JP2005003762A - 画素位置特定方法、画像ずれ補正方法、および画像形成装置 - Google Patents

画素位置特定方法、画像ずれ補正方法、および画像形成装置 Download PDF

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【課題】マルチヘッド露光装置において、各露光ヘッドによって形成される画像間のずれを小さくする。
【解決手段】第1の露光ヘッドの繋ぎ目付近の第1特定画素をonし、スリットを設けたビーム位置検出手段をY軸方向に沿って移動させ、前記スリットを透過する露光ビームの光量から露光ビームの位置を検出して前記第1特定画素の位置を特定し、第2の露光ヘッドの繋ぎ目付近の第2特定画素をonし、前記ビーム位置検出手段をY軸方向に移動させ、前記スリットを透過する露光ビームの光量から露光ビームの位置を検出して前記第2特定画素の位置を特定する画素位置特定方法、画像ずれ補正方法、画像形成装置。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置および画像ずれ補正方法に関し、特に、複数の露光ヘッドを備える画像形成装置において露光ヘッド間の相対位置が変化してもつなぎ目の目立たない高品質の画像が形成できる画像ずれ補正方法、および前記画像ずれ補正方法により露光ヘッド間の画像のずれを補正する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、画像記録装置の一例として、デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)等の空間光変調素子(SLM)を利用し、画像データに応じて変調された光ビームで画像露光を行う露光装置が種々提案されている(たとえば、非特許文献1および2を参照)。このDMDは、たとえばSRAMの各メモリセル上に多数の微小なマイクロミラーが設けられて構成され、各メモリセルに蓄えた電荷による静電気力でマイクロミラーの反射面の角度を変化させる。実際に描画を行うときには、各SRAMに画像データを書き込んだ状態で各マイクロミラーをリセットして所定角度とし、光の反射方向を所望の方向とする。
【0003】
前記露光装置の応用分野の1つとして、たとえば液晶ディスプレーなどのパネルやプリント基板の製造がある。
【0004】
パネルやプリント基板の製造用の露光装置としては、露光範囲を広げる目的で、前記DMDを有する露光ヘッドを、前記基板などの感光材料の送り方向に交差する方向に沿って複数配列したマルチヘッド露光装置がある。
【0005】
前記マルチヘッド露光装置においては、各ヘッド間の相対位置は、つなぎ目が実用上問題にならない程度に高精度に調整されている。
【0006】
【非特許文献1】
Larry J. Hornbeck, Digital Light Processing and MEMS: reflecting the digital display needs of the networked society, THE INTERNATIONAL SOCIETY FOR OPTICAL ENGINEERING, Proceedings of SPIE Volume: 2783, 8/1996, P.2−13
【非特許文献2】
W.E.Nelson and Robit L Bhuva,. Digital micromirror device imaging bar for hard copy, THE INTERNATIONAL SOCIETY FOR OPTICAL ENGINEERING, Proceedings of SPIE Volume: 2413, 4/1995, P.58−65
【特許文献1】
特開平10−31170号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年、基板の集積度が高くなるにつれて、さらに高い解像度が要求されるようになってきたので、各露光ヘッドに対応する画像の相対位置のずれの許容値が小さくなってきた。
【0008】
さらに、前記露光ヘッドにおいては、光源から結像面にいたるまでに数多くの光学部材や機構部材などが使用されているので、温度変化による熱膨張や熱収縮、および長期間使用による経時変化の蓄積により、各露光ヘッドにより形成される画像が、つなぎ目において無視できない程度のずれを起こし、画像品質が低下するという問題もあった。
【0009】
前記マルチヘッド露光装置と同様の目的に使用されるマルチビーム露光装置においては、PSD(position−sensing device、位置検出装置)や4分割ディテクタなどの位置検出素子によって各ビームの位置を検出し、各ビームによって形成される画像間のずれを補正する方法が提案されている(特許文献1)。
【0010】
しかしながら、マルチヘッド露光装置においては、露光ヘッドの間隔は、隣接ビームの間隔に比べて圧倒的に大きいので、前記特許文献1に記載の方法をマルチヘッド露光装置に適用することは困難である。
【0011】
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、前記マルチヘッド露光装置において、各露光ヘッドによって形成される画像間のずれが極めて小さい露光装置および前記露光装置で行うことのできる画像ずれ補正方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、複数の画素を選択的にon/offする手段を有する複数の露光ヘッドを一定方向に走査して画像を形成する画像形成装置において、各露光ヘッドの露光ビームの位置を測定して前記露光ヘッドの繋ぎ目の画素位置を特定する画素位置特定方法であって、前記走査方向に対して平行なY軸方向に沿って基準面上を移動可能に形成され、前記露光ヘッドの画素配列に対して相対的に斜めであって互いに交差するように配設された少なくとも1対のスリット部と前記スリット部を透過する前記露光ビームの光量を測定する光量測定手段とを有するビーム位置検出手段を用いて前記露光ビームの位置を測定するとともに、第1の露光ヘッドにおける画像の繋ぎ目付近の第1特定画素をonして前記ビーム位置検出手段をY軸方向に沿って移動させ、前記スリット部の一方および他方を透過する露光ビームの光量がピークに達したときの前記ビーム位置検出手段の位置と前記スリット部の位置と前記スリット部が互いになす角度とに基いて前記第1特定画素の位置を特定する第1画素位置特定ステップと、第2の露光ヘッドにおける画像の繋ぎ目付近の第2特定画素をonして前記ビーム位置検出手段をY軸方向に沿って移動させ、前記スリット部の一方および他方を透過する露光ビームの光量がピークに達したときの前記ビーム位置検出手段の位置と前記スリット部のなす角度とに基いて前記第2特定画素の位置を特定する第2画素位置特定ステップとを有することを特徴とする画素位置特定方法に関する。
【0013】
前記画素位置特定方法においては、前述のように、前記露光ヘッドの画素配列に対して相対的に斜めであって互いに交差するように配設されたスリット部が少なくとも1対形成されたビーム位置検出手段をY軸方向に移動させて第1特定画素および第2特定画素を検出している。
【0014】
たとえば、前記ビーム位置検出手段が第1特定画素の下方を通過すると、前記1対のスリット部の一方を透過する露光ビームの光量がピークに達した後、前記1対のスリット部の他方を透過する露光ビームの光量がピークに達する。
【0015】
したがって、前記一方のスリット部において露光ビームの透過光量がピークに達したときの前記ビーム位置検出手段の位置と、前記他方のスリット部において露光ビームの透過光量がピークに達したときの前記ビーム位置検出手段の位置と前記一方および他方のスリット部のなす角度とに基いて前記第1特定画素の位置を特定できる。これは第2特定画素についても同様である。ここで、前記ビーム位置検出手段の位置としては、前記ビーム位置検出手段上のある特定の点の位置を採ることができるが、通常は、前記スリット部の交点の位置を基準にする。
【0016】
更に、通常、露光ヘッドから前記基準面に直角に露光ビームが照射されるから、露光ヘッドのある画素を点灯したとき、前記基準面上の露光ビームの照射位置は、前記画素の位置と等しくなる。したがって、前記第1画素位置特定ステップおよび第2画素位置特定ステップにおいては、前記ビーム位置検出手段で検出した露光ビームの位置を第1または第2特定画素の位置とすることができる。
【0017】
前記画素位置特定方法によれば、このようにして第1特定画素および第2特定画素の実際の位置を高精度で特定できる。したがって、何らかの理由により、第1露光ヘッドと第2露光ヘッドとの間に位置のずれが生じた場合においても、前記画素位置特定方法で特定した第1特定画素および第2特定画素の位置を元に露光ヘッドの露光タイミングを制御することにより、露光ヘッド間の画像のずれや重なりを除去できる。
