動させる移動機構33、撮像部32により撮像された画像データを処理する画像処理部34、ネットワーク2を介して欠陥確認装置4との間でデータ通信を行う通信部35、他の構成を制御する制御部36を備える。
操作部30は、オペレータが検査装置3に対して指示を入力する場合などに操作される。具体的には、各種ボタン類、キーボード、マウスなどが該当するが、トラックボールやジョイスティック、タッチパネルなどであってもよい。また、表示部31は、各種データを表示する液晶ディスプレイであるが、LED(Light Emitting Diode)や表示ランプなどであってもよい。
撮像部32は、一般的なCCDカメラと同等の機能を有し、基板90の検査面を所定の大きさに分割したブロックごとに画像データとして撮像し、撮像した画像データを画像処理部34に伝達する。
移動機構33は、制御部36からの制御信号に基づいて、撮像部32を所定の位置に移動させる。さらに、撮像部32の位置をエンコーダなどのセンサで検出し、制御部36に伝達する。
画像処理部34は、撮像部32により撮像された画像データ(基板90をブロック毎に分割して撮像された画像データ)に対して所定の画像認識処理を行って、欠陥が存在するか否かを判定する。
さらに、画像処理部34は、検出した欠陥領域の位置と欠陥領域のサイズとに基づいて欠陥情報400(図6)を生成して、制御部36に伝達する。なお、本実施の形態における検査装置3では、欠陥領域の位置情報として、基板90に対する当該欠陥領域が撮像された画像データの中心座標と当該画像データにおける当該欠陥領域の中心座標とを用い、欠陥領域のサイズ情報として欠陥領域の縦横寸法を用いる。ただし、欠陥領域の位置情報および欠陥領域のサイズ情報としてはこれに限られるものではなく、欠陥領域の位置を示す情報として直接基板90に対する座標を用いてもよいし、欠陥領域のサイズを示す情報として画素数を用いてもよい。
通信部35は、画像処理部34により生成された欠陥情報400を制御部36を介して取得し、ネットワーク2を介して欠陥確認装置4に送信する機能を有する。制御部36は、図示しないCPUと記憶装置とから構成され、各種データの記憶や演算を実行し、制御信号を生成することによって検査装置3の他の構成を制御する。
図3は、欠陥確認装置4の正面図であり、図4は、欠陥確認装置4の側面図である。図5は、欠陥確認装置4の構成を示すブロック図である。なお、図3においては、水平X0軸およびY軸、鉛直Z0軸とが定義されており、図4では、
(1) 水平X0軸から鉛直面内で下向きに若干傾きつつY軸と直交するX軸、および、
(2) X軸およびY軸と直交するZ軸、
も定義されている。この実施形態ではX軸およびZ軸は、それぞれX0軸およびZ0軸から傾いているが、X軸がX0軸、Z軸がZ0軸とそれぞれ一致していてもよい。
欠陥確認装置4は、オペレータの指示を入力するための操作部40、欠陥確認装置4を操作するために必要な情報や画像データを画面に表示する確認モニタ41、基板90上の欠陥箇所を画像データとして撮像する撮像部42、基板90を保持する検査ステージ43、検査ステージ43の両側に配置される左右一対の移動機構44、撮像部42をY軸方向に移動させる移動機構45、ズーム機構46、通信部47および制御部48を備える。また、検査ステージ43の両側部分から略水平に掛け渡された架橋構造を有する支持架台490、確認モニタ41を欠陥確認装置4の上方に支持する支持部材491、および撮像部42を保護するための保護カバー492を備える。
詳細は後述するが、欠陥確認装置4は、被検査基板90を撮像した画像データをマスター画像(例えば、基準となるマスター基板を撮像して得た画像データ、もしくはCADデータから作成したデジタルビットマップ画像データ)と比較して検査を行う欠陥確認システム1において、オペレータが欠陥のある箇所を目視確認するための装置としての機能を有する。
操作部40は、オペレータが欠陥確認装置4に対して指示を入力する場合などに操作される。具体的には、各種ボタン類、キーボード、マウスなどが該当するが、トラックボールやジョイスティック、タッチパネルなどであってもよい。
確認モニタ41は、支持部材491によって欠陥確認装置4の上部に支持されており、制御部48からの制御信号に基づいて、各種データを画面表示する。確認モニタ41としては、例えば、液晶ディスプレイなどが該当する。本実施の形態における欠陥確認装置4は、1つの確認モニタ41を備えており、この確認モニタ41が主に本発明における1つの表示装置に相当する。
撮像部42は、一般的なCCDカメラであって、撮像レンズなどの光学系の光軸(X軸およびY軸に略垂直な軸)に沿って入射する光を、内部に有する受像素子(CCD)によって光電変換することにより、検査ステージ43に保持された基板90(被検査対象物)を撮像するカメラである。撮像部42は、撮像した基板90の画像データを制御部48に伝達する。
検査ステージ43の上面は、XY平面に略平行とされており、オペレータや図示しない搬送機構などにより、欠陥確認装置4に移送された検査用の基板90が所定の位置に保持される。
移動機構44は、それぞれ支持架台490の両側に取り付けられており、支持架台490をX軸方向に移動させる。これにより、支持架台490の移動量および位置が制御部48により制御可能となる。また、移動機構45は、支持架台490に取り付けられており、支持架台490に沿って撮像部42をY軸方向に移動させる。これにより、撮像部42の移動量および位置が制御部48により制御可能となる。
このような機能を有する移動機構44,45として、例えば、サーボモータ、ボールネジおよび送りナットを用いた周知の機構を用いることができる。すなわち、ボールネジを所定の方向に沿って延設し、サーボモータにより回転させることにより、送りナットを所定の方向に移動させ、サーボモータの回転角を制御部48が制御することにより、それぞれの位置を制御することができる。もちろん、移動機構44,45の機構としては、これに限られるものではなく、他の周知の機構により実現してもよい。
