JP2005070213A - マルチコアプラスチック光ファイバおよびマルチコアプラスチック光ファイバケーブル - Google Patents

マルチコアプラスチック光ファイバおよびマルチコアプラスチック光ファイバケーブル Download PDF

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Abstract

【課題】 耐曲げ光量損失特性、耐湿熱性、耐屈曲性に優れ、家庭内ホームネットワークや自動車、航空機、鉄道等の移動体中での光情報通信などに好適に用いることができるMC−POFおよびMC−POFケーブルを提供する。
【解決手段】 ポリメタクリル酸メチルまたはメタクリル酸メチルと1種類以上のビニル系単量体との共重合体からなるコアと該コアの外周に配置された少なくとも一層のクラッドを有する芯繊維の少なくとも7本を一纏めにしたマルチコアプラスチック光ファイバであって、最外層のクラッドを構成するクラッド材を、特定組成の、テトラフルオロエチレンと特定のパーフルオロビニル化合物の共重合体から構成したことを特徴とするマルチコアプラスチック光ファイバ。
【選択図】 なし

Description

本発明は、家庭内ホームネットワークならびに自動車、航空機、鉄道等の移動体中での光情報通信などに用いられる、耐曲げ光量損失特性、耐湿熱性および耐屈曲性に優れたマルチコアプラスチック光ファイバ(MC−POFと表すことがある)およびマルチコアプラスチック光ファイバケーブル(MC−POFケーブルと表すことがある)に関する。
ポリメタクリル酸メチル(PMMAと表すことがある)をコア材とするプラスチック光ファイバ(POFと表すことがある)は、安価で、軽量、かつ大口径であり、端面加工や取り扱いが容易である等の長所を有する。このため、例えば、ライティングやセンサー等の分野や、ファクトリーオートメーション(FAと表すことがある)、オフィスオートメーション(OAと表すことがある)、ローカルエリアネットワーク(LANと表すことがある)等の短・中距離通信用途の配線などの分野で実用化されている。
具体的には、屋内や自動車内における短・中距離用高速通信媒体用途、食品分野や半導体分野で使われる異物検出機のようなセンサー用途またはロボットや自動組み立て装置のようなFA機器配線用途における光通信媒体を挙げることができる。
しかし、上記の用途分野では、POFは狭い空間に屈曲した状態で敷設されることが多いが、POFは屈曲時の損失が大きい為、その利用分野が限られていた。
コアまたはコアとその外周に配置されたクラッドを有する多数の芯繊維を、クラッド材または保護材からなるマトリックスで取り囲んで一纏めとしたMC−POFは、従来のコア-クラッド単芯構造のみからなるステップインデックス型POF(SI−POFと表すことがある)と比べて、耐曲げ光量損失特性が大幅に改善されるため、その実用化に関する報告が最近行われている。
例えば、特許文献1には、PMMA系樹脂をコアに用い、フッ化ビニリデン(VdFと表すことがある)/テトラフルオロエチレン(TFEと表すことがある)共重合体(VT共重合体と表すことがある、VdF/TFEの質量比約80/20)をクラッドに用いたMC−POFが開示されている。また、MC−POFの耐湿熱性を向上させる目的で、クラッドにフッ化ビニリデン単位(VdF単位と表すことがある)とテトラフルオロエチレン単位(TFE単位と表すことがある)とヘキサフルオロプロペン単位(HFP単位と表すことがある)からなる3元共重合体を用いる技術が提案され、実用化もなされている。例えば、特許文献2には、PMMA系の芯樹脂からなる7本以上の芯繊維と、その各々の芯繊維の周りを、鞘樹脂であるVdF単位30〜92モル%とTFE単位0〜55モル%とHFP単位8〜25モル%の範囲にある3元共重合体であって特定の特性を有する樹脂で取り囲み、それらを一纏めになるように複合紡糸してなる多芯プラスチック光ファイバ裸線が開示されている。さらに、特許文献3には、PMMA系樹脂からなるコアを、VdF単位30〜92モル%とTFE単位0〜55モル%とHFP単位8〜25モル%からなる共重合体で形成されたクラッドで取り囲み、さらに該クラッドの周りを120℃以上の融点を有し、且つビカット軟化温度が110℃以上であるVdF系樹脂で被覆して形成された芯繊維を7本以上一纏めにしてなるMC−POFが開示されている。
特開平5−134120号公報 特開平11−95048号公報 特開平11−237513号公報
MC−POFではクラッドとして機能する材料の選定が、非常に重要である。なぜなら、MC−POFでは、SI−POFに比べてコア径が小さいため、透過光がコア-クラッド界面で反射する回数が増えることにより、クラッド材の透明性や、コア-クラッド界面の密着性、構造不整等の状態が、MC−POFの光伝送特性に顕著に影響を与えるためである。
例えば、特許文献1のように、VT共重合体をクラッドに用いた場合、70℃以上の湿熱雰囲気下に長期間曝されると、クラッドの透明性が著しく低下し、MC−POFの伝送損失が増大するという問題を有していた。また、特許文献2および3に開示された3元共重合体からなるクラッドの場合は、VdF単位が45モル%以下の組成では、TFE単位が増えるため3元共重合体の結晶性は高くなり、常温で白濁してしまう。一方、VdF単位が45モル%より多い組成では、3元共重合体の結晶性は低くなり、高温高湿下においても透明性に優れている特徴があるものの、TFE含有量が低減することによって、3元共重合体の熱変形温度が低下し、100℃以上の高温環境下ではクラッド材が変形するおそれがあった。
本発明の目的は、コアにメチルメタクリレート(MMAと表すことがある)単位を主構成単位とする樹脂を用い、最外層のクラッドに、常温から高温(高湿)環境下にわたって結晶化がおこらず適度な透明性を維持でき、低屈折率であり、かつ結晶性が低く、紡糸温度付近での溶融成形が容易な特定の樹脂を用いることによって、光学特性並びに耐湿熱性、耐曲げ光量損失特性に優れたマルチコアプラスチック光ファイバおよびプラスチック光ファイバケーブルを提供することにある。
