JP2004525403A5 - - Google Patents

Claims (5)

1. 光学的に厚い層によって結合された連続光学層、交互の多種多様な材料Ａ、Ｂから構成される光学層の少なくとも第１の有効な光学パケットを含む光学体であって、
   上記光学層が、上記第１の有効な光学パケットの１端から計算すると、それぞれが７Ａ１Ｂ１Ａ７Ｂ１Ａ１Ｂの第１の環状順列の相対的な光学厚さで配置された６つの光学層を有する複数の単位セルを形成し、
   垂直入射時に上記第１の有効な光学パケットが、赤外波長における反射帯を提供し、実質的に可視波長での光を透過し、
   上記材料Ａ、Ｂが少なくとも１つの面内軸に沿ってｎ _Ａ ＞ｎ _Ｂ の関係を満たす屈折率を有し、また、上記第１の有効な光学パケットを結合する上記光学的に厚い層が少なくとも１つの面内軸に沿って屈折率ｎ _Ｃ を有し、
   上記光学体が、可視波長領域における透過率変動性をあらわし、
   上記第１の有効な光学パケットの一端に配置された第１の光学層と、上記第１の有効な光学パケットの他端に配置された第２の光学層とが、上記透過率変動性を最小に抑制するために、６つの光学層７Ａ１Ｂ１Ａ７Ｂ１Ａ１Ｂの列から選択される、ことを特徴とする光学体。
2. 光学スタックを含むフィルムであって、光学スタックが同様の設計の単位セルの連続配置を有する少なくとも１つの有効な光学パケットを含み、少なくとも１つの有効な光学パケットが各単位セルが少なくとも第１および第２の多種多様な材料の２つを超える光学層を有する第１の有効な光学パケットを含み、かかる光学層がパケット内でパケットの平面に対して、偽対称、逆対称、および逆偽対称からなる群から選択される特性を示すように配置される、ことを特徴とするフィルム。
3. 上記第１の有効な光学パケット内のそれぞれの単位セルが約７Ａ１Ｂ１Ａ７Ｂ１Ａ１Ｂ又はその環状順列の相対的な光学厚さの６つの光学層を有する、ことを特徴とする請求項２記載のフィルム。
4. 赤外領域内で反射する多層フィルム内のスペクトルの可視領域における透過率変動性を制御する方法であって、多層フィルムが単位セル内に配置された光学層の少なくとも第１の有効な光学パケットを有し、かかる単位セルが２つを超えるかかる層から構成され、可視波長領域における透過率変動性を制御するために、単位セル内の２つを超える光学層の中から第１の有効な光学パケットの第１の端に配置された第１の光学層を選択するステップを有する、ことを特徴とする方法。
5. 上記単位セルが、交互の材料Ａ，Ｂの６つの光学層から構成されるとともに、該６つの光学層が、７Ａ１Ｂ１Ａ７Ｂ１Ａ１Ｂ又はその環状順列の相対的な光学厚さを有する、ことを特徴とする請求項４記載の方法。