JP2003201781A - キーレスエントリの携帯機の防水構造 - Google Patents

キーレスエントリの携帯機の防水構造

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JP2003201781A JP2002001482A JP2002001482A JP2003201781A JP 2003201781 A JP2003201781 A JP 2003201781A JP 2002001482 A JP2002001482 A JP 2002001482A JP 2002001482 A JP2002001482 A JP 2002001482A JP 2003201781 A JP2003201781 A JP 2003201781A
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    • G07C9/00174Electronically operated locks; Circuits therefor; Nonmechanical keys therefor, e.g. passive or active electrical keys or other data carriers without mechanical keys
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B19/00Keys; Accessories therefor
    • E05B19/04Construction of the bow or head of the key; Attaching the bow to the shank
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05GCONTROL DEVICES OR SYSTEMS INSOFAR AS CHARACTERISED BY MECHANICAL FEATURES ONLY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防水の確実なキーレスエントリの携帯機の防
水構造を提供する。 【解決手段】 本発明のキーレスエントリの携帯機の防
水構造は、上ケース5と下ケース4とが組み合わされた
際、上ケース5による上板部13aの押圧によって、側
板部13cの下端部が底壁4aに圧接されると共に、貫
通孔4fを栓14で塞ぐことによって、中間製品S1の
搬送途上等において、キートップ13の空洞部13d内
への水分の侵入がしにくくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車等に使用して
好適なキーレスエントリの携帯機の防水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のキーレスエントリの携帯機の防水
構造の図面を説明すると、図5は従来のキーレスエント
リの携帯機の防水構造の概要を示す要部の断面図、図6
は従来のキーレスエントリの携帯機の防水構造に係り、
要部を分解した断面図である。
【0003】次に、従来のキーレスエントリの携帯機の
防水構造の構成を図5,図6に基づいて説明すると、合
成樹脂の成型品からなる箱状の下カバー51は、底壁5
1aと、この底壁51aの外周部から上方に延びる環状
の側壁51bと、この側壁51bと底壁51aとで囲ま
れた収納部51cとを有する。そして、この下カバー5
1には、自動車のドアのロックを手動で施錠、或いは解
除するキー52が埋設されて取り付けられている。
【0004】合成樹脂の成型品からなる箱状の上カバー
53は、上壁53aと、この上壁53aに設けられた孔
53bと、上壁53aの外周部から下方に延びる環状の
側壁53cと、上壁53aと側壁53cとで囲まれた収
納部53dとを有する。そして、この上カバー53は、
下カバー51に対向させた状態で、ネジ等の結合手段に
より両者が組み合わされる。
【0005】合成樹脂の成型品からなる箱状のケース5
4は、平板状の底壁54aと、この底壁54aに設けら
れた孔54bと、底壁54aの外周部から上方に延びる
環状の側壁54cと、この側壁54cの外周部に設けら
れた係止用の凸部54dと、底壁54aと側壁54cと
で囲まれた収納部54eと、底壁54aから収納部54
