JP2004529098A5 - - Google Patents

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  1. ヒドロキシヒドロペルオキシドを塩基と反応させることによってヒドロキシヒドロペルオキシド塩を製造し、その後、該ヒドロキシヒドロペルオキシド塩を酸ハロゲン化物または酸無水物と反応させることからなるヒドロキシペルオキシエステルの製造方法であって、ヒドロキシヒドロペルオキシドに対する塩基のモル比R が0.5〜1.5の状態でヒドロキシヒドロペルオキシド塩を製造すること、酸ハロゲン化物に対するヒドロキシヒドロペルオキシドのモル比R が0.5〜1.5または酸無水物に対するヒドロキシヒドロペルオキシドのモル比R ’が1.0〜3.0の状態でヒドロキシペルオキシエステルを製造すること、およびヒドロキシヒドロペルオキシド塩と酸ハロゲン化物または酸無水物の反応を有機溶媒を含まない水性媒体中で行うことを特徴とするヒドロキシペルオキシエステルの製造方法。
  2. ヒドロキシヒドロペルオキシドがヒドロキシ−tert−アルキルヒドロペルオキシドであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. ヒドロキシヒドロペルオキシドが、水酸基がヒドロペルオキシ基に関して3位に位置しているヒドロキシ−tert−アルキルヒドロペルオキシドであることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. ヒドロキシヒドロペルオキシドが次式に相当することを特徴とする請求項3に記載の方法。
    HO−C(R)(R)−CH−C(R)(R)−OOH
    ここで、
    とRは、お互いに独立して、1〜4個の炭素原子を有するアルキルであり、
    とRは、お互いに独立して、水素または1〜4個の炭素原子を有するアルキルであり、
    とRは、3個の炭素原子を有するアルキレンの橋を介してお互いに連結していてもよく、この橋は1〜4個の炭素原子を有するアルキルによって置換されていてもよく、さらに、Rは−CH−C(R)(R)−OOH基であってもよい。
  5. ヒドロキシ−tert−アルキルヒドロペルオキシドが3−ヒドロキシ−1,1−ジメチルプロピルヒドロペルオキシド、3−ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチルヒドロペルオキシド、1−エチル−3−ヒドロキシ−1−メチルペンチルヒドロペルオキシド、1,1−ジエチル−3−ヒドロキシブチルヒドロペルオキシドおよび5−ヒドロキシ−1,3,3−トリメチルシクロヘキシルヒドロペルオキシドからなる群から選ばれることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 相間移動触媒が存在しない状態で行なわれることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 塩基がKOHであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 比Rが0.9〜1.3であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 比R が1.00〜1.22であることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 比R が1.10〜1.19であることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  11. 酸無水物が、2−メトキシプロピオン酸、イソ酪酸、tert−酪酸、ピバル酸、2,2−ジメチル酪酸、2−エチル酪酸、ヘキサン酸、ネオヘキサン酸、安息香酸、ヘプタン酸、ネオヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、オクタン酸、ネオオクタン酸、2−フェノキシプロパン酸、2−フェニルプロパン酸、ノナン酸、イソノナン酸、ネオノナン酸、2−メチル−2−フェニルプロピオン酸、2−フェニル酪酸、デカン酸、ネオデカン酸、ドデカン酸、2−ブチルオクタン酸、ネオドデカン酸、ウンデカン酸、ネオトリデカン酸、メタクリル酸、メチルクロトン酸および2−メチル−2−ブテン酸の無水物からなる群から選ばれることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 反応がヒドロキシヒドロペルオキシド塩と酸ハロゲン化物の間で行なわれることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 酸ハロゲン化物が式R’COXに相当することを特徴とする請求項12に記載の方法。
    ここで、
    R’は式RC−およびRCH=CR−のうちの1つに相当し、
    は、水素または1〜8個の炭素原子を有するアルキルであり、
    は1〜8個の炭素原子を有するアルキルであり、
    は、1〜8個の炭素原子を有するアルキル、2〜8個の炭素原子を有するアルケニル、6〜10個の炭素原子を有するアリール、1〜6個の炭素原子を有するアルコキシ、または6〜10個の炭素原子を有するアリールオキシであり、
    とRは、お互いに独立して、1〜4個の炭素原子を有するアルキルであり、そして、
    Xはハロゲンである。
  14. ハロゲン化物が、ハロゲン化−2−メトキシプロピオニル、ハロゲン化イソブチロイル、ハロゲン化−tert−ブチロイル、ハロゲン化ピバロイル、ハロゲン化−2,2−ジメチルブチロイル、ハロゲン化−2−エチルブチロイル、ハロゲン化ヘキサノイル、ハロゲン化ネオヘキサノイル、ハロゲン化ベンゾイル、ハロゲン化ヘプタノイル、ハロゲン化ネオヘプタノイル、ハロゲン化−2−エチルヘキサノイル、ハロゲン化オクタノイル、ハロゲン化ネオオクタノイル、ハロゲン化−2−フェノキシプロパノイル、ハロゲン化−2−フェニルプロパノイル、ハロゲン化ノナノイル、ハロゲン化イソノナノイル、ハロゲン化ネオノナノイル、ハロゲン化−2−メチル−2−フェニルプロピオニル、ハロゲン化−2−フェニルブチロイル、ハロゲン化デカノイル、ハロゲン化ネオデカノイル、ハロゲン化ドデカノイル、ハロゲン化−2−ブチルオクタノイル、ハロゲン化ネオドデカノイル、ハロゲン化ウンデカノイル、ハロゲン化ネオトリデカノイル、ハロゲン化メタクリロイル、ハロゲン化メチルクロトノイルおよびハロゲン化−2−メチル−2−ブテノイルからなる群から選ばれることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 酸ハロゲン化物が酸塩化物であることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 酸ハロゲン化物が塩化ネオデカノイルであることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 比Rが0.9〜1.2であることを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 比R が1.00〜1.17であることを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 比R が1.10〜1.16であることを特徴とする請求項17に記載の方法。
  20. ヒドロキシヒドロペルオキシドが3−ヒドロキシ−1,1−ジメチルブチルヒドロペルオキシドであり、酸ハロゲン化物が塩化ネオデカノイルであることを特徴とする請求項1〜19のいずれか1項に記載の方法
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