JP2004278379A - 建設機械の冷却装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷却器の清掃作業を確実に能率良く行う。
【解決手段】機械室2を形成する外装体8に、空気吸い込み口または空気排出口とメンテナンス口とを兼ねる開口部12を設け、冷却器としてのラジエータ5及びオイルクーラー6を機械室2内から開口部12に臨む通常位置と、開口部12から機械室外部に出るメンテナンス位置(清掃位置)との間で移動可能とした。
【選択図】 図2
【解決手段】機械室2を形成する外装体8に、空気吸い込み口または空気排出口とメンテナンス口とを兼ねる開口部12を設け、冷却器としてのラジエータ5及びオイルクーラー6を機械室2内から開口部12に臨む通常位置と、開口部12から機械室外部に出るメンテナンス位置(清掃位置)との間で移動可能とした。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は油圧ショベル等の建設機械に装備される冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
たとえば油圧ショベルにおいては、図9,10に示すように、上部旋回体1の後部に設けられた機械室2内にエンジン3と、このエンジン3によって駆動される油圧ポンプ4が設けられるとともに、この油圧ポンプ4と反対側に、エンジン3を冷却するためのラジエータ5と、作動油を冷却するためのオイルクーラー6とが空気の流れ方向に並んで設けられている。
【0003】
また、エンジン3には、ファン7がラジエータ5と近接対向する状態で直結され、このファン7の回転により、図中矢印で示すように、機械室2を形成する外装体(ガードと呼ばれるカバー部材またはカウンタウェイト)8に設けられた空気吸い込み口9から外気が吸い込まれ、冷却空気としてオイルクーラー6及びラジエータ5を通過した後、図示しない空気排出口から排出される。
【0004】
10は空気吸い込み口9に取付けられた金網、多孔板等の多孔性材料から成る吸い込み口カバー、11は吸い込み空気をラジエータ5とファン7との間でガイドするためにラジエータ6に取付けられた空気流案内部材としてのシュラウドである。
【0005】
なお、上記のような吸い込み方式とは逆に、吸い込み口9を排出口とし、ファン7の回転によって外装体8その他の隙間から吸い込んだ外気をラジエータ5及びオイルクーラー6経由でこの排出口(吸い込み口9)から排出する吐き出し方式をとる場合もある。
【0006】
また、エンジン騒音低減の観点から、機械室2内を仕切壁によってエンジン室と冷却器室に分け、冷却器室の上方に設けた吸い込み口から空気を取り入れ、この空気を冷却器室に通した後、仕切壁に設けた開口を介してエンジン室に導入するように構成したものも公知である(たとえば特許文献1参照)。この公知の方式をとる場合は、冷却器室の側壁にメンテナンス口が設けられる。
【0007】
このような冷却装置においては、とくに多量の粉塵等が発生する作業現場で使用される場合に、ラジエータ5及びオイルクーラー6に粉塵等が付着・堆積し易い。
【0008】
このため、ラジエータ5及びオイルクーラー6の目詰まり防止のため、適時、これらに付着した塵を除去する清掃作業を行う必要がある。
【0009】
しかし、とくに小型ショベルでは機械室2内は狭く、吸い込み口(吐き出し方式では排出口)9またはメンテナンス口等の開口部からこの清掃作業を行うにしても、十分な作業スペースを確保できない。また、前記のように機械室内をエンジン室と冷却器室に分ける方式では、冷却器を空気吸い込み口よりも奥に配置しなければならないことから冷却器が機械室内の奥まった位置にあるため、外から手が届き難い。このため、従来構成によると、清掃作業そのものが困難であった。
【0010】
また、開口部に面した冷却器(図例ではオイルクーラー6)の片面は清掃できても、反対側の面、または複数の冷却器を空気の流れ方向に並べた機械における奥側の冷却器(図例ではラジエータ5)の清掃はきわめて困難となる。
【0011】
なお、冷却器を取外して機外で清掃することが考えられるが、この冷却器の脱着作業そのものが面倒であるため、清掃作業の能率が悪くなる。
【0012】
一方、ラジエータ5とオイルクーラー6をヒンジ部材によって開閉自在に連結し、手前側の冷却器を開いて清掃し易くした技術が公知である(たとえば特許文献2参照)。
【0013】
【特許文献1】
特開2002−256591号公報
【特許文献2】
実開昭54−31755号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような公知技術によっても、機械室2内で冷却器を開くため、作業スペースが不十分という根本的な問題は解消されず、清掃作業の効率の悪さは改善されない。また、複数の冷却器を並べた方式においてファン7と対向する側の冷却器の面(図例ではラジエータ5の背面5a)は依然として清掃困難という問題も残されていた。
