JP2005083261A - サイドフィード型燃料噴射弁の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】シリンダヘッドカバーの弁体収容孔部内への燃料噴射弁の装着が、該噴射弁の弁体と前記収容孔部内壁とが直接接触する構造部を持つことなくなされることで、両者間における振動の伝達を減少させる。
【解決手段】イドフィード型の燃料噴射弁70は、シリンダヘッドカバー50に設けられた弁体収容孔部51内に装着されており、該装着は、弁体収容孔部51の拡径孔部51aに該噴射弁70の頭部寄りのフランジ部70aが収容され、同時に該フランジ部70a後部から延出する弁体部70cが前記拡径孔部51aに連がる孔部51b,51cにシール部材であるOリングR3,R4を介して挿入され、さらに、前記フランジ部70aの外側面が押えプレート80に当接されることでなされる。そして、燃料噴射弁70は、前記Oリングによる弾性摩擦力と、該弁体のフランジ部の押えプレートとの当接により保持される。
【選択図】図6

Description

本発明は、内燃機関における燃料噴射弁の取付構造に関し、特にサイドフィード型燃料噴射弁のシリンダヘッドカバーへの取付構造に関する。
従来の内燃機関におけるボトムフィード型燃料噴射弁の取付けとして、機関の吸気管内に設けられた取付穴にその弁体の側面をシールであるOリングにより保持させると共に、弁体の上下をゴム等の弾性体を介して押し付けることでなす取付けが知られており(例えば、特許文献1参照)、また、サイドフィード型燃料噴射弁(装置)の取付けとして、吸気管に固定された金属パイプからなる燃料ギャラリに設けられた弁体収容部内に燃料噴射弁がOリングであるシールを介して保持され、該噴射弁のキャップ部がゴムを介してカバーにより上方から押え付けられて取付けられるものが知られており(例えば、特許文献2参照)、さらに、同様の燃料ギャラリに設けられた弁体収容部内に燃料噴射弁がOリングであるシールを介して保持され、該燃料噴射弁の上部フランジがクランプもしくはバヨネット式錠止体により固定されて取付けられるものも知られている(例えば、特許文献3参照)。
実公平5−3741号公報(第2頁−第3頁、第1図−第2図) 実用新案登録第2501967号公報(第2頁−第3頁、第2図,第6図) 特表平6−501762号公報(第3頁−第5頁、第1図,第2図)
上述の特許文献1に記載のボトムフィード型燃料噴射弁070の取付けは、図9に図示されるように、エンジンの吸気管内に配置されたボディ01に形成された取付穴051に挿入されることでなされており、燃料噴射弁070は、カバー080により上方から押えられて該取付穴051に収容され、その径方向がOリングOR3,0R4により支持されると共に、カバー080によって弾性体0Rを介して下方へ押し付けられて保持される。
また、上述の特許文献2に記載のサイドフィード型燃料噴射弁070の取付けは、図10ないし図11に図示されるように、複数本の吸気マニフォルド01,01のそれぞれに合成樹脂製のインスレータ02,02を介して配設されるインジェクタハウジング03,03が備えられ、該インジェクタハウジング03は、図11に図示されるように燃料噴射弁070を収装保持するための上面が開口した略円筒状をなしており、また該円筒状の上端の開口縁に一段と凹んだ段部03aを備えている。
そして、燃料噴射弁070は、該ハウジング03内にその上面開口部から挿入されてOリングであるシール0R3,0R4を介して該ハウジング03内に収装され、そのキャップ部080上部の矩形突部081がゴム0Rを介してカバー082により押圧されてその上部フランジ部070aがハウジング03上縁開口部の段部03aに当接されて、該ハウジング03内に固定保持されている。
また、上述の特許文献3に記載のサイドフィード型燃料噴射弁は、図12に図示されるように、内燃機関の吸い込み管に固定された燃料分配器の燃料供給通路01に弁収容開口を備えた段付きの弁収容部02が設けられていて、該収容部02内にOリングであるシール部材0R3,0R4を介して燃料噴射弁070が保持され、該噴射弁070の上方のフランジ070aがクランプもしくはバヨネット式錠止体080により該収容部02上部に固定されることで該収容部02内に前記噴射弁070が保持される。なお、03は電気的コネクタである。
ところで、前記特許文献1ないし3に記載の燃料噴射弁の取付けは、いずれも該噴射弁がその収容部である弁体収容部に対してゴム等の弾性体を介して収納保持される取付け構造とされている。しかしながら、このような取付け構造であると、燃料噴射弁が高圧の燃料を噴射することから、その燃料噴射時の反動による衝撃的な振動が充分に吸収されないまま、前記収容部に伝達される。
そして、前記特許文献1ないし3に記載の燃料噴射弁は、いずれも吸気マニフォルドに取付けられた弁体収容部内に収納されるものであるから、前記燃料噴射弁の燃料噴射時の反動による衝撃的な振動は、該弁体収容部から前記吸気マニフォルドに伝達され、該マニフォルドを叩くように振動させて、騒音を発する。
