JP2001095995A - 弾球遊技機の入賞装置 - Google Patents

弾球遊技機の入賞装置

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JP2001095995A
JP2001095995A JP28223999A JP28223999A JP2001095995A JP 2001095995 A JP2001095995 A JP 2001095995A JP 28223999 A JP28223999 A JP 28223999A JP 28223999 A JP28223999 A JP 28223999A JP 2001095995 A JP2001095995 A JP 2001095995A
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隆寛 内ヶ島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入賞装置に設けられた開閉部材を作動させる
ソレノイドが異常に発熱することなく開閉部材の開閉動
作を行うことができる弾球遊技機の入賞装置を提供する
ことにある。 【解決手段】取付基板39の前面に遊技球が入賞し難い
状態と入賞し易い状態とに変換可能な開閉板41を設け
ると共に、該開閉板41を作動させるためのロータリー
ソレノイド55を設けてなる入賞装置32において、前
記ロータリーソレノイド55の吸引作用により、開閉板
41を開閉できるようにすると共に、開閉板41が作動
後には、ロータリーソレノイド55への通電を遮断して
もその状態を保持できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技球を受入れな
い状態と、遊技球を極めて受入れ易い状態とに変換可能
な開閉部材を設けると共に、該開閉部材をソレノイドで
作動させるようにした弾球遊技機の入賞装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、入賞装置としては例えば、遊技盤
に取付けられる取付基板の略中央に開口部を開設し、該
開口部に前方へ傾動自在な開閉板が軸着され、また、取
付基板の裏側に前記開口部と連通状に箱枠が装着され、
該箱枠内に一般入賞球と特定入賞球を検出するセンサー
が設けられると共に、該箱枠の裏側には前記開閉板を作
動させるソレノイドが装着されたものがある。これら入
賞装置によれば、遊技盤に形成される遊技領域に発射さ
れた遊技球が特定の入賞口、あるいは通過口を通過する
ことに起因して、遊技者に有利となる特別遊技状態とな
ったとき、前記開閉板は、ソレノイドの励磁により開成
して一定の時間が経過するまでの間(例えば30秒)、
あるいは所定個数(例えば10個)の遊技球が入賞する
までの間持続され、ソレノイドが消磁することにより閉
成するようになっている。そして、開閉板の開成時に特
定入賞球が検出されると、開閉板が閉成した後、再び一
定時間経過するまで、あるいは所定個数の遊技球が入賞
するまでの間開成され、この動作は特定入賞球が検出さ
れることを条件に所定回数(例えば16回)行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
入賞装置では、開閉板が開成している間に特定入賞球が
検出されると、開閉板が閉成した後再び一定時間経過す
るまで、あるいは所定個数の遊技球が入賞するまで開成
したままになるので、この動作が繰返されるとソレノイ
ド自体が異常に発熱して、焼き付き現象などが発生し、
開閉板が作動しないという故障の原因になると共に、ソ
レノイドの耐久性が短くなるという問題になっていた。
また、開閉板が開成している間中ソレノイドに通電しな
くてはいけないため電気消費量が多くなるという問題に
もなっていた。
【0004】そこで、本発明は上記のような事情に鑑み
てなされたもので、その目的は、ソレノイドが異常に発
熱することなく開閉板の開閉動作を繰返すことができ、
これに伴い耐久性も向上させることができると共に、電
気消費量を少なくすることができる弾球遊技機の入賞装
置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
み提案されたもので、請求項1記載の弾球遊技機の入賞
装置は、取付基板に開設した開口部に、該開口部を閉塞
可能な開閉板を回動自在に軸着し、該開閉板の駆動源と
してのソレノイドを備え、該ソレノイドの駆動により開
口部へ遊技球を受入れない状態と、開口部へ遊技球を極
