JPH08217722A - フェノール誘導体エステルの製造方法 - Google Patents
フェノール誘導体エステルの製造方法Info
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- JPH08217722A JPH08217722A JP2784495A JP2784495A JPH08217722A JP H08217722 A JPH08217722 A JP H08217722A JP 2784495 A JP2784495 A JP 2784495A JP 2784495 A JP2784495 A JP 2784495A JP H08217722 A JPH08217722 A JP H08217722A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高収率で、かつ短時間に反応を完結させるこ
とができるフェノール誘導体エステルの製造方法を提供
すること。 【構成】 フェノール誘導体と直鎖脂肪酸塩化物または
芳香族酸塩化物との反応を、フェノ−ル誘導体100重
量部あたり100〜300重量部の非反応性希釈剤中で
行うことを含むフェノール誘導体エステルの製造方法。
とができるフェノール誘導体エステルの製造方法を提供
すること。 【構成】 フェノール誘導体と直鎖脂肪酸塩化物または
芳香族酸塩化物との反応を、フェノ−ル誘導体100重
量部あたり100〜300重量部の非反応性希釈剤中で
行うことを含むフェノール誘導体エステルの製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酸素系漂白剤の漂白活
性化剤として有用なアシロキシベンゼンスルホン酸ナト
リウムおよびアシロキシ安息香酸、またはその他のアシ
ロキシベンゼン誘導体の製造法に関するものである。
性化剤として有用なアシロキシベンゼンスルホン酸ナト
リウムおよびアシロキシ安息香酸、またはその他のアシ
ロキシベンゼン誘導体の製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アシロキシベンゼンスルホン酸ナトリウ
ムおよびアシロキシ安息香酸は、過炭酸ナトリウム、過
ほう酸ナトリウム等と併用して漂白力を増強させる漂白
活性化剤として非常に優れている。これらの化合物は、
フェノール類のエステル化法として一般に用いられる、
アルカリ存在下水溶液中でエステル化を行うショッテン
バウマン法により製造することができる。又、種々の製
造方法も提案されている。例えば、特表平6−5052
42号公報には、ショッテンバウマン法の変法が開示さ
れ、更に特開昭61−1655号公報には、フェノール
誘導体と酸塩化物を直接有機溶媒中で反応させる方法が
開示されている。しかしながら、これらの方法には、目
的とするエステル化物の収率が低かったり、反応完結ま
で長時間を要する等の問題がある。
ムおよびアシロキシ安息香酸は、過炭酸ナトリウム、過
ほう酸ナトリウム等と併用して漂白力を増強させる漂白
活性化剤として非常に優れている。これらの化合物は、
フェノール類のエステル化法として一般に用いられる、
アルカリ存在下水溶液中でエステル化を行うショッテン
バウマン法により製造することができる。又、種々の製
造方法も提案されている。例えば、特表平6−5052
42号公報には、ショッテンバウマン法の変法が開示さ
れ、更に特開昭61−1655号公報には、フェノール
誘導体と酸塩化物を直接有機溶媒中で反応させる方法が
開示されている。しかしながら、これらの方法には、目
的とするエステル化物の収率が低かったり、反応完結ま
で長時間を要する等の問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高収率で、
かつ短時間に反応を完結させることができるフェノール
誘導体エステルの製造方法を提供することを目的とす
る。
かつ短時間に反応を完結させることができるフェノール
誘導体エステルの製造方法を提供することを目的とす
る。
【課題を解決するための手段】本発明は、フェノール誘
導体と酸塩化物との反応を、特定量の非反応性希釈剤中