とりわけ、前記特許文献2,3に記載の燃料噴射弁の取付けにおいては、その弁体のフランジ部が直接弁体収容部の構造部に当接しており、このような燃料噴射弁と該弁体収容部間の直接接触構造部は、燃料噴射弁の燃料噴射における衝撃的な振動を何ら緩和することなく直接伝達するので、前記衝撃的な振動の抑制と該振動に基づく騒音の発生を効果的に解消することはできない。
一方、直接噴射型の燃料噴射弁においては、該噴射弁が吸気マニフォルド等に設けられることなく、シリンダヘッドのヘッドカバーに取付けられるのが普通であるが、この取付けにおいても前記同様Oリング等のゴム等弾性体を介在させて噴射時の反動力や振動の吸収を図っており、既述の振動吸収対策と同様の対策が採られているにすぎず、特に燃料噴射による反動力の吸収におけるそれ以上の格別の対策は何ら採られていないので、該反動力による振動と騒音の効果的な解消には至っていない。
このような状況の中で、シリンダヘッドのヘッドカバーに取付けられる直接噴射型のサイドフィード型燃料噴射弁において、その燃料噴射における噴射の反動力の吸収が効果的になされ、該反動力に基づく振動と騒音の発生が効果的に抑制される燃料噴射弁のための取付構造の開発が望まれている。
本発明は、前記課題を解決するための燃料噴射弁の取付構造に関し、とりわけ、内燃機関のシリンダヘッドカバーに取付けられる直接噴射型のサイドフィード型燃料噴射弁における燃料噴射時の反動力吸収による振動と騒音対策に視点をおいた前記燃料噴射弁の取付構造に関し、内燃機関のシリンダヘッドカバーと、該シリンダヘッドカバーに設けられた燃料噴射弁のための弁体収容孔部と、該弁体収容孔部内に収容される燃料噴射弁とを備えたサイドフィード型燃料噴射弁の取付構造において、前記弁体収容孔部内への燃料噴射弁の収容は、該弁体収容孔部内の内壁に対して弾性シール等の弾性体を介して該弁体収容孔部内に保持されると共に、前記燃料噴射弁の頭部側にフランジ部が設けられ、該フランジ部の一側面側が該フランジ部に当接する環状の押えプレートにより位置決めされると共にフランジ部の他側面側がシリンダヘッドカバーに対して隙間を設けて保持されることを特徴とするものである。
また、前記環状の押えプレートによる前記燃料噴射弁の頭部側の保持は、前記フランジ部外側面側の弁本体外周部を所定の間隙を存して環状に包囲するように配設された前記押えプレートが該フランジ部外側面に当接されることでなされていることを特徴とするものである。
さらに、前記押えプレートの前記フランジ部外側面への当接がバネ等の弾性体を介してなされていることを特徴とする。
請求項1に係る発明は、内燃機関のシリンダヘッドカバーと、該シリンダヘッドカバーに設けられた燃料噴射弁のための弁体収容孔部と、該弁体収容孔部内に収容される燃料噴射弁とを備えたサイドフィード型燃料噴射弁の取付構造において、前記弁体収容孔部内への燃料噴射弁の収容は、該弁体収容孔部内の内壁に対して弾性シール等の弾性体を介して該弁体収容孔部内に保持されると共に、前記燃料噴射弁の頭部側にフランジ部が設けられ、該フランジ部の一側面側が該フランジ部に当接する環状の押えプレートにより位置決めされると共にフランジ部の他側面側がシリンダヘッドカバーに対して隙間を設けて保持されることでなされているから、前記弁体収容孔部内に収容される燃料噴射弁は、該収容孔部内に所定の間隙部を存して収容され、シリンダヘッドカバーとの直接接触が避けられているので、該噴射弁の燃料噴射時の反動力による該弁体移動による衝撃力が直接シリンダヘッドカバーに伝達されないので、該ヘッドカバーの該衝撃力による振動の発生が減少し、該振動発生による騒音の発生が抑制される。
また、請求項2に係る発明は、前記環状の押えプレートによる前記燃料噴射弁の頭部側の保持は、前記フランジ部外側面側の弁本体外周部を所定の間隙を存して環状に包囲するように配設された前記押えプレートが該フランジ部外側面に当接されることでなされているから、フランジ部は押えプレートによりその外側面が全周に亘り均等に当接支持され、燃料噴射弁の保持はきわめて安定した状態でなされる。
さらに、請求項3に係る発明は、前記押えプレートの前記フランジ部外側面への当接がバネ等の弾性体を介してなされているから、弁体収容孔部内に収容された燃料噴射弁はその軸方向において該バネ等の弾性体に抗する所定範囲における移動が許容されるので、燃料噴射時の反動による衝撃力が前記バネ等弾性体による緩衝効果で吸収され、シリンダヘッドカバーの振動の発生が減少し、該ヘッドカバーの振動による騒音の発生が抑制される。
内燃機関のシリンダヘッドカバーに取付けられるサイドフィード型燃料噴射弁の取付構造として実施される。
本発明の実施例1を図1ないし図7に基づいて以下に説明する。