e側に突出して設けられた仕切り壁54fとを有する。
【0006】プリント基板からな回路基板55には、プ
ッシュ型のスイッチ56等の電気部品が搭載され、この
回路基板55は、仕切り壁54f上に載置された状態
で、収納部54e内に配置されている。
【0007】ゴム材からなる箱状のキートップ57は、
平板状の上板部57aと、この上板部57aから上方に
突出して設けられた押圧部57bと、上板部57aの外
周部から下方に延びる環状の側板部57cと、側板部5
7cに設けられた係止用の係止孔57d、側板部57c
から外方に突出する環状の鍔部57eとを有する。
【0008】そして、このキートップ57は、回路基板
55の上方部を覆うように配置して、その側板部57c
をケース54の側壁54cの外側にはめ合わせ、係止孔
57dに凸部54dを掛け止めして、ケース54と組み
合わされる。この時、押圧部57bの下部がスイッチ5
6の押し釦56aと対向した状態となっている。
【0009】また、釦型の電池58は、ケース54の孔
54bから収納部54e内に着脱が可能となっており、
電池58が装着された際、電池58は、底壁54aと回
路基板55とで支持されるようになっている。このよう
に、回路基板55等を収納したケース54とキートップ
57とが組み合わされて、中間製品S2が形成される。
【0010】そして、このような構成を有する中間製品
S2は、電池58を着脱するための孔54bが存在する
ため、中間製品S2の搬送途上等において、この孔54
bから収納部54e内に水が容易に侵入する。
【0011】また、このような中間製品S2は、下カバ
ー51と上カバー53の収納部51c、53d内に収容
され、押圧部57bが孔53bからと出すると共に、キ
ートップ57の鍔部57eが下カバー51の側壁51b
の上端部と上カバー53の側壁53cの下端部との間で
挟持されて保持される。
【0012】その結果、鍔部57eの挟持構造によっ
て、収納部51c内が密閉状態となって、中間製品S2
の防水構造となるが、鍔部57eの挟持が不十分な状態
では、水分が収納部51c内に侵入すると共に、ケース
54の孔54bから収納部54e内に侵入する。
【0013】このような構成を有するキーレスエントリ
の携帯機は、押圧部57bを押圧すると、スイッチ56
の押し釦56aが操作され、その結果、自動車のドアの
ロックが施錠されたり、或いはロックが解除されたりす
るようになっている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来のキーレスエント
リの携帯機の防水構造は、中間製品S2の搬送途上等に
おいて、水分がケース54の孔54bから収納部54e
内に侵入し易いという問題がある。また、下カバー51
と上カバー53とによるキートップ57の鍔部57eの
挟持が不十分な時においても、水分がケース54の孔5
4bから収納部54e内に侵入するという問題がある。
【0015】そこで、本発明は防水の確実なキーレスエ
ントリの携帯機の防水構造を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の解決手段として、底壁を有する下ケースと、前
記底壁に設けられた貫通孔に遊嵌された栓と、ゴム材か
らなる箱形のキートップと、このキートップ内に収納さ
れる電池、スイッチ、及び回路基板と、前記キートップ
を下ケースとの間に挟持する上ケースとを備え、前記キ
ートップは、上板部と、この上板部の外周部から下方に
延びる環状の側板部と、前記上板部と前記側板部とで囲
まれた空洞部とを有し、前記上ケースと前記下ケースと
が組み合わされた際、前記上ケースによる前記上板部の
押圧によって、前記側板部の下端部が前記下ケースとの
間に圧接、挟持されると共に、前記空洞部内の空気が前
記貫通孔から排出可能となし、前記上ケースと前記下ケ
ースを組み合わせた中間製品をカバーに収納した時、前
記カバーにより前記栓を前記底壁に圧接し、前記貫通孔
を前記栓で塞ぐことによって、前記空洞部内を密封状態
となした構成とした。このような構成によって、下ケー
スの貫通孔が栓で塞がれた状態となっているため、下ケ
ースと上ケースとが組み合わされた中間製品の搬送途上
等において、キートップの空洞部内には、水が侵入しに
くくなる。また、空洞部内の空気が貫通孔から排出可能
であるため、キートップが上ケースで押圧された際、空
洞部内の空気が排出し、このため、側板部の下端部の底
壁への圧接が十分となり、キートップと底壁との間の密
