JP2004502803A - 両方とも硬いポリスチレンブロックおよび低ビニル含量ポリジエンブロックを含有するブロック共重合体 - Google Patents
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Abstract
Description
発明の分野
本発明は、改良したブロック共重合体に関する。より詳細には、本発明は、両方とも硬いポリスチレンブロックおよび低ビニル含量ポリジエンブロックを有し、有機溶媒に対する改良された耐性を与えるブロック共重合体を対象とする。
【0002】
発明の背景
スチレンと共役ジエン(たとえばブタジエンおよびイソプレン等)のブロック共重合体はよく知られている。そのようなブロック共重合体は、しばしば選択的に水素添加(水添)されて、その結果それらはポリスチレンのブロックと水添ポリジエンのブロックを含有している。これらのポリマーの最も普通の配置は、一般構造A−B−A(ただし、Aはそれぞれスチレンポリマーのブロックであり、Bは共役ジエンポリマーのブロックである)である。これらのポリマーは一般に熱可塑性エラストマーと呼ばれるが、それは、それらが軟化点より下では加硫ゴムのように挙動するが軟化点より上では熱可塑性溶融体としてふるまい、さらに、そのような溶融温度まで昇温しその後冷却した後においてもなお、これらのポリマーはエラストマーの性質を取り戻すためである。これらのポリマー中のポリジエンのブロックをつくるために使用するジエンは、比較的高いビニル含量、すなわち、少なくとも約25重量%、好ましくは約重量40%を有さなければならない。なぜなら、ビニル含量がそれより少ない場合は、ポリマーを水添したとき、ポリジエンのブロックが事実上十分にはエラストマー状ではないためである。
【0003】
これらのポリマーは、強度特性および上記のエラストマー特性を含む幅広い様々な優れた物理的特性を示す。しかしながら、それらには一定の限定的な特質があり、その最も重大なものは有機溶媒、特に比較的揮発性の炭化水素に対するそれらの感度である。そのような溶媒と接触することによって、そのときの溶媒の状況および種類並びにそのようにさらされる個々のブロック共重合体に依存して、ポリマーの溶解または少なくとも望ましくはない激しい膨潤が引き起こされる。これらのブロック共重合体の用途を拡大するために、この溶媒感度を除去または最小化することが大いに望まれる。
【0004】
溶媒の攻撃に対する改良された耐性を示すわずかに異なるポリマーをつくる試みがなされてきた。公開特許公報JP06306127は、80%を超えるビニル含量を有し、数平均分子量が3,000〜30,000のポリブタジエンのブロック、40%を超えるビニル含量を有し、数平均分子量が30,000〜200,000のイソプレンもしくはイソプレン−ブタジエンのブロック、および分子量が40,000〜300,000の芳香族ビニル炭化水素(スチレン)のブロックを含む耐油性水添ブロック共重合体について記載している。これらのポリマーは、高ビニル含量ブロックまたはイソプレン−ブタジエンの混合ブロックが溶媒の存在中では何らの物理的強化も提供しないために不都合がある。公開特許公報06306128は、Aブロックが80%より多いビニル含量及び3,000〜30,000の数平均分子量を有するブタジエンのブロックであり、Bブロックが40%より多いビニル含量及び30,000〜200,000の数平均分子量を有するイソプレンまたはイソプレン−ブタジエンのブロックである、分子量が40,000〜300,000であるA−B−A構造の耐油性水添ブロック共重合体について記載している。これらのポリマーは、Aブロックの分子量が20,000〜30,000はないと非常に軟弱であり、極めて高い溶液粘度を有するために製造が非常に困難であり、また一方高ビニル含量ブロックが溶媒の影響に対する何らの物理的耐性も提供しないため弱点がある。
【0005】
米国特許第3,670,054号は、C−A−B−A−Cを有する溶媒感度の低い水添ブロック共重合体について記載しており、各Aは7,500〜100,000の分子量を有する芳香族ビニル炭化水素(スチレン)のブロックであり、Bは25,000〜200,000の分子量を有し、35〜55%のビニル含量を有するエラストマー状共役ジエンポリマーのブロックであり、各Cは1,000と15,000の間の分子量を有し、25重量%未満のビニル含量を有するポリブタジエンのブロックである構造を有する。これらのポリマーは、それらが工程および製造の途中で分子の両末端のブロックが結晶化することによって容易にゲル化するために弱点がある。
