JP2004261005A - ユビデカレノン製剤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ユビデカレノン、親油性多価アルコール脂肪酸エステルと親水性多価アルコール脂肪酸エステルを含有するユビデカレノン製剤、好ましくはユビデカレノンと親油性多価アルコール脂肪酸エステルの複合体を形成する第1工程と、第1工程で得られた該複合体と親水性多価アルコール脂肪酸エステルと混合する第2工程の処理により、上記課題を解決する。
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユビデカレノンを、生理活性成分として含有する製剤、及び当該製剤を含有することを特徴とする飲食品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ユビデカレノンは、ユビキノン−10またはCoQ10などとも呼ばれ、その特異な生理作用により代謝性強心剤として医薬品に利用される他、国内においては食薬区分の見直しに伴い食品用途への利用が可能になり、健康食品分野での応用が期待されている。特に近年のユビデカレノンの研究成果は目覚しく、ユビデカレノンの抗酸化作用に由来する心筋保護作用、発ガン予防、老化防止作用、血中LDL酸化抑制の他、血圧上昇抑制、虚血心筋での酸素利用効率の改善、心筋ミトコンドリアのATP合成賦活、心機能改善などが報告されている。しかしながら、ユビデカレノンは常温において黄色〜橙色の固体で、水,アルコールにほとんど溶解せず、また油にも溶けにくいため、食品用途での利用において汎用性が極めて低く、特に飲料への応用には大きな制限を受けるという欠点を有する。
【0003】
ユビデカレノンの製剤化方法としては、ユビデカレノン、乳化剤、多価アルコール及び水を混合後、高圧処理することによる脂溶性物質の水性液剤の調製方法(例えば、特許文献1参照。)、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートを用いて可溶化する方法(例えば、特許文献2参照。)等が提案されている。しかし、前者の方法によって調製される水性液剤は、1000kg/cm2という超高圧処理により、一時的にユビデカレノンを水性液剤とし得るが、安定性が悪く経時的に白濁、またはユビデカレノンの結晶が析出する。また、後者の方法では、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートを使用しており、このようなエチレンオキサイド系界面活性剤は、その製造工程上合成反応中に毒性の高い副生成物が生成することから食品用途へ利用するには好ましくない。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−212066号公報(第4−8頁)
【特許文献2】
特表2001−504343号公報(第6−9頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、長期間安定に水に乳化または可溶化し、且つ食品用途へ利用可能なユビデカレノン製剤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記の目的を達成するために鋭意検討を行った結果、ユビデカレノン、親油性多価アルコール脂肪酸エステル及び親水性多価アルコール脂肪酸エステルを含有するユビデカレノン製剤、具体的な製法については特に限定されるものではないが、例えばユビデカレノンと親油性多価アルコール脂肪酸エステルの複合体を形成する第1工程と、第1工程で得られた該複合体と親水性多価アルコール脂肪酸エステルを混合する第2工程により得られたユビデカレノン製剤が、長期間安定に水に乳化または可溶化し得ること、更には本発明ユビデカレノン製剤が種々の食品に添加でき、殊に飲料においては白濁度合