本発明のマルチコアプラスチック光ファイバは、ポリメタクリル酸メチルまたはメタクリル酸メチルと1種類以上のビニル系単量体との共重合体からなるコアのみからなる芯繊維または該コアと該コアの外周に配置された少なくとも一層のクラッドを有する芯繊維の少なくとも7本を一纏めにしたマルチコアプラスチック光ファイバであって、
最外層のクラッドを構成するクラッド材が、
テトラフルオロエチレンと下記一般式(I)
CF2=CF−(OCF2CF(CF3))aO-Rf2 (I)
(式中、Rf2は炭素原子数が1〜8個のアルキル基、フルオロアルキル基、アルコキシルアルキル基またはフルオロアルコキシルアルキル基を示し、aは0〜3の整数である。)
で表されるパーフルオロビニル化合物の共重合体であって、これらの単量体単位の合計を100質量%としたとき、テトラフルオロエチレン単位40〜90質量%、パーフルオロビニル化合物単位10〜60質量%を含む共重合体からなることを特徴とする。
また本発明のマルチプラスチック光ファイバケーブルは、前記本発明のマルチコアプラスチック光ファイバの外周に、熱可塑性樹脂からなる少なくとも一層の被覆層を設けてなる。
本発明によれば、耐(湿)熱性や耐曲げ光量損失特性に優れたMC−POF、およびMC−POFケーブルを提供することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
本発明のMC−POFは、図1〜3に示したように、コアのみからなる芯繊維またはコアと該コアの外周に配置された少なくとも一層のクラッドを有する芯繊維の少なくとも7本を最外層のクラッドまたは保護層をマトリックスとし一纏めにすることによって形成される。
本発明のMC−POFのコアを構成するコア材料(コア材と表すことがある)としては、透光性に優れることから、ポリメタクリル酸メチルまたはメタクリル酸メチルと1種類以上のビニル系単量体との共重合体が用いられる。このような共重合体としては、透明性を十分に確保する点から、メタクリル酸メチル単位の含有量は50質量%以上が好ましく、60質量%以上がより好ましく、70質量%以上がさらに好ましい。
本発明のMC−POFを構成するクラッドは、1層のクラッドで形成されていても、2層以上の複数のクラッドから形成されても良いが、少なくとも最外層のクラッドは、低屈折率であり、かつ良好な透明性を有しながら、屈曲性および加工性に優れた特性を有するものとするために、テトラフルオロエチレンと一般式(I)で示されるパーフルオロビニル化合物(FVEと表すことがある)の共重合体(TFE/FVE共重合体と表すことがある)からなる最外層クラッド材から構成する。TFE/FVE共重合体は、TFEに由来する単位(TFE単位と表すことがある)と一般式(I)で示されるパーフルオロビニル化合物に由来する単位(FVE単位と表すことがある)とを含む。
TFE/FVE共重合体は、これらの2種の単位の合計を100質量%としたとき、TFE単位40〜90質量%、FVE単位10〜60質量%を含有する。TFE/FVE共重合体は、屈折率(ナトリウムD線による25℃での屈折率をいう。)が低く、良好な透明性を有しながら、屈曲性および加工性に優れる。以下、TFE/FVE共重合体を、従来の樹脂と区別して「ソフトPFA樹脂」と表すことがある。
本発明におけるソフトPFA樹脂は、硬度の低下や粘着性の増加を抑えながら、結晶性が低減され、流動性が改善されるため、この共重合体を最外層のクラッドに用いることにより、光学特性に優れ、低曲げ光量損失であり、かつ耐湿熱安定性に優れたMC−POFを得ることができる。
本発明におけるソフトPFA樹脂の製造に用いられるFVEは、下記一般(I)
CF2=CF−(OCF2CF(CF3))aO-Rf2 (I)
(式中、Rf2は炭素原子数が1〜8個のアルキル基、フルオロアルキル基、アルコキシルアルキル基またはフルオロアルコキシルアルキル基を示し、aは0〜3の整数である。)
で表されるパーフルオロビニル化合物である。
より好ましくは、FVEは、下記一般式(II)〜(V)
CF2=CFO(CF2n−OCF3 (II)
(式中、nは1〜3の整数)
CF2=CF(OCF2CF(CF3))nO(CF2mCF3 (III)
(式中、nは0〜3の整数、mは0〜3の整数)
CF2=CFO(CH2n(CF2mCF3 (IV)
(式中、nは1〜3の整数、mは0〜3の整数)
CF2=CFO(CH2nCH3 (V)
(式中、nは0〜3の整数)
のいずれかで表わされる化合物であることが好ましい。
上記一般式で表されるFVEの具体例としては、例えばCF2=CF−OCF2CF(CF3)O-CH3(パーフルオロメトキシヘキサフルオロプロピルビニルエーテル、PFMHVEと表すことがある)、CF2=CF−OCF2CF(CF3)O-CF3(パーフルオロトリフルオロメトキシヘキサフルオロプロピルビニルエーテル、PFTMHVEと表すことがある)、CF2=CFOCF3(パーフルオロトリフルオロメチルビニルエーテル、PFTFMVEと表すことがある)、CF2=CFOCF2CF3(パーフルオロペンタフルオロエチルビニルエーテル、PFPFEVEと表すことがある)、CF2=CFOCF2CF2CF3(パーフルオロヘプタフルオロプロピルビニルエーテル)、CF2=CFOCH2OCF3(パーフルオロトリフルオロメトキシメチルビニルエーテル、PFTMDMVEと表すことがある)、CF2=CFOCH2CF2CF3(パーフルオロペンタフルオロプロピルビニルエーテル、PFPFPVEと表すことがある)、CF2=CFOCH2CF2CF2CF3(パーフルオロヘプタフルオロブチルビニルエーテル)、CF2=CFOCH3(パーフルオロメチルビニルエーテル)、CF2=CFOCH2CH3(パーフルオロエチルビニルエーテル、PFEVEと表すことがある)およびCF2=CFOCH2CH2CH3(パーフルオロプロピルビニルエーテル)等を挙げることができる。