【0015】
そこで本発明は、冷却器の清掃作業を確実に能率良く行うことができる建設機械の冷却装置を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、機械室を有し、この機械室内にファンと、このファンの回転により発生する空気流によって冷却される冷却器が設けられた建設機械の冷却装置において、上記機械室を形成する外装体に開口部が設けられ、上記冷却器が上記機械室内からこの開口部に臨む通常位置と、開口部から機械室外部に出るメンテナンス位置との間で移動可能に取付けられたものである。
【0017】
請求項2の発明は、請求項1の構成において、ファンと、このファンと対向して配置された冷却器との間で空気流を案内する空気流案内部材が、冷却器のメンテナンス位置への移動時に冷却器から切り離される状態で機械室内に設置されたものである。
【0018】
請求項3の発明は、請求項1または2の構成において、冷却器がヒンジ部材により通常位置とメンテナンス位置との間で回動可能に取付けられたものである。
【0019】
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかの構成において、複数の冷却器を備え、各冷却器が一体として通常位置とメンテナンス位置との間で移動可能に取付けられたものである。
【0020】
請求項5の発明は、請求項1乃至3のいずれかの構成において、複数の冷却器を備え、各冷却器が個別に通常位置とメンテナンス位置との間で移動可能に取付けられたものである。
【0021】
上記構成によると、冷却器を開口部から機械室外のメンテナンス位置に引き出す(請求項3ではヒンジ部材による回動運動によって引き出す)ことができるため、清掃のために十分広い作業スペースを確保でき、しかも冷却器をファンから離して開放させることができる。このため、冷却器の清掃を確実に能率良く行うことができる。
【0022】
この場合、請求項2の構成によると、空気流案内部材(前記説明ではシュラウド)が、従来のように冷却器と一体ではなく、冷却器のメンテナンス位置への引き出し時に冷却器から切り離されるため、冷却器のファン側の面すべてを開放して清掃作業を一層確実に能率良く行うことができる。
【0023】
また、請求項4の構成によると、複数の冷却器が一体として通常位置とメンテナンス位置との間で移動するため、冷却器の出し入れ操作が簡単となる。
【0024】
一方、請求項5の構成によると、複数の冷却器が個別に両位置間で移動するため、各冷却器が相対向して配置される機械において各冷却器の表裏両面を漏れなく確実に清掃することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図1〜図8によって説明する。
【0026】
以下の実施形態において、図9,10に示す部分と同一部分には同一符号を付して示し、その重複説明を省略する。
【0027】
基本実施形態(図1,2参照)
機械室2を形成する外装体8に、空気吸い込み口とメンテナンス口を兼ねる開口部12が設けられ、この開口部12に臨んで機械室2内に冷却器としてのラジエータ5とオイルクーラー6が空気の流れ方向に並んで設けられている。
【0028】
また、空気流の最下流側にファン7と、このファン7を回転駆動するファンモータ(油圧モータまたは電動機)7aが設けられている。
【0029】
ラジエータ5及びオイルクーラー6は、共通の取付枠13に取付けられ、この取付枠13の下辺部が開口部12の下縁部に対してヒンジ部材(蝶番)14により水平軸まわりに回動可能に取付けられている。
【0030】
これにより、ラジエータ5及びオイルクーラー6が一体として、図1に示すように機械室2内で開口部12に臨む通常位置(冷却作用を行う位置)と、図2に示すように清掃作業を含むメンテナンス作業を行う位置として開口部12から機械室2外にほぼ全体が引き出されるメンテナンス位置との間で回動し得るように構成されている。
【0031】
なお、開口部12には金網、多孔板等の多孔性材料から成る吸い込み口カバー15が下辺部を支点として図示のように開閉自在に取付けられている。
【0032】
また、取付枠13及び吸い込み口カバー15のたとえば各上辺部と、これに対応する開口部12の上縁部には、図示しない止め具が設けられ、この止め具によってラジエータ5、オイルクーラー6及び吸い込み口カバー15がそれぞれ図1に示す垂直姿勢に保持される。
【0033】
一方、取付枠13に出し入れ操作用の取手が設けられるとともに、図2に示す外部引き出し状態でラジエータ5及びオイルクーラー6を保持するための保持手段(たとえば取付枠13と開口部12の上側縁部との間に架け渡されるリンク)が設けられるが、ここでは図示省略している。
【0034】