めて受入れ易い状態とに変換可能な弾球遊技機の入賞装
置において、前記ソレノイドは、コイルと、該コイルを
支持すると共に、コイルより発生する磁束の磁気回路を
形成するフレームと、前記コイルに有する中空部を挿通
させて設けられた出力軸と、前記出力軸の端部に取付け
られた回転板と、該回転板の外周側と対応するフレーム
に密着させ、且つ適宜の間隔を存してそれぞれ配置され
た磁極面の極性が異なる複数個の永久磁石とを備えたこ
とを特徴とするものである。
【0006】請求項2記載の弾球遊技機の入賞装置は、
請求項1記載の弾球遊技機の入賞装置において、前記回
転板の回転範囲を規制し、且つ前記各永久磁石の磁気中
性点より回転方向にずらせた位置に設けられた回転板ス
トッパを備えたことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、好適な実施例により発明の
実施の形態をより具体的に説明する。なお、本発明の実
施の形態は、下記の実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り
得ることはいうまでもない。
【0008】
【実施例】図1は弾球遊技機の代表例であるパチンコ機
10の正面図であり、いわゆるカード式第1種パチンコ
機と呼ばれるものである。このパチンコ機10は、遊技
店の遊技機設置島に設置固定するための外枠11にヒン
ジ機構12、12を上下に設け、額縁状に形成された内
枠13を開閉可能に軸着している。そして、内枠13に
は、裏面から開口部を塞ぐように遊技盤14が装着され
ている。また、内枠13の前面からは遊技盤14の遊技
領域を透視するためのガラスを装備した金枠15が開閉
可能に螺着されている。
【0009】遊技盤14の下方には、遊技球を整列流下
させながら発射装置に誘導するための上皿16が配設さ
れている。この上皿16は排出された賞球、あるいは貸
球が流出する流出口16aおよび貯留された遊技球を排
出するための上皿球抜きレバー16bを有している。ま
た、上皿球抜きレバー16bの下方には、後述する球貸
ユニットを操作するための球貸ボタン17a、カード返
却ボタン17b、カード残金表示部17cを備えた球貸
ユニット操作パネル17が設けられている。上皿16の
下方には、下皿18が配設されており、この下皿18に
は、上皿16からオーバーフローしてきた賞球、あるい
は貸球が流出する流出口18aおよび貯留された遊技球
を球箱等に排出するための下皿球抜きレバー18bを有
している。下皿18の右端部には、発射レバー19を有
した発射ハンドル20が装着されており、この発射レバ
ー19を遊技者が回転操作することで遊技球を遊技盤1
4の任意の位置に発射することができる。
【0010】遊技盤14は、周囲をガイドレール21に
より円形状に外囲され、このガイドレール21に囲まれ
た領域が遊技領域22となる。なお、遊技領域22に
は、誘導釘(図示は省略)がほぼ全域にわたって設けら
れており、この誘導釘によって遊技領域22に発射され
た遊技球を任意の位置に誘導する。遊技領域22の略中
央部にはセンター役物23が装着されている。このセン
ター役物23の中央部には、特別図柄の表示態様を変化
させた後に確定表示させる特別図柄表示装置24が装着
されており、その上方には、普通図柄の表示態様を変化
させた後に確定表示させる普通図柄表示装置25が装着
されている。また、センター役物23の周囲にはランプ
風車26、26、風車27、27、普通図柄始動用ゲー
ト28、28、サイドランプ29、29、始動口30が
配設されている。なお、始動口30は、公知の技術であ
る開閉羽30a、30bを備えた電動チューリップ式入
賞口となっている。
【0011】始動口30の左右には肩入賞口31、31
が配設されており、始動口30の下方には入賞装置32
が装着されている。この入賞装置32は、中央に大入賞
口33が設けられており、その両端に袖入賞口34、3
4が設けられている。そして、入賞装置32の下方、ガ
イドレール21の最下部にはアウト口35が配設されて
いる。パチンコ機10の左一側には球貸ユニット36が
縦長状に取付けられている。この球貸ユニット36は、
カード挿入口37と表示ランプ38とを有し、カード挿
入口37にカードを挿入すれば、表示ランプ38が点灯
すると共に、上皿16に配設されている球貸ユニット操
作パネル17のカード残金表示部17cに残金が表示さ
れる。そして、残金が表示されていれば、球貸ボタン1
7aを押すことにより上皿16の流出口16aから所定
数の貸球が排出される。また、カード返却ボタン17b
を押すことにより残金を記録済みのカードがカード挿入
