JP2004267284A - 弾球遊技機の入賞装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】時間制限無しで開状態を維持することも可能な弾球遊技機の入賞装置を提供すること。
【解決手段】入賞装置1は、キープソレノイド11で羽根状開閉部材7,9を駆動する構造になっている。キープソレノイド11は、第1の通電状態にされるとプランジャ11aを吸引して第1の位置から第2の位置へ変位させ、永久磁石の磁力でプランジャ11aを第2の位置に保持する。また、第2の通電状態にされると、永久磁石の磁力を打ち消すように励磁され、バネ11cの付勢力でプランジャ11aを第2の位置から第1の位置へ変位させる。第1,第2の位置への変位後は、無通電状態にされても、プランジャ11aは永久磁石またはバネ11cの力で保持されて第1,第2の位置から変位しないので、時間制限無しで開状態を維持しても、キープソレノイド11の過熱や焼損を招くことがない。
【選択図】 図2
【解決手段】入賞装置1は、キープソレノイド11で羽根状開閉部材7,9を駆動する構造になっている。キープソレノイド11は、第1の通電状態にされるとプランジャ11aを吸引して第1の位置から第2の位置へ変位させ、永久磁石の磁力でプランジャ11aを第2の位置に保持する。また、第2の通電状態にされると、永久磁石の磁力を打ち消すように励磁され、バネ11cの付勢力でプランジャ11aを第2の位置から第1の位置へ変位させる。第1,第2の位置への変位後は、無通電状態にされても、プランジャ11aは永久磁石またはバネ11cの力で保持されて第1,第2の位置から変位しないので、時間制限無しで開状態を維持しても、キープソレノイド11の過熱や焼損を招くことがない。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、弾球遊技機の入賞装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、入口となる箇所に配設された開閉部材を開閉動作させて、入口を開放(または拡大)したり閉鎖(または縮小)したりするように構成された入賞装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
この種の入賞装置は、入賞装置の背面側にソレノイドが組み込まれていて、このソレノイドによって開閉部材を駆動している。
【0004】
【特許文献1】
登録実用新案第3012841号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の入賞装置は、ソレノイドへの通電に伴って開閉部材が開位置へと変位する一方、通電を停止すると開閉部材が閉位置へと変位する構造になっていたため、開閉部材を開位置へ変位させた状態を長時間にわたって維持するとができなかった。すなわち、開閉部材を開位置へ変位させた状態を維持するためにソレノイドへの通電を長時間にわたって継続すると、場合によっては、ソレノイドの過熱や焼損を招くおそれがあるため、このような過熱や焼損を避けるには、通電時間を過剰に長時間にならないように制限せざるを得なかった。
【0006】
そのため、従来の入賞装置では、遊技球が所定数入球するまでは、時間制限無しで開状態を維持する、といった動作態様の入賞装置を構成することができなかった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、時間制限無しで開状態を維持することも可能な弾球遊技機の入賞装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明においては、以下に述べるような構成を採用した。
上記請求項1に記載の弾球遊技機の入賞装置は、
遊技球の入口を開放または拡大する開位置、または前記入口を閉鎖または縮小する閉位置に変位可能な開閉部材と、第1の位置または第2の位置へ移動可能な可動部を有するソレノイドとを備えており、該ソレノイドの可動部が前記第2の位置へ変位するのに連動して前記開閉部材が前記開位置へ変位する一方、前記可動部が前記第1の位置へ変位するのに連動して前記開閉部材が前記閉位置へ変位するように構成された弾球遊技機の入賞装置において、
前記ソレノイドが、第1の通電状態にされると前記可動部を前記第1の位置から前記第2の位置へ変位させる一方、第2の通電状態にされると前記可動部を前記第2の位置から前記第1の位置へ変位させる構造で、前記可動部を前記第1,第2の位置へ変位させた後は、無通電状態にされても前記可動部を変位後の位置で保持可能なキープソレノイドである
ことを特徴とする。
【0008】
上記請求項2に記載の弾球遊技機の入賞装置は、上記請求項1に記載の入賞装置において、
弾球遊技機が備える制御装置によって制御されて、遊技の進行に伴って第1の条件が成立したら、前記第1の通電状態とされ、該第1の通電状態とされたことによって前記可動部が前記第2の位置へ変位したら、無通電状態にされる一方、遊技の進行に伴って第2の条件が成立したら、前記第2の通電状態とされ、該第2の通電状態とされたことによって前記可動部が前記第1の位置へ変位したら、無通電状態にされる