いが増加すること無く、また沈殿を生じず長期間安定な形態を維持できることを発見し、本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち本発明はユビデカレノン、親油性多価アルコール脂肪酸エステル及び親水性多価アルコール脂肪酸エステルを含有するユビデカレノン製剤、例えばユビデカレノンと親油性多価アルコール脂肪酸エステルの複合体を形成する第1工程と、第1工程で得られた該複合体と親水性多価アルコール脂肪酸エステルを混合する第2工程により得られるユビデカレノン製剤及び該ユビデカレノン製剤を含有することを特徴とする飲食品に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明におけるユビデカレノンは人体に摂取可能なものであれば特に限定するものではく、一般的に用いられている工業的合成品はもとより、発酵法による酵母抽出物、イワシ、豚、牛、鶏、ブロッコリー、ナス、ニンニク、キャベツなどの菌体抽出物及び動植物など何れを使用しても差し支えない。好ましくは、発酵法による酵母抽出物を使用する。また、CoQ9,CoQ11などイソプレン側鎖の長さの異なるユビデカレノン類縁物質及びその他の類縁物質が含まれていても差し支えない。
【0009】
本発明に用いる親油性多価アルコール脂肪酸エステルは食品に供することのできるものであれば特に限定するものではないが、好ましくは非イオン界面活性剤が選択される。本発明における親油性多価アルコール脂肪酸エステルとは油相に対して安定に分散、乳化または溶解し得る性質を有するものであり、一般的にHLBが8以下のものが該当するがこれに限定するものではない。親油性多価アルコール脂肪酸エステルの具体例として、モノグリセリンモノ脂肪酸エステル、モノグリセリンジ脂肪酸エステル、モノグリセリン脂肪酸有機酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、特にモノグリセリンモノステアリン酸エステル、モノグリセリンモノオレイン酸エステル、モノグリセリンモノミリスチン酸エステル、モノグリセリンモノカプリル酸エステル、モノグリセリンモノラウリン酸エステル、モノグリセリンモノベヘニン酸エステル、モノグリセリンモノエルカ酸エステル、モノグリセリンジステアリン酸エステル、モノグリセリンジオレイン酸エステル、モノグリセリンジカプリル酸エステル、モノグリセリンジラウリン酸エステル、モノグリセリン牛脂硬化油脂肪酸エステル、モノグリセリン菜種硬化油脂肪酸エステル、モノグリセリン大豆硬化油脂肪酸エステル、モノグリセリン綿実油脂肪酸エステル、モノグリセリンサフラワー油脂肪酸エステル、モノグリセリンステアリン酸クエン酸エステル、モノグリセリンステアリン酸酢酸エステル、モノグリセリンヤシ硬化油酢酸エステル、モノグリセリンステアリン酸コハク酸エステル、モノグリセリンカプリル酸コハク酸エステル、モノグリセリンステアリン酸乳酸エステル、モノグリセリンステアリン酸ジアセチル酒石酸エステル、平均重合度2〜10のポリグリセリンと炭素数6〜22の脂肪酸エステル及び平均重合度2〜10のポリグリセリンと縮合度2〜4のポリリシノレイン酸のエステル等のグリセリン脂肪酸エステル類、プロピレングリコールモノステアリン酸エステル、プロピレングリコールモノオレイン酸エステル、プロピレングリコールモノラウリン酸エステル等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類、ソルビタンジステアリン酸エステル、ソルビタントリステアリン酸エステル、ソルビタンセスキオレイン酸エステル、ソルビタンジオレイン酸エステル、ソルビタントリオレイン酸エステル等のソルビタン脂肪酸エステル類、大豆レシチン、卵黄レシチン、酵素分解レシチン等のレシチン類等から選ばれる1種または2種以上の混合物が挙げられるが、好ましくは