口37から返却されるようになっている。
【0012】次に、上記のように構成したパチンコ機1
0の遊技方法について説明をする。遊技者が球貸ユニッ
ト36のカード挿入口37にカードを挿入し、球貸ユニ
ット操作パネル17の球貸ボタン17aを押すと、所定
数の貸球が上皿16の流出口16aから排出される。そ
して、この遊技球を遊技者が発射ハンドル20の発射レ
バー19を操作することにより、遊技盤14に形成され
る遊技領域22に発射する。その際、遊技領域22に配
設されている誘導釘、ランプ風車26、26、風車2
7、27等の誘導部品により任意に誘導されながら、遊
技領域22に設けられている複数の入賞口の何れかに入
賞するか、あるいは入賞しなかった場合には最下部のア
ウト口35より機外に排出される。遊技球が入賞口に入
賞した場合には、遊技者に対して各入賞口に設定される
数の賞球を排出する。このパチンコ機10においては、
始動口30、肩入賞口31、31に対して6個、大入賞
口33、袖入賞口34、34に対して15個が排出され
るようになっている。
【0013】また、遊技球が遊技領域22を流下する際
に、普通図柄始動用ゲート28、28を通過すると普通
図柄表示装置25の普通図柄が変動を開始し、ある一定
時間経過後に停止するよう構成されている。そして、停
止した普通図柄に予め定められた「当り図柄」が表示さ
れると、通常時は入賞し難い始動口30の開閉羽30
a、30bが開放し、始動口30への遊技球の入賞を容
易にする。また、この始動口30に遊技球が入賞する
と、特別図柄表示装置24の特別図柄が変動を開始し、
ある一定時間後に停止するよう構成されている。そし
て、停止した特別図柄に予め定められた「大当り図柄」
が表示されると、通常時には閉口して入賞不可能な大入
賞口33が開放し、遊技者に対して多大な賞球を獲得す
ることができる特別遊技を実行させる。
【0014】次に、本発明に係る入賞装置32の構造に
ついて、図2〜図5にしたがって説明する。図2は、入
賞装置32の正面図、図3は、同裏面図、図4は、同横
断面図、図5は、同分解斜視図である。図2〜図5に示
すように、入賞装置32は、パチンコ機10の遊技盤1
4の表面に装着するための取付基板39を有し、該取付
基板39の略中央部には横長な開口部40を開設する。
そして、該開口部40には、下端が軸支され前方へ回動
して前記開口部40を開閉する扉状の開閉板41が設け
られている。この開閉板41は、下端両側部に設けた軸
筒部42、42にそれぞれ支軸43、43の一端が挿入
され、他端を開口部40の下部両端に設けられる軸受部
44、44で支承し、前方より飾り部材45を装着する
ことにより回動自在に軸着されている。また、開閉板4
1の前面には、該開閉板41が開成した状態を支持する
ための変形扇型の側板46、46を突設し、さらに、左
側端の軸筒部42の背面には開閉板41を開閉するため
の従動歯車47が設けられている。
【0015】取付基板39の前面の左右両側には、袖入
賞口34、34が設けられており、この袖入賞口34、
34に入賞した遊技球は背面に導かれて排出孔48、4
8から下方へ排出されるようになっている。また、取付
基板39の背面側には、中板49が取付けられており、
この中板49と取付基板39との間には可動板50が設
けられている。この可動板50は、下部の中央よりやや
ずらせた位置に支軸50a、50aを突設しており、こ
の支軸50a、50aを取付基板39に開設される貫通
孔39aと中板49に開設される貫通孔49aにそれぞ
れ挿通することにより傾動可能に軸着されている。そし
て、前記開口部40の背面側には、取付基板39の上部
を上面、可動板50を底面、中板49を背面とする箱枠
状の大入賞口33が形成される。
【0016】大入賞口33の両側背面部には特定入賞口
51と一般入賞口52が開設されており、特定入賞口5
1および一般入賞口52の下流端には、特定入賞球を検
出する特定入賞球検出センサー53および一般入賞球を
検出する一般入賞球検出センサー54をそれぞれ設け、
開閉板41が開成して大入賞口33に導かれた遊技球
は、特定入賞口51あるいは一般入賞口52に入賞し、
特定入賞球検出センサー53あるいは一般入賞球検出セ
ンサー54に検出された後、裏面より排出される。ま
た、大入賞口33の左側には、前記開閉板41を回動さ
せるための駆動源として詳細を後述するロータリーソレ
ノイド55が装着されており、このロータリーソレノイ
ド55の出力軸56には、原動歯車57が挿入され、こ
の原動歯車57と前記開閉板41の従動歯車47とが噛