これらの中では、CF2=CFOCF3(PFTFMVE)、CF2=CFOCF2CF3(PFPFEVE)、CF2=CFOCF2CF2CF3(パーフルオロヘプタフルオロプロピルビニルエーテル)、CF2=CFOCH2OCF3(PFTMDMVE)、CF2=CFOCH2CF2CF3(PFPFPVE)、CF2=CFOCH2CF2CF2CF3(パーフルオロヘプタフルオロブチルビニルエーテル)、CF2=CFOCH3(パーフルオロメチルビニルエーテル)、CF2=CFOCH2CH3(PFEVE)およびCF2=CFOCH2CH2CH3(パーフルオロプロピルビニルエーテル)からなる群より選ばれた少なくとも1種の化合物であることが、原料の低コストの点から好ましい。
本発明におけるクラッドの少なくとも最外層のクラッドを形成するソフトPFA樹脂は、所望の特性が得られる範囲内でTFE、EVE以外の他の単量体に由来する他の単量体単位を含有していてもよい。他の単量体単位の含有率は、ソフトPFA樹脂を構成するTFE単位とFVE単位との合計を100質量部としたとき、9質量部以下が好ましく、5質量部以下がより好ましい。他の単量体としては、フッ化ビニリデン、フッ化ビニル、トリフルオロエチレン、ペンタフルオロプロペン、ヘキサフルオロプロペン(HFPと表すことがある)、クロロトリフルオロエチレン、ヘキサフルオロアセトン等を挙げることができる。
ソフトPFA樹脂は、TFE単位とFVE単位との合計を100質量%としたとき、TFE単位の含有量が90質量%を超えると、溶融粘度が高くなり成形安定性が低下する傾向や、結晶性が高くなり白濁する傾向がある。一方、40質量%未満であると、硬度および耐熱性が低下する傾向がある。よって、成形安定性、透明性、硬度および耐熱性等の点から、本発明におけるソフトPFA樹脂のTFE単位の含有率は、TFE単位とFVE単位との合計を100質量%としたとき、40〜90質量%とする。
また、ソフトPFA樹脂のFVE単位においては、パーフルオロアルキル基等の側鎖基が、酸素原子を介して主鎖(−CF2−CF2−)に結合しており、その炭素−酸素結合(C−O)は、熱的にも化学的にも、炭素−フッ素結合(C−F)と同程度の安定性を有している(里川孝臣著、「ふっ素樹脂ハンドブック」日刊工業新聞社発行、1990年、p.285)。しかも、HFP単位では、側鎖のCF3基がかなり大きい「かたまり」のため主鎖との結合において、立体的に障害を起こしているのに対して、FVE単位では、パーフルオロアルキル基等の側鎖基が酸素(−O−)を介して主鎖に結合しているため、側鎖基がかなり大きくても、側鎖基に起因する構造的な不安定性の要因が回避されており、熱的にも化学的にも安定である特徴がある。
上記の特徴に加えて、FVE単位は、パーフルオロアルキル基等の側鎖基がエーテル結合を介して主鎖(−CF2−CF2−)に結合しているため、HFP単位と比較すると、側鎖基の運動性が大きく、また嵩高い構造を有している。そのため、FVE単位を含有することで、ソフトPFA樹脂は、結晶性や融点、溶融粘度を大きく低減でき、さらに屈折率を低下させることができる。
この結晶性低減効果は、TFE単位とFVE単位との合計を100質量%としたとき、ソフトPFA樹脂中にFVE単位を10質量%以上含有することで十分に発現する。一方、以下に述べる2つの理由により、ソフトPFA樹脂におけるFVE単位は、TFE単位とFVE単位との合計を100質量%としたとき、60質量%以下とする。
1)FVE単位中の側鎖基部分に含まれる酸素原子の数が多くなるにつれ、吸水性が高くなる傾向がある。そのため、最外層クラッド材を構成するソフトPFA樹脂のFVE単位の含有量が多すぎると、MC−POFの耐湿熱性が低下する恐れがある。
2)FVE単位の含有量が多くなるにつれ、ソフトPFA樹脂のエラストマー性が高くなる傾向がある。そのため、最外層クラッド材を構成するソフトPFA樹脂のFVE単位の含有量が多すぎると、MC−POFの成形安定性が低下する傾向がある。また、FVE単位の含有量が多すぎるソフトPFA樹脂を最外層クラッド材として用い、この最外層クラッドを芯繊維を一纏めとするマトリックスとする構成としたMC−POFは、表面のべた付きが大きくなる傾向がある。そのため、このようなMC−POFを紡糸して巻き取ったボビンからMC−POFを解き取りにくくなる傾向がある。
以上の理由から、本発明における最外層のクラッドを構成するソフトPFA樹脂のFVE単位の含有量は、TFE単位とFVE単位との合計を100質量%としたとき、10〜60質量%とする。
最外層クラッド材として用いる本発明におけるソフトPFA樹脂は、その屈折率が1.35以下であることが好ましく、1.34以下であることがより好ましい。このような屈折率を有するソフトPFA樹脂を最外層クラッド材として用いることで、曲率半径(半径と表すことがある)10mm以下で屈曲されても曲げ光量損失の少ないMC−POFを得ることが可能となる。一方、この屈折率は1.31以上であることが好ましい。これにより、FVE単位の含有量を比較的小さく抑えることができ、最外層のクラッドと、コアや内層に位置するクラッドとの密着性を向上させることが可能となる。
また、最外層クラッド材として用いる上記ソフトPFA樹脂は、メルトフローインデックス(230℃、荷重5kgf(49N)で測定したメルトフローインデックスをいう)が、2〜100g/10分の範囲、より好ましくは、10〜50g/10分の範囲にあることが、MC−POFの紡糸安定性の点から好ましい。メルトフローインデックスは、ソフトPFA樹脂の重合時に分子量を調整したり、低分子量のソフトPFA樹脂を適当量添加したりすることで、適宜調整することができる。
また、上記ソフトPFA樹脂は、示差走査熱量測定(DSCと表すことがある)を用いて10℃/分の昇温速度で測定した融解熱が1J/g未満であることが好ましい。融解熱が1J/g未満であるソフトPFA樹脂は、常温で透明性が高く、さらにはソフトPFA樹脂が溶融状態から室温付近まで冷却される場合、その冷却速度に関わらず常に透明性が保たれるため、MC−POFのクラッド材として好適である。
このように最外層のクラッドを構成する最外層クラッド材として上記ソフトPFA樹脂を用いることにより、最外層クラッド材と下地層(第1クラッド層またはコア)を構成するクラッド材との相溶性を低くすることができ、下地層とクラッドの界面にこれらが相溶してなる相溶層が形成されにくく、かつ、下地層とクラッドとが密着した状態となる。このため、MC−POFが高温高湿条件下に長時間置かれた場合(例えば温度85℃、湿度95%、3000時間)に、同界面における構造不整の増大に起因する伝送損失の増加を抑制することができ、上記ソフトPFA樹脂そのものが有する耐湿熱特性と相まって、MC−POFの耐湿熱性をより向上させることができる。