ことを特徴とする。
【0009】
上記請求項3に記載の弾球遊技機の入賞装置は、上記請求項2に記載の入賞装置において、
前記開閉部材が前記開位置にある状態で、入賞した遊技球の数が所定の数に達した場合に、前記第2の条件が成立する
ことを特徴とする。
【0010】
上記請求項4に記載の弾球遊技機の入賞装置は、上記請求項2に記載の入賞装置において、
前記開閉部材が前記閉位置にある状態で遊技球が入賞した場合に、前記第1の条件が成立する一方、前記開閉部材が前記開位置にある状態で遊技球が入賞した場合に、前記第2の条件が成立する
ことを特徴とする。
【0011】
[作用、および発明の効果]
上記請求項1〜3の各請求項に記載の弾球遊技機の入賞装置は、開閉部材を駆動するための手段として、キープソレノイドを備えている。
このキープソレノイドは、自己保持型ソレノイドとも呼ばれるものであり、第1の通電状態にされると可動部を第1の位置から第2の位置へ変位させる一方、第2の通電状態にされると可動部を第2の位置から第1の位置へ変位させる構造になっていて、可動部を第1,第2の位置いずれかへ変位させた後は、無通電状態にされても可動部を変位後の位置で保持することができるものである。
【0012】
このようなキープソレノイドとしては、例えば、コイルに通電すると(=第1の通電状態に相当。)可動部であるプランジャが吸引されて第1の位置から第2の位置へ変位し、プランジャが永久磁石に磁着されて第2の位置で保持される一方、コイルに通電して(=第2の通電状態に相当。)上記永久磁石の磁力を打ち消すとコイルスプリング等の力でプランジャが第2の位置から第1の位置へ変位し、プランジャがコイルスプリングに付勢されて第1の位置で保持される、といった構造のものを利用することができる。この場合、第1,第2の通電状態で同一のコイルに電流を流すのであれば、電流の向きは、第1の通電状態と第2の通電状態とで反対向きになる。また、第1,第2の通電状態で別々のコイルに電流を流す構成としてもよく、この場合は、いずれか一方のコイルにのみ電流が流れるように制御される。さらに、上記のようなコイルによる吸引構造を向かい合わせに2組配設した構造のソレノイドとすれば、第2の位置から第1の位置へ変位させる場合についても、コイルによる吸引を行うことができるので、この場合は、コイルスプリングの無い構造とすることもできる。
【0013】
また、キープソレノイドの形態としては、上述のような、可動部であるプランジャを直線的に往復移動させるプランジャ型のもの以外にも、可動部であるフラッパーを揺動させるフラッパー型のものや、可動部である回動軸を回動させるロータリー型のものを考え得るので、これらはどれを利用してもよい。これら各形態毎に可動部の動きは異なるので、それぞれの形態に応じた動作伝達機構により、ソレノイドの可動部の動きを開閉部材の開閉動作に変換する必要があるのはもちろんである。
【0014】
なお、この入賞装置に対する通電状態の制御は、通常、この入賞装置が取り付けられた遊技機が備えている制御装置によって実行される。この制御装置には、他の入賞装置や他の条件装置(例えば乱数発生器)なども接続され、制御装置は、この入賞装置への入賞、他の入賞装置への入賞、他の条件装置での条件成立などに応じて、遊技の進行に伴って上記第1,第2の条件が成立したと判断し、この入賞装置に対する通電制御を実行する。
【0015】
以上のように構成された弾球遊技機の入賞装置によれば、キープソレノイドにて開閉部材を駆動しているので、開位置または閉位置のいずれか一方から他方へ開閉部材を移動させる際には、キープソレノイドを第1の通電状態または第2の通電状態とするものの、開閉部材が開位置または閉位置へ移動した後は、キープソレノイドを無通電状態としても、開閉部材は移動後の位置において保持される。そのため、開閉部材を開位置へ変位させた状態を維持する場合でも、キープソレノイドへの通電はごく短時間でよく、ソレノイドの過熱や焼損を招くおそれはない。
【0016】
したがって、例えば、遊技球が所定数入球するまでは開状態を維持するといった動作態様の入賞装置や、遊技球が入賞するたびに交互に開状態となったり閉状態となったりするといった動作態様の入賞装置を構成した場合でも、開状態となっている時間を制限する必要はなく、その結果、従来の入賞装置では為し得なかったような遊技態様を持った遊技機を構成できるようになる。
【0017】
特に、請求項3に記載の弾球遊技機の入賞装置は、前記開閉部材が前記開位置にある状態で、入賞した遊技球の数が所定の数に達した場合に、前記第2の条件が成立するように構成されるので、入賞した遊技球の数が所定の数に達していないにもかかわらず、時間制限で開閉部材が閉位置に変位してしまうことはなく、遊技客が安心して遊技を楽しむことができる。
【0018】
