JPH06219923A - 透明液状組成物 - Google Patents

透明液状組成物

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JPH06219923A
JPH06219923A JP1104393A JP1104393A JPH06219923A JP H06219923 A JPH06219923 A JP H06219923A JP 1104393 A JP1104393 A JP 1104393A JP 1104393 A JP1104393 A JP 1104393A JP H06219923 A JPH06219923 A JP H06219923A
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JP
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hlb
water
liquid
liquid composition
transparent
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JP1104393A
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Inventor
Nobuyuki Doi
信幸 土井
Ikuko Imazu
郁子 今津
Shinji Sugiyama
眞次 杉山
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NIPPON ZETOTSUKU KK
Original Assignee
NIPPON ZETOTSUKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 室温で液状若しくはペースト状でありHLB
が12以上の親水性ポリグリセリン高級脂肪酸エステル
の1種又は2種以上、HLBが7以下の非イオン性界面
活性剤の1種又は2種以上、分子内に2個以上の水酸基
を有する水溶性物質、油性成分及び水を含有することを
特徴とする透明液状組成物;室温で液状若しくはペース
ト状でありHLBが8以下の親油性ポリグリセリン高級
脂肪酸エステルの1種又は2種以上、HLBが13以上
の非イオン性界面活性剤の1種又は2種以上、分子内に
2個以上の水酸基を有する水溶性物質、油性成分及び水
を含有することを特徴とする透明液状組成物。 【効果】 透明で、流動性に優れ、のびや広がりが良
い。従来の液状組成物の欠点とされていた、ベタツキ
感、閉塞感、重い感触がなく、油性成分が多量に配合さ
れた保湿性に優れたものである。保存安定性に優れてお
り、保湿化粧料、浴用化粧料、クレンジング料、マッサ
ージ料、パック化粧料、頭髪化粧料、医薬品基剤等とし
て有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、安全性の高いポリグリ
セリン高級脂肪酸エステルを含有する液状化粧料に関
し、更に詳細には、保湿化粧料,浴用化粧料、クレンジ
ング料、マッサージ料、パック化粧料、頭髪化粧料など
や医薬品基剤として使用することのできる、多量の油性
成分を含有し、のびが良く、且つ外観が透明な液状組成
物に関する。
【0002】
【従来技術】液状化粧料は一般に、ある種の油性成分を
含有し、その可溶化剤若しくは乳化剤として、従来より
非イオン性界面活性剤が使用されている。非イオン性界
面活性剤は比較的安全性の高いことが知られているが、
近年、皮膚などに対する刺激の面から、より安全性を高
める目的で蔗糖脂肪酸エステルと並んで、ポリグリセリ
ン高級脂肪酸エステルの使用が提案されている。しかし
ながら、ポリグリセリン高級脂肪酸エステルは、ポリオ
キシエチレン鎖を有する非イオン性界面活性剤と比べて
可溶化力や乳化力が劣り、特に水を基剤として多量の油
性成分を可溶化することは難しく、その組成物は粘着性
に富むため使用感が重くなるという欠点があった。ま
た、油性成分を多量に配合した化粧料としては、化粧油
やW/O乳化物が挙げられるが、前者はベタツキ感や閉
塞感が強く、後者は使用時ののびが悪く、従って、液状
化粧料が有するこれらの問題点の解消が強く望まれてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、水を
基剤として多量の油性成分を含有し、使用感に優れ、し
かも外観が透明で安全性が高い液状組成物を提供するこ
とである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、特定のポリグ
リセリン高級脂肪酸エステル、特定の非イオン性界面活
性剤、分子内に2個以上の水酸基を有する水溶性物質、
油性成分及び水を組み合わせ配合すれば、上記要求を満
たす液状組成物が得られることを見出し本発明を完成す
るに至った。従って、本発明は、室温で液状若しくはペ
ースト状でありHLBが12以上の親水性ポリグリセリ
ン高級脂肪酸エステルの少なくとも1種、HLBが7以