以上から、上記組成のソフトPFA樹脂は、屈折率が1.35以下であっても、透明性が高く、分子量の調整により流動性を改善することが可能であり、ソフトPFA樹脂をMC−POFの最外層クラッド材として用いることにより、極めて優れたMC−POFおよびMC−POFケーブルを提供することができる。
本発明のMC−POFは、図2に示されるような、コア1の外周に第1クラッド2、その外周に配置された最外層のクラッド3の2層からなるクラッドであって、コアを構成するコア材の屈折率をn1、第1クラッドを構成する第1クラッド材の屈折率をn2、最外層のクラッドを構成する最外層クラッド材の屈折率をn3としたとき、第1クラッド材および最外層クラッド材が、下記の関係式(1)
1>n2>n3 (1)
を満足するものが好ましい。上記の構成とすることにより、コア1とコア1の外周に配置された第1クラッド2を有する芯繊維が、最外層に配置するクラッド3をマトリックスとして一纏めにされる。コア材と第1クラッド材および最外層クラッド材が上記の関係式(1)を満たすことにより、本発明のMC−POFが屈曲されて第1クラッドから光が漏れた場合においても、その漏れた光をのクラッド3で反射させることができるため、MC−POFを半径10mm、あるいは半径5mm程度の大きさになるまで屈曲させた場合においても伝送損失を十分に抑えることができる。
第1クラッド2に用いられる第1クラッド材は、例えば、良好な透明性および耐熱性を有しながら、屈曲性および加工性に優れる重合体として、下記一般式(VI)
CH2=CX−COO(CH2m(CF2nY (VI)
(式中、Xは水素原子またはメチル基、Yは水素原子またはフッ素原子を示し、mは1または2を示し、nは1〜13の整数を示す。)
で表されるフルオロアルキル(メタ)アクリレートと共重合可能な他の単量体の共重合体であって、これらの単量体単位の合計を100質量%としたとき、フルオロアルキル(メタ)アクリレート単位(A)15〜90質量%、他の共重合可能な単量体単位(E)10〜85質量%を含む共重合体からなり、かつ、1.39〜1.475の屈折率を有するものが好ましい。
なお、フルオロアルキル(メタ)アクリレートのような表記は、フルオロアルキルメタクリレートまたはフルオロアルキルアクリレートを表す。
MC−POFに対して特に高帯域が要求される場合には、第1クラッド材は、下記一般式(VII)
CH2=C(CH3)COO-(CH2m(CF2nCF3 (VII)
(式中、mは1または2、nは5〜12の整数を示す。)
で表わされる長鎖フルオロアルキルメタクリレートと、下記一般式(VIII)
CH2=C(CH3)COO-CH2(CF2mX (VIII)
(式中、Xは水素原子またはフッ素原子、mは1〜4の整数を示す。)
で表わされる短鎖フルオロアルキルメタクリレートと、他の共重合可能な単量体の共重合体であって、これらの単量体単位の合計を100質量%としたとき、上記一般式(VII)で表される長鎖フルオロアルキルメタクリレート単位(C)0〜50質量%、上記一般式(VIII)で表わされる短鎖フルオロアルキルメタクリレート単位(D)0〜50質量%、他の共重合可能な単量体単位(E)50〜80質量%を含む共重合体からなり、かつ、1.45〜1.48の屈折率を有するものが好ましい。なお、第1クラッド材の屈折率を上記範囲とすると、最外層のクラッドによる曲げ光量損失の抑制効果が十分なものとなり好ましいが、MC−POFが使用される環境に応じて伝送帯域と曲げ光量損失とのバランスを考慮しながら第1クラッド材の屈折率を選択するのが好ましい。
また、曲げ光量損失特性を向上させたい場合には、第1クラッド材は、以下の単量体の合計を100質量%としたとき、長鎖フルオロアルキルメタクリレート単位(C)0〜80質量%、短鎖フルオロアルキルメタクリレート単位(D)10〜90質量%、他の共重合可能な単量体単位(E)10〜50質量%を含む共重合体からなり、1.39〜1.435の屈折率を有することが好ましい。
上記一般式(VI)で表されるフルオロアルキルメタクリレートの具体例としては、例えば、2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート(3FMと表すことがある)、2,2,3,3−テトラフルオロプロピルメタクリレート(4FMと表すことがある)、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルメタクリレート(5FMと表すことがある)、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブチルメタクリレート(6FMと表すことがある)、1H,1H,5H−オクタフルオロペンチルメタクリレート(8FMと表すことがある)、2−(パーフルオロブチル)エチルメタクリレート(9FMと表すことがある)、2−(パーフルオロヘキシル)エチルメタクリレート(13FMと表すことがある)、1H,1H,9H−ヘキサデカフルオロノニルメタクリレート(16FMと表すことがある)、2−(パーフルオロオクチル)エチルメタクリレート(17FMと表すことがある)、1H,1H,11H−(イコサフルオロウンデシル)メタクリレート(20FMと表すことがある)、2−(パーフルオロデシル)エチルメタクリレート(21FMと表すことがある)等のフルオロアルキルメタクリレートが挙げられる。
また、上記一般式(VI)で表されるフルオロアルキルアクリレートの具体例としては、2,2,2−トリフルオロエチルアクリレート、2,2,3,3−テトラフルオロプロピルアクリレート、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルアクリレート、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブチルアクリレート、1H,1H,5H−オクタフルオロペンチルアクリレート、2−(パーフルオロブチル)エチルアクリレート、2−(パーフルオロヘキシル)エチルアクリレート、1H,1H,9H−ヘキサデカフルオロノニルアクリレート、2−(パーフルオロオクチル)エチルアクリレート、1H,1H,11H−(イコサフルオロウンデシル)アクリレート、2−(パーフルオロデシル)エチルアクリレート等のフルオロアルキルアクリレートが挙げられる。