【0018】
前記画素位置特定方法においては、前記光量測定手段は、前記スリット部を透過する露光ビームの光量を測定できればよいから、通常の受光素子で充分である。したがって、前記露光ビームの位置を検出するのに、2次元PSDや4分割ディテクタなどの高価な位置検出素子を使用する必要がないから、ビーム位置検出手段を安価に構成できる。
【0019】
また、従来の技術の欄で述べたマルチヘッド露光装置は、通常、露光しようとする基板を載置して一定方向に送る露光ステージを有し、前記露光ステージは、リニアエンコーダなどによって高精度に送り方向、即ちY軸方向の位置が検出される。
【0020】
したがって、前記露光ステージの非露光面に前記ビーム位置検出手段を固定し、前記露光ステージを前記送り方向に送りつつ、前記リニアエンコーダで位置検出すれば、前記ビーム位置検出手段の位置も高精度で検出できるから、前記第1特定画素および第2特定画素の実際の位置も高精度で特定できる。
【0021】
このように前記画素位置特定方法は、従来のマルチヘッド露光装置を殆どそのまま利用して前記第1特定画素および第2特定画素の位置の特定を高精度で行うことができるという特長を有する。
【0022】
更に、前記画素位置特定方法によれば、Y軸方向即ち走査方向に沿ってビーム位置検出手段を移動させて第1特定画素および第2特定画素を選択し、位置を特定しているから、第2特定画素として第1特定画素とのX座標の差の少ない画素を選択できる。
【0023】
したがって、前記第1特定画素と第2特定画素との露光タイミングを制御してY軸方向のずれを除去するだけで、第1露光ヘッドと第2露光ヘッドとの間の画像のずれを解消できる。
【0024】
前記スリット部としては、スリットのほか、回折格子も使用できる。
【0025】
前記画素位置特定方法においては、前記ビーム位置検出手段には、前記スリット部をX軸方向に向かって開くV字型、X字型、またはT字型に配設できる。
【0026】
請求項2に記載の発明は、複数の画素を選択的にon/offする手段を有する複数の露光ヘッドを一定方向に走査して画像を形成する画像形成装置において、各露光ヘッドの露光ビームの位置を測定して前記露光ヘッドの繋ぎ目の画素位置を特定する画素位置特定方法であって、前記露光ヘッドの画素配列に対して相対的に斜めであって一方が前記露光装置の走査方向に対して平行なY軸に沿って配設され、他方がY軸方向に直交するX軸方向に沿って配設された少なくとも1対のスリット部と前記スリット部を透過する前記露光ビームの光量を測定する光量測定手段とを有するビーム位置検出手段を用いて前記露光ビームの位置を測定するとともに、第1の露光ヘッドにおける画像の繋ぎ目付近の画素を順次onし、前記ビーム位置検出手段において前記スリット部の一方を通過する露光ビームの光量がピークに達したときの画素位置と、前記ビーム位置検出手段において前記スリット部の他方を通過する露光ビームの光量がピークに達したときの画素位置と、前記2つの画素のY座標の差とから第1特定画素の位置を特定する第1画素位置特定ステップと、前記ビーム位置検出手段をY軸方向に沿って移動させて第2の露光ヘッドにおける画像の繋ぎ目付近の下方に位置させるとともに、第2の露光ヘッドの画素を順次onし、前記ビーム位置検出手段において前記スリット部の一方を通過する露光ビームの光量がピークに達したときの画素位置と、前記ビーム位置検出手段において前記スリット部の他方を通過する露光ビームの光量がピークに達したときの画素位置と、前記2つの画素のY座標の差とから前記第2特定画素の位置を特定する第2画素位置特定ステップとを有することを特徴とする画素位置特定方法に関する。
【0027】
前記画素位置特定方法においては、ビーム位置検出手段のスリット部の一方はY軸方向に沿って、他方はX軸方向に沿って配設されているとともに、露光ヘッドの画素配列に対しては傾斜している。
【0028】
第1の露光ヘッドの繋ぎ目近傍の画素を行方向に順次点灯させてY軸方向に沿ったスリット部を透過する露光ビームの光量を検出し、前記光量がピークに達したときに点灯していた画素を第1特定画素として選定する。そして、前記第1特定画素の近傍の画素を、列方向に沿って順次点灯させ、X軸方向に沿ったスリット部を透過する露光ビームの光量を測定し、前記光量がピークに達したときに点灯していた画素を、第1特定画素のY軸方向の位置を特定するための補助画素として選定する。
【0029】
第1特定画素と補助画素とが選定されたら、補助画素のY座標と、前記補助画素と第1特定画素とのY座標の差とから、第1特定画素のY座標を特定する。
【0030】
次に、必要に応じて前記ビーム検出手段をY軸方向に移動させ、第2の露光ヘッドの繋ぎ目近傍の画素を行方向に順次点灯させて第1特定画素の場合と同様の手順に従って第2特定画素と第1特定画素のY軸方向の位置を特定するための補助画素とを選定し、前記補助画素のY座標と、前記補助画素と第2特定画素とのY座標の差とから、第2特定画素のY座標を特定する。
【0031】
前記画素位置特定方法は、請求項1に係る画素位置特定方法の有する特長に加え、前記第1画素位置特定ステップおよび第2画素位置特定ステップにおいて、前記ビーム位置検出手段を移動させること無く露光ビームの位置を特定できるという特長を有する。
【0032】
また、前記ビーム位置検出手段はY軸方向に沿って移動するのみであるから、第1特定画素と第2特定画素とのX座標は同一である。したがって、第1特定画素と第2特定画素とのY軸方向に沿った距離と走査速度とに応じて第1および第2の露光ヘッドの露光タイミングを制御するだけで、第1露光ヘッドと第2の露光ヘッドとの間の画像のずれや重なりを解消できる。
【0033】
スリット部については、請求項1で説明したとおりである。
【0034】
請求項3に記載の発明は、複数の画素を選択的にon/offする手段を有する複数の露光ヘッドを一定方向に走査して画像を形成する画像形成装置において、各露光ヘッドの露光ビームの位置を測定して前記露光ヘッドの繋ぎ目の画素位置を特定する画素位置特定方法であって、基準面上をY軸方向およびX軸方向に沿って移動可能に形成され、Y軸方向に長い第1スリット部とX軸方向に長い第2スリット部と前記第1および第2のスリット部を透過する前記露光ビームの光量を測定する光量測定手段とを有するビーム位置検出手段を用いて前記露光ビームの位置を測定するとともに、第1の露光ヘッドにおける画像の繋ぎ目付近の第1特定画素をonし、前記ビーム位置検出手段をX軸方向およびY軸方向に移動させ、前記第1スリット部および前記第2スリット部を透過する露光ビームの光量がピークに達したときの前記ビーム位置検出手段の位置に基いて前記第1特定画素の位置を特定する第1画素位置特定ステップと、第2の露光ヘッドにおける画像の繋ぎ目付近の第2特定画素をonし、前記ビーム位置検出手段をX軸方向およびY軸方向に移動させ、前記第1スリット部および前記第2スリット部を透過する露光ビームの光量がピークに達したときの前記ビーム位置検出手段の位置に基いて前記第2特定画素の位置を特定する第2画素位置特定ステップとを有することを特徴とする画素位置特定方法に関する。
【0035】
前記画素位置特定方法においては、前記第1および第2画素位置特定ステップにおいて、前記ビーム位置検出手段をX軸方向に移動して前記第1スリット部において露光ビームを検知することにより、前記第1特定画素および前記第2特定画素のX軸方向の位置を求め、ビーム位置検出手段をY軸方向に移動して前記第2スリット部において露光ビームを検知することにより、前記第1特定画素および前記第2特定画素のY軸方向の位置を求める。
【0036】
前記画素位置特定方法によれば、前記第1特定画素および前記第2特定画素がX軸方向にもY軸方向にも離れている場合においても、両者の実際の位置を正確に特定できるから、前記第1特定画素および前記第2特定画素で画像が繋がるように第1および第2の露光ヘッドを制御することにより、画像のずれを除去できる。
【0037】
前記画素位置特定方法で使用できるビーム位置検出手段としては、たとえばマルチ露光ヘッドの露光ステージにおける非露光面に、X軸方向に高精度で移動可能な基台を有し、リニアエンコーダ頭により基台の位置が検出可能であるとともに、前記第1スリット部と第2スリット部とが前記基台上に設けられたビーム検出装置などが挙げられる。
【0038】
請求項4に記載の方法は、一定方向に走査される複数の露光ヘッドで画像を形成する画像形成装置において、各露光ヘッド間の画像のずれおよび重なりを補正する画像ずれ補正方法であって、請求項1〜3の何れか1項に記載の画素位置特定方法により、第1の露光ヘッドにおける画像の繋ぎ目付近の第1特定画素、および第2の露光ヘッドにおける画像の繋ぎ目付近の第2特定画素の位置を特定する画素位置特定ステップと、前記画素位置特定ステップで特定された前記第1特定画素および前記第2特定画素の位置に基き、前記第1特定画素と前記第2特定画素とで画像が繋がるように前記第1の露光ヘッドおよび第2の露光ヘッドに入力される画像データを補正する画像データ補正ステップとを有することを特徴とする画像ずれ補正方法に関する。