【0006】
発明の概要
本発明は、前記の弱点を克服した、溶媒感度の低いブロック共重合体を提供する。本発明の1つの実施形態においては、構造A−B−C−Aの非対称のブロック共重合体であって、各Aブロックが芳香族ビニル炭化水素、好ましくはスチレンから形成されていて、5,000〜50,000、好ましくは7,500〜50,000の重量平均分子量を有しており、Bが1,000〜15,000の重量平均分子量および25重量%未満のビニル含量を有するポリブタジエンのブロックであり、Cが25,000〜200,000の重量平均分子量を有するエラストマー状共役ジエンポリマーのブロックであって、30〜90重量%、好ましくは35〜80重量%、最も好ましくは35〜70重量%のビニル含量を有する、ブロック共重合体が提供される。本発明の第2の実施形態においては、式A−B−C−B−Aの水添ブロック共重合体(ただし、A、BおよびCは上で示した定義を有する)が提供される。
【0007】
発明の詳細な説明
「ビニル含量」の用語は、共役ジエンが1,2−付加によって重合することを意味する(ブタジエンの場合であって、イソプレンの場合それは1,2−付加または3,4−付加である)。純粋な「ビニル」基は1,3−ブタジエンの1,2−付加重合の場合にのみ生成するが、イソプレンの1,2−付加または3,4−付加(および他の共役ジエンの類似の付加)のブロック共重合体の最終的性質に対する効果は類似のものとなる。「ビニル」の用語は、ポリマー鎖に垂れ下がったビニル基が存在するときに適用する。本明細書での目的は、結晶性を抑える分子鎖の枝分かれとそれによる構造の不規則性を導入することである。
【0008】
これらの新規なブロック共重合体の末端ブロックは、スチレンポリマーのブロックである。α−メチルスチレン、様々なアルキル置換スチレン、アルコキシ置換スチレン、ビニルナフタレン、ビニルトルエンその他を含む他の芳香族ビニル炭化水素はスチレンの代わりに使用することができ、特に本発明に含まれる。本明細書で使用するブタジエンは、ビニル含量が低いポリマーのブロックを生成しなければならない。換言すると、ブタジエンの1,2−付加は25重量%未満、好ましくは1〜10%であるべきである。ポリブタジエンブロックのビニル含量が25%より少ない場合、それが水添されるとポリエチレンと非常によく似た硬くて結晶性のブロックを生成する。それは比較的溶媒の攻撃に対して耐性があり、以下でより詳細に明らかにするようにこの点で全体としてポリマーに役立つ。本発明において水素添加される内側のエラストマー状Cブロックに使用する共役ジエンは、比較的ビニル含量の高いポリマーブロックを生成しなければならない。ブタジエンの1,2−付加またはイソプレンの1,2−付加または3,4−付加の百分率は、30〜90%、好ましくは35〜80%、最も好ましくは35〜70%の範囲でなければならない。なぜなら、この範囲において、このポリマーブロックは事実上エラストマー状であり、したがって、ポリマーそれ自体にそのエラストマー特性を付与するからである。
【0009】
従来技術のスチレン−水添ジエン−スチレンのブロック共重合体により示される強度は、ポリマー中に形成されるポリスチレンの「ドメイン」の存在によって理論上は説明される。異なる分子からのポリスチレンブロックが共に会合しこの物理的橋かけがスチレン系ブロック共重合体における強度の機構を提供する。しかしながらこれらのポリスチレンのドメインは事実上ガラス状である。そのためそれらは溶媒によって膨潤および溶解されやすい。ガラス状ポリスチレンドメイン中の溶媒は、少量であっても物理的強度の顕著な減少をもたらす。このような強度を形成するドメインが可塑化されたものとなる。
【0010】
結晶性ポリマーは溶媒による溶解に対して耐性があることが知られている。ポリエチレンのような部分結晶性ポリマーの非晶質部分は溶媒により膨潤するが、結晶質部分はその構造状態および強度を失わせるためには加熱が必要である。
【0011】
しかしながら、結晶性ポリマーは溶媒存在中で強度があるために操作が困難であり得る。末端に結晶性のブロックを有するブロックポリマーの場合、この困難はきびしいものであり得る。溶媒中で重合または操作している途中で末端ブロックが結晶化しゲル化に至ることがあり得る。
【0012】