これらのフルオロアルキル(メタ)アクリレートは単独で用いてもよく、また2種以上を併用してもよい。これらのなかでは、耐熱性を大きく損なわずに、低屈折率化が達成できるところからフルオロアルキルメタクリレートが好ましい。
上記一般式(VII)で表される長鎖フルオロアルキルメタクリレートの具体例としては、例えば2−(パーフルオロヘキシル)エチルメタクリレート(13FM)、1H,1H,9H−ヘキサデカフルオロノニルメタクリレート(16FM)、2−(パーフルオロオクチル)エチルメタクリレート(17FM)、1H,1H,11H−(イコサフルオロウンデシル)メタクリレート(20FM)、2−(パーフルオロデシル)エチルメタクリレート(21FM)等の長鎖フルオロアルキルメタクリレートが挙げられる。これらの長鎖フルオロアルキルメタクリレートは単独で用いてもよく、また2種以上を併用してもよい。これらのなかでは、商業スケールで生産供給されており、クラッド材の機械的強度を向上することに効果があるところから17FMが好ましい。
また、上記一般式(VIII)で表される短鎖フルオロアルキルメタクリレートの具体例としては、例えば2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート(3FM)、2,2,3,3−テトラフルオロプロピルメタクリレート(4FM)、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルメタクリレート(5FM)、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブチルメタクリレート(6FM)、1H,1H,5H−オクタフルオロペンチルメタクリレート(8FM)、2−(パーフルオロブチル)エチルメタクリレート(9FM)等が挙げられる。これらの短鎖フルオロアルキルメタクリレートは単独で用いてもよく、また2種以上を併用してもよい。これらのなかでは、商業スケールで生産供給されており、耐熱性を大きく損なわずに、透明性の維持、低屈折率化が達成できるところから3FM、4FM、5FM、8FMが好ましい。
また、上記他の共重合可能な単量体としては、例えば鎖状アルキル(メタ)アクリレート、環式炭化水素基を有するメタクリル酸エステル、親水性単独重合体を形成しうるビニル系単量体が用いられる。
鎖状アルキル(メタ)アクリレートの具体例としては、例えば(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸−n−プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸−n−ブチル、(メタ)アクリル酸−sec-ブチル等が挙げられる。これらのなかではメタクリル酸メチルが好ましい。
環状炭化水素基を有するメタクリル酸エステルの具体例としては、例えばフェニルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、アダマンチルメタクリレート、(イソ)ボルニルメタクリレート、メタクリル酸トリシクロ[5.2.1.02.6 ]−デカ−8−イル、1−メチルトリシクロヘプチル)メチルメタクリレート等が挙げられる。
親水性単独重合体を形成しうるビニル系単量体の具体例としては、例えば(メタ)アクリル酸、グリシジルメタクリレート、メチルグリシジルメタクリレート、アクリルアミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらのなかでは耐熱分解性の良好な、1−メチルトリシクロヘプチル)メチルメタクリレートが好ましい。
また、MC−POFに対して特に耐熱性が要求される場合には、第1クラッド材として、下記一般式(IX)
CH2=C(F)COO-CH2(CF2mX (IX)
(式中、Xは水素原子またはフッ素原子、mは1〜4の整数を示す。)
で表わされるα−フルオロアクリル酸エステル単量体に由来するα−フルオロアクリル酸エステル単位(F)を有する共重合体であって、1.38〜1.435の屈折率を有し、100℃以上のガラス転移温度を有するものを用いることが好ましい。
このようなα−フルオロアクリル酸エステルの具体例としては、α−フルオロアクリル酸メチル、α−フルオロアクリル酸2,2,2−トリフルオロエチル、α−フルオロアクリル酸2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル等が挙げられる
また、本発明のMC−POFは、図3に示したように、前記最外層のクラッド3の外周に、さらに保護層4を設け、この保護層4をマトリックスとして、少なくとも7本の芯繊維を一纏めにして形成されたMC−POFであっても良い。このような保護層を構成する材料としては、例えば、VdF、TFE、HFPおよび(パーフルオロ)アルキルビニルエーテルの共重合体、VdFとTFEの共重合体、VdFとヘキサフルオロアセトンの共重合体、VdFとトリフルオロエチレンの共重合体、VdFとHFPの共重合体、VdF、TFEおよびHFPの共重合体、VdF、TFEおよびヘキサフルオロアセトンの共重合体、エチレン、TFEおよびHFPの共重合体等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらのなかでは、フッソを59質量%以上含有するフッ素系樹脂が好ましい。
本発明のMC−POFは、最外層クラッドまたは保護層をマトリックスとして、芯繊維の少なくとも7本を一纏めとして作製される。MC−POFは、一般的には、0.5〜1.5mmの直径を有するのが好ましい。MC−POFの直径を0.5mm以上とすると、MC−POFがより充分な光量の信号を取り込むことができ、通信の信頼性をより向上させることができる。MC−POFの直径を1.5mm以下とすると、曲げ光量損失特性に優れ、かつ低コストでMC−POFケーブルを作製することができる。
