JP2009120036A - クーリングコアの取付構造およびこれを備えた油圧ショベル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本クーリングコアの取付構造は、油圧ショベル1に搭載されたクーリングコア(オイルクーラ21、CAC22、ラジエータ23)の取付構造であって、平面視において、キャブ10の一部がクーリングコア上に重なる位置に配置されている。クーリングコアは、正面側に形成された着脱空間Sを介してメンテナンス開口扉7からの着脱を可能としている。
【選択図】図3
Description
例えば、特許文献1〜3には、ラジエータやオイルクーラ等の各種クーリングコアの清掃やメンテナンス等を容易化するために、略鉛直方向(上下方向)においてクーリングコアの着脱を行う作業車両の冷却装置が開示されている。
すなわち、上記公報に開示されたクーリングコアの取付構造では、メンテナンスや修理等のためにクーリングコアを上方から取り出す必要がある。
このため、例えば、比較的小型の油圧ショベル等のように、クーリングコアの上方にキャブ等が配置された構造や、後方にカウンタウェイトが被さる構造を採用した作業車両の場合には、クーリングコアを取り出すためのスペースが十分に確保できないおそれがある。特に、平面視においてキャブの一部がクーリングコア上に被さる構造では、クーリングコアを上下方向において着脱する際には、キャブをクレーンで吊り上げる等の大掛かりな作業が必要となる場合がある。
ここで、上記クーリングコアには、エンジンの冷却水を冷却するラジエータ、油圧機器の作動油を冷却するオイルクーラ、およびエンジン性能を向上させるためにエンジンに対して供給された圧縮空気を冷却するアフタークーラ等の各種クーリングコアが含まれる。また、上記着脱空間とは、上記クーリングコアを着脱する際にクーリングコアが正面側に着脱されてから移動する空間を言う。
本発明に係るクーリングコアの取付構造では、このような上下方向がキャブによって覆われたクーリングコアの取付構造において、敢えて、正面側へその着脱を行うための着脱空間を設けている。
ここでは、クーリングコアを取り付けるフレームに、着脱空間側へのクーリングコアの移動を許容する着脱許容部を設けている。
これにより、クーリングコアの着脱を行う際には、フレームの一部に邪魔されることなく、容易に着脱空間が設けられている正面側へ移動させることができる。
ここでは、クーリングコアの正面視において、クーリングコアの一部にカウンタウェイト等の他の部材が被さるようにして配置された取付構造において、クーリングコアを一旦、横方向へスライドさせてから着脱空間の方へ誘導する。
これにより、クーリングコアの正面側の空間を全て空けることなく、最小限の空間だけ確保できれば十分にクーリングコアを正面側から着脱することができる。よって、クーリングコアが搭載される旋回台等の大きさを最小限とし、旋回半径を小さくできる等の効果を得ることができる。
ここでは、クーリングコアの正面視において、クーリングコアの一部にカウンタウェイトの端部が被さるように配置されている。
ここでは、上述した取付構造によって搭載されたクーリングコアとして、エンジンの冷却水を冷却するラジエータ、油圧機器の作動油を冷却するオイルクーラ、エンジン性能を向上させるためにエンジンに対して供給された圧縮空気を冷却するアフタークーラの少なくとも1つを用いている。
これにより、上記と同様に、キャブやカウンタウェイト等の配置に関わらず、各種クーリングコアを容易に着脱することが可能な油圧ショベルを提供することができる。
[油圧ショベル1の構成]
本実施形態に係る油圧ショベル1は、図1および図2に示すように、下部走行体2と、旋回フレーム3と、作業機4と、カウンタウェイト5と、冷却ユニット6と、キャブ10とを備えている。
旋回フレーム3は、下部走行体2上において任意の方向に旋回可能であって、図3および図4に示すように、上面に作業機4(図1参照)と、カウンタウェイト5と、冷却ユニット6と、キャブ10とを搭載している。
カウンタウェイト5は、採掘時等において車体のバランスをとるために旋回フレーム3の後部に配置された重りであって、図5(a)〜図5(c)に示すように、後述する冷却ユニット6の正面の一部を覆う側部5aを有している。
メンテナンス開口扉7は、冷却ユニット6等のメンテナンスを行うためにキャブ10の後方側面に設けられた開閉扉であって、図1および図3に示すように、冷却ユニット6の着脱を行うための着脱空間Sを介して冷却ユニット6へのアクセスを可能としている。
[冷却ユニット6]
冷却ユニット6は、図6および図7に示すように、ケース部(フレーム部)20と、オイルクーラ(クーリングコア)21と、アフタークーラであるCAC(クーリングコア)22と、ラジエータ(クーリングコア)23と、燃料クーラ24と、取付プレート25とを備えている。
取付プレート25は、図7に示すように、取付空間T内にCAC22およびラジエータ23を装着した際に、それぞれの着脱空間S側の面の上部に設けられた取付ボス22c,23cに対して取り付けられ、CAC22およびラジエータ23を一体化する。
本実施形態に係るクーリングコアの取付構造は、以下のような手順によって、メンテナンス開口扉7から着脱空間Sを利用して、各クーリングコア(オイルクーラ21、CAC22、ラジエータ23)の取り外しが行われる。
具体的には、まず、上述した燃料クーラ24および取付プレート25を取り外した後、図9(a)に示すように、取付空間T内におけるほぼ中央に設置されたCAC22を一旦持ち上げてから着脱空間S側(手前側)へと引き出す(図中二点鎖線参照)。これにより、下端面において嵌合したピンの係合を外した後、CAC22を着脱空間S側へと取り外すことができる。
そして、図10(b)に示すように、ケース部20内の取付空間T内から、CAC22、オイルクーラ21、ラジエータ23の順に、取り外すことができる。
(1)