また、請求項4に記載の弾球遊技機の入賞装置は、前記開閉部材が前記閉位置にある状態で遊技球が入賞した場合に、前記第1の条件が成立する一方、前記開閉部材が前記開位置にある状態で遊技球が入賞した場合に、前記第2の条件が成立するように構成されるので、いわゆるチューリップ型の入賞装置として構成することにより、非電動式のチューリップ型入賞装置と同様の動作態様とすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について一例を挙げて説明する。
図1(a)および同図(b)に示すように、入賞装置1は、いわゆるチューリップ型の入賞装置であり、本体3と、本体3の正面側に設けられた遊技球受け5と、この遊技球受け5の上側で開閉動作する一対の羽根状開閉部材7,9とを備えている。また、入賞装置1は、図2(a)および同図(b)に示すように、キープソレノイド11と、キープソレノイド11のプランジャ11aの動作に連動して軸13aを中心に回動するレバー13と、レバー13の動作に連動して軸15aを中心に回動するアーム15とを備え、このアーム15の先端にある爪部15bが、羽根状開閉部材7,9の背面側に突設された連接桿17に連接している。
【0020】
羽根状開閉部材7,9は、それぞれが下端側にある軸7a,9aを中心に相反する方向へ左右対称に回動し、上端間の間隔を左右方向へ拡大/縮小するものである。羽根状開閉部材7,9が上端間の間隔を縮小した際には、遊技盤上に打ち込まれた遊技釘(図示略)が障害物となって、遊技球が入賞装置1へまったく入らないかきわめて入りにくい状態になり、一方、羽根状開閉部材7,9が上端間の間隔を拡大した際には、遊技球が入賞装置1へ入りやすい状態になる。なお、図1(b)においては、羽根状開閉部材7,9の回動範囲を示すために、図中左側には、羽根状開閉部材7が上端間の間隔を縮小する位置まで回動した状態を描いてあり、図中右側には、羽根状開閉部材9が上端間の間隔を拡大する位置まで回動した状態を描いてあるが、実際は、羽根状開閉部材7,9が、図示の如く左右非対称な位置に回動することはなく、常に左右対称な位置関係を維持したまま動作する。
【0021】
羽根状開閉部材7,9の連接桿17は、本体3に形成された遊技球通過穴21の両脇にある凹部23に通された状態で、本体3の内部に突出している。アーム15の回動に伴って爪部15bが上下方向に変位すると、連接桿17は爪部15bに従動して凹部23内を移動し、その結果、羽根状開閉部材7,9が開閉動作する。
【0022】
キープソレノイド11は、可動部であるプランジャ11aと、金属製のケース11bと、プランジャ11aの変位に伴ってプランジャ11aとケース11bとの間で圧縮されるバネ11cとを備えている。ケース11bの内部には、2組のコイル(図示略)と永久磁石(図示略)が組み込まれており、一方のコイルに電流を流して第1の通電状態にすると、プランジャ11aがコイルに吸引されて第1の位置から第2の位置へ変位し、プランジャ11aが永久磁石に磁着されて第2の位置で保持される。また、他方のコイルに電流を流して第2の通電状態にすると、永久磁石の磁力が打ち消され、バネ11cの力でプランジャ11aが第2の位置から第1の位置へ変位し、プランジャ11aがバネ11cに付勢されて第1の位置で保持される。なお、本実施形態において、キープソレノイド11は、プランジャ11aが前後方向に動作するように配設されているため、プランジャ11aが左右方向に動作するように配設されたものや、プランジャ11aが上下方向に動作するように配設されたものに比べ、入賞装置1の幅および高さはきわめてコンパクトになっている。
【0023】
このように構成された入賞装置1において、キープソレノイド11が無通電状態とされ、且つ、プランジャ11aがバネ11cの力で付勢されてケース11bから装置後方へ突出した状態(=第1の位置に存在する状態)となっている時は、図2(a)に示すように、アーム15は、爪部15bを下方へ変位させ、羽根状開閉部材7,9は上端間の間隔を縮小した状態にある。
【0024】
この状態において、キープソレノイド11の一方のコイルに電流が流されると、プランジャ11aがコイルに吸引されてケース11bの内部に引き込まれた状態(=第2の位置に存在する状態)となる。また、プランジャ11aに連動して、レバー13は図2(a)中に示した矢印A1方向へ回動し、これに従動してアーム15が図2(a)中に示した矢印A2方向へ回動し、アーム15が回動するのに伴って連接桿17が上動し、図2(b)に示すように、羽根状開閉部材7,9が上端間の間隔を拡大する向きに傾倒する。そして、この位置において、プランジャ11aは永久磁石に磁着されて変位しないように保持されるため、以後は、キープソレノイド11が無通電状態とされてもプランジャ11aは変位しない。
【0025】
次に、この状態において、キープソレノイド11の他方のコイルに電流が流されると、コイルの励磁に伴って永久磁石の磁力が打ち消され、バネ11cの力でプランジャ11aがケース11bから装置後方へ突出し、図2(a)に示した状態に復帰する。プランジャ11aは、バネ11cの力で付勢されて変位しないように保持されるため、以後は、キープソレノイド11が無通電状態とされてもプランジャ11aは変位しない。