また、本発明のMC−POFは、芯繊維の少なくとも7本以上500本以下を一纏めとすることが好ましい。芯繊維を六方最密充填構造に並べた場合、芯繊維の本数は少なくとも7本以上になる。芯繊維の本数を500本以下とすると、芯繊維を同様に並べた場合、MC−POFの断面積にしめるコアの面積占有率が大きくなり、MC−POFの受光量が増加する。
また、本発明のMC−POFは、通常、芯繊維間の距離を1μm以上、20μm以下とするのが好ましい。芯繊維間の距離を1μm以上とすると、紡糸安定性が向上し、クラッドの厚みムラがなくなり、隣接する芯繊維が接触し繋がるといった問題を回避することができる。芯繊維間の距離を20μm以下とすると、MC−POFの断面積に占めるコアの面積占有率が大きくなり、MC−POFの受光量が高くなる。本発明のMC−POFにおいては、以上の条件を満たすようにファイバ構造を設定するのが好ましく、好ましいコアの直径は、通常30μm以上、150μm以下の範囲となる。
本発明のMC−POFは、耐屈曲性および耐湿熱性を向上させるために本発明のMC−POFの外周に保護層を被覆することができる。この保護層の形成には、フッ素を59質量%以上含有するフッ素系樹脂を用いることが好ましい。フッ素の含有量が59質量%以上のフッ素系樹脂を用いると、十分な耐屈曲性、耐湿熱性、および耐薬品性を有する保護層を有するMC−POFを製造することができる。
前記保護層の形成に用いるフッソ系樹脂としては、23℃におけるショアD硬度(ASTM D2240)の値が50以上であり、フッ素含有量が59質量%以上である含フッ素オレフィン系共重合体が特に好ましい。
保護層の形成に用いることのできるフッソ系樹脂の具体例としては、例えば、VdF、TFE、HFPおよび(パーフルオロ)アルキルビニルエーテルの共重合体、VdFとTFEの共重合体、VdFとヘキサフルオロアセトンの共重合体、VdFとトリフルオロエチレンの共重合体、VdFとHFPの共重合体、VdF、TFEおよびHFPの共重合体、VdF、TFEおよびヘキサフルオロアセトンの共重合体、エチレンとTFEとHFPの共重合体等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
次に本発明のMC−POFケーブルについて説明する。
本発明のMC−POFケーブルは、上記のような本発明のMC−POFの耐屈曲性および耐湿熱性を向上させるために最外層のクラッドの外周あるいは保護層の外周に被覆層を密着配設してMC−POFケーブルとすることができる。この被覆層は、芯繊維と直接接していないので、結晶化により透明性が低下しても特に問題は生じない。
被覆層の形成に用いることのできる材料としては、MC−POFの被覆材として一般的に用いられている種々の熱可塑性樹脂を用いることができる。本発明のMC−POFケーブルが使用される環境に応じて、例えば、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、塩素化ポリエチレン樹脂、ポリウレタン系樹脂、およびフッ化ビニリデン系樹脂からなる群から選ばれる1種または2種以上の混合物を用いることができる。
中でも、ポリアミド系樹脂は、耐熱性、耐屈曲性、耐溶剤性に優れることから、耐熱性および耐環境特性を要求される用途向けの本発明のMC−POFケーブルの被覆材として好適である。また、ポリアミド系樹脂は加工性が良く、適度な融点を有しているため、本発明のMC−POFの伝送性能を低下させることなく、容易に本発明のMC−POFに被覆することができる。
ポリアミド系樹脂としては、ナイロン10、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6、ナイロン66などの単独重合体や、これら重合体を構成する単量体単位の組合せからなる共重合体、柔軟なセグメントを導入した単量体単位を含むナイロン系エラストマーなどが挙げられる。これらは単独で使用しても、2種類以上を組み合わせて使用してもよく、また、必要に応じて、ポリアミド系樹脂以外の重合体や添加剤を混合して使用してもよい。他の重合体や添加剤などを混合する場合には、被覆材中のポリアミド系樹脂の含有量が好ましくは20質量%以上、より好ましくは50質量%以上となるように、所望の効果が得られる必要量の範囲内で他成分を混合することが好ましい。
ポリアミド系樹脂の中では、特に、ナイロン11またはナイロン12の単独重合体や、これらの単量体単位の組合わせからなる共重合体が、被覆工程における成形性が良好で、MC−POFに熱的および機械的なダメージを与えにくいとともに、密着性に優れ、寸法安定性にも優れることから特に好ましい。
また、本発明のMC−POFケーブルでは、MC−POFへの外光の入射を防止するために、被覆層を形成する材料にカーボンブラック等の遮光剤を含有させることもできる。また、MC−POFケーブルの識別性、意匠性を高めるために彩色系の着色剤を含有させることもできる。このような着色剤としては、染料系や無機系の公知のものが用いられるが、耐熱性の点から無機顔料を用いることが好ましい。
さらに、本発明のMC−POFケーブルにおいては、難燃性を付与しまたは向上させるために、被覆層を形成する材料に難燃剤を含有させてもよい。難燃剤としては、金属水酸化物、燐化合物、トリアジン系化合物などの公知の難燃剤を用いることができる。特に、ポリアミド系樹脂を被覆層を形成する材料の主成分とする場合は、トリアジン系化合物の難燃剤を用いることが好ましく、シアヌル酸メラミンがより好ましい。
以下実施例により本発明をより具体的に説明する。なお、実施例における評価、測定は以下の方法により実施した。
(メルトフローインデックス)
メルトフローインデックス(MFR)は、日本工業規格JIS K7210に準じて測定した。230℃、荷重5kgf(49N)の条件下で直径2mm、長さ8mmのノズルから10分間に吐出される重合体量を測定した。
(ガラス転移温度)