このように、欠陥確認装置4が移動機構44,45を備えることにより、欠陥確認装置4は撮像部42をXY平面の任意の位置に移動させることができる。したがって、撮像部42は検査ステージ43に保持された基板90の任意の領域(欠陥領域が存在する領域)を撮像することができる。
図3および図4において図示を省略しているが、ズーム機構46は、制御部48からの制御信号に基づいて、撮像部42の光学系のズーム位置を決定することにより、撮像部42の撮像倍率を決定する機能を有する。
通信部47は、ネットワーク2を介して検査装置3との間でデータ通信を行う。これにより、欠陥確認装置4は、検査装置3から送信される欠陥情報400を受信することから、通信部47は主に本発明における情報取得手段に相当する。
制御部48は、図5に示すように、欠陥確認装置4の他の構成と信号の送受が可能な状態で接続されている。また、オペレータからの指示やプログラム、および取得される各種データなどを記憶する記憶部480(図6)を備え、図示しないCPUによって各種演算を実行するとともに、制御信号を生成し、欠陥確認装置4が備える他の構成をそれぞれ制御する。
図6は、制御部48の機能構成を信号の流れとともに示すブロック図である。制御部48内の図示しないCPUがプログラムに従って動作することにより、図6に示す機能構成のうち、欠陥位置・サイズ演算部481、倍率演算部482、X/Y制御部483、ズーム制御部484、被検査画像表示部485およびマスター画像表示部486の機能構成が実現される。
欠陥位置・サイズ演算部481は、倍率演算部482を備え、検査ステージ43に保持された基板90における欠陥領域の位置を示す位置データ402と、欠陥領域の表示倍率α1を示す表示倍率データ403とを生成する。
欠陥位置・サイズ演算部481が位置データ402を生成する際には、通信部47がネットワーク2を介して検査装置3から受信した欠陥情報400に含まれる欠陥領域の位置情報が参照される。なお、位置データ402には、欠陥領域の存在するブロック番号(基板90の表面を所定の大きさに分割したものであって、各ブロックの位置は番号に応じて予め設定されているものとする)と、当該ブロックにおける欠陥領域の中心位置(X,Y)とが含まれる。
また、欠陥位置・サイズ演算部481は、欠陥領域のサイズ(Xf,Yf)を欠陥情報400から取得するとともに、当該欠陥領域を表示するサイズ(Xw,Yw)(以下、「欠陥領域表示サイズ」と称する)を表示サイズデータ401から取得して、倍率演算部482に転送する。さらに、倍率演算部482の演算結果に基づいて、表示倍率データ403を生成する。
倍率演算部482は、欠陥領域のサイズと欠陥領域表示サイズとに基づく所定の演算規則に従って、欠陥領域の表示倍率α1を演算し、その演算結果を欠陥位置・サイズ演算部481に転送する。なお、表示サイズデータ401は、予め初期値が設定されるデータである。
X/Y制御部483は、位置データ402に基づいて、撮像部42と欠陥領域(基板90)との相対位置を求め、撮像部42が欠陥領域を撮像する位置に移動するために必要な制御信号(パルス信号)を生成して移動機構44,45を制御する。すなわち、ブロック番号とXの値に基づいて移動機構44が制御されることによって撮像部42のX軸方向の位置が決定され、ブロック番号とYの値に基づいて移動機構45が制御されることによって撮像部42のY軸方向の位置が決定される。
ズーム制御部484は、表示倍率データ403に基づく所定の演算規則に従って、撮像部42の撮像倍率β1を演算し、ズーム機構46を制御することにより、撮像部42の撮像倍率β1を決定する。
このように、欠陥確認装置4がX/Y制御部483およびズーム制御部484を備えることによって、撮像部42が欠陥領域を撮像する場合に、その撮像領域の位置と、撮像倍率とが欠陥情報400に応じて決定されることとなる。したがって、欠陥確認装置4は、通信部47により取得された欠陥情報400に応じて、欠陥領域を撮像した被検査画像データ404を取得することができる。
被検査画像表示部485は、被検査画像データ404に必要な画像処理を行った上で、確認モニタ41に当該被検査画像データ404を表示させる。
マスター画像表示部486は、表示倍率データ403に基づいて、欠陥領域との比較対象となるマスター画像データ405の表示倍率α2を演算し、求めたマスター画像データ405の表示倍率α2に応じて、マスター画像データ405の拡大率γ2を調整して、確認モニタ41に表示させる。すなわち、マスター画像表示部486は主に本発明における第2表示手段に相当する。なお、マスター画像データ405とは、基準となる基板の全域を所定の撮像倍率β2で撮像した画像データであって、予め取得され制御部48の記憶部480に保存されているものとする。また、マスター画像データ405は、好ましくはデジタルビットマップ画像データであり、より好ましくは2値化されたビットマップ画像データである。また、ここでは図示を省略するが、マスター画像表示部486は、位置データ402を参照することによって、マスター画像データ405のうちの表示する部分を決定する。
図5に戻って、支持架台490は、検査ステージ43の両側部分からY軸方向に沿って略水平に掛け渡された架橋構造を有しており、撮像部42を検査ステージ43の上方に支持する機能を有する。さらに、支持架台490には、前述の移動機構45が設けられる。
保護カバー492は、撮像部42を保護するだけでなく、他からの入射光を防ぐことにより、撮像部42が鮮明に基板90を撮像できるようにする機能を有する。また、保護カバー492は、支持架台490に固設されており、移動機構44によって支持架台490とともにX軸方向に移動し、常に、撮像部42の上方を覆うようにされる。
以上が、欠陥確認システム1の構成と機能の説明である。
