JP2004362814A - コネクタ及び端子金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧入した端子金具を確実に抜止めする。
【解決手段】圧入された端子金具20に抜け方向の力が作用しても、密着部24と圧入孔11の内壁11aとの間に摩擦抵抗が生じるとともに、圧入孔11の内壁11aに対して食い込み部25が食い込み、さらに圧入孔11の内壁11aのうち凹部25内に入り込んだ部分11bが食い込み部25に引っ掛かることにより、端子金具20は確実に抜止めされる。圧入の初期は、内壁11aに対し、直線状の密着部24が摺接するので、突起状部分が食い込みつつ移動する場合に比べて、抵抗が軽減される。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハウジングに端子金具を圧入してなるコネクタ及びハウジングに圧入される端子金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば基板用コネクタの場合、図12〜図14に示すように、合成樹脂製のハウジング100に圧入孔101を貫通して形成しておき、その圧入孔101に細長い端子金具102を圧入した構造がとられる。圧入されるときに端子金具102はその側縁部103で圧入孔101の内壁を押し広げるため、その圧入孔101の内壁がその復元力によって端子金具102の側縁部103を押圧し、その押圧力に起因する摩擦抵抗によって端子金具102が抜止めされる。
【0003】
尚、端子金具を圧入する構造のコネクタとしては、特許文献1に記載されているもの等がある。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−37050号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のコネクタでは、端子金具102の側縁部103が圧入方向と平行な直線状をなしており、端子金具102の抜止めが、圧入孔101の内壁と側縁部103との間の摩擦抵抗のみによって行われていた。そのため、端子金具102に抜け方向(圧入方向とは反対方向)の外力が作用した場合に、端子金具102が位置ずれしたり抜けたりすることが懸念される。
【0006】
本願発明は上記事情に鑑みて創案され、端子金具を確実に抜止めすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、合成樹脂製のハウジングに形成した圧入孔に端子金具を圧入することで、前記端子金具が前記ハウジングに組み付けられているコネクタにおいて、前記端子金具の側縁部には、圧入方向と略平行をなすとともに圧入動作に伴なって前記圧入孔の内壁を押し広げる直線状の密着部と、前記密着部に対して圧入方向後方に位置し、圧入動作に伴なって前記圧入孔の内壁に食い込む突起状の食い込み部とが形成されている構成とした。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記端子金具の側縁部には、前記食い込み部の後端に連なる凹部と、この凹部の後端に連なる押込部とが形成され、圧入の過程では、前記圧入孔の内壁のうち前記食い込み部の通過後に前記凹部内に入り込んだ部分の一部が、前記押込部で押されることにより前記凹部内に留まったまま変形させられる構成とした。
請求項3の発明は、合成樹脂製のハウジングに形成した圧入孔に端子金具を圧入することで、前記端子金具が前記ハウジングに組み付けられているコネクタにおいて、前記端子金具の側縁部には、圧入動作に伴なって前記圧入孔の内壁に食い込む突起状の食い込み部と、この食い込み部の後端に連なる凹部と、この凹部の後端に連なる押込部とが形成され、圧入の過程では、前記圧入孔の内壁のうち前記食い込み部の通過後に前記凹部内に入り込んだ部分の一部が、前記押込部で押されることにより前記凹部内に留まったままで変形されられる構成とした。
【0009】
請求項4の発明は、合成樹脂製のハウジングに形成した圧入孔に圧入されることで、前記ハウジングに組み付けられる端子金具において、圧入方向に沿った側縁部には、圧入方向と略平行をなすとともに圧入動作に伴なって前記圧入孔の内壁を押し広げる直線状の密着部と、前記密着部に対して圧入方向後方に位置し、圧入動作に伴なって前記圧入孔の内壁に食い込む突起状の食い込み部とが形成されている構成とした。
【0010】