示差走査熱量計(DSC)(セイコーインスツルメンツ社製、DSC−220;商品名)を使用した。サンプルを、昇温速度10℃/分で180℃まで昇温し10分間保持して溶融させた後、10℃/分で0℃まで急冷し、再度昇温速度10℃/分で昇温し、このときの発熱および吸熱挙動からガラス転移温度を求めた。
(屈折率)
溶融プレスにより厚さ200μmのフィルム状の試験片を形成し、アッベの屈折計を用い、25℃におけるナトリウムD線の屈折率(nD 25)を測定した。
(伝送損失)
25m−5mカットバック法により、伝送損失(dB/km)を測定した。測定波長が650nm、入射光の開口数(NAと表すことがある)が、0.1、0.65の光を用いた。なお、伝送損失は、初期の伝送損失および温度85℃、湿度(RH)95%のオーブンに3000時間曝露した後(85℃湿熱環境と表すことがある)の伝送損失を測定した。
(曲げ光量損失)
長さ10mのMC−POFケーブルの一端から660nmのLED光を入射させ、MC−POFケーブルを、MC−POFケーブルの中間地点で、半径10mm(R10mm)または半径5mm(R5mm)の棒に360度巻き付け、他端から出射される光量を測定した。このように屈曲させたMC−POFケーブルから出射される光量と、直線状の同MC−POFケーブルについて同様に測定した出射光量とから曲げ光量損失を算出した。
(繰り返し屈曲回数)
長さ4mのMC−POFケーブルの一端に荷重500gf(4.9N)をかけ、このMC−POFケーブルの中央を直径15mmの2本の円管にて挟持した。このMC−POFケーブルの他端を一方の円管側に移動させてMC−POFケーブルが90度折れ曲がるように円管外周に巻き付けた後、他方の円管側に移動させてMC−POFケーブルが90度折れ曲がるように円管外周に巻き付けて合計180度屈曲させ、これを繰り返し、POFケーブルが切断したときの曲げ回数を測定した。
〔実施例1〕
コア材としてPMMA(屈折率1.492)、クラッド材としてテトラフルオロエチレン/パーフルオロトリフルオロメチルビニルエーテル(CF2=CFOCF3)の共重合体(65/35質量%、屈折率1.340、メルトフローインデックス25g/10分)を225℃の紡糸ヘッドに供給し、同心円状複合ノズルを用いて紡糸した後、140℃の熱風加熱炉中で繊維軸方向に2倍に延伸し、図1に示すような、外径がφ1.0mm、芯繊維の本数が151本、各芯繊維間の距離が2μmのMC−POFを得た。すなわち、この例では芯繊維がコアのみからからなり、この芯繊維の外周に配置された一層のクラッドがマトリックスとして芯繊維を一纏めにしている。得られたMC−POFの構成等を表1に示した。
上記のMC−POFに、T型ダイを用いてナイロン12(ダイセル・デグッサ社製、商品名:ダイアミド-L1640)(PA12と表すことがある)を被覆して被覆層を形成し、直径1.5mmのMC−POFケーブルを得た。得られたMC−POFケーブルについてその構成を纏めて表2に示した。また得られたMC−POFケーブルについて上記評価を行い得られた結果を表3に示した。
〔実施例2〕
コア材としてPMMA(屈折率1.492)、第1クラッド材として、2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート(3FM)と2−(パーフルオロオクチル)エチルメタクリレート(17FM)とメタクリル酸メチル(MMAと表すことがある)とメタクリル酸(MAAと表すことがある)の共重合体であって、これら単量体単位の合計を100質量%としたとき、2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート単位(3FM単位と表すことがある)51質量%、2−(パーフルオロオクチル)エチルメタクリレート単位(17FM単位と表すことがある)31質量%、メタクリル酸メチル単位(MMA単位と表すことがある)17質量%、メタクリル酸単位(MAA単位と表すことがある)1質量%からなる共重合体(メルトフローインデックスは20g/10分、屈折率1.412、ガラス転移温度78.4℃)、最外層クラッド材としてテトラフルオロエチレンとパーフルオロトリフルオロメチルビニルエーテル(CF2=CFOCF3)の共重合体であって、これらの単量体単位の合計を100質量%としたときTFE単位65質量%、パーフルオロトリフルオロメチルビニルエーテル単位(PFTFMVE単位と表すことがある)35質量%からなる共重合体(屈折率1.340、メルトフローインデックス25g/10分)を225℃の紡糸ヘッドに供給し、同心円状複合ノズルを用いて紡糸した後、140℃の熱風加熱炉中で繊維軸方向に2倍に延伸し、図2に示すような、外径が1.0mm、コアの数が151本、第1クラッド層の厚み5μm、各芯繊維間の距離が2μmのMC−POFを得た。すなわち、この例ではクラッドが2層からなり、コアと第1クラッドが芯繊維、最外層のクラッドがマトリックスとして芯繊維を一纏めとしている。得られたMC−POFの構成等を表1に示した。
次いで、このPOFに、実施例1と同様にして被覆層を設け、MC−POFケーブルを得た。
得られたPOFケーブルについてその構成を纏めて表2に示した。また得られたMC−POFケーブルについて上記の評価を行い得られた結果を表3に示した。
〔実施例3〕
第1クラッド材として、テトラフルオロエチレンとパーフルオロトリフルオロメチルビニルエーテル(CF2=CFOCF3)の共重合体であって、これらの単量体に由来する単量体単位の合計を100質量%としたときTFE単位65質量%、PFTFMVE単位35質量%からなる共重合体(屈折率1.340、メルトフローインデックス25g/10分)、保護層を形成する材料としてVdFとTFEの共重合体であって、これら単量体単位の合計を100質量%としたとき、VdF単位75質量%、TFE単位25質量%からなる共重合体(屈折率1.400、メルトフローインデックス30g/10分)とした以外は、実施例1と同様にして、図3に示すような、外径がφ1.0mm、芯繊維の本数が151本、最外層のクラッドの厚み5μm、芯繊維間の距離が2μmのMC−POFを得た。すなわち、この例ではコアと最外層のクラッドが芯繊維、保護層がマトリックスとして芯繊維を一纏めとしている。得られたMC−POFの構成等を表1に示した。