【0039】
前記画像ずれ補正方法においては、画素位置特定ステップにおいて第1特定画素と第2特定画素との実際の位置を特定している。
【0040】
そして、画像データ補正ステップにおいては、前記画素位置特定ステップで特定した前記第1特定画素と第2特定画素との位置の差に基き、前記第1特定画素と第2特定画素とで画像が繋がるように前記第1の露光ヘッドおよび第2の露光ヘッドに入力される画像データを補正する。
【0041】
したがって、前記画素位置特定方法によれば、第1の露光ヘッドと第2の露光ヘッドとが何らかの理由によって当所の位置からずれた場合においても、前記ずれに起因する露光ヘッドの繋ぎ目部分における画像のずれや重なりを効果的に除去できる。
【0042】
請求項5に記載の発明は、前記画像データ補正ステップにおいて、前記第1特定画素と前記第2特定画素との間のY軸方向のずれについては、前記第1特定画素と前記第2特定画素との間のY軸方向の距離と前記露光ヘッドの走査速度とに応じて前記第1の露光ヘッドと前記第2の露光ヘッドとの露光タイミングを設定することにより除去するとともに、前記第1特定画素と前記第2特定画素との間のX軸方向のずれについては、前記第1特定画素と前記第2画素とにおいて画像データが重なるように前記第1の露光ヘッドと前記第2の露光ヘッドとに画像データを入力することにより除去する画像ずれ補正方法に関する。
【0043】
請求項1または2の画素位置特定方法においては、第1特定画素を検出したビーム位置検出手段をY軸方向に移動させて第2画素を検出しているから、前記第1特定画素と前記第2特定画素は、Y座標上の位置は異なるものの、X座標上の位置はほぼ等しい。
【0044】
したがって、前記第1特定画素と前記第2画素とにおいて画像データが重なるように前記第1の露光ヘッドと前記第2の露光ヘッドとに画像データを入力するとと同時に、Y軸方向のずれが生じないように第1の露光ヘッドと前記第2の露光ヘッドとの露光タイミングを設定すれば、前記第1特定画素と前記第2画素との画像のずれや重なりを無くすることができる。
【0045】
請求項6に記載の発明は、3以上の露光ヘッドについても、前記画素位置特定ステップによってそれぞれの画像ヘッドにおける繋ぎ画素の前記基準面上の位置を特定し、前記繋ぎ画素で画像が繋がるように、前記画素位置特定ステップによって特定された繋ぎ画素の市に基いて前記露光ヘッドのそれぞれに入力される画像データを補正する画像ずれ補正方法に関する。
【0046】
多数の露光ヘッドを有する画像形成装置においても、一の露光ヘッドと、前記一の露光ヘッドに画像が繋げられる他の露光ヘッドとの間で、請求項6または7に記載の画像ずれ補正方法で画像のずれや重なりを補正することにより、露光ヘッド間におけるずれや重なりのない良質な画像が形成される。
【0047】
請求項7に記載の発明は、複数の画素を選択的にon/offする手段を備えてなるとともに、画像形成面を一定方向に走査しつつ露光して画像を形成する複数の露光ヘッドを備える露光手段と、各露光ヘッドの露光ビームの位置を検出するビーム位置検出手段であって、前記走査方向に対して平行なY軸方向に沿って基準面上を移動可能に形成され、前記露光ヘッドの画素配列に対して相対的に斜めであって互いに交差するように配設された少なくとも1対のスリット部と前記スリット部を透過する前記露光ビームの光量を測定する光量測定手段とを有するビーム位置検出手段と、前記ビーム位置検出手段によって検出された露光ビーム位置に基いて前記露光ヘッドの画素の位置を特定する画素位置特定手段と、前記画素位置特定手段で特定された画素位置に基づいて前記露光ヘッドを制御する露光制御手段とを備えてなり、前記画素位置特定手段は、前記露光手段において第1の露光ヘッドにおける画像の繋ぎ目付近の第1特定画素をonするとともに、前記ビーム位置検出手段をY軸方向に沿って移動させ、前記ビーム位置検出手段の備える前記スリット部の一方および他方を透過する露光ビームの光量がピークに達したときの前記ビーム位置検出手段の位置と前記スリット部のなす角度とに基いて前記第1特定画素の位置を特定し、前記露光手段において第2の露光ヘッドにおける画像の繋ぎ目付近の第2特定画素をonするとともに、前記ビーム位置検出手段をY軸方向に沿って移動させ、前記ビーム位置検出手段の備える前記スリット部の一方および他方を透過する露光ビームの光量がピークに達したときの前記ビーム位置検出手段の位置と前記スリット部のなす角度とに基いて前記第2特定画素の位置を特定し、前記露光制御手段は、前記ビーム位置検出手段で特定された前記第1特定画素および前記第2特定画素の位置に基き、前記第1特定画素と前記第2特定画素とで画像が繋がるように前記第1の露光ヘッドおよび第2の露光ヘッドに入力される画像データを補正することを特徴とする画像形成装置に関する。
【0048】
前記画像形成装置においては、請求項1に記載の画素位置特定方法により、第1特定画素と第2特定画素の実際の位置を特定し、前記位置に基いて前記第1の露光ヘッドおよび第2の露光ヘッドに入力される画像データを補正して前記第1特定画素と前記第2特定画素とで画像を繋げている。
【0049】
したがって、何らかの理由で露光ヘッドの位置がずれた場合にも、露光ヘッド間の画像のずれや重なりは自動的に補正されるから、前記画像のずれや重なりが生じることはない。
【0050】
請求項8に記載の発明は、複数の画素を選択的にon/offする手段を備えてなるとともに、画像形成面を一定方向に走査しつつ露光して画像を形成する複数の露光ヘッドを備えるとともに、前記露光ヘッドの画素が、前記走査方向に対して斜めに配列された露光手段と、各露光ヘッドの露光ビームの位置を検出するビーム位置検出手段であって、前記露光ヘッドの画素配列に対して相対的に斜めであって一方が前記露光装置の走査方向に対して平行なY軸に沿って配設され、他方がY軸方向に直交するX軸方向に沿って配設された少なくとも1対のスリット部と前記スリット部を透過する前記露光ビームの光量を測定する光量測定手段とを有するビーム位置検出手段と、前記ビーム位置検出手段によって検出された露光ビーム位置に基いて前記露光ヘッドの画素の位置を特定する画素位置特定手段と、前記画素位置特定手段で特定された画素位置に基づいて前記露光ヘッドを制御する露光制御手段とを備えてなり、前記画素位置特定手段は、前記第1の露光ヘッドにおける画像の繋ぎ目付近の画素を順次onさせ、前記ビーム位置検出手段において前記スリット部の一方を通過する露光ビームの光量がピークに達したときの画素位置と、前記ビーム位置検出手段において前記スリット部の他方を通過する露光ビームの光量がピークに達したときの画素位置と、前記2つの画素のY座標の差とから第1特定画素の位置を特定し、次に、第2の露光ヘッドの画素を順次onし、前記ビーム位置検出手段において前記スリット部の一方を通過する露光ビームの光量がピークに達したときの画素位置と、前記ビーム位置検出手段において前記スリット部の他方を通過する露光ビームの光量がピークに達したときの画素位置と、前記2つの画素のY座標の差とから前記第2特定画素の位置を特定し、前記露光制御手段は、前記画素位置特定手段で特定された前記第1特定画素および前記第2特定画素の位置に基き、前記第1特定画素と前記第2特定画素とで画像が繋がるように前記第1の露光ヘッドおよび第2の露光ヘッドに入力される画像データを補正することを特徴とする画像形成装置に関する。
【0051】
前記画像形成装置においては、請求項2に記載の画素位置特定方法により、第1特定画素と第2特定画素の実際の位置を特定している。
【0052】
したがって、前記画像形成装置は、請求項6に記載の画像形成装置の有する特長に加え、第1特定画素および第2特定画素の位置を特定している間、ビーム位置検出手段を動かす必要がない故に画素位置特定操作がより簡略化できるという特長を有する。
【0053】
請求項9に記載の発明は、複数の画素を選択的にon/offする手段を備えてなるとともに、画像形成面を一定方向に走査しつつ露光して画像を形成する複数の露光ヘッドを備える露光手段と、基準面上をY軸方向およびX軸方向に沿って移動可能に形成され、Y軸方向に長い第1スリット部とX軸方向に長い第2スリット部と前記第1および第2のスリット部を透過する前記露光ビームの光量を測定する光量測定手段とを有するビーム位置検出手段と、前記ビーム位置検出手段によって検出された露光ビーム位置に基いて前記露光ヘッドの画素の位置を特定する画素位置特定手段と、前記画素位置特定手段で特定された画素位置に基づいて前記露光ヘッドを制御する露光制御手段とを備えてなり、前記画素位置特定手段は、前記露光手段において第1の露光ヘッドにおける画像の繋ぎ目付近の第1特定画素をonし、前記ビーム位置検出手段をX軸方向およびY軸方向に沿って移動させ、前記第1スリット部および前記第2スリット部を透過する露光ビームの光量がピークに達したときの前記ビーム位置検出手段の位置に基いて前記第1特定画素の位置を特定し、次いで前記露光手段において第2の露光ヘッドにおける画像の繋ぎ目付近の第2特定画素をonし、前記ビーム位置検出手段をX軸方向およびY軸方向に沿って移動させ、前記第1スリット部および前記第2スリット部を透過する露光ビームの光量がピークに達したときの前記ビーム位置検出手段の位置に基いて前記第2特定画素の位置を特定し、前記露光制御手段は、前記ビーム位置検出手段で特定された前記第1特定画素および前記第2特定画素の位置に基き、前記第1特定画素と前記第2特定画素とで画像が繋がるように前記第1の露光ヘッドおよび第2の露光ヘッドに入力される画像データを補正することを特徴とする画像形成装置に関する。