【0026】
なお、遊技球受け5に遊技球が入ると、その遊技球は、遊技球通過穴21から本体3の内部に入り、入賞装置1の下方へと転落する。本体3の内部では、アーム15が、遊技球の通過経路の側壁を兼ねており、遊技球の側方への脱落が防止される。
【0027】
以上のように構成された入賞装置1は、パチンコ機やアレンジボールなどの弾球遊技機の遊技盤上に配設され、この弾球遊技機での遊技の進行に伴って羽根状開閉部材7,9の動きが制御される。
例えば、遊技の進行に伴って他の入賞装置に遊技球が入賞したら(本発明でいう、第1の条件が成立したことに相当。)、入賞装置1は一時的に通電状態とされ、それによってプランジャ11aが変位して入賞装置1が開状態となったら、入賞装置1は無通電状態にされる。以後、入賞装置1は、開状態となっているものの、キープソレノイド11は無通電状態なので、入賞装置1を閉状態に戻さなくても過熱や焼損を招くおそれはない。
【0028】
そして、さらに遊技の進行に伴って入賞装置1に10個の遊技球が入賞したら(本発明でいう、第2の条件が成立したことに相当。)、入賞装置1は一時的に通電状態とされ、それによってプランジャ11aが変位して入賞装置1が閉状態となったら、入賞装置1は無通電状態にされる。10個の遊技球が入賞したことを閉動作の条件とした場合、10個の遊技球が入賞する前に遊技が一時中断されると、入賞装置1は長時間にわたって開状態のままとされることになるが、キープソレノイド11は無通電状態で過熱や焼損を招くおそれはないので、時間制限などによって入賞装置1を閉状態に戻さなくてもよい。
【0029】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の具体的な一実施形態に限定されず、この他にも種々の形態で実施することができる。
例えば、上記入賞装置1では、キープソレノイド11を、プランジャ11aが装置後方へ突出するような向きにして配設してあったが、キープソレノイド11の配設方向については限定されず、例えば、プランジャ11aが装置前方に向かって突出するような向きにしてもよいし、プランジャ11aが装置の左右いずれかに向かって突出するような向きにしてもよいし、プランジャ11aが装置の上下いずれかに向かって突出するような向きにしてもよい。このようにキープソレノイド11の配設方向を変更した場合に、それに応じてキープソレノイド11から羽根状開閉部材7,9に至る動力伝達機構の構造が最適化されるのはもちろんである。
【0030】
また、上記入賞装置1では、プランジャ型のキープソレノイド11を用いていたが、フラッパー型のソレノイドやロータリー型のソレノイドでキープソレノイドを構成することも可能であり、これらを用いても上記入賞装置1と同等に機能する入賞装置を構成することができる。このようにキープソレノイドの可動部の形態を変更した場合に、それに応じてキープソレノイドから羽根状開閉部材7,9に至る動力伝達機構の構造が最適化されるのももちろんである。
【0031】
また、上記入賞装置1は、いわゆるチューリップ型の入賞装置であったが、本発明の構成は、ソレノイドを動力源として作動する電動式入賞装置であれば採用可能であり、例えば、アタッカー型の入賞装置において本発明の構成を採用してもよい。
【0032】
また、上記入賞装置1は、入賞装置1に入った遊技球を遊技機の背面側へと通出させる入賞口を備えたものであったが、入口側から入った遊技球をそのまま下方へと通過させる通過ゲートにおいても、上記入賞装置1と同様なチューリップ型の可動機構を採用したものが知られており、このような通過ゲートに本発明を適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】上記実施形態の弾球遊技機の入賞装置を示し、(a)はその正面図、(b)は羽根状開閉部材の回動位置を示す概略図である。
【図2】(a)は羽根状開閉部材の上端間の間隔を縮小した状態を示す縦断面図、(b)羽根状開閉部材の上端間の間隔を拡大した状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1・・・入賞装置、3・・・本体、5・・・遊技球受け、7,9・・・羽根状開閉部材、11・・・キープソレノイド、11a・・・プランジャ、11b・・・ケース、11c・・・バネ、13・・・レバー、15・・・アーム、17・・・連接桿、21・・・遊技球通過穴、23・・・凹部。
【発明の属する技術分野】
本発明は、弾球遊技機の入賞装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、入口となる箇所に配設された開閉部材を開閉動作させて、入口を開放(または拡大)したり閉鎖(または縮小)したりするように構成された入賞装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
この種の入賞装置は、入賞装置の背面側にソレノイドが組み込まれていて、このソレノイドによって開閉部材を駆動している。
【0004】
【特許文献1】
