JP2004530778A5

JP2004530778A5 -

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Publication number: JP2004530778A5
Application number: JP2003509004A
Authority: JP
Filing date: 2002-06-26
Publication date: 2006-01-05
Anticipated expiration: 2022-06-26

Claims

触媒存在下、プロピレンとコモノマー、但し上記コモノマーはエチレン又は少なくとも４の炭素原子を含むα−オレフィンである、との重合化を含むプロピレンランダム共重合体の製造方法であって、少なくとも１のスラリー反応器を含む第１の反応領域においてプロピレンをコモノマーと重合化させて、第１の重合化生成物を与えること、上記第１の生成物を、少なくとも１の気相反応器を含む第２の反応領域に移動させること、及び上記第１の重合化生成物の存在下、上記気相反応器においてプロピレンをコモノマーと重合化させることを含む多段階工程を含む方法において、気相反応器中の温度がスラリー反応器中の温度よりも少なくとも１０℃高い製造方法。
上記気相反応器中の温度が、上記スラリー反応器中の温度よりも少なくとも１５℃高い、請求項１に記載の方法。
気相反応器において製造された生成物のコモノマー含有量がスラリー反応器において製造された生成物のコモノマー含有量より高いところの、請求項１又は２のいずれか１項に記載の方法。
気相反応器において生成された生成物のコモノマー含有量が、スラリー反応器において製造された生成物のコモノマー含有量より少なくとも０．５重量％、好ましくは少なくとも１重量％高いところの、請求項３に記載の方法。
上記コモノマーがエチレンであるところの、請求項１〜４のいずれか１項に記載の方法。
スラリー反応器において生成された生成物のエチレン含有量が２〜６重量％、好ましくは２〜４重量％であるところの、請求項５に記載の方法。
気相反応器において生成された生成物のエチレン含有量が３〜１２重量％、好ましくは４〜１０重量％であるところの、請求項５又は６のいずれか１項に記載の方法。
スラリー反応器がバルク反応器、好ましくはバルクループ反応器であるところの、請求項１〜７のいずれか１項に記載の方法。
スラリー反応器における温度が７０℃以上であるところの、請求項１〜８のいずれか１項に記載の方法。
気相反応器における温度が８０℃以上、好ましくは８５℃以上であるところの、請求項１〜９のいずれか１項に記載の方法。
スラリー反応器及び気相反応器間の生産比が３０：７０〜７０：３０、好ましくは４０：６０〜６０：４０、そして特に４５：５５〜５５：４５であるところの、請求項１〜１０のいずれか１項に記載の方法。
触媒が、触媒成分、共触媒成分及び外部供与体を含むチーグラー−ナッタ型触媒系であるところの、請求項１〜１１のいずれか１項に記載の方法。
請求項１〜１２のいずれか１項に記載の方法により得られ得るプロピレンランダム共重合体。
プロピレンとコモノマー、但し上記コモノマーはエチレン又は少なくとも４の炭素原子を含むα−オレフィンである、との共重合化により製造されるプロピレンランダム共重合体において、ＴＲＥＦ法により測定されるコモノマーの分布がマルチモーダル、好ましくはバイモーダルであり、かつTREF法に従って測定された90℃までの温度において溶出する上記共重合体の成分の量が、共重合体の全体量の５０重量％未満であるところのプロピレンランダム共重合体。
ＴＲＥＦ法に従って測定された５０℃以上の溶出間隔を有する、請求項１３又は１４のいずれか１項に記載のプロピレンランダム共重合体。
プロピレンとコモノマー、但し上記コモノマーはエチレン又は少なくとも４の炭素原子を含むα−オレフィンである、との共重合化により製造されたプロピレンランダム共重合体において、該共重合体が、ＴＲＥＦ法に従って測定された５０℃以上の溶出間隔を有し、かつTREF法に従って測定された90℃までの温度において溶出する上記共重合体の成分の量が共重合体全体量の５０重量％未満であるところの、プロピレンランダム共重合体。
１３５℃以上の溶融温度Ｔ_mを有する、請求項１３〜１６のいずれか１項に記載のプロピレンランダム共重合体。
６重量％以下のエチレン含有量を有する、請求項１３〜１７のいずれか１項に記載のプロピレンランダム共重合体。
プロピレンとコモノマー、但し上記コモノマーはエチレン又は少なくとも４の炭素原子を含むα―オレフィンである、との共重合により製造されるプロピレンランダム共重合体において、該ランダム共重合体はユニモーダルのポリマーであり、ＴＲＥＦ法により測定される溶出間隔は式、

Ｙ≦４．５・ｍ＋１６

ここでＹは℃で表される溶出間隔であり、ｍは重量％で表される共重合体におけるエチレンの百分率である、により与えられるところの共重合体。
コモノマーがエチレンであるところの、請求項１３〜１９のいずれか１項に記載のプロピレンランダム共重合体。
合計エチレン含有量が３重量％以上、好ましくは５重量％以上であるところの、請求項１３〜２０のいずれか１項に記載のプロピレンランダム共重合体。
合計エチレン含有量が１２重量％以下、好ましくは８重量％以下であるところの、請求項１３〜２１のいずれか１項に記載のプロピレンランダム共重合体。
キシレン可溶物含有量が４〜２４重量％、より好ましくは５〜１５重量％、さらにより好ましくは６〜１０重量％であるところの、請求項１３〜２２のいずれか１項に記載のプロピレンランダム共重合体。
請求項１３〜２３のいずれか１項に記載の共重合体を含むフィルム。
物品がブロー成型により製造されたところの、請求項１３〜２３のいずれか１項に記載の共重合体を含む物品。
物品が射出成型により製造されたところの、請求項１３〜２３のいずれか１項に記載の共重合体を含む物品。
請求項１３〜２３のいずれか１項に記載の共重合体を含むファイバ。
請求項１３〜２３のいずれか１項に記載の共重合体を含むパイプ。
フィルム、ブロー又は射出成型による物品、ファイバ又はパイプの製造のために請求項１３〜２３のいずれか１項に記載の共重合体を使用する方法。