請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記側縁部には、前記食い込み部の後端に連なる凹部と、この凹部の後端に連なる押込部とが形成され、圧入の過程では、前記圧入孔の内壁のうち前記食い込み部の通過後に前記凹部内に入り込んだ部分の一部が、前記押込部で押されることにより前記凹部内に留まったまま変形させられる構成とした。
請求項6の発明は、合成樹脂製のハウジングに形成した圧入孔に圧入されることで、前記ハウジングに組み付けられる端子金具において、圧入方向に沿った側縁部には、圧入動作に伴なって前記圧入孔の内壁に食い込む突起状の食い込み部と、この食い込み部の後端に連なる凹部と、この凹部の後端に連なる押込部とが形成され、圧入の過程では、前記圧入孔の内壁のうち前記食い込み部の通過後に前記凹部内に入り込んだ部分の一部が、前記押込部で押されることにより前記凹部内に留まったままで変形されられる構成とした。
【0011】
【発明の作用及び効果】
[請求項1及び請求項4の発明]
圧入された端子金具に抜け方向の力が作用しても、密着部と圧入孔の内壁との間の摩擦抵抗、及び圧入孔の内壁に対する食い込み部の食い込みによって、端子金具は確実に抜止めされる。また、圧入の初期においては、圧入孔の内壁に対し、圧入方向と略平行な直線状の密着部が摺接するようになっているので、突起状部分が圧入孔の内壁に食い込みつつ移動する場合に比べて、圧入抵抗が低減される。
【0012】
[請求項2及び請求項5の発明]
凹部内に入り込んだ内壁は、食い込み部の通過後に樹脂の有する復元力によって膨出した部分だけでなく、この膨出部分の一部を押込部の押し込みにより強制的に変形させつつ凹部内に押し込んだ部分も含まれているので、食い込み部に対する内壁の係止代が大きく確保され、高い抜止め機能が発揮される。
[請求項3及び請求項6の発明]
端子金具が正規の位置まで圧入された状態では、圧入孔の内壁のうち食い込み部が通過した直後の部分が、樹脂の有する復元力によって凹部内に入り込むように膨出し、この凹部内への膨出部分が、食い込み部に対して圧入方向後方から係止してストッパの機能を発揮することにより、端子金具が抜け止めされる。しかも、凹部内に入り込んだ内壁は、食い込み部の通過後に樹脂の有する復元力によって膨出した部分だけでなく、この膨出部分の一部を部分押込部の押し込みにより強制的に変形させつつ凹部内に押し込んだ部分も含まれているので、食い込み部に対する内壁の係止代が大きく確保され、高い抜止め機能が発揮される。
【0013】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図5を参照して説明する。
本実施形態のコネクタAは、例えば基板用コネクタとして用いられるものであり、合成樹脂製のハウジング10に圧入孔11を前後方向に貫通して形成し、その圧入孔11に端子金具20を貫通しつつ圧入することによって構成される。尚、以下の説明において前後後方については、圧入孔11に対する端子金具20の圧入方向と同じ方向を前方とし、これとは逆の抜け方向を後方とする。
【0014】
圧入孔11は、一定の幅寸法(図3における上下方向の寸法)であって、左右内壁11a(図3における上側及び下側の壁)は圧入方向と平行な直線(平坦)状に形成されている。尚、ハウジング10の前面(図3における左側の面)には、例えばポッティング材を充填するため等に用いられる凹み空間12が形成されている。一方、ハウジング10の後面には収容空間13が形成され、この収容空間13の奥端面は前止まり面14となっている。
【0015】
端子金具20は、全体として圧入方向と平行に細長く、幅方向において対称な形状をなしている。端子金具20の圧入方向前端部は、例えば相手側端子(図示せず)に接続される第1接続部21とされ、後端部は例えば回路基板(図示せず)に接続される第2接続部22となっている。
端子金具20の長さ方向における略中央部分には、両接続部21,22よりも幅広であって、圧入孔11に無理嵌めされる圧入部23が形成されている。圧入部23の左右両側縁部には、その圧入方向前方側から後方側に向かって順に、密着部24、食い込み部25、凹部26、及び押込部27が形成されている。
【0016】
密着部24は、その外側縁24aが端子金具20の圧入方向と略平行な直線状をなしていて、密着部24における圧入部23の幅(左右両密着部24の外側縁24a間の寸法)は、端子金具20を圧入する前における圧入孔11の内壁11a間の寸法よりもやや広く設定されている。また、密着部24は圧入部23の略前半部分を占める長さを有している。尚、密着部24の前端(圧入部23の前端)には、第1接続部21側に向かって幅狭となるテーパ部24bが連続して形成されている。