図7および図8は、欠陥確認システム1における欠陥確認装置4の動作を示す流れ図である。なお、欠陥確認システム1では、欠陥確認装置4の動作に先立って、検査装置3によって基板90の欠陥領域の抽出、欠陥情報400の作成処理などが行われる。
まず、図示しない搬送装置またはオペレータによって検査対象となる基板90が欠陥確認装置4に搬送され、欠陥確認装置4の検査ステージ43が当該基板90を所定の位置に保持する(ステップS11)。さらに、当該基板90についての欠陥情報400が検査装置3から送信され、欠陥確認装置4が通信部47を介して当該欠陥情報400を取得する(ステップS12)。
次に、搬送された基板90において、確認する欠陥(欠陥領域)を特定する(ステップS13)。本実施の形態においては、制御部48が欠陥情報400に格納されている順番で欠陥を特定する。
確認する対象である欠陥領域が特定されると、撮像部42の位置が決定される(ステップS14)。ステップS14では、まず、欠陥位置・サイズ演算部481が欠陥情報400を参照しつつ、当該欠陥領域について位置データ402を生成する。次に、X/Y制御部483が位置データ402に基づいて、基板90と撮像部42との相対位置を演算し、撮像部42を移動させる距離を求める。さらに、移動機構44,45を制御することにより、撮像部42を先に求めた移動距離だけ移動させる。このようにして、撮像部42の位置が決定される。
撮像部42の位置が決定されると、倍率演算部482が欠陥領域の表示倍率を演算する(ステップS15)。ステップS15では、まず、欠陥位置・サイズ演算部481が、欠陥情報400を参照しつつ、特定した欠陥領域について欠陥領域のサイズ(Xf,Yf)を倍率演算部482に転送する。また、欠陥位置・サイズ演算部481は、表示サイズデータ401を参照しつつ、欠陥領域表示サイズ(Xw,Yw)を倍率演算部482に転送する。次に、倍率演算部482が、欠陥領域のサイズと欠陥領域表示サイズとに基づいて、当該欠陥領域の表示倍率α1を演算する。
倍率演算部482が欠陥領域の表示倍率α1を演算する場合、X方向の倍率とY方向の倍率とが同じでなければならない。また、オペレータが欠陥領域を一度に確認するためには、欠陥領域を全てが含まれるように表示することが好ましい。したがって、欠陥領域を表示する場合には、欠陥領域が撮像される画像データ(被検査画像データ404)を拡大しすぎないことが好ましい。したがって、ステップS15において、倍率演算部482は、欠陥領域の表示倍率α1を数1により求める。
α1=min(Xw/Xf,Yw/Yf) ・・・ 数1
ただし、min(A,B)は、AとBとのうちの小さい方の値を意味する。また、欠陥領域表示サイズ(Xw,Yw)は、オペレータが容易に欠陥領域を目視確認できる大きさとして、欠陥確認装置4に予め初期値が与えられている。
このように、欠陥確認装置4では、欠陥領域表示サイズ(Xw,Yw)の初期値が設定されているため、欠陥領域の表示倍率α1を自動的に演算することができる。したがって、オペレータからの指示入力がない場合であっても、欠陥領域のサイズ(Xf,Yf)にかかわらず、欠陥領域を適切な大きさに拡大して表示することができる。
欠陥領域の表示倍率α1が求まると、欠陥位置・サイズ演算部481が、倍率演算部482によって求められた欠陥領域の表示倍率α1に基づいて、表示倍率データ403を生成する。
次に、ズーム制御部484およびズーム機構46が、撮像部42の撮像倍率β1を決定する(ステップS16)。被写体の表示倍率αは、撮像倍率βと、画像処理による拡大率γとを用いて数2で近似される。
α=β×γ ・・・ 数2
ステップS16では、まず、ズーム制御部484が、表示倍率データ403を参照しつつ、欠陥領域の表示倍率α1に応じて、撮像部42の撮像倍率β1を数3により演算する。
β1=α1 ・・・ 数3
本実施の形態では、倍率演算部482は欠陥領域の表示倍率α1を撮像部42の撮像倍率β1とする。これは、数2において、拡大率γ=1とすることを意味する。これにより、撮像部42によって撮像される画像データ(被検査画像データ404)に対して画像処理による倍率変換を行わなくても、先に求めた所望の表示倍率α1で欠陥領域を表示することができる。
次に、ズーム制御部484が、求めた撮像倍率β1に基づいて制御信号を生成し、ズーム機構46を制御する。これにより、撮像部42の撮像倍率が変更され、撮像倍率β1に決定される。
撮像部42の位置と撮像倍率とが決定されると、欠陥確認装置4は、撮像部42による基板90の撮像を行う(ステップS17)。このとき、撮像部42に対するシャッター信号は、制御部48により生成され、撮像部42に対して出力される。撮像部42が撮像により取得した画像データは、被検査画像データ404として制御部48に伝達され、記憶部480に記憶される。なお、被検査画像データ404は、静止画像であってもよいし、動画像であってもよい。また、白黒画像であってもよいし、カラー画像であってもよい。すなわち、オペレータによって回路パターンにおける欠陥の確認ができる画像であればどのような画像であってもよい。
被検査画像データ404が生成されると、被検査画像表示部485によって第1表示工程が実行される(ステップS18)。図9および図10は、第1表示工程によって表示される被検査画像データ404の例を示す図である。第1表示工程では、被検査画像表示部485がステップS15で求めた欠陥領域の表示倍率α1となるように、被検査画像データ404を確認モニタ41の表示領域410に表示させる。なお、本実施の形態における欠陥確認装置4では、撮像部42の撮像領域は表示領域410とほぼ同じ領域とされている。また、表示領域410のサイズ(および撮像領域のサイズ)は欠陥表示サイズ(Xw,Yw)より大きくされている。
前述のように、本実施の形態における欠陥確認装置4では、被検査画像データ404の撮像倍率(撮像部42の撮像倍率β1)が、欠陥領域の表示倍率α1に基づいて数3により求められる。したがって、被検査画像表示部485が倍率変換処理を実行することなく、ほぼそのままの倍率で被検査画像データ404を確認モニタ41の表示領域410に表示させることは、被検査画像表示部485が倍率演算部482により求められた欠陥領域の表示倍率α1に応じて、被検査画像データ404を確認モニタ41に表示させることに相当する。すなわち、被検査画像表示部485が主に本発明における第1表示手段に相当する。