登録実用新案第3012841号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の入賞装置は、ソレノイドへの通電に伴って開閉部材が開位置へと変位する一方、通電を停止すると開閉部材が閉位置へと変位する構造になっていたため、開閉部材を開位置へ変位させた状態を長時間にわたって維持するとができなかった。すなわち、開閉部材を開位置へ変位させた状態を維持するためにソレノイドへの通電を長時間にわたって継続すると、場合によっては、ソレノイドの過熱や焼損を招くおそれがあるため、このような過熱や焼損を避けるには、通電時間を過剰に長時間にならないように制限せざるを得なかった。
【0006】
そのため、従来の入賞装置では、遊技球が所定数入球するまでは、時間制限無しで開状態を維持する、といった動作態様の入賞装置を構成することができなかった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、時間制限無しで開状態を維持することも可能な弾球遊技機の入賞装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明においては、以下に述べるような構成を採用した。
上記請求項1に記載の弾球遊技機の入賞装置は、
遊技球の入口を開放または拡大する開位置、または前記入口を閉鎖または縮小する閉位置に変位可能な開閉部材と、第1の位置または第2の位置へ移動可能な可動部を有するソレノイドとを備えており、該ソレノイドの可動部が前記第2の位置へ変位するのに連動して前記開閉部材が前記開位置へ変位する一方、前記可動部が前記第1の位置へ変位するのに連動して前記開閉部材が前記閉位置へ変位するように構成された弾球遊技機の入賞装置において、
前記ソレノイドが、第1の通電状態にされると前記可動部を前記第1の位置から前記第2の位置へ変位させる一方、第2の通電状態にされると前記可動部を前記第2の位置から前記第1の位置へ変位させる構造で、前記可動部を前記第1,第2の位置へ変位させた後は、無通電状態にされても前記可動部を変位後の位置で保持可能なキープソレノイドである
ことを特徴とする。
【0008】
上記請求項2に記載の弾球遊技機の入賞装置は、上記請求項1に記載の入賞装置において、
弾球遊技機が備える制御装置によって制御されて、遊技の進行に伴って第1の条件が成立したら、前記第1の通電状態とされ、該第1の通電状態とされたことによって前記可動部が前記第2の位置へ変位したら、無通電状態にされる一方、遊技の進行に伴って第2の条件が成立したら、前記第2の通電状態とされ、該第2の通電状態とされたことによって前記可動部が前記第1の位置へ変位したら、無通電状態にされる
ことを特徴とする。
【0009】
上記請求項3に記載の弾球遊技機の入賞装置は、上記請求項2に記載の入賞装置において、
前記開閉部材が前記開位置にある状態で、入賞した遊技球の数が所定の数に達した場合に、前記第2の条件が成立する
ことを特徴とする。
【0010】
上記請求項4に記載の弾球遊技機の入賞装置は、上記請求項2に記載の入賞装置において、
前記開閉部材が前記閉位置にある状態で遊技球が入賞した場合に、前記第1の条件が成立する一方、前記開閉部材が前記開位置にある状態で遊技球が入賞した場合に、前記第2の条件が成立する
ことを特徴とする。
【0011】
[作用、および発明の効果]
上記請求項1〜3の各請求項に記載の弾球遊技機の入賞装置は、開閉部材を駆動するための手段として、キープソレノイドを備えている。
このキープソレノイドは、自己保持型ソレノイドとも呼ばれるものであり、第1の通電状態にされると可動部を第1の位置から第2の位置へ変位させる一方、第2の通電状態にされると可動部を第2の位置から第1の位置へ変位させる構造になっていて、可動部を第1,第2の位置いずれかへ変位させた後は、無通電状態にされても可動部を変位後の位置で保持することができるものである。
【0012】
このようなキープソレノイドとしては、例えば、コイルに通電すると(=第1の通電状態に相当。)可動部であるプランジャが吸引されて第1の位置から第2の位置へ変位し、プランジャが永久磁石に磁着されて第2の位置で保持される一方、コイルに通電して(=第2の通電状態に相当。)上記永久磁石の磁力を打ち消すとコイルスプリング等の力でプランジャが第2の位置から第1の位置へ変位し、プランジャがコイルスプリングに付勢されて第1の位置で保持される、といった構造のものを利用することができる。この場合、第1,第2の通電状態で同一のコイルに電流を流すのであれば、電流の向きは、第1の通電状態と第2の通電状態とで反対向きになる。また、第1,第2の通電状態で別々のコイルに電流を流す構成としてもよく、この場合は、いずれか一方のコイルにのみ電流が流れるように制御される。さらに、上記のようなコイルによる吸引構造を向かい合わせに2組配設した構造のソレノイドとすれば、第2の位置から第1の位置へ変位させる場合についても、コイルによる吸引を行うことができるので、この場合は、コイルスプリングの無い構造とすることもできる。
【0013】
