JP2004319337A - スイッチ用二次成形品 - Google Patents

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Abstract

【課題】シール構造が付加された上で、生産効率を維持可能なスイッチ用二次成形品を提供することを目的とする。
【解決手段】スイッチユニットSは、箱型をなすケーシング55を備えるとともに電気回路に対して接続可能とされたスイッチボックス51と、ケーシング55に対して取り付けられるとともにスイッチボックス51に設けられた両接点52、53の開閉操作を行うための操作部20とから構成されている。操作部20は一次成形された可動部材31及び取り付け板21を、二次成形によりシール部材40と一体的に成形してなる。そのため、操作部20にジョイントパネル15に対する取り付け機能、固定接点53の開閉を行う機能、シール機能を集約することができ、他に専用の部品を必要としないから製造時に専用の組み付け作業を必要とせず、生産効率がよい。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スイッチ用二次成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電子部品等が収容されるケースに対して押ボタンを一体的に形成したものが知られている。(特許文献1)
このものは、ケースを成形するための成形型内に一次成形された押ボタンをインサートすることで、押ボタンとケースとを一体的に形成するものである。成形後において、押ボタンは薄肉に形成された可変薄肉部を介してケースと接続されており、押圧操作可能とされている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−6187公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
押ボタン付きのケースを、他のパネル(例えば、車体や壁面等)に備え付けて使用する際に、ケースとパネルとの間をシールすることがあるが、このような要請に対応しようとすると、上記構造では新たにシール用の別部品設けることとなる。そのため、押ボタン付きケースを製造する際に、新たにシール部品の組み付けが必要となり組み付け工数が増加するという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、シール構造が付加された上で、生産効率を維持可能なスイッチ用成形品を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、車体に対して直接的、或いは間接的に取り付けられるスイッチに対して近接或いは当接することで前記スイッチの開閉を行う可動部と、前記車体側に接続可能とされた取り付け部からなる一次成形品をインサートして前記車体と前記取り付け部との間をシール可能とするシール部が成形されたスイッチ用二次成形品であって、前記可動部と前記取り付け部との間が前記シール部によって接続されるとともに、この前記シール部は弾性材により構成され、前記可動部を前記スイッチに対して離間した初期位置と、前記スイッチに対して近接あるいは当接する作動位置との間で変位可能に弾性的に支持する構成であるところに特徴を有する。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、一次成形時において、前記可動部と前記取り付け部は撓み可能に形成された連結部によって連結された構成であるところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1に記載のものにおいて、一次成形時において、前記可動部と前記取り付け部は、破断可能に形成された連結部により連結された構成であるところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
可動部及び取り付け部は一次成形された後、二次成形によりシール部と一体的に形成されるから、製造時に専用の組み付け作業を必要とせず、生産効率がよい。
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、一次成形時においては、可動部と取り付け部とは連結部によって接続されているから、二次成形用の金型に対して両部品を一括してセット出来、作業性に優れる。また、連結部は撓み可能な構成であるから、操作時には、シール部とともに撓み可能であり操作部をリレー接点側に変位させる。
【0008】
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、一次成形時においては、可動部と取り付け部とは連結部によって接続されているが、二次成形後における適当な時期に、例えば、可動部を強く押さえ込むなどしてやれば連結部を破断させ、可動部と取り付け部を切り離すことが出来る。あとは、押圧操作に際してシール部を撓ませるだけでよいから、操作が容易である。