合うように配置されている。
【0017】中板49の背面には、背面板58が取付け
られており、この背面板58の裏面には、図示しないコ
ネクタを設けた中継基板59が取付けられている。そし
て、この中継基板59のコネクタを介して、図示しない
ランプやソレノイド等の電気部品の外部配線を処理す
る。また、中継基板59の左側には、前記可動板50を
傾動させる駆動源としてのソレノイド60が装着されて
いる。このソレノイド60は、金属製の保持枠61内に
電磁コイル62が内装され、該電磁コイル62内に保持
枠61の側面から自在に進退動するプランジャ63が挿
通された公知の構成からなるので詳細な説明は省略す
る。前記ソレノイド60のプランジャ63の先端には、
レバー64が取付られており、該レバー64の上部に
は、ピン64aが突出して設けられている。一方、可動
板50の上部には、作用部50bが突出しており、この
作用部50bは中心部に貫通孔を開設し、前記作用部5
0bの貫通孔にピン64aが挿入されて連結されてい
る。
【0018】ここで、上記のように連結される可動板5
0の作動について説明すると、可動板50は特定入賞球
が検出されるまでの間は右下がりに傾斜した状態に位置
しており、開閉板41が開成して大入賞口33に導かれ
た遊技球を特定入賞口51に入賞し易いように誘導す
る。そして、特定入賞口51に遊技球が入賞して特定入
賞球検出センサー53に検出されると、前記ソレノイド
60の電磁コイル62に通電してプランジャ63を吸引
する。すると、プランジャ63に取付けられているレバ
ー64もプランジャ63の吸引方向と同方向に動くこと
により、レバー64のピン64aと連結されている作用
部50bも同方向に動く。したがって、可動板50は支
軸50a、50aを中心として右上がりに傾動する。こ
れにより、大入賞口33に導かれた遊技球を一般入賞口
52に入賞するように誘導する。このように、可動板5
0を傾動させることにより確実に特定入賞口51に遊技
球を入賞させることができると共に、特定入賞口51へ
の入賞率を制限することができる。
【0019】次に、前記したロータリーソレノイド55
の構造について図6、図7にしたがって説明する。図6
はロータリーソレノイド55の平面図であり、図7は同
側面図である。図6、および図7において、65は鉄等
の磁性体からなるコの字形のフレームで、このフレーム
65内には両端部にフランジ66a、66bを有する合
成樹脂からなるボビン66が配置され、このボビン66
の胴部にはコイル67が巻装されている。このボビン6
6は一端部に有するフランジ66a面の外周縁部を円弧
状に切欠いたくぼみをフレーム側にそれぞれ対向させて
設け、また、同フランジ66a面のフレーム65の一方
の開口側に対応する位置に円弧状に突出させた回転板ス
トッパ68が形成されている。このような形状、構成の
ボビンは金型に合成樹脂等を注入して一体に形成するこ
とにより容易に得られる。
【0020】また、69はボビン66の一端部に有する
フランジ66a面の一方のくぼみに設置され、且つフレ
ーム65の対応する脚部内面に接触させて固定され、後
述する回転板71との対向面がN極の永久磁石、70は
同じくフランジ66a面の他方のくぼみに設置され、且
つフレーム65の対応する脚部内面に接触させて固定さ
れ、後述する回転板71との対向面がS極の永久磁石
で、これら永久磁石69、70の対向面はそれぞれ円弧
面に形成されている。
【0021】一方、56はフレーム65の底板に設けら
れた穴からボビン66の胴部中空部を挿通させた鉄等の
磁性体からなる出力軸で、この出力軸56のボビン66
の胴部より一端部のフランジ66aより外方に突出する
端部に鉄等の磁性体からなる扇型の回転板71が永久磁
石69、70の円弧面と微小間隙を存して取付られてい
る。この場合、回転板ストッパ68は回転板71の回転
範囲が前記した開閉板41の回動範囲となるようにその
大きさおよび位置が設定され、また、回転板71の大き
さは回転板70が回転板ストッパ68による停止位置に
あるとき永久磁石69、70の磁気中性点より回転方向
に若干ずれるように設定されている。
【0022】次に、上記のように構成されたロータリー
ソレノイド55の作用について説明する。いま、回転板
71が永久磁石69の磁界により吸引され、回転板スト
ッパ68による位置に停止し、保持されている。この場
合、永久磁石69の極性が回転板71に対向する面がN
極であるとするとき、コイル67を回転板71がN極と
なるように通電すると、回転板71と永久磁石69との
間に反発力が生じるので、回転板71はS極の永久磁石