本発明のポリマーは、ポリマーの固有の結晶性により高い耐溶媒性を示し、一方で優れた溶媒操作特性を維持している。
【0013】
上で述べたように、本発明のポリマーは、A−B−C−AまたはA−B−C−B−Aの構造を有する。Aブロックはポリスチレンまたは他のいずれかの芳香族ビニル炭化水素で形成されており、5,000〜50,000、好ましくは7,500〜50,000、好ましくは7,500〜30,000の重量平均分子量を有する。重量平均分子量がそれより低い場合は、ポリスチレンドメインは十分な強度を持たず、重量平均分子量がそれより高い場合は、加工時の粘度が極端に高いものとなり得る。Bブロックは、1,000〜15,000の重量平均分子量を有する低ビニル含量のポリブタジエンブロックである。重量平均分子量がそれより低い場合は、この結晶性ブロックの融点および強度が低過ぎ、重量平均分子量がそれより高い場合は、ゲル化によって加工が困難という結果となり得る。Cブロックは、25,000〜200,000の重量平均分子量を有する前述のエラストマー状共役ジエンポリマーのブロックである。重量平均分子量がそれより低い場合は、ポリマーは十分にゴム状でない可能性があり、重量平均分子量がそれより高い場合は、加工時の粘度が極端に高いものとなり得る。
【0014】
線状ポリマーまたは結合前星型ポリマーのアームであるモノ−、ジ−、トリブロック等の結合していないポリマー線状部分の分子量は、システムとして適切に較正したゲル浸透クロマトグラフィ(GPC)により測定するのが便利である。アニオン重合した線状ポリマーについては、そのポリマーは本質的に単分散(重量平均分子量/数平均分子量比が1に近い)であり、観察される狭い分子量分布の「ピーク」(時には「見かけ」とも称する)の分子量を報告するのが便利であり適切な記述でもある。通常、そのピークの値は数平均と重量平均の間にある。ピーク(または見かけ)の分子量は、クロマトグラフ上に示される主要部をなす種類の分子量である。単分散ポリマーについてはクロマトグラフから重量平均分子量を計算して使用すべきである。GPCのカラムに使用する材料については、スチレン−ジビニルベンゼンのゲルまたはシリカゲルが通常使用され、非常にすぐれた材料である。本明細書に記載するタイプのポリマーに対してはテトラヒドロフランが非常にすぐれた溶媒である。屈折率検知器を使用することができる。
【0015】
リチウム開始剤による共役ジエン炭化水素のアニオン重合は、よく知られており、米国特許第4,039,593号および再発行特許明細書第27,145号に記載されており、その記述は参照により本明細書に組み込まれている。重合は、各リチウムの部位でリビングポリマーのバックボーンを築くモノリチウム、ジリチウム、またはポリリチウム開始剤を用いて開始する。重合した共役ジエン炭化水素を含有する一般的なリビングポリマーの構造は、
X−B−Li
X−A−B−Li
X−A−B−A−Li
Li−B−Y−B−Li
Li−A−B−Y−B−A−Li
であり、式中、Bは、ブタジエンまたはイソプレン等の1つまたは複数の共役ジエン炭化水素の重合単位を示し、Aは、スチレン等の1つまたは複数の芳香族ビニル化合物の重合単位を示し、Xは、s−ブチルリチウム等のモノリチウム開始剤の残基であり、Yは、s−ブチルリチウムとm−ジイソプロペニルベンゼンのジアダクト等のジリチウム開始剤の残基である。いくつかの構造、たとえば、ポリリチウム開始剤またはスチレンと共役ジエンの無作為な単位と関係するものは、当技術分野で知られてはいるが一般に実際に使用するには限界がある。
【0016】
共役ジエン炭化水素のアニオン重合では、一般に、所望量の1,2−付加を得るためにジエチルエーテルまたはエチルグライム(1,2−ジエトキシエタン)等の構造調節剤を用いて調整される。引用により本明細書に組み込んだ再発行米国特許明細書第27,145号に記載されているように、ブタジエンのポリマーまたは共重合体の1,2−付加の水準は水添後のエラストマー特性に大きく影響し得る。ミクロ構造調節剤がないと一般的なアニオン重合条件が与えるブタジエンの1,2−付加は7〜10%である。ブタジエンポリマーの1,2−付加は上で述べたようにポリマーに驚くほど著しく影響する。最終溶液中に約6体積%のジエチルエーテルまたは約200ppmのエチルグライムを含む50℃の重合の間に約40%の1,2−付加が達成される。最終溶液中に約250ppmのオルト−ジメトキシベンゼン(ODMB)を存在させることにより、約47%の1,2−付加(本発明の範囲内)が重合の間に達成される。最終溶液中に約300ppmの1,2−ジエトキシプロパン(DEP)を存在させることにより、約78%の1,2−付加(本発明の範囲内)が重合の間に達成される。
