JPH05114444A - 圧入型接触子を有するコネクタ - Google Patents
圧入型接触子を有するコネクタInfo
- Publication number
- JPH05114444A JPH05114444A JP3264937A JP26493791A JPH05114444A JP H05114444 A JPH05114444 A JP H05114444A JP 3264937 A JP3264937 A JP 3264937A JP 26493791 A JP26493791 A JP 26493791A JP H05114444 A JPH05114444 A JP H05114444A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulator
- connector
- contacts
- press
- casing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/40—Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
- H01R13/405—Securing in non-demountable manner, e.g. moulding, riveting
- H01R13/41—Securing in non-demountable manner, e.g. moulding, riveting by frictional grip in grommet, panel or base
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 接触子圧入時のインシュレータの損傷を防止
できる圧入型接触子を備えたコネクタを提供する。 【構成】 このコネクタは、ケーシング20と、ケーシ
ング内部に収容され、弾性変形可能な絶縁材料からなる
インシュレータ22aと、インシュレータ22aに穿設
される複数の保持穴24と、これら保持穴24のそれぞ
れに押圧力を用いて挿入され、ケーシング内部で相互に
絶縁して配置される複数の接触子18とを備える。これ
ら複数の接触子18は、インシュレータ22aに設けた
複数の保持穴24の壁面を弾性変形させつつその壁面に
係合して接触子を穴内に係止する係止突部38を備え
る。係止突部38は、隣接する接触子18の各々におい
て長手方向へ異なる位置に配置され、全体では交互的に
異なる位置に配設される。
できる圧入型接触子を備えたコネクタを提供する。 【構成】 このコネクタは、ケーシング20と、ケーシ
ング内部に収容され、弾性変形可能な絶縁材料からなる
インシュレータ22aと、インシュレータ22aに穿設
される複数の保持穴24と、これら保持穴24のそれぞ
れに押圧力を用いて挿入され、ケーシング内部で相互に
絶縁して配置される複数の接触子18とを備える。これ
ら複数の接触子18は、インシュレータ22aに設けた
複数の保持穴24の壁面を弾性変形させつつその壁面に
係合して接触子を穴内に係止する係止突部38を備え
る。係止突部38は、隣接する接触子18の各々におい
て長手方向へ異なる位置に配置され、全体では交互的に
異なる位置に配設される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気的接続を形成する
コネクタに関し、特に、ケーシング内部のインシュレー
タに圧入によって係止される複数の接触子を備えたコネ
クタに関する。
コネクタに関し、特に、ケーシング内部のインシュレー
タに圧入によって係止される複数の接触子を備えたコネ
クタに関する。
【0002】
【従来の技術】コネクタに電線を接続する際に、電線を
まず接触子に圧着し、この接触子をコネクタのケーシン
グ内部に配置したインシュレータに圧入することにより
接続を形成するコネクタが知られている。この種のコネ
クタにおいて、樹脂等の絶縁材料からなるインシュレー
タには複数の接触子挿入用の穴が設けられ、この穴内に
接触子を保持するためのクリップ等の保持部材を設置し
たもの、保持部材を用いず単に穴内に接触子の段付き部
が係合する係止部を設けたもの、穴内には何も設けずイ
ンシュレータの弾性を利用して接触子側に設けた係止突
起を穴壁に食い込ませて係止するもの等が知られてい