【0009】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を図1ないし図6によって説明する。
本実施形態は、車両10のバックドア11のロック解除を行うためのスイッチユニットSを例示するものである。バックドア11の中央部分にはナンバープレート等を取り付けるための凹部12が設けられている。この凹部12の上面には収容孔13が開口しており、そこには、図2に示すように、樹脂製のジョイントパネル15を介してスイッチユニットSが収容孔13を上下に貫通した状態で取り付けられている。ジョイントパネル15はスイッチユニットSが取り付けられる基板部分の外縁部に下向きのフランジ片17を設けているが、これはスイッチユニットSを外部に露出させないようにするためのカバーである。
【0010】
バックドア11には図示しない電動式ロック機構及びロックの開閉を制御する電気回路基板が内蔵されており、この電気回路基板にはコネクタ58を介してスイッチユニットSが接続されるようになっている。このスイッチユニットSは常開式であり、人手の押圧操作によってスイッチボックス51の両接点52、53が閉じられると、電気回路が作動して電動式ロック機構のロックを自動的に解除するようになっている。
【0011】
スイッチユニットSは、図2に示すように、箱型をなすケーシング55を備えるとともにコネクタ58を介して電気回路基板に対して接続されるスイッチボックス51及びこのスイッチボックス51に設けられる両接点52、53と、両接点52、53の開閉操作を行うための操作部20(本発明のスイッチ用二次成形品に相当する)とから構成されている。
尚、スイッチボックス51及び両接点52、53が本発明のスイッチに相当するものである。
【0012】
スイッチボックス51はケーシング55の下面側の中央部分に取り付けられるとともに、スイッチボックス51の下面側には固定接点53と、この固定接点53に対して当接可能に形成された片持ち状をなす可動接点52が取り付けられている。可動接点52は自然状態においては固定接点53と離間しているが、その自由端が上方に押されると固定接点53と近接する側に弾性的に撓んで固定接点53に当接するようになっている。そして、両接点52、53が閉じられると上記した電気回路が電動式ロック機構に対してロック解除動作を行わせるようになっている。
【0013】
操作部20はジョイントパネル15に対する取り付け板(本発明の取り付け部に相当する)21及び両接点52、53の開閉を行う可動部材(本発明の可動部に相当する)31からなる一次成形品をインサートして二次成形することで、これら一次成形品と後述するシール部材(本発明のシール部に相当する)40とを一体的に成形するものである。具体的に説明すると、取り付け板21は機械的強度が比較的高い硬質の樹脂(例えば、ABS、ナイロン、PBT、ポリプロピレン等)製であって、図3、図4に示すように、平板上をなす基板部22を有してなる。
【0014】
基板部22の中央部分には略長方形状をなす開口部25が形成されるとともに、その開口縁部には全周に亘って支持壁26が立設されている。この支持壁26は環状をなすとともに、ケーシング55の内周側に対して嵌め合わされるような大きさをもって形成されている。また、支持壁26の外面側には、図2に示すように、係止突起27が外向きに張り出して形成される一方、ケーシング55の内周側には係止突起27と係止可能な係止凹部56が形成されており、支持壁26とケーシング55を嵌め合わせると、係止凹部56と係止突起27が係止するようになっている。
【0015】
可動部材31は取り付け板21と同様に機械的強度が比較的高い硬質の樹脂(例えばABS、ナイロン、PBT、ポリプロピレン等)製であってブロック状をなし、取り付け板21とは別途成形されるようになっている。可動部材31の大きさは取り付け板21の開口部25より小さく設定されており、開口部25内においてスイッチボックス51と対面する位置に配され、かつ支持壁26の内壁との間に隙間29を保有した状態にある。すなわち、取り付け板21と可動部材31との間は直接接続されておらず、詳細には後述するが、可動部材31は取り付け板21の下面側に配されるシール部材40によって支持されるようになっている。
【0016】
このような構成とすることで、可動部材31をその上面32がスイッチボックス51の可動接点52と離間した初期位置(図5に示す位置)と、その上面32がスイッチボックス51の可動接点52に当接し両接点52、53を閉じる作動位置(図6に示す位置)との間で変位可能に支持するようにしている。すなわち、シール部材40は弾力性を有する部材(例えば、軟質の樹脂製、ゴム製、エラストマ製等)よりなるため、可動部材31の下面を、図5に示す下方から押圧操作すると、シール部材40のうち前記した取り付け板21と可動部材31の隙間29に対応する部分のシール部材41Aが弾性的に撓み可動部材31を初期位置から作動位置に変位させることが出来る。