このように、欠陥確認装置4では、被検査画像データ404が、予め表示倍率α1と同じ撮像倍率β1で撮像されているため、画像処理による倍率変換処理(例えば、デジタルズーム処理)などを行うことなく、被検査画像データ404を表示することができる。したがって、欠陥確認装置4は、第1表示工程における制御部48の演算量を抑制することができる。なお、被検査画像データ404の撮像倍率が欠陥領域の表示倍率α1と異なる場合には、被検査画像表示部485が表示倍率データ403を参照しつつ、被検査画像データ404に対して画像処理による倍率変換処理を実行してから、確認モニタ41に表示させるようにしてもよい。この場合には、ズーム機構46が備えていない倍率で被検査画像データ404を表示することができる。
また、基板90の製造工程において、基板90に形成される回路パターンの欠陥領域の大きさはさまざまである。しかし、欠陥確認装置4は、検査装置3によって検出された欠陥領域のサイズに応じて当該欠陥領域の表示倍率を演算して表示する。したがって、欠陥確認装置4では、欠陥領域のサイズに関わらず、図9および図10に示すように、オペレータが容易に欠陥領域を目視確認できる大きさ(Xw,Yw)で、欠陥領域を確認モニタ41に表示することができる。
次に、マスター画像表示部486によって第2表示工程が実行される(ステップS19)。第2表示工程では、マスター画像表示部486が表示倍率データ403を参照しつつ、ステップS15で求めた欠陥領域の表示倍率α1に基づいて、マスター画像データ405を確認モニタ41に表示させる。図11および図12は、第1表示工程および第2表示工程によって確認モニタ41に表示される画面の例を示す図である。
まず、マスター画像表示部486は、マスター画像データ405を縮小して表示するのか、拡大して表示するのかを判定するために、撮像倍率β2で撮像された画像データを、欠陥領域の表示倍率α1と等しい表示倍率で表示するための拡大率γ1を数4により求める。これは、数2に表示倍率α1、撮像倍率β2を代入して移項した式に相当する。
γ1=α1/β2 ・・・ 数4
数4において、γ1<1の場合は、マスター画像データ405が縮小されることを意味し、γ1≧1の場合は、マスター画像データ405が拡大されることを意味する。
そこで、マスター画像表示部486は、γ1の値に応じて、マスター画像データ405の拡大率γ2を数5および数6により求める。
γ2=γ1 (γ1<1のとき)・・・ 数5
γ2=Integer(γ1) (γ1≧1のとき)・・・ 数6
なお、Integer(N)とは、Nの整数部分である。したがって、マスター画像データ405が拡大される場合には、数6によりγ2は整数(自然数)となる。
マスター画像データ405の拡大率γ2が求まると、マスター画像表示部486は、数2にこれらを代入することよりマスター画像データ405の表示倍率α2を求め、マスター画像データ405に必要な画像処理を行い、確認モニタ41の表示領域411に表示する。
α2=β2×γ2 ・・・ 数7
図11および図12に示すように、確認モニタ41の画面には、表示領域410とともに、マスター画像データ405を表示する領域として表示領域411が設けられ、被検査画像データ404とマスター画像データ405とが、同時に表示される。また、被検査画像データ404の表示倍率α1とマスター画像データ405の表示倍率α2とはほぼ同じ値とされており、それぞれの画像データによって示される回路パターンがほぼ同じ大きさで表示されている。
このように、欠陥確認装置4は、欠陥領域のサイズに応じて、当該欠陥領域を確認しやすい大きさで表示するように被検査画像データ404の表示倍率α1を決定するとともに、表示倍率α1に追随してマスター画像データ405の表示倍率α2を自動的に決定する。これにより、欠陥確認装置4は、予め撮像したマスター画像データ405を、被検査画像データ404とほぼ等しい表示倍率で自動的に表示することができる。したがって、オペレータは、マスター画像データ405の表示倍率α2を逐一手動で変更することなく、容易に欠陥対照領域と欠陥領域とを比較することができる。すなわち、オペレータの確認作業を効率化させることができる。なお、本実施の形態における欠陥確認装置4では、表示領域410の方が表示領域411より大きなサイズとされているが、もちろん同一のサイズで表示されるようにしてもよい。
また、マスター画像データ405がデジタルビットマップ画像データである場合には、拡大倍率を整数倍にして表示することにより、マスター画像データ405に対して各ピクセル間の補間処理などを行う必要がなく、マスター画像データ405をより正確に表示することができる。
なお、本実施の形態における欠陥確認装置4では、マスター画像データ405を拡大する場合に、数6によって拡大率γ2を求める。しかし、拡大率γ2が整数となるように求める手法はこれに限られるものではない。例えば、γ1の小数点第一の位を四捨五入することによって拡大率γ2を求めるようにしてもよい。また、マスター画像データ405がアナログデータである場合や、補間処理を行う場合には、γ1の値に関わらず拡大率γ2を数5で求めるようにしてもよい。
第2表示工程(ステップS19)が終了すると、欠陥確認装置4は、オペレータが操作部40を操作することによって表示サイズデータ401を変更するための入力がされたか否かを監視しつつ(ステップS21)、当該欠陥領域についての確認作業が終了するまで待機する(ステップS28)。