また、外装体8における開口部12の内側に、ファン7とラジエータ5との間で空気流をガイドする空気流案内部材としてのシュラウド16が内向きに取付けられ、このシュラウド16にファン7がファンモータ7aを介して支持されている。すなわち、シュラウド16が、従来のようにラジエータ5と一体でなく、ラジエータ5から切り離された状態で外装体8に取付けられ、このシュラウド16がファン支持部材を兼ねるように構成されている。
【0035】
この構成において、ラジエータ5及びオイルクーラー6を清掃するときは、図2に示すように吸い込み口カバー15を外側に倒して開口部12を開くとともに、ラジエータ5及びオイルクーラー6を取付枠13とともに通常位置からメンテナンス位置まで回動させる。
【0036】
この状態で、ラジエータ5及びオイルクーラー6が図示のように開口部12から機械室12外にほぼ全体が引き出されるため、これらの周囲に十分な作業スペースを確保することができる。
【0037】
しかも、このときファン7及びシュラウド16がラジエータ5から切り離されて機械室12内に残ったままとなるため、ラジエータ5の裏面側が全開放状態となる。
【0038】
このため、ラジエータ5及びオイルクーラー6の清掃作業を、十分なスペース内で何物にも邪魔されずに確実に、能率良く清掃することができる。
【0039】
そして、清掃後は、両者5,6を再び回動させて図1の通常位置に戻せばよい。
【0040】
ところで、ラジエータ5及びオイルクーラー6の入口側及び出口側両配管は、これらの出し入れの邪魔にならないように、クイックカプラで簡単に着脱できるようにしてもよいし、ラジエータ5及びオイルクーラー6の回動中心軸上で回転継手によって連結してもよい。
【0041】
他の実施形態
(1)上記基本実施形態では、ラジエータ5及びオイルクーラー6をその下辺部を支点として水平軸まわりに回動させる構成としたが、図3(水平断面図)に示すように、これらをその前端の左右片側を支点として垂直軸まわりに回動させて図中実線の通常位置と同二点鎖線のメンテナンス位置との間で移動させるようにしてもよい。
【0042】
この構成によると、ラジエータ5及びオイルクーラー6の自重をヒンジ部材17によって支持できるため、必ずしもメンテナンス位置で支持するための特別な支持手段を設ける必要がなくなる。
【0043】
なお、図例では、小旋回型として上部旋回体全体が円形に近い外形を持ち、かつ、カウンタウェイト18を外装体とする油圧ショベルに適用した場合を示し、カウンタウェイト18に開口部12が設けられている。
【0044】
また、吸い込み口カバー15は、図示のようにラジエータ5及びオイルクーラー6に合わせて垂直軸まわりに開閉する構成をとってもよいし、基本実施形態同様、水平軸まわりに開閉する構成をとってもよい。
【0045】
(2)図4には、同じく小旋回型を含む小型ショベルに用いられる吐き出し方式をとる場合の実施形態として、ラジエータ5及びオイルクーラー6をエンジン3の出力軸に対して傾斜した状態で外装体8の開口部12に近接して配置し、これらを垂直軸まわりに回動させて通常位置とメンテナンス位置との間で移動させるように構成している。
【0046】
なお、この実施形態では、ファン7をエンジン3に直結している。
【0047】
また、この構成をとる場合、ファン7に対してラジエータ5が傾斜していることからこれらの間の距離が長くなるため、空気流案内部材として上記両実施形態のシュラウド16に代えて、シュラウド19よりも長い導風ダクト19を外装体8に取付けている。
【0048】
(3)上記各実施形態では、ラジエータ5とオイルクーラー6を一体として出し入れするため、これらの相対向する面の清掃がし難いという問題が残される。
【0049】
そこで、図5に示す実施形態では、ラジエータ5とオイルクーラー6を別々の取付枠20,21に取付けて別々のヒンジ部材(図例では側面視で重なり合う状態で設けている)22,23で支持し、それぞれ水平軸まわりに個別に回動させるように構成している。
【0050】
こうすれば、ラジエータ5とオイルクーラー6の相対向する面を含む表裏両面を漏れなく確実に清掃することができる。
【0051】
(4)図6に示す実施形態では、図3に示す小旋回型ショベルを例にとり、ラジエータ5及びオイルクーラー6を、上記各実施形態のような回動でなく、スライド運動によって通常位置とメンテナンス位置の間で移動させるように構成している。
【0052】
なお、ラジエータ5及びオイルクーラー6のスライド方向は、機械室2内でのこれらの設置位置や機械室2の形状等に応じて左右、前後、斜めのうちから適宜選択することができる。また、たとえば左右方向から前後方向に方向転換する等、二段階にスライドさせるように構成してもよい。
【0053】
このスライド方式をとる場合、スライド手段として、たとえば抽斗等に使用されている固定、可動両レール体から成るレール装置を用いることができる。
【0054】
(5)図1,2に示す基本実施形態、及び図3,5,6に示す各実施形態において、ファン7及びシュラウド16を、ラジエータ5及びオイルクーラー6と一体として通常位置とメンテナンス位置との間で移動させるように構成してもよい。