また、キープソレノイドの形態としては、上述のような、可動部であるプランジャを直線的に往復移動させるプランジャ型のもの以外にも、可動部であるフラッパーを揺動させるフラッパー型のものや、可動部である回動軸を回動させるロータリー型のものを考え得るので、これらはどれを利用してもよい。これら各形態毎に可動部の動きは異なるので、それぞれの形態に応じた動作伝達機構により、ソレノイドの可動部の動きを開閉部材の開閉動作に変換する必要があるのはもちろんである。
【0014】
なお、この入賞装置に対する通電状態の制御は、通常、この入賞装置が取り付けられた遊技機が備えている制御装置によって実行される。この制御装置には、他の入賞装置や他の条件装置(例えば乱数発生器)なども接続され、制御装置は、この入賞装置への入賞、他の入賞装置への入賞、他の条件装置での条件成立などに応じて、遊技の進行に伴って上記第1,第2の条件が成立したと判断し、この入賞装置に対する通電制御を実行する。
【0015】
以上のように構成された弾球遊技機の入賞装置によれば、キープソレノイドにて開閉部材を駆動しているので、開位置または閉位置のいずれか一方から他方へ開閉部材を移動させる際には、キープソレノイドを第1の通電状態または第2の通電状態とするものの、開閉部材が開位置または閉位置へ移動した後は、キープソレノイドを無通電状態としても、開閉部材は移動後の位置において保持される。そのため、開閉部材を開位置へ変位させた状態を維持する場合でも、キープソレノイドへの通電はごく短時間でよく、ソレノイドの過熱や焼損を招くおそれはない。
【0016】
したがって、例えば、遊技球が所定数入球するまでは開状態を維持するといった動作態様の入賞装置や、遊技球が入賞するたびに交互に開状態となったり閉状態となったりするといった動作態様の入賞装置を構成した場合でも、開状態となっている時間を制限する必要はなく、その結果、従来の入賞装置では為し得なかったような遊技態様を持った遊技機を構成できるようになる。
【0017】
特に、請求項3に記載の弾球遊技機の入賞装置は、前記開閉部材が前記開位置にある状態で、入賞した遊技球の数が所定の数に達した場合に、前記第2の条件が成立するように構成されるので、入賞した遊技球の数が所定の数に達していないにもかかわらず、時間制限で開閉部材が閉位置に変位してしまうことはなく、遊技客が安心して遊技を楽しむことができる。
【0018】
また、請求項4に記載の弾球遊技機の入賞装置は、前記開閉部材が前記閉位置にある状態で遊技球が入賞した場合に、前記第1の条件が成立する一方、前記開閉部材が前記開位置にある状態で遊技球が入賞した場合に、前記第2の条件が成立するように構成されるので、いわゆるチューリップ型の入賞装置として構成することにより、非電動式のチューリップ型入賞装置と同様の動作態様とすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について一例を挙げて説明する。
図1(a)および同図(b)に示すように、入賞装置1は、いわゆるチューリップ型の入賞装置であり、本体3と、本体3の正面側に設けられた遊技球受け5と、この遊技球受け5の上側で開閉動作する一対の羽根状開閉部材7,9とを備えている。また、入賞装置1は、図2(a)および同図(b)に示すように、キープソレノイド11と、キープソレノイド11のプランジャ11aの動作に連動して軸13aを中心に回動するレバー13と、レバー13の動作に連動して軸15aを中心に回動するアーム15とを備え、このアーム15の先端にある爪部15bが、羽根状開閉部材7,9の背面側に突設された連接桿17に連接している。
【0020】
羽根状開閉部材7,9は、それぞれが下端側にある軸7a,9aを中心に相反する方向へ左右対称に回動し、上端間の間隔を左右方向へ拡大/縮小するものである。羽根状開閉部材7,9が上端間の間隔を縮小した際には、遊技盤上に打ち込まれた遊技釘(図示略)が障害物となって、遊技球が入賞装置1へまったく入らないかきわめて入りにくい状態になり、一方、羽根状開閉部材7,9が上端間の間隔を拡大した際には、遊技球が入賞装置1へ入りやすい状態になる。なお、図1(b)においては、羽根状開閉部材7,9の回動範囲を示すために、図中左側には、羽根状開閉部材7が上端間の間隔を縮小する位置まで回動した状態を描いてあり、図中右側には、羽根状開閉部材9が上端間の間隔を拡大する位置まで回動した状態を描いてあるが、実際は、羽根状開閉部材7,9が、図示の如く左右非対称な位置に回動することはなく、常に左右対称な位置関係を維持したまま動作する。
【0021】
羽根状開閉部材7,9の連接桿17は、本体3に形成された遊技球通過穴21の両脇にある凹部23に通された状態で、本体3の内部に突出している。アーム15の回動に伴って爪部15bが上下方向に変位すると、連接桿17は爪部15bに従動して凹部23内を移動し、その結果、羽根状開閉部材7,9が開閉動作する。
【0022】