【0017】
シール部材40は取り付け板21の基板部22の外面側を被覆可能な大きさの本体部41を有するとともに、この本体部41に対して1次成形された取り付け板21及び可動部材31がインサートされ一体的に成形されたものである。すなわち、可動部材31には上面32側に開口する凹部35が長さ方向に沿って4つ並んで設けられている。各凹部35はほぼ同じ大きさに形成されるとともに、その下面側には可動部材31を上下に貫く連絡孔36が形成されている。また、取り付け板21の基板部22にも開口部25を取り囲むようにして貫通孔28が間欠的に設けられており、インサート成形時には、図4に示すように、連絡孔36から凹部35内に、貫通孔28から基板部22の上面側に向けてそれぞれ樹脂等の素材が回り込むようになっている。これら回り込んだ樹脂部分は凹部35内及び基板部22の上面においてそれぞれ抜止めリブ44、45を形成する。すなわち、これら抜止めリブ44、45が可動部材31及び取り付け板21を本体部41との間に上下に挟み込んだ状態で固化されることで、可動部材31及び取り付け板21がシール部材40の本体部41に対して抜止めされるようになっている。
【0018】
凹部35内に成形された抜止めリブ44は、図4に示すように、固化した状態でその上面側が凹部35の上面32から突出せず全体が凹部35内に収容されるように設定されている。また、各凹部35間の間隔は中央に配される凹部35B、35C間の間隔が広くとってあるが、ここは、スイッチボックス51の可動接点52に対する当接面32Aである。
【0019】
また、基板部22の抜止めリブ45は、図3、図4に示すように、開口部25を取り囲むように環状をなして成形され、上記した抜止め作用に加えてスイッチボックス51をシールするようになっている。すなわち、抜止めリブ45は、ケーシング55が支持壁26に対して取り付けられた時には、ケーシング55に設けられる鍔片57に対して全周に亘って密着し、ケーシング55と基板部22との間を全周に亘ってシールするようになっている。
【0020】
また、二次成形される際に、本体部41の外縁には断面がコの字状をなすカバー片42が一体的に形成されるようになっている。カバー片42は、その内周側が基板部22の端面及び基板部22の上面の縁部に密着するようになっている。このカバー片42は基板部22の全周に亘って環状をなして形成されるとともに、このカバー片42の外周側(上側)の先端部分は上向きにシール突起43が設けられている。このシール突起43も環状をなして形成されており、スイッチユニットS全体が後述する係止部23によってジョイントパネル15に対して装着された際には、ジョイントパネル15の表面側に対して密着して、ジョイントパネル15と取り付け板21との間を全周に亘ってシールし、抜止めリブ45と共にスイッチボックス51の水密性を確保するようになっている。
また、図4に示すように、取り付け板21の基板部22の左右両端寄りの位置には、一対の突部22Aが下向きに突出形成されているが、これはシール部材40、特にカバー片42が基板部22の外面沿いに移動するのを移動規制するものである。
【0021】
次に、上記のように構成されたスイッチユニットSをジョイントパネル15に固定する支持構造について説明する。図5に示すように基板部22の左右両端部寄りの位置には先端に一対のロック片24を備えた係止部23が左右一対立設される一方、ジョイントパネル15側には係止部23のロック片24に係止可能な係止孔15Aが一対設けられている。係止部23を係止孔15Aに対して押し込んで行くと、両ロック片24は互いに近接する方向に弾性的に変位することでその押し込み動作を許容し、係止孔15Aを通過した時には復帰してジョイントパネル15の上面側に係止して取り付け板21、ひいてはスイッチユニットS全体を抜止めするようになっている。
【0022】
本実施形態の作用・効果について具体的に説明する。
まず、スイッチユニットSを製造する手順は、予め、取り付け板21及び可動部材31を一次成形しておき、これら一次成形品を操作部20が形成される二次成形用の金型のキャビティ内にインサートして二次成形する。これにより操作部20、すなわちシール部材40、可動部材31及び取り付け板21が一体的に形成される。続いて、操作部20とスイッチボックス51の組み付けを行う。それには、ケーシング55に対して操作部20の支持壁26を正対させその状態から支持壁26をケーシング55に対して押し込む。支持壁26がケーシング55内にほぼ押し込まれると、支持壁26の係止突起27がケーシング55の係止凹部56に係止する。これにて、ケーシング55に対して操作部20が抜止め状態に保持され、スイッチユニットSの組立が完了する。この状態において、シール部材40の抜止めリブ45がケーシング55の鍔片57に対して全周に亘って密着しており、取り付け板21とケーシング55との間をシールするようになっている。