【0055】
あるいは、これらの実施形態において、図4に示す実施形態同様、ファン7をエンジン3に直結してもよい。
【0056】
(6)図7,8に示す実施形態では、特許文献1に示される方式、すなわち、エンジン騒音低減を目的として、機械室2内をエンジン3が収容されるエンジン室2aと、ラジエータ5及びオイルクーラー6が収容される冷却器室2bとに分け、冷却器室2bの上方に設けた空気吸い込み口24から外気を吸い込み、冷却器室2bに通した後、ファン7経由でエンジン室2aに導入する方式をとる機械を適用対象としている。
【0057】
この実施形態では、冷却器室2bの側壁にメンテナンス口25を設けるとともに、ファン7とメンテナンス口25との間に導風ダクト26を設け、この導風ダクト26を、機械室2内をエンジン室2aと冷却器室2bとに仕切る仕切壁として兼用している。また、この導風ダクト26に空気吸い込み口24を設けている。27はメンテナンス口25を覆う開閉自在なメンテナンスカバーである。
【0058】
この方式をとる場合、図示のようにラジエータ5及びオイルクーラー6が空気吸い込み口24よりも奥側に配置されることから、これらがメンテナンス口25から奥まった位置にある。
【0059】
そこで、二つの回動支点を持った2段回動式のヒンジ部材28によって取付枠13を支持し、図8に示すようにメンテナンスカバー27を開いた状態で、ラジエータ5及びオイルクーラー6を2段に回動させてメンテナンス口25から外部に引き出すように構成している。
【0060】
なお、この実施形態において、ラジエータ5とオイルクーラー6を個別に回動させて出し入れするように構成してもよい。
【0061】
また、この実施形態の変形形態として、図6に示す実施形態のようにラジエータ5及びオイルクーラー6をスライド運動によって出し入れする構成をとってもよい。
【0062】
(7)本発明は、冷却器としてラジエータとオイルクーラーの一方のみが設けられる油圧ショベルにも、また油圧ショベルに限らず冷却器を備えた他の建設機械にも上記同様に適用することができる。
【0063】
【発明の効果】
上記のように本発明によると、冷却器を、ファンから切り離した状態で開口部から機械室外のメンテナンス位置に引き出すことができるため、清掃のために十分広い作業スペースを確保でき、しかも冷却器のファン側の面をファンから離して開放させることができる。このため、冷却器の清掃を確実に能率良く行うことができる。
【0064】
加えて、請求項2の発明によると、冷却器のメンテナンス位置への引き出し時に空気流案内部材が冷却器から切り離されるため、冷却器のファン側の面すべてを開放して清掃作業を一層確実に能率良く行うことができる。
【0065】
また、請求項4の発明によると、複数の冷却器が一体として通常位置とメンテナンス位置との間で移動するため、冷却器の出し入れ操作が簡単となる。
【0066】
一方、請求項5の発明によると、複数の冷却器が個別に両位置間で移動するため、各冷却器が相対向して配置される機械において各冷却器の表裏両面を漏れなく確実に清掃することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本実施形態を示す機械室内の垂直断面図である。
【図2】図1の状態からラジエータ及びオイルクーラーを機械室外に引き出した状態を示す垂直断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態の1を示す水平断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態の2を示す水平断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態の3を示す垂直断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態の4を示す水平断面図である。
【図7】本発明の他の実施形態の5を示す垂直断面図である。
【図8】図7の状態からラジエータ及びオイルクーラーを外部に引き出した状態を示す垂直断面図である。
【図9】油圧ショベルの上部旋回体の概略平面図である。
【図10】同垂直断面図である。
【符号の説明】
1 上部旋回体
2 機械室
5 ラジエータ
6 オイルクーラー
7 ファン
8 外装体
12 開口部
13 ラジエータ及びオイルクーラーの取付枠
14,17,22,23 ヒンジ部材
16 空気流案内部材としてのシュラウド
18 外装体としてのカウンタウェイト
19,26 空気流案内部材としての導風ダクト
20 ラジエータの取付枠
21 オイルクーラーの取付枠
22,23 ヒンジ部材
28 ヒンジ部材
【発明の属する技術分野】
本発明は油圧ショベル等の建設機械に装備される冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