閉度が良好となる。また、カバーにより栓を底壁に圧接
し、貫通孔を栓で完全に塞ぐことによって、空洞部内を
密封状態となして、防水を確実にできる。
【0017】また、第2の解決手段として、前記空洞部
内には、前記貫通孔に対向する位置に導電部が配設さ
れ、前記貫通孔に挿通された測定用プローブが前記導電
部に接触可能とした構成とした。このような構成によっ
て、貫通孔が測定用として兼用でき、構成が簡単で、測
定の容易なものが得られる。
【0018】また、第3の解決手段として、前記上ケー
スと前記下ケースとがスナップ結合によって組み合わさ
れた構成とした。このような構成によって、下ケースと
上ケースとの組み合わせが簡単であると共に、キートッ
プの保持、及び底壁への押し付け操作が容易となって、
生産性の良好なものが得られる。
【0019】また、第4の解決手段として、前記回路基
板が前記キートップによって前記下ケースに押し付けら
れて支持された構成とした。このような構成によって、
回路基板の支持が簡単で、生産性の良好なものが得られ
る。
【0020】また、第5の解決手段として、前記栓はゴ
ム材からなり、前記貫通孔に取付、取り外し可能とした
構成とした。このような構成によって、栓による貫通孔
の塞ぎが確実であると共に、電池の交換時における下ケ
ースとキートップの再度の組合せの際においても、キー
トップが上ケースで押圧された際、空洞部内の空気が排
出し、このため、側板部の下端部の底壁への圧接が十分
となり、キートップと底壁との間の密閉度が良好とな
る。
【0021】また、第6の解決手段として、前記栓は、
平板状の鍔部と、この鍔部から突出した首部と、この首
部の先端部に設けられた球状の頭部とを有し、前記鍔部
が前記下ケースの外部に位置した状態で、前記頭部を前
記貫通孔に係止した構成とした。このような構成によっ
て、栓が簡単な構成で形成できると共に、栓の貫通孔へ
の取付が容易となる。
【0022】また、第7の解決手段として、前記下ケー
スには、前記鍔部を収容する凹部を設けた構成とした。
このような構成によって、栓の取付がコンパクトにでき
ると共に、鍔部によっても、貫通孔を塞ぐことができ
て、貫通孔の塞ぎを一層確実できる。
【0023】また、第8の解決手段として、前記カバー
は、上カバーと下カバーとを有し、前記上、下カバー内
には、組み合わされた前記上、下ケースを収納した構成
とした。このような構成によって、中間製品が下カバー
と上カバーの締め付け状態の関係なく防水ができて、そ
の組合せ作業が簡単となる。
【0024】また、第9の解決手段として、前記下カバ
ーには、前記栓を押圧する凸部を設けた構成とした。こ
のような構成によって、貫通孔の塞ぎを一層確実でき
る。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明のキーレスエントリの携帯
機の防止構造の図面を説明すると、図1は本発明のキー
レスエントリの携帯機の防水構造を示す分解斜視図、図
2は本発明のキーレスエントリの携帯機の防水構造の概
要を示す要部の断面図、図3は本発明のキーレスエント
リの携帯機の防水構造に係り、要部を分解した断面図、
図4は本発明のキーレスエントリの携帯機の防水構造を
示す要部の拡大断面図である。
【0026】次に、本発明のキーレスエントリの携帯機
の防水構造の構成を図1〜図4に基づいて説明すると、
合成樹脂の成型品からなる箱状の下カバー1は、底壁1
aと、この底壁1aの外周部から上方に延びる環状の側
壁1bと、この側壁1bと底壁1aとで囲まれた収納部
1cと、底壁1aから収納部1c側に突出して設けられ
た凸部1dとを有する。そして、この下カバー1には、
自動車のドアのロックを手動で施錠、或いは解除するキ
ー2が埋設されて取り付けられている。
【0027】合成樹脂の成型品からなる箱状の上カバー
3は、上壁3aと、この上壁3aに設けられた複数個の
孔3bと、上壁3aの外周部から下方に延びる環状の側
壁3cと、上壁3aと側壁3cとで囲まれた収納部3d
とを有する。そして、この上カバー3は、下カバー1に
対向させた状態で、ネジ等の結合手段により両者が組み
合わされて、全体のカバーが構成されている。
【0028】合成樹脂の成型品からなる箱状の下ケース
4は、平板状の底壁4aと、底壁4aの外周部から上方
に延びる環状の側壁4bと、底壁4aと側壁4bとで囲
まれた収納部4cと、側壁4bの外周部に設けられた係