図1には、本発明の実施態様に係る内燃機関Eを搭載した自動二輪車が図示されており、この自動二輪車は、フロントフォーク1を回動可能に支承するヘッドパイプ2と、該ヘッドパイプ2から後下がりに延びるメインフレーム3と、該フレーム3の後部に連接された後上がりに延びる左右一対のリヤフレーム4とからなる基本フレーム構造を備えている。
そして、フロントフォーク1の下端には前輪5が軸支されており、該フロントフォーク1の上部には走行ハンドル6が連結されている。また、前輪5の上方を覆うフロントフェンダ7はフロントフォーク1に支持されており、さらに前端がピボットプレート8に回動可能に支持されたリヤフォーク9の後部には後車輪10が軸支され、前記リヤフレーム4上にはシート11が設けられている。
前記メインフレーム3の中間部両側面にはハンガープレート12が固着され、また、メインフレーム3の後部両側面にはピボットプレート8が固着されており、これらのハンガープレート12とピボットプレート8を介して内燃機関Eがメインフレーム3の下方位置で懸架されて、該内燃機関Eは図示されるように、そのシリンダヘッド40側を車両の前方にして、クランク室20側を後方にして、かつ吸気ポート側を上方にして前記車両に横置きに搭載されている。なお、図1において、13はエアクリーナ、14はレッグシールド、15は駆動チエーンである。
そして、本発明の実施例における内燃機関Eは、単気筒の4サイクル機関であり、その構造を図2ないし5に基づき簡単に説明すると以下のとおりである。
内燃機関E本体は、分割構造とされたクランクケース20、シリンダブロック30、シリンダヘッド40およびシリンダヘッドカバー50等からなり、該内燃機関Eの車両への搭載状態において、図2に図示されるように、これら構造部はそれぞれ、前記クランクケース20の前方にシリンダブロック30が、シリンダブロック30の前方にシリンダヘッド40が、さらにシリンダヘッド40の前方にシリンダヘッドカバー50が取付けられる配設構造とされている。
そして、クランクケース20内には、クランクシャフト21と、僅かにその一部のみが図示される変速装置22のメインシャフトおよびカウンターシャフトが回転可能に軸支されており(図3参照)、クランクシャフト21のクランク部21aには周知のようにコンロッド23を介してピストンPが取付けられており、このピストンPは前記シリンダブロック30のシリンダ孔31内を往復摺動するように構成されている。
シリンダブロック30のシリンダ孔31前部(図3,4における上部)とシリンダヘッド40後部面の凹部とにより形成される空間には燃焼室40aが設けられ、該燃焼室40aには点火プラグ40bが臨むように装備され、また、後に詳しく説明する混合気噴射のための噴射弁60の噴射口部60gが臨んでおり、さらに該燃焼室40aには吸排気のためのバルブ開口40cと吸排気バルブ40dが配設されている(図2参照)。
シリンダヘッド40には、前記吸排気バルブ開口40cに連通する吸排気のための通路部40eが設けられ、また前記バルブ40dの装着のための構造部40fや、混合気噴射のための後述される前記混合気噴射弁60等が設けられ、さらに、該シリンダヘッド40に取付けられるシリンダヘッドカバー50には、空気圧レギュレータ50aやロッカーアーム50b等の動弁機構や、後に詳しく述べる燃料噴射弁70等が配設されている(図2,4等参照)。
内燃機関Eの概略の構造は上述のとおりであるが、図4には、車両に横置きで搭載された該内燃機関Eの前方部の水平断面を上から見た図が図示されており、この図には特に前記内燃機関Eのシリンダヘッド40およびシリンダヘッドカバー50における混合気噴射弁60と燃料噴射弁70の取付部の周辺構造が拡大されて示されている。
そして、該図には、既述のシリンダブロック30と、シリンダブロック30のシリンダ孔31も図示され、また、シリンダ孔31内にはピストンPが配設され、点火プラグ40bと混合気噴射弁60の噴射口部60gが燃焼室40aに臨む、既述の様子も図示されている。
シリンダヘッド40には、その前部面40A(図4における上部面)から後部面40B(図4における下部面)にかけて該ヘッド40部を貫通する混合気噴射弁60装着のための収容孔部41が設けられ、該孔部41内には後に詳述する装着手段をもって混合気噴射弁60が収容されている。 そして既述のようにシリンダヘッド40の前部面40Aには、シリンダヘッドカバー50がボルトB等の固定手段を介して取付けられ、さらに、上述の点火プラグ40bは実質的にこのシリンダヘッド40に取付けられている。
シリンダヘッド40に取付けられたシリンダヘッドカバー50には、燃料噴射弁70装着のための収容孔部51が設けられており、該収容孔部51はシリンダヘッドカバー50の前部面50A(図4における上部面)から後部面50B(図4における下部面)にかけて該ヘッドカバー50を貫通しており、この収容孔部51内には燃料噴射弁70が後に詳述する装着手段をもって収容されている。