【0023】
その後、スイッチユニットSの係止部23をバックドア11のジョイントパネル15の係止孔15Aに差し込んで係止させるとともに、コネクタ58をロック用の電気回路に接続すれば車両に対するスイッチユニットSの取り付けが完了する。車両に対する組み付けが完了した状態において、シール部材40のシール突起43がジョイントパネル15の下面側に全周に亘って密着しており、取り付け板21とジョイントパネル15との間をシールするようになっている。このように、シール突起43と抜止めリブ45によって、ケーシング55を2重にシールすることで、スイッチボックス51への水やほこりの侵入を防いでいる。
また、この取り付け状態において、可動部材31はシール部材40の本体部41によって、可動部材31の当接面32Aとスイッチボックス51の可動接点52、及び可動接点52と固定接点53とがそれぞれ離間し、可動部材31の下面が取り付け板21の基板部22の下面とほぼ面一となる初期位置に支持されている。
【0024】
この状態からバックドア11のロックを解除するには、図5に示すように、スイッチユニットSのシール部材40の中央部分を下側から上側に向けて押圧操作する。すると、シール部材40のうち取り付け板21と可動部材31の隙間29に対応する部分のシール部材41Aが弾性的に撓み可動部材31を初期位置から上動させ、図6に示す作動位置に変位させる。可動部材31が作動位置に至ると、可動接点52の自由端側が押されて弾性変位し、可動接点52が固定接点53に当接する。かくして、両接点52、53が閉じるとロック用の電気回路が作動して、電動式ロック機構を自動的にロック解除させる。
【0025】
本実施形態によれば、操作部20は一次成形された可動部材31及び取り付け板21を、二次成形によりシール部材40と一体的に成形してなる。そのため、操作部20にジョイントパネル15に対する取り付け機能、固定接点53の開閉を行う機能、シール機能を集約することができ、他に専用の部品を必要としないから製造時に専用の組み付け作業を必要とせず、生産効率がよい。
また、可動部材31は弾性材(例えば、軟質の樹脂、ゴム、エラストマ等)よりなるシール部材40によって支持されているため、支持が機械的強度の比較的高い硬質の樹脂材によって支持される場合と比較して、スイッチユニットSの押圧操作に対する耐久性に優れる。
【0026】
更に、スイッチボックス51及びケーシング55は必ずしも操作部20側に取り付ける必要はなく車体側に直接取り付けておいてもよいが、本実施形態で示したように、これらスイッチボックス51、ケーシング55及び操作部20がスイッチユニットSを構成し、スイッチボックス51等が車体側に間接的に取り付けられる形式としておけば、スイッチボックス51及びケーシング55を車体に対して直接装着する形式に比べて、全体の取り扱い、及び組み付け時の作業性に優れる。
【0027】
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を図7ないし図8によって説明する。
第1実施形態では、一次成形時に取り付け板21と可動部材31をそれぞれ個別に形成したが、第2実施形態では、取り付け板21と可動部材31を一次成形の際に一体形成するものである。その他の構成については、第1実施形態と同様であるため、同一部品には同一符号を付し重複した説明を省略する。
【0028】
図7に示すように、支持壁71Bの内面側の4隅にはそれぞれ連結部材(本発明の連結部に相当する)73の一端側が接続される一方、各連結部材73の他端側は可動部材72の上面及び下面の左右にそれぞれ接続され、これら4本の連結部材73によって可動部材72が支持壁71Bと直接繋がれている。連結部材73は同図に示すように、S字状をなし撓み可能に形成される。このようにS字状に形成するのは、連結部材73の撓み経路を長くとることによって、押圧操作の際に可動部材72が傾いたり、或いは支持壁71Bの一方側に寄ってしまったり種々変位してもその変位動作を許容するためである。
【0029】
また、連結部材73の板厚寸法は、図8に示すように基板部71Aの板厚寸法より薄く設定されている。このような構成とすることで取り付け板71、可動部材72及び連結部材73が比較的機械的強度の高い硬質の材質からなる場合であってもスイッチの押圧操作の際に、連結部材73がシール部材40とともに撓んで可動部材72の変位動作が許容されるようになっている。
【0030】
このように、取り付け板71と可動部材72を一次成型時に一体形成しておけば、取り付け板71と可動部材72をそれぞれ別体の構成とする場合と比較して、操作部20の生産効率を高くすることが出来る。すなわち、別体の構成である場合には二次成型時(インサート成型時)に、金型内に取り付け板71と可動部材72をそれぞれ個別にセットする必要があるが、一体的に形成されていれば一括してセットすることが可能となるためである。