当該欠陥領域についての確認作業中に、表示サイズデータ401を変更するための入力があった場合(ステップS21においてYes)、欠陥確認装置4は、操作部40からの入力情報を受け付け(ステップS22)、当該入力情報に基づいて、欠陥領域の新たな表示倍率α1を求め(ステップS23)、表示倍率データ403を書き換える。なお、入力情報とは、現在表示されている被検査画像データ404に対して、オペレータが所望する変更倍率αpである。すなわち、欠陥領域の新たな表示倍率α1は、それまで表示されていた欠陥領域の表示倍率αoを用いて数8により求まる。
α1=αp×αo ・・・ 数8
すなわち、ステップS23によって、表示倍率データ403に示される欠陥領域の表示倍率α1が数8で求まる値に書き換えられる。
次に、ステップS23において書き換えられた表示倍率データ403に基づいて、ズーム制御部484が、撮像部42の新たな撮像倍率β1を演算し、ズーム機構46を制御することにより、撮像部42の撮像倍率を新たに決定する(ステップS24)。
撮像部42の撮像倍率が決定されると、撮像部42が基板90の撮像を行い(ステップS25)、被検査画像データ404を新たに取得する。さらに、第1表示工程(ステップS26)が実行されることにより、被検査画像表示部485が新たな被検査画像データ404を確認モニタ41の表示領域410に表示させる。
このとき、被検査画像データ404は、オペレータが所望する新たな表示倍率α1で撮像されているため、被検査画像表示部485は、ステップS18と同様に被検査画像データ404をそのままの倍率で表示する。これにより、ステップS13で特定された欠陥領域が、オペレータの所望する新たな表示倍率α1に変更されて表示される。
被検査画像データ404が表示されると、マスター画像表示部486が第2表示工程(ステップS27)を実行して、マスター画像データ405を表示させる。このとき、マスター画像データ405の表示倍率α2は、ステップS23において書き換えられた表示倍率データ403に基づいて、ステップS19と同様の手法により演算される。
図13は、図11に示した例について、被検査画像データ404の表示倍率α1が変更された例を示す図である。このように、図11に示す表示領域410に表示されている被検査画像データ404が、図13に示す表示領域410に表示されている被検査画像データ404に変更された場合、図13に示す表示領域411に表示されているマスター画像データ405は、変更後の被検査画像データ404の表示倍率とほぼ同じ表示倍率で表示される。
すなわち、欠陥確認装置4は、被検査画像データ404の表示倍率α1がオペレータによって変更されることによって、マスター画像データ405の表示倍率α2を、自動的に被検査画像データ404の表示倍率α1に追随するように表示する。したがって、オペレータがマスター画像データ405の表示倍率を変更する操作を行うことなく、両画像を容易に比較することができ、確認作業の効率化を図ることができる。
図8に戻って、オペレータによる当該欠陥領域に対する確認作業が終了した場合(ステップS28においてYes)、制御部48が、欠陥情報400を参照することにより、基板90における全欠陥領域についての確認作業が終了したかを確認し、他の欠陥領域が存在する場合にはステップS13からの処理を繰り返す。
一方、他に確認すべき欠陥領域が存在しない場合(ステップS29においてYes)、他に検査すべき基板が存在するか否かを判定する(ステップS30)。そして、他に検査すべき基板が存在する場合にはステップS11からの処理を繰り返し、他に検査すべき基板が存在しない場合には、処理を終了する。
以上のように、本実施の形態における欠陥確認装置4は、倍率演算部482により求められた欠陥領域の表示倍率α1に基づいて、欠陥領域との比較対象となるマスター画像データ405の表示倍率α2を演算し、求めたマスター画像データ405の表示倍率α2に応じて、マスター画像データ405を確認モニタ41に表示させることにより、被検査画像データ404の表示倍率α1に応じて、マスター画像データ405が表示されるため、互いの画像を容易に比較することができ、欠陥確認作業の効率化を図ることができる。
また、オペレータが被検査画像データ404の表示倍率α1を変更した場合には、マスター画像データ405の表示倍率α2も自動的に変更されるため、従来の装置のように、オペレータがマスター画像データ405についても逐一表示倍率を変更することなく、確認作業を行うことができる。
また、被検査画像データ404とマスター画像データ405とが、確認モニタ41に同時に表示されることにより、オペレータが欠陥領域と欠陥対照領域とを容易に比較することができる。
<2. 第2の実施の形態>
第1の実施の形態では、マスター画像データ405と被検査画像データ404とを同時に表示するように説明したが、各画像データの表示手法はこれに限られるものではなく、それぞれを切り替えて表示するように構成してもよい。
図14は、このような原理に基づいて構成した第2の実施の形態における制御部48の機能構成をデータの流れとともに示すブロック図である。第2の実施の形態における欠陥確認装置4では、制御部48の機能構成として、切替部487を備えていることが第1の実施の形態における欠陥確認装置4と異なっている。なお、本実施の形態における欠陥確認装置4において、第1の実施の形態における欠陥確認装置4と同様の機能を有する構成については同符号を付し、適宜説明を省略する。
切替部487は、操作部40からの入力信号を受け付け、その入力信号に基づいて、被検査画像表示部485による被検査画像データ404の表示と、マスター画像表示部486によるマスター画像データ405の表示との切り替えを行う。
図15および図16は、本実施の形態における欠陥確認装置4の動作を示す流れ図である。図15に示すステップS31〜S37は、図7に示すステップS11ないしS17と同様の処理である。
次に、ステップS38が実行されることによって、ステップS18と同様に、確認モニタ41に被検査画像データ404が表示されるが、ステップS19に相当する処理は実行されない。これは、本実施の形態においては、まず、初期状態において被検査画像表示部485が表示されるよう設定されており、切替部487は、オペレータからの操作がない状態では被検査画像表示部485に表示を実行させるからである。