【0054】
前記画像形成装置においては、請求項3に記載の画素位置特定方法により、第1特定画素と第2特定画素の実際の位置を特定している。
【0055】
したがって、前記画像形成装置は、請求項6に記載の画像形成装置の有する特長に加え、第1特定画素と第2特定画素とがY軸方向だけでなくX軸方向にも離れている場合においても、第1特定画素と第2特定画素との実際の位置を特定し、この位置に基いて第1露光ヘッドと第2露光ヘッドとの露光を制御することにより、画像のずれや重なりを除去できるという特長を有する。
【0056】
請求項10に記載の発明は、前記露光ヘッドにおいて複数の画素を選択的にon/offする手段は、入力された画像データに応じて光源からの光を変調して画像を形成する空間光変調素子である画像形成装置に関する。
【0057】
前記画像形成装置は、請求項6〜8に記載の画像形成装置において、前記露光ヘッドにおいて複数の画素を選択的にon/offする手段として空間変調素子を用いた例である。
【0058】
請求項11に記載の発明は、前記空間変調素子が、光源からの光を反射するとともに、2つの位置の何れかをとることのできる微小反射鏡を多数備え、前記反射鏡の位置を、画像データに応じて前記2つの位置の何れかに切り替えて前記光源からの光の反射経路を切り替えることにより画素を形成するDMDである画像形成装置に関する。
【0059】
前記画像形成装置は、請求項10に記載の画像形成装置において、空間光変調素子としてDMDを用いた例である。
【0060】
【発明の実施の形態】
1.実施形態1
本発明の露光装置の一例について以下に説明する。
【0061】
実施形態1に係る露光装置は、いわゆるフラッドベッドタイプであり、図1に示すように、シート状の感光材料150を表面に吸着して保持する平板状の露光ステージ152を備えている。
【0062】
前記露光装置は、4本の脚部154に支持された厚い板状の設置台156と、設置台156の上面に、図1において矢印で示すステージ移動方向に沿って設けられた2本のガイド158を備えている。露光ステージ152は、その長手方向がステージ移動方向を向くように配置されるとともに、ガイド158によって往復移動可能に支持されている。露光ステージ152は、駆動装置(図示せず。)により、ガイド158に沿って移動する。
【0063】
設置台156の中央部には、露光ステージ152の移動経路を跨ぐようにコ字状のゲート160が設けられている。コ字状のゲート160の各端部は、設置台156の両側面に固定されている。このゲート160を挟んで一方の側にはスキャナ162が設けられ、他方の側には感光材料150の先端及び後端を検知する複数(例えば、2個)の検知センサ164が設けられている。スキャナ162及び検知センサ164はゲート160に各々取り付けられて、露光ステージ152の移動経路の上方に固定配置されている。なお、スキャナ162及び検知センサ164は、これらを制御する図示しないコントローラに接続されており、後述するように、露光ヘッド166によって露光する際に所定のタイミングで露光するように制御される。
【0064】
露光ステージ152における搬送方向(走査方向)に沿って上流側(以下、単に「上流側」ということがある。)の端縁部には、X軸方向に向かって開く「く」の字型に形成されたスリット120が、複数形成されている。
【0065】
スリット120は、上流側に位置するスリット120aと下流側に位置するスリット120bとからなっている。スリット120aとスリット120bとは互いに直交するとともに、Y軸に対してスリット120aは135度、スリット120bは45度の角度を有している。
【0066】
スリット120の下方には、露光ヘッド166からの光を検出するディテクタ(図示せず。)が形成されている。
【0067】
スリット120と前記ディテクターとは、露光ステージ152とともにY軸方向に沿って移動する。
【0068】
スリット120と前記ディテクターとは、本発明におけるビーム位置検出手段に相当する。
【0069】
なお、スリット120aおよびスリット120bは、実施形態1においては、走査方向に対して45度の角度を成すように形成されているが、スリット120aおよびスリット120bは、露光ヘッド166の画素配列に対して傾斜していると同時に、走査方向、即ちステージ移動方向に対して傾斜していれば、走査方向に対する角度は前記角度には限定されない。また、スリット120に代えて回折格子を使用してもよい。
【0070】
スキャナ162は、図2及び図3の(B)に示すように、m行n列(例えば、2行5列)の略マトリックス状に配列された複数の露光ヘッド166を備えている。
【0071】
露光ヘッド166で露光される領域である画像領域Pは、図2に示すように、短辺が走査方向に沿った矩形状であり、走査方向に対し、所定の傾斜角θで傾斜している。そして、露光ステージ152の移動に伴い、感光材料150には露光ヘッド166毎に帯状の露光済み領域170が形成される。なお、図1および図2に示すように、走査方向は、ステージ移動方向とは向きが反対である。
【0072】
また、図3において(A)及び(B)に示すように、帯状の露光済み領域170びそれぞれが、隣接する露光済み領域170と部分的に重なるように、ライン状に配列された各行の露光ヘッドの各々は、配列方向に所定間隔(画像領域の長辺の自然数倍、本実施の形態では1倍)ずらして配置されている。このため、たとえば、1行目の最も左側に位置する画像領域168Aと、画像領域168Aの右隣に位置する画像領域168Cとの間の露光できない部分は、2行目の最も左側に位置する画像領域168Bにより露光される。同様に、画像領域168Bと、画像領域168Bの右隣に位置する画像領域168Dとの間の露光できない部分は、画像領域168Cにより露光される。
【0073】
露光ヘッド166A〜166Jの各々は、図4、および図5の(A)、(B)に示すように、入射された光ビームを画像データに応じて各画素毎に変調する空間光変調素子として、デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)50を備えている。このDMD50は、データ処理部とミラー駆動制御部とを備えたコントローラ(図示せず。)に接続されている。前記コントローラのデータ処理部では、入力された画像データに基づいて、各露光ヘッド166毎にDMD50の制御すべき領域内の各マイクロミラーを駆動制御する制御信号を生成する。
【0074】
また、ミラー駆動制御部では、画像データ処理部で生成した制御信号に基づいて、各露光ヘッド166毎にDMD50の各マイクロミラーの反射面の角度を制御する。なお、反射面の角度の制御に付いては後述する。
【0075】
DMD50の光入射側には、光ファイバの出射端部(発光点)が画像領域Pの長辺方向と対応する方向に沿って一列に配列されたレーザ出射部を備えたファイバアレイ光源66、ファイバアレイ光源66から出射されたレーザ光を補正してDMD上に集光させるレンズ系67、レンズ系67を透過したレーザ光をDMD50に向けて反射する反射鏡69がこの順に配置されている。
【0076】
レンズ系67は、ファイバアレイ光源66から出射されたレーザ光を平行光化する1対の組合せレンズ71、平行光化されたレーザ光の光量分布が均一になるように補正する1対の組合せレンズ73、及び光量分布が補正されたレーザ光をDMD上に集光する集光レンズ75で構成されている。組合せレンズ73は、レーザ出射端の配列方向に対しては、レンズの光軸に近い部分は光束を広げ且つ光軸から離れた部分は光束を縮め、且つこの配列方向と直交する方向に対しては光をそのまま通過させる機能を備えており、光量分布が均一となるようにレーザ光を補正する。
【0077】
また、DMD50の光反射側には、DMD50で反射されたレーザ光を感光材料150の走査面(被露光面)56上に結像するレンズ系54、58が配置されている。レンズ系54及び58は、DMD50と被露光面56とが共役な関係となるように配置されている。
【0078】
本実施形態では、ファイバアレイ光源66から出射されたレーザ光は、均一化され、DMD50に入射された後、各画素がこれらのレンズ系54、58によって約5倍に拡大され、集光されるように設定されている。