【0017】
食い込み部25は、密着部24の後端に連なるように形成され、食い込み部25の外側縁は、密着部24の外側縁に対し後方に向かって外側方へ斜めに(圧入方向に対して10°程度の小さい角度で)直線状に延びている。つまり、食い込み部25は密着部24に対して略三角形状に突出する形態であり、圧入部23のうち食い込み部25の形成領域は後方に向かって次第に幅広となる。したがって、圧入孔11の内壁11aに対する食い込み部25の食い込み量は、密着部24の食い込み量よりも大きくなる。また、食い込み部25の後端部は、その外側縁から後縁に亘って略弧状をなす弧状部25aとなっている。
【0018】
凹部26は、食い込み部25に対して端子金具20の幅方向中心側(内側)へ切欠した形態とされ、圧入部23における凹部26の形成領域における最小幅寸法(凹部26のうち最も凹んだ部分の幅寸法)は、圧入孔11の内壁11a間の寸法よりも小さい寸法とされている。この凹部26の前側の内縁は、食い込み部25の弧状部25aの後縁に連なっており、この連なり部の縁部は、圧入方向に対して略直角をなしている。
【0019】
押込部27は、その外側縁27aが端子金具20の圧入方向と略平行な直線状をなしていて、押込部27における圧入部23の幅(左右両押込部27の外側縁間の寸法)は、上記食い込み部25の形成領域における最大幅と同じ寸法であって、圧入孔11の内壁11a間の寸法よりも広い寸法に設定されている。また、押込部27の前後長は密着部24の前後長よりも短い。かかる押込部27の前端部は略直角に角付けされたエッジ部28となっている。このエッジ部28の前縁は、その外側縁(圧入方向)に対して略直角をなし、凹部26の後端の内縁に連なっている。
【0020】
尚、圧入部23の後端には、押込部27よりも幅広であって前縁が圧入方向に対して略直角をなす前止まり部29が形成されている。端子金具20が正規位置まで圧入孔11に圧入されると、前止まり部29の前縁がハウジング10の前止まり面14に突き当たり、これによって、端子金具20のそれ以上の圧入動作が規制されるようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
ハウジング10に端子金具20を組み付ける際には、第1接続部21を先に向けて(前向きにとして)端子金具20を圧入孔11に後方から差し込む。すると、テーパ部24bの後端が圧入孔11の入口(後端縁)に当接したところで抵抗が発生するから、これ以降は、、強い力で端子金具20を押し込み、この押込力によって端子金具20が圧入される。
【0021】
圧入の過程では、まず、密着部24が圧入孔11の内壁11aに対してこれを押し広げるように変形させつつ圧入孔11内を進む。このとき、密着部24の外側縁24aは圧入方向と平行な直線状をなすので、圧入孔11の内壁11aとの間に生じる摺動抵抗は、比較的小さく、ほぼ一定となる。また、圧入孔11の内壁11aも圧入方向と平行であって、端子金具20による内壁11aの押し広げ量が一定に保たれるので、摺動抵抗が変動することは殆どない。
【0022】
さて、密着部24が全て圧入孔11内に押し込まれた後は、食い込み部25、凹部26及び押込部27が、順に、圧入孔11内に進入していく。食い込み部25は密着部24の外側縁24aよりも外側方へ突出しているので、密着部24によって押し広げられた内壁11aは、食い込み部25によって更に押し広げられることになる。尚、食い込み部25の外側縁25bは密着部24の外側縁に対して滑らかに連続しているので、内壁11aは円滑に押し広げられる。
【0023】
食い込み部25が圧入孔11内を移動する過程では、内壁11aのうち食い込み部25の通過直後の部分が、僅かではあるが、樹脂の有する復元力(弾性力)により膨らんで凹部26内に進出する。つまり、食い込み部25による押し広げは一時的な現象である。そして、この凹部26に入り込むように復元した内壁11a(以下、復元内壁部11bという)に対し、押込部27の前端のエッジ部28が後方から当接して前方へ押す。これにより、復元内壁部11bの後端部分は、凹部26内に留まったままで前方へ変位するように変形し、凹部26内に入り込む復元内壁部11bの量は、押込部27の押圧により変形させられた分だけ増大する。そして、復元内壁部11bは、その変位量が一定量を越えるとエッジ部28の角縁によって部分的に削られ、削られた部分は凹部26内に蓄積される。尚、復元内壁部11bがエッジ部28で削られることにより、押込部27の外側縁27aに対する内壁11aの押圧力が低減され、押圧部と内壁11aとの間の摩擦抵抗が小さく抑えられる。
