JP2014144678A - 作業機械 - Google Patents

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泰彦 吉野
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Abstract

【課題】防塵ネットから落下した塵埃が再びエンジン室内に舞い上がるのを防止することができる作業機械の提供。
【解決手段】作業機械は、エンジン室26に配置されたエンジン20と、エンジン20を冷却する冷却風を生成する冷却ファン21と、エンジン室カバーの一部を構成し、開閉可能に設けられるとともに通風開口を有するドアカバー262と、通風開口262aと冷却ファン21との間の冷却風通路に配置された熱交換器ユニット22と、通風開口262aから流入した冷却風が通過するようにドアカバー262のエンジン室側の面に取り付けられ、流入した冷却風中の塵埃を捕獲する防塵ネット27と、防塵ネット27の下方に設けられ、防塵ネット27から離脱した塵埃を該防塵ネット27とドアカバー262との間の領域において捕集する捕集ボックス28と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、建設機械や鉱山機械等の作業機械に関する。
建設機械等の作業機械では、動力源としてエンジンで油圧ポンプを駆動し、作動油を例えば油圧シリンダーに圧送して各アクチュエータを動作させている。エンジンや油圧ポンプを稼働させると、エンジンや作動油に熱が発生する。そのため、ラジエータやオイルクーラ等の熱交換器を設置して冷却ファンで通風することにより、エンジン冷却水や熱を帯びた作動油の冷却を行っている。
このような作業機械においては、冷却ファンによって吸い込まれる空気中の塵埃を除去するために、防塵ネットを備えている。例えば、特許文献1に記載の作業機械では、熱交換器ユニットの上流側に近接して防塵ネットが配置され、防塵ネットとドアカバーとの間はバッテリ等が配置される領域となっている。
特開2011−25896号公報
しかしながら、防塵ネットにより捕集された塵埃は、冷却ファンを停止すると防塵ネットから落下し、防塵ネットとドアカバーとの間のバッテリ配置領域に溜まることになる。バッテリ配置領域に溜まった塵埃は、冷却ファンが再び起動されると舞い上がり、防塵ネットに再び捕集される。そのため、冷却風が防塵ネットを通過し難くなり、冷却風の風量が減少するという問題があった。また、エンジン室のバッテリ配置領域内に塵埃が舞い上がることで、バッテリ配置領域が塵埃によって汚れてしまうという問題もあった。
請求項1の発明による作業機械は、エンジン室に配置されたエンジンと、エンジンを冷却する冷却風を生成する冷却ファンと、エンジン室カバーの一部を構成し、開閉可能に設けられるとともに第1通風開口を有するドアカバーと、第1通風開口と前記冷却ファンとの間の冷却風通路に配置された熱交換器ユニットと、第1通風開口から流入した冷却風が通過するようにドアカバーのエンジン室側の面に取り付けられ、流入した冷却風中の塵埃を捕獲する防塵ネットと、防塵ネットの下方に設けられ、防塵ネットから離脱した塵埃を該防塵ネットとドアカバーとの間の領域において捕集する捕集部と、を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の作業機械において、捕集部は、第1通風開口から流入した冷却風が流れる冷却風通路から外れた位置に配置されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の作業機械において、エンジン室カバーの上面には、ドアカバーに近接する位置に冷却風流入用の第2通風開口が形成され、防塵ネットは、第1通風開口から流入した冷却風が通過する第1ネット部と、第2通風開口から流入した冷却風が通過する第2ネット部とを一体に有し、エンジン室カバーは、ドアカバーが閉じられると第2ネット部の端部が挿入され、かつ、ドアカバーが開かれると挿入されていた前記端部が抜け出る溝部を有するブラケットを備えることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の作業機械において、捕集部には、ドアカバーの開動作に連動して捕集された塵埃を車両外部に排出する排出機構が設けられていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載の作業機械において、排出機構は、ドアカバーの開閉動作に連動して変形し、捕集部の底部開口を開閉する可撓性板部材であって、可撓性板部材は、ドアカバーが閉じるとエンジン室底部との接触により底部開口を塞ぐように変形し、ドアカバーが開くと接触が解消されて底部開口を開放することを特徴とする。
本発明によれば、防塵ネットから落下した塵埃が再びエンジン室内に舞い上がるのを防止することができる。