そして、シリンダヘッドカバー50がシリンダヘッド40に取付けられた状態においては、上述の2つの噴射弁60,70、すなわち、混合気噴射弁60と燃料噴射弁70は互いにその長手方向軸線を一致させて、かつその一部が重なるような関係をもってそれぞれ前記シリンダヘッド40とシリンダヘッドカバー50の収容孔部41,51において後述する装着手段により装着されている。
また、図4に図示されるように燃料噴射弁70の収容のための収容孔部51には、その比較的前方(図4における上方)位置に燃料噴射弁70への燃料供給のための供給口52が開口し、その下方位置には混合気噴射弁60への圧縮空気の供給のための供給口53が開口しており、さらに、これらの燃料と圧縮空気供給のための通路の一部54,55がシリンダヘッドカバー50に形成されている(図5参照)。なお、前記2つの噴射弁60,70への燃料供給と圧縮空気の供給については後述する。
ところで、シリンダヘッド40の混合気噴射弁60の収容孔部41に収容される前記混合気噴射弁60は、その構造の詳細が図示されるところではないが、該噴射弁60は直接噴射型であり、圧縮空気によって混合気を燃焼室へ直接噴射する形式のものである。すなわち、その弁体には図示されない貫通中心孔が設けられ、該孔の後部(図における下部)開口を開閉するポペット弁がソレノイドにより開閉制御されることで、空気通路を経て後に説明される圧縮空気室57に供給された圧縮空気が燃料噴射弁70から供給された燃料と混合されて燃焼室40aへと噴射される形式のものである。
そして、図4には混合気噴射弁60のその外観のみが図示されており、該図によれば該噴射弁60の弁体の外形形状は、概ね略弁体中央部から前方に偏在した位置の大径弁体部60aと、該大径弁体部60aの前部から延出する弁体部60bと、該大径弁体部60aの後部から延出する弁体部60cとからなるものである。
ここで、前記シリンダヘッド40の収容孔部41への混合気噴射弁60の装着について説明する。
混合気噴射弁60の前記収容孔部41への装着は、シリンダヘッド40にシリンダヘッドカバー50が取付けられる前の段階においてなされるものであり、シリンダヘッド40の前部面40Aから後部40B面にかけて貫通する収容孔部41に、該孔部41の前部面40Aの開口である拡径孔部41aから噴射弁60の噴射口部60gを先にして挿入することでなされる。
そして、混合気噴射弁60の収容孔部41への装着のための挿入は、該噴射弁60の大径弁体部60a後部から延出する弁体部60cの環状凹溝60dにシールのためのOリングR1が嵌入されて、この状態において該弁体部60cが収容孔部41の前部面40Aの開口である拡径孔部41aにつながる後方寄りの縮径孔部41bに挿入され、その噴射口部60gが前記燃焼室40aの壁部形成面に開口する該孔部41bの後部開口41cからやや突出して該燃焼室40a内に臨むようになされ、これにより混合気噴射弁60は前記収容孔部41内に装着され、該噴射弁60の装着状態においては、前記大径弁体部60aの前部の段部表面がシリンダヘッド40の収容孔部41前部40Aの開口である拡径孔部41a縁部と同一面とされる。
したがって、混合気噴射弁60の収容孔部41への前記装着状態においては、該噴射弁60の大径弁体部60aの前部から延出する弁体部60bがシリンダヘッド40の前部面40Aより突出することになる。 そして、この突出する弁体部60bは、シリンダヘッド40にシリンダヘッドカバー50が取付けられるときに、シリンダヘッドカバー50の燃料噴射弁70の収容孔部51の後方孔部である縮径孔部51c(図6参照)に挿入されることになる。
シリンダヘッド40の前部面40Aより突出する混合気噴射弁60の弁体部60bの前記収容孔部51の縮径孔部51cへの挿入は、該弁体部60bの外周に形成された一つの環状凹溝60eにシールのためのOリングR2が嵌入された状態での前記縮径孔部51cへの圧入によりなされ、該OリングR2の嵌入位置の前部(図における上部)が後述する燃料噴射弁70装着時に混合気噴射弁60の前部60A、すなわち該弁の頭部への圧縮空気供給のための圧縮空気室57として構成され、該空気室57には圧縮空気供給のための通路に連通する前記縮径孔部51c壁面の開口53が臨むように設けられている(図5参照)。
そして、混合気噴射弁60は、その大径弁体部60aの前部および後部からそれぞれ延出する前記弁体部60b、60cの前記OリングR1,R2の環状凹溝60d,60eへの嵌入を介した前記収容孔部41,51へのそれぞれの圧入による弾性力で一定の保持力を得て安定した状態に維持される。そして、この状態においては、後にその装着についての説明がなされる燃料噴射弁70の後部端の噴射口部70gとこの混合気噴射弁60の前部60Aの実質的な頭部である凹部が互いに挿入関係とされる(図4参照)。
一方、燃料噴射弁70は、いわゆる噴射弁体の側面に燃料取入口70fがあるサイドフィード型と呼ばれる噴射弁であり、この燃料噴射弁70は該弁体内に装着された図示されないソレノイドによって開閉されるポペット弁を備え、該ポペット弁の作動により燃料噴射の制御がなされ形式のものであり、その具体的な内部構造については図示されず、その説明も省略される。