下の非イオン性界面活性剤の少なくとも1種、分子内に
2個以上の水酸基を有する水溶性物質、油性成分及び水
を含有する透明液状組成物に関する。本発明はまた、室
温で液状若しくはペースト状でありHLBが8以下の親
油性ポリグリセリン高級脂肪酸エステルの少なくとも1
種、HLBが13以上の非イオン性界面活性剤の少なく
とも1種、分子内に2個以上の水酸基を有する水溶性物
質、油性成分及び水を含有する透明液状組成物に関す
る。
【0005】本発明の透明液状組成物に使用される室温
で液状若しくはペースト状でありHLBが12以上の親
水性ポリグリセリン高級脂肪酸エステルの例としては、
デカグリセリルモノラウレート、デカグリセリルモノミ
リステート、デカグリセリルモノオレエート、デカグリ
セリルモノリノレート、デカグリセリルモノイソステア
レート、ヘキサグリセリルモノラウレートなどが挙げら
れる。本発明の透明液状組成物に使用されるHLBが7
以下の非イオン性界面活性剤の例としては、ソルビタン
脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリ
セリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシ
エチレン硬化ヒマシ油などのうちでHLBが7以下のも
のが挙げられる。
【0006】また、本発明の透明液状組成物に使用され
る室温で液状若しくはペースト状でありHLBが8以下
の親油性ポリグリセリン高級脂肪酸エステルの例として
は、デカグリセリルトリオレエート、デカグリセリルト
リイソステアレート、デカグリセリルペンタオレエー
ト、デカグリセリルペンタイソステアレート、ジグリセ
リルモノオレエート、ジグリセリルジオレエート、ジグ
リセリルモノイソステアレート、テトラグリセリルモノ
オレエートなどが挙げられる。さらに、本発明の透明液
状組成物に使用されるHLBが13以上の非イオン性界
面活性剤の例としては、デカグリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマ
シ油などのうちでHLBが13以上のものが挙げられ
る。
【0007】上記ポリグリセリン高級脂肪酸エステル及
び非イオン性界面活性剤は、各々少なくとも1種を組み
合わせて使用し、それらの配合量の合計は組成物全量に
対し5〜40重量%が適当であり、さらに好ましくは1
5〜30重量%(以下、%と示す)である。両者の合計
が5%より少ない場合や40%を越える場合は、外観が
透明にならないか、あるいはゲル状を呈するので好まし
くない。また、これらポリグリセリン高級脂肪酸エステ
ルと非イオン性界面活性剤を組み合わせたもののHLB
は8〜13の範囲が好ましく、さらに好ましくは9〜1
1の範囲である。組み合わせたもののHLBが8より小
さい場合や13より高い場合は、組成物の外観が透明に
ならず乳濁してしまい、またゲル状を呈することもあ
り、好ましくない。本発明の透明液状組成物に使用され
る分子内に2個以上の水酸基を有する水溶性物質の例と
しては、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオー
ル、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリ
ン、ポリグリセリン、トリメチロールプロパン、エリス
リトール、ペンタエリスリトール、イソプレングリコー
ル、ソルビタン、グルコース、ソルビトール、マルチト
ール、サッカロース、ポリオキシエチレンメチルグルコ
シド、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール
などが挙げられ、中でも1,3−ブタンジオール、プロ
ピレングリコール、ジプロピレングリコールが好まし
い。これらは1種または2種以上を組み合わせて使用し
てもよく、その配合量は組成物全量に対し2〜40%が
好ましく、さらに好ましくは4〜25%である。
【0008】本発明の透明液状組成物に使用される油性
成分は動植物性油脂、鉱物油、エステル油など広範にわ
たり、また該透明液状組成物の用途に応じて適宜選択す
ることができる。例えば、牛脂、スクワラン、オリーブ
油、ホホバ油、マカデミアナッツ油、流動パラフィン、
トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン、トリ(2−
エチルヘキサン酸)グリセリル、イソプロピルミリステ
ート、バチルモノイソステアレート、ビタミンEアセテ
ート、ピリドキシンジオクタノエート、ミンクオイル、
ミリスチン酸ミリステート、オレイン酸オクチルドデカ
ノール、ラノリン、ラノリン脂肪酸誘導体、メチルポリ
シロキサン、イソステアリルコレステリルエステルなど
が挙げられ、これらは1種または2種以上を組み合わせ
て使用することができ、これらの配合量は組成物全量に
対して3〜70%が適当であり、さらに好ましくは10
〜60%である。本発明の透明液状組成物中における水
の配合量は、0.5〜80%が適当であり、さらに好まし