図1は、本実施の形態の作業機械を示す図である。 図2は、エンジン室カバーを説明する図である。 図3は、エンジン室内に設けられた機器の配置を示す図である。 図4は、ドアカバー262に設けられた防塵ネット27および捕集ボックス28を示す図である。 図5は、第2の実施の形態を示す図である。 図6は、ドアカバー開閉時に、防塵ネット27とブラケット30との関係を説明する図である。 図7は、防塵ネット27の他の例を示す図である。 図8は、第3の実施の形態を示す図である。 図9は、底板281の開閉動作を説明する図である。 図10は、底板281の開閉動作を説明する図である。 図11は、第4の実施の形態を説明する図である。 図12は、第4の実施形態の他の例を示す図である。
以下、図を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
−第1の実施の形態−
図1は、本発明に係る作業機械を示す図であり、油圧ショベルの外観を示す。図1に示す作業機械101は、下部走行体105の上に上部旋回体112を構成するフレーム102を備える。フレーム102上には、エンジン室26、カウンタウェイト104およびキャビン103が設けられている。
また、車体前方には、ブーム106、アーム108およびバケット110を有するフロントアタッチメント113が設けられている。アーム108はアームシリンダー109により駆動される。ブーム106はブームシリンダー107a、107bにより駆動される。バケット110はバケットシリンダー111により駆動される。
図2は、フレーム102上に形成されたエンジン室26の外殻を構成するエンジン室カバーを説明する図である。なお、エンジン室に隣接する部分(カウンタウェイト104等)については一点鎖線で示した。エンジン室カバーは、大別して、フロント側カバー260、カウンタウェイト側カバー261、左右側面に設けられたドアカバー262,263、上カバー264,265、エンジンの上部を覆うエンジンカバー266、および底部カバー267等を備えている。ドアカバー262は、冷却風取り入れ用の通風開口262aを有し、エンジン室26内にアクセス可能なように開閉可能とされている。エンジンカバー266には、冷却風をエンジン室外へ排出するための通風開口266aが形成されている。
図3は、エンジン室内に設けられた機器の配置を示す図であり、エンジン室26をカウンタウェイト側から見た図である。エンジン室26には、エンジン20、冷却ファン21、熱交換器ユニット22が設けられている。熱交換器ユニット22とドアカバー262との間は、バッテリ24やツールボックス等の配置空間とされている。冷却ファン21はエンジン20により回転駆動され、図示左方向から右方向へと流れる冷却風を生成する。冷却ファン21にはファンシュラウド23が設けられている。熱交換器ユニット22は、ファンシュラウド23の前方、すなわち、通風開口262aと冷却ファン21との間の冷却風通路中に配置されている。熱交換器ユニット22には、エンジン冷却水を冷却するラジエータや作動油を冷却するオイルクーラ等の複数の熱交換器が設けられている。
冷却ファン21が回転すると、エンジン室外の空気がドアカバー262の通風開口262aからエンジン室内に吸い込まれ、矢印で示すような冷却風が生成される。ドアカバー262のエンジン室側の面には、通風開口262aと対向するように防塵ネット27が設けられている。防塵ネット27の下方には、塵埃を捕集するための捕集ボックス28が設けられている。
図4は、ドアカバー262のエンジン室側に設けられた防塵ネット27および捕集ボックス28を示す図である。図4に示す例では、防塵ネット27は、ドアカバー262のエンジン室側の面に取り付けられた枠部材29に、ボルト27aを用いて固定されている。なお、捕集ボックス28は、不図示のボルトや係止部材により枠部材29またはドアカバー262に着脱可能に取り付けられている。
通風開口262aから流入した冷却風は、防塵ネット27、熱交換器ユニット22およびファンシュラウド23を通過し、エンジン20を冷却した後にエンジンカバー266の通風開口266aからエンジン室外へと排出される。 通風開口262aから流入する外気には種々の大きさの塵埃が混入しているが、防塵ネット27の孔径よりも大きな塵埃は防塵ネット27により捕獲されることになる。冷却ファン21が停止されて冷却風が止むと、防塵ネット27により捕獲された塵埃の一部は自重や車両振動等によって防塵ネット27から脱離し、捕集ボックス28内に落下する。
なお、枠部材29は、防塵ネット27が取り付けられる枠29aと、ドアカバー262に固定されるアングル29bとを有している。枠29aは、捕集ボックス28が配置される下辺部を除く防塵ネット27の3辺を固定するように設けられ、それぞれ防塵ネット27に対してドアカバー側に突出している。このような構造とすることで、枠29aは、防塵ネット27の3辺部分から塵埃が落ちるのを防止している。また、捕集ボックス28は、図3に示すように、冷却風の主流よりも下側に設けられているので、捕集ボックス28内の塵埃が冷却風によって舞い上がるのを防止できる。