【0079】
DMD50は、図6に示すように、SRAMセル(メモリセル)60上に、微小ミラー(マイクロミラー)62が支柱により支持されて配置されたものであり、画素(ピクセル)を構成する多数の(例えば、ピッチ13.68μm、1024個×768個)の微小ミラーを格子状に配列して構成されたミラーデバイスである。各ピクセルには、最上部に支柱に支えられたマイクロミラー62が設けられており、マイクロミラー62の表面にはアルミニウム等の反射率の高い材料が蒸着されている。なお、マイクロミラー62の反射率は90%以上である。また、マイクロミラー62の直下には、ヒンジ及びヨークを含む支柱を介して通常の半導体メモリの製造ラインで製造されるシリコンゲートのCMOSのSRAMセル60が配置されており、全体はモノリシック(一体型)に構成されている。
【0080】
DMD50のSRAMセル60に、マイクロミラー60の傾斜状態(変調状態)を示すデジタル信号が書き込まれ、さらにSRAMセル60からマイクロミラー62にデジタル信号が出力されると、支柱に支えられたマイクロミラー62が、対角線を中心としてDMD50が配置された基板側に対して±α度(例えば±10度)の範囲で傾けられる。図7において(A)は、マイクロミラー62がオン状態である+α度に傾いた状態を示し、図7において(B)は、マイクロミラー62がオフ状態である−α度に傾いた状態を示す。従って、画像信号に応じて、DMD50の各ピクセルにおけるマイクロミラー62の傾きを、図6に示すように制御することによって、DMD50に入射された光はそれぞれのマイクロミラー62の傾き方向へ反射される。
【0081】
なお、図6には、DMD50の一部を拡大し、マイクロミラー62が+α度又は−α度に制御されている状態の一例を示す。それぞれのマイクロミラー62のオンオフ制御は、DMD50に接続された図示しないコントローラによって行われる。なお、オフ状態のマイクロミラー62により光ビームが反射される方向には、光吸収体(図示せず)が配置されている。
【0082】
前述のように、スキャナ162においては、1行目の最も左側に位置する画像領域168Aと、画像領域168Aの右隣に位置する画像領域168Cとの間の露光できない部分は、2行目の最も左側に位置する画像領域168Bにより露光されるから、画像領域168Aに繋がれる画像領域は画像領域168Bである。図8に、画像領域168Aおよび画像領域168Bの位置関係を示す。図8以下においては、走査方向をX軸にとり、露光ヘッド166の配列方向をY軸にとる。
【0083】
図8に示すように、画像領域168Aと画像領域168Bとは、露光ヘッド166Aの画素である繋ぎ画素P1と、露光ヘッド166Bの画素である繋ぎ画素P2とにおいて繋げられる。繋ぎ画素P1および繋ぎ画素P2は、それぞれ本発明における第1特定画素および第2特定画素の例である。
【0084】
以下、繋ぎ画素P1と繋ぎ画素P2とを選択して実際の位置を特定する手順について説明する。
【0085】
先ず、露光ステージ152を移動させてスリット120をスキャナ162の下方に位置させ、露光ヘッド166Aの画素のうち、露光ヘッド166Bの画素に重ねるべき画素を繋ぎ画素P1として選択し、点灯させる。
【0086】
そして、図9および図10に示すように、露光ステージ152をゆっくり移動させてスリット120をY軸方向に沿って移動させ、画像領域168Aに位置させる。このときのスリット120aとスリット120bとの交点を(X0,Y0)とする。ここで、前述のように、スリット120aはY軸に対して135度の角度を成し、スリット120bはY軸に対して45度の角度を成している。なお、図10以下においてY軸から反時計方向に回転する方向を正の角とする。
【0087】
次に、図10に示すように、露光ステージ152を移動させ、スリット120をY軸に沿って図10における右方に移動させる。そして、図10において二点鎖線で示すように、繋ぎ画素P1からの光が左側のスリット120aを通過してディテクターで検出されたところで露光ステージ152を停止させる。このときのスリット120aとスリット120bとの交点を(X0,Y11)とする。
【0088】
今度は露光ステージ152を移動させ、スリット120をY軸に沿って図11における左方に移動させる。そして、図11において二点鎖線で示すように、繋ぎ画素p2からの光が右側のスリット120bを通過してディテクタで検出されたところで露光ステージ152を停止させる。このときのスリット120aとスリット120bとの交点を(X0,Y12)とする。
【0089】
ここで、繋ぎ画素P1の座標を(X1,Y1)とすると、X1=X0+(Y11−Y12)/2で表され、Y1=(Y11+Y12)/2で表される。
【0090】
繋ぎ画素P1の座標が求められたら、繋ぎ画素P1を消燈し、露光ヘッド166Bの画素のうち、画像領域168Aに繋ぐべき画素であって繋ぎ画素P1に位置の近いものを繋ぎ画素p2として選択して点灯する。
【0091】
そして、露光ステージ152をYだけ移動させてスリット120を画像領域168Bに位置させる。このときのスリット120aとスリット120bとの交点の座標は(X0,Y0+Y)である。
【0092】
そして、図11に示すように、露光ステージ152を移動させ、スリット120をY軸に沿って図11における右方に移動させる。図11において二点鎖線で示すように、繋ぎ画素p2からの光が左側のスリット120aを通過してディテクターで検出されたところで露光ステージ152を停止させる。このときのスリット120aとスリット120bとの交点を(X0,Y21)とする。
【0093】
今度は露光ステージ152を移動させ、スリット120をY軸に沿って図11における左方に移動させる。そして、図11において二点鎖線で示すように、繋ぎ画素P1からの光が右側のスリット120bを通過してディテクタで検出されたところで露光ステージ152を停止させる。このときのスリット120aとスリット120bとの交点を(X0,Y22)とする。
【0094】
ここで、繋ぎ画素p2の座標を(x2,y2)とすると、x2=X0+(Y21−Y22)/2で表され、y2=(Y21+Y22)/2で表される。
【0095】
このようにして求められた繋ぎ画素p2(x2,y2)について、図12に示すように、繋ぎ画素P1とのX座標の差ΔX=x2−X1を求める。そして、前記画素p2のうち、X座標の差ΔXが最も小さなものを繋ぎ画素P2(X2,Y2)として選択する。
【0096】
繋ぎ画素P1と繋ぎ画素P2とは、X方向のずれは極めて小さいから、露光タイミングを補正してY軸方向のずれを除去し、X方向については画像が重なるように露光ヘッド166Aと露光ヘッド166Bに入力される画像データを制御することにより、図13に示すように繋ぎ画素P1と繋ぎ画素P2との間の画像のずれや重なりを除去できる。
【0097】
なお、露光ヘッド166Aにおいて繋ぎ画素P1を複数指定し、前記複数の繋ぎ画素P1のそれぞれについて前記手順に従って実際のXY座標(X1,Y1)を特定するとともに、前記繋ぎ画素P1のそれぞれについて露光ヘッド166Bの画素から繋ぎ画素P2を指定して実際のXY座標(X2、Y2)を特定すれば、露光ヘッド166Aと露光ヘッド166Bとの間の画像のずれや重なりをさらに小さくすることができる。
【0098】
実施形態1に係る露光装置においては、露光ステージを移動させてスリット120aおよびスリット120bを透過する露光ビームの光量をディテクターで検出することにより、露光ヘッド166Aおよび露光ヘッド166Bの画素から繋ぎ画素P1および繋ぎ画素P2を選択すると共に、実際の位置を特定できる。
【0099】
したがって、繋ぎ画素P1および繋ぎ画素P2を選択し、位置を特定するのに、高価で大型な付加設備は不要である。
【0100】
さらに、露光ヘッド166Aと露光ヘッド166Bとの間の相対的な位置関係が何らかの理由でずれた場合においても、繋ぎ画素P1および繋ぎ画素P2の実際の位置に関する位置情報に基いて露光ヘッド166Aと露光ヘッド166Bとに入力する画像データを制御することにより、露光ヘッド166Aと露光ヘッド166Bとの間の画像との間のずれや重なりを精度よく補正できる。
【0101】
以上、スリット120aおよびスリット120bを用いることによって露光ヘッド166Aおよび露光ヘッド166Bの繋ぎ画素を特定し、擦れや重なりのない画像を形成する方法について述べたが、同様の手順を順次繰り返すことにより、露光装置100の全ての露光ヘッド166間の繋ぎ画素を特定し、前記繋ぎ画素で画像が重なるように、前記露光ヘッド166に入力される画像データに対して画像データシフト、画像回転、倍率変換などの補正を行うことができ、露光領域全体に亘って繋ぎ目におけるずれの少ない画像を形成できる。
【0102】
2.実施形態2
実施形態2に係る露光装置の構成を図14に示す。
【0103】