そして、図4ないし6には、燃料噴射弁70のその外観図のみが図示され、これらの図から理解できるように、この噴射弁70の外形形状は概ね、略噴射弁70の弁体の前方70A(図における上方)寄りの位置に大径の鍔状フランジ部70aが設けられ、該フランジ部70aの前部から延出する弁体部70bと、該フランジ部70aの後部から延出する弁体部70cとからなるものである。
そして、前記フランジ部70a後部から延出する弁体部70cは、複数段にその弁体軸径が変化する構造であり、該弁体部70cの略中央部近傍側面には噴射燃料の取入れのための開口70fが備えられ、また、該弁体部70cのフランジ部70a近傍位置のやや太めの軸径部分70dと、該フランジ部70aから離れた該弁体部70c後部の噴射口部70gに比較的近い位置の細い軸径部分70eにはそれぞれ、環状の凹溝70h,70iが形成されており、この環状凹溝70h,70iにはシール部材であるOリングR3,R4がそれぞれ嵌入されている。
シリンダヘッドカバー50に設けられた燃料噴射弁70のための収容孔部51は、図4ないし6に図示されるように、前記噴射弁70のフランジ部70aを受入れるための拡径された前部開口である拡径孔部51aと、噴射弁70の弁体軸径が変化する前記弁体部70cを受入れる前記拡径孔部51aに連なるやや大きめの内径である孔部51bと、該やや大きめの内径の孔部51bに連なる縮径孔部51cとからなり、前記拡径孔部51aは噴射弁70の装着時において余裕を持ってフランジ部70aを受入れる充分な深さと充分な内径を有する孔である。
また、前記やや大きめの内径の孔部51bは、燃料噴射弁70の装着時にその弁体部70cのやや太めの軸径部分70dの環状凹溝70hにシールのためのOリングR3が嵌入されて挿入嵌合されることから該軸径部分に比較して大きな内径を備え、さらに前記縮径孔部51cは、前記装着時にその弁体部70cの細い軸径部分70eの環状凹溝70iにシールのためのOリングR4が嵌入されて挿入嵌合されることから該軸径部分70eに比較して大きな内径を備え、また該縮径孔部51cの後部開口51dは面取りされてテーパ状に拡径され、これにより、シリンダヘッド40へのシリンダヘッドカバー50の取付け時に、既述の前記収容孔部51の後方孔部である縮径孔部51cへの混合気噴射弁60前部の延出弁体部60bの挿入が容易になされるようにしている。
ここで、燃料噴射弁70のシリンダヘッドカバー50に設けられた前記収容孔部51への装着について説明する。
燃料噴射弁70のシリンダヘッドカバー50の収容孔部51への収容のための装着は、シリンダヘッド40の混合気噴射弁60のための収容孔部41に該混合気噴射弁60が装着され、シリンダヘッド40にシリンダヘッドカバー50が取付けられ、結局、前記混合気噴射弁60の前部から突出する弁体部60b、すなわち、該噴射弁60の頭部がシリンダヘッドカバー50の前記収容孔部51の後方孔部である縮径孔部51cに挿入された状態においてなされる(図4,6参照)。
そして、前記燃料噴射弁70の装着は、収容孔部51の前部開口である拡径孔部51aから燃料噴射弁70の噴射口部70g側を先にして該噴射弁70の弁体を押込み挿入することでなされ、この装着のための挿入に際し、噴射弁70のフランジ部70a後部から延出する弁体部70cの軸径の異なる部分に形成された2つの環状凹溝70h,70iには予め前述のシール部材であるOリングR3,R4が嵌入される。
燃料噴射弁70の装着は、そのフランジ部70aが収容孔部51の前部開口である前記拡径孔部51aにその周辺部に隙間を存して収容され、前方(図4ないし6における上方)から押えプレート80により押え付けられ、また同時に該フランジ部70aの後部から延出する弁体部70cが、その間隔をおいた2箇所の軸径の異なる軸部70d,70eの環状凹溝70h,70iにそれぞれOリングR3,R4が嵌入されて収容孔部51の拡径孔部51aに続く後方孔部51bと縮径孔部51cに押込み挿入され、該弁体部の後端部の噴射口部70gが、該収容孔部51の後方孔部である縮径孔部51cに既に挿入されている前記混合気噴射弁60の前部突出部である弁体部60b頭部60Aの凹部内に挿入されることでなされる。
そして、前記装着状態においては、フランジ部70a後部から延出する弁体部70cの異なる軸径部70d,70eの環状凹溝70h,70iに嵌入されたOリングR3とR4により区切られ、かつ燃料噴射弁70の燃料取入口70fが開口する収容孔部51内の空間部、すなわち燃料室56に、前記燃料供給口52が該孔部51の壁面において開口されるようになされている。
また、弁体部70cの前記OリングR4と既に該収容孔部51後方の孔部である縮径孔部51cに挿入された前記混合気噴射弁60の前部弁体部60bの環状凹溝60eに嵌入されたOリングR2により区切られ、かつ混合気噴射弁60の圧縮空気取入口53が開口する該収容孔部51の後方空間部、すなわち圧縮空気室57に、前記圧縮空気供給口53が該孔部51の壁面に開口されるようになされ、後述するような燃料噴射弁70への燃料供給と混合気噴射弁60前部60Aへの、すなわち該弁の頭部への圧縮空気の供給がなされるようになされている。