これにより、オペレータは撮像部42による基板90の撮像が終了したことを察知することができるとともに、欠陥領域に対する目視確認を開始することができる。
図17は、このようにして表示された確認モニタ41の表示例を示す図である。図17に示すように、確認モニタ41の表示画面は、切替ボタン412と表示領域410とにのみ割り当てられており、画像データとしては被検査画像データ404のみが表示されている。なお、切替ボタン412の機能は後述する。
被検査画像データ404が表示されると、本実施の形態における欠陥確認装置4は、オペレータによる入力があったか否かを判定する(ステップS41)。この判定処理は、ステップS21に相当する処理である。
ステップS41において、入力があった場合には、ステップS42ないしS45の処理(図8に示すステップS22ないしS25の処理に相当する)が実行され、入力がない場合には、これらの処理がスキップされる。
次に、切替部487が操作部40からの入力信号を参照しつつ、切替ボタン412が操作されたか否かを判定することにより、欠陥対象領域を表示するか否かを判定する(ステップS46)。すなわち、切替ボタン412は、切替部487に対してオペレータの支持を入力する機能を有する。
切替ボタン412が操作されていない場合(ステップS46においてNo)、切替部487は、被検査画像表示部485に表示を行わせるため、ステップS47の第1表示工程(ステップS26の処理に相当する)が実行される。このとき、ステップS42ないしS45の処理が実行されている場合には、被検査画像データ404の表示倍率α1が再度演算されて表示される。
一方、切替ボタン412が操作されている場合(ステップS46においてYes)、切替部487は、マスター画像表示部486に表示を行わせるため、ステップS48の第2表示工程(ステップS27の処理に相当する)が実行される。
図18は、このようにして表示された確認モニタ41の表示例を示す図である。図18に示すように、切替部487によって被検査画像表示部485による表示がマスター画像表示部486による表示に切り替えられ、確認モニタ41の表示画面は、リターンボタン413と表示領域411とにのみ割り当てられる。リターンボタン413とは、被検査画像表示部485による表示に戻すためのボタンである。すなわち、リターンボタン413が操作されない間は、ステップS46においてYesの判定がされる。
ステップS47またはステップS48が実行された後の処理であるステップS49ないしS51の処理は、図8に示すステップS28ないしS30の処理と同様の処理である。
以上のように、第2の実施の形態における欠陥確認装置4においても、第1の実施の形態における欠陥確認装置4と同様の効果を得ることができる。
また、確認モニタ41の表示画面について、被検査画像表示部485による表示と、マスター画像表示部486による表示との間で切り替えることにより、確認モニタ41の表示領域を有効に利用することができる。
<3. 第3の実施の形態>
上記実施の形態では、マスター画像データ405と被検査画像データ404とを1つの確認モニタ41に表示させる欠陥確認装置4について説明したが、各画像データの表示手法はこれに限られるものではなく、それぞれを別々の表示装置に表示するように構成してもよい。
図19は、このような原理に基づいて構成した第3の実施の形態における欠陥確認装置5の正面図である。本実施の形態における欠陥確認装置5は、各種データを画面に表示する表示装置として2つの確認モニタ414,415を備えている。なお、欠陥確認装置5は、確認モニタ414,415を備えることを除いて、第1の実施の形態における欠陥確認装置4とほぼ同様の構成を備えており、それら同様の構成については適宜第1の実施の形態に示した符号と同一の符号を付し、説明を省略する。
確認モニタ414,415は、それぞれ上記実施の形態における確認モニタ41と同様の機能を有する表示装置であって、図19に示すように、X軸方向に配列して支持部材491に支持されている。
図20は、第3の実施の形態における制御部48の機能構成をデータの流れとともに示すブロック図である。本実施の形態における制御部48では、被検査画像表示部485の出力先が確認モニタ415とされており、マスター画像表示部486の出力先が確認モニタ414とされている。
本実施の形態における欠陥確認装置5は、図7および図8に示した第1の実施の形態における欠陥確認装置4の動作と同様の動作を実行する装置として構成されるが、ステップS18およびステップS26において、被検査画像表示部485が被検査画像データ404を表示させるのは確認モニタ415である。また、ステップS19およびステップS27において、マスター画像表示部486がマスター画像データ405を表示させるのは確認モニタ414である。
このように、欠陥領域と欠陥対象領域とが別々の表示装置に表示されることにより、オペレータがマスター画像データ405と、被検査画像データ404とを取り違える危険性を少なくすることができる。
以上のように、第3の実施の形態における欠陥確認装置5においても、上記実施の形態における欠陥確認装置4と同様の効果を得ることができる。
また、欠陥を確認する作業において、オペレータが被検査画像データ404とマスター画像データ405とを混同する危険性を少なくすることができる。したがって、確認作業の効率化を図ることができる。
<4. 変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
例えば、欠陥情報400を取得する手法は、ネットワーク2を介して通信部47が取得することに限られるものではい。検査装置3において可搬性の記録媒体などに欠陥情報400を記録し、当該記録媒体を基板90とともに欠陥確認装置4,5に搬送して、欠陥確認装置4,5が当該記録媒体から欠陥情報400を読み取るように構成してもよい。