前記グリセリン脂肪酸エステル類から選ばれる1種または2種以上の混合物、より好ましくはモノグリセリンモノ脂肪酸エステル、モノグリセリンジ脂肪酸エステル、モノグリセリン脂肪酸有機酸エステル、特にモノグリセリンヤシ硬化油酢酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、特に平均重合度2〜10のポリグリセリンと炭素数6〜22の脂肪酸エステル及び平均重合度2〜10のポリグリセリンと縮合度2〜4のポリリシノレイン酸のエステルから選ばれる1種または2種以上の混合物が良く、更に好ましくはモノグリセリン脂肪酸有機酸エステル、特にモノグリセリン脂肪酸酢酸エステルであり、具体例としてモノグリセリンモノステアリン酸エステルの50%アセチル化物、ヤシ硬化油モノグリセリドの完全アセチル化物が挙げらる。また、HLBとしては好ましくは6以下であり、より好ましくはHLBが4以下である。また、ポリグリセリン脂肪酸エステルを用いる場合、特に限定するものではないが、エステル化度が75%以上またはHLBが4以下の何れかであることが好ましい。尚、本発明におけるHLBとは親水性と親油性のバランスを表す数値であり、理論上求められる計算値または乳化試験によって求められる実測値の何れかまたは双方を反映するものである。
【0010】
本発明に用いる親水性多価アルコール脂肪酸エステルは食品に供することのできるものであれば特に限定するものではないが、好ましくはHLB8以上、より好ましくはHLB9.5以上、更に好ましくはHLB11以上の多価アルコール脂肪酸エステルが良い。親水性多価アルコール脂肪酸エステルの具体例として、モノグリセリン脂肪酸有機酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、特にモノグリセリンステアリン酸クエン酸エステル、モノグリセリンステアリン酸酢酸エステル、モノグリセリンステアリン酸コハク酸エステル、モノグリセリンカプリル酸コハク酸エステル、モノグリセリンステアリン酸乳酸エステル、モノグリセリンステアリン酸ジアセチル酒石酸エステル、平均重合度2〜10のポリグリセリンと炭素数6〜22の脂肪酸エステル及び平均重合度2〜10のポリグリセリンと縮合度2〜4のポリリシノレイン酸のエステル等のグリセリン脂肪酸エステル類、ソルビタンモノステアリン酸エステル、ソルビタンモノオレイン酸エステル等のソルビタン脂肪酸エステル類、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖ステアリン酸エステル等のショ糖脂肪酸エステル類、大豆レシチン、卵黄レシチン、酵素分解レシチン等のレシチン類、エンジュサポニン、キラヤサポニン、大豆サポニン、ユッカサポニン等のサポニン類等から選ばれる1種または2種以上の混合物が挙げられるが、これらに限定するものではない。
【0011】
本発明ユビデカレノン製剤は、上述したユビデカレノン、親油性多価アルコール脂肪酸エステル及び親水性多価アルコール脂肪酸エステルを含有するものであるが、具体的には、ユビデカレノンと親油性多価アルコール脂肪酸エステルを混合、攪拌し、更に親水性多価アルコール脂肪酸エステルを混合、攪拌する。攪拌時の加温条件については、40〜90℃が好ましく、より好ましくは50〜80℃、更に好ましくは60〜75℃である。また、攪拌方法としては、特に限定するものではなく、パドル攪拌、ホモミキサー、ホモジナイザーなど適宜利用できるが、攪拌効率及び作業性の面から、好ましくはホモミキサーが良い。
【0012】