る。電子部品の小型化及び集積化に伴い、コネクタに対
しても接触子の多数化、狭ピッチ化が要求され、それに
より接触子を係止かつ保持するインシュレータの穴数が
増えると、上記のインシュレータの弾性を利用して穴壁
に接触子の係止突起を食い込ませる方法が有利となる。
このような方法を採用した従来のコネクタの要部を図5
に示す。このコネクタにおいて、インシュレータ1の穴
2の壁面に係合する係止突起3を有した複数の接触子4
はいずれも略同一形状であり、したがって接触子4の長
さ方向において略同一位置に係止突起3が形成されてい
る。
まず接触子に圧着し、この接触子をコネクタのケーシン
グ内部に配置したインシュレータに圧入することにより
接続を形成するコネクタが知られている。この種のコネ
クタにおいて、樹脂等の絶縁材料からなるインシュレー
タには複数の接触子挿入用の穴が設けられ、この穴内に
接触子を保持するためのクリップ等の保持部材を設置し
たもの、保持部材を用いず単に穴内に接触子の段付き部
が係合する係止部を設けたもの、穴内には何も設けずイ
ンシュレータの弾性を利用して接触子側に設けた係止突
起を穴壁に食い込ませて係止するもの等が知られてい
る。電子部品の小型化及び集積化に伴い、コネクタに対
しても接触子の多数化、狭ピッチ化が要求され、それに
より接触子を係止かつ保持するインシュレータの穴数が
増えると、上記のインシュレータの弾性を利用して穴壁
に接触子の係止突起を食い込ませる方法が有利となる。
このような方法を採用した従来のコネクタの要部を図5
に示す。このコネクタにおいて、インシュレータ1の穴
2の壁面に係合する係止突起3を有した複数の接触子4
はいずれも略同一形状であり、したがって接触子4の長
さ方向において略同一位置に係止突起3が形成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のインシュレータ
の穴壁に接触子の係止突起を食い込ませる方法は、穴側
に特別な係止構造を必要としないため小型で接触子数の
多いコネクタに有効な方法である。しかしながら、この
方法はインシュレータの弾性変形を利用しているため、
接触子が狭ピッチ化してインシュレータの穴壁がさらに
薄肉になると、穴壁の被る変形により損傷の生じる危惧
がある。すなわち、接触子の係止突起が長さ方向略同一
位置に形成されているため、接触子を穴内に圧入する際
に隣接する接触子間の穴壁が同時に2方向から圧縮さ
れ、穴壁の変形が弾性限度を超えてクラック等の損傷が
発生し易くなるのであり、これにより接触子の係止が不
安定になるという問題を有する。
の穴壁に接触子の係止突起を食い込ませる方法は、穴側
に特別な係止構造を必要としないため小型で接触子数の
多いコネクタに有効な方法である。しかしながら、この
方法はインシュレータの弾性変形を利用しているため、
接触子が狭ピッチ化してインシュレータの穴壁がさらに
薄肉になると、穴壁の被る変形により損傷の生じる危惧
がある。すなわち、接触子の係止突起が長さ方向略同一
位置に形成されているため、接触子を穴内に圧入する際
に隣接する接触子間の穴壁が同時に2方向から圧縮さ
れ、穴壁の変形が弾性限度を超えてクラック等の損傷が
発生し易くなるのであり、これにより接触子の係止が不
安定になるという問題を有する。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するた
めに工夫改善を施したものであり、その目的とするとこ
ろは、インシュレータに圧入されるタイプの接触子を備
えたコネクタにおいて、接触子圧入時のインシュレータ
の損傷を防止できるコネクタを提供することにある。
めに工夫改善を施したものであり、その目的とするとこ
ろは、インシュレータに圧入されるタイプの接触子を備
えたコネクタにおいて、接触子圧入時のインシュレータ
の損傷を防止できるコネクタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ケーシングと、ケーシング内部に収容さ
れ、弾性変形可能な絶縁材料からなるインシュレータ
と、インシュレータに穿設される複数の穴と、これらの
穴のそれぞれに押圧力を用いて挿入され、上記ケーシン
グ内部で相互に絶縁して配置される複数の接触子とを具
備した圧入型接触子を有するコネクタにおいて、上記複