ここで、冷却風の主流とは、図3の破線で挟まれた領域A(図示上下方向に関して)、すなわち通風開口262aから冷却ファン21へと向かう冷却風の大部分が流れる冷却風通路、を流れる冷却風を指す。領域Aの上下の破線は、通風開口の上下端と冷却ファン21の上下端とを結ぶ直線である。この破線の外側の冷却風は破線の内側の冷却風に比べて流れが穏やかなので、下側破線よりも下側に捕集ボックス28を配置することで、捕集ボックス28内の塵埃の舞い上がりを防止できる。
従来は、熱交換器ユニット22の上流側近傍(熱交換器ユニット22とバッテリ24との間)に防塵ネットが配置されていたので、熱交換器ユニット22や防塵ネットでの反射等により形成された領域A外の冷却風の流れによって、バッテリ24と防塵ネットとの間に溜まった塵埃が舞い上がるという問題があった。
しかし、本実施の形態では、防塵ネット27はドアカバー262のエンジン室側の面に取り付けられ、捕集ボックス28は、防塵ネット27を離脱した塵埃を、防塵ネット27とドアカバー262との間の下方において捕集する。防塵ネット27は、わずかな隙間を空けてドアカバー262に近接して配置されているので、この隙間空間での冷却風の乱れは非常に小さい。そのため、図3のような位置に捕集ボックス28を配置することで、冷却風がボックス内に入って塵埃を舞い上がらせるのを防止することができる。また、防塵ネット27の下端は領域Aの下側破線よりも下側となるように設定されるので、捕集ボックス28は領域Aの外側に配置されることになり、塵埃の舞い上がりを確実に防止することができる。
−第2の実施の形態−
図5は本発明の第2の実施の形態を示す図である。本実施の形態では、図5に示すように上カバー264にも通風開口264aが形成されている場合の、防塵ネット27について説明する。防塵ネット27は、ドアカバー262の通風開口262aに対向する領域だけでなく、上カバー264の通風開口264aに対向する領域まで延在するように形成されている。すなわち、防塵ネット27は、通風開口262aに対向するネット部271と、ネット部271からさらに上方に延在するネット部272とを有している。このような構成とすることで、通風開口262aから流入した冷却風はネット部271を通過し、通風開口264aから流入した冷却風はネット部272を通過する。
図5はドアカバー262を閉じた状態を示しており、この状態においては、ネット部272は、上カバー264の通風開口264aに対向している。そして、ネット部272の端部は、上カバー264の内周面側に設けられたブラケット30の溝30a(図6参照)内に収まっている。このように、ネット部272の上端がブラケット30の溝30a内に収納される構成としたことにより、ネット部272の先端を回り込んで熱交換器ユニット側に漏れる冷却風を抑えることができる。また、振動や冷却風の力で、ネット部272が大きく振動したり内側に大きく変位したりするのを防止している。
図6は、ドアカバー262を開閉した場合の防塵ネット27とブラケット30との関係を説明する図である。ドアカバー262は、図6(a)の矢印方向に閉じられる。ドアカバー262が完全に閉じられると、図6(b)の破線丸印内の拡大図に示すようにネット部272の先端部分は、ブラケット30の溝30a内に収納される。
通風開口264aからエンジン室内に流入した冷却風は、ネット部272を通過した後に、熱交換器ユニット22を通過する。ネット部272で捕獲された塵埃300の一部は自重や車両振動等によって防塵ネット27から脱離し、防塵ネット27の上面を破線矢印のように転がり落ち、捕集ボックス28内に落下する。そのため、第2の実施の形態では、枠部材29に設けられた枠29aは、ネット部271の左右両辺に対して設けられ、上辺部分および下辺部分には設けられていない。
なお、図5に示す例では、枠29aをドアカバー側に突出させることで、捕獲した塵埃が防塵ネット27の側方に溢れ落ちるのを防止している。しかし、枠29aを突出させる代わりに、図7に示すように、防塵ネット27の左右両側に折れ曲がり部273を形成して、枠29aと同様の機能を持たせるようにしても良い。
以上のように、本実施の形態においては、上述した第1の実施の形態で奏する作用効果に加えて、以下のような作用効果を奏する。すなわち、上カバー264にも通風開口264aが形成されている本実施の形態では、第1のネット部271と第2のネット部272とを設け、防塵ネット27を通風開口264aと対向する領域まで延在させるようにする。さらに、図6に示すように、ネット部272の先端を、ブラケット30の溝30a内に挿入する構成とすることで、ネット部272の先端を回り込むようにして冷却風がエンジン室内に流れ込むのを、防止することができる。その結果、捕集ボックス28に捕集された塵埃の舞い上がりを防止でき、舞い上がった塵埃によるエンジン室内の汚れを防止できる。