本発明ユビデカレノン製剤の製法は特に限定されるものではないが、例えば以下に示す如く大きく2つの工程より調製されるものが好ましい。第1にユビデカレノンと親油性多価アルコール脂肪酸エステルとを混合する工程、第2に該混合物に対して更に親水性多価アルコール脂肪酸エステルを混合する工程である。即ち、本発明第1工程及び第2工程である。本発明第1工程におけるユビデカレノンの含有量は特に限定するものではないが、該複合体中1〜50重量%であることが好ましく、より好ましくは5〜40重量%であり、更に好ましくは10〜30重量%である。ユビデカレノンの含有量が1重量%より少ない場合は、主剤であるユビデカレノンが微量となりユビデカレノン製剤としての用をなさない。また、ユビデカレノンの含有量が50重量%より多い場合には、複合体を形成するのに必要な親油性多価アルコール脂肪酸エステルが不足し、水系食品に添加した場合、白濁、沈殿などが生じ、安定性が低下する。
【0013】
本発明第1工程では、ユビデカレノンと親油性多価アルコール脂肪酸エステルの複合体(以下、複合体と称す)が得られる。具体的には、親油性多価アルコール脂肪酸エステルを40〜90℃に加温し、攪拌しながらユビデカレノンを添加することにより、透明な複合体液を調製することができる。また、ユビデカレノンの融点は約48℃であり、複合体調製に係る時間を大幅に短縮するため、及びユビデカレノンの熱安定性の面から好ましくは50〜80℃、より好ましくは60〜75℃に加温するのが良い。一方、親油性多価アルコール脂肪酸エステルの内、高融点のものを使用する場合、本発明に係る乳化工程にいたるまで当該物質の融点以上で処理することが望まれる。尚、当該複合体は、ユビデカレノン分子に存在する10個イソプレン側鎖と親油性多価アルコール脂肪酸エステルのアルキル鎖が絡み合う形態をとっていると推測される。また、第1工程における攪拌方法としては、特に限定するものではなく、パドル攪拌、ホモミキサー、ホモジナイザーなど適宜利用できるが、攪拌効率及び作業性の面から、好ましくはホモミキサーが良い。
【0014】
本発明第2工程においては、更に親水性多価アルコール脂肪酸エステルを用いて該複合体を安定に水中油滴に乳化できる系を構築するものとなる。具体的には、40〜90℃に加温した該複合体及び親水性多価アルコール脂肪酸エステルを混合、攪拌する。該複合体の加温条件については、好ましくは50〜80℃、より好ましくは60〜75℃である。親水性多価アルコール脂肪酸エステルについては、特に温度条件を限定するものではないが、混合及び攪拌における作業性の面から40〜90℃に加温したものが好ましい。更に、該複合体及び親水性多価アルコール脂肪酸エステルを均一になるまで攪拌するが、攪拌中の温度は、40〜90℃が好ましく、より好ましくは50〜80℃、更に好ましくは60〜75℃である。また、第2工程における攪拌方法としては、特に限定するものではなく、パドル攪拌、ホモミキサー、ホモジナイザーなど適宜利用できるが、攪拌効率及び作業性の面から、好ましくはホモミキサーが良い。尚、本発明における親水性多価アルコール脂肪酸エステルとは水相に対して安定に乳状分散、乳化または可溶化し得る性質を有するものであり、特に限定されるものではないがHLB8以上のものが好ましい。
【0015】
本発明第2工程で用いる親水性多価アルコール脂肪酸エステルは、本発明第1工程で得られる複合体1重量部に対して1.5〜5重量部配合するが、好ましくは2〜3重量部が良い。添加量が該複合体1重量部に対して親水性多価アルコール脂肪酸エステルが1.5重量部未満の場合は、本発明第2工程で得られた混合物を水に乳化した場合、白濁及び沈殿が生じやすくなり安定性が低下する。5重量部より多い場合には、内包する複合体からユビデカレノンの溶出が生じ易くなる。
【0016】