で行うと、上記課題を効率的に解決できるとの知見に基
づいてなされたのである。すなわち、本発明は、フェノ
ール誘導体と直鎖脂肪酸塩化物または芳香族酸塩化物と
の反応を、フェノ−ル誘導体100重量部あたり100
〜300重量部の非反応性希釈剤中で行うことを特徴と
するフェノール誘導体エステルの製造方法を提供する。
本発明で用いるフェノール誘導体としては、フェノール
分子内に、1又は2以上のスルホン酸基及び/又はカル
ボン酸基、若しくはこれらの塩を有する化合物があげら
れる。このうち下記一般式(1)で表される化合物が好
ましい。
導体と酸塩化物との反応を、特定量の非反応性希釈剤中
で行うと、上記課題を効率的に解決できるとの知見に基
づいてなされたのである。すなわち、本発明は、フェノ
ール誘導体と直鎖脂肪酸塩化物または芳香族酸塩化物と
の反応を、フェノ−ル誘導体100重量部あたり100
〜300重量部の非反応性希釈剤中で行うことを特徴と
するフェノール誘導体エステルの製造方法を提供する。
本発明で用いるフェノール誘導体としては、フェノール
分子内に、1又は2以上のスルホン酸基及び/又はカル
ボン酸基、若しくはこれらの塩を有する化合物があげら
れる。このうち下記一般式(1)で表される化合物が好
ましい。
【0004】
【化1】
【0005】[式中、XはCOOM、SO3 M(Mは対
イオンであり、水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類
金属、アンモニウムまたは置換アンモニウム)を示
す。] これらのうち、特にp−ヒドロキシベンゼンスルホン
酸、p−ヒドロキシ安息香酸及びこれらの塩が好まし
い。本発明で用いる直鎖脂肪酸塩化物としては、未置換
または置換基を有する炭素数6〜20の直鎖脂肪酸の塩
化物、例えばヘキサン酸クロリド、オクタン酸クロリ
ド、ペラルゴン酸クロリド、カプリン酸クロリド、ラウ
リン酸クロリド、ミリスチン酸クロリド、パルミチン酸
クロリド、オレイン酸クロリド、ステアリン酸クロリド
等が挙げられる。また芳香族カルボン酸塩化物として
は、未置換または置換基を有するベンゾイルクロリドま
たはナフトイルクロリド等であり、例えばベンゾイルク
ロリド、o−,m−、またはp−トルオイルクロリド、
o−,m−、またはp−メトキシベンゾイルクロリド、
o−,m−、またはp−クロロベンゾイルクロリド、o
−,m−、またはp−ニトロベンゾイルクロリド、1
−、または2−ナフトイルクロリド、フェニル酢酸クロ
リド、桂皮酸クロリド等があげられる。これらのうち、
炭素数8〜12の直鎖脂肪酸の塩化物が好ましい。さら
にフェノール誘導体がヒドロキシベンゼンスルホン酸又
はその塩の場合、炭素数10〜12の直鎖脂肪酸の塩化
物が好ましく、一方、フェノール誘導体がヒドロキシ安
息香酸又はその塩の場合、炭素数8〜12の直鎖脂肪酸
の塩化物が好ましい。
イオンであり、水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類
金属、アンモニウムまたは置換アンモニウム)を示
す。] これらのうち、特にp−ヒドロキシベンゼンスルホン
酸、p−ヒドロキシ安息香酸及びこれらの塩が好まし
い。本発明で用いる直鎖脂肪酸塩化物としては、未置換
または置換基を有する炭素数6〜20の直鎖脂肪酸の塩
化物、例えばヘキサン酸クロリド、オクタン酸クロリ
ド、ペラルゴン酸クロリド、カプリン酸クロリド、ラウ
リン酸クロリド、ミリスチン酸クロリド、パルミチン酸
クロリド、オレイン酸クロリド、ステアリン酸クロリド
等が挙げられる。また芳香族カルボン酸塩化物として
は、未置換または置換基を有するベンゾイルクロリドま
たはナフトイルクロリド等であり、例えばベンゾイルク
ロリド、o−,m−、またはp−トルオイルクロリド、
o−,m−、またはp−メトキシベンゾイルクロリド、
o−,m−、またはp−クロロベンゾイルクロリド、o
−,m−、またはp−ニトロベンゾイルクロリド、1
−、または2−ナフトイルクロリド、フェニル酢酸クロ
リド、桂皮酸クロリド等があげられる。これらのうち、
炭素数8〜12の直鎖脂肪酸の塩化物が好ましい。さら
にフェノール誘導体がヒドロキシベンゼンスルホン酸又