また、上記実施の形態では、プログラムを実行することによるソフトウエア処理によって制御部48の機能構成が実現されると説明したが、その一部または全部をキャプチャーボードや軸制御ボードといった専用の回路を用いてハードウエア処理によって実現するように構成してもよい。
また、欠陥確認装置4,5における処理の順序は、上記実施の形態に示すものに限られるものではない。例えば、ステップS14において実行される処理と、ステップS15,16において実行される処理とを並列処理するように構成してもよいし、ステップS18とステップS19との実行順序を入れ替えてもよい。すなわち、同様の効果が得られる順番であれば、どのような順序で処理が実行されてもよい。
また、オペレータが被検査画像データ404の表示倍率を変更しようとする場合において、上記実施の形態では、現在表示されている被検査画像データ404に対する変更倍率αpが入力されるとしたが、入力情報はこれに限られるものではない。例えば、直接所望する新たな表示倍率α1が入力されてもよい。あるいは、新たな欠陥表示サイズが入力されることにより、表示サイズデータ401を書き換え、倍率演算部482が新たな表示倍率α1を演算するようにしてもよい。
また、マスター画像データ405は、予め基準となる基板を撮影して保存する、もしくはCADデータから作成しておくと説明したが、欠陥領域をオペレータが確認する際にリアルタイム撮影によって取得してもよい。その場合には、基準となる基板の撮像倍率β2を、被検査画像データ404の表示倍率α1に追随するように構成してもよい。
欠陥確認システムの構成を示す図である。 検査装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態における欠陥確認装置の正面図である。 欠陥確認装置の側面図である。 欠陥確認装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態における制御部の機能構成をデータの流れとともに示すブロック図である。 第1の実施の形態における欠陥確認装置の動作を示す流れ図である。 第1の実施の形態における欠陥確認装置の動作を示す流れ図である。 被検査画像データが表示される例を示す図である。 被検査画像データが表示される例を示す図である。 第1の実施の形態における欠陥確認装置において、確認作業中に表示される画像の例を示す図である。 第1の実施の形態における欠陥確認装置において、確認作業中に表示される画像の例を示す図である。 図11に示す例における、被検査画像データの表示倍率が変更された例を示す図である。 第1の実施の形態における制御部の機能構成をデータの流れとともに示すブロック図である。 第2の実施の形態における欠陥確認装置の動作を示す流れ図である。 第2の実施の形態における欠陥確認装置の動作を示す流れ図である。 第2の実施の形態における被検査画像データの表示例を示す図である。 第2の実施の形態におけるマスター画像データの表示例を示す図である。 第3の実施の形態における欠陥確認装置の正面図である。 第3の実施の形態における制御部の機能構成をデータの流れとともに示すブロック図である。 従来の装置におけるマスター画像および被検査画像の表示例を示す図である。 従来の装置において、図21に示す被検査画像の表示倍率が変更された状態を示す図である。
符号の説明
1 欠陥確認システム
2 ネットワーク
3 検査装置
4,5 欠陥確認装置
40 操作部
404 被検査画像データ
405 マスター画像データ
41,414,415 確認モニタ
412 切替ボタン
413 リターンボタン
42 撮像部
43 検査ステージ
44,45 移動機構
46 ズーム機構
47 通信部
48 制御部
480 記憶部
481 欠陥位置・サイズ演算部
482 倍率演算部
483 X/Y制御部
484 ズーム制御部
485 被検査画像表示部(第1表示手段)
486 マスター画像表示部(第2表示手段)
487 切替部
90 基板
α,α1,α2 表示倍率
β,β1,β2 撮像倍率

Claims (19)

  1. 検査対象物上の欠陥を確認する欠陥確認装置であって、
    画像データを表示する少なくとも1つの表示装置と、
    被検査対象物を保持する保持手段と、
    前記保持手段により保持された前記検査対象物について、前記検査対象物上の欠陥が存在する欠陥領域の位置とサイズとを示す欠陥情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段により取得された前記欠陥情報に応じて、前記欠陥領域を撮像した被検査画像データを取得する画像取得手段と、
    所定の演算規則に従って、前記欠陥領域の表示倍率を演算する表示倍率演算手段と、
    前記表示倍率演算手段により求められた前記欠陥領域の表示倍率に応じて、前記被検査画像データを前記少なくとも1つの表示装置に表示させる第1表示手段と、
    前記表示倍率演算手段により求められた前記欠陥領域の表示倍率に基づいて、前記欠陥領域との比較対象となるマスター画像データの表示倍率を演算し、求めた前記マスター画像データの表示倍率に応じて、前記マスター画像データを前記少なくとも1つの表示装置に表示させる第2表示手段と、
    を備えることを特徴とする欠陥確認装置。
  2. 請求項1に記載の欠陥確認装置であって、
    前記画像取得手段が、
    前記保持手段に保持された前記被検査対象物を撮像する撮像手段を有し、
    前記撮像手段による撮像により、前記被検査画像データを取得することを特徴とする欠陥確認装置。
  3. 請求項2に記載の欠陥確認装置であって、
    前記画像取得手段が、
    前記保持手段に保持された前記被検査対象物と前記撮像手段との相対位置を決定する位置決定手段と、
    所定の演算規則に従って、前記被検査対象物を撮像する際の撮像倍率を決定する撮像倍率決定手段と、