更に、本発明においては、第2工程で得られた混合物を水中油滴型に乳化する。水中油滴型に乳化する場合、水系基剤中に親水性界面活性剤を添加し、その後油系素材を混合、乳化するのが一般常識であるが、本発明においては親水性多価アルコール脂肪酸エステルを水系基剤に添加しておくのではなく、油系素材である第1工程で得られた複合体の方に添加しておくことに大きな特徴がある。これが本発明の第2工程である。即ち、本発明第1工程で得られた複合体は、前記した従来の乳化手順では乳化安定性が不充分であり、本発明の乳化手順によって、該複合体を親水性多価アルコール脂肪酸エステルのアルキル鎖で構成されるマトリックス内に効率良く取り込ませ、安定に乳化及び可溶化することができる。但し、これによって水系基剤中に予め親水性多価アルコール脂肪酸エステルを別に添加しておくことを排除するものでは無い。
【0017】
水中油滴型に乳化する場合の水系基剤については、水、グリセリン、プロピレングリコール、液糖など特に限定されるものではなく、単独または2種以上の混合物を用いることができる。特に、グリセリンが好ましく、更に水、エタノール等を添加することにより、乳化安定性、液体流動性を高めることもできる。また、水系基剤の添加量は、第2工程で得られた混合物1重量部に対して0.8〜20重量部、好ましくは1〜10重量部、更に好ましくは1.2〜2重量部である。乳化方法は、第2工程で得られた混合物及び水系基剤をそれぞれ50〜80℃に加温し、混合後乳化するが、特に限定するものではない。乳化機については、ホモミキサー、ホモジナイザー、超高圧ホモジナイザーなど適宜利用できる。
【0018】
本発明ユビデカレノン製剤は上述の如く調製される他、本発明の乳化工程において、食品一般に用いられる安定剤、保存料、pH調整剤などを配合し乳化安定性を更に良くすることができ、また、水溶性の賦形剤を配合し乾燥粉末化することもできる。乾燥方法は、噴霧乾燥、凍結乾燥、平板乾燥など特に限定するものではないが、好ましくは噴霧乾燥が用いられる。更に該粉末品をフローコーターなどの造粒機を用いて顆粒成型することも可能である。乾燥粉末化した本発明ユビデカレノン製剤は、保存安定性において極めて安定であり、再度水系に添加した場合においても元通りの良好な乳化状態を呈す。
【0019】
また、本発明ユビデカレノン製剤は、そのまま食品として経口摂取しても良く、または、牛乳、乳飲料、チーズ、調製粉乳などの乳製品、ジュース、乳酸飲料、乳酸菌飲料などの清涼飲料類、コーヒー、紅茶、緑茶などの嗜好飲料類、キャンディー、ガム、チョコレート、クッキー、ビスケット、和菓子、米菓、ケーキ・パイなどの菓子類、パン、麺類、ケーキミックスなどの小麦粉製品類、アイスクリーム、氷菓、プリン、ゼリー、ヨーグルト、ジャムなどのデザート類、醤油、ソース、味噌、甘味料、スパイス、ドレッシングなどの調味料類、みそ汁、めんつゆ、スープなどの汁物類、魚肉ハム・ソーセージ、水産練り製品、水産缶詰などの水産加工品類、漬物、農産・果実缶詰などの農産加工品類、畜肉ハム・ソーセージ、畜肉缶詰などの畜産加工品類、その他種々の食品に配合することも可能である。以下に実施例及び試験例によって本発明を説明するが、その内容に制限されるものではない。
【0020】
【実施例】
実施例1
<ユビデカレノン製剤>
<第1工程>
モノグリセリンヤシ硬化油酢酸エステル(サンファットU−12、HLB=1.5、太陽化学株式会社製)15gを50℃に加温し、予め55℃にて加温しておいたユビデカレノン(鐘淵化学工業株式会社製)5gをヒスコトロンにて攪拌しながら徐々に加え、黄色透明なユビデカレノン複合体を得た。
<第2工程及び乳化工程>
ユビデカレノン複合体20gを50℃に加温しながら、予め50℃に加温しておいたポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(リシノレイン酸縮合度=2、HLB=14、太陽化学株式会社製)54g及びポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(リシノレイン酸縮合度=2、HLB=16、太陽化学株式会社製)6gを添加し、均一になるまでヒスコトロンにて攪拌した。その後、50℃に保持し、且つヒスコトロンにて攪拌しながらグリセリン100g、水15g、エタノール5gを順次加え、黄色透明な水中油滴乳化型ユビデカレノン製剤を得た。