なお、図6(b)に示すようにネット部272の先端を溝30aの底面に当接させることで、冷却風の回り込みを確実に防止することができるが、若干隙間があっても回り込みを十分に防止することができる。ネット部271、272は一体に形成されているので、防塵ネット27をドアカバー262に取り付ける際の工数増加を避けられる。
−第3の実施の形態−
図8は本発明の第3の実施の形態を示す図である。本実施の形態における捕集ボックス28は、ドアカバー262の開閉に連動して捕集ボックス28内の塵埃を自動的に排出するように構成されている。捕集ボックス28の底板281は、ヒンジ等を用いて開閉可能に取り付けられている。図8に示すようにドアカバー262を閉じた状態では、底板281は、フロント側カバー260に設けられた支持部材282aおよびカウンタウェイト側カバー261に設けられた支持部材282bにより支持され、閉じた状態となっている。
図9、10は、ドアカバー262の開閉に連動した底板281の開閉動作を説明する図である。図10(a)は図9の状態B1を示したものであり、図10(b)は図9の状態B2を示したものであり、図10(c)は図9の状態B3を示したものである。
状態B1は、ドアカバー262が閉じた状態を示している。状態B1においては、底板281は支持部材282a,282bの上面により支持され、完全に閉じた状態になっている。ドアカバー262を開いて状態B2にすると、底板281が支持部材282aの斜面2820上に乗り、底板281が開き始める。なお、この時点では、底板281は他方の支持部材282bからは完全に外れている。さらにドアカバー262を開いて状態B3にすると、底板281が支持部材282aの斜面2820上から完全に外れ、底板281が90(deg)開いた状態となる。なお、斜面2820は支持部材282aだけに形成されており、この斜面2820を形成したことにより、底板281のスムーズな開閉を行うことができる。ドアカバー262を閉じる動作を行うと、上述した手順とは逆の手順をたどって、底板281が閉じられる。
本実施の形態においては、上述した第1および第2の実施の形態で奏する作用効果に加えて、以下のような作用効果を奏する。本実施の形態では、捕集ボックス28の底板281を開閉可能に構成し、ドアカバー262に設けられた支持部材282a,282bで支持することで底板281を閉状態とする構成とした。そのため、上述のようにドアカバー262の開動作に連動して底板281が開いて、捕集ボックス28内の塵埃300が車両外部に自動的に排出される。すなわち、底板281は、ドアカバー262の開動作に連動して塵埃300を排出する機構を構成している。そのため、捕集ボックス28をドアカバー262から外して、捕集された塵埃300を捨てる手間が省ける。
−第4の実施の形態−
図11は、本発明の第4の実施の形態を説明する図である。上述した第1〜3の実施形態では、防塵ネット27により捕獲された塵埃300は、防塵ネット27の下方に設けられた捕集ボックス28によって捕集される構成とした。本実施の形態では、上述のように、捕集ボックス28を付加することなく塵埃を捕集する捕集部を構成するようにした。
図11(a)はドアカバー262を熱交換器ユニット22側から見た図であり、図11(b)はB−B断面図であり、図11(c)はドアカバー262を開いた状態を示す。図11に示す例では、防塵ネット27の下部に柔軟な可撓性板部材31が帯状に設けられ、ドアカバー262、防塵ネット27、枠29aおよび可撓性板部材31で囲まれた領域(捕集部)に塵埃300が捕集される。可撓性板部材31としては、例えば、ラバーシート等が用いられる。図11(a),(b)に示すようにドアカバー262が閉じた状態では、可撓性板部材31の下端はフレーム102の上面に接触しており、塵埃300が捕集部からエンジン室内(防塵ネット27の図示右側の領域)に漏れ出ることはない。
図11(c)に示すようにドアカバー262を開いてドアカバー262を矢印方向に移動すると、可撓性板部材31がフレーム102上から外れ、互の接触が解消される。円弧状に変形していた可撓性板部材31は、自重と塵埃300の重さとにより平面形状になり、捕集部底部の開口310が開くことになる。その結果、捕集部内の塵埃300は、車両外へ排出される。
図12は、第4の実施形態の他の例を示す図である。図12(a)はドアカバー262を熱交換器ユニット22側から見た図であり、図12(b)はC−C断面図であり、図12(c)はドアカバー262を開いた状態を示す。図12に示す例では、図11に示した可撓性板部材31に代えて、防塵ネット27の下端に、防塵ネット27の下辺に沿って延在するブラシ32を配置した。ブラシ32の下端(先端)はフレーム102に接触している。ドアカバー262が閉じた状態においては、塵埃300は、ドアカバー262、防塵ネット27、枠29a、ブラシ32およびフレーム102で囲まれた領域(捕集部)に捕集される。すなわち、塵埃300はフレーム102上に堆積する。