たとえば油圧ショベルにおいては、図9,10に示すように、上部旋回体1の後部に設けられた機械室2内にエンジン3と、このエンジン3によって駆動される油圧ポンプ4が設けられるとともに、この油圧ポンプ4と反対側に、エンジン3を冷却するためのラジエータ5と、作動油を冷却するためのオイルクーラー6とが空気の流れ方向に並んで設けられている。
【0003】
また、エンジン3には、ファン7がラジエータ5と近接対向する状態で直結され、このファン7の回転により、図中矢印で示すように、機械室2を形成する外装体(ガードと呼ばれるカバー部材またはカウンタウェイト)8に設けられた空気吸い込み口9から外気が吸い込まれ、冷却空気としてオイルクーラー6及びラジエータ5を通過した後、図示しない空気排出口から排出される。
【0004】
10は空気吸い込み口9に取付けられた金網、多孔板等の多孔性材料から成る吸い込み口カバー、11は吸い込み空気をラジエータ5とファン7との間でガイドするためにラジエータ6に取付けられた空気流案内部材としてのシュラウドである。
【0005】
なお、上記のような吸い込み方式とは逆に、吸い込み口9を排出口とし、ファン7の回転によって外装体8その他の隙間から吸い込んだ外気をラジエータ5及びオイルクーラー6経由でこの排出口(吸い込み口9)から排出する吐き出し方式をとる場合もある。
【0006】
また、エンジン騒音低減の観点から、機械室2内を仕切壁によってエンジン室と冷却器室に分け、冷却器室の上方に設けた吸い込み口から空気を取り入れ、この空気を冷却器室に通した後、仕切壁に設けた開口を介してエンジン室に導入するように構成したものも公知である(たとえば特許文献1参照)。この公知の方式をとる場合は、冷却器室の側壁にメンテナンス口が設けられる。
【0007】
このような冷却装置においては、とくに多量の粉塵等が発生する作業現場で使用される場合に、ラジエータ5及びオイルクーラー6に粉塵等が付着・堆積し易い。
【0008】
このため、ラジエータ5及びオイルクーラー6の目詰まり防止のため、適時、これらに付着した塵を除去する清掃作業を行う必要がある。
【0009】
しかし、とくに小型ショベルでは機械室2内は狭く、吸い込み口(吐き出し方式では排出口)9またはメンテナンス口等の開口部からこの清掃作業を行うにしても、十分な作業スペースを確保できない。また、前記のように機械室内をエンジン室と冷却器室に分ける方式では、冷却器を空気吸い込み口よりも奥に配置しなければならないことから冷却器が機械室内の奥まった位置にあるため、外から手が届き難い。このため、従来構成によると、清掃作業そのものが困難であった。
【0010】
また、開口部に面した冷却器(図例ではオイルクーラー6)の片面は清掃できても、反対側の面、または複数の冷却器を空気の流れ方向に並べた機械における奥側の冷却器(図例ではラジエータ5)の清掃はきわめて困難となる。
【0011】
なお、冷却器を取外して機外で清掃することが考えられるが、この冷却器の脱着作業そのものが面倒であるため、清掃作業の能率が悪くなる。
【0012】
一方、ラジエータ5とオイルクーラー6をヒンジ部材によって開閉自在に連結し、手前側の冷却器を開いて清掃し易くした技術が公知である(たとえば特許文献2参照)。
【0013】
【特許文献1】
特開2002−256591号公報
【特許文献2】
実開昭54−31755号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような公知技術によっても、機械室2内で冷却器を開くため、作業スペースが不十分という根本的な問題は解消されず、清掃作業の効率の悪さは改善されない。また、複数の冷却器を並べた方式においてファン7と対向する側の冷却器の面(図例ではラジエータ5の背面5a)は依然として清掃困難という問題も残されていた。
【0015】
そこで本発明は、冷却器の清掃作業を確実に能率良く行うことができる建設機械の冷却装置を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、機械室を有し、この機械室内にファンと、このファンの回転により発生する空気流によって冷却される冷却器が設けられた建設機械の冷却装置において、上記機械室を形成する外装体に開口部が設けられ、上記冷却器が上記機械室内からこの開口部に臨む通常位置と、開口部から機械室外部に出るメンテナンス位置との間で移動可能に取付けられたものである。
【0017】
請求項2の発明は、請求項1の構成において、ファンと、このファンと対向して配置された冷却器との間で空気流を案内する空気流案内部材が、冷却器のメンテナンス位置への移動時に冷却器から切り離される状態で機械室内に設置されたものである。
【0018】
請求項3の発明は、請求項1または2の構成において、冷却器がヒンジ部材により通常位置とメンテナンス位置との間で回動可能に取付けられたものである。
【0019】