はその塩の場合、炭素数10〜12の直鎖脂肪酸の塩化
物が好ましく、一方、フェノール誘導体がヒドロキシ安
息香酸又はその塩の場合、炭素数8〜12の直鎖脂肪酸
の塩化物が好ましい。
【0006】なお、フェノール誘導体と酸塩化物のモル
比は特に限定されないが、0.8〜2.0とするのがよい。
本発明では、フェノール誘導体と脂肪酸塩化物または芳
香族酸塩化物との反応を特定量の非反応性希釈剤中で行
うことを特徴とする。ここで使用する非反応性希釈剤と
して、具体的には、トルエン、o−、m−、またはp−
キシレン、メシチレン等の炭素数7〜12の芳香族炭化
水素、ヘキサン酸エチル、ヘキサン酸メチル、オクタン
酸エチル、オクタン酸メチル、ペラルゴン酸エチル、ペ
ラルゴン酸メチル、カプリン酸エチル、カプリン酸メチ
ル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸メチル、ミリスチン
酸エチル、ミリスチン酸メチル、パルミチン酸エチル、
パルミチン酸メチル、オレイン酸エチル、オレイン酸メ
チル、ステアリン酸エチル、ステアリン酸メチル等の炭
素数6〜18の脂肪族カルボン酸エステルまたはこれら
の混合物があげられる。
比は特に限定されないが、0.8〜2.0とするのがよい。
本発明では、フェノール誘導体と脂肪酸塩化物または芳
香族酸塩化物との反応を特定量の非反応性希釈剤中で行
うことを特徴とする。ここで使用する非反応性希釈剤と
して、具体的には、トルエン、o−、m−、またはp−
キシレン、メシチレン等の炭素数7〜12の芳香族炭化
水素、ヘキサン酸エチル、ヘキサン酸メチル、オクタン
酸エチル、オクタン酸メチル、ペラルゴン酸エチル、ペ
ラルゴン酸メチル、カプリン酸エチル、カプリン酸メチ
ル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸メチル、ミリスチン
酸エチル、ミリスチン酸メチル、パルミチン酸エチル、
パルミチン酸メチル、オレイン酸エチル、オレイン酸メ
チル、ステアリン酸エチル、ステアリン酸メチル等の炭
素数6〜18の脂肪族カルボン酸エステルまたはこれら
の混合物があげられる。
【0007】本発明では、フェノール誘導体100重量
部あたり、非反応性希釈剤を100〜300重量部の割
合で希釈して反応を行う。より好ましくは150重量部
〜300重量部である。非反応性希釈剤が100重量部
未満になると反応系の粘性が上昇し操作が困難になる。
一方、300重量部を越えると反応速度が遅くなり、長
時間を要したり、収率が低下する傾向にある。反応温度
はフェノール誘導体の種類により異なるが、通常40℃
〜200℃、好ましくは70℃〜150℃とするのがよ
い。この温度範囲で反応を行うと、2時間以内に反応が
完結するので好ましい。
部あたり、非反応性希釈剤を100〜300重量部の割
合で希釈して反応を行う。より好ましくは150重量部
〜300重量部である。非反応性希釈剤が100重量部
未満になると反応系の粘性が上昇し操作が困難になる。
一方、300重量部を越えると反応速度が遅くなり、長
時間を要したり、収率が低下する傾向にある。反応温度
はフェノール誘導体の種類により異なるが、通常40℃
〜200℃、好ましくは70℃〜150℃とするのがよ
い。この温度範囲で反応を行うと、2時間以内に反応が
完結するので好ましい。
【0008】本発明では、反応終了後、反応混合物から
析出した結晶をそのまま濾別するか、または有機溶媒を
添加し析出した結晶を濾別するか、または非反応性希釈
剤を減圧下で留去しこれに有機溶媒を添加して析出した
結晶を濾取することにより、目的の生成物を得ることが
できる。使用する有機溶媒として、具体的には石油エー
テル、石油ベンジン、ヘキサン、オクタン等脂肪族炭化
水素、またはベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素、さらにはシクロヘキサン等脂環式炭化水素お
よびハロゲン化炭化水素等があげられる。
析出した結晶をそのまま濾別するか、または有機溶媒を
添加し析出した結晶を濾別するか、または非反応性希釈
剤を減圧下で留去しこれに有機溶媒を添加して析出した
結晶を濾取することにより、目的の生成物を得ることが