次いで、このPOFに、実施例1と同様にして被覆層を設け、MC−POFケーブルを得た。
得られたPOFケーブルについてその構成を纏めて表2に示した。また得られたMC−POFケーブルについて上記の評価を行い得られた結果を表3に示した。
〔実施例4〜11、比較例1〜2〕
MC−POFの構成を表1に示した通りとし、MC−POFケーブルの構成を表2に示した通りとした以外は、実施例1または2と同様にしてMC−POFおよびMC−POFケーブルを作製した。得られたMC−POFケーブルについて上記の評価を行い得られた結果を表3に示した。
表3に示したように、実施例1〜11で得られたMC−POFケーブルは曲げ光量損失が小さく、初期および85℃湿熱環境下での伝送特性が良好であった。
一方、比較例1のMC−POFケーブル(MC−POFの構造は図2に相当する)は、最外層クラッド材のVdFとTFEとHFPとの共重合体が常温でも白濁しているため、表3に示したように、初期の伝送損失に劣っておりまた85℃湿熱環境下での伝送損失の増加が顕著であった。
また、比較例2のMC−POFケーブル(MC−POFの構造は図1に相当する)は、同様に最外層クラッド材のVdFとTFEとHFPとの共重合体が常温でも白濁しているため、初期の伝送損失に極めて劣っていた。なお、初期の伝送損失に極めて劣っていたために、85℃湿熱環境下での伝送損失の測定は実施しなかった。
Figure 2005070213
Figure 2005070213
Figure 2005070213
本発明のMC−POFおよびMC−POFケーブルは、家庭内ホームネットワークならびに自動車、航空機、鉄道等の移動体中での光情報通信などに好適に用いることができる。
本発明の一実施形態のマルチコアプラスチック光ファイバ断面の概略図である。 本発明の一実施形態のマルチコアプラスチック光ファイバ断面の概略図である。 本発明の一実施形態のマルチコアプラスチック光ファイバ断面の概略図である。
符号の説明
1 コア
2 第1クラッド
3 最外層のクラッド
4 保護層

Claims (9)

  1. ポリメタクリル酸メチルまたはメタクリル酸メチルと1種類以上のビニル系単量体との共重合体からなるコアのみからなる芯繊維または該コアと該コアの外周に配置された少なくとも一層のクラッドを有する芯繊維の少なくとも7本を一纏めにしたマルチコアプラスチック光ファイバであって、
    最外層のクラッドを構成するクラッド材が、
    テトラフルオロエチレンと下記一般式(I)
    CF2=CF−(OCF2CF(CF3))aO-Rf2 (I)
    (式中、Rf2は炭素原子数が1〜8個のアルキル基、フルオロアルキル基、アルコキシルアルキル基またはフルオロアルコキシルアルキル基を示し、aは0〜3の整数である。)
    で表されるパーフルオロビニル化合物の共重合体であって、
    これらの単量体単位の合計を100質量%としたとき、テトラフルオロエチレン単位40〜90質量%、パーフルオロビニル化合物単位10〜60質量%を含む共重合体からなることを特徴とするマルチコアプラスチック光ファイバ。
  2. 前記コアの直径が、30μm以上150μm以下の範囲であり、且つ、前記芯繊維の本数が500本以下である請求項1記載のマルチコアプラスチック光ファイバ。
  3. 前記一般式(I)で表されるパーフルオロビニル化合物が、下記一般式(II)〜(V)
    CF2=CFO(CF2n−OCF3 (II)
    (式中、nは1〜3の整数)
    CF2=CF(OCF2CF(CF3))nO(CF2mCF3 (III)
    (式中、nは0〜3の整数、mは0〜3の整数)
    CF2=CFO(CH2n(CF2mCF3 (IV)
    (式中、nは1〜3の整数、mは0〜3の整数)
    CF2=CFO(CH2nCH3 (V)
    (式中、nは0〜3の整数)
    のいずれかで表わされる化合物である請求項1または2記載のマルチコアプラスチック光ファイバ。
  4. 前記最外層のクラッドを構成するクラッド材が、1.31〜1.35の屈折率を有する請求項1〜3のいずれかに記載のマルチコアプラスチック光ファイバ。
  5. 前記最外層のクラッドを構成するクラッド材が、2〜100g/10分のメルトフローインデックスを有する請求項1〜4のいずれかに記載のマルチコアプラスチック光ファイバ。
  6. 前記クラッドが、前記コアの外周に第1のクラッド、該第1のクラッドの外周に最外層のクラッドの順で積層された2層からなり、
    該コアを構成するコア材の屈折率をn1、該第1のクラッドを構成する第1クラッド材の屈折率をn2、該最外層のクラッドを構成する最外層クラッド材の屈折率をn3としたとき、該第1クラッド材および該最外層クラッド材が、下記の関係式(1)
    1>n2>n3 (1)
    を満足する請求項1〜5のいずれかに記載のマルチコアプラスチック光ファイバ。
  7. 前記第1クラッド材が、
    下記一般式(VI)
    CH2=CX−COO(CH2m(CF2nY (VI)
    (式中、Xは水素原子またはメチル基、Yは水素原子またはフッ素原子を示し、mは1または2を示し、nは1〜13の整数を示す。)
    で表されるフルオロアルキル(メタ)アクリレートと他の共重合可能な単量体の共重合体であって、これらの単量体単位の合計を100質量%としたとき、フルオロアルキル(メタ)アクリレート単位15〜90質量%、他の共重合可能な単量体単位10〜85質量%を含む共重合体からなり、かつ、1.39〜1.475の屈折率を有する請求項6記載のマルチコアプラスチック光ファイバ。
  8. 前記請求項1〜7のいずれかに記載のマルチコアプラスチック光ファイバの最外層のクラッドの外周に、フッ素を59質量%以上含有するフッ素系樹脂からなる保護層を設けてなるマルチコアプラスチック光ファイバ。
  9. 前記請求項1〜8のいずれかに記載のマルチコアプラスチック光ファイバの外周に、熱可塑性樹脂からなる少なくとも一層の被覆層を設けてなるマルチコアプラスチック光ファイバケーブル。
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