くは2〜60%である。水の配合量が0.5%より少ない
場合や80%を越えると白濁してしまう場合がある。
【0009】本発明の透明液状組成物の用途は広範にわ
たり、例えば保湿化粧料、浴用化粧料、クレンジング
料、マッサージ料、パック化粧料、頭髪化粧料、医薬品
基剤などとして使用することができる。本発明の透明液
状組成物は、常法に従って各成分を混合することにより
製造することができる。特に好ましい製法例としては、
ポリグリセリン高級脂肪酸エステル、非イオン性界面活
性剤及び分子内に2個以上の水酸基を有する水溶性物質
を均一に混合し、これに油性成分を添加し分散させる。
次いで水を徐々に加えて透明液状組成物を得る方法が挙
げられる。なお、この方法は加温することなしに、室温
において適用できるものであるが、一部の成分若しくは
添加物に固体状のものがあるときは、適宜加熱溶解すれ
ばよい。本発明の透明液状組成物には、上記の各必須成
分の他に、必要に応じて種々の任意成分を加えることも
できる。これらの任意成分の例としては、化粧料、医薬
品などに一般に使用される薬剤、防腐剤、色剤、香料、
保湿剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、スクラブ剤などの
顆粒、エタノール、組成物に粘稠性を付与し、感触を改
良する水溶性または油溶性の高分子化合物、主として毛
髪にコンディショニング効果を与えるカチオン性物質な
どが挙げられる。
【0010】以下、本発明を実施例及び比較例によりさ
らに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。なお、下記に示す配合量の単位は重量%で
ある。
【実施例1〜6】下記表1に示す組成で、成分(1) 〜
(5) を均一に混合し、これに(6) 及び(7)を分散させ、
精製水を徐々に加えて透明液状化粧料を調製した。得ら
れた液状化粧料の外観、のび及び安定性について評価
し、その結果を下記表1に示す。なお、成分(1) 〜(7)
は次の化合物である。 成分(1) : デカグリセリルモノラウレート(HLB=15.5 、
液状) 〃 (2) : ジグリセリルモノオレエート(HLB=6.5、ペー
スト状) 〃 (3) : POE(3)オレイルエーテル(HLB=6.5) 〃 (4) : POE(20) ソルビタンモノオレエート(HLB=15.
0) 〃 (5) : 1,3-ブタンジオール 〃 (6) : スクワラン 〃 (7) : トリ(カプリル・カプリン)グリセリン
【0011】
【表1】 ─────────────────────────────────── 実施例 実施例 実施例 実施例 実施例 実施例 1 2 3 4 5 6 ─────────────────────────────────── 成分(1) 15.0 8.9 - - - - 〃 (2) - - 11.7 12.2 9.0 21.2 〃 (3) 15.0 11.1 - - - - 〃 (4) - - 8.3 7.8 6.0 8.8 〃 (5) 19.0 19.0 15.0 16.0 20.0 20.0 〃 (6) 11.0 11.0 11.0 11.0 8.0 14.0 〃 (7) 11.0 11.0 11.0 11.0 8.0 14.0 精製水 29.0 39.0 43.0 42.0 49.0 22.0 ─────────────────────────────────── HLB 11.0 10.5 10.0 9.8 9.9 9.0 ─────────────────────────────────── 外観 透明 透明 透明 透明 透明 透明 液状 液状 液状 液状 液状 液状 ─────────────────────────────────── のび 良好 良好 良好 良好 良好 良好 ─────────────────────────────────── 40℃保存1ヶ 透明 透明 透明 透明 透明 透明 月後の外観 液状 液状 液状 液状 液状 液状 ───────────────────────────────────
【0012】
【比較例1〜4】下記表2に示す組成で、成分(1) 〜
(5) を均一に混合し、これに(6) 及び(7)を分散させ、
精製水を徐々に加えて液状化粧料を調製した。得られた
液状化粧料の外観、のび及び安定性について評価し、そ
の結果を下記表2に示す。なお、成分(1) 〜(7) は次の
化合物である。 成分(1) : デカグリセリルモノラウレート(HLB=15.5 、
液状) 〃 (2) : ジグリセリルモノオレエート(HLB=6.5、ペー
スト状) 〃 (3) : POE(2)オレイルエーテル(HLB=7.5) 〃 (4) : POE(7)オレイルエーテル(HLB=10.5) 〃 (5) : 1,3-ブタンジオール 〃 (6) : スクワラン 〃 (7) : トリ(カプリル・カプリン)グリセリン
【0013】