本実施形態のクーリングコアノ取付構造は、油圧ショベル1に搭載されたクーリングコア(オイルクーラ21、CAC22、ラジエータ23)の取付構造であって、図3に示すように、平面視において、キャブ10の一部がクーリングコア(オイルクーラ21、CAC22、ラジエータ23)上に重なる位置に配置されている。そして、クーリングコア(オイルクーラ21、CAC22、ラジエータ23)は、図9(a)〜図10(b)に示すように、正面側に形成された着脱空間Sを介してメンテナンス開口扉7からの着脱を可能としている。
(2)
本実施形態のクーリングコアの取付構造では、各クーリングコア(オイルクーラ21、CAC22、ラジエータ23)が取り付けられるケース部20の一部に、図9(b)に示すように、クーリングコアと当接する面から外側に折り曲げられた外折れ部20cを有している。
(3)
本実施形態のクーリングコアの取付構造では、図10(a)に示すように、各クーリングコア(オイルクーラ21、CAC22、ラジエータ23)のうち、取付空間Tにおいて、ラジエータ23を着脱空間Sに対して一旦横方向にスライドさせてから着脱を行う。
本実施形態のクーリングコアの取付構造では、図3および図4に示すように、クーリングコア(オイルクーラ21、CAC22、ラジエータ23)の正面視において、クーリングコアの正面側における一部に、カウンタウェイト5の側部5aが重なるように配置されている。
(5)
本実施形態のクーリングコアの取付構造では、図7等に示すように、オイルクーラ21、CAC22、ラジエータ23をクーリングコアとして含んでいる。
(6)
本実施形態の油圧ショベル1は、図1に示すように、上述したクーリングコア(オイルクーラ21、CAC22、ラジエータ23)の取付構造を採用している。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態では、平面視において、クーリングコア(オイルクーラ21、CAC22、ラジエータ23)の上面がキャブ10の一部と重なるように配置されているとともに、クーリングコア(オイルクーラ21、CAC22、ラジエータ23)の正面視において、カウンタウェイト5の側部5aが重なるように配置されている例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
(B)
上記実施形態では、クーリングコア(オイルクーラ21、CAC22、ラジエータ23)を正面側から着脱可能とする着脱許容部(フレーム構造)として、外側に折れ曲がったケース部20の外折れ部20cを例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
ただし、上記実施形態のように、外折れ形状とすることで、フレーム全体の剛性を向上させることができるという観点では、上記実施形態のようなフレーム形状を採用することがより好ましい。
上記実施形態では、クーリングコア(オイルクーラ21、CAC22、ラジエータ23)の一部を、一旦、横方向にスライドさせてから正面側から着脱する移動部として、スライド方向に沿って配置されたケース部20の取付空間Tを例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
(D)
上記実施形態では、本発明に係る取付構造が適用されるクーリングコアとして、オイルクーラ21、CAC22およびラジエータ23を含むクーリングコアのユニットを例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
(E)
上記実施形態では、本発明に係るクーリングコアの取付構造を搭載した作業車両として、クローラ式の油圧ショベル1を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
2 下部走行体
3 旋回フレーム
4 作業機
5 カウンタウェイト
5a 側部
6 冷却ユニット
7 メンテナンス開口扉
10 キャブ
20 ケース部(フレーム部)
20a 開口部
20c 外折れ部(着脱許容部)
21 オイルクーラ(クーリングコア)
21a,21b クーリングコア
21c オイル入口
21d オイル出口
22 CAC(クーリングコア)
22a 空気出口
22b 空気入口
22c 取付ボス
23 ラジエータ(クーリングコア)
23a 水入口
23b 水出口
23c 取付ボス
24 燃料クーラ
25 取付プレート
E エンジン
S 着脱空間
T 取付空間(移動部)
W 空気の流れ
Claims (6)
- 作業車両に搭載されたクーリングコアの取付構造であって、
前記作業車両のキャブが、平面視において重なる位置に配置された前記クーリングコアと、
前記作業車両側へ前記クーリングコアを固定するフレーム部と、
前記クーリングコアを正面から着脱するために、前記クーリングコアの正面側と前記作業車両のメンテナンス開口部との間に形成された着脱空間と、
を備えているクーリングコアの取付構造。 - 前記フレーム部は、前記クーリングコアの端部を固定する部分において、前記着脱空間側を覆わない着脱許容部を有している、
請求項1に記載のクーリングコアの取付構造。 - 前記クーリングコアを前記着脱空間へ誘導する移動部を、さらに備えている、
請求項1または2に記載のクーリングコアの取付構造。 - 前記クーリングコアは、その正面視において、前記作業車両の後端部に搭載されたカウンタウェイトの端部によって一部が覆われている、
請求項3に記載のクーリングコアの取付構造。 - 前記クーリングコアは、ラジエータ、オイルクーラおよびアフタークーラの少なくとも1つを含む、
請求項1から4のいずれか1項に記載のクーリングコアの取付構造。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載のクーリングコアの取付構造を備えた油圧ショベル。
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