キープソレノイド11は、可動部であるプランジャ11aと、金属製のケース11bと、プランジャ11aの変位に伴ってプランジャ11aとケース11bとの間で圧縮されるバネ11cとを備えている。ケース11bの内部には、2組のコイル(図示略)と永久磁石(図示略)が組み込まれており、一方のコイルに電流を流して第1の通電状態にすると、プランジャ11aがコイルに吸引されて第1の位置から第2の位置へ変位し、プランジャ11aが永久磁石に磁着されて第2の位置で保持される。また、他方のコイルに電流を流して第2の通電状態にすると、永久磁石の磁力が打ち消され、バネ11cの力でプランジャ11aが第2の位置から第1の位置へ変位し、プランジャ11aがバネ11cに付勢されて第1の位置で保持される。なお、本実施形態において、キープソレノイド11は、プランジャ11aが前後方向に動作するように配設されているため、プランジャ11aが左右方向に動作するように配設されたものや、プランジャ11aが上下方向に動作するように配設されたものに比べ、入賞装置1の幅および高さはきわめてコンパクトになっている。
【0023】
このように構成された入賞装置1において、キープソレノイド11が無通電状態とされ、且つ、プランジャ11aがバネ11cの力で付勢されてケース11bから装置後方へ突出した状態(=第1の位置に存在する状態)となっている時は、図2(a)に示すように、アーム15は、爪部15bを下方へ変位させ、羽根状開閉部材7,9は上端間の間隔を縮小した状態にある。
【0024】
この状態において、キープソレノイド11の一方のコイルに電流が流されると、プランジャ11aがコイルに吸引されてケース11bの内部に引き込まれた状態(=第2の位置に存在する状態)となる。また、プランジャ11aに連動して、レバー13は図2(a)中に示した矢印A1方向へ回動し、これに従動してアーム15が図2(a)中に示した矢印A2方向へ回動し、アーム15が回動するのに伴って連接桿17が上動し、図2(b)に示すように、羽根状開閉部材7,9が上端間の間隔を拡大する向きに傾倒する。そして、この位置において、プランジャ11aは永久磁石に磁着されて変位しないように保持されるため、以後は、キープソレノイド11が無通電状態とされてもプランジャ11aは変位しない。
【0025】
次に、この状態において、キープソレノイド11の他方のコイルに電流が流されると、コイルの励磁に伴って永久磁石の磁力が打ち消され、バネ11cの力でプランジャ11aがケース11bから装置後方へ突出し、図2(a)に示した状態に復帰する。プランジャ11aは、バネ11cの力で付勢されて変位しないように保持されるため、以後は、キープソレノイド11が無通電状態とされてもプランジャ11aは変位しない。
【0026】
なお、遊技球受け5に遊技球が入ると、その遊技球は、遊技球通過穴21から本体3の内部に入り、入賞装置1の下方へと転落する。本体3の内部では、アーム15が、遊技球の通過経路の側壁を兼ねており、遊技球の側方への脱落が防止される。
【0027】
以上のように構成された入賞装置1は、パチンコ機やアレンジボールなどの弾球遊技機の遊技盤上に配設され、この弾球遊技機での遊技の進行に伴って羽根状開閉部材7,9の動きが制御される。
例えば、遊技の進行に伴って他の入賞装置に遊技球が入賞したら(本発明でいう、第1の条件が成立したことに相当。)、入賞装置1は一時的に通電状態とされ、それによってプランジャ11aが変位して入賞装置1が開状態となったら、入賞装置1は無通電状態にされる。以後、入賞装置1は、開状態となっているものの、キープソレノイド11は無通電状態なので、入賞装置1を閉状態に戻さなくても過熱や焼損を招くおそれはない。
【0028】
そして、さらに遊技の進行に伴って入賞装置1に10個の遊技球が入賞したら(本発明でいう、第2の条件が成立したことに相当。)、入賞装置1は一時的に通電状態とされ、それによってプランジャ11aが変位して入賞装置1が閉状態となったら、入賞装置1は無通電状態にされる。10個の遊技球が入賞したことを閉動作の条件とした場合、10個の遊技球が入賞する前に遊技が一時中断されると、入賞装置1は長時間にわたって開状態のままとされることになるが、キープソレノイド11は無通電状態で過熱や焼損を招くおそれはないので、時間制限などによって入賞装置1を閉状態に戻さなくてもよい。
【0029】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の具体的な一実施形態に限定されず、この他にも種々の形態で実施することができる。
例えば、上記入賞装置1では、キープソレノイド11を、プランジャ11aが装置後方へ突出するような向きにして配設してあったが、キープソレノイド11の配設方向については限定されず、例えば、プランジャ11aが装置前方に向かって突出するような向きにしてもよいし、プランジャ11aが装置の左右いずれかに向かって突出するような向きにしてもよいし、プランジャ11aが装置の上下いずれかに向かって突出するような向きにしてもよい。このようにキープソレノイド11の配設方向を変更した場合に、それに応じてキープソレノイド11から羽根状開閉部材7,9に至る動力伝達機構の構造が最適化されるのはもちろんである。