図14に示すように、実施形態2に係る露光装置の露光ステージ152における上流側の端縁部には、Y軸に対して平行なスリット130aとX軸に対して平行なスリット130bとからなるスリット130が設けられている。スリット130aとスリット130bとは、T字型に交差するように設けられている。スリット130aとスリット130bとの下方には、スリット130aとスリット130bとを透過した露光ビームを検出するディテクターが設けられている。
【0104】
実施形態2に係る露光装置は、上記の点を除いては、実施形態1の露光装置と同一の構成を有する。
【0105】
実施形態2に係る露光装置において、露光ヘッド166Aの画素から繋ぎ画素P1を選定して位置を特定する手順について説明する。
【0106】
先ず、スリット130が、画像領域168Aと画像領域168Bとの繋ぎ目付近に位置するように露光ステージ152を移動させる。
【0107】
スリット130が露光ヘッド166Aと露光ヘッド166Bとの下方に位置したら、露光ステージ152を前記位置で停止させる。そして、図15に示すように、露光ヘッド166Aのある行方向(横方向)に沿って画素を順次点灯させる。同様に、露光ヘッド166Aのある列方向(縦方向)に沿って画素を下方から上方に向かって順次点灯させる。
【0108】
図15に示すように、画素P1(a,n)を点灯させたときにスリット130aのディテクタが光量のピークを検出し、画素P1(m,b)を点灯させたときにスリット130bのディテクタが光量のピークを検出したとき、露光ヘッド166Aの画素P1を繋ぎ画素P1として選択し、画素P1を補助画素として選択する。なお、繋ぎ画素P1(a,n)および補助画素P1(m,b)の(a,n)および(m,b)は、それぞれ繋ぎ画素P1および補助画素P1のX座標およびY座標を示す。
【0109】
ここで、図16に示すように、繋ぎ画素P1(a,n)と補助画素P1(m,b)とのY軸方向の位置差ΔY1は、以下の式:
ΔY1=b−n
で与えられる。
【0110】
次に、露光ステージ152を距離Ysだけ移動させ、露光ヘッド166Bのある行の画素を左方から右方に向かって順次点灯させ、同様に、ある列の画素をX軸方向に沿って下方から上方に向かって順次点灯させる。
【0111】
このとき、画素P2(c,n´)を点灯させたときにスリット130aのディテクタが光量のピークを検出し、画素P2(m´,d)を点灯させたときにスリット130bのディテクタが光量のピークを検出したとすると、前記画素P2(c,n´)を繋ぎ画素として選択し、画素画素P2を補助画素として選択する。
【0112】
繋ぎ画素P2(c,n´)と補助画素P2(m´,b)とのY軸方向の位置差ΔY2は、以下の式:
ΔY2=(d−n´)
で与えられる。
【0113】
繋ぎ画素P1(a,n)を検出したときと、繋ぎ画素P2(c,n´)を検出したときとで、スリット130は、X軸方向には全く移動していないから、繋ぎ画素P1(a,n)と繋ぎ画素P2(c,n´)とは、X座標が一致している。一方、Y軸方向の距離は、以下の式:
Figure 2005003762
で与えられる。
【0114】
したがって、繋ぎ画素P1(a,n)と繋ぎ画素P2(c,n´)との間で、前記Y軸方向の距離に応じた点灯タイミング補正を行うことにより、露光ヘッド166Aと露光ヘッド166Bとの間のずれや重なりを除去できる。
【0115】
以上、スリット130aおよびスリット130bを1つづつ用いて繋ぎ画素P1(a,n)と繋ぎ画素P2(c,n´)とを選定し、位置を特定する例について述べたが、図17ののようにスリット130aおよびスリット130bを露光ヘッド166Aおよび露光ヘッド166Bの画素のX方向およびY方向に沿ったピッチに合わせて複数個設ければ、透過光量がアップするから、画素の検出精度が向上し、より高精度な画像繋ぎが可能になる。
【0116】
実施形態2に係る露光装置においては、繋ぎ画素P2は、繋ぎ画素P1とX座標が同一であるから、露光ヘッド166Aと露光ヘッド166Bとに、X方向については同一の画像データが入力されるように画像データ入力を制御すれば、露光ヘッド166Aと露光ヘッド166Bとの間の画像のずれは完全に除去できる。また、Y軸方向の画像のずれも、繋ぎ画素P1と繋ぎ画素P2との間で点灯タイミングを調整することにより除去できる。
【0117】
したがって、実施形態1に係る露光装置よりもさらに高精度の画像繋ぎが可能になる。
【0118】
また、繋ぎ画素P1および繋ぎ画素P2を選択しているあいだは、露光ステージ152を停止しているから、実施形態1に係る露光装置に比較して、繋ぎ画像の選定および位置特定時に露光テーブル152を移動させる頻度をさらに少なくすることができる。
【0119】
以上、スリット130aおよびスリット130bを用いることによって露光ヘッド166Aおよび露光ヘッド166Bの繋ぎ画素を特定し、擦れや重なりのない画像を形成する方法について述べたが、同様の手順を順次繰り返すことにより、露光装置の全ての露光ヘッド166間の繋ぎ画素を特定し、前記繋ぎ画素で画像が重なるように、前記露光ヘッド166に入力される画像データに対して画像データシフト、画像回転、倍率変換などの補正を行うことができ、露光領域全体に亘って繋ぎ目におけるずれの少ない画像を形成できる。
【0120】
3.実施形態3
実施形態3に係る露光装置の構成を図18に示す。
【0121】
図18に示すように、実施形態3に係る露光装置においては、露光ステージ152の上流側端縁部に本発明のビーム位置検出手段に対応するビーム位置検出装置140が設けられている。
【0122】
ビーム位置検出装置140の詳細を図19に示す。
【0123】
図18および図19に示すように、ビーム位置検出装置140は、露光ステージ152の上流側端縁部に、X軸方向に沿って設けられた溝148の内部を摺動する基台142と、基台142の移動方向に沿って溝148の中央部に設けられているとともに、基台142のX軸方向の位置を検出するリニアエンコーダ144と、溝148の内側に、基台142を移動させる1対のボールねじ146とを備えている。基台142にはリニアガイド(図示せず。)が互いに平行に2本設けられている。なお、ボールねじ146はモータ(図示せず。)により回転して基台142を移動させる。
【0124】
基台142は、上面が、露光ステージ152の露光面と同一面上に位置するように形成されている。基台142の上面には、X軸方向に沿ってスリット140aが、Y軸方向に沿ってスリット140bが設けられている。スリット140aとスリット140bとは、互いに直交している。スリット140aとスリット140bとの下方には、スリット140aとスリット140bとを透過した露光ビームの光を検出するディテクター(図示せず。)が設けられている。
【0125】
以下、前記露光装置において露光ヘッド166Aおよび露光ヘッド166Bの画素から特定画素P1および特定画素P2を選定し、その実際の位置を特定するする。
【0126】
先ず、露光ヘッド152を移動させてビーム位置検出装置140をY軸方向に沿って移動させるとともに、ビーム位置検出装置140の基台142を溝148に沿って移動させ、基台142を画像領域168Aと画像領域168Bとの繋ぎ目部分に位置させる。
【0127】
つぎに、露光ヘッド166Aの画素の内、画像領域168Bに繋ごうとするものを選択し、繋ぎ画素P1とする。
【0128】
そして、図20に示すように、露光ヘッド152を微細に移動させ、基台142をY軸方向に沿って移動させる。繋ぎ画素P1からの露光ビームがスリット140aを透過した光量がピークに達したら露光ヘッド152を停止させ、露光ステージ152に設けられたリニアエンコーダ(図示せず。)によって露光ステージのY軸方向の位置を検出する。そして前記Y軸方向の位置を繋ぎ画素P1のY座標Y1とする。
【0129】
次に、ボールねじ146によって基台142をX軸方向に移動させ、露光ビームがスリット140bを透過した光量がピークに達したら、リニアエンコーダ144によってこのときの基台142のX軸方向の位置を検出する。そして前記X軸方向の位置を繋ぎ画素P1のX座標X1とする。
【0130】
繋ぎ画素P1の位置が特定されたら、繋ぎ画素P1を消灯し、代わりに露光ヘッド166Bの画素の内、画像領域168Aに繋ごうとする画素p2を点灯させ、ビーム位置検出装置140により、同様の手順に従って画素p2のXY座標(x2,y2)を求める。
【0131】
このようにして座標を求めた画素p2のXY座標(x2,y2)を、繋ぎ画素P1のXY座標(X1,Y1)と比較し、繋ぎ画素P1に最も近い画素p2を繋ぎ画素P2(X2,Y2)として選択する。
【0132】
このようにして繋ぎ画素P1と繋ぎ画素P2との実際の位置が特定されたら、前記位置に基いて露光ヘッド166Aと露光ヘッド166Bに入力される画像データを制御し、繋ぎ画素P1と繋ぎ画素P2とで画像が繋がるようにする。
【0133】