止用の凹部4dと、底壁4aから収納部4c側に突出し
て設けられた仕切り壁4eと、底壁4aに貫通して設け
られた貫通孔4fと、貫通孔4fの周囲から収納部4c
側に突出して設けられた円筒部4gと、底壁4aの外面
側で、貫通孔4fに対応して設けられた円形の凹部4h
とを有する。
【0029】合成樹脂の成型品からなる箱状の上ケース
5は、上壁5aと、この上壁5aに設けられた複数個の
孔5bと、上壁5aの外周部から下方に延びる環状の側
壁5cと、この側壁5cの外周部に設けられた係止用の
凸部5dと、上壁5aと側壁5cとで囲まれた収納部5
eとを有する。そして、この上ケース5を下ケース4に
対向させ、側壁5cを下ケース4の側壁4b内に位置さ
せて押し込むと、凸部5dが凹部4d内にスナップ嵌合
して、下、上ケース4,5の両者がスナップ結合され
て、組み合わされる。
【0030】導電パターンが施されたプリント基板から
な回路基板6には、2個のプッシュ型のスイッチ7やI
C部品8等の電気部品が搭載されて、送信回路、或いは
送受信回路が形成され、この回路基板6は、仕切り壁4
e上に載置された状態で、収納部4c内に配置されてい
る。
【0031】マイナス用の端子板9は、導電性のバネ性
ある金属板からなり、この端子板9は、仕切り壁4eに
ガイドされた状態で、底壁4a上に載置されて、回路基
板6の導電パターンに接続されている。プラス用の端子
板10は、導電性のバネ性ある金属板からなり、この端
子板10は、回路基板6と底壁4aとの間にあって、一
部が一方の端子板9と対向した状態で、端子板9上に間
隔を置いて配置されて、回路基板6の導電パターンに接
続されている。
【0032】そして、釦型の電池11が端子板9,10
間にそれぞれ接触した状態で配置されている。また、図
4に示すように、貫通孔4fと対向する位置において、
導電パターン、或いは端子板9,10からなる導電部1
2が配置された状態となっていて、ここでは図示しない
が、貫通孔4fから測定用プローブを挿通でき、この測
定用プローブが導電部12に接触可能となっている。
【0033】ゴム材からなる箱状のキートップ13は、
平板状の上板部13aと、この上板部13aから上方に
突出して設けられた2個の押圧部13bと、上板部13
aの外周部から下方に延びる環状の側板部13cと、こ
の側板部13cと上板部13aとで囲まれた空洞部13
dと、上板部13aから空洞部13d側に突出する押し
付け部13eとを有する。
【0034】そして、このキートップ13は、収納部4
c、5e内に収納されると共に、空洞部13d内には、
スイッチ7等を含む回路基板6、端子板9,10、及び
電池11を収納した状態で、側板部13cの下端部の全
周が底壁4aに圧接された状態となっている。また、キ
ートップ13が取り付けられた際、押圧部13bが上ケ
ース5の孔5bから上方に突出すると共に、押圧部13
bがスイッチ7の押し釦7aと対向した状態となり、ま
た、押し付け部13eによって、回路基板6が仕切り壁
4e上に押し付けられて支持される。
【0035】次に、キートップ13の組み込みについて
説明すると、先ず、キートップ13で回路基板6等を覆
った状態で、キートップ13の側板部13cの先端部を
底壁4aに当接させる。この状態で、キートップ13の
上部に上ケース5を被せ、上ケース5を下ケース4にス
ナップ結合する。
【0036】すると、キートップ13の上板部13aが
上ケース5の上壁5aによって押されるため、側板部1
3cが撓むと共に、側板部13cの先端部の全周が底壁
4aに圧接されて、キートップ13と底壁4a間の密閉
度が確実となった状態で、キートップ13は、下ケース
4と上ケース5との間に圧接、挟持された構成となる。
また、キートップ13が上板部13aで押圧された時、
空洞部13d内の空気は、貫通孔4fから排出されるた
め、空洞部13d内の空気が圧縮されることが無く、従
って、側板部13cの先端部による底壁4aへの圧接が
良好となり、キートップ13と底壁4a間の密閉度が一
層確実となる。
【0037】ゴム材からなる栓14は、円板状の鍔部1
4aと、この鍔部14aの中央部から上方に突出する首
部14bと、この首部14bの先端部に設けられた球状
の頭部14cとを有する。そして、この栓14は、頭部
14cが貫通孔4fに遊嵌状態で、係止されると共に、
鍔部14aが下ケース4の凹部4h内に収納されて取り
付けられる。
【0038】この時、頭部14cと貫通孔4fとの間に