【0024】
そして、前止まり部29が前止まり面14に突き当たって端子金具20が正規位置まで圧入された状態では、復元内壁部11bのうち正規位置に至る直前にエッジ部28で押されて変形した後端部が、削られることなく凹部26内に留まる。したがって、抜け方向の外力が端子金具20に作用したときにおける凹部26内の復元内壁部11bと食い込み部25との係止代が大きく確保され、端子金具20は確実に抜止めされる。尚、復元内壁部11bのうちエッジ部28で削られた部分は、凹部26内に蓄積されたままとなる。
【0025】
上述のように本実施形態においては、圧入された端子金具20に抜け方向の力が作用しても、密着部24と圧入孔11の内壁11aとの間の摩擦抵抗、及び圧入孔11の内壁11aに対する食い込み部25の食い込みによって、端子金具20は確実に抜止めされる。
また、圧入の初期においては、圧入孔11の内壁11aに対し、密着部24における圧入方向と略平行な直線状の外側縁24aが摺接するようになっているので、突起状部分が圧入孔11の内壁11aに食い込みつつ移動する場合に比べて、圧入抵抗が低減されている。また、押込部27の外側縁27aも圧入方向と平行な直線状をなすので、これによっても圧入抵抗の低減が図られている。
【0026】
また、端子金具20が正規の位置まで圧入された状態では、圧入孔11の内壁11aのうち食い込み部25が通過した直後の部分は、樹脂の有する復元力によって凹部26内に入り込むように膨出し、この凹部26内に膨出した復元内壁部11bが、食い込み部25に対して圧入方向後方から係止してストッパの機能を発揮するので、端子金具20の抜止め機能の信頼性が、より向上する。
しかも、凹部26内に入り込んだ復元内壁部11bは、食い込み部25の通過後に樹脂の有する復元力によって膨出した部分だけでなく、この膨出部分の一部を押込部27の押し込みにより強制的に変形させつつ凹部26内に押し込んだ部分も含まれているので、食い込み部25に対する復元内壁部11bの係止代が大きく確保され、高い抜止め機能が発揮されるようになっている。
【0027】
[実施形態2]
以下、本発明を具体化した実施形態2を図6及び図7を参照して説明する。
本実施形態2のコネクタCは、上記実施形態1における端子金具20の圧入部23の形状を変更したものである。その他の構成については、実施形態1と同じであるので、、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
本実施形態2の端子金具40の圧入部41の左右両側縁部には、その圧入方向前方側から後方側に向かって順に、第1食い込み部42、第1凹部43、第2食い込み部44及び第2凹部45が形成されている。
【0028】
第1食い込み部42は、端子金具40の圧入方向と略平行な直線状をなす外側縁42aと、圧入方向に対して傾斜した前縁42bと、圧入方向と略直角な後縁42cとを有する。この第1食い込み部42における圧入部41の幅(左右両密着部の外側縁間の寸法)は圧入孔11の内壁11a間の寸法よりもやや広く設定されている。
第1凹部43は、第1食い込み部42に対して端子金具40の幅方向中心側(内側)へ切欠した形態とされ、圧入部41における第1凹部43の形成領域の最小幅寸法(第1凹部43のうち最も凹んだ部分の幅寸法)は、圧入孔11の内壁11a間の寸法よりも小さい寸法とされている。この第1凹部43の前側の内縁は、第1食い込み部42の後縁42cを兼ねている。
【0029】
第2食い込み部44は、端子金具40の圧入方向と略平行な直線状をなす外側縁44aと、圧入方向に対して傾斜するとともに第1凹部43の後縁を兼ねる前縁44bと、圧入方向と略直角な後縁44cとを有する。この第2食い込み部44における圧入部41の幅(左右両密着部の外側縁間の寸法)は第1食い込み部42における圧入部41の幅と同じ寸法である。
第2凹部45は、第2食い込み部44に対して端子金具40の幅方向中心側(内側)へ切欠した形態とされ、圧入部41における第2凹部45の形成領域の最小幅寸法(第2凹部45のうち最も凹んだ部分の幅寸法)は、第1凹部43と同じ寸法とされている。また、第2凹部45の前側の内縁は第2食い込み部44の後縁44cを兼ね、第2凹部45の後縁は前止まり部46の前縁を兼ねる。
【0030】