実施形態3に係る露光装置によれば、ビーム位置検出装置140によって繋ぎ画素P1および繋ぎ画素P2の正確なXY座標が短時間で求まるから、繋ぎ画素P1および繋ぎ画素P2として、X座標が必ずしも同一でないものを選択した場合においても、正確に画像を繋げることができる。
【0134】
以上、ビーム位置検出装置140を用いることによって露光ヘッド166Aおよび露光ヘッド166Bの繋ぎ画素を特定し、擦れや重なりのない画像を形成する方法について述べたが、同様の手順を順次繰り返すことにより、露光装置100の全ての露光ヘッド166間の繋ぎ画素を特定し、前記繋ぎ画素で画像が重なるように、前記露光ヘッド166に入力される画像データに対して画像データシフト、画像回転、倍率変換などの補正を行うことができ、露光領域全体に亘って繋ぎ目におけるずれの少ない画像を形成できる。
【0135】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、前記マルチヘッド露光装置において、各露光ヘッドによって形成される画像間のずれが極めて小さい露光装置および前記露光装置で行うことのできる画像ずれ補正方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施形態1に係る露光装置の構成を示す斜視図である。
【図2】図2は、実施形態1に係る露光装置の備えるスキャナの構成を示す斜視図である。
【図3】図3は、感光材料に形成される露光済み領域を示す平面図および各露光ヘッドによる画像領域の配列を示す概略図である。
【図4】図4は、実施形態1に係る露光装置の備える露光ヘッドの概略構成を示す斜視図である。
【図5】図5は、図4に示す露光ヘッドの構成を示す光軸に沿った走査方向の断面図である。
【図6】図6は、図4に示す露光ヘッドの備えるデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)の構成を示す部分拡大図である。
【図7】図7は、図6に示すDMDの動作を示す説明図である。
【図8】図8は、実施形態1に係る露光装置において、一の露光ヘッドによって照射される一の画像領域と、他の露光ヘッドによって照射されるとともに、前記一の画像領域に繋げようとする他の画像領域との位置関係を示す平面図である。
【図9】図9は、前記一の画像領域および他の画像領域と、前記露光装置の露光ステージに設けられたスリットとの位置関係を示す平面図である。
【図10】図10は、前記一の露光ヘッドの繋ぎ画素である一の繋ぎ画素の位置を前記スリットによって特定する手順を示す説明図である。
【図11】図11は、前記他の露光ヘッドの画素のうち、前記一の画像領域に繋げようとするものの位置を前記スリットによって特定する手順を示す説明図である。
【図12】図12は、前記他の露光ヘッドの画素のうち、図11の手順によって位置が特定されたものから、他の繋ぎ画素を選択する手順を示す説明図である。
【図13】図13は、前記一の繋ぎ画素と前記他の繋ぎ画素とによって前記一の画像領域と他の画像領域とが繋げられた状態を示す平面図である。
【図14】図14は、実施形態2に係る露光装置の構成を示す斜視図である。
【図15】図15は、実施形態2に係る露光装置において、露光ステージに設けられたスリットによって一の露光ヘッドにおける一の繋ぎ画素の位置を特定する手順を示す説明図である。
【図16】図16は、繋ぎ画素P1と補助画素P1とのY軸方向に沿った位置の差を示す説明図である。
【図17】図17は、実施形態2に係る露光装置において、互いに平行な複数のスリットを用いて繋ぎ画素の位置を特定する手順を示す説明図である。
【図18】図18は、実施形態3に係る露光装置の構成を示す斜視図である。
【図19】図19は、実施形態3に係る露光装置の備えるビーム検出装置の構成の詳細を示す拡大図である。
【図20】図20は、実施形態3に係る露光装置において、ビーム位置検出装置によって繋ぎ画素のXY座標を特定する手順を示す説明図である。
【符号の説明】
50 DMD
53 反射光像(露光ビーム)
54、58 レンズ系
56 走査面(被露光面)
64 レーザモジュール
66 ファイバアレイ光源
68 レーザ出射部
73 組合せレンズ
120 スリット
130 スリット
140 ビーム位置検出装置
140a スリット
140b スリット
150 感光材料
152 ステージ(移動手段)
162 スキャナ
166 露光ヘッド
170 露光済み領域

Claims (11)

  1. 複数の画素を選択的にon/offする手段を有する複数の露光ヘッドを一定方向に走査して画像を形成する画像形成装置において、各露光ヘッドの露光ビームの位置を測定して前記露光ヘッドの繋ぎ目の画素位置を特定する画素位置特定方法であって、
    前記露光装置の走査方向に対して平行なY軸方向に沿って基準面上を移動可能に形成され、前記露光ヘッドの画素配列に対して相対的に斜めであって互いに交差するように配設された少なくとも1対のスリット部と前記スリット部を透過する前記露光ビームの光量を測定する光量測定手段とを有するビーム位置検出手段を用いて前記露光ビームの位置を測定するとともに、
    第1の露光ヘッドにおける画像の繋ぎ目付近の第1特定画素をonして前記ビーム位置検出手段をY軸方向に沿って移動させ、前記スリット部の一方および他方を透過する露光ビームの光量がピークに達したときの前記ビーム位置検出手段の位置と前記スリット部の位置と前記スリット部が互いになす角度とに基いて前記第1特定画素の位置を特定する第1画素位置特定ステップと、
    第2の露光ヘッドにおける画像の繋ぎ目付近の第2特定画素をonして前記ビーム位置検出手段をY軸方向に沿って移動させ、前記スリット部の一方および他方を透過する露光ビームの光量がピークに達したときの前記ビーム位置検出手段の位置と前記スリット部のなす角度とに基いて前記第2特定画素の位置を特定する第2画素位置特定ステップとを
    有することを特徴とする画素位置特定方法。
  2. 複数の画素を選択的にon/offする手段を有する複数の露光ヘッドを一定方向に走査して画像を形成する画像形成装置において、各露光ヘッドの露光ビームの位置を測定して前記露光ヘッドの繋ぎ目の画素位置を特定する画素位置特定方法であって、
    前記露光ヘッドの画素配列に対して相対的に斜めであって一方が前記露光装置の走査方向に対して平行なY軸に沿って配設され、他方がY軸方向に直交するX軸方向に沿って配設された少なくとも1対のスリット部と前記スリット部を透過する前記露光ビームの光量を測定する光量測定手段とを有するビーム位置検出手段を用いて前記露光ビームの位置を測定するとともに、
    前記第1の露光ヘッドにおける画像の繋ぎ目付近の画素を順次onし、前記ビーム位置検出手段において前記スリット部の一方を通過する露光ビームの光量がピークに達したときの画素位置と、前記ビーム位置検出手段において前記スリット部の他方を通過する露光ビームの光量がピークに達したときの画素位置と、前記2つの画素のY座標の差とから第1特定画素の位置を特定する第1画素位置特定ステップと、
    前記第2の露光ヘッドにおける画像の繋ぎ目付近の画素を順次onし、前記ビーム位置検出手段において前記スリット部の一方を通過する露光ビームの光量がピークに達したときの画素位置と、前記ビーム位置検出手段において前記スリット部の他方を通過する露光ビームの光量がピークに達したときの画素位置と、前記2つの画素のY座標の差とから第2特定画素の位置を特定する第2画素位置特定ステップとを
    有することを特徴とする画素位置特定方法。
  3. 複数の画素を選択的にon/offする手段を有する複数の露光ヘッドを一定方向に走査して画像を形成する画像形成装置において、各露光ヘッドの露光ビームの位置を測定して前記露光ヘッドの繋ぎ目の画素位置を特定する画素位置特定方法であって、
    基準面上をY軸方向およびX軸方向に沿って移動可能に形成され、Y軸方向に長い第1スリット部とX軸方向に長い第2スリット部と前記第1および第2のスリット部を透過する前記露光ビームの光量を測定する光量測定手段とを有するビーム位置検出手段を用いて前記露光ビームの位置を測定するとともに、
    第1の露光ヘッドにおける画像の繋ぎ目付近の第1特定画素をonし、前記ビーム位置検出手段をX軸方向およびY軸方向に移動させ、前記第1スリット部および前記第2スリット部を透過する露光ビームの光量がピークに達したときの前記ビーム位置検出手段の位置に基いて前記第1特定画素の位置を特定する第1画素位置特定ステップと、
    第2の露光ヘッドにおける画像の繋ぎ目付近の第2特定画素をonし、前記ビーム位置検出手段をX軸方向およびY軸方向に移動させ、前記第1スリット部および前記第2スリット部を透過する露光ビームの光量がピークに達したときの前記ビーム位置検出手段の位置に基いて前記第2特定画素の位置を特定する第2画素位置特定ステップとを
    有することを特徴とする画素位置特定方法。