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかの構成において、複数の冷却器を備え、各冷却器が一体として通常位置とメンテナンス位置との間で移動可能に取付けられたものである。
【0020】
請求項5の発明は、請求項1乃至3のいずれかの構成において、複数の冷却器を備え、各冷却器が個別に通常位置とメンテナンス位置との間で移動可能に取付けられたものである。
【0021】
上記構成によると、冷却器を開口部から機械室外のメンテナンス位置に引き出す(請求項3ではヒンジ部材による回動運動によって引き出す)ことができるため、清掃のために十分広い作業スペースを確保でき、しかも冷却器をファンから離して開放させることができる。このため、冷却器の清掃を確実に能率良く行うことができる。
【0022】
この場合、請求項2の構成によると、空気流案内部材(前記説明ではシュラウド)が、従来のように冷却器と一体ではなく、冷却器のメンテナンス位置への引き出し時に冷却器から切り離されるため、冷却器のファン側の面すべてを開放して清掃作業を一層確実に能率良く行うことができる。
【0023】
また、請求項4の構成によると、複数の冷却器が一体として通常位置とメンテナンス位置との間で移動するため、冷却器の出し入れ操作が簡単となる。
【0024】
一方、請求項5の構成によると、複数の冷却器が個別に両位置間で移動するため、各冷却器が相対向して配置される機械において各冷却器の表裏両面を漏れなく確実に清掃することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図1〜図8によって説明する。
【0026】
以下の実施形態において、図9,10に示す部分と同一部分には同一符号を付して示し、その重複説明を省略する。
【0027】
基本実施形態(図1,2参照)
機械室2を形成する外装体8に、空気吸い込み口とメンテナンス口を兼ねる開口部12が設けられ、この開口部12に臨んで機械室2内に冷却器としてのラジエータ5とオイルクーラー6が空気の流れ方向に並んで設けられている。
【0028】
また、空気流の最下流側にファン7と、このファン7を回転駆動するファンモータ(油圧モータまたは電動機)7aが設けられている。
【0029】
ラジエータ5及びオイルクーラー6は、共通の取付枠13に取付けられ、この取付枠13の下辺部が開口部12の下縁部に対してヒンジ部材(蝶番)14により水平軸まわりに回動可能に取付けられている。
【0030】
これにより、ラジエータ5及びオイルクーラー6が一体として、図1に示すように機械室2内で開口部12に臨む通常位置(冷却作用を行う位置)と、図2に示すように清掃作業を含むメンテナンス作業を行う位置として開口部12から機械室2外にほぼ全体が引き出されるメンテナンス位置との間で回動し得るように構成されている。
【0031】
なお、開口部12には金網、多孔板等の多孔性材料から成る吸い込み口カバー15が下辺部を支点として図示のように開閉自在に取付けられている。
【0032】
また、取付枠13及び吸い込み口カバー15のたとえば各上辺部と、これに対応する開口部12の上縁部には、図示しない止め具が設けられ、この止め具によってラジエータ5、オイルクーラー6及び吸い込み口カバー15がそれぞれ図1に示す垂直姿勢に保持される。
【0033】
一方、取付枠13に出し入れ操作用の取手が設けられるとともに、図2に示す外部引き出し状態でラジエータ5及びオイルクーラー6を保持するための保持手段(たとえば取付枠13と開口部12の上側縁部との間に架け渡されるリンク)が設けられるが、ここでは図示省略している。
【0034】
また、外装体8における開口部12の内側に、ファン7とラジエータ5との間で空気流をガイドする空気流案内部材としてのシュラウド16が内向きに取付けられ、このシュラウド16にファン7がファンモータ7aを介して支持されている。すなわち、シュラウド16が、従来のようにラジエータ5と一体でなく、ラジエータ5から切り離された状態で外装体8に取付けられ、このシュラウド16がファン支持部材を兼ねるように構成されている。
【0035】
この構成において、ラジエータ5及びオイルクーラー6を清掃するときは、図2に示すように吸い込み口カバー15を外側に倒して開口部12を開くとともに、ラジエータ5及びオイルクーラー6を取付枠13とともに通常位置からメンテナンス位置まで回動させる。
【0036】
この状態で、ラジエータ5及びオイルクーラー6が図示のように開口部12から機械室12外にほぼ全体が引き出されるため、これらの周囲に十分な作業スペースを確保することができる。
【0037】
しかも、このときファン7及びシュラウド16がラジエータ5から切り離されて機械室12内に残ったままとなるため、ラジエータ5の裏面側が全開放状態となる。
【0038】
このため、ラジエータ5及びオイルクーラー6の清掃作業を、十分なスペース内で何物にも邪魔されずに確実に、能率良く清掃することができる。
【0039】
そして、清掃後は、両者5,6を再び回動させて図1の通常位置に戻せばよい。