図12(c)に示すようにドアカバー262を開いてドアカバー262を矢印方向に移動すると、ブラシ32はフレーム102上を掃くようにドアカバーと一体に移動する。ブラシ32とドアカバー262との間の塵埃300も、ドアカバー262と一緒にフレーム102上を移動し、図12(c)のようにドアカバー262がフレーム102の外側に移動すると、塵埃300はフレーム102上から車両外に落下する。すなわち、塵埃300は、捕集部から排出されることになる。
なお、図11に示す可撓性板部材31を用いる場合でも、ドアカバー262が閉じた状態のときに、可撓性板部材31がほぼ垂直状態で先端がフレーム102に接触するような構成としても良い。その場合、塵埃300はフレーム102上に堆積するようなかたちで捕集される。ドアカバー262を開くと、可撓性板部材31は、その先端がフレーム102の上面を掃くように移動する。その結果、図12の場合と同様に、フレーム102上に堆積した塵埃は車両外に排出される。
本実施の形態では、ドアカバー262の下部に可撓性板部材31やブラシ32を設けたことにより、上述した第3の実施の形態と同様に、捕集ボックス28を用いることなく塵埃300を捕集する捕集部を形成することができるとともに、ドアカバー262の開動作に伴って塵埃300を自動的に車両外部に放出することができる。特に、図11の構成の場合には、可撓性板部材31を1枚取り付けるだけで良いので、コストアップを極力抑えることができる。
なお、以上の説明はあくまでも一例であり、発明を解釈する際、上記実施の形態の記載事項と特許請求の範囲の記載事項の対応関係に何ら限定も拘束もされない。例えば、上述した実施の形態では油圧ショベルを例に説明したが、本発明は、油圧ショベルに限らず種々の作業機械(建設機械、鉱山機械等)にも同様に適用することができる。
20:エンジン、21:冷却ファン、22:熱交換器ユニット、26:エンジン室、27:防塵ネット、28:捕集ボックス、29:枠部材、30:ブラケット、30a:溝、31:可撓性板部材、101:作業機械、260:フロント側カバー、261:カウンタウェイト側カバー、262,263:ドアカバー、262a、264a,266a:通風開口、264,265:上カバー、266:エンジンカバー、267:底部カバー、281:底板、282a,282b:支持部材

Claims (5)

  1. エンジン室に配置されたエンジンと、
    前記エンジンを冷却する冷却風を生成する冷却ファンと、
    エンジン室カバーの一部を構成し、開閉可能に設けられるとともに第1通風開口を有するドアカバーと、
    前記第1通風開口と前記冷却ファンとの間の冷却風通路に配置された熱交換器ユニットと、
    前記第1通風開口から流入した冷却風が通過するように前記ドアカバーのエンジン室側の面に取り付けられ、前記流入した冷却風中の塵埃を捕獲する防塵ネットと、
    前記防塵ネットの下方に設けられ、前記防塵ネットから離脱した塵埃を該防塵ネットと前記ドアカバーとの間の領域において捕集する捕集部と、を備えた作業機械。
  2. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記捕集部は、前記第1通風開口から流入した冷却風が流れる前記冷却風通路から外れた位置に配置されていることを特徴とする作業機械。
  3. 請求項1または2に記載の作業機械において、
    前記エンジン室カバーの上面には、前記ドアカバーに近接する位置に冷却風流入用の第2通風開口が形成され、
    前記防塵ネットは、前記第1通風開口から流入した冷却風が通過する第1ネット部と、前記第2通風開口から流入した冷却風が通過する第2ネット部とを一体に有し、
    前記エンジン室カバーは、前記ドアカバーが閉じられると前記第2ネット部の端部が挿入され、かつ、前記ドアカバーが開かれると挿入されていた前記端部が抜け出る溝部を有するブラケットを備えることを特徴とする作業機械。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の作業機械において、
    前記捕集部には、前記ドアカバーの開動作に連動して捕集された塵埃を車両外部に排出する排出機構が設けられていることを特徴とする作業機械。
  5. 請求項4に記載の作業機械において、
    前記排出機構は、前記ドアカバーの開閉動作に連動して変形し、前記捕集部の底部開口を開閉する可撓性板部材であって、
    前記可撓性板部材は、前記ドアカバーが閉じるとエンジン室底部との接触により前記底部開口を塞ぐように変形し、前記ドアカバーが開くと前記接触が解消されて前記底部開口を開放することを特徴とする作業機械。
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