は、僅かな隙間が存在して、空洞部13d内の空気が隙
間から外部に排出可能となっているが、貫通孔4fの外
部には、鍔部14aが位置して、水が侵入しにくくなっ
ている。なお、頭部1c、或いは貫通孔4fに僅かな凹
凸部を設けて、空洞部13d内の空気が隙間から外部に
排出可能にしても良い。
【0039】この栓14は、貫通孔4fに対して取付、
取り外し(着脱)可能となっており、栓14が取り付け
られた際は、栓14が貫通孔4fに係止した状態となっ
ている。このように、下、上ケース4,5と、回路基板
6等を覆ったキートップ13,及び栓14とが組み合わ
されて、中間製品S1が形成される。
【0040】また、中間製品S1は、栓14が取り付け
られる前に、電気的な性能チェックが行われるが、この
性能チェックは、貫通孔4fから測定用プローブ(図示
せず)を挿通して、この測定用プローブを導電部12に
接触させることによって行われる。そして、性能チェッ
クの完了後、栓14が取り付けられた中間製品S1は、
最終的な組立のために、外注等に搬送さることがある
が、この時、中間製品S1の搬送途上等においては、水
が侵入しにくくなっている。
【0041】また、このような中間製品S1は、カバー
を構成する下カバー1と上カバー3の収納部1c、3d
内に収容されて、キーレスエントリの携帯機が完成ず
る。この時、キートップ13の押圧部13bは、上カバ
ー3の孔3bか外方に突出した状態となると共に、下カ
バー1の凸部1dが栓14を底壁4aに押圧して、貫通
孔4fに対する栓14の圧接を強くしたものとなってい
る。
【0042】また、電池11の交換に当たっては、下、
上カバー1,3と、下、上ケース4,5、及びキートッ
プ13を分解すると共に、栓14を取り外した状態で、
電池11を交換する。そして、キートップ13を底壁4
aに載置した状態で、上ケース5を下ケース4にスナッ
プ結合した後、栓14を貫通孔4fに係止して中間製品
S1を形成し、しかる後、この中間製品S1を下、上カ
バー1,3内に収納すると、電池11の交換が完了す
る。なお、栓14は、貫通孔4fに係止した状態で、電
池11の交換を行っても良い。
【0043】このような構成を有するキーレスエントリ
の携帯機は、一方の押圧部13bを押圧すると、一方の
スイッチ7の押し釦7aが操作され、その結果、自動車
のドアのロックが施錠され、また、他方の押圧部13b
を押圧すると、他方のスイッチ7の押し釦7aが操作さ
れ、その結果、自動車のドアのロックが解除されたりす
るようになっている。
【0044】なお、上記実施例では、スイッチは単品の
もので説明したが、キートップの押圧部の下部に可動接
点を設け、この可動接点が回路基板に設けた固定接点に
接離するようにしたものでも良い。
【0045】
【発明の効果】本発明のキーレスエントリの携帯機の防
水構造は、底壁を有する下ケースと、底壁に設けられた
貫通孔に遊嵌された栓と、ゴム材からなる箱形のキート
ップと、このキートップ内に収納される電池、スイッ
チ、及び回路基板と、キートップを下ケースとの間に挟
持する上ケースとを備え、キートップは、上板部と、こ
の上板部の外周部から下方に延びる環状の側板部と、上
板部と側板部とで囲まれた空洞部とを有し、上ケースと
下ケースとが組み合わされた際、上ケースによる上板部
の押圧によって、側板部の下端部が下ケースとの間に圧
接、挟持されると共に、空洞部内の空気が貫通孔から排
出可能となし、上ケースと下ケースを組み合わせた中間
製品をカバーに収納した時、カバーにより栓を底壁に圧
接し、貫通孔を栓で塞ぐことによって、空洞部内を密封
状態となり、このため、下ケースの貫通孔が栓で塞がれ
た状態となっているため、下ケースと上ケースとが組み
合わされた中間製品の搬送途上等において、キートップ
の空洞部内には、水が侵入しにくくなる。
【0046】また、空洞部内の空気が貫通孔から排出可
能であるため、キートップが上ケースで押圧された際、
空洞部内の空気が排出し、このため、側板部の下端部の
底壁への圧接が十分となり、キートップと底壁との間の
密閉度が良好となる。また、カバーにより栓を底壁に圧
接し、貫通孔を栓で完全に塞ぐことによって、空洞部内
を密封状態となして、防水を確実にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキーレスエントリの携帯機の防水構造
を示す分解斜視図。
【図2】本発明のキーレスエントリの携帯機の防水構造