次に、本実施形態の作用を説明する。
ハウジング10に端子金具40を圧入する過程では、まず、第1食い込み部42が圧入孔11の内壁11aに対してこれを押し広げるように変形させつつ圧入孔11内を進む。このとき、第1食い込み部42の外側縁42aは圧入方向と平行な直線状をなすので、圧入孔11の内壁11aとの間に生じる摺動抵抗は、比較的小さく、ほぼ一定となる。また、圧入孔11の内壁11aも圧入方向と平行であって、端子金具40による内壁11aの押し広げ量が一定に保たれるので、摺動抵抗が変動することは殆どない。
【0031】
さて、第1食い込み部42が全て圧入孔11内に押し込まれた後は、第1凹部43、第2食い込み部44及び第2凹部45が、順に、圧入孔11内に進入していく。圧入孔11の内壁11aのうち第1食い込み部42によって押し広げられた部分は、第1食い込み部42の通過直後に、僅かではあるが、樹脂の有する復元力(弾性力)により膨らんで第1凹部43内に進出する。つまり、第1食い込み部42による押し広げは一時的な現象である。そして、この第1凹部43に入り込むように復元した復元内壁部11bは、第2食い込み部44により再び押し広げられるように変形する。尚、第2食い込み部44の外側縁44aも圧入方向と平行であるため、第2食い込み部44と圧入孔11の内壁11aとの間の摺動抵抗は低く抑えられている。内壁11aのうち第2食い込み部44によって押し広げられた部分は、第2食い込み部44の通過直後に、再び、樹脂の有する復元力(弾性力)により膨らみ、第2凹部45内に進出する。つまり、第2食い込み部44による押し広げも一時的な現象である。
【0032】
そして、前止まり部46が前止まり面14に突き当たって端子金具40が正規位置まで圧入された状態では、抜け方向の外力が端子金具40に作用しても、圧入孔11の内壁11aに対する第1食い込み部42及び第2食い込み部44の食い込み、第1凹部43内の復元内壁部11bと第1食い込み部42との係止、及び第2凹部45内の復元内壁部11bと第2食い込み部44との係止により、端子金具40は確実に抜止めされる。
【0033】
[実施形態3]
以下、本発明を具体化した実施形態3を図8及び図9を参照して説明する。
本実施形態3のコネクタDは、上記実施形態1における端子金具20の圧入部23の形状を変更したものである。その他の構成については、実施形態1と同じであるので、、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
本実施形態3の端子金具50の圧入部51の左右両側縁部には、その圧入方向前方側から後方側に向かって順に、第1食い込み部52、第1凹部54、第2食い込み部55、第2凹部56、及び押込部57が形成されている。
【0034】
第1食い込み部52は、圧入方向に対し後方に向かって外側方へ斜めに(圧入方向に対して10°程度の小さい角度で)直線状に延びる外側縁52aを有している。第1食い込み部52は、略三角形状に突出する形態となっていて、圧入部51のうち第1食い込み部52の形成領域は後方に向かって次第に幅広となる。また、第1食い込み部52の後端部は、その外側縁52aから後縁52bに亘って略弧状をなす弧状部53となっている。
【0035】
第1凹部54は、第1食い込み部52に対して端子金具50の幅方向中心側(内側)へ切欠した形態とされ、圧入部51における第1凹部54の形成領域の最小幅寸法(第1凹部54のうち最も凹んだ部分の幅寸法)は、圧入孔11の内壁11a間の寸法よりも小さい寸法とされている。この第1凹部54の前側の内縁は、第1食い込み部52の弧状部53の後縁52bに連なっている。
第2食い込み部55は、第1食い込み部52と同じ形状及び同じ寸法に形成されている。第2食い込み部55の外側縁55aは第1凹部54の後縁を兼ねている。
【0036】
第2凹部56は、第2食い込み部55に対して端子金具50の幅方向中心側(内側)へ切欠した形態とされ、圧入部51における第2凹部56の形成領域の最小幅寸法(第2凹部56のうち最も凹んだ部分の幅寸法)は、第1凹部54と同じ寸法とされている。この第2凹部56の前側の内縁は、第2食い込み部55の後縁55bに連なっている。
押込部57は、その外側縁57aが端子金具50の圧入方向と略平行な直線状をなしていて、押込部57における圧入部51の幅(左右両押込部57の外側縁57a間の寸法)は、上記両食い込み部52,55の形成領域における最大幅よりも更に大きい寸法、つまり圧入孔11の内壁11a間の寸法よりも広い寸法に設定されている。かかる押込部57の前端部は略直角に角付けされたエッジ部57bとなっている。このエッジ部57bの前縁は、その外側縁(圧入方向)に対して略直角をなし、第2凹部56の後端の内縁に連なっている。尚、押込部57の後端には、前止まり部58が連なっている。