できる。使用する有機溶媒として、具体的には石油エー
テル、石油ベンジン、ヘキサン、オクタン等脂肪族炭化
水素、またはベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素、さらにはシクロヘキサン等脂環式炭化水素お
よびハロゲン化炭化水素等があげられる。
【0009】
【発明の効果】本発明のフェノール誘導体エステルの製
造方法によれば、高収率で、かつ短時間に反応を完結さ
せることができる。次に本発明を実施例により説明す
る。
造方法によれば、高収率で、かつ短時間に反応を完結さ
せることができる。次に本発明を実施例により説明す
る。
【0010】
実施例1 撹拌機、温度計、窒素導入管および反応中に生成する塩
酸ガスを捕集するための排出管を備えた1リットルの4
つ口フラスコによく乾燥したp−ヒドロキシベンゼンス
ルホン酸ソーダ196g(1モル)、ラウリン酸クロリ
ド263g(1.2モル)、o−キシレン400g〔フェ
ノ−ル誘導体100重量部あたり205重量部〕を入れ
て撹拌した。窒素導入管から窒素を僅かに(10ml/
分)流入しながら反応温度を120℃まで徐々に上昇さ
せ、2時間反応させた。反応後、析出物を減圧濾過し、
ヘキサンで洗浄することによりp−ラウロイルオキシベ
ンゼンスルホン酸ソーダを得た。収率を表1に示す。
酸ガスを捕集するための排出管を備えた1リットルの4
つ口フラスコによく乾燥したp−ヒドロキシベンゼンス
ルホン酸ソーダ196g(1モル)、ラウリン酸クロリ
ド263g(1.2モル)、o−キシレン400g〔フェ
ノ−ル誘導体100重量部あたり205重量部〕を入れ
て撹拌した。窒素導入管から窒素を僅かに(10ml/
分)流入しながら反応温度を120℃まで徐々に上昇さ
せ、2時間反応させた。反応後、析出物を減圧濾過し、
ヘキサンで洗浄することによりp−ラウロイルオキシベ
ンゼンスルホン酸ソーダを得た。収率を表1に示す。
【0011】実施例2 非反応性希釈剤としてo−キシレンの代わりにラウリン
酸メチル250g〔フェノ−ル誘導体100重量部あた
り128重量部〕を用いた外は実施例1と同様に反応を
行い、p−ラウロイルオキシベンゼンスルホン酸ソーダ
を得た。収率を表1に示す。 実施例3 実施例1と同様な装置を用い、p−ヒドロキシベンゼン
スルホン酸ソーダ196g(1モル)、カプリン酸クロ
リド173g(1.05モル)、トルエン550g〔フェ
ノ−ル誘導体100重量部あたり281重量部〕、反応
温度110℃で、実施例1と同様に反応を行った。収率
を表1に示す。
酸メチル250g〔フェノ−ル誘導体100重量部あた
り128重量部〕を用いた外は実施例1と同様に反応を
行い、p−ラウロイルオキシベンゼンスルホン酸ソーダ
を得た。収率を表1に示す。 実施例3 実施例1と同様な装置を用い、p−ヒドロキシベンゼン
スルホン酸ソーダ196g(1モル)、カプリン酸クロ
リド173g(1.05モル)、トルエン550g〔フェ
ノ−ル誘導体100重量部あたり281重量部〕、反応
温度110℃で、実施例1と同様に反応を行った。収率
を表1に示す。
【0012】実施例4 実施例1と同様な装置を用い、p−ヒドロキシ安息香酸
138g(1モル)、カプリン酸クロリド230g(1.
4モル)、o−キシレン350g〔フェノ−ル誘導体1
00重量部あたり254重量部〕、反応温度110℃
で、実施例1と同様に反応を行い、p−カプロイルオキ
シ安息香酸を得た。収率を表1に示す。 実施例5 実施例1と同様な装置を用い、p−ヒドロキシ安息香酸
138g(1モル)、カプリン酸クロリド230g(1.
4モル)、カプリン酸メチルを200g〔フェノ−ル誘
導体100重量部あたり145重量部〕にし、p−カプ
ロイルオキシ安息香酸を得た。収率を表1に示す。
138g(1モル)、カプリン酸クロリド230g(1.
4モル)、o−キシレン350g〔フェノ−ル誘導体1
00重量部あたり254重量部〕、反応温度110℃
で、実施例1と同様に反応を行い、p−カプロイルオキ
シ安息香酸を得た。収率を表1に示す。 実施例5 実施例1と同様な装置を用い、p−ヒドロキシ安息香酸
138g(1モル)、カプリン酸クロリド230g(1.