【0017】
ポリジエンブロックのミクロ構造は、水添ポリジエンブロックの性質に大きく影響する。ビニル含量が低いと大濃度のジエンが1,4−(頭部対尾部)配向の重合を繰り返す。これが水添されるとそれはポリエチレンに似ており結晶性ポリエチレンの特質を有する。ポリエチレン状の結晶濃度は、1,2−付加(すなわち、ビニル濃度)が増加すると共に減少し、約55%より上のビニル含量で0となる。
【0018】
一般に、本発明において有用なポリマーは、1つのモノマーまたは複数のモノマーを有機アルカリ金属化合物と適当な溶媒中で−150℃〜300℃の範囲内の温度で、好ましくは0℃〜100℃の範囲内の温度で接触させることによって製造することができる。特に効果的な重合開始剤は、一般式:
RLi
を有する有機リチウム化合物である。ただし、Rは、1〜20の炭素原子を有する、脂肪族、脂環式、アルキル置換脂環式、芳香族、またはアルキル置換芳香族の炭化水素基である。
【0019】
適当な溶媒としては、ポリマーの溶液重合に有用なものが含まれ、脂肪族、脂環式、アルキル置換脂環式、芳香族、およびアルキル置換芳香族の炭化水素、エーテルおよびそれらの混合物が挙げられる。適当な溶媒としては、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、その他等の脂肪族炭化水素、シクロヘキサン、シクロヘプタン、その他等の脂環式炭化水素、メチルシクロヘキサン、メチルシクロヘプタン、その他等のアルキル置換脂環式炭化水素、ベンゼン等の芳香族炭化水素、およびトルエン、キシレン、その他等のアルキル置換芳香族炭化水素、およびテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジ−n−ブチルエーテル、その他等のエーテルが挙げられる。
【0020】
これらポリマーの水添は、ラネーニッケル、貴金属(たとえば、白金、パラジウムその他)、および可溶性遷移金属触媒等の触媒存在中の水添を含む十分に確立されている様々な方法により実施することができる。使用することができる適当な水添法は、ジエン含有ポリマーまたは共重合体をシクロヘキサン等の不活性炭化水素希釈剤中に溶解し、可溶性水添触媒が存在する中で水素と反応させることにより水添する方法である。そのような方法は、米国特許第3,113,986号、同第4,226,952号、および再発行特許明細書第27,145号に開示されており、それらは引用により本明細書に組み込まれる。ポリマーは、水添前の元の不飽和含量の約1パーセント未満、好ましくは、できるだけ0パーセントに近い残留不飽和含量をポリジエンブロック中に有する水添ポリマーを生成するようなやり方で水添する。引用により本明細書に組み込まれている米国特許第5,039,755号に開示されているようなチタン触媒もまた、水添の工程で使用することができる。
【0021】
本発明のポリマーは、伝統的に熱可塑性エラストマーを用いて製造する配合物に有用である。そのような配合物としては、ブロック共重合体と、ブロック共重合体の100重量部当り0〜300重量部(pbw)の、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、ポリブチレン、およびポリ(エチレン−α−オレフィン)共重合体からなる群から選択されるポリマーと、0〜400pbwの油とを含む組成物が挙げられる。
【0022】
生のゴムを超える配合ゴムの利点は、ポリプロピレン等の半結晶性ポリマーを使用することによって幾分かの耐溶剤性が得られることである。しかしながら、上で記した従来のブロック共重合体は、上で述べたように、依然としてポリスチレンブロックのところが油や溶媒等によって攻撃され得る。その結果、これらのポリマーを用いて製造した配合物は、配合物をこれらの化学品にさらさなければならない多くの用途に対して適切ではなかった。従来のブロック共重合体の代わりに本発明のブロック共重合体を使用すると、これらの配合物は、硬度と物理的特性が同等の在来のブロック共重合体と比較して改良された耐化学品を示す。改良点には重量増加の減少および強度保持性の増大が含まれる。これらの配合物はまた、取り扱いおよび操作が容易である。
【0023】
実施例
分子量はすべて重量平均である。
【0024】
実施例1