【0037】
次に、本実施形態の作用を説明する。
ハウジング10に端子金具50を圧入する過程では、まず、第1食い込み部52が圧入孔11の内壁11aに対してこれを押し広げるように変形させつつ圧入孔11内を進む。第1食い込み部52が圧入孔11内に押し込まれた後は、第1凹部54、第2食い込み部55、第2凹部56及び押込部57が、順に、圧入孔11内に進入していく。圧入孔11の内壁11aのうち第1食い込み部52によって押し広げられた部分は、第1食い込み部52の通過直後に、僅かではあるが、樹脂の有する復元力(弾性力)により膨らんで第1凹部54内に進出する。つまり、第1食い込み部52による押し広げは一時的な現象である。そして、この第1凹部54に入り込むように復元した復元内壁部11bは、第2食い込み部55により再び押し広げられるように変形し、第2食い込み部55の通過直後に、再び、樹脂の有する復元力(弾性力)により膨らみ、第2凹部56内に進出する。つまり、第2食い込み部55による押し広げも一時的な現象である。
【0038】
そして、この第2凹部56に入り込むように復元した復元内壁部11bに対し、押込部57の前端のエッジ部57bが後方から当接して前方へ押す。これにより、復元内壁部11bの後端部分は、第2凹部56内に留まったままで前方へ変位するように変形し、第2凹部56内に入り込む復元内壁部11bの量は、押込部57の押圧により変形させられた分だけ増大する。そして、復元内壁部11bは、その変位量が一定量を越えるとエッジ部57bの角縁によって部分的に削られ、削られた部分は第2凹部56内に蓄積される。尚、復元内壁部11bがエッジ部57bで削られることにより、押込部57の外側縁57aに対する内壁11aの押圧力が低減され、押込部57と内壁11aとの間の摩擦抵抗が小さく抑えられる。
【0039】
そして、前止まり部58が前止まり面14に突き当たって端子金具50が正規位置まで圧入された状態では、第2凹部56内の復元内壁部11bのうち正規位置に至る直前にエッジ部57bで押されて変形した後端部が、削られることなく第2凹部56内に留まる。したがって、抜け方向の外力が端子金具50に作用したときにおける第2凹部56内の復元内壁部11bと第2食い込み部55との係止代が大きく確保される。尚、復元内壁部11bのうちエッジ部57bで削られた部分は、第2凹部56内に蓄積されたままとなる。
【0040】
上述のように本実施形態においては、圧入された端子金具50に抜け方向の力が作用しても、圧入孔11の内壁11aに対する第1食い込み部52及び第2食い込み部55の食い込み、第1凹部54内の復元内壁部11bと第1食い込み部52との係止、及び第2凹部56内の復元内壁部11bと第2食い込み部55との係止により、端子金具50は確実に抜止めされる。
[実施形態4]
以下、本発明を具体化した実施形態4を図10及び図11を参照して説明する。本実施形態4のコネクタEは、上記実施形態1における端子金具20の圧入部23の形状を変更したものである。その他の構成については、実施形態1と同じであるので、、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
【0041】
本実施形態4の端子金具60の圧入部61の左右両側縁部には、その圧入方向前方側から後方側に向かって順に、第1食い込み部62、第1凹部64、第2食い込み部65及び第2凹部67が形成されている。
第1食い込み部62は、圧入方向に対し後方に向かって外側方へ斜めに(圧入方向に対して30°程度の小さい角度で)直線状に延びる前部外側縁62aと、圧入方向に対し後方に向かって内側へ斜めに(圧入方向に対して30°程度の小さい角度で)直線状に延びる後部外側縁62bとを有している。第1食い込み部62は、略二等辺三角形状に突出する形態となっていて、圧入部61のうち第1食い込み部62の略前半部分が形成されている領域は後方に向かって次第に幅広となり、圧入部61のうち第1食い込み部62の略後半部分が形成されている領域は後方に向かって次第に幅狭となる。
【0042】
さらに、圧入部61の幅方向中央部分には、第1食い込み部62の形成領域と対応する部分を貫通状態で切欠した形態の窓孔63が形成されている。この窓孔63の形成により、圧入部61における第1食い込み部62の形成領域は、その幅を狭めるように弾性変形できるようになっている。