数の接触子は、上記インシュレータに設けた複数の穴の
壁面を弾性変形させつつその壁面に係合して接触子を穴
内に係止する係止手段を備え、その係止手段が、隣接す
る上記接触子の各々において長手方向へ異なる位置に配
置されることを特徴とするコネクタを提供する。
に、本発明は、ケーシングと、ケーシング内部に収容さ
れ、弾性変形可能な絶縁材料からなるインシュレータ
と、インシュレータに穿設される複数の穴と、これらの
穴のそれぞれに押圧力を用いて挿入され、上記ケーシン
グ内部で相互に絶縁して配置される複数の接触子とを具
備した圧入型接触子を有するコネクタにおいて、上記複
数の接触子は、上記インシュレータに設けた複数の穴の
壁面を弾性変形させつつその壁面に係合して接触子を穴
内に係止する係止手段を備え、その係止手段が、隣接す
る上記接触子の各々において長手方向へ異なる位置に配
置されることを特徴とするコネクタを提供する。
【0006】本発明の好適な実施態様によれば、上記係
止手段が、上記接触子の側面に刃状に突出する係止突部
を具備し、上記複数の接触子が交互に長手方向へ異なる
位置に上記係止突部を配設する圧入型接触子を有するコ
ネクタが提供される。
止手段が、上記接触子の側面に刃状に突出する係止突部
を具備し、上記複数の接触子が交互に長手方向へ異なる
位置に上記係止突部を配設する圧入型接触子を有するコ
ネクタが提供される。
【0007】
【作用】複数の接触子をインシュレータの複数の穴にそ
れぞれ圧入すると、接触子の係止手段が穴の壁面を押圧
して弾性変形させつつ壁面に係合する。このとき、隣接
する接触子の各々において係止手段が長手方向へ異なる
位置に配置されているため、穴の壁面は任意の位置で係
止手段により2方向から同時に押圧されることがない。
すなわち、穴壁は隣接する接触子の係止手段の間で圧縮
されないため、インシュレータが弾性限度を超えて変形
する危惧がなくなり、インシュレータの損傷が防止され
る。
れぞれ圧入すると、接触子の係止手段が穴の壁面を押圧
して弾性変形させつつ壁面に係合する。このとき、隣接
する接触子の各々において係止手段が長手方向へ異なる
位置に配置されているため、穴の壁面は任意の位置で係
止手段により2方向から同時に押圧されることがない。
すなわち、穴壁は隣接する接触子の係止手段の間で圧縮
されないため、インシュレータが弾性限度を超えて変形
する危惧がなくなり、インシュレータの損傷が防止され
る。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明をその実
施例に基づきさらに詳細に説明する。以下の説明では、
本発明をプリント基板接続用のコネクタに採用した例に
ついて述べる。図1を参照すれば、本発明の実施例によ
るプリント基板接続用コネクタ10が3面図で示されて
いる。プリント基板接続用コネクタ10は、プリント基
板の表面に当接するベース部12、及びベース部12上
に延びて接続相手のコネクタに嵌合する嵌合部14を有
したコネクタ本体部16と、コネクタ本体部16の内部
に相互に所定間隔を有して配置される複数の接触子18
とを具備する。図2に断面で示したように、コネクタ本
体部16のベース部12及び嵌合部14は一体的に形成
されたケーシング20を備え、ケーシング20の内部に
は絶縁性樹脂材料からなるインシュレータ22が収容さ
れる。インシュレータ22は、図3及び図4に明確に示
されるように、ベース部12におけるリアインシュレー
タ部分22aと、嵌合部14におけるフロントインシュ
レータ部分22bとからなり、リアインシュレータ部分
22aには、複数の接触子18を1本づつ個別に保持す
る複数の保持穴24が形成され、フロントインシュレー
タ部分22bにはコネクタ接続時の各接触子18の変形
を許容する複数の溝26が設けられる。
施例に基づきさらに詳細に説明する。以下の説明では、
本発明をプリント基板接続用のコネクタに採用した例に
ついて述べる。図1を参照すれば、本発明の実施例によ
るプリント基板接続用コネクタ10が3面図で示されて
いる。プリント基板接続用コネクタ10は、プリント基
板の表面に当接するベース部12、及びベース部12上
に延びて接続相手のコネクタに嵌合する嵌合部14を有
したコネクタ本体部16と、コネクタ本体部16の内部
に相互に所定間隔を有して配置される複数の接触子18