また、このような構成とすることで、操作部20をいわゆる2色成形(1つの金型内で同時に2種類の材料を成形する成形方法)することも可能になり、更に、生産効率の向上が図られる。
【0031】
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態を図9、図10によって説明する。
第2実施形態では、取り付け板71と可動部材72を撓み可能な連結部材73によって架設したが、第3実施形態では取り付け板71と可動部材72を切り離し可能(破断可能)な連結部材75によって架設するものである。その他の構成については、第2実施形態と同様であるため、同一部品には同一符号を付し重複した説明を省略する。
【0032】
図9に示すように、可動部材72の上面と支持壁71Bとの間、及び可動部材72の下面と支持壁71Bとの間はそれぞれ左右一対の連結部材75が架設されている。連結部材75の幅寸法は第2実施形態の連結部材73の幅寸法より細く形成されるとともに、支持壁71Bとの間を直線的に繋ぐようになっている。この連結部材75は両端部75Aの板厚寸法が、図10に示すように、他の部分75Bの板厚寸法に比べて十分薄く設定されており、二次成形後における適当な時期に、例えば、可動部材72を強く押さえ込むなどしてやれば連結部75を破断させ、可動部材72と取り付け板71を切り離すことが出来る。そのため、その後に行われる可動部材72の押圧操作を、取り付け板71との連結が断たれた状態で行うことが出来、操作性に優れる。
【0033】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0034】
(1)第1ないし第3実施形態では、スイッチユニットSをバックドア11のロックの開閉用に使用したが、その用途はバックドア11に限定されるものではなく、特に、取り付け部分をシールする必要があるものに適用すれば有効である。
【0035】
(2)第2、第3実施形態では、支持壁71Bと可動部材72との間を4本の連結部材73、75により繋げたが、連結部材73、75の個数は例えば、2本、6本等であってもよい。
【0036】
(3)第1ないし第3実施形態では、ジョイントパネル15に対する取り付け板21の取り付けを係止部23により弾性係止させる構成としたが、両部材15、21が固定されるものであればよく、例えば、ねじ止め、圧入等により取り付けてもよい。
【0037】
(4)第1ないし第3実施形態では、可動部材31によって可動接点52を撓ませて両接点52、53を閉じる構成としたが、非接触式の構成(例えば、スイッチ側を近接スイッチによって構成し可動部材の変位を検出するもの)としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に適用された車両の後部側を示す斜視図
【図2】スイッチユニットを車両に取り付けた状態を示す断面図
【図3】操作部の平面図
【図4】操作部の断面図
【図5】可動部材の初期位置を示す断面図
【図6】可動部材の作動位置を示す断面図
【図7】第2実施形態における操作部の平面図
【図8】スイッチユニットの断面図
【図9】第3実施形態における操作部の平面図
【図10】第3実施形態における操作部の断面図
【符号の説明】
20…操作部(スイッチ用二次成形品)
21…取り付け板(取り付け部)
31…可動部材(可動部)
40…シール部材(シール部)
51…スイッチボックス(スイッチ)
52…可動接点(スイッチ)
53…固定接点(スイッチ)

Claims (3)

  1. 車体に対して直接的、或いは間接的に取り付けられるスイッチに対して近接或いは当接することで前記スイッチの開閉を行う可動部と、前記車体側に接続可能とされた取り付け部からなる一次成形品をインサートして前記車体と前記取り付け部との間をシール可能とするシール部が成形されたスイッチ用二次成形品であって、
    前記可動部と前記取り付け部との間が前記シール部によって接続されるとともに、前記シール部は弾性材により構成され、前記可動部を前記スイッチに対して離間した初期位置と、前記スイッチに対して近接あるいは当接する作動位置との間で変位可能に弾性的に支持する構成であることを特徴とするスイッチ用二次成形品。
  2. 一次成形時において、前記可動部と前記取り付け部は撓み可能に形成された連結部によって連結された構成であることを特徴とする請求項1記載のスイッチ用二次成形品。
  3. 一次成形時において、前記可動部と前記取り付け部は、破断可能に形成された連結部により連結された構成であることを特徴とする請求項1記載のスイッチ用二次成形品。
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