第1凹部64は、第1食い込み部62に対して端子金具60の幅方向中心側(内側)へ切欠した形態とされ、圧入部61における第1凹部64の形成領域の最小幅寸法(第1凹部64のうち最も凹んだ部分の幅寸法)は、圧入孔11の内壁11a間の寸法よりも小さい寸法とされている。この第1凹部64の前側の内縁は、第1食い込み部62の後部外側縁62bの後端に連なっている。
【0043】
第2食い込み部65は、圧入方向に対し後方に向かって外側方へ斜めに(圧入方向に対して30°程度の角度で)直線状に延びる外側縁65aを有している。第2食い込み部65は、略三角形状に突出する形態となっていて、圧入部61のうち第2食い込み部65の形成領域は後方に向かって次第に幅広となる。また、第2食い込み部65の後端部は、その外側縁65aから後縁65bに亘って略弧状をなす弧状部66となっている。
【0044】
第2凹部67は、第2食い込み部65に対して端子金具60の幅方向中心側(内側)へ切欠した形態とされ、圧入部61における第2凹部67の形成領域の最小幅寸法(第2凹部67のうち最も凹んだ部分の幅寸法)は、第1凹部64と同じ寸法とされている。また、第2凹部67の前側の内縁は、第2食い込み部65の弧状部66の後縁65bに連なっており、第2凹部67の後縁は前止まり部68の前縁を兼ねている。
【0045】
次に、本実施形態の作用を説明する。
ハウジング10に端子金具60を圧入する過程では、まず、第1食い込み部62が幅狭となるように弾性変形しつつ圧入孔11の内壁11aに摺接した状態で圧入孔11内を進む。このとき、圧入孔11の内壁11aは殆ど変形することがないので、第1食い込み部62と圧入孔11の内壁11aとの間に生じる摺動抵抗が小さく抑えられている。
さて、第1食い込み部62が圧入孔11内に押し込まれた後は、第1凹部64、第2食い込み部65及び第2凹部67が、順に、圧入孔11内に進入していき、第2食い込み部65は、圧入孔11の内壁11aを押し広げるように変形させる。この押し広げられた部分は、第2食い込み部65の通過直後に、僅かではあるが、樹脂の有する復元力(弾性力)により膨らんで第2凹部67内に進出する。つまり、第2食い込み部65による押し広げは一時的な現象である。
【0046】
そして、前止まり部68が前止まり面14に突き当たって端子金具60が正規位置まで圧入された状態では、抜け方向の外力が端子金具60に作用しても、圧入孔11の内壁11aに対する第2食い込み部65の食い込み、第2凹部67内の復元内壁部11bと第2食い込み部65との係止により、端子金具60は確実に抜止めされる。
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0047】
(1)上記実施形態1では直線状の密着部を基準とする押込部の幅方向への突出寸法と、密着部を基準とする食い込み部の幅方向への突出寸法とを同じ寸法としたが、本発明によれば、押込部の突出寸法を食い込み部よりも大きく設定してもよく、逆に小さく設定してもよい。
(2)上記実施形態1において押込部を形成しないようにしてもよい。
(3)上記実施形態1において凹部を形成しないようにしてもよい。
【0048】
(4)上記実施形態1,2,3,4の食い込み部を、圧入方向後方へオーバーハング状に突出する形態としてもよい。
(5)実施形態1において食い込み部を複数対形成してもよい。
(6)上記実施形態2,4の端子金具に、実施形態1のように押込部を形成してもよい。
(7)上記実施形態2,3において、食い込み部を1つだけとしてもよく、3つ以上形成してもよい。
(8)上記実施形態2,3,4の端子金具に、実施形態1のような直線状の密着部を形成してもよい。
【0049】
(9)上記実施形態3では幅方向における端子金具の中心から押込部までの寸法を、端子金具の中心から食い込み部までの寸法よりも大きく設定したが、本発明によれば、押込部までの寸法を食い込み部までの寸法よりも小さく設定してもよく、双方の寸法を同じ寸法としてもよい。
(10)上記実施形態1〜3の端子金具に、実施形態4のような撓み孔を形成してもよい。
(11)上記実施形態1〜4では端子金具を幅方向において対称な形状としたが、本発明によれば、端子金具を幅方向において非対称の形状にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の端子金具の平面図
【図2】実施形態1の端子金具の部分拡大平面図