前記フランジ部70aの後部から延出する弁体部70cの前記孔部51bと縮径孔部51cへの押込み挿入は、該弁体部70cの環状凹溝70h,70iに嵌入されたOリングR3,R4の弾性変形に抗した圧入としてなされるから、該OリングR3,R4の弾性変形による前記孔部51bと縮径孔部51c内壁との摩擦力による保持力で該噴射弁70は前記収容孔部51に保持され、後述される押えプレート80とフランジ部70aの当接による保持作用とが相俟って該噴射弁70は安定保持される。
この状態においては、フランジ部の70a前部から延出する弁体部70bである噴射弁70の実質的な頭部70Aは、前記押えプレート80の中央開口80aを通して突出し、したがって、該噴射弁70の頭部70Aはシリンダヘッドカバー50の前部面50Aから外部へ突出することになる。
ここで、前述の燃料噴射弁70装着のための収容孔部51への該弁70の押込み挿入についてさらに説明を加えておくことにする。
上述のように、収容孔部51の前部面51A開口である拡径された孔部51aからその噴射口部70gを先にして挿入される燃料噴射弁70には、そのフランジ部70a後部から延出する弁体部70cの2個所の環状凹溝70h,70iにそれぞれOリングR3,R4が嵌入され、該OリングR3,R4は噴射弁70の押込み挿入により収容孔部51内壁の圧力を受けて押し潰されるように楕円状に弾性変形しつつ該内壁に沿って摺動する。
そして、噴射弁70のフランジ部70aのシリンダヘッドカバー50前部面50Aからの突出量が、所定量となるまで前記弁体挿入のための押込み挿入が継続され、フランジ部70aの突出量が所定の突出量に達したとき該押込み挿入は中止される。その後、フランジ部70aの外側面に押えプレート80が被冠され、該押えプレート80がボルトBの締め付けにより前記シリンダヘッドカバー50に固定されることに伴い押えプレート80の固定と共に噴射弁70の装着が完全になされる。
つまり、押えプレート80のフランジ部70a外側面への被冠は、図6(a)(b)に図示されるように押えプレート80のその中央開口80aが燃料噴射弁70のフランジ部70a前部から延出する弁体部70bに隙間をもって遊嵌されることで、すなわち、押えプレート80の中央開口80aが、該開口80aに設けられた位置合わせ用凹部80bが弁体部70の位置合わせ用凸部70jに嵌入され、この状態において噴射弁70の弁体頭部70Aに遊嵌されることでなされる。
押えプレート80のフランジ部70a外側面への前記被冠後、押えプレート80がその両側に延出した耳部80cに開けられたボルト孔80dに通したボルトBの締付けを介して前記シリンダヘッドカバー50の前部面50Aに固定されることでフランジ部70aは押えプレート80によりその外側面が押圧され、この押込みに伴い噴射弁70はさらに押込み挿入され、押えプレート80の固定のための締付け終了と同時に噴射弁70の押込み挿入が終了し、該噴射弁70の装着が完了する。
燃料噴射弁70の装着は上述の状態において達成され、この噴射弁70の装着状態は、押えプレート80によるフランジ部70aへの押圧力がそのまま維持される状態であり、前記2つのOリングR3,R4は押込みによる弾性変形反力を残したままの状態となり、該反力はフランジ部70aを押し戻すように作用し、該フランジ部70aは押えプレート80を押え付けるように弾圧する。したがって、噴射弁70は、そのフランジ部70aの押えプレート80への弾圧による当接圧力と、OリングR3,R4の弾性変形による収容孔部51の孔部51bと縮径孔部51c内壁面との摩擦接触による保持作用で装着保持される。
そして、燃料噴射弁70の装着における特徴的な構造は、該噴射弁70がそのフランジ部70aを押えプレート80に弾接支持させ、そのフランジ部70a後部から延出した弁体部70cがOリングR3,R4の弾性変形を介して収容孔部51の孔部51bと縮径孔部51c内壁面に押圧される摩擦力とにより実質的に保持され、燃料噴射弁70はシリンダヘッドカバー50に直接接触する構造部を有することなく、収容孔部51内にその周囲空間を存して収容され装着されるものである。
上述の燃料噴射弁70の装着は、該噴射弁70の燃料噴射におけるその反動力の吸収において特徴的な作用を奏するものである。すなわち、噴射弁70の燃料噴射時の反動力は噴射弁体を瞬間的に後方移動させ、この移動による衝撃力は、該弁体のフランジ部70aを介して予め圧接関係にある押えプレート80に直ちに伝達される。そして、勿論押えプレート80に伝達された前記衝撃力は、ボルトB締結部や押えプレート80とカバー50の接触部を介してヘッドカバー50に伝達され、また、該カバー50にはOリングR3,R4嵌入による接触部を介して噴射弁70の前記衝撃力の一部が伝達される。