  4. 複数の画素を選択的にon/offする手段を有する複数の露光ヘッドを一定方向に走査して画像を形成する画像形成装置において、各露光ヘッド間の画像のずれおよび重なりを補正する画像ずれ補正方法であって、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の画素位置特定方法により、第1の露光ヘッドにおける画像の繋ぎ目付近の第1特定画素、および第2の露光ヘッドにおける画像の繋ぎ目付近の第2特定画素の位置を特定する画素位置特定ステップと、
    前記画素位置特定ステップで特定された前記第1特定画素および前記第2特定画素の位置に基き、前記第1特定画素と前記第2特定画素とで画像が繋がるように前記第1の露光ヘッドおよび第2の露光ヘッドに入力される画像データを補正する画像データ補正ステップとを
    有することを特徴とする画像ずれ補正方法。
  5. 前記画像データ補正ステップにおいて、
    前記第1特定画素と前記第2特定画素との間のY軸方向の画像のずれについては、前記第1特定画素と前記第2特定画素との間のY軸方向の距離と前記露光ヘッドの走査速度とに応じて前記第1の露光ヘッドと前記第2の露光ヘッドとの露光タイミングを設定することにより除去するとともに、
    前記第1特定画素と前記第2特定画素との間のX軸方向の画像のずれについては、前記第1特定画素と前記第2画素とにおいて画像データが重なるように前記第1の露光ヘッドと前記第2の露光ヘッドとに画像データを入力することにより除去する
    請求項4に記載の画像ずれ補正方法。
  6. 3以上の露光ヘッドについても、
    前記画素位置特定ステップによってそれぞれの画像ヘッドにおける繋ぎ画素の前記基準面上の位置を特定し、
    前記繋ぎ画素で画像が繋がるように、前記画素位置特定ステップによって特定された繋ぎ画素の市に基いて前記露光ヘッドのそれぞれに入力される画像データを補正する
    請求項4または5に記載の画像ずれ補正方法。
  7. 複数の画素を選択的にon/offする手段を備えてなるとともに、画像形成面を一定方向に走査しつつ露光して画像を形成する複数の露光ヘッドを備える露光手段と、
    各露光ヘッドの露光ビームの位置を検出するビーム位置検出手段であって、前記走査方向に対して平行なY軸方向に沿って基準面上を移動可能に形成され、前記露光ヘッドの画素配列に対して相対的に斜めであって互いに交差するように配設された少なくとも1対のスリット部と前記スリット部を透過する前記露光ビームの光量を測定する光量測定手段とを有するビーム位置検出手段と、
    前記ビーム位置検出手段によって検出された露光ビーム位置に基いて前記露光ヘッドの画素の位置を特定する画素位置特定手段と、
    前記画素位置特定手段で特定された画素位置に基づいて前記露光ヘッドを制御する露光制御手段とを備えてなり、
    前記画素位置特定手段は、
    前記露光手段において第1の露光ヘッドにおける画像の繋ぎ目付近の第1特定画素をonするとともに、前記ビーム位置検出手段をY軸方向に沿って移動させ、前記ビーム位置検出手段の備える前記スリット部の一方および他方を透過する露光ビームの光量がピークに達したときの前記ビーム位置検出手段の位置と前記スリット部のなす角度とに基いて前記第1特定画素の位置を特定し、
    前記露光手段において第2の露光ヘッドにおける画像の繋ぎ目付近の第2特定画素をonするとともに、前記ビーム位置検出手段をY軸方向に沿って移動させ、前記スリット部の一方および他方を透過する露光ビームの光量がピークに達したときの前記ビーム位置検出手段の位置と前記スリット部のなす角度とに基いて前記第2特定画素の位置を特定し、
    前記露光制御手段は、前記ビーム位置検出手段で特定された前記第1特定画素および前記第2特定画素の位置に基き、前記第1特定画素と前記第2特定画素とで画像が繋がるように前記第1の露光ヘッドおよび第2の露光ヘッドに入力される画像データを補正する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 複数の画素を選択的にon/offする手段を有し、画像形成面を一定方向に走査しつつ露光して画像を形成する複数の露光ヘッドを備えるとともに、前記露光ヘッドの画素が、前記走査方向に対して斜めに配列された露光手段と、
    各露光ヘッドの露光ビームの位置を検出するビーム位置検出手段であって、前記露光ヘッドの画素配列に対して相対的に斜めであって一方が前記露光装置の走査方向に対して平行なY軸に沿って配設され、他方がY軸方向に直交するX軸方向に沿って配設された少なくとも1対のスリット部と前記スリット部を透過する前記露光ビームの光量を測定する光量測定手段とを有するビーム位置検出手段と、
    前記ビーム位置検出手段によって検出された露光ビーム位置に基いて前記露光ヘッドの画素の位置を特定する画素位置特定手段と、
    前記画素位置特定手段で特定された画素位置に基づいて前記露光ヘッドを制御する露光制御手段とを備えてなり、
    前記画素位置特定手段は、
    前記第1の露光ヘッドにおける画像の繋ぎ目付近の画素を順次onさせ、前記ビーム位置検出手段において前記スリット部の一方を通過する露光ビームの光量がピークに達したときの画素位置と、前記ビーム位置検出手段において前記スリット部の他方を通過する露光ビームの光量がピークに達したときの画素位置と、前記2つの画素のY座標の差とから第1特定画素の位置を特定し、
    次に、第2の露光ヘッドの画素を順次onし、前記ビーム位置検出手段において前記スリット部の一方を通過する露光ビームの光量がピークに達したときの画素位置と、前記ビーム位置検出手段において前記スリット部の他方を通過する露光ビームの光量がピークに達したときの画素位置と、前記2つの画素のY座標の差とから第2特定画素の位置を特定し、
    前記露光制御手段は、前記画素位置特定手段で特定された前記第1特定画素および前記第2特定画素の位置に基き、前記第1特定画素と前記第2特定画素とで画像が繋がるように前記第1の露光ヘッドおよび第2の露光ヘッドに入力される画像データを補正する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 複数の画素を選択的にon/offする手段を有するとともに、画像形成面を一定方向に走査しつつ露光して画像を形成する複数の露光ヘッドを備える露光手段と、
    基準面上をY軸方向およびX軸方向に沿って移動可能に形成され、Y軸方向に長い第1スリット部とX軸方向に長い第2スリット部と前記第1および第2のスリット部を透過する前記露光ビームの光量を測定する光量測定手段とを有するビーム位置検出手段と、
    前記ビーム位置検出手段によって検出された露光ビーム位置に基いて前記露光ヘッドの画素の位置を特定する画素位置特定手段と、
    前記画素位置特定手段で特定された画素位置に基づいて前記露光ヘッドを制御する露光制御手段とを備えてなり、
    前記画素位置特定手段は、
    前記露光手段において第1の露光ヘッドにおける画像の繋ぎ目付近の第1特定画素をonし、前記ビーム位置検出手段をX軸方向およびY軸方向に沿って移動させ、前記第1スリット部および前記第2スリット部を透過する露光ビームの光量がピークに達したときの前記ビーム位置検出手段の位置に基いて前記第1特定画素の位置を特定し、次いで
    前記露光手段において第2の露光ヘッドにおける画像の繋ぎ目付近の第2特定画素をonし、前記ビーム位置検出手段をX軸方向およびY軸方向に沿って移動させ、前記第1スリット部および前記第2スリット部を透過する露光ビームの光量がピークに達したときの前記ビーム位置検出手段の位置に基いて前記第2特定画素の位置を特定し、
    前記露光制御手段は、前記ビーム位置検出手段で特定された前記第1特定画素および前記第2特定画素の位置に基き、前記第1特定画素と前記第2特定画素とで画像が繋がるように前記第1の露光ヘッドおよび第2の露光ヘッドに入力される画像データを補正する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記露光ヘッドにおいて複数の画素を選択的にon/offする手段は、入力された画像データに応じて光源からの光を変調して画像を形成する空間光変調素子である請求項7〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記空間光変調素子は、
    光源からの光を反射するとともに、2つの位置の何れかをとることのできる微小反射鏡を多数備え、前記反射鏡の位置を、画像データに応じて前記2つの位置の何れかに切り替えて前記光源からの光の反射経路を切り替えることにより画素を形成するDMDである
    請求項10に記載の画像形成装置。
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