【0030】
また、上記入賞装置1では、プランジャ型のキープソレノイド11を用いていたが、フラッパー型のソレノイドやロータリー型のソレノイドでキープソレノイドを構成することも可能であり、これらを用いても上記入賞装置1と同等に機能する入賞装置を構成することができる。このようにキープソレノイドの可動部の形態を変更した場合に、それに応じてキープソレノイドから羽根状開閉部材7,9に至る動力伝達機構の構造が最適化されるのももちろんである。
【0031】
また、上記入賞装置1は、いわゆるチューリップ型の入賞装置であったが、本発明の構成は、ソレノイドを動力源として作動する電動式入賞装置であれば採用可能であり、例えば、アタッカー型の入賞装置において本発明の構成を採用してもよい。
【0032】
また、上記入賞装置1は、入賞装置1に入った遊技球を遊技機の背面側へと通出させる入賞口を備えたものであったが、入口側から入った遊技球をそのまま下方へと通過させる通過ゲートにおいても、上記入賞装置1と同様なチューリップ型の可動機構を採用したものが知られており、このような通過ゲートに本発明を適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】上記実施形態の弾球遊技機の入賞装置を示し、(a)はその正面図、(b)は羽根状開閉部材の回動位置を示す概略図である。
【図2】(a)は羽根状開閉部材の上端間の間隔を縮小した状態を示す縦断面図、(b)羽根状開閉部材の上端間の間隔を拡大した状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1・・・入賞装置、3・・・本体、5・・・遊技球受け、7,9・・・羽根状開閉部材、11・・・キープソレノイド、11a・・・プランジャ、11b・・・ケース、11c・・・バネ、13・・・レバー、15・・・アーム、17・・・連接桿、21・・・遊技球通過穴、23・・・凹部。
Claims (4)
- 遊技球の入口を開放または拡大する開位置、または前記入口を閉鎖または縮小する閉位置に変位可能な開閉部材と、第1の位置または第2の位置へ移動可能な可動部を有するソレノイドとを備えており、該ソレノイドの可動部が前記第2の位置へ変位するのに連動して前記開閉部材が前記開位置へ変位する一方、前記可動部が前記第1の位置へ変位するのに連動して前記開閉部材が前記閉位置へ変位するように構成された弾球遊技機の入賞装置において、
前記ソレノイドが、第1の通電状態にされると前記可動部を前記第1の位置から前記第2の位置へ変位させる一方、第2の通電状態にされると前記可動部を前記第2の位置から前記第1の位置へ変位させる構造で、前記可動部を前記第1,第2の位置へ変位させた後は、無通電状態にされても前記可動部を変位後の位置で保持可能なキープソレノイドである
ことを特徴とする弾球遊技機の入賞装置。 - 弾球遊技機が備える制御装置によって制御されて、遊技の進行に伴って第1の条件が成立したら、前記第1の通電状態とされ、該第1の通電状態とされたことによって前記可動部が前記第2の位置へ変位したら、無通電状態にされる一方、遊技の進行に伴って第2の条件が成立したら、前記第2の通電状態とされ、該第2の通電状態とされたことによって前記可動部が前記第1の位置へ変位したら、無通電状態にされる
ことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機の入賞装置。 - 前記開閉部材が前記開位置にある状態で、入賞した遊技球の数が所定の数に達した場合に、前記第2の条件が成立する
ことを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機の入賞装置。 - 前記開閉部材が前記閉位置にある状態で遊技球が入賞した場合に、前記第1の条件が成立する一方、前記開閉部材が前記開位置にある状態で遊技球が入賞した場合に、前記第2の条件が成立する
ことを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機の入賞装置。
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JP2009045253A (ja) * | 2007-08-21 | 2009-03-05 | Newgin Corp | ラッチ式ソレノイドを採用した普通機の試射試験システム |
JP2009045254A (ja) * | 2007-08-21 | 2009-03-05 | Newgin Corp | ラッチ式ソレノイドを採用した普通機の試射試験システム |
JP2009089793A (ja) * | 2007-10-04 | 2009-04-30 | Newgin Corp | 入賞球数検査システム |
JP2011115261A (ja) * | 2009-12-01 | 2011-06-16 | Kyoraku Sangyo Kk | パチンコ遊技機 |
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