70側に回転すると同時に、永久磁石70に吸引されて
回転板ストッパ68による停止位置に停止する。
【0023】この場合、コイル67の通電を停止して
も、S極の永久磁石70により吸引されているので、そ
の位置に保持される。次にコイル67を回転板71がS
極方向となるように通電すると、回転板71と永久磁石
70との間に反発力が生じるので、回転板71は、前述
の場合とは逆にN極の永久磁石69側に回転すると同時
に、永久磁石69に吸引されて回転板ストッパ68によ
る停止位置に停止し、その位置に保持される。
【0024】次に、図8に従って、上記のように作用す
るロータリーソレノイド55を使用した入賞装置32の
開閉板41の開閉動作について説明する。図8(a)は
開閉板41が閉成状態の断面図、(b)は開閉板41が
開成状態の断面図である。図8(a)に示すように、通
常遊技状態では、ロータリーソレノイド55は、前記し
たような作用によりコイル67に通電されていなくと
も、回転板71が永久磁石69の磁界により吸引され、
回転板ストッパ68による停止位置に保持されているの
で、回転板71に取付けられている出力軸56も停止保
持されている。したがって、出力軸56に挿入されてい
る原動歯車57も停止保持されることとなるので、原動
歯車57と噛合っている従動歯車47も保持される。こ
れにより、開閉板41は閉成状態を維持することができ
る。
【0025】上記の状態から「大当り」が発生し、特別
遊技状態に移行すると、ロータリーソレノイド55のコ
イル67に電流が瞬時通電される。すると、前記したよ
うなロータリーソレノイド55の作用により回転板71
が永久磁石70に吸引されることで、回転板71に取付
けられている出力軸56が反時計回りに回動すると同時
に回転板ストッパ68による停止位置に保持される。こ
れにより、出力軸56に挿入されている原動歯車57も
回動し、原動歯車57と噛合っている従動歯車47に回
動力が伝達され、この回動力により開閉板41が支軸4
3を中心として前方へ開成し、その状態を維持すること
ができる。このようにして開閉板41が開成し、その状
態を維持することにより、この後開閉板41の背面に当
たる遊技球は、大入賞口33内に導かれて、特定入賞口
51あるいは一般入賞口52に入賞することができる。
そして、この状態は、開閉板41が開成してから一定時
間が経過するまでの間、あるいは特定入賞球検出センサ
ー53、一般入賞球検出センサー54が所定個数の入賞
球を検出するまでの間維持され、この間は永久磁石70
により吸引されているので、ロータリーソレノイド55
のコイル67に通電しなくても良い。
【0026】そして、開閉板41が開成してから一定時
間経過後、あるいは特定入賞球検出センサー53、一般
入賞球検出センサー54が所定個数の入賞球を検出する
と、ロータリーソレノイド55に、開閉板41が開成す
る場合とは逆極性の電圧の電流が瞬時通電される。する
と、ロータリーソレノイド55の回転板71が永久磁石
69に吸引されることで、回転板71に取付けられてい
る出力軸56が時計回りに回動すると同時に回転板スト
ッパ68による停止位置に保持される。これにより、出
力軸56に挿入されている原動歯車57も回動するの
で、原動歯車57と噛合っている従動歯車47に回動力
が伝達され、この回動力により開閉板41が閉成され、
その状態を維持することができる。そして、前記入賞球
の何れかが特定入賞球検出センサー53に検出される
と、開閉板41を一定時間閉成した後、再び開成するこ
ととなり、この条件が続く限り前述の動作が所定回数繰
返し行われる。
【0027】上記したように、本発明に係る入賞装置3
2では、開閉板41の開閉動作をロータリーソレノイド
55で作動するよう構成し、しかも、このロータリーソ
レノイド55にあっては、出力軸56を無通電で永久磁
石69、70の何れか一方に保持されるので省電力化を
図ることができると共に、通電による発熱がなく、しか
も瞬時通電で良いことから、耐久性を向上させることが
できる。なお、本実施例では、ロータリーソレノイド5
5の回動力を原動歯車57と従動歯車47が噛合うこと
により伝達されているが、例えば、ロータリーソレノイ
ド51の出力軸56と開閉板41の下端部を連結し、直
接に開閉板41を作動させるようにしても良い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の弾
球遊技機の入賞装置は、出力軸が回動後に通電を遮断し
ても遮断時の状態を保持するように構成したロータリー
ソレノイドを用いることで、長い間ソレノイドに電流が