の概要を示す要部の断面図。
【図3】本発明のキーレスエントリの携帯機の防水構造
に係り、要部を分解した断面図。
【図4】本発明のキーレスエントリの携帯機の防水構造
を示す要部の拡大断面図。
【図5】従来のキーレスエントリの携帯機の防水構造の
概要を示す要部の断面図。
【図6】従来のキーレスエントリの携帯機の防水構造に
係り、要部を分解した断面図。
【符号の説明】
1 下カバー 1a 底壁 1b 側壁 1c 収納部 1d 凸部 2 キー 3 上カバー 3a 上壁 3b 孔 3c 側壁 3d 収納部 4 下ケース 4a 底壁 4b 側壁 4c 収納部 4d 凹部 4e 仕切り壁 4f 貫通孔 4g 円筒部 4h 凹部 5 上ケース 5a 上壁 5b 孔 5c 側壁 5d 凸部 5e 収納部 6 回路基板 7 スイッチ 7a 押し釦 8 IC部品 9 端子板 10 端子板 11 電池 12 導電部 13 キートップ 13a 上板部 13b 押圧部 13c 側板部 13d 空洞部 13e 押し付け部 14 栓 14a 鍔部 14b 首部 14c 頭部 S1 中間製品

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁を有する下ケースと、前記底壁に設
    けられた貫通孔に遊嵌された栓と、ゴム材からなる箱形
    のキートップと、このキートップ内に収納される電池、
    スイッチ、及び回路基板と、前記キートップを下ケース
    との間に挟持する上ケースとを備え、前記キートップ
    は、上板部と、この上板部の外周部から下方に延びる環
    状の側板部と、前記上板部と前記側板部とで囲まれた空
    洞部とを有し、前記上ケースと前記下ケースとが組み合
    わされた際、前記上ケースによる前記上板部の押圧によ
    って、前記側板部の下端部が前記下ケースとの間に圧
    接、挟持されると共に、前記空洞部内の空気が前記貫通
    孔から排出可能となし、前記上ケースと前記下ケースを
    組み合わせた中間製品をカバーに収納した時、前記カバ
    ーにより前記栓を前記底壁に圧接し、前記貫通孔を前記
    栓で塞ぐことによって、前記空洞部内を密封状態となし
    たことを特徴とするキーレスエントリの携帯機の防水構
    造。
  2. 【請求項2】 前記空洞部内には、前記貫通孔に対向す
    る位置に導電部が配設され、前記貫通孔に挿通された測
    定用プローブが前記導電部に接触可能としたことを特徴
    とする請求項1記載のキーレスエントリの携帯機の防水
    構造。
  3. 【請求項3】 前記上ケースと前記下ケースとがスナッ
    プ結合によって組み合わされたことを特徴とする請求項
    1、又は2記載のキーレスエントリの携帯機の防水構
    造。
  4. 【請求項4】 前記回路基板が前記キートップによって
    前記下ケースに押し付けられて支持されたことを特徴と
    する請求項1から3の何れかに記載のキーレスエントリ
    の携帯機の防水構造。
  5. 【請求項5】 前記栓はゴム材からなり、前記貫通孔に
    取付、取り外し可能としたことを特徴とする請求項1か
    ら4の何れかに記載のキーレスエントリの携帯機の防水
    構造。
  6. 【請求項6】 前記栓は、平板状の鍔部と、この鍔部か
    ら突出した首部と、この首部の先端部に設けられた球状
    の頭部とを有し、前記鍔部が前記下ケースの外部に位置
    した状態で、前記頭部を前記貫通孔に係止したことを特
    徴とする請求項5記載のキーレスエントリの携帯機の防
    水構造。
  7. 【請求項7】 前記下ケースには、前記鍔部を収容する
    凹部を設けたことを特徴とする請求項6記載のキーレス
    エントリの携帯機の防水構造。
  8. 【請求項8】 前記カバーは、上カバーと下カバーとを
    有し、前記上、下カバー内には、組み合わされた前記
    上、下ケースを収納したことを特徴とする請求項1から
    7の何れかに記載のキーレスエントリの携帯機の防水構
    造。
  9. 【請求項9】 前記下カバーには、前記栓を押圧する凸
    部を設けたことを特徴とする請求項8記載のキーレスエ
    ントリの携帯機の防水構造。
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