以下の手順に従いポリマーSPEEB−1を製造した。シクロヘキサン896グラムを、1,400ccのブッチ(Buchi)反応器に入れ、続いてスチレン45グラムと、次いでn−ブチルリチウム6.42mmを加え、次いでこの混合物をシクロヘキサンで4.3ml/30mlの比率で希釈した。その混合物を50℃に1/2時間加熱し、次いでブタジエン19.28グラムをその混合物に入れ、次いで60℃に1/2時間加熱した。
【0025】
次に、ミクロ構造調節剤ODMBを添加した。溶液全体の500ppm(10重量%溶液の7ml)と、次いでブタジエン160グラムを反応器に入れた。60℃で30分間の重合を行い、ポリスチレン−低ビニル含量ポリブタジエン(LVB)−高ビニル含量ポリブタジエン(HVB)のリビングポリマーを製造した。
【0026】
このポリマーを次いで安息香酸メチルを加えて70℃で1時間結合した。そのポリマーは次いでメタノールで化学量論的に停止させた。GPC分析により結合ポリマー(ポリスチレン−低ビニル含量ポリブタジエン−高ビニル含量ポリブタジエン−低ビニル含量ポリブタジエン−ポリスチレン)の分子量が、8,000−3,000−70,000−3,000−8,000であり、ポリマーは58%が結合したことが示された。全ビニル含量は、NMRにより33%と測定された。低ビニル含量ブロックのビニル含量は、採用した反応条件から予想される8%とみなした。高ビニル含量ブロックのビニル含量は、そのため36%であるものと計算した。
【0027】
ポリマーと溶媒のその混合物を固形分重量15%に希釈し、この溶液の600グラムを水添反応器に入れた。その溶液を窒素で1/2時間パージした後、6,700ppmのニッケルを含有するニッケルオクトエート/トリエチルアルミニウム水添触媒を室温で加えた。その混合物を水素で5分間パージした後、1リットルのオートクレーブ反応器中で90℃に加熱した。その時間はすべて混合物を攪拌した。
【0028】
50ppmの触媒を室温で加え、別の50ppmを1/2時間後84℃で加え、さらに別の50ppmを、加熱を継続しながら加えた。さらに半時間後、別の50ppmを加えた。さらに15分後、100ppmの触媒を加えた。それからさらに20分の加熱の後、全体の転化率は99%であった。混合物を反応器から出し、メタノール、水、および濃塩酸で抽出した。水を分離し、混合物をイソプロピルアルコールで凝結させ、次いで50℃の真空オーブン中で乾燥してポリマーを取り出した。
【0029】
SPEEB−2ポリマーを同様の手順に従って製造した。それは、S−LVB−HVB−LVB−Sのブロックで9−8−104−8−9の分子量を有しており、65%が結合していた。全ビニル含量は、NMRにより48%と測定された。LVBブロックのビニル含量は、採用した反応条件から予想される8%とみなした。HVBブロックのビニル含量は、そのため54%であるものと計算した。
【0030】
SPEEB−3は、それは本発明の範囲内であるが非対称のポリマーであるため少し違えて製造した。結合のステップはなく、それぞれのブロックは、連続してアニオン重合した。それはS−LVB−HVB−Sの構造を持ち、6,000−11,000−40,000−6,000の分子量を有した。LVBブロックのビニル含量は、採用した反応条件から予想される8%とみなした。HVBブロックのビニル含量は、採用した反応条件から予想される40%とみなした。全ビニル含量は、そのため33%であるものと計算される。
【0031】
表1は、各SPEEBポリマーの分子特性および引っ張り強度の比較を示し、それらをいくつかの市販のスチレン−ブタジエン−スチレンの水添ブロック共重合体と比較している。
【0032】
【表1】
【0033】
実施例2
この実施例で評価したブロック共重合体を表2に記載する。SPEEB−4,5,及び6のポリマーは、上に記したものと同様の手順に従って製造したものである。ポリマー4は、市販されている水添SBSブロック共重合体である。
【0034】
【表2】
【0035】