とを具備する。図2に断面で示したように、コネクタ本
体部16のベース部12及び嵌合部14は一体的に形成
されたケーシング20を備え、ケーシング20の内部に
は絶縁性樹脂材料からなるインシュレータ22が収容さ
れる。インシュレータ22は、図3及び図4に明確に示
されるように、ベース部12におけるリアインシュレー
タ部分22aと、嵌合部14におけるフロントインシュ
レータ部分22bとからなり、リアインシュレータ部分
22aには、複数の接触子18を1本づつ個別に保持す
る複数の保持穴24が形成され、フロントインシュレー
タ部分22bにはコネクタ接続時の各接触子18の変形
を許容する複数の溝26が設けられる。
【0009】接触子18は、導電性のばね鋼を材料とし
て、図3に示すようなプレス加工により一体成形された
連鎖体28から分離形成される。連鎖体28は、連続し
て延びる担体部30から一側方向へ複数の接触子18を
相互に略平行に延出して成形される。接触子18はその
先端部に、接続相手の接触子(図示せず)と相互接触す
る摺動接触片32を有し、摺動接触片32と担体部30
との間に縮径部34を備える。複数の接触子18は、後
述するようにしてコネクタ本体部16のベース部12に
圧入された後、上記の縮径部34において切断され、1
本づつに切り離される。各接触子18は、図3に示した
ように縮径部34の近傍にて交互に異なる2位置で屈曲
し、隣接する各接触子18では交互に異なる平行な2平
面上へ延び、これにより交互に2平面上で平行に延びる
脚部36が形成される(図2参照)。接触子18の脚部
36は、プリント基板を貫通して印刷回路に接続され
る。
て、図3に示すようなプレス加工により一体成形された
連鎖体28から分離形成される。連鎖体28は、連続し
て延びる担体部30から一側方向へ複数の接触子18を
相互に略平行に延出して成形される。接触子18はその
先端部に、接続相手の接触子(図示せず)と相互接触す
る摺動接触片32を有し、摺動接触片32と担体部30
との間に縮径部34を備える。複数の接触子18は、後
述するようにしてコネクタ本体部16のベース部12に
圧入された後、上記の縮径部34において切断され、1
本づつに切り離される。各接触子18は、図3に示した
ように縮径部34の近傍にて交互に異なる2位置で屈曲
し、隣接する各接触子18では交互に異なる平行な2平
面上へ延び、これにより交互に2平面上で平行に延びる
脚部36が形成される(図2参照)。接触子18の脚部
36は、プリント基板を貫通して印刷回路に接続され
る。
【0010】図3に示したように、複数の接触子18は
それぞれ摺動接触片32の根本部分に、コネクタ本体部
16のベース部12のリアインシュレータ部分22aに
係合する係止突部38を備える。係止突部38は、各接
触子18の両側面部にて左右対照に、段付きのテーパ面
38aを有した鋸刃状に突出して形成され、刃の先端す
なわちテーパ面38aの肩部38bにおいてリアインシ
ュレータ部分22aに係合する。隣接する接触子18に
おいては、それぞれの係止突部38の肩部38bは長手
方向へ所定距離だけずれた位置に形成され、全体では1
本毎の接触子18について交互に所定距離だけ変位して
形成される。
それぞれ摺動接触片32の根本部分に、コネクタ本体部
16のベース部12のリアインシュレータ部分22aに
係合する係止突部38を備える。係止突部38は、各接
触子18の両側面部にて左右対照に、段付きのテーパ面
38aを有した鋸刃状に突出して形成され、刃の先端す
なわちテーパ面38aの肩部38bにおいてリアインシ
ュレータ部分22aに係合する。隣接する接触子18に
おいては、それぞれの係止突部38の肩部38bは長手
方向へ所定距離だけずれた位置に形成され、全体では1
本毎の接触子18について交互に所定距離だけ変位して
形成される。
【0011】上記構成を有する接触子18をコネクタ本
体部16に取着固定する際には、複数の接触子18を連
鎖体28のままで、コネクタ本体部16のベース部12
のリアインシュレータ部分22aに設けた複数の保持穴
24内へ、後方すなわちコネクタの底面側から圧入す
る。このとき、各接触子18の摺動接触片32は、リア
インシュレータ部分22aの保持穴24及びフロントイ
ンシュレータ部分22bの溝26に沿って進行し、相互
に平行状態を維持したままコネクタ本体部16の所定位
