JP3901377B2 - エンジン用燃料噴射弁の取付け構造 - Google Patents

エンジン用燃料噴射弁の取付け構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,エンジン用燃料噴射弁の取付け構造に関し,特に,燃料噴射弁の円筒状ハウジングの胴部の下端に連なる燃料噴射部を,エンジン本体の装着孔に嵌装し,このハウジングを保持する保持部材をエンジン本体に固着したものゝ改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
かゝるエンジン用燃料噴射弁の取付け構造は,例えば特開平8−312503号公報に開示されているように,既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のエンジン用燃料噴射弁の取付け構造では,燃料噴射弁の円筒状ハウジングの中間部外周面にフランジを突設し,このフランジの上面を押さえる保持部材をエンジン本体に固着している。
【0004】
ところで,上記のようにフランジを一体に有する円筒状ハウジングを加工するには,一般に切削加工が用いられが,この場合,特にフランジ前後の切削量が多く,加工時間が長くかゝるのみならず,材料の歩留りが悪いため,従来の構造ではコストの低減が困難である。
【0005】
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,円筒状ハウジングにフランジを持たずとも,これをエンジン本体に簡単,確実に取付け得るようにした,前記エンジン用燃料噴射弁の取付け構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために,本発明は,燃料噴射弁の円筒状ハウジングの胴部の下端に連なる燃料噴射部を,エンジン本体の装着孔に嵌装し,このハウジングを保持する保持部材をエンジン本体に固着した,エンジン用燃料噴射弁の取付け構造において,前記円筒状ハウジングの胴部に環状の押さえ溝を凹設し,この押さえ溝に係合する二股腕を前記保持部材に形成するとともに,前記押さえ溝の少なくとも一方の内側面を他方の内側面に向かって小径となるテーパ面に形成する一方,このテーパ面に当接する斜面を前記二股腕の内周面に形成したことを第1の特徴とする。
【0007】
この第1の特徴によれば,円筒状ハウジングをエンジン本体の装着孔に嵌装した後,保持部材の二股腕を該ハウジングの押さえ溝に側方から挿入して係合させ,この保持部材をエンジン本体に固着することにより,燃料噴射弁を定位置に強固に保持することができる。しかも,環状の押さえ溝は,円筒状ハウジングの外周面への溝加工で簡単に形成することができるから,その加工時間が短く,その上,切削量も少なくて歩留りが良いので,コスト低減に大いに寄与し得る。
【0008】
また,二股腕の押さえ溝への係合時,二股腕の斜面と押さえ溝のテーパ面との当接による楔作用によって,上記係合をガタの無い緊密な状態にすることができて,燃料噴射弁の支持剛性を高めることができる。
【0009】
さらに本発明は,第1の特徴に加えて,前記押さえ溝の下方内側面をエンジン本体の外側面と連続させるべく,前記胴部の下部を受容する凹部をエンジン本体の外側面に設けたことを第の特徴とする。
【0010】
この第の特徴によれば,保持部材を,段付きの無い単純な形状とすることが可能となり,その加工を容易に行うことができて,更なるコスト低減に寄与し得る。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を,添付図面に示す本発明の実施例に基づいて以下に説明する。
【0012】
図1は本発明のエンジン用燃料噴射弁の取付け構造を示す,エンジン要部の縦断面図,図2は図1の2−2線断面図である。
【0013】
先ず,図1において,参照符号1は,筒内噴射式の電磁式燃料噴射弁で,円筒状のハウジング2を有する。このハウジング2は,大径の胴部3と,この胴部3の上端に連なる小径の燃料導入部4と,胴部3の下端に段付き部6を介して連なる小径の燃料噴射部5とからなっている。胴部3の下端寄りの外周面には,環状の押さえ溝7が切削加工により形成される。その際,押さえ溝7の少なくとも一方の内側面(図示例では上方の内側面7a)は他方の内側面7bに向かって小径となるテーパ面とされる。
【0014】
燃料導入部4の外周面には,環状の上部シール装着溝10が形成され,これに上部Oリング11が装着される。また燃料噴射部5の外周面にも環状の下部シール装着溝12が形成され,これに下部Oリング13が装着される。
【0015】
一方,多気筒エンジンのシリンダヘッド15(エンジン本体)には,各燃室16に対応して,その上面に開口する大径凹部17,燃焼室16に開口する装着孔19,及び大径凹部17及び装着孔19間を連通させる小径凹部18が同軸上に設けられ,装着孔19には前記燃料噴射部5が下部Oリング13を介して嵌装され,小径凹部18には前記段付き部6が受容され,大径凹部17には,前記胴部3の,押さえ溝7より下方の端部が受容される。このように大径凹部17に胴部3の下端部を受容させることにより,押さえ溝7の下方の内側面7bがシリンダヘッド15の上面と連続し得るようになっている。
【0016】
こうしてシリンダヘッド15に装着された燃料噴射弁1は,保持部材20によって保持される。この保持部材20は,取付け孔22を有する基端部21の一側に二股腕23を一体に連設して構成されたもので,二股腕23の内周面24は,その周縁部を前記押さえ溝7に係合すべくU字状に形成される。またこのU字状の内周面24の上縁には,前記テーパ面7aに対応する斜面25が形成される。
【0017】