【表2】 ──────────────────────────── 比較例 比較例 比較例 比較例 1 2 3 4 ──────────────────────────── 成分(1) 9.0 11.0 - - 〃 (2) - - 9.0 11.0 〃 (3) 11.0 - 11.0 - 〃 (4) - 9.0 - 9.0 〃 (5) 15.5 15.5 15.5 18.0 〃 (6) 11.0 11.0 11.0 11.0 〃 (7) 11.0 11.0 11.0 11.0 精製水 42.5 42.5 42.5 40.0 ──────────────────────────── HLB 11.1 13.3 7.1 8.3 ──────────────────────────── 外観 白濁 白濁 白濁 半透明 液状 液状 クリーム状 液状 ──────────────────────────── のび 良好 良好 不良 良好 ──────────────────────────── 40℃保存1ヶ 半透明 分離白濁 分離白濁 分離半透明 月後の外観 液状 液状 液状 液状 ────────────────────────────
【0014】
【実施例7】ボディローションの調製:下記に示す組成
で、成分(1) 〜(3) 、(7) 及び(8)を均一に混合し、こ
れに(4) 〜(6) を分散させ、(9) を徐々に加えた。この
ようにして調製されたボディローションは透明で液状で
あった。これを適量のお湯に分散させて全身にかける
と、使用後、肌がしっとりとして滑らかになった。 成分 配合量(重量%) (1) デカグリセリルモノラウレート 7.4 (HLB=15.5 、液状) (2) POE(3)オレイルエーテル 8.1 (HLB=6.5) (3) 1,3-ブタンジオール 19.0 (4) トリ(カプリル・カプリン)グリセリン 5.5 (5) スクワラン 11.0 (6) ホホバ油 1.8 (7) 香料 0.5 (8) 防腐剤 0.4 (9) 精製水 46.3 HLB=10.8
【0015】
【実施例8】バスローションの調製:下記に示す組成
で、成分(1) 〜(3) 、(7) 及び(8) を均一に混合し、こ
れに(4) 〜(6) を分散させ、(10)を徐々に加え、最後に
(9) を混合した。このようにして調製されたバスローシ
ョンは透明で液状であった。これはお湯に速やかに分散
して均一に白濁した。 成分 配合量(重量%) (1) POE(20) ソルビタンモノラウレート 7.6 (HLB=16.7 ) (2) ジグリセリルモノオレエート 12.0 (HLB=6.5、ペースト状) (3) 1,3-ブタンジオール 13.0 (4) トリ(カプリル・カプリン)グリセリン 11.5 (5) スクワラン 11.0 (6) アボカド油 0.4 (7) 香料 0.5 (8) 防腐剤 0.3 (9) 染料 適量 (10)精製水 43.7 HLB=10.5
【0016】
【実施例9】クレンジングローションの調製:下記に示
す組成で、成分(1) 〜(3) 、(7) 及び(8) を均一に混合
し、これに(4) 〜(6) を分散させ、(9) を徐々に加え
た。このようにして調製されたクレンジングローション
は透明で液状であり、のび、広がりが良好で、肌に対す
る感触が柔らかい。クレンジングの後、水などでの洗い
落としが極めて良好であり、使用後はさっぱりするもの
であった。 成分 配合量(重量%) (1) デカグリセリルモノラウレート 11.2 (HLB=15.5 、液状) (2) ソルビタンモノイソステアレート 12.6 (HLB=5.0) (3) 1,3-ブタンジオール 17.5 (4) トリ(2-エチルヘキサン酸)グリセリル 16.0 (5) スクワラン 14.0 (6) マカデミアナッツ油 0.5 (7) 香料 0.3 (8) 防腐剤 0.4 (9) 精製水 27.5 HLB=9.9
【0017】
【実施例10】マッサージローションの調製:下記に示
す組成で、成分(1) 〜(3) 、(7) 及び(8) を均一に混合
し、これに(4) 〜(6) を分散させ、(9) を徐々に加え
た。このようにして調製されたマッサージローションは
透明で液状であり、のびがよく滑らかな感触で、マッサ
ージしやすい。マッサージの後、水などでの洗い流しが
良好で、みずみずしい肌になるものであった。 成分 配合量(重量%) (1) デカグリセリルモノミリステート 12.0 (HLB=14.0 、液状) (2) POE(3)オレイルエーテル 9.6 (HLB=6.5) (3) 1,3-ブタンジオール 19.0 (4) 流動パラフィン 15.0 (5) スクワラン 10.0 (6) ホホバ油 2.0 (7) 香料 0.3 (8) 防腐剤 0.3 (9) 精製水 31.8 HLB=10.7
【0018】
【実施例11】エモリエントパックの調製: 下記の組成
で、成分(1) 〜(3) 、(8) 及び(9) を均一に混合し、こ
れに(4) 〜(6) を分散させ、(11)を徐々に加え、最後に
(7) 、(10)を均一に溶解するまで混合した。このように
して得たエモリエントパックは透明で液状であった。こ
の適量を顔面に塗布し、適宜時間経過後、洗い流した。
このエモリエントパックはのびが良好で均一に塗布しや