置に配置される。同時に、各接触子18の係止突部38
は、テーパ面38aがリアインシュレータ部分22aの
保持穴24を押し拡げつつ進行し、圧入の完了時に、リ
アインシュレータ部分22aの弾性変形により肩部38
bが保持穴24の壁面に係合して接触子18の抜けを防
止する。このようにして各接触子18は、コネクタ本体
部16のインシュレータ22内部に相互に絶縁された状
態で固定される。ここで本発明において、各接触子18
の係止突部38は、その肩部38bを交互に長手方向へ
所定距離だけずれた位置に形成しているため、隣接する
接触子18の係止突部38のテーパ面38aはリアイン
シュレータ部分22aの保持穴24を同時に押し拡げる
ことがない。したがって、隣接する接触子18に挟まれ
た保持穴24の壁面は、2側面から同時には押圧されず
所定の時間差をおいて押圧されるため、波状に変形する
ことで押圧力を逃がすことができ、クラック等の損傷の
発生を効果的に防止することができる。
体部16に取着固定する際には、複数の接触子18を連
鎖体28のままで、コネクタ本体部16のベース部12
のリアインシュレータ部分22aに設けた複数の保持穴
24内へ、後方すなわちコネクタの底面側から圧入す
る。このとき、各接触子18の摺動接触片32は、リア
インシュレータ部分22aの保持穴24及びフロントイ
ンシュレータ部分22bの溝26に沿って進行し、相互
に平行状態を維持したままコネクタ本体部16の所定位
置に配置される。同時に、各接触子18の係止突部38
は、テーパ面38aがリアインシュレータ部分22aの
保持穴24を押し拡げつつ進行し、圧入の完了時に、リ
アインシュレータ部分22aの弾性変形により肩部38
bが保持穴24の壁面に係合して接触子18の抜けを防
止する。このようにして各接触子18は、コネクタ本体
部16のインシュレータ22内部に相互に絶縁された状
態で固定される。ここで本発明において、各接触子18
の係止突部38は、その肩部38bを交互に長手方向へ
所定距離だけずれた位置に形成しているため、隣接する
接触子18の係止突部38のテーパ面38aはリアイン
シュレータ部分22aの保持穴24を同時に押し拡げる
ことがない。したがって、隣接する接触子18に挟まれ
た保持穴24の壁面は、2側面から同時には押圧されず
所定の時間差をおいて押圧されるため、波状に変形する
ことで押圧力を逃がすことができ、クラック等の損傷の
発生を効果的に防止することができる。
【0012】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
は、インシュレータの複数の穴に圧入される複数の接触
子に、インシュレータの穴の壁面を弾性変形させつつ壁
面に係合し接触子を穴内に係止するための係止手段を、
隣接する接触子の各々において長手方向へ異なる位置に
配置して、接触子の圧入時に、穴の壁面が任意の位置で
係止手段により2方向から同時には押圧されない構成と
したから、穴壁は隣接する接触子の係止手段の間で圧縮
されず、インシュレータの弾性限度を超えた変形が防止
され、クラック等のインシュレータの損傷を防止できる
圧入型接触子を備えたコネクタが提供される。
は、インシュレータの複数の穴に圧入される複数の接触
子に、インシュレータの穴の壁面を弾性変形させつつ壁
面に係合し接触子を穴内に係止するための係止手段を、
隣接する接触子の各々において長手方向へ異なる位置に
配置して、接触子の圧入時に、穴の壁面が任意の位置で
係止手段により2方向から同時には押圧されない構成と
したから、穴壁は隣接する接触子の係止手段の間で圧縮
されず、インシュレータの弾性限度を超えた変形が防止
され、クラック等のインシュレータの損傷を防止できる
圧入型接触子を備えたコネクタが提供される。
【図1】本発明の実施例によるコネクタの3面図で、
(a)平面図、(b)正面図、(c)側面図、である。
(a)平面図、(b)正面図、(c)側面図、である。
【図2】図1の線II−IIに沿った断面図である。
【図3】図1のコネクタの組立工程の説明図で、(a)
コネクタ本体部と接触子の連鎖体とを分離して示す部分
断面図、(b)接触子の連鎖体の側面図、である。
コネクタ本体部と接触子の連鎖体とを分離して示す部分
断面図、(b)接触子の連鎖体の側面図、である。
【図4】(a)図1のコネクタの部分断面図、(b)円