【0021】
実施例2
<ユビデカレノン製剤>
<第1工程>
モノグリセリンモノラウリン酸エステル(サンソフトNo.750、HLB=5.3、太陽化学株式会社製)19gを65℃にて加温、融解し、ユビデカレノン(鐘淵化学工業株式会社製)1gをヒスコトロンにて攪拌しながら徐々に加え、黄色透明なユビデカレノン複合体を得た。
<第2工程及び乳化工程>
モノグリセリンモノステアリン酸ジアセチル酒石酸エステル(サンソフト641C、HLB=10、太陽化学株式会社製)25g、デカグリセリンジステアリン酸エステル(サンソフトQ−182S、HLB=11、太陽化学株式会社製)35gを予め80℃に加温融解しておき、ヒスコトロンにて攪拌しながらユビデカレノン複合体20gを添加した。その後、65℃に保持し、且つヒスコトロンにて攪拌しながらグリセリン100g、水20gを加え、黄色透明な水中油滴乳化型ユビデカレノン製剤を得た。
【0022】
実施例3
<ユビデカレノン製剤>
<第1工程>
ペンタグリセリントリオレイン酸エステル(サンソフトA−173E、HLB=7、太陽化学株式会社製)17gを45℃に加温し、予め65℃にて加温しておいたユビデカレノン(鐘淵化学工業株式会社製)3gを攪拌しながら徐々に加え、黄色透明なユビデカレノン複合体を得た。
<第2工程及び乳化工程>
ユビデカレノン複合体20gに対して、ペンタグリセリンモノミリスチン酸エステル(サンソフトA−141E、HLB=13、太陽化学株式会社製)60gを添加し、45℃を保持しながらホモミキサーにて攪拌した。その後、別に50℃に加温しておいたグリセリン100gに対して、ホモミキサーにて攪拌しながら添加し、乳化物を得た。当該乳化物をヒスコトロンにて更に均質化し、その後エタノール6gを加え、黄色透明な水中油滴乳化型ユビデカレノン製剤を得た。
【0023】
実施例4
<ユビデカレノン製剤>
水200gを予め65〜70℃に加温しておき、ヒスコトロンで撹拌しながら、デキストリン(BLDNo.8、参松工業株式会社製)50gを添加、溶解し、65〜70℃を保持したまま、実施例3のユビデカレノン製剤10gを徐々に投入し乳化させ、その後噴霧乾燥にて乾燥粉末化し、水中油滴乳化型ユビデカレノン製剤の粉末品を得た。
【0024】
実施例5
<本発明ユビデカレノン製剤を含有する食品>
水88.78g、果糖ブドウ糖液糖10.8g、クエン酸0.18g、クエン酸三ナトリウム0.04gを混合後、撹拌しながら93〜95℃に加熱し、予め60℃に加熱した実施例1のユビデカレノン製剤0.2gを添加、混合しユビデカレノン含有透明飲料を得た。
【0025】
実施例6
<本発明ユビデカレノン製剤を含有する食品>
小麦粉100g、マーガリン60g、粉糖40g、粉塩1g、ベーキングパウダー1.6g、全卵30g、水10g、実施例4のユビデカレノン製剤1gを混合し、クッキー生地とした。型抜き後、180℃、11〜12分焼成し、ユビデカレノン含有クッキーを得た。
【0026】
実施例7
<本発明ユビエカレノン製剤を含有する食品>
実施例4のユビデカレノン製剤100gをフローコーター(フロイント産業株式会社製)にて1%デキストリン20g(BLDNo.8、参松工業株式会社製)を噴霧しながら造粒し、顆粒状ユビデカレノン含有サプリメントを得た。
【0027】
実施例8
<本発明ユビデカレノン製剤を含有する食品>
市販牛乳99gを60℃にて攪拌しながら、予め60℃に加温しておいた実施例1のユビデカレノン製剤1gを混合し、10分間攪拌後直ちに冷却し、25mgユビデカレノン/100g含有牛乳を得た。
【0028】
実施例9
<本発明ユビデカレノン製剤を含有する食品>
市販茶飲料99gを60℃にて攪拌しながら、予め60℃に加温しておいた実施例1のユビデカレノン製剤1gを混合し、10分間攪拌後直ちに冷却し、25mgユビデカレノン/100gを含有する透明な茶飲料を得た。