すく、使用後の肌はしっとり滑らかになるものであっ
た。 成分 配合量(重量%) (1) POE(20) ソルビタンモノラウレート 8.9 (HLB=16.7 ) (2) ジグリセリルモノイソステアレート 14.0 (HLB=6.5、液状) (3) 1,3-ブタンジオール 22.0 (4) トリ(2-エチルヘキサン酸)グリセリル 13.0 (5) スクワラン 12.0 (6) ホホバ油 2.5 (7) アロエエキス 1.0 (8) 香料 0.3 (9) 防腐剤 0.3 (10)ポリビニルピロリドン 0.3 (11)精製水 25.7 HLB=10.5
【0019】
【実施例12】ヘアトリートメントの調製: 下記の組成
で、成分(1) 〜(4) 、(9) 及び(10)を均一に混合し、こ
れに成分(5) 〜(8) を分散させ、(12)を徐々に加え、最
後に(11)を混合した。このようにして得たヘアトリート
メントは透明で液状であった。濡らした毛髪にこれを直
接なじませるか、または適量をお湯などに分散させて毛
髪に適用し、適宜時間経過後、ぬるま湯などですすぐこ
とができる。使用後の毛髪はしっとりした感触で毛髪が
ぱさつかないものであった。 成分 配合量(重量%) (1) POE(20) ソルビタンモノラウレート 4.6 (HLB=16.7 ) (2) ジグリセリルモノオレエート 16.2 (HLB=6.5、ペースト状) (3) 塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 1.8 (4) 1,3-ブタンジオール 18.0 (5) オクチルドデカノール 7.0 (6) スクワラン 16.0 (7) ホホバ油 2.3 (8) シリコン油 0.3 (9) 香料 0.2 (10)防腐剤 0.3 (11)染料 適量 (12)精製水 33.3 HLB=8.8
【0020】
【実施例13】医薬品基剤の調製:下記の組成で、成分
(1) 〜(3) 及び(7) を均一に混合し、これに(4) 〜(6)
を分散させ、(8) を徐々に加えた。このようにして得た
医薬品基剤は透明で液状であり、のび、広がりに優れた
ものであった。 成分 配合量(重量%) (1) POE(20) ソルビタンオレエート 8.3 (HLB=15.0) (2) ジグリセリルモノオレエート 11.4 (HLB=6.5、ペースト状) (3) 1,3-ブタンジオール 13.0 (4) トリ(カプリル・カプリン)グリセリン 7.0 (5) スクワラン 15.0 (6) オリーブ油 1.0 (7) 防腐剤 0.2 (8) 精製水 44.1 HLB=10.1
【0021】
【発明の効果】本発明の透明液状組成物は、透明で、流
動性に優れた液である。この液は、直接若しくは適当に
希釈して使用するもので、直接使用する場合はのびや広
がりが良く、一方、水又は温湯に希釈して使用する場合
は、希釈時に直ちに溶解若しくは分散し、半透明若しく
は白濁した液となる。そして、この液状組成物は従来の
液状組成物の欠点とされていた、ベタツキ感、閉塞感、
重い感触がなく、油性成分が多量に配合された保湿性に
優れたものである。更にこの液は保存安定性に優れてお
り、保湿化粧料、浴用化粧料、クレンジング料、マッサ
ージ料、パック化粧料、頭髪化粧料、医薬品基剤などと
して有用である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室温で液状若しくはペースト状でありH
    LBが12以上の親水性ポリグリセリン高級脂肪酸エス
    テルの少なくとも1種、HLBが7以下の非イオン性界
    面活性剤の少なくとも1種、分子内に2個以上の水酸基
    を有する水溶性物質、油性成分及び水を含有することを
    特徴とする透明液状組成物。
  2. 【請求項2】 室温で液状若しくはペースト状でありH
    LBが8以下の親油性ポリグリセリン高級脂肪酸エステ
    ルの少なくとも1種、HLBが13以上の非イオン性界
    面活性剤の少なくとも1種、分子内に2個以上の水酸基
    を有する水溶性物質、油性成分及び水を含有することを
    特徴とする透明液状組成物。
  3. 【請求項3】 ポリグリセリン高級脂肪酸エステルと非
    イオン性界面活性剤を組み合わせたもののHLBが8〜
    13であることを特徴とする請求項1または2記載の透
    明液状組成物。
  4. 【請求項4】 組成物全量に対してポリグリセリン高級
    脂肪酸エステル及び非イオン性界面活性剤が合計して5
    〜40重量%、分子内に2個以上の水酸基を有する水溶
    性物質が2〜40重量%、油性成分が3〜70重量%及
    び水が0.5〜80重量%含まれることを特徴とする請求
    項1または2記載の透明液状組成物。
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Cited By (14)

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