【0040】
ところで、ラジエータ5及びオイルクーラー6の入口側及び出口側両配管は、これらの出し入れの邪魔にならないように、クイックカプラで簡単に着脱できるようにしてもよいし、ラジエータ5及びオイルクーラー6の回動中心軸上で回転継手によって連結してもよい。
【0041】
他の実施形態
(1)上記基本実施形態では、ラジエータ5及びオイルクーラー6をその下辺部を支点として水平軸まわりに回動させる構成としたが、図3(水平断面図)に示すように、これらをその前端の左右片側を支点として垂直軸まわりに回動させて図中実線の通常位置と同二点鎖線のメンテナンス位置との間で移動させるようにしてもよい。
【0042】
この構成によると、ラジエータ5及びオイルクーラー6の自重をヒンジ部材17によって支持できるため、必ずしもメンテナンス位置で支持するための特別な支持手段を設ける必要がなくなる。
【0043】
なお、図例では、小旋回型として上部旋回体全体が円形に近い外形を持ち、かつ、カウンタウェイト18を外装体とする油圧ショベルに適用した場合を示し、カウンタウェイト18に開口部12が設けられている。
【0044】
また、吸い込み口カバー15は、図示のようにラジエータ5及びオイルクーラー6に合わせて垂直軸まわりに開閉する構成をとってもよいし、基本実施形態同様、水平軸まわりに開閉する構成をとってもよい。
【0045】
(2)図4には、同じく小旋回型を含む小型ショベルに用いられる吐き出し方式をとる場合の実施形態として、ラジエータ5及びオイルクーラー6をエンジン3の出力軸に対して傾斜した状態で外装体8の開口部12に近接して配置し、これらを垂直軸まわりに回動させて通常位置とメンテナンス位置との間で移動させるように構成している。
【0046】
なお、この実施形態では、ファン7をエンジン3に直結している。
【0047】
また、この構成をとる場合、ファン7に対してラジエータ5が傾斜していることからこれらの間の距離が長くなるため、空気流案内部材として上記両実施形態のシュラウド16に代えて、シュラウド19よりも長い導風ダクト19を外装体8に取付けている。
【0048】
(3)上記各実施形態では、ラジエータ5とオイルクーラー6を一体として出し入れするため、これらの相対向する面の清掃がし難いという問題が残される。
【0049】
そこで、図5に示す実施形態では、ラジエータ5とオイルクーラー6を別々の取付枠20,21に取付けて別々のヒンジ部材(図例では側面視で重なり合う状態で設けている)22,23で支持し、それぞれ水平軸まわりに個別に回動させるように構成している。
【0050】
こうすれば、ラジエータ5とオイルクーラー6の相対向する面を含む表裏両面を漏れなく確実に清掃することができる。
【0051】
(4)図6に示す実施形態では、図3に示す小旋回型ショベルを例にとり、ラジエータ5及びオイルクーラー6を、上記各実施形態のような回動でなく、スライド運動によって通常位置とメンテナンス位置の間で移動させるように構成している。
【0052】
なお、ラジエータ5及びオイルクーラー6のスライド方向は、機械室2内でのこれらの設置位置や機械室2の形状等に応じて左右、前後、斜めのうちから適宜選択することができる。また、たとえば左右方向から前後方向に方向転換する等、二段階にスライドさせるように構成してもよい。
【0053】
このスライド方式をとる場合、スライド手段として、たとえば抽斗等に使用されている固定、可動両レール体から成るレール装置を用いることができる。
【0054】
(5)図1,2に示す基本実施形態、及び図3,5,6に示す各実施形態において、ファン7及びシュラウド16を、ラジエータ5及びオイルクーラー6と一体として通常位置とメンテナンス位置との間で移動させるように構成してもよい。
【0055】
あるいは、これらの実施形態において、図4に示す実施形態同様、ファン7をエンジン3に直結してもよい。
【0056】
(6)図7,8に示す実施形態では、特許文献1に示される方式、すなわち、エンジン騒音低減を目的として、機械室2内をエンジン3が収容されるエンジン室2aと、ラジエータ5及びオイルクーラー6が収容される冷却器室2bとに分け、冷却器室2bの上方に設けた空気吸い込み口24から外気を吸い込み、冷却器室2bに通した後、ファン7経由でエンジン室2aに導入する方式をとる機械を適用対象としている。
【0057】
この実施形態では、冷却器室2bの側壁にメンテナンス口25を設けるとともに、ファン7とメンテナンス口25との間に導風ダクト26を設け、この導風ダクト26を、機械室2内をエンジン室2aと冷却器室2bとに仕切る仕切壁として兼用している。また、この導風ダクト26に空気吸い込み口24を設けている。27はメンテナンス口25を覆う開閉自在なメンテナンスカバーである。
【0058】
この方式をとる場合、図示のようにラジエータ5及びオイルクーラー6が空気吸い込み口24よりも奥側に配置されることから、これらがメンテナンス口25から奥まった位置にある。