【0029】
実施例10
<本発明ユビデカレノン製剤を含有する食品>
市販ミネラルウォーター99gを60℃にて攪拌しながら、予め60℃に加温しておいた実施例1のユビデカレノン製剤1gを混合し、10分間攪拌後直ちに冷却し、25mgユビデカレノン/100gを含有する透明なミネラルウォーターを得た。
【0030】
実施例11
<本発明ユビデカレノン製剤を含有する食品>
市販コーヒー飲料99gを70℃にて攪拌しながら、予め65℃に加温しておいた実施例2のユビデカレノン製剤1gを混合し、10分間攪拌後直ちに冷却し、5mgユビデカレノン/100g含有コーヒー飲料を得た。
【0031】
実施例12
<本発明ユビデカレノン製剤を含有する食品>
市販紅茶飲料99gを80℃にて攪拌しながら、予め65℃に加温しておいた実施例2のユビデカレノン製剤1gを混合し、10分間攪拌後直ちに冷却し、5mgユビデカレノン/100g含有紅茶飲料を得た。
【0032】
実施例13
<本発明ユビデカレノン製剤を含有する食品>
市販コンソメスープ粉末1食分を、95℃に加温した水150mlに溶解し、実施例2のユビデカレノン製剤1gを混合し、5mgユビデカレノン/150mlを含有する透明なコンソメスープを得た。
【0033】
実施例14
<本発明ユビデカレノン製剤を含有する食品>
市販めんつゆ99gを80℃にて撹拌しながら、予め55℃に加温しておいた実施例3のユビデカレノン製剤1gを混合し、10分間攪拌後直ちに冷却し、15mgユビデカレノン/100gを含有する透明なめんつゆを得た。
【0034】
試験例1
<ユビデカレノン製剤及び該製剤含有飲料の乳化安定性>
50℃に加温した実施例1〜3記載の本発明ユビデカレノン製剤0.2gを、50℃の水100mlに添加後撹拌し、ユビデカレノン含有水を調製した。該ユビデカレノン含有水、実施例5のユビデカレノン含有飲料及び比較例として他社5%ユビデカレノン製剤0.1gを用いて実施例5と同様に調製した飲料について、調製直後、室温及び50℃にて1日、2週間、4週間経過後の乳化状態及び平均乳化粒子径を確認した。平均乳化粒子径の測定はレーザー回折型粒度分布測定器(NICOMP MODEL370)にて測定した。その結果を表1及び表2に示す。
【0035】
【表1】
ユビデカレノン製剤の乳化安定性(室温保存)
【0036】
【表2】
ユビデカレノン製剤の乳化安定性(50℃保存)
【0037】
表1、表2より、本発明ユビデカレノン製剤含有水は、極めて安定な乳化または可溶化状態示すことを確認した。尚、50℃にて保存した実施例5のユビデカレノン製剤含有飲料についてユビデカレノン含有量を測定した結果、4週間経過時のユビデカレノン残存率は91.4%と高い値を示した。
【0038】
試験例2
<ユビデカレノン製剤含有食品(飲料)の安定性>
実施例8〜14に記載の本発明ユビデカレノン製剤含有食品について、調製直後及び室温にて8時間経過後の性状を視覚的に評価した。尚、各実施例で用いている本発明ユビデカレノン製剤の代わりに、ユビデカレノン含量が同じくなるようユビデカレノン単独を融解して用いたものを、実施例8〜14それぞれに対応する対照品として、同様に評価した。その結果、対照品では全ての飲料に対して調製直後にユビデカレノンが浮き、8時間経過時点ではユビデカレノン結晶が析出するのに対し、実施例8〜14では全ての飲料に対して調製直後及び8時間経過後において全く変化なく、本来の飲料の性状に何ら変化を与えることはなかった。
【0039】