    を有することを特徴とする欠陥確認装置。
  4. 請求項3に記載の欠陥確認装置であって、
    前記位置決定手段が、前記欠陥情報に含まれる前記欠陥領域の位置に応じて、前記相対位置を決定することを特徴とする欠陥確認装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の欠陥確認装置であって、
    前記表示倍率演算手段が、前記欠陥情報に含まれる前記欠陥領域のサイズに基づいて、前記被検査画像データの表示倍率を演算することを特徴とする欠陥確認装置。
  6. 請求項5に記載の欠陥確認装置であって、
    前記撮像倍率決定手段が、前記表示倍率演算手段により求められた前記被検査画像データの表示倍率に応じて前記撮像手段の撮像倍率を決定することを特徴とする欠陥確認装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の欠陥確認装置であって、
    オペレータからの入力情報を受け付ける操作部をさらに備え、
    前記表示倍率演算手段が、前記操作部により受け付けられた前記入力情報に基づいて、前記被検査画像データの表示倍率を演算することを特徴とする欠陥確認装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の欠陥確認装置であって、
    前記マスター画像データがデジタルビットマップ画像データであり、
    前記第2表示手段により求められる前記マスター画像データの表示倍率が、前記デジタルビットマップ画像データの整数倍であることを特徴とする欠陥確認装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の欠陥確認装置であって、
    前記第1表示手段による前記被検査画像データの表示と、前記第2表示手段による前記マスター画像データの表示とが前記少なくとも1つの表示装置のうちの1つにおいて同時に行われることを特徴とする欠陥確認装置。
  10. 請求項1ないし8のいずれかに記載の欠陥確認装置であって、
    前記第1表示手段による前記被検査画像データの表示と、前記第2表示手段による前記マスター画像データの表示とを切り替えて前記少なくとも1つの表示装置のうちの1つに表示させる切替手段をさらに備えることを特徴とする欠陥確認装置。
  11. 請求項1ないし8のいずれかに記載の欠陥確認装置であって、
    前記第1表示手段および前記第2表示手段が、別々の表示装置に表示させることを特徴とする欠陥確認装置。
  12. 検査対象物上の欠陥を確認する欠陥確認方法であって、
    被検査対象物を保持する保持工程と、
    前記保持工程において保持された前記検査対象物について、前記検査対象物上の欠陥が存在する欠陥領域の位置とサイズとを示す欠陥情報を取得する情報取得工程と、
    前記情報取得工程において取得された前記欠陥情報に応じて、前記欠陥領域を撮像した被検査画像データを取得する画像取得工程と、
    所定の演算規則に従って、前記欠陥領域の表示倍率を演算する表示倍率演算工程と、
    前記表示倍率演算工程により求められた前記欠陥領域の表示倍率に応じて、前記被検査画像データを表示させる第1表示工程と、
    前記表示倍率演算工程により求められた前記欠陥領域の表示倍率に基づいて、前記欠陥領域との比較対象となるマスター画像データの表示倍率を演算し、求めた前記マスター画像データの表示倍率に応じて、前記マスター画像データを表示させる第2表示工程と、
    を有することを特徴とする欠陥確認方法。
  13. 請求項12に記載の欠陥確認方法であって、
    前記画像取得工程が、
    前記保持工程において保持された前記被検査対象物を撮像部により撮像する撮像工程を有し、
    前記撮像工程において前記被検査対象物の欠陥領域を撮像することにより、前記被検査画像データを取得することを特徴とする欠陥確認方法。
  14. 請求項13に記載の欠陥確認方法であって、
    前記画像取得工程が、
    前記保持工程に保持された前記被検査対象物と前記撮像部との相対位置を決定する位置決定工程と、
    所定の演算規則に従って、前記撮像部の撮像倍率を決定する撮像倍率決定工程と、
    をさらに有することを特徴とする欠陥確認方法。
  15. 請求項14に記載の欠陥確認方法であって、
    前記位置決定工程において、前記相対位置は、前記欠陥情報に含まれる前記欠陥領域の位置に応じて決定されることを特徴とする欠陥確認方法。
  16. 請求項12ないし15のいずれかに記載の欠陥確認方法であって、
    前記表示倍率演算工程において、前記被検査画像データの表示倍率は、前記欠陥情報に含まれる前記欠陥領域のサイズに基づいて演算されることを特徴とする欠陥確認方法。
  17. 請求項16に記載の欠陥確認方法であって、
    前記撮像倍率決定工程において、前記撮像工程の撮像倍率は、前記表示倍率演算工程において求めた前記被検査画像データの表示倍率に応じて決定されることを特徴とする欠陥確認方法。
  18. 請求項12ないし17のいずれかに記載の欠陥確認方法であって、
    オペレータからの入力情報を受け付ける入力工程をさらに有し、
    前記表示倍率演算工程において、前記被検査画像データの表示倍率は、前記入力工程において受け付けられた前記入力情報に基づいて演算されることを特徴とする欠陥確認方法。
  19. 請求項12ないし18のいずれかに記載の欠陥確認方法であって、
    前記マスター画像データがデジタルビットマップ画像データであり、
    前記第2表示工程において、前記マスター画像データの表示倍率は、前記マスター画像データの表示倍率が前記デジタルビットマップ画像データの整数倍となるように演算されることを特徴とする欠陥確認方法。
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