IV部の拡大断面図、である。
IV部の拡大断面図、である。
【図5】(a)従来のコネクタの部分断面図、(b)円
V部の拡大断面図、である。
V部の拡大断面図、である。
12…ベース部 14…嵌合部 16…コネクタ本体部 18…接触子 20…ケーシング 22…インシュレータ 24…保持穴 28…連鎖体 34…縮径部 38…係止突部 38a…テーパ面 38b…肩部
Claims (2)
- 【請求項1】 ケーシングと、該ケーシング内部に収容
され、弾性変形可能な絶縁材料からなるインシュレータ
と、該インシュレータに穿設される複数の穴と、該穴の
それぞれに押圧力を用いて挿入され、前記ケーシング内
部で相互に絶縁して配置される複数の接触子とを具備し
た圧入型接触子を有するコネクタにおいて、 前記複数の接触子は、前記インシュレータに設けた前記
複数の穴の壁面を弾性変形させつつ該壁面に係合して該
接触子を該穴内に係止する係止手段を備え、該係止手段
が、隣接する前記接触子の各々において長手方向へ異な
る位置に配置されることを特徴とする圧入型接触子を有
するコネクタ。 - 【請求項2】 前記係止手段は、前記接触子の側面に刃
状に突出する係止突部を具備し、前記複数の接触子が交
互に長手方向へ異なる位置に前記係止突部を配設する請
求項1記載の圧入型接触子を有するコネクタ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3264937A JPH05114444A (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 圧入型接触子を有するコネクタ |
GB9221293A GB2260656A (en) | 1991-10-14 | 1992-10-09 | Electric connector having press-fit contacts |
DE9213682U DE9213682U1 (de) | 1991-10-14 | 1992-10-11 | Elektrischer Konnektor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3264937A JPH05114444A (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 圧入型接触子を有するコネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05114444A true JPH05114444A (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=17410265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3264937A Pending JPH05114444A (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 圧入型接触子を有するコネクタ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05114444A (ja) |
DE (1) | DE9213682U1 (ja) |
GB (1) | GB2260656A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2525108B2 (ja) * | 1992-11-11 | 1996-08-14 | 山一電機株式会社 | コンタクト植装構造 |
FR2714539B1 (fr) * | 1993-12-24 | 1996-01-26 | Itt Composants Instr | Connecteur électrique pour le raccordement d'une carte à mémoire électronique. |
JP2004362814A (ja) | 2003-06-02 | 2004-12-24 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ及び端子金具 |
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