しかしながら、燃料噴射時の反動による衝撃力のシリンダヘッドカバー50への伝達は、噴射弁70とヘッドカバー50が直接接触する構造部分を持たないことから、押えプレート80を介した間接的なものであり、噴射弁70の燃料噴射における反動による衝撃力による振動の前記ヘッドカバー50への伝達はかなり限定的なものであり、該振動によるカバー50における騒音の発生が効果的に抑制される。
次に、燃料噴射弁70と混合気噴射弁60における燃料供給と圧縮空気の供給について、図7を参照して簡単に説明しておく。
図7は内燃機関Eの燃料供給システム図であり、燃料および空気が圧力調整されてそれぞれ燃料噴射弁70と混合気噴射弁60へ供給される経路が示されている。空気は空気ポンプ90によって圧縮空気として送り出され、収容孔部51内の混合気噴射弁60前部に連なるシール部材であるOリングR2とR4で仕切られた圧縮空気室57へ送り込まれる。一方、混合気噴射弁60へ向かう経路から分岐した圧縮空気はオリフイスを経て空気圧レギュレータへ向かう。
混合気噴射弁60へ向かう圧縮空気は、前記空気ポンプ90のピストン90a(図5も参照)の上昇に伴い圧力が上昇して高温高圧となり、空気中の水分は水蒸気として空気通路内へ送り込まれる。オリフイスは、燃料圧レギュレータの基準圧に空気ポンプ90の脈動波の影響が及ぼさないようにするためと、混合気噴射弁60における混合気の噴射に高圧圧縮空気を利用するための高圧保持との2つの目的をもって設けられた装置である。
上記オリフイスで急激な圧力上昇が防止され、かつ空気圧レギュレータで圧力調整された圧縮空気が、空気圧レギュレータから燃料圧レギュレータへ基準圧としてその背圧室へ送られる。空気圧レギュレータに加わった設定圧力以上の余剰空気は、戻り空気としてエアクリーナ13等の吸入系へ戻され、再び空気ポンプ90へ供給される。空気通路55全体は温度の高い内燃機関E部分に形成されており、圧縮空気内の水蒸気は冷やされることがないので、余剰空気と共に水蒸気は結露することなく空気圧レギュレータへ送られ、そこを通ることができる。
また、燃料は、本発明における実施例の燃料噴射弁70が、サイドフィード型の燃料噴射弁70であり、以下のようにして供給される。すなわち、燃料タンクからフィルタを経て燃料ポンプへ送られた燃料は、該ポンプにより高圧で吐出され、脈動ダンパーを経て燃料噴射弁70の収容孔部51内壁の燃料供給開口52を通して燃料噴射弁70の燃料取入れ口70fに連なるシール部材であるOリングR3とR4とにより区切られた空間である燃料室56へと送り込まれる。
そして、燃料噴射弁70へ向かう経路から分岐した一部の燃料は燃料圧レギュレータへ向かう。ここで燃料は、前記オリフイス下流の圧力調整された圧縮空気を基準として、この基準圧より高く、かつ圧力差が一定となるよう圧力調整される。このようにして、燃料は、圧縮空気室57内の空気圧より高い圧力で、前記収容孔部51内の燃料室56へ送り込まれる。燃料圧レギュレータに加わった設定圧力以上の余剰燃料は、戻り燃料として再び燃料タンクへ戻され、再び燃料ポンプへ供給されるようになされる。
そして、燃料噴射弁70と混合気噴射弁60との互いの結合部にある収容孔部51内の圧縮空気室57に圧縮空気圧が加わり、それにより高圧の燃料が燃料室56内にて計量されている状態で、燃料噴射弁70の図示されないソレノイドに通電され、ポペット弁が開くと燃料室56内の高圧の燃料が燃料噴射弁70を経て混合気噴射弁60の中へ噴射され、ここで圧縮空気と混合される。次の段階として混合気噴射弁60の図示されないポペット弁が開くと、上記混合気は圧縮空気に押し出されて燃焼室40aに噴射される。
本発明の図1ないし図7に図示された実施例1は上記構成であるから、燃料噴射弁70は、その弁体のフランジ部70a後部から突出する弁体部70cが2個所のシール部材であるOリングR3,R4の弾圧変形により収容孔部51に摩擦保持され、前記フランジ部70a外側面が押えプレート80と弾圧的に当接され、結果的に該噴射弁70の弁体はシリンダヘッドカバー50との直接接触構造部を有することなく該カバー50の収容孔部51に確実に装着保持されることになる。
したがって、燃料噴射弁70による燃料噴射における反動による衝撃力は、直接シリンダヘッドカバー50に伝達されることがなく、該衝撃力は該噴射弁70のフランジ部70aと押えプレート80の弾圧接触を介して間接的に前記ヘッドカバー50に伝達され、かつフランジ部70aが該押さえプレート80を弾接する与圧力が前記反動による衝撃力に抗する力として作用するので、前記反動力はその一部が相殺されて弱められる。よって、前記反動による衝撃力の押えプレート80への伝達は緩和され、シリンダヘッドカバー50における該反動に基づく衝撃的振動の発生と該振動による騒音の発生は効果的に抑制される。