4モル)、カプリン酸メチルを200g〔フェノ−ル誘
導体100重量部あたり145重量部〕にし、p−カプ
ロイルオキシ安息香酸を得た。収率を表1に示す。
【0013】比較例1 実施例1と同様な装置を用い、p−ヒドロキシベンゼン
スルホン酸ソーダ196g(1モル)、ラウリン酸クロ
リド263g(1.2モル)、o−キシレン1000g
〔フェノ−ル誘導体100重量部あたり510重量部〕
を入れ、実施例1と同様に反応を行い、p−ラウロイル
オキシベンゼンスルホン酸ソーダを得た。収率を表1に
示す。
スルホン酸ソーダ196g(1モル)、ラウリン酸クロ
リド263g(1.2モル)、o−キシレン1000g
〔フェノ−ル誘導体100重量部あたり510重量部〕
を入れ、実施例1と同様に反応を行い、p−ラウロイル
オキシベンゼンスルホン酸ソーダを得た。収率を表1に
示す。
【0014】比較例2 実施例1と同様な装置を用い、p−ヒドロキシベンゼン
スルホン酸ソーダ196g(1モル)、ペラルゴン酸ク
ロリド247g(1.4モル)、o−キシレン880g
〔フェノ−ル誘導体100重量部あたり450重量部〕
を入れ、実施例1と同様にして24時間反応を行い、p
−ペラルゴイルベンゼンスルホン酸ソーダを得た。収率
を表1に示す。
スルホン酸ソーダ196g(1モル)、ペラルゴン酸ク
ロリド247g(1.4モル)、o−キシレン880g
〔フェノ−ル誘導体100重量部あたり450重量部〕
を入れ、実施例1と同様にして24時間反応を行い、p
−ペラルゴイルベンゼンスルホン酸ソーダを得た。収率
を表1に示す。
【0015】
【表1】 表1 ─────────────────────────────────── 希釈剤 希釈剤量 収率** 反応時間 (重量部)* (重量%) (hr) 実施例1 o−キシレン 205 96 2 実施例2 ラウリン酸メチル 128 95 2 実施例3 トルエン 281 92 2 実施例4 o−キシレン 254 90 2実施例5 カプリン酸メチル 145 88 2 比較例1 o−キシレン 510 60 2比較例2 o−キシレン 450 84 24 * フェノール誘導体100重量部に対する重量部 ** 最終生成物中のフェノール誘導体エステルの含量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 303/22 C07C 303/22 309/41 7419−4H 309/41 C11D 3/395 C11D 3/395 7/54 7/54 (72)発明者 水島 直樹 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 小野 淳二 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 フェノール誘導体と直鎖脂肪酸塩化物ま
たは芳香族酸塩化物との反応を、フェノ−ル誘導体10
0重量部あたり100〜300重量部の非反応性希釈剤
中で行うことを特徴とするフェノール誘導体エステルの
製造方法。 - 【請求項2】 非反応性希釈用剤が、トルエン、キシレ
ン、メシチレン又は脂肪族カルボン酸エステルである請
求項1記載の製造方法。 - 【請求項3】 フェノール誘導体が、ヒドロキシベンゼ
ンスルホン酸、ヒドロキシ安息香酸、又はこれらの塩で
ある請求項1記載の製造方法。 - 【請求項4】 直鎖脂肪酸塩化物が、炭素数8〜12の
直鎖脂肪酸の塩化物である請求項1記載の製造方法。 - 【請求項5】 フェノール誘導体がヒドロキシベンゼン
スルホン酸又はその塩であり、脂肪酸塩化物が炭素数1
0〜12の直鎖脂肪酸の塩化物である請求項2記載の製
造方法。 - 【請求項6】 フェノール誘導体がヒドロキシ安息香酸
又はその塩であり、脂肪酸塩化物が炭素数8〜12の直
鎖脂肪酸の塩化物である請求項2記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2784495A JPH08217722A (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | フェノール誘導体エステルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2784495A JPH08217722A (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | フェノール誘導体エステルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08217722A true JPH08217722A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12232233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2784495A Pending JPH08217722A (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | フェノール誘導体エステルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08217722A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007126411A (ja) * | 2005-11-04 | 2007-05-24 | Lion Corp | ベンゾイルオキシベンゼンスルホネートの製造方法、並びに漂白剤組成物及び洗浄剤組成物 |
-
1995
- 1995-02-16 JP JP2784495A patent/JPH08217722A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007126411A (ja) * | 2005-11-04 | 2007-05-24 | Lion Corp | ベンゾイルオキシベンゼンスルホネートの製造方法、並びに漂白剤組成物及び洗浄剤組成物 |
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