【図3】実施形態1のハウジングの部分断面図
【図4】実施形態1において圧入孔に端子金具を圧入した状態をあらわす部分拡大断面図
【図5】実施形態1における端子金具と圧入孔の内壁との圧入状態をあらわす部分拡大断面図
【図6】実施形態2の端子金具の部分平面拡大図
【図7】実施形態2において圧入孔に端子金具を圧入した状態をあらわす部分拡大断面図
【図8】実施形態3の端子金具の部分平面拡大図
【図9】実施形態3において圧入孔に端子金具を圧入した状態をあらわす部分拡大断面図
【図10】実施形態4の端子金具の部分平面拡大図
【図11】実施形態4において圧入孔に端子金具を圧入した状態をあらわす部分拡大断面図
【図12】従来例の端子金具の平面図
【図13】従来例のハウジングの断面図
【図14】従来例において圧入孔に端子金具を圧入した状態をあらわす部分拡大断面図
【符号の説明】
A…コネクタ
10…ハウジング
11…圧入孔
11a…内壁
11b…復元内壁部
20…端子金具
24…密着部
25…食い込み部
26…凹部
27…押込部
C,D,E…コネクタ
40,50,60…端子金具
42,52,62…第1食い込み部
43,54,64…第1凹部
44,55,65…第2食い込み部
45,56,67…第2凹部
57…押込部

Claims (6)

  1. 合成樹脂製のハウジングに形成した圧入孔に端子金具を圧入することで、前記端子金具が前記ハウジングに組み付けられているコネクタにおいて、
    前記端子金具の側縁部には、
    圧入方向と略平行をなすとともに圧入動作に伴なって前記圧入孔の内壁を押し広げる直線状の密着部と、
    前記密着部に対して圧入方向後方に位置し、圧入動作に伴なって前記圧入孔の内壁に食い込む突起状の食い込み部とが形成されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記端子金具の側縁部には、前記食い込み部の後端に連なる凹部と、この凹部の後端に連なる押込部とが形成され、圧入の過程では、前記圧入孔の内壁のうち前記食い込み部の通過後に前記凹部内に入り込んだ部分の一部が、前記押込部で押されることにより前記凹部内に留まったまま変形させられる構成としたことを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 合成樹脂製のハウジングに形成した圧入孔に端子金具を圧入することで、前記端子金具が前記ハウジングに組み付けられているコネクタにおいて、
    前記端子金具の側縁部には、圧入動作に伴なって前記圧入孔の内壁に食い込む突起状の食い込み部と、この食い込み部の後端に連なる凹部と、この凹部の後端に連なる押込部とが形成され、圧入の過程では、前記圧入孔の内壁のうち前記食い込み部の通過後に前記凹部内に入り込んだ部分の一部が、前記押込部で押されることにより前記凹部内に留まったままで変形されられる構成としたことを特徴とするコネクタ。
  4. 合成樹脂製のハウジングに形成した圧入孔に圧入されることで、前記ハウジングに組み付けられる端子金具において、
    圧入方向に沿った側縁部には、
    圧入方向と略平行をなすとともに圧入動作に伴なって前記圧入孔の内壁を押し広げる直線状の密着部と、
    前記密着部に対して圧入方向後方に位置し、圧入動作に伴なって前記圧入孔の内壁に食い込む突起状の食い込み部とが形成されていることを特徴とする端子金具。
  5. 前記側縁部には、前記食い込み部の後端に連なる凹部と、この凹部の後端に連なる押込部とが形成され、圧入の過程では、前記圧入孔の内壁のうち前記食い込み部の通過後に前記凹部内に入り込んだ部分の一部が、前記押込部で押されることにより前記凹部内に留まったまま変形させられる構成としたことを特徴とする請求項4記載の端子金具。
  6. 合成樹脂製のハウジングに形成した圧入孔に圧入されることで、前記ハウジングに組み付けられる端子金具において、
    圧入方向に沿った側縁部には、
    圧入動作に伴なって前記圧入孔の内壁に食い込む突起状の食い込み部と、
    この食い込み部の後端に連なる凹部と、この凹部の後端に連なる押込部とが形成され、圧入の過程では、前記圧入孔の内壁のうち前記食い込み部の通過後に前記凹部内に入り込んだ部分の一部が、前記押込部で押されることにより前記凹部内に留まったままで変形されられる構成としたことを特徴とする端子金具。
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