本発明の実施例1においては、燃料噴射弁70の収容孔部51への装着において、フランジ部70aと押えプレート80とは互いに弾接されて直接接触するようになされているが、図8に図示されるように該フランジ部70aと押えプレート80間にバネ等の弾性体Rを介在させてもよく、この場合には噴射弁70の噴射による反動は、該バネ等の弾性体Rを介して押えプレート80に伝達されることになるので、押えプレート80に伝達される前記反動による衝撃力は前記バネ等の弾性体Rによる緩衝効果で吸収され大幅に緩和され、シリンダヘッドカバー50における振動の発生とそれによる騒音の発生は大幅に抑制される。
本発明の実施例における燃料噴射弁の取付構造は、他の同様の弁類の取付構造に適用可能である。
本発明の燃料噴射弁が装着される内燃機関を搭載した自動二輪車の側面図である。 本発明の内燃機関の車両への横置き搭載における状態を示す図である。 本発明の内燃機関の主要構造部を示す断面図である。 本発明内燃機関の主要構造部の断面を示す拡大図である。 本発明内燃機関の主要構造部の図4における断面とは異なる断面を示す拡大図である。 本発明の燃料噴射弁の取付構造を示す拡大図であり、(a)は側面図、(b)は上面図である。 本発明の燃料噴射弁と混合気噴射弁への燃料と圧縮空気の供給系統を示す図である。 本発明の燃料噴射弁の取付構造における別の態様を示す図である。 従来の燃料噴射弁の取付構造を示す図である。 従来の燃料噴射弁の取付構造の他の態様を示す図である。 図10における燃料噴射弁の取付構造の主要構造部を示す図であり、(a)はその側面図、(b)はその上面図である。 従来の燃料噴射弁の取付構造のさらに他の態様を示す図であり、(a)は側面図、(b)は上面図である。
符号の説明
1・・・フロントフォーク、2・・・ヘッドパイプ、3・・・メインフレーム、4・・・リヤフレーム、5・・・前輪、6・・・ハンドル、7・・・フロントフェンダ、8・・・ピボットプレート、9・・・リヤフォーク、10・・・後輪、11・・・シート、12・・・ハンガープレート、13・・・エアクリーナ、14・・・レッグシールド、15・・・駆動チエーン、20・・・クランクケース、21・・・クランクシャフト、21a・・・クランク部、22・・・変速装置、23・・・コンロッド、30・・・シリンダブロック、31・・・シリンダ孔、40・・・シリンダヘッド、40A・・・前部面、40B・・・後部面、40a・・・燃焼室、40b・・・点火プラグ、40c・・・バルブ開口、40d・・・吸排気バルブ、40e・・・吸排気のための通路部、40f・・・バルブ装着のための構造部、41・・・収容孔部、50・・・シリンダヘッドカバー、50A・・・前部面、50B・・・後部面、50a・・・空気圧レギュレータ、50b・・・ロッカーアーム、51・・・収容孔部、51a・・・拡径孔部、51b・・・孔部、51c・・・縮径孔部、52・・・燃料供給口、53・・・圧縮空気供給口、54・・・燃料供給通路,55・・・圧縮空気供給通路、56・・・燃料室、57・・・圧縮空気室、60・・・混合気噴射弁、60a・・・拡径弁体部、60b・・・前部弁体部、60c・・・後部弁体部、60d,60e・・・環状凹溝、60g・・・噴射口部、70・・・燃料噴射弁、70a・・・フランジ部、70b・・・前部弁体部、70c・・・後部弁体部、70d・・・太めの軸径部分、70e・・・細い軸径部分、70f・・・燃料取入れ口、70g・・・噴射口部、70h,70i・・・環状凹溝、70j・・・凸部、80・・・押えプレート、80a・・・中央開口、80b・・・凹部、80c・・・耳部、80d・・・ボルト孔、90・・・空気ポンプ、90a・・・ピストン、E・・・内燃機関、P・・・ピストン、R・・・弾性体、R1,R2,R3,R4・・・Oリング。

Claims (3)

  1. 内燃機関のシリンダヘッドカバーと、該シリンダヘッドカバーに設けられた燃料噴射弁のための弁体収容孔部と、該弁体収容孔部内に収容される燃料噴射弁とを備えたサイドフィード型燃料噴射弁の取付構造において、
    前記弁体収容孔部内への燃料噴射弁の収容は、該弁体収容孔部内の内壁に対して弾性シール等の弾性体を介して該弁体収容孔部内に保持されると共に、
    前記燃料噴射弁の頭部側にフランジ部が設けられ、該フランジ部の一側面側が該フランジ部に当接する環状の押えプレートにより位置決めされると共にフランジ部の他側面側がシリンダヘッドカバーに対して隙間を設けて保持されることを特徴とするサイドフィード型燃料噴射弁の取付構造。
  2. 前記環状の押えプレートによる前記燃料噴射弁の頭部側の保持は、前記フランジ部外側面側の弁本体外周部を所定の間隔を存して環状に包囲するように配設された前記押えプレートが該フランジ部外側面に当接されることでなされている請求項1に記載のサイドフィード型燃料噴射弁の取付構造。
  3. 前記押えプレートの前記フランジ部外側面への当接が、バネ等の弾性体を介してなされている請求項2に記載のサイドフィード型燃料噴射弁の取付構造。
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