図1及び図2に示すように,保持部材20は,前記取付け孔22に挿通したボルト26を,シリンダヘッド15上面に開口するねじ孔27にねじ込むことにより,シリンダヘッド15に固着される。その際,保持部材20を燃料噴射弁1に対し進退させて,二股腕23の押さえ溝7との係合状態を調整し得るように,前記取付け孔22は,ボルト26の軸径より大径になっている。
【0018】
再び図1において,ハウジング2の燃導入部4には,高圧燃料分配管30の供給口30aが嵌装される。この高圧燃料分配管30は,その一側に複数の取付けボス31を突出させており,これらがボルト32によりシリンダヘッド15に固着される。
【0019】
次に,この実施例の作用について説明する。
【0020】
シリンダヘッド15の装着孔19に燃料噴射部5を嵌装した燃料噴射弁1の保持に当たっては,保持部材20の二股腕23をハウジング2の押さえ溝7に側方から挿入し,二股腕23の斜面25をテーパ面7aに押しつけながら係合させ,この状態で保持部材20の取付け孔22に挿通したボルト26をシリンダヘッド15のねじ孔27にねじ込んで,保持部材20をシリンダヘッド15に固着する。
【0021】
かくして,燃料噴射弁1は,その環状の押さえ溝7に係合する保持部材20の二股腕23によって所定の軸方向位置に固定される。特に,二股腕23の斜面25と押さえ溝7のテーパ面7aとの当接により生ずる楔作用によって,二股腕23と押さえ溝7との係合はガタの無い緊密な状態とされるから,シリンダヘッド15の燃焼室16からハウジング2の燃料噴射部5に断続的に加わる高圧に対しても,燃料噴射弁1の振動を防ぐことができ,その支持剛性を高めることができる。
【0022】
しかも環状の押さえ溝7は,円筒状ハウジング2の外周面への溝加工で簡単に形成することができるから,その加工時間が短く,その上,切削量も少なくて歩留りが良いので,コスト低減を大いに図ることができる。
【0023】
またシリンダヘッド15の上面には,押さえ溝7より下方のハウジング2の下端部を受容する大径凹部17を設けて,押さえ溝7の下方の内側面7bをシリンダヘッド15の上面と連続させるようにしたので,保持部材20を,段付きの無い単純な形状とすることが可能となり,その加工を容易に行うことができて,更なるコスト低減を図ることができる。
【0024】
本発明は上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば,保持部材20の取付け孔22を,二股腕23に長径を向ける長孔にすることもでき,また押さえ溝7の下方の内側面7bをテーパ面に,或いは上下両内側面7a,7bをテーパ面にすることもできる。またこの燃料噴射弁の取付け構造は,上記実施例のような筒内噴射式だけではなく,エンジンの吸気ポートに燃料を噴射する式の燃料噴射弁の取付けにも適用が可能である。
【0025】
【発明の効果】
以上のように本発明の第1の特徴によれば,円筒状ハウジングの胴部に環状の押さえ溝を凹設し,この押さえ溝に係合する二股腕を保持部材に形成したので,エンジン本体に固着される保持部材によって燃料噴射弁を定位置に強固に保持することができる。しかも,環状の押さえ溝は,円筒状ハウジングの外周面への溝加工で簡単に形成することができるから,その加工時間が短く,切削量も少なく歩留りが良いので,コスト低減に大いに寄与し得る。
【0026】
また,前記押さえ溝の少なくとも一方の内側面を他方の内側面に向かって小径となるテーパ面に形成する一方,このテーパ面に当接する斜面を前記二股腕の内周面に形成したので,二股腕の斜面と押さえ溝のテーパ面との当接による楔作用によって,二股腕及び押さえ溝の係合をガタの無い緊密な状態にすることができて,燃料噴射弁の支持剛性を高めることができる。
【0027】
さらに本発明の第の特徴によれば,前記押さえ溝の下方内側面をエンジン本体の外側面と連続させるべく,前記胴部の下部を受容する凹部をエンジン本体の外側面に設けたので,保持部材を,段付きの無い単純な形状とすることが可能となり,その加工を容易に行うことができて,更なるコスト低減に寄与し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のエンジン用燃料噴射弁の取付け構造を示す,エンジン要部の縦断面図。
【図2】 図1の2−2線断面図。
【符号の説明】
1・・・・・燃料噴射弁
2・・・・・ハウジング
3・・・・・胴部
5・・・・・燃料噴射部
7・・・・・押さえ溝
7a・・・・押さえ溝のテーパ面
7b・・・・押さえ溝の,テーパ面と反対側の内側面
15・・・・エンジン本体(シリンダヘッド)
17・・・・凹部
19・・・・装着孔
20・・・・保持部材
23・・・・二股腕
25・・・・斜面

Claims (2)

  1. 燃料噴射弁(1)の円筒状ハウジング(2)の胴部(3)の下端に連なる燃料噴射部(5)を,エンジン本体(15)の装着孔(19)に嵌装し,このハウジング(2)を保持する保持部材(20)をエンジン本体(15)に固着した,エンジン用燃料噴射弁の取付け構造において,
    前記円筒状ハウジング(2)の胴部(3)に環状の押さえ溝(7)を凹設し,この押さえ溝(7)に係合する二股腕(23)を前記保持部材(20)に形成するとともに,前記押さえ溝(7)の少なくとも一方の内側面(7a)を他方の内側面(7b)に向かって小径となるテーパ面(7a)に形成する一方,このテーパ面(7a)に当接する斜面(25)を前記二股腕(23)の内周面に形成したことを特徴とする,エンジン用燃料噴射弁の取付け構造。
  2. 請求項記載のエンジン用燃料噴射弁の取付け構造において,
    前記押さえ溝(7)の下方内側面(7b)をエンジン本体(15)の外側面と連続させるべく,前記胴部(3)の下部を受容する凹部(17)をエンジン本体(15)の外側面に設けたことを特徴とする,エンジン用燃料噴射弁の取付け構造。
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