通電されることがない。これにより、電気消費量を少な
くすることができると共に、ソレノイドが異常に発熱し
て焼付き現象などの故障が発生して、開閉板が開閉しな
いという誤動作が防止され、開閉板の開閉動作を常に設
定条件通りに正確に行わせることができる。さらに、ソ
レノイドは瞬時通電で作動可能であるので、ソレノイド
の耐久性を向上させることができるという優れた効果を
発揮するものである。
【0029】これに加え、請求項2記載の弾球遊技機の
入賞装置は、回転板の回転範囲を規制し、且つ各永久磁
石の磁気中性点より回転方向にずらせた位置に回転板ス
トッパを設けたので、開閉板の回動範囲を任意に規制す
ることができると共に、回転板が磁気中性点で停止して
しまうということがないので、開閉板をスムーズに作動
させることができるという効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のパチンコ機の正面図である。
【図2】 実施例の入賞装置の正面図である。
【図3】 実施例の入賞装置の背面図である。
【図4】 実施例の入賞装置の横断面図である。
【図5】 実施例の入賞装置の分解斜視図である。
【図6】 実施例のロータリーソレノイドの平面図であ
る。
【図7】 実施例のロータリーソレノイドの側面図であ
る。
【図8】 実施例の入賞装置の縦断面図である。
【符号の説明】
10…パチンコ機、11…外枠、12…ヒンジ機構、1
3…内枠、14…遊技盤、15…金枠、16…上皿、1
6a…流出口、16b…上皿球抜きレバー、17…球貸
ユニット操作パネル、17a…球貸ボタン、17b…カ
ード返却ボタン、17c…カード残金表示部、18…下
皿、18a…流出口、18b…下皿球抜きレバー、19
…発射レバー、20…発射ハンドル、21…ガイドレー
ル、22…遊技領域、23…センター役物、24…特別
図柄表示装置、25…普通図柄表示装置、26…ランプ
風車、27…風車、28…普通図柄始動用ゲート、29
…サイドランプ、30…始動口、30a…開閉羽、30
b…開閉羽、31…肩入賞口、32…入賞装置、33…
大入賞口、34…袖入賞口、35…アウト口、36…球
貸ユニット、37…カード挿入口、38…表示ランプ、
39…取付基板、39a…貫通孔、40…開口部、41
…開閉板、42…軸筒部、43…支軸、44…軸受部、
45…飾り部材、46…側板、47…従動歯車、48…
排出孔、49…中板、49a…貫通孔、50…可動板、
50a…支軸、50b…作用部、51…特定入賞口、5
2…一般入賞口、53…特定入賞球検出センサー、54
…一般入賞球検出センサー、55…ロータリーソレノイ
ド、56…出力軸、57…原動歯車、58…背面板、5
9…中継基板、60…ソレノイド、61…保持枠、62
…電磁コイル、63…プランジャ、64…レバー、64
a…ピン、65…フレーム、66…ボビン、66a…フ
ランジ、66b…フランジ、67…コイル、68…回転
板ストッパ、69…永久磁石、70…永久磁石、71…
回転板。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付基板に開設した開口部に、該開口部
    を閉塞可能な開閉板を回動自在に軸着し、該開閉板の駆
    動源としてのソレノイドを備え、該ソレノイドの駆動に
    より開口部へ遊技球を受入れない状態と、開口部へ遊技
    球を極めて受入れ易い状態とに変換可能な弾球遊技機の
    入賞装置において、 前記ソレノイドは、コイルと、該コイルを支持すると共
    に、コイルより発生する磁束の磁気回路を形成するフレ
    ームと、前記コイルに有する中空部を挿通させて設けら
    れた出力軸と、前記出力軸の端部に取付けられた回転板
    と、該回転板の外周側と対応するフレームに密着させ、
    且つ適宜の間隔を存してそれぞれ配置された磁極面の極
    性が異なる複数個の永久磁石とを備えたことを特徴とす
    る弾球遊技機の入賞装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の弾球遊技機の入賞装置に
    おいて、 前記回転板の回転範囲を規制し、且つ前記各永久磁石の
    磁気中性点より回転方向にずらせた位置に設けられた回
    転板ストッパを備えたことを特徴とする弾球遊技機の入
    賞装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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