【0059】
そこで、二つの回動支点を持った2段回動式のヒンジ部材28によって取付枠13を支持し、図8に示すようにメンテナンスカバー27を開いた状態で、ラジエータ5及びオイルクーラー6を2段に回動させてメンテナンス口25から外部に引き出すように構成している。
【0060】
なお、この実施形態において、ラジエータ5とオイルクーラー6を個別に回動させて出し入れするように構成してもよい。
【0061】
また、この実施形態の変形形態として、図6に示す実施形態のようにラジエータ5及びオイルクーラー6をスライド運動によって出し入れする構成をとってもよい。
【0062】
(7)本発明は、冷却器としてラジエータとオイルクーラーの一方のみが設けられる油圧ショベルにも、また油圧ショベルに限らず冷却器を備えた他の建設機械にも上記同様に適用することができる。
【0063】
【発明の効果】
上記のように本発明によると、冷却器を、ファンから切り離した状態で開口部から機械室外のメンテナンス位置に引き出すことができるため、清掃のために十分広い作業スペースを確保でき、しかも冷却器のファン側の面をファンから離して開放させることができる。このため、冷却器の清掃を確実に能率良く行うことができる。
【0064】
加えて、請求項2の発明によると、冷却器のメンテナンス位置への引き出し時に空気流案内部材が冷却器から切り離されるため、冷却器のファン側の面すべてを開放して清掃作業を一層確実に能率良く行うことができる。
【0065】
また、請求項4の発明によると、複数の冷却器が一体として通常位置とメンテナンス位置との間で移動するため、冷却器の出し入れ操作が簡単となる。
【0066】
一方、請求項5の発明によると、複数の冷却器が個別に両位置間で移動するため、各冷却器が相対向して配置される機械において各冷却器の表裏両面を漏れなく確実に清掃することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本実施形態を示す機械室内の垂直断面図である。
【図2】図1の状態からラジエータ及びオイルクーラーを機械室外に引き出した状態を示す垂直断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態の1を示す水平断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態の2を示す水平断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態の3を示す垂直断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態の4を示す水平断面図である。
【図7】本発明の他の実施形態の5を示す垂直断面図である。
【図8】図7の状態からラジエータ及びオイルクーラーを外部に引き出した状態を示す垂直断面図である。
【図9】油圧ショベルの上部旋回体の概略平面図である。
【図10】同垂直断面図である。
【符号の説明】
1 上部旋回体
2 機械室
5 ラジエータ
6 オイルクーラー
7 ファン
8 外装体
12 開口部
13 ラジエータ及びオイルクーラーの取付枠
14,17,22,23 ヒンジ部材
16 空気流案内部材としてのシュラウド
18 外装体としてのカウンタウェイト
19,26 空気流案内部材としての導風ダクト
20 ラジエータの取付枠
21 オイルクーラーの取付枠
22,23 ヒンジ部材
28 ヒンジ部材
Claims (5)
- 機械室を有し、この機械室内にファンと、このファンの回転により発生する空気流によって冷却される冷却器が設けられた建設機械の冷却装置において、上記機械室を形成する外装体に開口部が設けられ、上記冷却器が上記機械室内からこの開口部に臨む通常位置と、開口部から機械室外部に出るメンテナンス位置との間で移動可能に取付けられたことを特徴とする建設機械の冷却装置。
- ファンと、このファンと対向して配置された冷却器との間で空気流を案内する空気流案内部材が、冷却器のメンテナンス位置への移動時に冷却器から切り離される状態で機械室内に設置されたことを特徴とする請求項1記載の建設機械の冷却装置。
- 冷却器がヒンジ部材により通常位置とメンテナンス位置との間で回動可能に取付けられたことを特徴とする請求項1または2記載の建設機械の冷却装置。
- 複数の冷却器を備え、各冷却器が一体として通常位置とメンテナンス位置との間で移動可能に取付けられたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の建設機械の冷却装置。
- 複数の冷却器を備え、各冷却器が個別に通常位置とメンテナンス位置との間で移動可能に取付けられたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の建設機械の連結装置。
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