本発明ユビデカレノン製剤含有食品は、本来の食品の性状と全く同等であり、何ら性状に変化を与えることなくユビデカレノンが強化されたものであることを確認した。特に、本発明透明飲料においても元来の透明性を失うことはなかった。これは、本発明ユビデカレノン製剤含有食品に含まれる本発明ユビデカレノン製剤の効果によるものである。即ち、本発明ユビデカレノン製剤は、親油性及び親水性という極性的に相反する多価アルコール脂肪酸エステルと、ユビデカレノンの3者による複合マトリックスを形成しており、かつ親水性多価アルコール脂肪酸エステルによって安定化したナノカプセル(平均乳化粒子径10〜150nm)を形成していることによるものと考える。尚、本発明ユビデカレノン製剤は水系添加できることから、本発明ユビデカレノン製剤含有食品を調製するにあたり、何ら困難を伴うことはなく、食品への汎用性が確認できた。
【0040】
試験例3
<ユビデカレノン製剤含有食品の効果>
22〜51歳(平均年齢36.7歳)の健常な男性34名及び女性16名に対して、実施例5の本発明ユビデカレノン製剤含有食品100ml(ユビデカレノン含量5mg)を用いて、朝、昼、夜の1日3回(ユビデカレノン15mg/日)、2週間服用させ、以下の評価基準にて評価した。別途、実施例5の本発明ユビデカレノン製剤含有食品から、実施例1のユビデカレノン製剤を除いた食品(対照食品)を調製し、同じく50名に対して同様の試験を行った。
<評価基準>
服用前と比較して体が非常に軽くなった: 2点
服用前と比較して体が軽くなった : 1点
服用前と比較して変化無し : 0点
服用前と比較して体が重くなった :−1点
服用前と比較して体が非常に重くなった:−2点
【0041】
その結果、対照食品を服用した場合は、平均点が0.06であったのに対して、本発明ユビデカレノン製剤含有食品を服用した場合、平均点1.64点であり、且つマイナス評価は一人もいなかった。これは、本発明ユビデカレノン製剤含有食品に含まれる本発明ユビデカレノン製剤の効果によるものである。即ち、本発明食品においては、ユビデカレノンが親油性多価アルコール脂肪酸エステルと複合体を形成し、更に当該複合体が親水性多価アルコール脂肪酸エステルが構成するナノ乳化粒子に封入されているにも係わらず、体内において当該複合体からユビデカレノンが放出されることを示唆するものである。従って、本発明ユビデカレノン製剤は、安定に水系添加できる系を構築しながらも、ユビデカレノン本来の人体に対する効果を失わない製剤であり、これが本発明食品の特徴となる。尚、本発明食品中のユビデカレノンが10〜150nm微細乳化粒子中に包含されていることから、ユビデカレノンの生体吸収性も高めている可能性がある。
【0042】
【発明の効果】
本発明ユビデカレノン製剤は、ユビデカレノンと親油性多価アルコール脂肪酸エステルとの複合体が、親水性多価アルコール脂肪酸エステルの形成したナノカプセルに効率良く封入された製剤であり、優れた乳化安定性を発揮するものである。また、当該製剤は種々の食品加工上においてハンドリング良く水系添加でき得るものであり、殊に透明飲料にも応用できることから、今後の健康食品産業に貢献すること大であり、産業上の意義は非常に大きい。
Claims (6)
- ユビデカレノン、親油性多価アルコール脂肪酸エステル及び親水性多価アルコール脂肪酸エステルを含有するユビデカレノン製剤。
- ユビデカレノンと親油性多価アルコール脂肪酸エステルの複合体を形成する第1工程と、第1工程で得られた該複合体と親水性多価アルコール脂肪酸エステルを混合する第2工程により得られるユビデカレノン製剤。
- 水中油滴型に乳化または可溶化されたことを特徴とする請求項1または2記載のユビデカレノン製剤。
- 平均粒子径が300nm以下であることを特徴とする請求項1〜3何れかに記載のユビデカレノン製剤。
- 親油性多価アルコール脂肪酸エステルのHLBが6以下であり、親水性多価アルコール脂肪酸エステルのHLBが8以上であることを特徴とする請求項1〜4何れかに記載のユビデカレノン製剤。
- 請求項1〜5何れかに記載のユビデカレノン製剤を含有することを特徴とする飲食品。
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