ポリマーは、他の材料と合わせて使用し配合物を作製した後、様々な物理的特性について比較した。配合物に使用したその他の材料は、メルトフローインデックスが5のポリプロピレンホモポリマーであるPPと、Penreco社製の低揮発性パラテニック(parathenic)鉱物油であるDRAKEOL(登録商標)34オイルと、チバガイギー社製のIRGANOX(登録商標)1010酸化防止剤と、プロピアネートである相乗的酸化防止剤のDLTDPとである。その調合物はすべて、ブロック共重合体、鉱物油、およびポリプロピレンからなる単純な三元ブレンド物であった。その調合物は、100重量部のブロック共重合体と、100重量部のブロック共重合体当り50、100、または150重量部の油と、100重量部のブロック共重合体当り34重量部のポリプロピレンと、0.2重量部のIRGANOX(登録商標)1010酸化防止剤と、0.5重量部のDLTDPとを含有した。
【0036】
各調合物の乾燥成分を計量し、予備混合器に入れた。油は混合器が始動すると同時に加え、混合物が指触で乾燥するまで約3〜4分間攪拌を続けた。その乾燥混合物はその後同時回転するツインスクリュー押出機(直径30mmのスクリュー)を用いて混ぜ合わせた。押出されたストランドを冷水浴中で冷却し、粒状化した。粒状化した配合物を100トンの往復スクリュー射出成形機中で5.0×6.0×0.125インチの試験板に成形した。試験片はすべてASTM法に従って射出成形した板から切り出した。引張り特性は、成形方向(MD、ポリマーの流れと平行方向)と成形方向と垂直方向(PMD、ポリマーの流れと直角方向)の両方で測定した。耐薬品性試験は、MDで切断した引っ張りの試験片についてのみ実施した。
【0037】
耐薬品性は、試験片を以下の2つの液体中に特定の条件で沈めることによって評価した。
【0038】
【表3】
【0039】
引張り特性および質量の変化を、ASTM D47−1−79の手順に従って測定した。引張り変化および質量変化の測定にはC型ダイのダンベル試験片を使用した。各配合物について5個のダンベルを鋼製の箔により分離されているガラスの広口瓶に入れた。その広口瓶に試験用液体を満たしそれでダンベルを完全に沈めた。浸漬時間が終了したところでダンベルを広口瓶から取り出し冷却させた。アセトンに浸して毛羽のないペーパータオルで軽く乾かした後、重量特性と引張り特性を測定した。結果を表4に示す。
【0040】
【表4】
【0041】
これらの結果は、本発明のポリマーが、溶媒中の低い重量増加と、水添した低ビニル含量のブロックを含有しないブロック共重合体よりも優れた力学的特性の保持率とを有することを示している。
Claims (10)
- 式構造A−B−C−Aのブロック共重合体であって、各Aブロックが芳香族ビニル炭化水素、好ましくはスチレンから形成されていて、5,000〜50,000の重量平均分子量を有しており、Bが1,000〜15,000の重量平均分子量および25重量%未満のビニル含量を有するポリブタジエンのブロックであり、Cが25,000〜200,000の重量平均分子量を有するエラストマー状共役ジエンポリマーのブロックであり、35〜90重量%のビニル含量を有する、該ブロック共重合体。
- 配合物であって、請求項1に記載のブロック共重合体100部と、ポリオレフィン0〜300重量部と、油0〜400重量部とを含む配合物(ただし、ポリオレフィンと油の量は両方とも0であることはない)。
- ブロックAの重量平均分子量が7,500〜30,000である請求項1に記載のブロック共重合体。
- ブロックCのビニル含量が35〜80重量%である請求項1に記載のブロック共重合体。
- ブロックCのビニル含量が35〜70重量%である請求項4に記載のブロック共重合体。
- 式A−B−C−B−Aのブロック共重合体であって、各Aブロックが芳香族ビニル炭化水素、好ましくはスチレンから形成されていて、5,000〜50,000の重量平均分子量を有しており、Bが1,000〜15,000の重量平均分子量および25重量%未満のビニル含量を有するポリブタジエンのブロックであり、Cが25,000〜200,000の重量平均分子量を有するエラストマー状共役ジエンポリマーのブロックであり、35〜90重量%のビニル含量を有する、該ブロック共重合体。
- 配合物であって、請求項6に記載のブロック共重合体100部と、ポリオレフィン0〜300重量部と、油0〜400重量部とを含む配合物(ただし、ポリオレフィンと油の量は両方とも0であることはない)。
- ブロックAの重量平均分子量が7,500〜30,000である請求項6に記載のブロック共重合体。
- ブロックCのビニル含量が35〜80重量%である請求項6に記載のブロック共重合体。
- ブロックCのビニル含量が35〜70重量%である請求項9に記載のブロック共重合体。
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